JP2788188B2 - 締固め機械のホース格納装置 - Google Patents

締固め機械のホース格納装置

Info

Publication number
JP2788188B2
JP2788188B2 JP9953894A JP9953894A JP2788188B2 JP 2788188 B2 JP2788188 B2 JP 2788188B2 JP 9953894 A JP9953894 A JP 9953894A JP 9953894 A JP9953894 A JP 9953894A JP 2788188 B2 JP2788188 B2 JP 2788188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
storage device
bracket
chassis
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9953894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07305306A (ja
Inventor
洋 藤川
和史 中川
毅 平山
浩史 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP9953894A priority Critical patent/JP2788188B2/ja
Publication of JPH07305306A publication Critical patent/JPH07305306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788188B2 publication Critical patent/JP2788188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は散水を必要とする用途に
用いられる締固め機械において、吸水などのために使用
するホースをコンパクトに格納するためのホース格納装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アスファルト道路や地道の整地の
際に路面に散水するタイヤローラなどの多くは、貯水池
などから吸水して車体内のタンクに貯水し、必要に応じ
て散水するようにしている。そのために吸水用のホース
を搭載しているのが一般的である。
【0003】その場合、実開昭63−100505号公
報に開示されているように、また添付の図6にも示すよ
うに、ホースHはその長さがそれほど長くない(通常5
〜10m程度である)こともあって、車体51の上面、
すなわち床上に適当に丸めて載置しておくだけであり、
とくに格納し、さらに係止するための器具や装置が備わ
っているものは知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の収納方法ではホースが常に風雨に曝されるためにそ
の劣化が早い。また、とくに吸水用のホースは池などか
らの汚泥吸引防止のために通常その先端に金網から形成
されたストレーナーSが装着されているため、そのスト
レーナーSの腐食や損傷もはげしくなる。
【0005】さらに、タイヤローラの床面の高さは通常
人の身長と同等あるいはそれ以上あるため、ホースの上
げ下ろしが厄介である。床面から落とせばストレーナー
の損傷は一層はげしくなり、破損のおそれもある。ま
た、使用後に丸めて縛りつける作業も楽なものではな
い。
【0006】それに、たとえばタイヤローラが吸水先の
池などに接近することができて、使用するホースの長さ
が短くてよい場合であっても引出し長さの調節ができな
いのでホース全体を床面から下ろす必要がある。
【0007】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、ホースの出し入れおよび引出し長さの
調節が容易であり、しかも格納後は外部に露出すること
がないため、外見が見苦しくなくホースやストレーナー
の極度の劣化も防止しうる、という利点を具えたホース
格納装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のホース格納装置
は、ホースを巻き付けておくためのガイド部材が突設さ
れた格納用ブラケットと、該ブラケットを格納する格納
スペースを外部に対して開閉するための蓋部材とから構
成されている。
【0009】前記格納用ブラケットを平板状にし、前記
ガイド部材を、前記ブラケット上にホースが係止されつ
つ実質的に渦巻状に巻かれうるように配列した複数本の
ガイドピンから構成するのが、製造容易および取扱便利
という点で好ましい。
【0010】前記ブラケットを、その面が鉛直方向より
若干傾斜するようにホース格納スペース内に取り付ける
のが、巻き付けホースの外れ防止、取扱容易の点で好ま
しい。
【0011】
【作用】本発明のホース格納装置によれば、それがシャ
シーの端部に設置されるためにホースの格納位置が作業
者の作業しやすい高さに位置することとなり、ホースの
出し入れに便利である。そして、ホースを格納する際に
はガイド部材に沿ってまたは係止しつつ巻き込んでいけ
ばよく、一方、ホースを引き出すときにはホースの先端
から順にガイド部材から外しつつ引き出すため、必要な
長さだけ容易に引き出すことができる。格納後のホース
は、格納に要するスペース内に納まって蓋部材で閉止さ
れるため、外部へ落下したりせず、外観も見苦しくな
い。
【0012】また、平板状のブラケットと複数本のガイ
ドピンとを有するホース格納装置にあっては、製造が容
易であり、しかも軽量であるため、シャシーへの取り付
けが簡単になる。ホースも渦巻き状に巻かれるため、出
し入れが一層容易になる。
【0013】
【実施例】つぎに、図面を参照しつつ本発明のホース格
納装置の実施例を説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係るホース格納
装置がタイヤローラに取り付けられ、ホースが巻かれた
状態を示す平面図、図2は図1のタイヤローラの側面
図、図3は図1、2のタイヤローラにおける吸散水機構
の一例を示す配管図、図4は本発明のホース格納装置の
