JP2786951B2 - ハンドルグリップ機構 - Google Patents

ハンドルグリップ機構

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JP2786951B2
JP2786951B2 JP3045565A JP4556591A JP2786951B2 JP 2786951 B2 JP2786951 B2 JP 2786951B2 JP 3045565 A JP3045565 A JP 3045565A JP 4556591 A JP4556591 A JP 4556591A JP 2786951 B2 JP2786951 B2 JP 2786951B2
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grip
throttle
handle
movable
throttle grip
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益幸 鳴瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2輪車、3輪車の建設
運搬、農耕機械、雪上車、水上バイク等の各種車両に使
用されるハンドルグリップに係り、特にハンドルのスロ
ットルグリップの開発に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のハンドルグリップ機構、
例えば、2輪車においては、右手にアクセルグリップを
握り左手にブレーキグリップをにぎりながら運転してい
た。この為、左手で体、車体を支えつついわば片手運転
で操作していた。また、二輪車を歩行しながらハンドル
を持って押して行く場合、エンジンをかけたまま押して
ゆく場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のハンドルグリップ機構においては、二輪車を歩行し
ながらハンドルを持って押して行くとき、エンジンをか
けたまま押してゆく場合何等かの弾みでスロットルグリ
ップが回ってしまい、二輪車のみが先に行ってしまうこ
とがあった。特に、老人や女性がバイクをエンジンをか
けながら押して行く場合が多かった。更に、エンジンの
高性能化、軽量化に伴い運転スピードが高速化した場合
に、ちょっとしたバランスの不釣合いによって暴走、転
倒事故が多発していた。さらには、一旦車体が暴走を開
始すると、恐怖心から手が硬直してしまい、スロットル
を過剰に調整してしまって、逆に暴走を促進するといっ
た欠点が存在した。また、今日の若者の乗る高性能バイ
クにおいては、体を前に倒して前傾姿勢で運転するもの
がある。これらの場合、腕が伸びきった状態で無謀運転
しているため、スロットルグリップを戻す動作が非常に
困難であった。一方、右手の支持点がないためドライバ
ーの体勢バランスの維持がハンドルを持つ左腕によって
のみ行われ、ハンドルの握力度が増し、緊急時の対応に
支障を来すという問題もあった。つまり、片手運転に近
い状態でハンドル操作とバランスの保持を行っていた。
特にモトクロスのように不整地走行を行うもの(オフロ
ード仕様のモータバイク、トライアル車)等において、
運転者は立ったままグリップ操作を行なわなければなら
ず、腕と足だけでバランスを取る必要があった。
【0004】本発明の目的は、上述した欠点に鑑みなさ
れたもので、運転操作時の体のバランスを崩すことなく
暴走を防止することのできるハンドルグリップ機構を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハンドルグ
リップ機構は、ハンドルのフレーム軸に遊嵌されたピニ
オン歯車と、前記ハンドルのフレーム軸に回動自在に挿
貫された可動グリップと、該可動グリップの端面に立設
されたピンに軸支された遊星歯車と、前記ハンドルのフ
レームに回動自在に支承されたスロットルグリップと、
該スロットルグリップの拡大された内周面に固定された
インターナル歯車と、前記スロットルグリップと連動し
たスロットルワイヤー駆動機構とからなり前記ピニオン
歯車と前記遊星歯車とインターナル歯車とが遊星歯車装
置を形成してなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように、本発明に係るハンドルグリップ機
構によれば、アクセルを操作する場合には、通常の ハ
ンドルグリップと同様に操作することができる。また、
スロットルバルブを絞る場合には、スロットルグリップ
を離せば自然に元の位置に復帰する。つまり、右手は可
動グリップまたは固定把持グリップを持ったままスロッ
トルグリップを復帰させることができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例であるハンドルグリ
ップ機構の平面図、図2は、本発明の一実施例を示すハ
ンドルグリップ機構の一部切り欠き側面図である。ここ
で、ハンドルグリップ機構は、ハンドル10のフレーム
軸11に遊嵌されたピニオン歯車12と、前記ハンドル
10のフレーム軸11に回動自在に挿貫された可動グリ
ップ13と、該可動グリップ13の端面に立設されたピ
ン13aに軸支された遊星歯車14と、前記ハンドルの
フレーム軸11に回動自在に支承されたスロットルグリ
ップ15と、該スロットルグリップ15の拡大された内
周面15aに固定されたインターナル歯車16と前記ス
ロットルグリップ15と螺合している袋ナット17と前
記スロットルグリップと連動したスロットルワイヤー駆
動機構19等から構成されている。ここで、フレーム軸
11は、2輪車、3輪車のシャーシから延設されると共
に、端部に抜け止めボルト18が螺合されている。この
ため、可動グリップ13は、フレーム軸11に対して自
由に回転するが抜け止めボルト18の働きにより、抜け
ることはない。また、スロットルグリップ15の表面に
は、多数の直線状の滑り止め溝15bが形成されてい
る。ピニオン歯車12は、フレーム軸11に回動自在に
支承されると共に遊星歯車14と歯合している。
【0008】図3は本発明の他の実施例を示す平面図で
ある。同図において、ハンドルグリップ機構は、ハンド
ル10のフレーム軸11に挿貫された固定把持グリップ
20と、前記フレーム軸に回動自在に支承されたスロッ
トルグリップ21と、該スロットルグリップ21と連動
したスロットルワイヤー駆動機構22とから構成されて
いる。固定把持グリップ20の表面には網目状の滑り止
め20aが形成されると共にスロットルグリップ21側
の一定幅には、滑り止め20aの無い部分20bが形成
されている。また、スロットルグリップ21表面に多数
の直線状の滑り止め溝21aが形成されている。
【0009】図4、5は本発明のその他の実施例を平面
図及び断面図である。同図において、ハンドルグリップ
機構は、ハンドル10のフレーム軸11に回動自在に挿
貫された可動グリップ23と、前記フレーム軸11に回
動自在に支承されたスロットルグリップ24と、該スロ
ットルグリップ24と連動したスロットルワイヤー駆動
機構25と、前記可動グリップ23をスロットルグリッ
プ方向へ付勢する図外のスプリング等から構成されてい
る。可動グリップ23の基端部には、ラチェット23a
が形成されると共にスロットルグリップ24の端部には
同様なラチェット24aが形成されている。そして、両
ラチェット23a、24aとは歯合している。尚、可動
グリップ23は、坐金26を介してバネ25によりスロ
ットルグリップ24方向へ付勢されている。また、バネ
25は抜け止めボルト18により抜け止めがなされてい
る。このため、スロットルグリップ24はスロットルを
閉じる方向に対しては、回動するが逆方向には可動グリ
ップ23と一緒でなければ回動しない。つまり、アクセ
ルを操作する場合、スロットルをひらく時には可動グリ
ップ23と一緒でなければ回転できないが、バネで戻る
時にはスロットルグリップ24単独で戻る事が出来る。
更に、スロットルグリップ24が戻る時には、ラチェッ
ト23a、24aがカチカチと軽快な音をたて運転者に
爽やかな感じを与える。また、スロットルグリップ24
の表面には多数の直線状の滑り止め溝24bが形成され
ている。
【0010】次に、以上のように構成されたハンドルグ
リップ機構の動作について説明する。先ず、アクセル操
作を行う場合には、可動グリップ13を中指、薬指、小
指で持ちスロットルグリップ15を親指、人指し指で持
つ事により手前側に回動する。この時、可動グリップ1
3及びスロットルグリップ15は一体的に回転されるの
で無理なく操作できる。特に、可動グリップ13とスロ
ットルグリップ15とは、遊星歯車を介して螺合してい
るので双方を持って回動した場合には、カップリング効
果により一体化して操作することができる。また、スロ
ットルを絞る場合には、スロットルグリップ15から親
指、人指し指を離す。この様にすると、スロットルグリ
ップ15はスロットルワイヤー駆動機構19内のリター
ンスプリングにより元の位置に復帰する。
【0011】また、本発明の他のハンドルグリップ機構
の操作は、図3に示す様に構成されているので、アクセ
ル操作を行う場合には、固定把持グリップ20の滑り止
めのない部分20bを中指、薬指、小指で持ちスロット
ルグリップ21を親指、人指し指で持つ事により手前側
に回動する。固定把持グリップ20の滑り止めのない部
分20bは自在に指が回るので操作の支障となる事はな
い。また、スロットルを絞る場合には、スロットルグリ
ップ21から親指、人指し指を離す。この様にすると、
スロットルグリップ21はスロットルワイヤー駆動機構
内の図示しないリターンスプリングにより元の位置に復
帰する。更に、図4、5に示す本発明の他のハンドルグ
リップ機構の操作について説明する。まず、アクセル操
作を行う場合には、可動グリップ23を中指、薬指、小
指で持ちスロットルグリップ24を親指、人指し指で持
つ事により手前側に回動する。この時、可動グリップ2
3及びスロットルグリップ24は一体的に回転されるの
で無理なく操作できる。特に、可動グリップ23とスロ
ットルグリップ24とは、ラチェットを介して歯合して
いるので双方を持って回動した場合には、噛み合い効果
により一体化して操作することができる。また、スロッ
トルを絞る場合には、スロットルグリップ24から親
指、人指し指を離す。この様にすると、スロットルグリ
ップ24はスロットルワイヤー駆動機構内の図示しない
リターンスプリングにより元の位置に復帰する。
【0012】以上の実施例ではオートバイに応用した場
合について、説明したが、これに限ることなく他の車両
例えば、建設機械、農業機械であってもよい。尚、本発
明は以上の実施例に限ることなく本発明の技術思想に基
ずいて種々の設計変更が可能である。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るハンドルグリップ機構によれば、遊星歯車を使用して
いるので、アクセルを操作する場合にカップリング効果
により容易に行うことができる。また、アクセルを戻す
場合には、スロットルグリップを握っていた親指、人指
し指を離せばスロットルワイヤー駆動機構のリターンス
プリングにより自動的に復帰する。このため、両腕に力
を入れたまま運転操作をすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハンドルグリップ機構
の平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すハンドルグリップ機構
の一部切り欠き平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すハンドルグリップ機
構の平面図である。
【図4】本発明その他の実施例を示すハンドルグリップ
機構の平面図である。
【図5】本発明その他の実施例を示すハンドルグリップ
機構の断面図である。
【符号の説明】
10 ハンドル 11 フレーム軸 12 ピニオン歯車 13,23 可動グリップ 13a ピン 14 遊星歯車 15,21,24 スロットルグリップ 15a 内周面 15b,24b 滑り止め溝 16 インターナル歯車 17 袋ナット 18 抜け止めボルト 19,22 スロットルワイヤー駆動機構 20 固定把持グリップ 26 坐金

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルのフレーム軸に遊嵌されたピニ
    オン歯車と、前記ハンドルのフレーム軸に回動自在に挿
    貫された可動グリップと、該可動グリップの端面に立設
    されたピンに軸支された遊星歯車と、前記ハンドルのフ
    レームに回動自在に支承されたスロットルグリップと、
    該スロットルグリップの拡大された内周面に固定された
    インターナル歯車と、前記スロットルグリップと連動し
    たスロットルワイヤー駆動機構とからなり前記ピニオン
    歯車と前記遊星歯車とインターナル歯車とが遊星歯車装
    置を形成してなることを特徴とするハンドルグリップ機
    構。
JP3045565A 1991-02-20 1991-02-20 ハンドルグリップ機構 Expired - Lifetime JP2786951B2 (ja)

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JP3045565A JP2786951B2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 ハンドルグリップ機構

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JP3045565A JP2786951B2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 ハンドルグリップ機構

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JPH08133161A JPH08133161A (ja) 1996-05-28
JP2786951B2 true JP2786951B2 (ja) 1998-08-13

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JP3045565A Expired - Lifetime JP2786951B2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 ハンドルグリップ機構

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10025887A1 (de) * 2000-05-25 2001-11-29 Sram De Gmbh Integrierter Drehgriffschalter
US6595894B2 (en) * 2001-03-09 2003-07-22 Shimano (Singapore) Private Limited Shift control device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932577A (ja) * 1982-08-17 1984-02-22 スズキ株式会社 オ−トバイのスロツトルグリツプ
JPS6060316A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 三信工業株式会社 ボルトのゆるみ止め装置

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JPH08133161A (ja) 1996-05-28

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