JP2787108B2 - 電力系統の監視制御方法及びその装置 - Google Patents
電力系統の監視制御方法及びその装置Info
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- JP2787108B2 JP2787108B2 JP2059365A JP5936590A JP2787108B2 JP 2787108 B2 JP2787108 B2 JP 2787108B2 JP 2059365 A JP2059365 A JP 2059365A JP 5936590 A JP5936590 A JP 5936590A JP 2787108 B2 JP2787108 B2 JP 2787108B2
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- computer
- monitoring
- power system
- database
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力系統の監視制御方法及びその装置に係
り、特に、監視制御対象の状態を複数台の計算機で監視
し、監視制御対象の状態に関する情報を授受する計算機
間で実行するに好適な電力系統の監視制御方法及びその
装置に関する。
り、特に、監視制御対象の状態を複数台の計算機で監視
し、監視制御対象の状態に関する情報を授受する計算機
間で実行するに好適な電力系統の監視制御方法及びその
装置に関する。
電力系統の状態を監視する装置としては、従来、文献
(電気学会電力研究会資料、PE−89−83、1989年7月)
に記載されているように、複数台の計算機と監視制御対
象である電力系統の状態を表すデータベースを備えて構
成されたものが知られている。又この種の装置に関連す
るものとして特開昭62−212762号公報及び特開平1−16
6230号が挙げられる。
(電気学会電力研究会資料、PE−89−83、1989年7月)
に記載されているように、複数台の計算機と監視制御対
象である電力系統の状態を表すデータベースを備えて構
成されたものが知られている。又この種の装置に関連す
るものとして特開昭62−212762号公報及び特開平1−16
6230号が挙げられる。
しかし、上記従来の技術ではデータベースの内容を分
割して伝送することについては配慮されておらず、デー
タベースの内容を全て伝送するようになっているため、
データベースの容量が大きくなると、LANなどの計算機
連系手段では通信容量の不足のため高速な演算処理がで
きないという不具合がある。
割して伝送することについては配慮されておらず、デー
タベースの内容を全て伝送するようになっているため、
データベースの容量が大きくなると、LANなどの計算機
連系手段では通信容量の不足のため高速な演算処理がで
きないという不具合がある。
特に、今後監視制御対象であるシステムの複雑化、大
規模化に伴って監視制御の内容も高度化し、取り扱うデ
ータ量も膨大なものとなる。このようなときに、従来の
方法では計算機連系手段の通信容量不足が高速処理演算
のネックとなる恐れがある。
規模化に伴って監視制御の内容も高度化し、取り扱うデ
ータ量も膨大なものとなる。このようなときに、従来の
方法では計算機連系手段の通信容量不足が高速処理演算
のネックとなる恐れがある。
又、上記従来技術ではLANやバスなどの計算機連系手
段に応じた柔軟性のある分散型のシステムを構成するた
めの手段や、計算機故障時などの対応策に対して十分な
配慮が行われていなかった。
段に応じた柔軟性のある分散型のシステムを構成するた
めの手段や、計算機故障時などの対応策に対して十分な
配慮が行われていなかった。
本発明の目的は、計算機連系手段の通信容量が小容量
のシステムでも高速な処理が可能になる電力系統の監視
制御方法及びその装置を提供することにある。
のシステムでも高速な処理が可能になる電力系統の監視
制御方法及びその装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、計算機の故障に迅速に対処する
ことができる電力系統の監視制御方法又はその装置を提
供することにある。
ことができる電力系統の監視制御方法又はその装置を提
供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は第1の方法とし
て、複数台の計算機を計算機連系手段を介して接続し、
電力系統の状態を前記複数台の計算機で監視制御する電
力系統の監視制御方法において、前記電力系統の状態に
関するデータベースを前記複数の各計算機に配置し、該
各計算機は前記データベースを用いて前記電力系統の監
視制御を計算し、該計算で前記データベースの内容が変
化した場合には各計算機間で変更内容に関する情報の授
受を行うことを特徴とする電力系統の監視制御方法を採
用したものである。
て、複数台の計算機を計算機連系手段を介して接続し、
電力系統の状態を前記複数台の計算機で監視制御する電
