JP2788653B2 - 流体圧シリンダのカバー取付け装置 - Google Patents

流体圧シリンダのカバー取付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流体圧シリンダのカバー取付け装置に関す
る。
〔従来の技術及びその課題〕
第4図は従来の流体圧シリンダのカバー取付け装置30
を示す断面図である。
第4図において、シリンダチューブ11の内周面には断
面が半円状の周溝32が形成され、カバー31の外周面には
断面が4分の1周分の円弧状の周溝33、及びこの周溝33
の底部から連続する円柱状の周面34が形成されている。
カバー取付け装置30においては、カバー31をシリンダ
チューブ11の奥方に挿入した後、シリンダチューブ11の
周溝32に半割り又は2分割の固定リング21を仮装着し、
カバー31を手前側(軸方向外方)に引き出し、カバー31
の周溝33を固定リング21に当接させる。
そして、カバー31が再び奥方へ移動するのを防止する
ため、シリンダチューブ11の端面に当接するリング状の
固定板35を用い、その外方からカバー31に設けたネジ穴
36に多数のボルト37を螺子込み、これによりカバー31を
引っ張って固定する。
このカバー取付け装置30では、カバー31の奥方への移
動を防止するために、カバー31に多数のネジ穴36を加工
し、固定板35及びボルト37を用いて固定しなければなら
ないので、多くの部品点数と作業工数とを要しており、
またカバー31の軸方向長さが長くなってしまうという問
題がある。
第5図は従来の他の例の流体圧シリンダのカバー取付
け装置40を示す断面図である。
第5図において、シリンダチューブ11の内周面には断
面が半円状の周溝42が形成され、カバー41の外周面端縁
部には断面が4分の1周分の円弧状の周溝43が形成され
ている。
このカバー取付け装置40においては、カバー41が奥方
へ移動するのを防止するため、カバー41の径小部の外周
面に設けた螺子47に螺合するリング状の固定ナット46を
係合部45を利用して螺子込み、固定ナット46の外周面端
縁部に設けた4分の1周分の円弧状の周溝44によって固
定リング21を押さえるようになっている。
したがって、このカバー取付け装置40においても、カ
バー41の螺子47の加工や固定ナット46が必要になるた
め、上述と同様に多くの部品点数と作業工数とを要する
という問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑み、部品点数を増加させる
ことなく、また作業工数を増大させることなく、カバー
を容易にシリンダチューブに固定することができるとと
もに、軸方向の寸法を小さくして流体圧シリンダを小型
に構成することのできるカバー取付け装置を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するため、請求項1の発明は、シリ
ンダチューブと、前記シリンダチューブの内周面を摺動
するピストンと、前記シリンダチューブの端面を閉塞す
るカバーとを有し、前記カバーの外周面及び前記シリン
ダチューブの内周面にそれぞれ設けられた周溝に装着さ
れた固定リングによって、当該カバーが当該シリンダチ
ューブに対して固定されてなる流体圧シリンダにおい
て、前記カバーの軸方向外方の端面には、リング状の薄
肉部が形成されており、前記固定リングが前記カバーの
周溝に装着された後に前記薄肉部が半径方向外方へかし
められることによって前記固定リングと当該カバーとが
軸方向に固定されてなることを特徴として構成される。
請求項2の発明では、請求項1に記載の固定リング
が、周方向の複数箇所において分割された複数の固定リ
ング部片からなり、前記固定リング部片の各端部におい
て、前記薄肉部がかしめられてなることを特徴として構
成される。
〔作 用〕
カバーは、カバーの外周面及びシリンダチューブの内
周面にそれぞれ設けられた周溝に装着された固定リング
によって、シリンダチューブに対して固定される。
固定リングがカバーの周溝に装着された後に、薄肉部
が半径方向外方へかしめられることによって、固定リン
グと当該カバーとが軸方向に固定されており、これによ
ってカバーがシリンダチューブの軸方向外方へ移動する
ことが防止される。
固定リングは、例えば周方向の複数箇所において分割
された複数の固定リング部片からなっており、これら固
定リング部片の各端部において薄肉部がかしめられる。
