JP2786035B2 - 写真フイルムパトローネの製造方法 - Google Patents

写真フイルムパトローネの製造方法

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JP2786035B2 JP3287709A JP28770991A JP2786035B2 JP 2786035 B2 JP2786035 B2 JP 2786035B2 JP 3287709 A JP3287709 A JP 3287709A JP 28770991 A JP28770991 A JP 28770991A JP 2786035 B2 JP2786035 B2 JP 2786035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプール回転により写
真フイルムの先端部をパトローネ本体の写真フイルム出
入口から排出するようにした写真フイルムパトローネの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプールを写真フイルム給送方向
に回転させることによりパトローネ本体の写真フイルム
出入口から写真フイルムを排出するようにした写真フイ
ルムパトローネが米国特許第4634306号や同第4
832275号公報で提案されている。この写真フイル
ムパトローネは、図10,11に示すように写真フイル
ム4の一方の端はスプール5に固定されており、他方の
先端部4aはパトローネ本体2の内部で収納された状態
となっている。そして、パトローネ本体2a,2bの内
周面に設けたリング状のリブ3a,3bにより写真フイ
ルム4の巻き緩みを防止している。
【0003】このような写真フイルムパトローネ1で
は、写真フイルム排出時のトルクを小さくするために写
真フイルム出入口6に設けた遮光部材7,8と写真フイ
ルム4との摩擦が極めて少ないことが特に重要であり、
遮光部材7,8と写真フイルム出入口6との固着方法に
ついて種々の提案がなされている(特願平3−1677
40号)。例えば、図12に示すように遮光部材7,8
と写真フイルム出入口6との固着に超音波溶着機を用
い、遮光部材7,8のうちで超音波溶着機のホーンで圧
着される溶着部13,14が写真フイルム4に接触しな
いように互いに離れるように、上下内壁の固着面11,
12の奥側をテーパ面11a,12aとし、溶着によっ
て溶着部13,14の弾性特性が変化しても写真フイル
ム給送に差し支えないように工夫している。
【0004】遮光部材7,8は、表面に皺や凹凸が生じ
にくく遮光性能を良好にするために、厚み0.1mmの布
7a,8aと、厚み3.1mm(荷重5g/cm2 で測定)
の軟質ポリウレタン製のスポンジ7b,8bとを積層し
た2層構造とし、写真フイルムの表面との摩擦係数が
0.25以下の表面層を有するとともに、押圧力20g
/cm2 で測定した厚みT2 から押圧力100g/cm2
測定した厚みT1 を減じた値Rが0.6mm<R<4.0
mmを満たしている。なお、布7a,8aは、70デニー
ル/20フィラメントのポリエステル糸で経糸の織り込
み密度を90本/インチ,緯糸の織り込み密度を120
本/インチとしたポリエステル平織布からなる。このポ
リエステル平織布を染色工程にて5%o.w.f.の黒色分散
染料で染色した後、4%o.w.f.のパーマローズTM(I
CI社製)で帯電防止処理を施している。
【0005】このような遮光部材7,8をテーパ面11
a,12aだけに溶着することにより、遮光部材7,8
の奥側は写真フイルム4の先端部4aを招き入れやすい
ように奥側の端15,16同志の隙間が開いた状態とな
る。これにより遮光部材7,8の溶着部13,14以外
の写真フイルム4に接触する部分においては、溶着前の
弾性特性を維持したままとなり、良好な写真フイルム排
出が行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記記
載の写真フイルムパトローネ1では、遮光部材7,8と
写真フイルム4とが写真フイルム出入口6の奥でしか溶
着されていないため、図13に示すように写真フイルム
巻き込み時に遮光部材7,8がそれの写真フイルム出入
口6外側から写真フイルム4の巻き込み方向に沿って巻
き込まれ、遮光部材7,8と写真フイルム4との接触面
積が広くなり摩擦抵抗が増大する欠点がある。このよう
な状態となると、カメラ側でそのスプール回動用モータ
に所定量以上の負荷がかかるため誤動作が発生したり、
さらに写真フイルムパトローネにおいては、遮光部材
7,8の巻き込みによる遮光不良及び写真フイルム排出
不良等が発生する。
【0007】なお、例えば遮光部材7,8の全面にフラ
ット型の超音波溶着機のホーンを圧着し、遮光部材7,
8と固着面11,12との全面を溶着した場合には、遮
光部材7,8が写真フイルム給送方向に沿って巻き込ま
れる恐れがないが、溶着によって遮光部材7,8全体の
弾性が失われ、弾性特性が溶着前後で変化してしまう恐
れがある。
【0008】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためのもので、遮光性を失わずに写真フイルムの巻き込
みを良好に行えるようにした写真フイルムパトローネの
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の写真フイルムパ
トローネの製造方法では、一部にスポンジ材料を用いた
遮光部材を超音波溶着よって固着面に固着する。その超
音波溶着時には、超音波ホーンの圧着面と固着面との間
のクリアランスが、写真フイルム給送方向に沿った前側
及び後側よりもそれらの間の中央部の方が広くなるよう
に、固着面又は超音波ホーンの圧着面の断面形状を変え
る。そして、遮光部材のうち少なくとも写真フイルム給
送方向に沿った前側を超音波溶着するようにしたもので
ある。
【0010】
【実施例】実施例1を示す図1において、この写真フイ
ルムパトローネの写真フイルム出入口6の固着面21,
22には、遮光部材7,8をそれらの中央部の間隔より
も写真フイルム給送方向に沿った両端部の間隔のほうを
広くした状態で固着している。遮光部材7,8を固着す
る上下内壁は、図2に示すように0.6mmの写真フイル
ム通路25の幅Jの中心線26を軸に上下対称形状とな
っており、その寸法は固着面21と固着面22との間隔
Hが3mm、固着面21,22の写真フイルム給送方向に
沿った長さKがそれぞれ4.5mmとなっている。これら
の固着面21,22にそれぞれ遮光部材7,8を固着す
る方法は超音波溶着機を用いて行い、溶着後の遮光部材
7,8を前後を互いに離れた状態とするために、前記固
着面21,22の写真フイルム給送方向に沿った前後の
位置に各々凸部23,24を設け、超音波溶着機のホー
ンを圧着させる位置に対し、固着面21,22の前後と
その中央部とのクリアランスを変えて溶着する。
【0011】遮光部材7,8は、厚み0.84mmの布7
a,8aと、厚み4.5mm(荷重5g/cm2 で測定)の
軟質ポリウレタン製のスポンジ7b,8bとを積層した
2層構造ものである。布7a,8aは、70デニール/
20フィラメントのポリエステル糸で経糸の織り込み密
度を90本/インチ,緯糸の織り込み密度を120本/
インチとしたポリエステル平織布からなる。このポリエ
ステル平織布を染色工程にて5%o.w.f.の黒色分散染料
で染色した後、4%o.w.f.のパーマローズTM(ICI
社製)で帯電防止処理を施した。スポンジ7b,8b
は、見掛け密度が60kg/m3 (JIS K640
1)である。そして、布7a,8aをスポンジ7b,8
bに、スポンジの表面を炎で溶解して布を押しつけて貼
るフレームラミネーションで貼り合わせると、スポンジ
7b,8bが0.6mm溶解するので、遮光部材7,8の
厚みが布7a,8aの厚みと合わせて4.0mmとなって
いる。
【0012】このような遮光部材7,8に荷重100g
/cm2 をかけて測定した厚みT1 は1.5mm,荷重20
g/cm2 をかけて測定した厚みT2 は3.8mmとなり、
その差Rは2.3mmとなった。このRの求め方,即ち遮
光部材7,8の圧縮特性を図8に示す。このR値が0.
6mm以下である場合は、わずかな厚み変動によって光被
りを起こしたり、押圧力が高くなって排出時の給送トル
クが高くなり、頭出し率が不良になったりする。また、
R値が4.0mm以上では、遮光部材7,8が変形に対し
て復帰する力が強く皺や凹凸が生じやすく、光被りの原
因となったりする。また、布7a,8aの表面の摩擦係
数は、写真フイルム4のベース面に対して0.20,乳
剤面に対して0.15であった。
【0013】被着面に溶着した後の遮光部材7,8の厚
みと、超音波溶着機のホーン圧着位置と被着面とのクリ
アランスとの相関を図9に示す。この結果、クリアラン
スを狭くするほど溶着後の遮光部材7,8の厚みが薄く
なることが分かる。なお、図9に示す相関グラフは、寸
法38.1mm×5.5mm、厚み4.0mmにカットした遮
光部材7,8を平滑なポリスチレン樹脂板(寸法50mm
×119mm×厚み2mm)に溶着し、溶着後の遮光部材
7,8の厚みを測定して得られたものである。また、溶
着は、ブランソンウルトラソニックスのモデル947M
超音波溶着機(商品名)を用い、エレルギーモードで使
用して、110ジュールのエネルギーを与えることで行
った。さらにまた、溶着後の遮光部材7,8の厚みは、
デジタルマイクロメーター(ミツトヨ ライトマチック
14g/cm3 (商品名))を用いて測定した。
【0014】このような特性を考慮し、溶着後の遮光部
材7,8同志が写真フイルム出入口6の上下内壁の間で
互いに圧縮される圧縮率Zが50%以上、65%以下と
なるように、超音波溶着機のホーン圧着位置と写真フイ
ルム給送方向に対する固着面21,22の中央部との中
央クリアランスを予め定めておけば、写真フイルム排出
及び巻き込み時における接触抵抗や遮光性等の状態を良
好に維持したままで溶着できる。なお、中央クリアラン
スは、数1に示す計算式にて溶着後の遮光部材7,8の
中央部の厚みを算出し、これを基に図9に示すグラフか
ら読み取る。
【0015】
【数1】Z=〔L1−(G−L2)〕/L1×100 T=L1+L2
【0016】ここで、Zは前述した圧縮率、L2は溶着
後の布7a,8aの厚み、Gは図2に示す写真フイルム
通路25の中心線26から固着面21,22までの距離
(1.5mm)、L1は溶着後のスポンジ7b,8bの厚
み、Tは溶着後の遮光部材7,8の厚みである。例え
ば、Zを59%と設定し、溶着前後で布の厚みは変化し
ないものとしてL2を0.1mmとすると、L1は3.4
mmとなり、これによりTは3.5mmとなる。したがって
超音波溶着機のホーン圧着位置と写真フイルム給送方向
に対する固着面21,22の中央部とのクリアランスは
図9に示す特性から判断すると0.32mmとなる。これ
により、前後クリアランスは中央クリアランスに対して
狭められ、溶着後の遮光部材7,8の前後は互いに離れ
た状態となるので、狭めるクリアランス分を前記凸部2
1a,21b,22a,22bの高さとすればよい。
【0017】例えば、図2に示す固着面21又は固着面
22から写真フイルム通路25までの高さAを1.2mm
にした場合には、固着面21又は固着面22から凸部2
1a又は凸部22a各々の平坦部までの高さBは0.1
3<B<1.1、好ましくは0.15<B<1.0を満
たすのが好ましい。ここで、超音波溶着機のホーン圧着
位置と固着面21,22の前後、即ち凸部21a,21
b,22a,22b各々の頂点とのクリアランスを0mm
に設定して超音波溶着したときのスポンジ7b,8bと
布7a,8aとの厚みの和をTmとすると、0<B<
(A−Tm)を満たすのが好ましい。
【0018】なお、超音波溶着機のホーン圧着位置と凸
部21a,21b,22a,22bとの間の最終クリア
ランスを0mmに設定し、ホーンを遮光部材7,8に圧着
して超音波溶着を無制限に続けた場合には、遮光部材
7,8が固着面21,22に完全に埋め込まれてゆき、
ホーンが凸部21a,21b,22a,22bに接触し
てしまうことになるが、例え前記最終クリアランスを0
mmに設定しておいても、5Kg/cm2 の圧力で遮光部材
7,8にホーンを圧着させ、しかも供給エネルギーを1
10ジュールに制限して超音波溶着したときには、ホー
ンの圧着面が凸部21a,21b,22a,22bに接
触することはない。そして、このようにして溶着された
遮光部材7,8の凸部21a,21b,22a,22b
での全体の厚みをTmとすると、前記高さBの値として
は、0<B<(A−Tm)を維持するような値にしてお
くのがよい。
【0019】さらに、その他の寸法として固着面21又
は固着面22から凸部21b又は凸部22bまでの高さ
Cは、0<C<B又は0<C=Bを満たしていれば写真
フイルム巻き込み方向に沿った遮光部材7,8の巻き込
みが防止できる。写真フイルム給送方向に沿った凸部2
1a又は凸部22aの平坦部の長さDは0.2<D<
1.5、好ましくは0.3<D<1.2、また、固着面
21,22から凸部21a又は凸部22aの頂点までの
傾斜部の写真フイルム給送方向に沿った長さEは0.5
<E<1.2、好ましくは0.8<E<1.1、さらに
また、固着面21,22から凸部21b,22bの頂点
までの傾斜部の写真フイルム給送方向に沿った長さFは
0.2<F<1.0、好ましくは0.3<F<0.8を
満たしていればよい。
【0020】このような凸部22a,22bを設けた固
着面22に遮光部材8を溶着する状態を示す図3におい
て、超音波溶着機のホーン27は、それの圧着面28が
フラットになっており、溶着時には、超音波溶着機のホ
ーンと固着面22とで圧縮された遮光部材8の前後だけ
に超音波が伝達され、中央部分はほとんど溶着されるこ
とがない。溶着完了後は、図4に示すように遮光部材8
の前後は、それの高さが中央部よりも低くなった状態と
なる。このように固着面21にも同様に遮光部材7を溶
着し、組み立て完了後には図1に示すように遮光部材
7,8同志が互いに圧縮された状態となる。なお、写真
フイルム4としては、フジカラースーパーHG400を
使用した。
【0021】本発明の実施例2は、図5、図6及び図7
に示すように超音波溶着機のホーン27の圧着面29側
に凸部23,24を設け、凸部23,24を設けた圧着
面29と、平坦形状となった前記写真フイルム出入口6
の固着面21,22との中央及びその前後でクリアラン
スを変えている。なお、圧着面29に設けた凸部23,
24の形状は、実施例1で説明したと同じような寸法を
満たしていればよい。
【0022】本発明の実施例3は、予め固着面側に全面
に両面テープを貼り付けた遮光部材7,8を実施例1で
説明した溶着後の厚みと同じにし、電気こてを用いて遮
光部材7,8の前後を熱溶融により傾斜を付け、固着面
21,22に貼り付け、写真フイルム給送方向に沿った
遮光部材7,8の前後で互いに離れた状態とした。な
お、両面テープはソニーケミカル株式会社製のNP305B
(商品名)を用いた。
【0023】以上、本発明の各実施例1〜3と従来技術
とで説明した写真フイルムパトローネについて、以下の
ような測定を行い、その結果を表1に記載した。
【0024】
【表1】
【0025】写真フイルム頭出し率に関しては、繰り返
し数30回で写真フイルム出入口6から写真フイルム4
の先端部4aが突出した回数がn回であった場合に(n
/30)×100で算出した値とした。また、写真フイ
ルム巻き込み率に関しては、繰り返し数30回で写真フ
イルム4の先端部4aがパトローネ本体2a,2b内に
完全に収納された回数がn回であった場合に(n/3
0)×100で算出した値とした。さらにスプール5を
回転させる給送トルクは、200gcm とした。遮光性
に関しては、写真フイルム頭出し及び巻き込み完了した
状態で7万ルクスの光を3分間照射した場合について、
それぞれ写真フイルム4を現像処理して光被りの有無を
調べた。これにより表1から分かるように、本発明の実
施例1〜3はいずれも遮光性を失わずに写真フイルム頭
出し及び巻き込みを良好に行うことができた。
【0026】なお、実施例1及び2では、超音波ホーン
を1回圧着することにより、遮光部材と固着面との溶着
が完了する方法を説明したが、もちろん、超音波ホーン
を遮光部材の前後で2回の圧着を行う方法でもよい。ま
た、実施例3においても遮光性を失わずに写真フイルム
頭出し及び巻き込みを良好に行うことができるため、実
施例3で説明した両面テープの代わりに瞬間接着剤、誘
導加熱接着剤、ホットメルト粘着剤、ホットメルト接着
剤、ホットタック粘接着剤等のあらゆる粘着剤、接着
剤、粘接着剤等を用いてもよい。また、これらを用いて
遮光部材と固着面との全面を貼り付ける方法の代わり
に、前後部分だけを貼り付ける方法でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真フイ
ルムパトローネの製造方法では、一部にスポンジ材料を
用いた遮光部材を用い、超音波溶着時に、超音波ホーン
の圧着面と固着面との間のクリアランスが、写真フイル
ム給送方向に沿った前側及び後側よりもそれらの間の中
央部の方が広くなるように、固着面又は超音波ホーンの
圧着面の断面形状を変えたから、固着面のうち写真フイ
ルム給送方向に沿った中央部ではスポンジ材料の弾性力
が失われず、また、遮光部材のうち少なくとも写真フイ
ルム給送方向の前側を超音波溶着しているから、写真フ
イルムの巻き込み時に遮光部材が捲れる不都合を解消す
ることができるため、遮光性を失うことなく写真フイル
ムの巻き込みを良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る写真フイルム出入口の
拡大断面図である。
【図2】写真フイルム出入口の形状を示す拡大断面図で
ある。
【図3】写真フイルム出入口の固着面に遮光部材を溶着
する状態を示す説明図である。
【図4】溶着後の遮光部材を示す説明図である。
【図5】実施例2に係る写真フイルム出入口の固着面に
遮光部材を溶着する状態を示す説明図である。
【図6】溶着後の遮光部材を示す説明図である。
【図7】実施例2に係る写真フイルム出入口の拡大断面
図である。
【図8】遮光部材の圧縮特性を示すグラフである。
【図9】固着面と超音波溶着機の圧着位置とのクリアラ
ンスに対し、溶着後の遮光部材の厚みの変化を示すグラ
フである。
【図10】従来技術で説明した写真フイルムパトローネ
の外観を示す斜視図である。
【図11】従来技術で説明した写真フイルムパトローネ
の断面図である。
【図12】従来技術で説明した写真フイルム出入り口の
拡大断面図である。
【図13】従来技術で説明した写真フイルム出入り口の
拡大断面図で、写真フイルムを巻き込む状態を示してい
る。
【符号の説明】
6 写真フイルム出入口 7,8 遮光部材 7a,8a 布 7b,8b スポンジ 21b,21b,22a,22b,23,24 凸部 27 ホーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムを巻き付けたスプールを回
    転自在に収納する収納室と、この収納室と外部との間で
    写真フイルムが出入りする写真フイルム出入口と、前記
    写真フイルム出入口の内部でここを通過する写真フイル
    ムを挟んで対向し合うように設けられた固着面と、前記
    固着面に設けられ、写真フイルム出入口から収納室に光
    が侵入することを防ぐ遮光部材とを備えた写真フイルム
    パトローネの製造方法において、 一部にスポンジ材料を用いた遮光部材を超音波溶着より
    前記固着面に固着するとともに、超音波溶着時に超音波
    ホーンの圧着面と前記固着面との間のクリアランスが、
    写真フイルム給送方向に沿った前側及び後側よりもそれ
    らの間の中央部の方が広くなるように、前記固着面又は
    超音波ホーンの圧着面の断面形状を変え、前記遮光部材
    うち少なくとも写真フイルム給送方向に沿った前側を超
    音波溶着することを特徴とする写真フイルムパトローネ
    の製造方法。
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