JP2786369B2 - 磁気ディスク装置のオフトラック補正方法 - Google Patents
磁気ディスク装置のオフトラック補正方法Info
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Description
用いた各種磁気ディスク装置のオフトラック補正方法に
関する。
り、図12は磁気ディスク装置のブロック図、図13は
ディスク機構部の説明図、図14はヘッド位置決めサー
ボ制御部のブロック図、図15は、オフトラック補正部
のブロック図、図16はオフトラック信号作成回路の説
明図、図17はオフトラック補正の説明図(その1)、
図18はオフトラック補正の説明図(その2)である。
置、2は上位コントローラ、3はリード/ライト制御
部、4はディスク機構部、5はヘッド位置決めサーボ制
御部、6はスピンドルモータ制御部、7はオフトラック
補正部、9はVCM(ボイスコイルモータ)、10はア
クチュエータ、11はスピンドル、12はサーボヘッ
ド、13はデータヘッド、14はデータ面、15はサー
ボ面、16は磁気ディスク、17はオントラック判定回
路、18はパワーアンプ、19は速度制御/位置制御切
り換え回路、20〜22はコンパレータ、23は位置信
号作成回路、24は速度信号作成回路、25はサーボブ
ロック制御部、26はオフトラック信号作成回路、27
は整流回路、28は平滑回路、29はダイオード、30
はコンデンサを示す。
ータ、34はワークレジスタ、35は演算部、36はオ
フトラック補正値レジスタ、37はオントラックスライ
スレジスタ、DSDはサーボデータを示す。
サーボ方式を用いた磁気ディスク装置が知られていた。
このような磁気ディスク装置では、データヘッド自体で
位置を検出せず、データヘッドと機械的に結合されたサ
ーボヘッドによってのみ、位置検出を行っていた。
相対位置にずれが発生する。また、オフトラック現象が
発生することも、原理的に避けられない。そこで、上述
のずれ量を計測し、補正するためのオフトラック補正技
術がある。
ドとデータヘッドの相対的な位置ずれ量を計測し、その
ずれ量を打ち消す方向にオフセットして、データヘッド
を位置ずける補償を行う。
る装置では、データヘッド毎に、上記のずれ量及び補正
量が異なる。すなわち、シークを伴わないため、高速な
アクセスが期待できるとして、頻繁に用いられているヘ
ッドスイッチオペレーション時でも、ヘッド間のオフト
ラック量のばらつきのため、ヘッドを微小に移動させて
補正を行う必要がある。
ーボ方式を採用した磁気ディスク装置の従来技術を説明
する。図12に示したように、磁気ディスク装置1は、
上位コントローラ2、リード/ライト制御部3、ディス
ク機構部4、ヘッド位置決めサーボ制御部5、スピンド
ルモータ制御部6、オフトラック補正部7等で構成され
ている。
1内の各種制御等を行うと共に、上位装置(ホスト)と
の間のコマンドやデータの制御等を行うものである。リ
ード/ライト制御部3は、上位コントローラ2からの指
示に基づいて、ディスク機構部4に対するデータのリー
ド/ライト制御等を行うものである。
ントローラ2からのシーク命令を受けて、ディスク機構
部4内のヘッドの位置決め制御等を行うものである。オ
フトラック補正部7は、リード/ライト制御部3からの
オフトラックデータと、上位コントローラ2からのヘッ
ド番号等の情報を受け取って、オフトラック補正用のデ
ータ等を作成するものである。
構部4内のスピンドルモータの回転を制御するものであ
る。上記のディスク機構部4は、例えば図13のように
構成されている。
には、スピンドル11に結合され、スピンドルモータ
(図示省略)によって回転駆動される複数の磁気ディス
ク16が設けてある。
れか1つの磁気ディスクの一面に、サーボ面15が設け
てあり、他の磁気ディスク16の面は、全てデータ面1
4となっている。
によって駆動されるアクチュエータ(ヘッドアクチュエ
ータ)10上には、複数の磁気ヘッドが設けてある。こ
れらの磁気ヘッドの内、サーボ面15側の磁気ヘッド
を、サーボヘッド12とし、データ面14側の磁気ヘッ
ドを全て、データヘッド13としている。
サーボ情報を読み取るものであり、読み取ったサーボ情
報は、ヘッド位置決めサーボ制御部5へ送り、ヘッドの
位置決め制御を行う際の情報とするものである。
に対して、データのリード/ライトを行うものであり、
リード/ライト制御部3により制御されるものである。
VCM9は、ヘッド位置決めサーボ制御部5により駆動
され、アクチュエータ10を介して、データヘッド13
及びサーボヘッド12を、磁気ディスク16の半径方向
に移動させるものである。
えば図14のように構成されている。図14において、
サーボブロック制御部25は、上位コントローラ2から
のシーク命令を受け取り、ヘッド位置決めサーボ制御全
体の制御をするものである。
2で読み出したサーボ信号を復調して、位置信号を作成
するものである。速度信号作成回路24は、上記サーボ
信号を入力して、速度信号(実速度)を作成するもので
ある。
部25からの目標位置(指令値)と、オフトラック補正
データ(オフトラック補正部7からのデータ)との差を
求めるものであり、コンパレータ21では、コンパレー
タ21の前記差の値と、位置信号(実位置)との差、す
なわち位置誤差を求めるものである。
部25からの目標速度(指令値)と、速度信号作成回路
24で作成した速度信号(実速度)との差、すなわち、
速度誤差を求めるものである。
ーボブロック制御部25からの切り換え信号により、コ
ンパレータ20の出力(位置誤差信号)と、コンパレー
タ22の出力(速度誤差信号)とを切り換え、操作量を
パワーアンプ18に出力するものである。
た出力により、VCM9を駆動して、ヘッドの位置決め
を行うものである。オフトラック判定回路17は、オフ
トラック補正部7からのオントラックスライスレベル
と、上位コントローラ2からのヘッド番号と、コンパレ
ータ20の出力(位置誤差信号)を入力して、オントラ
ックの判定を行うものである。
5のように構成されている。図15において、アナログ
/ディジタルコンバータ(ADC)33は、リード/ラ
イト制御部3からのオフトラックデータを受け取り、デ
ィジタル信号に変換するものである。
ラックデータをもとに、ワークレジスタ34を使用して
各種の演算処理を行い、オフトラック補正値とオフトラ
ックスライスレベルのデータを出力するものである。
コントローラ2からのヘッド番号と、上記オフトラック
補正値を入力し、ヘッド番号に対応したオフトラック補
正値を格納しておくものである。
位コントローラ2からのヘッド番号と、上記オントラッ
クスライスレベルを入力し、ヘッド番号に対応したオン
トラックスライスレベルを格納しておくものである。
4のデータヘッド13で読み出したデータ面14のサー
ボ情報をもとに、オフトラックデータを作成するが、そ
の際に使用するオフトラック作成回路は、例えば図16
のように構成されている。
る。図示のように、オフトラック作成回路26は、整流
回路27と平滑回路28で構成される。また、整流回路
27は、例えば図示のようなダイオード29で構成し、
平滑回路28は、例えばコンデンサ30で構成される。
フトラック補正を行うには、例えば次のようにして行っ
ていた。先ず、図17に示したように、磁気ディスク1
6のサーボ面のみならず、データ面14の特定領域に、
データ面サーボ情報DSD書き込んでおく。
トラックセンタに対して、所定量オフセットさせた位置
にパターンAとパターンBを交互に書き込む。その後、
イニシャルシーク時、又は装置の自動調整時等に、デー
タヘッド13でデータ面サーボ情報DSDを読み込む。
用いてオフトラック量を求め、これをメモリに保持して
おき、ヘッド位置付け時に、サーボ面のサーボ情報に加
え、このオフトラック量で補正していた。
形を図18に示す。図18において、Aはデータ面サー
ボ情報DSD上のデータヘッド13の軌跡、Bはデータ
面サーボ復調器の出力、Cはオフトラック補正信号、D
はオフトラック補正時のポジション信号(位置信号)、
Eはオフトラック補正時のデータヘッドの出力を示す。
のにおいては、次のような課題があった。 (1) オフトラック補正を行う際、オフセット量が大きい
と、1つのサーボトラックと、隣りのサーボトラックの
中点近傍に達することがある。
せることは、一般的に困難となる。 (2) 測定したオフトラック量が、1トラックの幅の半分
以上の値を取った場合には、装置に機械的な欠陥がある
可能性が高いと考えるのが妥当である。
のような事態を検出しておらず、データの信頼性、ある
いは装置の信頼性低下にもつながっていた。本発明は、
このような従来の課題を解決し、オフトラック補正を行
う際、検出したオフトラック量に対して、有効範囲を設
定することにより、安定したトラック追従ができるよう
にすると共に、データ等の信頼性を向上することを目的
とする。
あり、図1中、図12〜図18と同じものは同一符号で
示してある。また、OTはオフトラック量を格納したレ
ジスタ、LP は有効範囲の正側の限度値、LM は有効範
囲の負側の限度値を示す。
ように構成した。 (1):何れか一面をサーボ面15とし、他の面をデー
タ面14とした複数のディスク16と、前記サーボ面及
びデータ面に配置されたサーボヘッド12及びデータヘ
ッド13と、前記サーボヘッド12を前記サーボ面15
の所望のサーボトラックに位置決めする位置決め機構9
とを備え、予め、サーボヘッド12とデータヘッド13
の相対的な位置ずれ量を測定し、リード/ライト時、任
意のデータヘッド13を選択した際、そのデータヘッド
13の位置ずれ量を補正するように(その位置ずれ量を
打ち消す方向にオフセットして)、サーボヘッド12を
位置決めする、磁気ディスク装置のオフトラック補正方
法において、前記サーボヘッド12を所定のサーボトラ
ックに位置決めしながら、前記データヘッド13によ
り、前記データ面14のサーボトラックを再生し、前記
サーボヘッド12と前記データヘッド13のオフセット
量を検出し、その後、前記データヘッド13を所望のデ
ータトラックに位置決めする際、前記オフセット量が所
定の範囲(有効範囲:LP、LM)内である場合、前記
サーボヘッド12を前記データトラックに対応するサー
ボトラックに対して前記オフセット量をオフセットさせ
て位置決めすることにより、前記データヘッド13を前
記データトラックに位置決めし、前記オフセット量が所
定の範囲外である場合、前記サーボヘッドのオフセット
を無効にするようにした。
他の面をデータ面14とした複数のディスク16と、前
記サーボ面及びデータ面に配置されたサーボヘッド12
及びデータヘッド13と、前記サーボヘッド12を前記
サーボ面15の所望のサーボトラックに位置決めする位
置決め機構9とを備え、予め、サーボヘッド12とデー
タヘッド13の相対的な位置ずれ量を測定し、リード/
ライト時、任意のデータヘッド13を選択した際、その
データヘッド13の位置ずれ量を補正するように(その
位置ずれ量を打ち消す方向にオフセットして)、サーボ
ヘッド12を位置決めする、磁気ディスク装置のオフト
ラック補正方法において、前記オフセット量が所定の範
囲(有効範囲:LP、LM)外である場合、前記サーボ
ヘッド12を前記データトラックに対応するサーボトラ
ックに対して前記所定の範囲内の最大のオフセット量を
オフセットさせて位置決めすることにより、前記データ
ヘッド13を前記データトラックに位置決めするように
した。
しながら説明する。オフトラック補正部7では、リード
/ライト制御部3からのオフトラックデータ(検出した
オフトラック量のデータ)と、上位コントローラからの
オフトラック量の有効範囲LP 、LM を示すデータ等を
入力し、オフトラック補正データと、オントラックスラ
イスデータを作成する。
は、サーボヘッド12で読み出したサーボ信号と、オフ
トラック補正部7からのオフトラック補正データ、オン
トラックスライスデータ等を入力し、上位コントローラ
からの指令に従って、ヘッド位置決め制御を行う。
検出されたオフトラック量(OTの値)を、有効範囲を
示す上限、下限の限度値LP 、LM と比較することによ
り、オフトラック量が有効範囲内か否かを判定する。
エラーとするか、あるいはオフトラック量を上記限度値
LP あるいはLM (有効範囲内で最大値)として、オフ
トラック補正を行う。
の状態でのデータ書き込み、読み出しを禁止することが
できる。従って、データの信頼性や装置の信頼性も向上
する。
する。図2〜図11は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2は磁気ディスク装置のブロック図、図3はオフ
トラック補正部のブロック図、図4はヘッド位置決めデ
ータの説明図(実施例1)、図5は位置決めデータ書き
込み処理フローチャート(実施例1)、図6は変換係数
を求めるトレーニングシーケンス(実施例1)、図7、
図8はオフトラック補正時の処理フローチャート(実施
例1)、図9、図10はオフトラック補正時の処理フロ
ーチャート(実施例2)、図11は実施例2の説明図で
ある。
同じものは同一符号で示してある。また、38はEEP
ROM(電気的に消去及び書き込み可能なROM)を示
す。 (1) 実施例で用いる装置の説明・・・図2、図3参照 本発明の実施例で用いるサーボ面サーボ方式の磁気ディ
スク装置は、図2、図3のように構成されている。
2、リード/ライト制御部3、ディスク機構部4、ヘッ
ド位置決めサーボ制御部5、スピンドルモータ制御部
6、オフトラック補正部7、EEPROM38等で構成
される。
EEPROM38を設けた点と、上位コントローラ2か
ら、オフトラック補正部7に対して、限度値のデータ
(LP、LM )を送る点以外は、上記従来例の構成と同
じである。
ングシーケンス(後述する)で求めた変換係数G等を格
納しておくメモリである。上記オフトラック補正部7に
は、アナログ/ディジタルコンバータ(ADC)33、
ワークレジスタ34、演算部35、オフトラック補正値
レジスタ36、オントラックスライスレジスタ37を設
ける。
算部35が、上位コントローラ2からの限度値(LP 、
LM )のデータ受け取って演算を行うと共に、EEPR
OM38に対して、変換係数Gを入/出力できるように
なっているが、それ以外の構成は、上記従来例と同じで
ある。
4〜図11参照 この実施例では、磁気ディスクのデータ面に、サーボデ
ータとしての位置決めパターンを書き込み、このパター
ンを、トレーニングシーケンスで読んで測定することに
より、変換係数を求め、EEPROM38に格納してお
く。
て、上記位置決めパターンを読んでオフトラック量を測
定し、このオフトラック量にEEPROM38から読み
出した変換係数Gを用いて校正(キャリブレーション)
した値を、検出したオフトラック量として用いた例であ
る。
にエラーとする例である。
は、パターン又は位置決めパターンという)は、図4の
ように書き込む。
ド13のコア幅(シーク方向の幅)をWとし、データヘ
ッド13を、トラックセンタに対し、W/2、−W/2
だけオフセットして、パターンA、Bを書き込む。
対し、所定量オフセットして読むと、その出力レベル
は、図4の(B)のような波形になる。(図4の
(B)、(C)の横軸はトラックセンタからのオフトラ
ック量を示し(インナ側を+とする)、縦軸が出力レベ
ルを示す。
の位置で読むと出力レベルは0、Wの位置で読むと出力
レベルはa/2、W/2の位置で読むと出力レベルはa
(max)、0の位置(オフセットなし)で読むと出力
レベルはa/2、−W/2の位置で読むと出力レベルは
0となる。
読むと出力レベルは0、0の位置で読むと出力レベルは
a/2、−W/2の位置で読むと出力レベルはa(ma
x)、−Wの位置で読むと出力レベルはa/2、−3/
2Wの位置で読むと出力レベルは0となる。
で表わし、アウタ側を−で表わしている。)従って、例
えばW/2の位置で、パターンAとBを読むと、パター
ンAの出力レベルはaで、パターンBの出力レベルは0
であるから、A−Bの出力レベルはaとなる。
読むと、パターンAの出力レベルは0で、パターンBの
出力レベルはaであるから、A−Bは−aとなる。更
に、0の位置でパターンA、Bを読むと、その出力レベ
ルは同じ値(a/2)であるから、A−Bの出力レベル
は0となる。従って、A−Bの出力レベルは図4の
(C)のようになる。
・・図5参照(図5の各処理番号はカッコ内に示す。)
この処理は、データ面に、図4に示した一対のパターン
(位置決めデータ)を書き込む処理である。
る。以下位置決めの基準をサーボヘッドによるサーボト
ラック中心とする(S1)。そして、トラック中心から
インナ側にW/2(Wはデータヘッドのコア幅)オフセ
ットし(S2)、媒体円周上の点にパターンAを書き込
む(S3)。
2オフセットし(S4)、媒体円周上のパターンAの近
傍にパターンBを書き込む(S5)。以上の処理によ
り、図4に示したパターンA、Bを書き込む。その後、
後述するトレーニングシーケンスにより、パターンA、
Bを読んでオフトラック量を測定し、変換係数(ゲイ
ン)を求める。
スの説明)・・・図6参照(図6の各処理番号はカッコ
内に示す) この処理では先ず、データ面上の位置決めデータ(パタ
ーンA、B)が書き込まれているシリンダにシークす
る。以下、位置決めの基準をサーボヘッドによるサーボ
トラック中心とする(S11)。
2オフセットして(S12)、パターンA、Bをこの順
に読み出し、レジスタAP、BPに値を格納する(S1
3)。
−BP)を求め、レジスタSPに格納しておく(S1
4)。その後、トラック中心からアウタ側に−W/2オ
フセットし(S15)、パターンA、Bをこの順で読み
出し、レジスタAM、BMに値を格納する(S16)。
−BM)を求め(S17)、レジスタSに格納する(S
18)。そして上記オフセット量Wと、レジスタSの値
(実際のオフトラック量)との比W/Sを求め(S1
9)、この値を変換係数(ゲイン)Gとして(G=W/
S)EEPROM38に書き込んでおく(S20)。
図7〜図8参照(図7、図8の各処理番号はカッコ内に
示す。)この処理では、上記の処理でデータ面に書き込
んだパターンA、Bを読んでオフトラック量を測定し、
EEPROM38内の変換係数Gを用いて校正した後、
そのオフトラック量を検出されたオフトラック量として
用い、有効範囲内か否かの判定を行って、オフトラック
補正を行うものである。
ーンA、B)が書き込んであるシリンダにシークする。
以下、位置決めの基準をサーボヘッドによるサーボトラ
ック中心とする(S21)。
出し、レジスタAR、BRに値を格納する(S22)。
次に、レジスタAR、BRの値の差(AR−BR)を求
め、レジスタSSに格納する(S23)。
を読み出し、レジスタSSの値との積G×SSを求め、
オフトラック量の校正(キャリブレーション)を行っ
て、新しいオフトラック量をレジスタOTに格納する
(S24)。
は、上位コントローラ2から受け取った限度値のデータ
LP (オフトラック量の正側の限度値)とLM (オフト
ラック量の負側の限度値)をもとに、レジスタOL(ワ
ークレジスタ34内のレジスタ)の値の比較処理を行
う。
トラック量)が、限度値LP 、LMを超えていれば(S
25、S26)、オフトラック量が範囲外であるとし
て、エラーとする(S29)。
LM の範囲内であれば追従判定基準の範囲全体をレジス
タOTの値分ずらし(S27)、目標位置Cylcmd
(指令値)からオフトラック量を差し引いた位置を新た
な目標位置としてヘッドの位置決め制御を行う(S2
8)。
に、有効範囲内で最大限補正する例である(限度値を超
えていてもエラーとしない)。
じである。 (オフトラック補正時の処理説明)・・・図9、10参
照(図9、10の各処理番号はカッコ内に示す。)この
処理では、先ずデータ面の位置決めデータ(パターン
A、B)が書き込んであるシリンダにシークする。以
後、位置決めの基準をサーボヘッドによるサーボトラッ
ク中心とする(S31)。
しレジスタAR、BRに値を格納する(S32)。次
に、レジスタAR、BRの値の差(AR−BR)を求
め、レジスタSSに格納する(S33)。
る変換係数Gを読み出し、この値とレジスタSSの値の
積SS×Gを求めて校正し、この値をレジスタOTに格
納する(S34)。
た限度値LP 、LM とレジスタOTの値を比較する。そ
の結果、レジスタOTの値が、オフトラック量の正側の
限度値LP を超えて(OT>LP )いたら(S35)、
レジスタOTの値を限度値LP とする(S39)。
量の負側の限度値LM より小さい(OT<LM )場合に
は(S36)、レジスタOTの値を限度値LM とする
(S40)。
(LM ≦OT≦ LM )であればレジスタOTの値をそ
のまま使用する。次に、上記処理で決ったオフトラック
量を新たなオフトラック量として、追従判定基準の範囲
全体を、該オフトラック量分ずらす(S37)。
オフトラック量分を差し引いた位置を、新たな目標位置
として(S38)、位置決め制御を行う。上記実施例2
の処理を行った場合と行わない場合の例を図11に示
す。
い例、図11のは限度値LP 、L M を設定した例(実
施例2)であるこの例では、検出(測定)されたオフト
ラック量が4.0(ミクロン)で、オントラック成立条件
が±1.5(ミクロン)の場合を示す。
用しない場合は、図11のに示したようになる。この
場合、上記オフトラック量で得た補正量による補正後の
データヘッドの中心は、サーボトラックセンタ(この点
を0とする)から4.0 の位置にある。
範囲は、4.0を中心に±1.5であるから、2.5〜5.5の
範囲となる。これに対し、上記実施例2の処理を行った
場合図11ののようになる。この例では、最大補正範
囲を3.0(LP =3.0)とする。
であるが、LP =3.0で制限され、データヘッドの中心
はサーボトラックセンタから3.0の位置となる。すなわ
ち、補正すべきオフトラック量は、本来4.0であるが、
限度値による制限で、実際には3.0しか補正しない。
を中心に±1.5の範囲、すなわち、サーボトラックセン
タから2.5〜5.5の範囲であるから、の例にくらべ
て、オントラック成立範囲は片側が1だけ厳しくなって
いる。
トラック量が大きい程、オントラック成立範囲が厳しく
制限される。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
図6に示した処理により求めた変換係数Gで校正してい
るが(図7のS24の処理及び図9のS34の処理参
照)、このような処理を行わなくてもよい。
トラック量(オフトラックデータ)を用いてもよい。 (2) オフトラック量の有効範囲を示す限度値LP 、LM
は、任意の値に設定可能である。
のような効果がある。 (1) オフトラック補正の範囲に制限を設けることによ
り、不安定なトラック追従の状態でのデータの書き込み
及び読み出しを禁止することができる。
信頼性を向上できる。 (2)検出したオフトラック量が、1トラックの幅の半
分を超えるような値をとった場合、装置に機械的な欠陥
がある可能性が高いが、このような場合、エラーとして
検出可能である。(3)サーボヘッドとデータヘッドの相対的位置変動の
問題から起こるトラック外へのデータの書き込み、トラ
ック外からのデータの読み出しを防止できる。すなわ
ち、オフトラック補正値が予め決められている範囲を逸
脱した場合、エラーとして処理し、データの読み書きを
禁止することができる。 また、オフトラック補正値が予め決められている範囲を
逸脱した場合、直ぐにエラーとせず、補正値を予め決め
られた最大のオフトラック量とすることで、ディスク装
置としての動作を続けることができる。更に、前記補正
値は、所定の範囲(有効範囲)にクランプされるため、
制御目標値が時間で不連続になり得ない。従って、隣接
トラックへの誤書き込み、或いは、隣接トラックからの
誤読み出しを防止でき、データを保護できる。 (4):
追従判定基準の範囲全体が追従目標値と連動して更新さ
れるものであるから、不必要なオントラック落ちを防止
でき、パフォーマンスの低下が防止できる。
ロック図である。
る。
る。
ャートである。
ンスである。
ローチャート(その1)である。
ローチャート(その2)である。
ローチャート(その1)である。
フローチャート(その2)である。
る。
ク図である。
る。
ある。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】何れか一面をサーボ面とし、他の面をデー
タ面とした複数のディスクと、前記サーボ面及びデータ
面に配置されたサーボヘッド及びデータヘッドと、前記
サーボヘッドを前記サーボ面の所望のサーボトラックに
位置決めする位置決め機構とを備え、予め、前記サーボヘッドとデータヘッドの相対的な位置
ずれ量を測定し、リード/ライト時、任意のデータヘッ
ドを選択した際、そのデータヘッドの位置ずれ量を補正
するように、サーボヘッドを 位置決めする、磁気ディス
ク装置のオフトラック補正方法において、 前記サーボヘッドを所定のサーボトラックに位置決めし
ながら、前記データヘッドにより、前記データ面のサー
ボトラックを再生し、前記サーボヘッドと前記データヘ
ッドのオフセット量を検出し、その後、前記データヘッ
ドを所望のデータトラックに位置決めする際、前記オフ
セット量が所定の範囲内である場合、前記サーボヘッド
を前記データトラックに対応するサーボトラックに対し
て前記オフセット量をオフセットさせて位置決めするこ
とにより、前記データヘッドを前記データトラックに位
置決めし、 前記オフセット量が所定の範囲外である場合、前記サー
ボヘッドのオフセットを無効にすることを特徴とする磁
気ディスク装置のオフトラック補正方法。 - 【請求項2】何れか一面をサーボ面とし、他の面をデー
タ面とした複数のディスクと、前記サーボ面及びデータ
面に配置されたサーボヘッド及びデータヘッドと、前記
サーボヘッドを前記サーボ面の所望のサーボトラックに
位置決めする位置決め機構とを備え、予め、前記サーボヘッドとデータヘッドの相対的な位置
ずれ量を測定し、リード/ライト時、任意のデータヘッ
ドを選択した際、そのデータヘッドの位置ずれ量を補正
するように、サーボヘッドを 位置決めする、磁気ディス
ク装置のオフトラック補正方法において、 前記オフセット量が所定の範囲外である場合、前記サー
ボヘッドを前記データトラックに対応するサーボトラッ
クに対して前記所定の範囲内の最大のオフセット量をオ
フセットさせて位置決めすることにより、前記データヘ
ッドを前記データトラックに位置決めすることを特徴と
する磁気ディスク装置のオフトラック補正方法。
Priority Applications (5)
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