これによって、各固定リング部片はそれぞれの端部にお
いて径大となる方向に弾性変形を受け、各固定リング部
片は弾性力を有した状態で周溝に装着される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係るカバー取付け装置2の要部を示
す断面図、第2図は本発明に係る流体圧シリンダ1の断
面正面図である。
これらの図において、流体圧シリンダ1は、シリンダ
チューブ11、シリンダチューブ11内を摺動するピストン
12、ピストン12に連結されたピストンロッド13、シリン
ダチューブ11の両端部を閉塞するカバー14,15を有して
いる。
それぞれのカバー14,15は、断面が円形で後述のよう
に2分割された固定リング21を用いたカバー取付け装置
2,3によって、シリンダチューブ11に固定されている。
カバー取付け装置2,3は互いに同様の構成であるので、
一方のカバー取付け装置2のみについて説明する。
シリンダチューブ11の内周面には、断面が半円状の周
溝22が形成され、周溝22の軸方向の内側には、周溝22に
連続するテーパ状の案内部23が形成されている。
カバー14の外周面には、断面が4分の1周分の円弧状
の周溝24が形成され、周溝24の軸方向の外側には、カバ
ー14の端面から軸方向に延びるリング状の薄肉部27が形
成されており、この薄肉部27の外周面には、上述の周溝
24の底部から連続する円柱状の周面25、及び周面25に連
続して徐々に径小となる案内面26が形成されている。
周溝24の底部の半径は、固定リング21の断面の半径よ
りも僅かに小さい半径を有しており、固定リング21を周
溝24に容易に嵌め込む(仮装着する)ことが可能となっ
ている。
案内面26は、固定リング21を周溝24に嵌め込む際のガ
イドである。
第3図(a)は固定リング21の拡大正面図、第3図
(b)は固定リング部片21aの端部の拡大図である。
これらの図において、固定リング21は、丁度半分に分
割された固定リング部片21a,21aからなっている。各固
定リング部片21aは、その両端部の外周面側が平面的に
削り取られ、そこに面取り部21b,21bが形成されてい
る。
なお、第2図において、16,17はポート、18はダスト
ワイパー、19,19…はパッキンである。
次に、上述の流体圧シリンダ1及びカバー取付け装置
2,3の組み立てについて説明する。
まず、シリンダチューブ11に、カバー15の側の固定リ
ング21を仮装着し、カバー15を第2図の左側からシリン
ダチューブ11の内周面に挿入し、さらに右方向(矢印M1
方向)の端まで移動させる。
次に、シリンダチューブ11にピストン12を挿入し、さ
らにカバー14を挿入する。このときカバー14は、周溝24
が周溝22を越えて奥の方に入るまで挿入する。
そして、カバー14の側の固定リング21を周溝22に仮装
着した後、ポート16(又はポート17)に圧流体を供給す
る。
そうすると、圧流体によってピストン12が一方向に押
されるとともに、カバー14,15がそれぞれ外方へ押され
るので、その状態で、いずれか一方のカバー14,15を上
に向けて適当な台上に載置し、薄肉部27の内周側の空間
29にポンチの先端を挿入し、ポンチを叩いて薄肉部27を
第1図の鎖線で示すように外側にかしめる。
このとき、薄肉部27のかしめを行う周方向の位置は、
各固定リング部片21aの両端部の位置において行う。こ
れによって、各固定リング部片21aの両端部が外側に向
かって押されて径大となる方向に弾性変形を受け(第3
図(b)参照)、各固定リング部片21aは弾性力を有し
た状態で周溝24に装着されるので、ガタツキがなく確実
に固定される。
なお、薄肉部27をかしめるために用いるポンチは、そ
の先端の形状を、空間29の形状及びかしめが完了したと
きの薄肉部27の形状に対応して形成しておくと、熟練者
でなくとも容易確実にかしめを行うことができて好都合
である。
カバー14,15は、それぞれ周溝22と周溝24との間に固
定リング21が装着されて固定されているため、それぞれ
外方への移動は完全に防止されているとともに、固定リ
ング21が薄肉部27のかしめにより固定されているので、
それぞれ内方への移動も防止されている。内方への移動
に対する固定力は、薄肉部27の寸法、かしめの量、及び
カバー14,15の材質などによって異なるが、例えば数十K
gの荷重に耐えれるようにしておくと、通常の使用には
充分であるとともに、流体圧シリンダ1の組み立て及び
