JP2787251B2 - 天井チャンバの組立構造および天井パネル取付具 - Google Patents

天井チャンバの組立構造および天井パネル取付具

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JP2787251B2
JP2787251B2 JP3088447A JP8844791A JP2787251B2 JP 2787251 B2 JP2787251 B2 JP 2787251B2 JP 3088447 A JP3088447 A JP 3088447A JP 8844791 A JP8844791 A JP 8844791A JP 2787251 B2 JP2787251 B2 JP 2787251B2
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クリーンルームなど
の天井チャンバの組立構造および天井パネル取付具に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の天井チャンバの組立構造とし
て、建物の天井部の固定部材に複数の吊ボルトを介して
互いに平行な複数の細長い上部天井パネル取付具が水平
に吊下げられ、これらの上部天井パネル取付具に複数の
吊ボルトを介して複数の下部天井パネル取付具が吊下げ
られており、上部天井パネル取付具に複数の上部天井パ
ネルが水平に取付けられるとともに、下部天井パネル取
付具に複数の下部天井パネルが水平に取付けられて、上
下の天井パネルの間に天井チャンバが形成されているも
のが知られている。
【0003】このような従来の天井チャンバの組立構造
において、上部天井パネル取付具は鋼材により角筒状に
形成されている。上部天井パネルは上部天井パネル取付
具に下側から取付けられ、下部天井パネル取付具との間
の吊ボルトの上端部が上部天井パネルと上部天井パネル
取付具の下壁とを貫通してこれらを固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の天
井チャンバの組立構造においては、上部天井パネルが上
部天井パネル取付具に下側から取付けられるため、作業
性が悪く、危険も大きい。
【0005】吊ボルトが上部天井パネルを貫通している
ので、空気漏れを防止するためにパネルの下側からシー
ル塗りを行なう必要があるが、下側からのシール塗り作
業は作業性が悪く、均一な品質のシールを得ることが困
難である。
【0006】吊ボルトの位置が固定式であり、施工中に
位置調整が簡単にできない。
【0007】天井チャンバ内にダクト、配管類を通すこ
とがあるが、これらの支持手段がなく、作業が困難であ
る。
【0008】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
作業が容易で、シール効果の高い天井チャンバの組立構
造および天井パネル取付具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による天井チャ
ンバの組立構造は、建物の天井部の固定部材に複数の吊
ボルトを介して互いに平行な複数の細長い上部天井パネ
ル取付具が水平に吊下げられ、これらの上部天井パネル
取付具に複数の吊ボルトを介して複数の下部天井パネル
取付具が吊下げられており、上部天井パネル取付具に複
数の上部天井パネルが水平に取付けられるとともに、下
部天井パネル取付具に複数の下部天井パネルが水平に取
付けられて、上下の天井パネルの間に天井チャンバが形
成されている天井チャンバの組立構造において、上部天
井パネル取付具が、高さに比べて水平方向の長さが大き
い取付具本体と、この取付具本体の両側面に取付けられ
るパネル固定部材とからなり、取付具本体の上面に取付
具本体の長さ方向にのびる横断面逆T形の上部スライド
みぞが形成され、取付具本体の下面に取付具本体の長さ
方向にのびる横断面T形の下部スライドみぞが形成さ
れ、取付具本体の両側面に水平方向に張出して取付具本
体の長さ方向にのびるパネル支持部が形成されており、
上部スライドみぞに摺動可能にはめられたナットと上部
スライドみぞの上に配置されたナットが固定部材との間
の吊ボルトの下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが取付
具本体に固定され、下部スライドみぞに摺動可能にはめ
られたナットと下部スライドみぞの下に配置されたナッ
トが下部天井パネル取付具との間の吊ボルトの上端部に
ねじ込まれてこの吊ボルトが取付具本体に固定されてお
り、上部天井パネルの縁部が、パネル支持部にのせら
れ、取付具本体に取付けられたパネル固定部材によって
固定されていることを特徴とするものである。
【0010】上部天井パネル取付具がこれらと直角をな
す水平方向に細長い固定部材に吊ボルトを介して吊下げ
られており、これらの吊ボルトの上端部が固定部材に固
定部材長さ方向の位置の調整ができるように固定されて
いることがある。
【0011】上部天井パネル取付具の下部スライドみぞ
に固定された複数の吊ボルトの下端部に複数の中間支持
部材が吊下げられ、これらの中間支持部材に吊ボルトを
介して下部天井パネル取付具が吊下げられていることが
ある。
【0012】中間支持部材が、上部天井パネル取付具と
直角をなす水平方向にのびる細長いものであり、中間支
持部材の上面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断面
逆T形の上部スライドみぞが形成され、中間支持部材の
下面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断面T形の下
部スライドみぞが形成され、上部スライドみぞに摺動可
能にはめられたナットと上部スライドみぞの上に配置さ
れたナットが上部天井パネル取付具との間の吊ボルトの
下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが中間支持部材に固
定され、下部スライドみぞに摺動可能にはめられたナッ
トと下部スライドみぞの下に配置されたナットが下部天
井パネル取付具との間の吊ボルトの上端部にねじ込まれ
てこの吊ボルトが中間支持部材に固定されていることが
ある。
【0013】この発明による天井パネル取付具は、高さ
に比べて水平方向の長さが大きい取付具本体と、この取
付具本体の両側面に取付けられるパネル固定部材とから
なり、取付具本体の上面に取付具本体の長さ方向にのび
る横断面逆T形の上部スライドみぞが形成され、取付具
本体の下面に取付具本体の長さ方向にのびる横断面T形
の下部スライドみぞが形成され、取付具本体の両側面に
水平方向に張出して取付具本体の長さ方向にのびるパネ
ル支持部が形成されており、パネル支持部にのせられた
天井パネルの縁部の上の取付具本体の側面にパネル固定
部材が取付けられて天井パネルを固定するようになされ
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上部パネル取付具のパネル支持部に上部天井パ
ネルの縁部がのせられるので、パネルを取付具の間に上
側から落とし込むことができ、作業性がよく、安全であ
る。
【0015】上部天井パネルの縁部が上部パネル取付具
のパネル支持部に乗せられてその上の取付具に取付けら
れたパネル固定部材によって固定されるので、吊ボルト
などがパネルを貫通することがなく、したがって、パネ
ルの上側からシールを塗ることができ、シールの下側か
らシールを塗る必要がない。このため、作業性がよく、
点検などが容易で、高いシール品質が確保できる。
【0016】上部パネル取付具の本体の上下に形成され
たスライドみぞに摺動可能にはめられたナットとスライ
ドみぞの上または下に配置されたナットが吊ボルトの端
部にねじ込まれているので、施工中に吊ボルトの位置決
め、位置調整が容易にできる。
【0017】上部天井パネル取付具がこれらと直角をな
す水平方向に細長い固定部材に吊ボルトを介して吊下げ
られており、これらの吊ボルトの上端部が固定部材に固
定部材長さ方向の位置の調整ができるように固定されて
いれば、施工中の吊ボルトの位置決め、位置調整がさら
に容易になる。
【0018】上部天井パネル取付具の下部スライドみぞ
に固定された複数の吊ボルトの下端部に複数の中間支持
部材が吊下げられ、これらの中間支持部材に吊ボルトを
介して下部天井パネル取付具が吊下げられていれば、中
間支持部材を利用してダクトや配管類を容易に支持する
ことができる。
【0019】このとき、中間支持部材が、上部天井パネ
ル取付具と直角をなす水平方向にのびる細長いものであ
り、中間支持部材の上面に中間支持部材の長さ方向にの
びる横断面逆T形の上部スライドみぞが形成され、中間
支持部材の下面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断
面T形の下部スライドみぞが形成され、上部スライドみ
ぞに摺動可能にはめられたナットと上部スライドみぞの
上に配置されたナットが上部天井パネル取付具との間の
吊ボルトの下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが中間支
持部材に固定され、下部スライドみぞに摺動可能にはめ
られたナットと下部スライドみぞの下に配置されたナッ
トが下部天井パネル取付具との間の吊ボルトの上端部に
ねじ込まれてこの吊ボルトが中間支持部材に固定されて
いれば、施工中にこれらの吊ボルトの位置決め、位置調
整も容易にできる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0021】なお、以下の説明において、互いに直交す
る2つの水平方向の一方(図1の左右方向)を縦方向、
他方(図2の左右方向)を横方向とする。
【0022】図1および図2において、建物の天井部に
同一水平面内において縦方向に平行にのびる複数の固定
部材(梁)(1) が固定されており、これらの固定部材
(1) に、複数の上部吊ボルト(2) を介して、同一水平面
内において横方向に平行にのびる複数の上部天井パネル
取付具(上部取付具)(3) が吊下げられている。
【0023】上部取付具(3) に、複数の中間吊ボルト
(4) を介して、同一水平面内において縦方向に水平にの
びる複数の中間支持部材(5) が吊下げられ、これらの支
持部材(5) に、複数の下部吊ボルト(6) を介して、複数
の下部天井パネル取付具(下部取付具)(7)(52) が吊下
げられている。
【0024】上部取付具(3) に複数の上部天井パネル
(上部パネル)(8) が水平に取付けられるとともに、下
部取付具(7)(52) に複数の下部天井パネル(下部パネ
ル)(9)が水平に取付けられ、上下のパネル(8)(9)の間
に天井チャンバ(10)が形成されている。
【0025】固定部材(1) は、I形鋼よりなる。
【0026】上部吊ボルト(2) は、垂直なターンバック
ル(11)、おねじ(右ねじ)が形成されて下端部がターン
バックル(11)の上部のめねじ(右ねじ)にねじはめられ
た垂直棒状の第1ボルト(12)、おねじ(左ねじ)が形成
されるとともに下端部に環状部(13a) が形成されて上端
部がターンバックル(11)の下部のめねじ(左ねじ)にね
じはめられた垂直棒状の第2ボルト(13)および縦方向か
ら見て逆U形をなすように上部が第2ボルト(13)の環状
部(13a) に通されて2股状の下端部におねじが形成され
たUボルト(14)よりなり、第1ボルト(12)の上端部が吊
部材(15)を介して固定部材(1) の下側フランジ(1a)に固
定されている。
【0027】図3に詳細に示すように、吊部材(15)は横
方向に分割された2つのコ字形の半体(16)(17)よりな
る。
【0028】2つの半体(16)(17)の上壁(16a)(17a)およ
び第2半体(17)の下壁(17b) の横幅はほぼ等しく、第1
半体(16)の下壁(16b) の横幅はこれらの2倍より大き
い。
【0029】2つの半体(16)(17)は第1半体(16)の下壁
(16b) の先端部が第2半体(17)の下壁(17b) の上にのる
ように組合わされ、各半体(16)(17)の上壁(16a)(17a)が
固定部材(1) のウェブ(1b)の両側の下側フランジ(1a)の
上にのせられている。
【0030】2つの半体(16)(17)の上下に重なり合った
下壁(16a)(17a)を下から貫通する垂直なボルト(18)にナ
ット(19)が上からねじはめられるとともに、2つの半体
(16)(17)の側壁(16c)(17c)を横方向に貫通する棒状のボ
ルト(20)に4つのナット(21)(22)(23)(24)が側壁(16c)
(17c)をそれぞれ挟むようにねじはめられており、これ
らによって2つの半体(16)(17)が連結されて、これらに
よって固定部材(1) の下側フランジ(1a)が挟まれてい
る。そして、縦方向の位置を調整したのち、上壁(16a)
(17a)の所要箇所を下側フランジ(1a)に溶接することに
より、吊部材(15)が固定部材(1) に固定されている。
【0031】上部吊ボルト(2) の第1ボルト(12)の上端
部が吊部材(15)の第1半体(16)の下壁(16b) の中央部に
下から通され、下壁(16b) の上下において第1ボルト(1
2)にねじはめられたナット(25)(26)により固定されてい
る。
【0032】図4に詳細に示すように、上部取付具(3)
は、高さに比べて横方向の長さが大きい垂直板状の取付
具本体(27)と、取付具本体(27)の両側面に取付けられる
横方向に長いパネル固定部材(28)とからなる。取付具本
体(27)およびパネル固定部材(28)は、アルミニウム(ア
ルミニウム合金も含む)製である。
【0033】取付具本体(27)の上下両縁部を除く部分は
横方向に長い垂直板状部(27a) となっており、板状部(2
7a) の上下両縁部に縦幅の広い広幅部(27b)(27c)がそれ
ぞれ形成されている。上側広幅部(27b) の上面の横方向
全長に横断面逆T形の上部スライドみぞ(29)が形成さ
れ、下側広幅部(27c) の下面の横方向全長に横断面T形
の下部スライドみぞ(30)が形成されている。
【0034】取付具本体(27)の両側面に、下側広幅部(2
7c) の上部から縦方向両側に張出した横方向に長いパネ
ル支持部(27d) が形成されている。
【0035】上側広幅部(27b) の少し下の板状部の両側
面に、縦方向斜め下向きに少しのびたのちに真下向きに
のびた横方向に長い挾持部(27e) が形成されている。
【0036】上部吊ボルト(2) のUボルト(14)の下端部
にそれぞれ2個のナット(31)(32)がねじはめられ、下側
のナット(32)が上部取付具(3) の上部スライドみぞ(29)
にはめられている。ナット(32)の二面幅はみぞ(29)下部
の幅よりわずかに小さくて、みぞ(29)上部の幅より大き
く、みぞ(29)内を横方向に移動しうるが、みぞ(29)内で
回転したり、みぞ(29)から上に抜けることはない。そし
て、横方向の位置を調整したのちに、みぞ(29)の上側の
ナット(31)を締付けることにより、Uボルト(14)が上部
取付具(3) に固定されている。
【0037】隣接する2つの上部取付具(3) の間に上部
パネル(8) が配置され、これらの縁部が取付具本体(27)
のパネル支持部(27d) の上にのせられている。パネル固
定部材(28)の垂直壁(28a) の上部が取付具本体(27)の板
状部(27a) と挾持部(27e) の間にはめられており、垂直
壁(28a) が板状部(27a) に密接するとともに、下部水平
壁(28b) が上部パネル(8) に密接して、これを上部取付
具(3) に固定している。
【0038】図示は省略したが、上部パネル(8) には、
上側からシールが施されている。
【0039】図1および図2において、中間吊ボルト
(4) は、垂直なターンバックル(33)、おねじ(右ねじ)
が形成されるとともに上端部に環状部(34a) が形成され
て下端部がターンバックル(33)の上部のめねじ(右ね
じ)にねじはめられた垂直棒状の第1ボルト(34)、縦方
向から見てU形をなすように下部が第1ボルト(34)の環
状部(34a) に通されて2股状の上端部におねじが形成さ
れた第1Uボルト(35)、おねじ(左ねじ)が形成される
とともに下端部に環状部(36a) が形成されて上端部がタ
ーンバックル(33)の下部のめねじ(左ねじ)にねじはめ
られた垂直棒状の第2ボルト(36)および横方向から見て
逆U形をなすように上部が第2ボルト(36)の環状部(36
a) に通されて2股状の下端部におねじが形成された第
2Uボルト(37)よりなる。
【0040】図4に詳細に示すように、中間吊ボルト
(4) の第1Uボルト(35)の上端部が、上部吊ボルト(2)
のUボルト(14)の場合と同様に、上部取付具(3) の下部
スライドみぞ(30)の部分に4つのナット(38)(39)によっ
て固定されている。
【0041】図5に詳細に示すように、中間支持部材
(5) は高さに比べて横幅が小さく上下の壁の肉厚が大き
い角筒状をなし、上面の横方向全長に横断面逆T形の上
部スライドみぞ(40)が形成され、下面の横方向全長に横
断面T形の下部スライドみぞ(41)が形成されている。中
間支持部材(5) は、アルミニウム製である。
【0042】中間吊ボルト(4) の第2Uボルト(37)の下
端部が、上部吊ボルト(2) のUボルト(14)の場合と同様
に、中間支持部材(5) の上部スライドみぞ(40)の部分に
4つのナット(42)(43)によって固定されている。
【0043】中間支持部材(5) は、横方向に平行にのび
る横断面コ字形の複数のアルミニウム製連結部材(44)に
よって連結されている。連結部材(44)は、上部スライド
みぞ(40)ならびにボルト(45)およびナット(46)を利用し
て中間支持部材(5) に固定されている。
【0044】下部吊ボルト(6) は、垂直なターンバック
ル(47)、おねじ(右ねじ)が形成されて下端部がターン
バックル(47)の上部のめねじ(右ねじ)にねじはめられ
た垂直棒状の第1ボルト(48)、おねじ(左ねじ)が形成
されて上端部がターンバックル(47)の下部のめねじ(左
ねじ)にねじはめられた垂直棒状の第2ボルト(49)より
なる。
【0045】下部吊ボルト(6) の第1ボルト(48)の上端
部が、上部吊ボルト(2) のUボルト(14)の場合と同様
に、中間支持部材(5) の下部スライドみぞ(41)の部分に
2つのナット(50)(51)によって固定されている。
【0046】下部取付具(7)(52) には縦方向に平行にの
びる縦方向取付具(7) と横方向にのびる横方向取付具(5
2)があり、これらの取付具(7)(52) は二重角筒状をな
す。
【0047】縦方向取付具(7) 上面の幅方向中央部に縦
方向にのびる突条(7a)が形成され、突条(7a)の上面の縦
方向全長に逆T形断面のスライドみぞ(53)が形成されて
いる。
【0048】下部吊ボルト(6) の第2ボルト(49)の下端
部が、第1ボルト(48)の場合と同様に、縦方向取付具
(7) のスライドみぞ(53)の部分に2つのナット(54)(55)
によって固定されている。
【0049】隣接する縦方向取付具(7) が横方向取付具
(52)によって連結され、これらによって形成された長方
形の開口を塞ぐように下部パネル(9) が取付けられてい
る。また、これらの開口の所要箇所にフィルタユニット
などが取付けられることもある。
【0050】図6は上部取付具(3) の変形例を示し、上
記実施例と対応する部分には同一の符号を付している。
【0051】この場合、パネル支持部(27d) は取付具本
体(27)の下側広幅部(27c) の下部に設けられている。ま
た、2つのパネル固定部材(28)の垂直壁(28a) が取付具
本体(27)の板状部(27a) に密接させられ、これらを貫通
するボルト(56)とナット(57)によって固定されている。
他は、上記実施例の場合と同様である。
【0052】図7は上部取付具(3) の他の変形例を示
し、上記実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
【0053】この場合、取付具本体(27)は高さに比べて
横幅が小さい角筒状をなし、その内部が複数の水平壁に
よって区画されている。そして、取付具本体(27)の下端
の下部スライドみぞ(30)の両側にパネル支持部(27d) が
形成されており、パネル固定部材(28)は上記実施例と同
様の方法または他の適宜な方法によって取付具本体(27)
の両側面に固定されている。他は、上記実施例の場合と
同様である。
【0054】
【発明の効果】この発明の天井チャンバの組立構造およ
び天井パネル取付具によれば、上述のように、上部パネ
ル取付具のパネル支持部に上部天井パネルの縁部がのせ
られるので、パネルを取付具の間に上側から落とし込む
ことができ、作業性がよく、安全である。
【0055】上部天井パネルの縁部が上部パネル取付具
のパネル支持部に乗せられてその上の取付具に取付けら
れたパネル固定部材によって固定されるので、吊ボルト
などがパネルを貫通することがなく、したがって、パネ
ルの上側からシールを塗ることができ、シールの下側か
らシールを塗る必要がない。このため、作業性がよく、
点検などが容易で、高いシール品質が確保できる。
【0056】上部パネル取付具の本体の上下に形成され
たスライドみぞに摺動可能にはめられたナットとスライ
ドみぞの上または下に配置されたナットが吊ボルトの端
部にねじ込まれているので、施工中に吊ボルトの位置決
め、位置調整が容易にできる。
【0057】上部天井パネル取付具がこれらと直角をな
す水平方向に細長い固定部材に吊ボルトを介して吊下げ
られており、これらの吊ボルトの上端部が固定部材に固
定部材長さ方向の位置の調整ができるように固定されて
いれば、施工中の吊ボルトの位置決め、位置調整がさら
に容易になる。
【0058】上部天井パネル取付具の下部スライドみぞ
に固定された複数の吊ボルトの下端部に複数の中間支持
部材が吊下げられ、これらの中間支持部材に吊ボルトを
介して下部天井パネル取付具が吊下げられていれば、中
間支持部材を利用してダクトや配管類を容易に支持する
ことができる。
【0059】このとき、中間支持部材が、上部天井パネ
ル取付具と直角をなす水平方向にのびる細長いものであ
り、中間支持部材の上面に中間支持部材の長さ方向にの
びる横断面逆T形の上部スライドみぞが形成され、中間
支持部材の下面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断
面T形の下部スライドみぞが形成され、上部スライドみ
ぞに摺動可能にはめられたナットと上部スライドみぞの
上に配置されたナットが上部天井パネル取付具との間の
吊ボルトの下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが中間支
持部材に固定され、下部スライドみぞに摺動可能にはめ
られたナットと下部スライドみぞの下に配置されたナッ
トが下部天井パネル取付具との間の吊ボルトの上端部に
ねじ込まれてこの吊ボルトが中間支持部材に固定されて
いれば、施工中にこれらの吊ボルトの位置決め、位置調
整も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す天井チャンバ組立構造
の横方向から見た垂直断面図である。
【図2】図1の天井チャンバ組立構造の横方向から見た
垂直断面図である。
【図3】図1の天井チャンバ組立構造の固定部材の部分
を拡大して示す斜視図である。
【図4】図1の天井チャンバ組立構造の上部天井パネル
取付具の部分を拡大して示す斜視図である。
【図5】図1の天井チャンバ組立構造の中間支持部材お
よび下部天井パネル取付具の部分を拡大して示す斜視図
である。
【図6】上部天井パネル取付具の変形例を示す垂直断面
図である。
【図7】上部天井パネル取付具の他の変形例を示す垂直
断面図である。
【符号の説明】
(1) 固定部材 (2) 上部吊ボルト (3) 上部天井パネル取付具 (4) 中間吊ボルト (5) 中間支持部材 (6) 下部吊ボルト (7) 下部天井パネル取付具 (8) 上部天井パネル (9) 下部天井パネル (10) 天井チャンバ (15) 吊部材 (27) 取付具本体 (27d) パネル支持部 (28) パネル固定部材 (29) 上部スライドみぞ (30) 下部スライドみぞ (31) ナット (32) ナット (38) ナット (39) ナット (40) 上部スライドみぞ (41) 下部スライドみぞ (42) ナット (43) ナット (50) ナット (51) ナット (52) 下部天井パネル取付具
フロントページの続き (72)発明者 桜田 直幹 東京都墨田区両国3丁目21−1 日軽冷 熱株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−55920(JP,U) 実開 昭57−181818(JP,U) 実開 昭61−155512(JP,U) 実開 平4−42515(JP,U) 実開 平2−71714(JP,U) 実開 平3−15914(JP,U) 実開 昭62−67017(JP,U) 実開 昭64−2810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 9/00 E04B 9/06 E04B 9/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の天井部の固定部材に複数の吊ボルト
    を介して互いに平行な複数の細長い上部天井パネル取付
    具が水平に吊下げられ、これらの上部天井パネル取付具
    に複数の吊ボルトを介して複数の下部天井パネル取付具
    が吊下げられており、上部天井パネル取付具に複数の上
    部天井パネルが水平に取付けられるとともに、下部天井
    パネル取付具に複数の下部天井パネルが水平に取付けら
    れて、上下の天井パネルの間に天井チャンバが形成され
    ている天井チャンバの組立構造において、 上部天井パネル取付具が、高さに比べて水平方向の長さ
    が大きい取付具本体と、この取付具本体の両側面に取付
    けられるパネル固定部材とからなり、取付具本体の上面
    に取付具本体の長さ方向にのびる横断面逆T形の上部ス
    ライドみぞが形成され、取付具本体の下面に取付具本体
    の長さ方向にのびる横断面T形の下部スライドみぞが形
    成され、取付具本体の両側面に水平方向に張出して取付
    具本体の長さ方向にのびるパネル支持部が形成されてお
    り、上部スライドみぞに摺動可能にはめられたナットと
    上部スライドみぞの上に配置されたナットが固定部材と
    の間の吊ボルトの下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが
    取付具本体に固定され、下部スライドみぞに摺動可能に
    はめられたナットと下部スライドみぞの下に配置された
    ナットが下部天井パネル取付具との間の吊ボルトの上端
    部にねじ込まれてこの吊ボルトが取付具本体に固定され
    ており、上部天井パネルの縁部が、パネル支持部にのせ
    られ、取付具本体に取付けられたパネル固定部材によっ
    て固定されていることを特徴とする天井チャンバの組立
    構造。
  2. 【請求項2】上部天井パネル取付具がこれらと直角をな
    す水平方向に細長い固定部材に吊ボルトを介して吊下げ
    られており、これらの吊ボルトの上端部が固定部材に固
    定部材長さ方向の位置の調整ができるように固定されて
    いることを特徴とする請求項1の天井チャンバの組立構
    造。
  3. 【請求項3】上部天井パネル取付具の下部スライドみぞ
    に固定された複数の吊ボルトの下端部に複数の中間支持
    部材が吊下げられ、これらの中間支持部材に吊ボルトを
    介して下部天井パネル取付具が吊下げられていることを
    特徴とする請求項1または2の天井チャンバの組立構
    造。
  4. 【請求項4】中間支持部材が、上部天井パネル取付具と
    直角をなす水平方向にのびる細長いものであり、中間支
    持部材の上面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断面
    逆T形の上部スライドみぞが形成され、中間支持部材の
    下面に中間支持部材の長さ方向にのびる横断面T形の下
    部スライドみぞが形成され、上部スライドみぞに摺動可
    能にはめられたナットと上部スライドみぞの上に配置さ
    れたナットが上部天井パネル取付具との間の吊ボルトの
    下端部にねじ込まれてこの吊ボルトが中間支持部材に固
    定され、下部スライドみぞに摺動可能にはめられたナッ
    トと下部スライドみぞの下に配置されたナットが下部天
    井パネル取付具との間の吊ボルトの上端部にねじ込まれ
    てこの吊ボルトが中間支持部材に固定されていることを
    特徴とする請求項3の天井チャンバの組立構造。
  5. 【請求項5】高さに比べて水平方向の長さが大きい取付
    具本体と、この取付具本体の両側面に取付けられるパネ
    ル固定部材とからなり、取付具本体の上面に取付具本体
    の長さ方向にのびる横断面逆T形の上部スライドみぞが
    形成され、取付具本体の下面に取付具本体の長さ方向に
    のびる横断面T形の下部スライドみぞが形成され、取付
    具本体の両側面に水平方向に張出して取付具本体の長さ
    方向にのびるパネル支持部が形成されており、パネル支
    持部にのせられた天井パネルの縁部の上の取付具本体の
    側面にパネル固定部材が取付けられて天井パネルを固定
    するようになされていることを特徴とする天井パネル取
    付具。
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