力系統の監視制御方法において、前記電力系統の状態に
関するデータベースを前記複数の各計算機に配置し、該
各計算機は前記データベースを用いて前記電力系統の監
視制御を計算し、該計算で前記データベースの内容が変
化した場合には各計算機間で変更内容に関する情報の授
受を行うことを特徴とする電力系統の監視制御方法を採
用したものである。
第2の方法として、電力系統を構成するシステムを複
数のサブシステムに分割し、各サブシステム毎に監視制
御用の計算機を設置し、各計算機を計算機連系手段を介
して接続し、電力系統の状態を各計算機で監視制御する
電力系統の監視制御方法において、前記電力系統全体の
状態に関するデータベースを前記各計算機に配置し、該
各計算機は前記データベースを用いて前記各サブシステ
ムの監視制御を計算し、該計算で前記データベースの内
容が変化した場合には各計算機間で変更内容に関する情
報の授受を行うことを特徴とする電力系統の監視制御方
法を採用したものである。
数のサブシステムに分割し、各サブシステム毎に監視制
御用の計算機を設置し、各計算機を計算機連系手段を介
して接続し、電力系統の状態を各計算機で監視制御する
電力系統の監視制御方法において、前記電力系統全体の
状態に関するデータベースを前記各計算機に配置し、該
各計算機は前記データベースを用いて前記各サブシステ
ムの監視制御を計算し、該計算で前記データベースの内
容が変化した場合には各計算機間で変更内容に関する情
報の授受を行うことを特徴とする電力系統の監視制御方
法を採用したものである。
第1または第2の方法を含む第3の方法として、各計
算機は、変更情報に関する内容の授受を実行したとき
に、前記変更内容に基づいてデータベースの内容を編集
する電力系統の監視制御方法を採用したものである。
算機は、変更情報に関する内容の授受を実行したとき
に、前記変更内容に基づいてデータベースの内容を編集
する電力系統の監視制御方法を採用したものである。
第3の方法を含む第4の方法として、各計算機はデー
タベースの内容を編集する動作タイミングを他の計算機
の処理状態に基づいて決定する電力系統の監視制御方法
を採用したものである。
タベースの内容を編集する動作タイミングを他の計算機
の処理状態に基づいて決定する電力系統の監視制御方法
を採用したものである。
第1の装置として、複数台の計算機を計算機連系手段
を介して接続し、電力系統の状態を各計算機で監視制御
してなる電力系統の監視制御装置において、前記電力系
統の状態に関するデータベースを前記各計算機に配置
し、該各計算機は前記データベースを用いて前記電力系
統の監視制御を計算し、該計算で前記データベースの内
容が変化した場合には、他の計算機と変更内容に関する
情報を授受を実行してなることを特徴とする電力系統の
監視制御装置。
を介して接続し、電力系統の状態を各計算機で監視制御
してなる電力系統の監視制御装置において、前記電力系
統の状態に関するデータベースを前記各計算機に配置
し、該各計算機は前記データベースを用いて前記電力系
統の監視制御を計算し、該計算で前記データベースの内
容が変化した場合には、他の計算機と変更内容に関する
情報を授受を実行してなることを特徴とする電力系統の
監視制御装置。
第1の装置を含む第2の装置として、各計算機は、他
の計算機とデータベースの内容に関する情報の授受を実
行する通信制御部と、監視制御対象に対するアプリケー
ションを実行するアプリケーション処理部と、アプリケ
ーション処理部の処理結果と通信制御部の受信情報に従
ってデータベースを編集する編集部とを含むことを特徴
とする電力系統の監視制御装置。
の計算機とデータベースの内容に関する情報の授受を実
行する通信制御部と、監視制御対象に対するアプリケー
ションを実行するアプリケーション処理部と、アプリケ
ーション処理部の処理結果と通信制御部の受信情報に従
ってデータベースを編集する編集部とを含むことを特徴
とする電力系統の監視制御装置。
第2の装置を含む第3の装置として、各計算機のアプ
リケーション処理部は、各計算機の動作状態に応じて他
の計算機へ転送可能に構成されていることを特徴とする
電力系統の監視制御装置。
リケーション処理部は、各計算機の動作状態に応じて他
の計算機へ転送可能に構成されていることを特徴とする
電力系統の監視制御装置。
第2装置または第3の装置を含む第4の装置として、
各計算機の通信制御部と編集部は周囲的に動作させてな
ることを特徴とする電力系統の監視制御装置を構成した
ものである。
各計算機の通信制御部と編集部は周囲的に動作させてな
ることを特徴とする電力系統の監視制御装置を構成した
ものである。
このように構成される本発明方法及び装置によれば、
次の作用により前記目的が達成される。
次の作用により前記目的が達成される。
すなわち、監視制御対象であるシステムの状態を表す
データベースに基づいて、複数台の計算機が作動し、そ
の結果生じた該データベースの変更点を計算機連系手段
を介して、計算機間で交換する。この変更点の大きさ
は、監視制御対象であるシステム状態を表すデータベー