一実施例をその背面側から見た斜視図、図5は本発明の
ホース格納装置の一実施例をその正面側から見た斜視図
である。
【0015】図1〜2に示されているのはタイヤローラ
Rであり、その後端にホース格納装置(以下、単に格納
装置という)1が設置されている。格納装置1はシャシ
ーの後端上におけるボディカバーB内にとりつけられ、
その両側には後部のタイヤを駆動する油圧モータMが配
設され、背部には吸散水用ポンプPが配設されている。
格納装置1の一部を構成する蓋部材2は前記ボディカバ
ーBに開閉自在に取り付けられている。蓋部材2によっ
て開閉されるボディカバーB内のスペースはホースHを
格納するのに十分な容積が確保されている。ホースHの
一端は第1三方切換弁(図3におけるV1)に接続さ
れ、他端にはストレーナーSが取り付けられている。ま
た、格納装置1が設置されるシャシーの後端部は、一般
のタイヤローラではちょうど地上の作業者にとって取扱
い易い位置となる。
【0016】因みに、図1、2に示されるタイヤローラ
Rの吸散水機構は、図3に示されるように、ストレーナ
ーS付きホースHが第1三方切換弁V1に接続され、そ
こからホースh1によって吸散水用ポンプPに接続さ
れ、この吸散水用ポンプPから第2三方切換弁V2まで
ホースh2が接続され、第2三方切換弁V2から、水タ
ンクTまでホースh3が接続されるとともに散水ノズル
Nへもホースh4が接続されている。また、第1三方切
換弁V1は水タンクTへもホースh5によって接続され
ている。したがって、ホースHによって吸水して第1三
方切換弁V1→ホースh1→吸散水用ポンプP→ホース
h2→第2三方切換便V2→ホースh3を通して水タン
クTに給水しておき、散水時には水タンクTからホース
h5→第1三方切換弁V1→ホースh1→吸散水用ポン
プP→ホースh2→第2三方切換弁V2→ホースh4を
通して散水ノズルNから散水される。
【0017】つぎに、格納装置1の一部を構成するホー
ス巻き付け部材3は、図4に示されるようにほぼ楕円板
状の基板4とその正面側周縁に立設された側板5と基板
4の背面に取り付けられたサポート固定金具6とから形
成されるブラケット7、そしてこのブラケット7を車体
に固定するためのサポート部材8から構成されている。
本実施例ではサポート固定金具6は単にL字状に曲げら
れた板金から形成され、溶接で基板4の背面に固着され
ている。サポート部材8もL字状に曲げられた板金から
形成されている。サポート固定金具6のいわば鉛直部6
aには裏側にそれぞれナット(図示されていない)が固
着された貫通孔10が穿孔されている。
【0018】サポート部材8のいわば鉛直部8aには前
記貫通孔10と対応する部位に貫通孔11が穿孔されて
おり、またそのいわば水平部8bにもシャシーにボルト
止め用の貫通孔12が穿孔されている。かかる構成のホ
ース巻き付け部材3は、あらかじめサポート部材8をそ
の貫通孔8bを利用してシャシーにボルト止めしてお
き、ついでブラケット7のサポート固定金具6をボルト
によってサポート部材8に固定して取り付ける。このよ
うに取り付けることにより、ホース巻き付け部材3はそ
のホースが巻き付く面が鉛直より若干傾斜した状態にな
るため、ホースが外れにくく、しかも引き出しかつ巻き
付ける作業を地上から容易に行うことができる。
【0019】図5に示されるように、前記ブラケット7
の基板4の正面側(側板5が立設されている側)には複
数本のガイドピン13が突設されている。このガイドピ
ン13は、ホースをそれに係止しつつほぼ渦巻き状に巻
き付けていくためのものである。ピン状にしたのは製造
が容易であり、しかも固定が簡単であるからであるが、
とくにピンに限定されることはなく、たとえば渦巻き状
に突設したガイドプレートなどであってもよい。
【0020】また、前記側板5は、巻かれたホースがブ
ラケット7の外方へはみ出して後輪駆動用の油圧モータ
などの他の機器に干渉することを防止するために設けら
れている。側板5の一部分は切り欠かれており、この切
り欠き14を前記第1三方切換弁(図3におけるV1)
に向かうホースが通ることとなる。
【0021】本実施例では、前記サポート部材8はボル
トによってシャシーに固定されているが、とくにボルト
に限定されることはなく、たとえば溶接など、公知の固
定手段を用いてもよい。また、ブラケットの形状も楕円
形状に限定されることはなく、たとえば四角形などの多
角形、円形という具合にボディカバー内のスペース形状
が許す範囲で適宜選択できるものである。同じく、ブラ
ケットの取り付け姿勢もとくに前述の姿勢に限定される
ことはなく、鉛直方向であっても水平方向であってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ホースの格納位置が作
業者の作業しやすい高さに位置し、しかもホースの出し
入れおよび引出し長さの調節が容易であり、さらに格納
後は蓋部材で閉止されるため、ホースが外部へ落下した
りせず、外部に露出することがないので外見が見苦しく
なく、またホースやストレーナーの極度の劣化も防止し
うるという効果を奏する。
【0023】叙上のごとき優れた効果を奏する本発明の
格納装置は、製造が容易であり、しかも軽量であるた
め、シャシーへの取り付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る格納装置がタイヤロー
ラに取り付けられ、ホースが巻かれた状態を示す平面図
である。
【図2】図1のタイヤローラの側面図である。
【図3】図1、2のタイヤローラにおける吸散水機構の
一例を示す配管図である。
【図4】本発明の格納装置の一実施例をその背面側から
見た斜視図である。
【図5】本発明の格納装置の一実施例をその正面側から
見た斜視図である。
【図6】従来のホースの収納例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・格納装置 2・・・蓋部材 3・・・ホース巻き付け部材 4・・・基板 7・・・ブラケット 8・・・サポート部材 13・・・ガイドピン H・・・ホース S・・・ストレーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 浩史 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重 工業株式会社 播州工場内 (56)参考文献 実開 平5−47007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】締固め機械のシャシー端部に設置されるホ
    ース格納装置であって、ホースを巻き付けておくための
    ガイド部材が突設された格納用ブラケットと、該ブラケ
    ットを格納する格納スペースを外部に対して開閉するた
    めの蓋部材とから構成されてなる締固め機械のホース格
    納装置。
  2. 【請求項2】前記格納用ブラケットが平板状を呈してお
    り、前記ガイド部材が、前記ブラケット上にホースが係
    止されつつ実質的に渦巻状に巻かれうるように配列され
    た複数本のガイドピンである請求項1記載のホース格納
    装置。
  3. 【請求項3】前記ブラケットが、その面が鉛直方向より
    若干傾斜するようにシャシー端部に形成したホース格納
    スペース内に取り付けられてなる請求項1記載のホース
    格納装置。
JP9953894A 1994-05-13 1994-05-13 締固め機械のホース格納装置 Expired - Fee Related JP2788188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9953894A JP2788188B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 締固め機械のホース格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9953894A JP2788188B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 締固め機械のホース格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07305306A JPH07305306A (ja) 1995-11-21
JP2788188B2 true JP2788188B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=14249980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9953894A Expired - Fee Related JP2788188B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 締固め機械のホース格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2788188B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004065081A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Koshin:Kk 液体散布器
JP6113105B2 (ja) * 2014-04-02 2017-04-12 日立建機株式会社 締固め機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07305306A (ja) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4438606A (en) Shelter for protecting large-size objects
DE102009010852B4 (de) Stützstruktur einer Fahrzeugstromleitung
US10071670B2 (en) Enclosed hose reel used for sewer jetting
EP0330426A2 (en) Vehicle bumper assembly
WO2010043409A1 (de) Solargenerator
US7185920B2 (en) Retractable wheel and track covers
EP0687509B1 (de) Hochdruck-Reiniger
JP2788188B2 (ja) 締固め機械のホース格納装置
DE102009030583A1 (de) Kraftstofftank für ein Kraftfahrzeug
DE2733338A1 (de) Abdeckung
JPWO2009017076A1 (ja) 建設機械
US20040131454A1 (en) Apparatus for laying tarpaulin
US11560885B2 (en) Portable pump with hose reel and transport
DE19935009C2 (de) Zugmaschine
DE202020002206U1 (de) Fahrradgarage
DE202020100482U1 (de) Kammer mit Toilette, und damit ausgestattetes Fahrzeug
EP1508472B1 (de) Fahrzeug mit aufrichtbarer Plane
DE202006020376U1 (de) Universeller Anhänger und austauschbarer Überbau für solchen Anhänger
DE202007008744U1 (de) Faltbare Hülle für Wohnmobile
JPH062447A (ja) 移動可能な折畳み簡易車庫
DE3014724A1 (de) Planen-auf- und abzievorrichtung fuer grosszelte
CN113353852A (zh) 一种叉车用遮雨结构
JP3712703B2 (ja) カーポート
EP1110779A2 (de) Abdeckplane mit Solarzellen für Fahrzeuge
JP3007265U (ja) 開閉式自動車用車庫

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees