JP2786214B2 - スクリュー圧縮機 - Google Patents

スクリュー圧縮機

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JP2786214B2
JP2786214B2 JP63312028A JP31202888A JP2786214B2 JP 2786214 B2 JP2786214 B2 JP 2786214B2 JP 63312028 A JP63312028 A JP 63312028A JP 31202888 A JP31202888 A JP 31202888A JP 2786214 B2 JP2786214 B2 JP 2786214B2
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洋幸 松田
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクリュー圧縮機に係り、特に非熟練者や
一般作業員が操作するのに好適なスクリュー圧縮機に関
する。
〔従来の技術〕
従来の圧縮機用メンテナンス装置では、例えば圧縮機
に故障が発生した場合、故障検出センサからの検出信号
を制御装置が判断し、故障か警報かを判定して計器パネ
ル上の該当ランプを点灯するようにしている。また、必
要な操作手順や故障時の対処方法等のデータを記憶して
おき、圧縮機の操作時や故障発生時に、音声合成ICで必
要なデータを音声データに変換して操作者に知らせる従
来技術もある。
尚、従来技術に関連するものとして、特開昭54−1761
09号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
圧縮空気を使用する工場などでは、圧縮機は重要な動
力源である。このため、その操作や点検で手間取る工場
での生産ライン等に影響が及ぶことになる。しかし一方
で、省力化や自動化が進み、圧縮機の操作を専門に行う
担当者を置くことは稀になっていている。従って、圧縮
機用メンテナンス装置として、圧縮機の専門知識を持た
ない非熟練者・一般作業者に対し圧縮機の操作手順や故
障対策手順を分かり易く知らせることもできるものが要
望されてきている。
しかし、上記従来決重に係るメンテナンス装置は、圧
縮機の専門知識をもつ熟練者の負担を軽減することを主
眼としているため、一般作業者や非熟練者が取り扱った
場合、音声やランプである運転状態や故障状態が表示さ
れた後、どの様な操作をすればよいかが和からないとい
う問題がある。
本発明の目的は、圧縮機の非熟練者・一般作業者でも
圧縮機の操作や故障対策を行うことができるスクリュー
圧縮機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、圧縮室内に収納されたスクリューをモー
タで回転駆動して圧縮空気を発生するスクリュー圧縮機
において、エアフィルタの目詰まりを検出するエアフィ
ルタ検出手段と、吐出空気温度を検出する吐出温度検出
手段と、吐出空気圧力を検出する吐出圧力検出手段と、
オイルフィルタの目詰まり検出するオイルフィルタ検出
手段と、モータ電流を検出する電流検出手段と、このス
クリュー圧縮機に故障が発生したときに前記各検出手段
が検出したデータと故障原因とを記憶する記憶装置と、
圧縮機の運転を制御する制御装置と、この制御装置に操
作信号を入力する入力受段と、この制御装置の出力を表
示する表示手段とを備え、前記記憶装置は圧縮機の操作
手順フローを記憶しており、トラブルシューティング時
には前記記憶手段に記憶した故障データと操作手順フロ
ーとが表示された表示手段の出力に基づいて前記入力手
段から対話形式で操作信号を入力することにより達成さ
れる。
〔作用〕
圧縮機の操作時や故障発生時に、メンテナンス装置の
表示画面には操作情報や故障増俸等が、文章やグラフィ
ックスで表示される。これにより、操作者が一般作業者
であっても、表示されたデータに従って操作すれば、熟
練者と同様に圧縮機を操作することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る油冷式スクリュー
圧縮機の模式図である。この圧縮機の圧縮室1内に収納
されたスクリューは、ベルト2を介しモートル3にてえ
介て駆動される。圧縮室1には、エアフィルタ4でフィ
ルタリングされた空気と、オイルフィルタ5でフィルタ
リングされた潤滑油(シール用,冷却用としても働
く。)が供給される。スクリューの回転により圧縮され
た空気は、その圧縮工程において潤滑油と共に油分離器
6に吐出されるこの油分離器6で油分を除かれた圧縮空
気は、アフタークーラ7で冷却された後、この圧縮機の
外部に吐出される。一方、油分離器6で分離された潤滑
油は油分離器6底部に溜り、その後オイルクーラ8にて
冷却され、オイルフィルタ5を通って再び圧縮室1に供
給される。
この圧縮機の運転・停止は、モートル3への電力の供
給・停止により行われる。運転装置9は、圧縮機の各所
要部に取り付けられたセンサからの信号により、モート
ル3への電力供給を自動制御する。第1図に示す例で
は、センサ10aが圧縮室1の空気吸入側に取り付けられ
たエアフィルタ4の目詰まりを検出し、センサ10bが圧
縮室1から吐出される圧縮空気の音を検出し、センサ10
cが油分離器6から吐出される圧縮空気の圧力を検出
し、センサ10dがオイルフィルタ5の目詰まりを検出
し、センサ10eをモートル3の電流を検出し、これらの
検出信号が運転g置9に常時送られる。
運転装置9は、本発明の一実施例に係るメンテナンス
装置を内蔵している。第2図は、運転装置9の構成図で
ある。運転装置9は、制御装置11と、記憶装置12と、入
力回路13と、CRT出力回路14と、ビデオ信号出旅回路15
と、モートル始動盤16と、操作表示部17から成り、操作
表示部17は操作部18とCRT19とを備えている。
記憶装置12には、取扱説明書に記載されている運転手
順を操作手順のデータや、各操作の詳細説明文,グラ
フ,図面等のデータ、トラブルシューティングの手順デ
ータ等が、夫々対応して格納されている。入力回路13
は、操作部18からの操作入力信号と各センサ10a〜10eか
らの検出信号を取り込んでこれをディジタル信号に変換
して制御装置11に送出する。制御装置11は、入力回路13
から受け取った信号を記憶装置12に格納すると共に、こ
れらの信号に応じて各種の制御信号をCRT出力回路14、
ビデオ信号出力回路15、モートル時動盤16に出力する。
CRT出力回路14からのCRT信号はCRT19に送出され、CRT19
の表示画面には制御装置11の制御信号に応じた各種デー
タが表示される。また、この運転装置9と離れた所でCR
T19の表示と同じデータをモニタする場合には、ビデオ
信号出力回路15の出力端子にテレビ等の外部モニタ装置
20を接続する。この様に、ビデオ信号出力回路15を沿ね
ることで、家庭用テレビを外部モニタ20として使用でき
る。
第3図は、操作表示部17の正面図である。操作表示部
17の正面にはCRT19の表示画面と操作部18と操作信号を
入力する各種キースイッチが設けられている。第3図に
示す例では、CRT表示画面上のカーソルを動かす選択キ
ースイッチ21と、CRT表示画面に表示された選択メニュ
ーのうちカーソル移動で選択したメニューを承認する承
認キースイッチ22と、スタートスイッチ23と、ストップ
スイッチ24等が設けられている。
次に、上述した圧縮機の運転動作を説明する。
操作者が電源を投入すると、制御装置11はタイトル画
面データを記憶装置12から読み出し、これをCRT19に表
示する。次に操作者合がスタートスイッチ23を押下する
と、制御装置11はメニュー画面データを記憶装置12から
読み出し これをCRT19に表示する。操作者は、このメニュー画面
を見て、次に何をするかを、選択キースイッチ21を操作
しカーソルを動かして選択し、承認キースイッチ22を押
下して表示画面と制御とを次の段階に進める。
ここでは、試運転を例に説明する。試運転を選択した
場合、制御装置11は、CRT19に「運転前に何をすべき
か」、「いままで何を実施したか」のデータを操作手順
を進めるのに従いその都度表示する。この表示の都度、
操作者は承認キースイッチ22を押下し、対話形式で制御
を進める。もし、圧縮機の運転中に圧縮機を停止する場
合、操作者はストップスイッチ24を押下する。これによ
り、制御装置11はモートル始動盤16へ停止信号を送出
し、モートル3への電力供給を遮断される。このとき、
制御装置11は、記憶装置12からタイトル画面データを読
み出し、これをCRT19に表でぃされる。
圧縮機の運転中は、制御装置11は各センサ10a〜10eか
ら送られてくるデータをCRT19に表示して以上無く運転
中であることを知らせると共に、各センサ10a〜10eから
のデータに応じて圧縮機の運転を自動制御する。制御装
置11は各センサ10a〜10eからのデータにより故障が発生
したと判断した場合には、モートル始動盤16に対し停止
信号を送出してモートル3を緊急停止させると共に、操
作者に対し故障発生を知らせるべく図示しない警報装置
を作動させ、更に、故障発生時の各種データと停止させ
た理由及び圧縮機の操作手順フローチャートを記憶装置
12から読み出してCRT19に表示する。操作者は、選択及
び承認キースイッチ21,22の操作によりトラブルシュー
ティングの手順に入り、制御装置11との間で前述したと
同様に対話形式で故障の最終適原因を追求し、対策を講
じる。
操作者が運転装置9の近くにいない場合には、外部モ
ニタ20を運転装置9に接続してCRT19の表示データと同
じデータをそのモニタ20で見る。この様に、運転装置9
に外部モニタ接続用端子を設けることで、簡単な電気工
事で外部モニタ20を接続でき、遠方監視が容易になる。
尚、第2図には図示を省略したが、CRT19や外部モニタ2
0に表示するデータを音声でも出力できる様に、運転装
置9を音声出力回路を設けることもできる。尚、外部モ
ニタ20として、操作表示17と同じものを使用すれば、遠
隔地にて圧縮機の操作,故障対策を対話形式でできるこ
とはいうまでもない。
尚、実施例では、表示装置をCRT19として説明した
が、文章やグラフィックスを明確に表示できるものであ
れば、液晶等の表示器も請求項にいうCRT装置に含まれ
るものである。また、グラフィックスをCRTの様にカラ
ーで表示できるものであればより一層表示が分かり易く
なるので好ましい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、従来は取扱説明書等に記載されて
いる操作手順や故障対策手順、トラブルシューティング
の流れ図のデータ等を制御装置の記憶装置に格納してお
き、操作時や故障発生時にこれらのデータを操作者との
間で対話形式で表示画面上に文章やグラフィックス等で
表示するので、操作者は、圧縮機の操作時や故障発生時
に、表示データを見て次にどの様な操作をしたらよいか
を知ることができる。従って、圧縮機について専門知識
を持たない一般作業者でも、圧縮機の操作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る圧縮機の模式図、第2
図は第1図に示す運転装置の詳細構成図、第3図は第2
図に示す操作表示部である。 1……圧縮室、3……モートル、9……運転装置、11…
…制御装置、12……記憶装置、15……ビデオ信号出力回
路、17……操作表示部、19……CRT、20……外部モニ
タ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 49/00 F04B 51/00 F04C 29/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮室内に収納されたスクリューをモータ
    で回転駆動して圧縮空気を発生するスクリュー圧縮機に
    おいて、 エアフィルタの目詰まりを検出するエアフィルタ検出手
    段と、吐出空気温度を検出する吐出温度検出手段と、吐
    出空気圧力を検出する吐出圧力検出手段と、オイルフィ
    ルタの目詰まりを検出するオイルフィルタ検出手段と、
    モータ電流を検出するで流検出手段と、このスクリュー
    圧縮機に故障が発生したときに前記各け出手段が検出し
    たデータと故障原因とを記憶する記憶装置と、圧縮機の
    運転を制御する制御装置と、この制御装置に操作信号を
    入力する入力手段と、この制御装置の出力を表示する表
    示手段とを備え、前記菊送装置は圧縮機の操作手順フロ
    ーを記憶しており、トラブルシューティング時には前記
    記憶手段に記憶した故障データと操作手順のフローとが
    表示された表示手段の出力に基づいて前記入力手段から
    対話形式で操作合信号を入力することを特徴とするスク
    リュー圧縮機。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、他のモニタ手段に音声信
    号とビデオ信号を出力する外部出力端子を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のスクリュー圧縮機。
JP1988312028A 1988-12-12 スクリュー圧縮機 Expired - Lifetime JP2786214B6 (ja)

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JPH02157486A JPH02157486A (ja) 1990-06-18
JP2786214B2 true JP2786214B2 (ja) 1998-08-13
JP2786214B6 JP2786214B6 (ja) 2009-11-25

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