スの容量に比較し十分小さくでき、したがって計算機連
系手段の容量が小さい計算機システムであっても高速な
処理が可能となる。
データベースに基づいて、複数台の計算機が作動し、そ
の結果生じた該データベースの変更点を計算機連系手段
を介して、計算機間で交換する。この変更点の大きさ
は、監視制御対象であるシステム状態を表すデータベー
スの容量に比較し十分小さくでき、したがって計算機連
系手段の容量が小さい計算機システムであっても高速な
処理が可能となる。
また、監視制御対象システムの各システム毎に設けた
計算機は、システム全体の情報を表す共通データベース
をもとに処理を行い、その処理の結果生じたデータベー
スの変化情報を、各計算機間で通信することより、大量
な情報を利用した高度監視制御が可能となる。
計算機は、システム全体の情報を表す共通データベース
をもとに処理を行い、その処理の結果生じたデータベー
スの変化情報を、各計算機間で通信することより、大量
な情報を利用した高度監視制御が可能となる。
また、計算機連系手段は様々な種類のハードウェアが
あり、計算機で実行する処理の中で、計算機連系を制御
する部分はハードウェアの構成に強く依存するものであ
る。しかし、この計算機連系を制御する部分に直接関係
する処理として、監視制御対象の状況を表すデータベー
スの編集を行う部分を設け、監視制御に係るアプリケー
ション処理を、このデータベースの編集を行う部分にの
み関係するようにすることにより、各種の計算機連系手
段に対しも、この監視制御に係るアプリケーション処理
をなんら修正変更する必要がなく、柔軟性に優れたシス
テムとなる。
あり、計算機で実行する処理の中で、計算機連系を制御
する部分はハードウェアの構成に強く依存するものであ
る。しかし、この計算機連系を制御する部分に直接関係
する処理として、監視制御対象の状況を表すデータベー
スの編集を行う部分を設け、監視制御に係るアプリケー
ション処理を、このデータベースの編集を行う部分にの
み関係するようにすることにより、各種の計算機連系手
段に対しも、この監視制御に係るアプリケーション処理
をなんら修正変更する必要がなく、柔軟性に優れたシス
テムとなる。
また、データベースの編集を行う部分は、すべての計
算機で同一のものとすることができるため、監視制御に
係るアプリケーション処理を行う部分は、自由に複数台
の計算機間を渡り歩くことができ、ある計算機に故障が
発生した場合でも、残りの健全な計算機上に故障が発生
した計算機で実行していた処理を移動させ代行させるこ
とが可能となる。
算機で同一のものとすることができるため、監視制御に
係るアプリケーション処理を行う部分は、自由に複数台
の計算機間を渡り歩くことができ、ある計算機に故障が
発生した場合でも、残りの健全な計算機上に故障が発生
した計算機で実行していた処理を移動させ代行させるこ
とが可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、複数台の計算機11a,11b,llc,11d,11
eは分散して配置されており、各計算機は計算機連系手
段としてのLAN14を介して接続されている。各計算機11a
〜11eはプロセッサ12a〜12eと共にデータベースメモリ1
3a〜13eを備えて構成されており、各計算機間の情報の
授受がLAN14を介して行われるようになっている。そし
て各計算機は電力系統の状態、例えば保護リレーや遮断
器などの開閉状態を監視し、この監視結果をプロセッサ
12a〜12eがそれぞれデータベースメモリ13a〜13eに格納
すると共にプロセッサ12a〜12eが周期的にデータベース
メモリ13a〜13eへのアクセスを開始して監視結果を処理
するようになっている。
eは分散して配置されており、各計算機は計算機連系手
段としてのLAN14を介して接続されている。各計算機11a
〜11eはプロセッサ12a〜12eと共にデータベースメモリ1
3a〜13eを備えて構成されており、各計算機間の情報の
授受がLAN14を介して行われるようになっている。そし
て各計算機は電力系統の状態、例えば保護リレーや遮断
器などの開閉状態を監視し、この監視結果をプロセッサ
12a〜12eがそれぞれデータベースメモリ13a〜13eに格納
すると共にプロセッサ12a〜12eが周期的にデータベース
メモリ13a〜13eへのアクセスを開始して監視結果を処理
するようになっている。
各計算機に設置されているデータベースメモリ13a〜1
3eのデータベースは、第2図に示されるように、電力系
統内の保護リレーや遮断器などの開閉状態や母線の電圧
や送伝線の電力潮流などの情報が格納されるようになっ
ている。このデータベース31の容量は200キロバイト〜
2メガバイトである。そして、電力系統の監視制御対象
の状態が変化した場合には、第3図に示されるデータベ
ース41の所定のエリアに、監視制御対象の状態が変化し
たことを示すフラグが格納されるようになっている。例
えばB母線LSが変化した場合には、変化情報が“1"とし
て格納される。
3eのデータベースは、第2図に示されるように、電力系
統内の保護リレーや遮断器などの開閉状態や母線の電圧
や送伝線の電力潮流などの情報が格納されるようになっ
ている。このデータベース31の容量は200キロバイト〜
2メガバイトである。そして、電力系統の監視制御対象
の状態が変化した場合には、第3図に示されるデータベ
ース41の所定のエリアに、監視制御対象の状態が変化し
たことを示すフラグが格納されるようになっている。例
えばB母線LSが変化した場合には、変化情報が“1"とし
て格納される。
そしてプロセッサ11a〜11eはこの変化情報フラグをサー
チすることによって状態変化が生じたか否かを判定する
ことができる。
チすることによって状態変化が生じたか否かを判定する
ことができる。
上記構成において、各計算機11a〜11eのプロセッサ12
a〜12eは周期毎に動作し、監視制御対象の状態を監視す
ると共に監視結果によってデータベースメモリ13a〜13e
の内容を変更するようになっている。このデータベース
メモリ13a〜13eの内容を変更するに際しては、各データ
ベースメモリ13a〜13eには各計算機共通の情報が格納さ
れているため、情報の変化があった内容のみを変更する
ようになっている。例えば、第4図に示されるように、
時刻aから時刻bにおいて計算機11aが動作して監視制
御対象の情報を取り込み、この情報から監視制御対象に
状態の変化があった場合には、時刻bから時刻cにおい
て計算機11aから他の計算機へLAN14を介して監視制御対
象の状態変化に関する情報をブロードキャストする。計
算機11b〜11eが計算機11aからの情報を受信すると、プ
ロセッサ12aが送信情報を基にデータベースメモリ13aの
内容を変更する。このときプロセッサ12a〜12eは受信情
報を基にデータベースメモリ13b〜13eの内容を変更し、
変更した情報を基に監視制御対象に対する監視制御を実
行する。
a〜12eは周期毎に動作し、監視制御対象の状態を監視す
ると共に監視結果によってデータベースメモリ13a〜13e
の内容を変更するようになっている。このデータベース
メモリ13a〜13eの内容を変更するに際しては、各データ
ベースメモリ13a〜13eには各計算機共通の情報が格納さ
れているため、情報の変化があった内容のみを変更する
ようになっている。例えば、第4図に示されるように、
時刻aから時刻bにおいて計算機11aが動作して監視制
御対象の情報を取り込み、この情報から監視制御対象に
状態の変化があった場合には、時刻bから時刻cにおい
て計算機11aから他の計算機へLAN14を介して監視制御対
象の状態変化に関する情報をブロードキャストする。計
算機11b〜11eが計算機11aからの情報を受信すると、プ
ロセッサ12aが送信情報を基にデータベースメモリ13aの
内容を変更する。このときプロセッサ12a〜12eは受信情
報を基にデータベースメモリ13b〜13eの内容を変更し、
変更した情報を基に監視制御対象に対する監視制御を実
行する。
次に時刻dで計算機11eの処理が完了したときに、監
視制御対象の状態に変化があった旨の処理結果が生じた
ときには、時刻d〜時刻eにおいて計算機11eからLAN14
に変更内容の情報がブロードキャストされる。この情報
を他の計算機が受信すると、前述したように各計算機の
データベースメモリの内容が修正される。
視制御対象の状態に変化があった旨の処理結果が生じた
ときには、時刻d〜時刻eにおいて計算機11eからLAN14
に変更内容の情報がブロードキャストされる。この情報
を他の計算機が受信すると、前述したように各計算機の
データベースメモリの内容が修正される。
計算機11eから変更情報がブロードキャストされた
際、計算機11dのプロセッサ12dがデータベースメモリ13
dにアクセスして所定の処理を継続している場合には、
計算機11dの処理が完了した後データベースメモリ13dの
内容修正を実行する。そして計算機11dが時刻fで処理
が完了したときには、監視制御対象の状態変化に関する
情報を時刻fから時刻gの間においてLAN14を介してブ
ロードキャストする。これにより時刻fから時刻gにお
いて各計算機のデータベースメモリの内容を修正するこ
とができる。このとき計算機11dは時刻dから時刻eの
間に受け取った情報と時刻fで完了した処理結果の情報
を基にデータベースメモリ13dの内容修正を実行する。
際、計算機11dのプロセッサ12dがデータベースメモリ13
dにアクセスして所定の処理を継続している場合には、
計算機11dの処理が完了した後データベースメモリ13dの
内容修正を実行する。そして計算機11dが時刻fで処理
が完了したときには、監視制御対象の状態変化に関する
情報を時刻fから時刻gの間においてLAN14を介してブ
ロードキャストする。これにより時刻fから時刻gにお
いて各計算機のデータベースメモリの内容を修正するこ
とができる。このとき計算機11dは時刻dから時刻eの
間に受け取った情報と時刻fで完了した処理結果の情報