分解も容易である。
また、流体圧シリンダ1を分解する場合には、薄肉部
27のかしめ部分を適当な工具で元に戻し、固定リング21
を取り外す。再組み立てを行うには、上述と同様に組み
立てを行った後、前回とは異なった周方向位置において
薄肉部27をかしめる。
上述の実施例によると、カバー14,15に薄肉部27を形
成し、薄肉部27の適所をかしめるという塑性加工により
固定リング21が固定され、これによって固定リング21が
周溝24から抜け出ないようになるため、部品点数を増加
させることなく、また組み立て工数を増加させることな
く、カバー14,15を容易に確実に固定することができ
る。また、カバー14,15の軸方向の寸法が長くならず、
流体圧シリンダ1を小型に構成することができる。流体
圧シリンダ1の分解も可能である。固定リング21が2分
割された2個の固定リング部片21aからなり、しかも固
定リング部片21aに面取り部21bが形成されているので、
固定リング部片21aを装着する際にシリンダチューブ11
の内周面などを傷付けることがない。周溝24の加工が容
易であるため小径の流体圧シリンダにも適する。
また、シリンダチューブ11の内周面には段差を設ける
必要がないので、円筒状の長い管材を軸方向に適当寸法
で切断することによってシリンダチューブ11を得ること
ができ、コストの低減が図れる。
上述の実施例において、周溝22及び周溝24の断面形状
及び寸法は、固定リング21が装着可能な程度のものであ
ればよい。薄肉部27の周方向の適当箇所に、かしめを容
易にするための半径方向のスリットを設けてもよい。ま
た、薄肉部27自体を周方向に部分的に設けるようにして
もよい。つまり、薄肉部27がリング状であるとは、薄肉
部27が連続的であるか断続的であるかに係らず、全体と
してリング状に配置されていればよい。固定リング21
は、周方向の1箇所又は3箇所以上を切断して分割した
ものでもよい。その他、流体圧シリンダ1の各部の構
造、形状、寸法、材質などは、上述した以外に種々変更
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、部品点数を増加させることなく、ま
た作業工数を増大させることなく、カバーを容易にシリ
ンダチューブに固定することができるとともに、流体圧
シリンダの軸方向の寸法を小さくして小型に構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカバー取付け装置の要部を示す断
面図、第2図は本発明に係る流体圧シリンダの断面正面
図、第3図(a)は固定リングの拡大正面図、第3図
(b)は固定リング部片の端部の拡大図、第4図は従来
の流体圧シリンダのカバー取付け装置を示す断面図、第
5図は従来の他の例の流体圧シリンダのカバー取付け装
置を示す断面図である。 1……流体圧シリンダ、2,3……カバー取付け装置、11
……シリンダチューブ、12……ピストン、14,15……カ
バー、21……固定リング、21a……固定リング部片、22
……周溝、24……周溝、27……薄肉部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダチューブと、 前記シリンダチューブの内周面を摺動するピストンと、 前記シリンダチューブの端面を閉塞するカバーと を有し、 前記カバーの外周面及び前記シリンダチューブの内周面
    にそれぞれ設けられた周溝に装着された固定リングによ
    って、当該カバーが当該シリンダチューブに対して固定
    されてなる流体圧シリンダにおいて、 前記カバーの軸方向外方の端面には、リング状の薄肉部
    が形成されており、 前記固定リングが前記カバーの周溝に装着された後に前
    記薄肉部が半径方向外方へかしめられることによって前
    記固定リングと当該カバーとが軸方向に固定されてなる ことを特徴とする流体圧シリンダのカバー取付け装置。
  2. 【請求項2】前記固定リングは、周方向の複数箇所にお
    いて分割された複数の固定リング部片からなり、 前記固定リング部片の各端部において、前記薄肉部がか
    しめられてなる ことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダのカ
    バー取付け装置。
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