JP2786008B2 - 無線伝送方式 - Google Patents

無線伝送方式

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JP2786008B2
JP2786008B2 JP2259811A JP25981190A JP2786008B2 JP 2786008 B2 JP2786008 B2 JP 2786008B2 JP 2259811 A JP2259811 A JP 2259811A JP 25981190 A JP25981190 A JP 25981190A JP 2786008 B2 JP2786008 B2 JP 2786008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無線装置の送信出力制御方式に利用する。
特に、異偏波同一周波数干渉除去方式(以下、XPIC方式
という。)に適用する場合に関する。
〔概要〕
本発明は、水平および垂直に偏波された電磁波が授受
される無線伝送方式において、 自波または異偏波のいずれか一方を参照して送信電力
を制御することにより、 制御系の構成を簡素化することができるようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
現在、XPIC方式での送信電力制御方法は何ら報告され
ていないが、自波および異偏波の送信電力をそれぞれ独
立に制御する方式が現状のATPC方式の延長として考えら
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来例では、受信入力レベルを見た場合
に、自波および異偏波の相関を配慮せずに各々の送信出
力レベルを制御するので、制御系が複雑になる欠点があ
る。
本発明は、このような欠点を除去するもので、自波お
よび異偏波の相関を配慮に入れた送信電力制御系をもつ
無線伝送方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、水平および垂直に偏波された電磁波が授受
される送信局と受信局とで構成され、この伝送局は、送
信する電磁波の出力レベルを与えられたレベル指示信号
の指示するレベルに応じて制御する制御器を水平および
垂直偏波について個別に備えた無線伝送方式において、
上記送信局は、一方の偏波について到来するレベル指示
信号を上記制御器に共通に与える回路手段を備え、上記
受信局は、到来する水平および垂直に偏波された電磁波
のうち受信入力レベルの低い偏波を検出する検出器、こ
の検出器で検出された偏波の受信入力レベルが所定のレ
ベルより低いときにこれを示す信号を出力する比較器、
およびこの比較器の出力する信号に応じた上記レベル指
示信号を上記送信局に送出する指令器を備えたことを特
徴とする。
〔作用〕
受信入力レベルにつき自波または異偏波の相関がほぼ
100%であるように制御されていることに着目して、各
々の送信レベルを観測制御せずに一括して同時に制御す
る。これにより、制御系を簡素化することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第1図はこの実施例の全体構造を示すブロック図
である。
この実施例は、第1図ないし第3図に示すように、水
平および垂直に偏波された電磁波が授受される送信局と
受信局とで構成され、この送信局は、送信する電磁波の
出力レベルを与えられたレベル指示信号の指示するレベ
ルに応じて制御する送信器2および2′を備え、さら
に、本発明の特徴とする手段として、上記受信局は、到
来する電磁波のうち受信入力レベルの低い偏波を検出す
る検出器101、この検出器101で検出された偏波の受信入
力レベルが所定のレベルより低いときにこれを示す信号
を出力する比較器102、およびこの比較器102の出力する
信号に応じてレベル指示信号を上記送信局に送出す指令
器である制御器103を備え、上記送信局は、到来する同
一のレベル指示信号を送信器2および2′のそれぞれに
与える制御手段である制御器51を備える。
次に、この実施例の動作を説明する。
V偏波側の送信出力制御受信部10に両偏波の受信入力
レベル(以下、RSLという。)を第3図に示すように入
力する。検出器101で受信器6および6′の入力レベル
のうち低い方のレベルを検出する。そして、比較器102
で所定の受信入力レベル(RSLth)と比較し、RSL<RSL
thの場合は、制御器103の送信出力をあげる制御信号を
送出して指令する。制御信号は逆ルート(B→A)の回
線を通ってA局の送信出力制御送信部5に伝送され、第
2図に示す制御器51で送信器2および2′の出力レベル
が同時に制御される。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、V、H両偏波の受信
入力レベルを検出して送信出力レベルを同一制御系で制
御するので、制御系を自波または異偏波どちらが一方に
有するだけで良く、回路が簡素化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の全体構造を示すブロック図。 第2図は第1図の示す送信出力制御送信部の構成を示す
ブロック図。 第3図は第1図に示す送信出力制御受信部の構成を示す
ブロック図。 1、1′、9、9′……変調器(MOD)、2、2′、
8、8′……送信器(TM)、3、3′、7、7′……復
調器(DEM)、4、4′、6、6′……受信器(RX)、
5、5′……送信出力制御送信部(ATPCTX)、10、10′
……送信出力制御受信部(ATPCRX)、51、103……制御
器、101……検出器、102……比較器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平および垂直に偏波された電磁波が授受
    される送信局と受信局とで構成され、この送信局は、送
    信する電磁波の出力レベルを与えられたレベル指示信号
    の指示するレベルに応じて制御する制御器を水平および
    垂直偏波について個別に備えた無線伝送方式において、 上記送信局は、一方の偏波について到来するレベル指示
    信号を上記制御器に共通に与える回路手段を備え、 上記受信局は、到来する水平および垂直に偏波された電
    磁波のうち受信入力レベルの低い偏波を検出する検出
    器、この検出器で検出された偏波の受信入力レベルが所
    定のレベルより低いときにこれを示す信号を出力する比
    較器、およびこの比較器の出力する信号に応じた上記レ
    ベル指示信号を上記送信局に送出する指令器を備えた ことを特徴とする無線伝送方式。
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