を基にデータベースメモリ13dの内容修正を実行する。
各プロセッサがデータベースメモリの内容を修正する
に際しては、データベースの容量が200キロバイト〜2
メガバイト程度であるのに対して、系統監視や事故復旧
などの監視業務の処理を各計算機が分担して周期的に、
例えば1秒づつ動作させた場合でも、データメモリの変
更点の容量は最大でも約5キロバイト程度である。従っ
て、変更分を計算機間で転送し合う本発明の方式を採用
すれば、データベース全体を転送する方式のものよりも
40〜400倍も高速化することが可能となる。このため、
このような処理を実行することにより、LAN14の通信容
量が小さなシステムでも、短時間に計算機間の情報交換
が可能となり、高速な処理応答性を実現することができ
る。次に、本発明の他の実施例を第5図に示す。本実施
例は複数の計算機51a,51bをそれぞれ共通バス53を介し
て接続し、かつ共通バス53を介して共通メモリ52と接続
したものである。各計算機51a,51bにはキャッシュメモ
リ54a,54bが設けられている。このような構成の場合に
は各計算機51a,51b内に、第3図に示されるような電力
系統の状態を表わす共通のデータベース41と同じものを
用意し、共有メモリ52とキャッシュメモリ54a,54bにそ
れぞれ2個のデータベースを配置し、各データベースの
変化情報を共通メモリ52とキャッシュメモリ54a,54bの
間で転送し合うように構成する。即ち、キャッシュメモ
リ54aのデータベースの内容を変更する場合は、共有メ
モリ52の内容も変更するコピースルー方式を適用し、キ
ャッシュメモリ54aとキャッシュメモリ54bに共に修正す
る場合には共有メモリ52の書き替えと同時にキャッシュ
メモリ54bの内容も書き替えるコピーバック方式を適用
する。これらの方式を用いれば、キャッシュメモリ54a,
54bの変更内容と共有メモリ52の変更内容を一致させる
ことができる。
に際しては、データベースの容量が200キロバイト〜2
メガバイト程度であるのに対して、系統監視や事故復旧
などの監視業務の処理を各計算機が分担して周期的に、
例えば1秒づつ動作させた場合でも、データメモリの変
更点の容量は最大でも約5キロバイト程度である。従っ
て、変更分を計算機間で転送し合う本発明の方式を採用
すれば、データベース全体を転送する方式のものよりも
40〜400倍も高速化することが可能となる。このため、
このような処理を実行することにより、LAN14の通信容
量が小さなシステムでも、短時間に計算機間の情報交換
が可能となり、高速な処理応答性を実現することができ
る。次に、本発明の他の実施例を第5図に示す。本実施
例は複数の計算機51a,51bをそれぞれ共通バス53を介し
て接続し、かつ共通バス53を介して共通メモリ52と接続
したものである。各計算機51a,51bにはキャッシュメモ
リ54a,54bが設けられている。このような構成の場合に
は各計算機51a,51b内に、第3図に示されるような電力
系統の状態を表わす共通のデータベース41と同じものを
用意し、共有メモリ52とキャッシュメモリ54a,54bにそ
れぞれ2個のデータベースを配置し、各データベースの
変化情報を共通メモリ52とキャッシュメモリ54a,54bの
間で転送し合うように構成する。即ち、キャッシュメモ
リ54aのデータベースの内容を変更する場合は、共有メ
モリ52の内容も変更するコピースルー方式を適用し、キ
ャッシュメモリ54aとキャッシュメモリ54bに共に修正す
る場合には共有メモリ52の書き替えと同時にキャッシュ
メモリ54bの内容も書き替えるコピーバック方式を適用
する。これらの方式を用いれば、キャッシュメモリ54a,
54bの変更内容と共有メモリ52の変更内容を一致させる
ことができる。
又複数台の計算機からなるシステムにおいては、一台
の計算機がダウンしたり、メンテナンスのために停止し
たときなどにおいては、予備系の計算機に業務処理を代
行させるバックアップ処理が必要となる。このようなバ
ックアップ処理を実現するためには、第6図に示される
ように、計算機11a,11bのソフトウェアをアプリケーシ
ョン処理部61a,61bとデータベース編集部62aと62bと通
信制御部としてのネットワーク管理部63a,63bに段階分
けすれば容易にバックアップが可能となる。即ち、アプ
リケーション処理部61a,61bは監視制御対象に対するア
プリケーションを実行し、ネットワーク管理部63a,63b
は他の計算機とデータベースの内容に関する情報の授受
を実行するようになっている。又、データベース編集部
62a,62bはアプリケーション処理部61a,61bの処理結果と
ネットワーク管理部63a,63bの受信情報に従ってデータ
ベースを編集するようになっている。そして編集対象で
あるデータベースは各計算機共通であり、アプリケーシ
ョン処理部61a,61bの処理が計算機毎で異った場合で
も、データベース編集部62a,62bは共通の処理を実行す
ることができる。このため、アプリケーション処理部61
aは計算機11b上でも動作可能となり、アプリケーション
処理部61bは計算機11a上でも作動可能となる。従って、
一台の計算機が停止した場合には予備系に切り替えるこ
とによって実行することができる。このような場合の具
体的構成が第7図に示されている。
の計算機がダウンしたり、メンテナンスのために停止し
たときなどにおいては、予備系の計算機に業務処理を代
行させるバックアップ処理が必要となる。このようなバ
ックアップ処理を実現するためには、第6図に示される
ように、計算機11a,11bのソフトウェアをアプリケーシ
ョン処理部61a,61bとデータベース編集部62aと62bと通
信制御部としてのネットワーク管理部63a,63bに段階分
けすれば容易にバックアップが可能となる。即ち、アプ
リケーション処理部61a,61bは監視制御対象に対するア
プリケーションを実行し、ネットワーク管理部63a,63b
は他の計算機とデータベースの内容に関する情報の授受
を実行するようになっている。又、データベース編集部
62a,62bはアプリケーション処理部61a,61bの処理結果と
ネットワーク管理部63a,63bの受信情報に従ってデータ
ベースを編集するようになっている。そして編集対象で
あるデータベースは各計算機共通であり、アプリケーシ
ョン処理部61a,61bの処理が計算機毎で異った場合で
も、データベース編集部62a,62bは共通の処理を実行す
ることができる。このため、アプリケーション処理部61
aは計算機11b上でも動作可能となり、アプリケーション
処理部61bは計算機11a上でも作動可能となる。従って、
一台の計算機が停止した場合には予備系に切り替えるこ
とによって実行することができる。このような場合の具
体的構成が第7図に示されている。
第7図において、計算機11a〜11eは常用系であり、計
算機11fが予備系となっている。各計算機のソフトウェ
アはアプリケーション処理部61a〜61eとデータベース編
集部62a〜62fとネットワーク管理部63a〜63fに階層分け
されている。
算機11fが予備系となっている。各計算機のソフトウェ
アはアプリケーション処理部61a〜61eとデータベース編
集部62a〜62fとネットワーク管理部63a〜63fに階層分け
されている。
予備系の計算機11fは常時、データベース編集部62fと
ネットワーク管理部63fをサイクリックに動作させ、デ
ータベースの内容を常に常用系のものと一致させるよう
になっている。
ネットワーク管理部63fをサイクリックに動作させ、デ
ータベースの内容を常に常用系のものと一致させるよう
になっている。
ここで、計算機11bの動作が停止した場合、計算機11f
がデータベース編集とネットワーク管理処理をサイクリ
ックに行っている中で、これらの処理以外の空き時間を
利用して計算機11bのアプリケーション処理部61bをLAN1
4を介して計算機11fにローディングし、必要な初期処理
を実行する。そして、この準備完了後サイクリック周期
の開始タイミングに合わせて計算機11aを常用糸に切り
替える。このような手順を踏むことにより計算機11fを
予備系から常用系に短時間に切り替えることが可能とな
る。
がデータベース編集とネットワーク管理処理をサイクリ
ックに行っている中で、これらの処理以外の空き時間を
利用して計算機11bのアプリケーション処理部61bをLAN1
4を介して計算機11fにローディングし、必要な初期処理
を実行する。そして、この準備完了後サイクリック周期
の開始タイミングに合わせて計算機11aを常用糸に切り
替える。このような手順を踏むことにより計算機11fを
予備系から常用系に短時間に切り替えることが可能とな
る。
次に、複数台の計算機を用いて電力系統のような大規
模システムをリアルタイムで監視制御する場合の実施例
を第8図により説明する。
模システムをリアルタイムで監視制御する場合の実施例
を第8図により説明する。
第8図において、計算機82a,82b,82c,82dは、計算機
連糸手段としてのLAN81を介して接続されており、各計
算機共通の情報を含むデータベース装置83a〜83dが配置
されている。データベース装置83a〜83dには監視制御対
象である電力系統84a〜84dの全体の状態を表す情報が格
納されるようになっている。そして各計算機が各電力系
統84a〜84dの状態を監視し、電力系統84a〜84dの状態が
変化した場合には自己のデータベース装置の内容を修正
すると共に、状態変化の生じた情報をLAN81を介して他
の計算機に転送する。これにより、大規模なシステムを
リアルタイムで監視制御する場合でも、各計算機82a〜8
2dは電力系統84a〜84dの状態変化に基づいた処理結果の
情報の授受を行えば良く、LAN81の容量が小さくても効
率の良い監視制御が可能となる。
連糸手段としてのLAN81を介して接続されており、各計
算機共通の情報を含むデータベース装置83a〜83dが配置
されている。データベース装置83a〜83dには監視制御対
象である電力系統84a〜84dの全体の状態を表す情報が格
納されるようになっている。そして各計算機が各電力系
統84a〜84dの状態を監視し、電力系統84a〜84dの状態が
変化した場合には自己のデータベース装置の内容を修正
すると共に、状態変化の生じた情報をLAN81を介して他
の計算機に転送する。これにより、大規模なシステムを
リアルタイムで監視制御する場合でも、各計算機82a〜8
2dは電力系統84a〜84dの状態変化に基づいた処理結果の
情報の授受を行えば良く、LAN81の容量が小さくても効
率の良い監視制御が可能となる。
又前記実施例においては、電力系統の監視制御システ
ムに本発明を適用したものについて述べたが、鉄鋼、化
学プラント、鉄道、交通、都市などの一般の分散処理計
算機を用いた監視制御システムにも本発明を適用するこ
とは可能である。
ムに本発明を適用したものについて述べたが、鉄鋼、化
学プラント、鉄道、交通、都市などの一般の分散処理計
算機を用いた監視制御システムにも本発明を適用するこ
とは可能である。
以上説明したように、本発明によれば、複数台の計算
機に各計算機共通の情報を格納するデータベースを配置
し、監視制御対象の状態が変化した場合に、状態の変化
の生じた変更内容のみを各計算機間で受け渡しするよう
にしたため、計算機間の通信容量が小さいシステムでも
効率の良い処理が可能となる。
機に各計算機共通の情報を格納するデータベースを配置
し、監視制御対象の状態が変化した場合に、状態の変化
の生じた変更内容のみを各計算機間で受け渡しするよう
にしたため、計算機間の通信容量が小さいシステムでも
効率の良い処理が可能となる。
又各計算機は各計算機共通データベース編集部を有す
るため、各計算機固有のアプリケーション処理部を計算
機間で容易にすることができ、計算機に故障が発生した
り、保守を行なったりするときなどに柔軟に対応するこ
とができる。
るため、各計算機固有のアプリケーション処理部を計算
機間で容易にすることができ、計算機に故障が発生した
り、保守を行なったりするときなどに柔軟に対応するこ
とができる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はデー
タベースの構成説明図、第3図は他のデータベースの構
成説明図、第4図は第1図に示す装置の作用を説明する
ためのタイムチャート、第5図は本発明の他の実施例を
示す構成図、第6図は計算機に用いられるソフトウェア
の構成説明図、第7図は常用系と予備系の計算機を有す
るシステムに本発明を適用した場合の構成図、第8図は
電力系統に本発明を適用した場合の構成図である。 11a〜11f,82a〜82d……計算機、 12a〜12e……プロセッサ、 13a〜13e……データベースメモリ、 14……LAN、 31,41……データベース、52……共有メモリ、 54a,54b……キャッシュメモリ、 61a〜61e……アプリケーション処理部、 62a〜62f……データベース編集部、 63a〜63f……ネットワーク管理部、 84a〜84d……電力系統。
タベースの構成説明図、第3図は他のデータベースの構
成説明図、第4図は第1図に示す装置の作用を説明する
ためのタイムチャート、第5図は本発明の他の実施例を
示す構成図、第6図は計算機に用いられるソフトウェア
の構成説明図、第7図は常用系と予備系の計算機を有す
るシステムに本発明を適用した場合の構成図、第8図は
電力系統に本発明を適用した場合の構成図である。 11a〜11f,82a〜82d……計算機、 12a〜12e……プロセッサ、 13a〜13e……データベースメモリ、 14……LAN、 31,41……データベース、52……共有メモリ、 54a,54b……キャッシュメモリ、 61a〜61e……アプリケーション処理部、 62a〜62f……データベース編集部、 63a〜63f……ネットワーク管理部、 84a〜84d……電力系統。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 博之 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 林 達郎 東京都中央区入船1丁目4番10号 東京 電力株式会社システム研究所内 (72)発明者 長谷川 次夫 東京都中央区入船1丁目4番10号 東京 電力株式会社システム研究所内 (72)発明者 竹貫 徹 東京都中央区入船1丁目4番10号 東京 電力株式会社システム研究所内 (72)発明者 菅家 辰紀 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 方 守 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株式会社日立情報制御システム内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 13/00 - 13/00 311 H02J 3/00
Claims (8)
- 【請求項1】複数台の計算機を計算機連系手段を介して
接続し、電力系統の状態を前記複数台の計算機で監視制
御する電力系統の監視制御方法において、 前記電力系統の状態に関するデータベースを前記複数の
各計算機に配置し、該各計算機は前記データベースを用
いて前記電力系統の監視制御を計算し、該計算で前記デ
ータベースの内容が変化した場合には各計算機間で変更
内容に関する情報の授受を行うことを特徴とする電力系
統の監視制御方法。 - 【請求項2】電力系統を構成するシステムを複数のサブ
システムに分割し、各サブシステム毎に監視制御用の計
算機を配置し、各計算機を計算機連系手段を介して接続
し、電力系統の状態を各計算機で監視制御する電力系統
の監視制御方法において、前記電力系統全体の状態に関
するデータベースを前記各計算機に配置し、該各計算機
はデータベースを用いて前記各サブシステムの監視制御
を計算し、該計算で前記データベースの内容が変化した
場合には各計算機間で変更内容に関する情報の授受を行
うことを特徴とする電力系統の監視制御方法。 - 【請求項3】各計算機は、変更内容の関する情報の授受
を実行したときに、前記変更内容に基づいてデータベー
スの内容を編集する請求項1又は2記載の電力系統の監
視制御方法。 - 【請求項4】各計算機はデータベースの内容を編集する
動作タイミングを他の計算機の処理状態に基づいて決定
する請求項3記載の電力系統の監視制御方法。 - 【請求項5】複数台の計算機を計算機連系手段を介して
接続し、電力系統の状態を各計算機で監視制御してなる
電力系統の監視制御装置において、前記電力系統の状態
に関するデータベースの前記各計算機に配置し、該各計
算機は前記データベースを用いて前記電力系統の監視制
御を計算し、該計算で前記データベースの内容が変化し
た場合には、他の計算機と変更内容に関する情報の授受
を実行してなることを特徴とする電力系統の監視制御装
置。 - 【請求項6】各計算機は、他の計算機とデータベースの
内容に関する情報の授受を実行する通信制御部と、監視
制御対象に対するアプリケーションを実行するアプリケ
ーション処理部と、アプリケーション処理部の処理結果
と通信制御部の受信情報に従ってデータベースを編集す
る編集部とを含むことを特徴とする請求項5記載の電力
系統の監視制御装置。 - 【請求項7】各計算機のアプリケーション処理部は、各
計算機の動作状態に応じて他の計算機へ転送可能に構成
されていることを特徴とする請求項6記載の電力系統の
監視制御装置。 - 【請求項8】各計算機の通信制御部と編集部は周期的に
動作させてなることを特徴とする請求項6又は7記載の
電力系統の監視制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059365A JP2787108B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 電力系統の監視制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059365A JP2787108B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 電力系統の監視制御方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03261336A JPH03261336A (ja) | 1991-11-21 |
JP2787108B2 true JP2787108B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13111171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2059365A Expired - Fee Related JP2787108B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 電力系統の監視制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787108B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08123747A (ja) * | 1994-10-20 | 1996-05-17 | Fujitsu Ltd | 施設管理システムにおける分散処理方式 |
JP4969340B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2012-07-04 | 中国電力株式会社 | 監視制御システム |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2059365A patent/JP2787108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03261336A (ja) | 1991-11-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |