JP2785724B2 - インクジェットプリントヘッド - Google Patents
インクジェットプリントヘッドInfo
- Publication number
- JP2785724B2 JP2785724B2 JP6316734A JP31673494A JP2785724B2 JP 2785724 B2 JP2785724 B2 JP 2785724B2 JP 6316734 A JP6316734 A JP 6316734A JP 31673494 A JP31673494 A JP 31673494A JP 2785724 B2 JP2785724 B2 JP 2785724B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- print head
- fluorine
- ink ejection
- ejection port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号に基づいて印
字用紙に対してインク滴を吐出する複数個のインク吐出
口を設けたインク吐出口形成部を有するインクジェット
プリントヘッドに関する。
字用紙に対してインク滴を吐出する複数個のインク吐出
口を設けたインク吐出口形成部を有するインクジェット
プリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のインクジェットプリントヘ
ッドの一例を示す断面図である。
ッドの一例を示す断面図である。
【0003】画像信号に基づいて印字用紙に対してイン
ク滴を吐出する複数個のインク吐出口を設けたインク吐
出口形成部を有する従来のインクジェットプリントヘッ
ドは、図3に示すように、高分子材料で形成したインク
吐出口形成部1にインク吐出口4を形成し、インク吐出
口4の中のインク5をインク滴5aとして印字用紙6に
対して吐出させるが、このインク吐出口4の周囲にイン
ク5が流出したり飛散したりして付着することがあり、
このため、印字品位が低下するという問題を有してい
る。これを防止するため、インク吐出口4の周囲にイン
クに対する撥水性を持たせるための表面処理を施してい
る。撥水性表面処理の手段としては、図3に示すよう
に、弗素樹脂の粉体または分散液を、直接にまたはバイ
ンダ(接着剤)を介してインク吐出口形成部1の表面に
形成して弗素樹脂層2とするのが一般的である。
ク滴を吐出する複数個のインク吐出口を設けたインク吐
出口形成部を有する従来のインクジェットプリントヘッ
ドは、図3に示すように、高分子材料で形成したインク
吐出口形成部1にインク吐出口4を形成し、インク吐出
口4の中のインク5をインク滴5aとして印字用紙6に
対して吐出させるが、このインク吐出口4の周囲にイン
ク5が流出したり飛散したりして付着することがあり、
このため、印字品位が低下するという問題を有してい
る。これを防止するため、インク吐出口4の周囲にイン
クに対する撥水性を持たせるための表面処理を施してい
る。撥水性表面処理の手段としては、図3に示すよう
に、弗素樹脂の粉体または分散液を、直接にまたはバイ
ンダ(接着剤)を介してインク吐出口形成部1の表面に
形成して弗素樹脂層2とするのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
インクジェットプリントヘッドは、インク吐出口形成部
の表面に形成した弗素樹脂層が傷つき易くまた摩耗量が
大きいため、撥水性の維持が困難であるという欠点をを
有している。また、弗素樹脂層を形成するための表面処
理工程が必要なため、製造工程が複雑となって製造コス
トが高くなるという問題点も有している。
インクジェットプリントヘッドは、インク吐出口形成部
の表面に形成した弗素樹脂層が傷つき易くまた摩耗量が
大きいため、撥水性の維持が困難であるという欠点をを
有している。また、弗素樹脂層を形成するための表面処
理工程が必要なため、製造工程が複雑となって製造コス
トが高くなるという問題点も有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリントヘッドは、画像信号に基づいて印字用紙に対し
てインク滴を吐出する複数個のインク吐出口を設けたイ
ンク吐出口形成部を有するインクジェットプリントヘッ
ドにおいて、前記インク吐出口形成部の全体を弗素含有
樹脂材料による単一材料で形成したものであり、特に、
弗素含有樹脂材料の弗素樹脂の含有量を20 vol/%以
下としたものである。
プリントヘッドは、画像信号に基づいて印字用紙に対し
てインク滴を吐出する複数個のインク吐出口を設けたイ
ンク吐出口形成部を有するインクジェットプリントヘッ
ドにおいて、前記インク吐出口形成部の全体を弗素含有
樹脂材料による単一材料で形成したものであり、特に、
弗素含有樹脂材料の弗素樹脂の含有量を20 vol/%以
下としたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0007】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【0008】図1において、インク吐出口形成部11に
は、画像信号に基づいて印字用紙に対してインク滴を吐
出するための複数個のインク吐出口14が形成されてい
る。インク吐出口形成部11は、弗素樹脂8を含有する
弗素含有樹脂材料によって形成されている。弗素含有樹
脂材料の素材としては、ポリエーテルサルフォンまたは
ポリサルフォンまたはポリカーボネートまたはPMMA
樹脂等を用いることができるが、インクに対する耐蝕性
を有することが望ましい。弗素樹脂の含有量は、20 v
ol/%以下とするのが適当である。20 vol/%以下で
も充分な溌水性が得られ、弗素樹脂の含有量を20 vol
/%以上とすると、弗素含有樹脂材料の曲げ弾性率が低
下し、インク吐出口に要求される機械的強度を満足しな
くなるからである。
は、画像信号に基づいて印字用紙に対してインク滴を吐
出するための複数個のインク吐出口14が形成されてい
る。インク吐出口形成部11は、弗素樹脂8を含有する
弗素含有樹脂材料によって形成されている。弗素含有樹
脂材料の素材としては、ポリエーテルサルフォンまたは
ポリサルフォンまたはポリカーボネートまたはPMMA
樹脂等を用いることができるが、インクに対する耐蝕性
を有することが望ましい。弗素樹脂の含有量は、20 v
ol/%以下とするのが適当である。20 vol/%以下で
も充分な溌水性が得られ、弗素樹脂の含有量を20 vol
/%以上とすると、弗素含有樹脂材料の曲げ弾性率が低
下し、インク吐出口に要求される機械的強度を満足しな
くなるからである。
【0009】図2は図1の実施例の製造方法を示す模式
図である。
図である。
【0010】図1のインク吐出口14は、レーザビーム
を使用して加工する。このためのレーザビーム発生装置
9としては、ArF または KrF または XeC
lまたは XeF を触媒とし、波長が193〜351
nmのエキシマレーザビームを発生する装置を使用す
る。このレーザビーム発生装置9から発射されたレーザ
ビーム15は、イメージマスク10を通過した後、集光
レンズ7または集光レンズ7と対物レンズ12との組合
わせによってインク吐出口形成部11に収束され、所定
の大きさ(例えば直径40μm)のインク吐出口14を
形成する。インク吐出口形成部11を搭載している移動
テーブルを移動させることにより、複数個のインク吐出
口14を連続的に形成することができる。
を使用して加工する。このためのレーザビーム発生装置
9としては、ArF または KrF または XeC
lまたは XeF を触媒とし、波長が193〜351
nmのエキシマレーザビームを発生する装置を使用す
る。このレーザビーム発生装置9から発射されたレーザ
ビーム15は、イメージマスク10を通過した後、集光
レンズ7または集光レンズ7と対物レンズ12との組合
わせによってインク吐出口形成部11に収束され、所定
の大きさ(例えば直径40μm)のインク吐出口14を
形成する。インク吐出口形成部11を搭載している移動
テーブルを移動させることにより、複数個のインク吐出
口14を連続的に形成することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリントヘッドは、インク吐出口形成部の全体を
弗素含有樹脂材料による単一材料で形成し、弗素含有樹
脂材料の弗素樹脂の含有量を20 vol/%以下とするこ
とにより、インク吐出口の撥水性を維持することができ
るため、恒久的に印字品位を保持することが可能になる
というという効果があり、また、インク吐出口形成部の
表面に弗素樹脂層を形成する必要がなくなるため、製造
工程を簡単にすることができ、従って製造コストを低減
することができるという効果がある。
ェットプリントヘッドは、インク吐出口形成部の全体を
弗素含有樹脂材料による単一材料で形成し、弗素含有樹
脂材料の弗素樹脂の含有量を20 vol/%以下とするこ
とにより、インク吐出口の撥水性を維持することができ
るため、恒久的に印字品位を保持することが可能になる
というという効果があり、また、インク吐出口形成部の
表面に弗素樹脂層を形成する必要がなくなるため、製造
工程を簡単にすることができ、従って製造コストを低減
することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の実施例の製造方法を示す模式図である。
【図3】従来のインクジェットプリントヘッドの一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
1・11 インク吐出口形成部 2 弗素樹脂層 4・14 インク吐出口 5 インク 5a インク滴 6 印字用紙 7 集光レンズ 8 弗素樹脂 9 レーザビーム発生装置 10 イメージマスク 12 対物レンズ 15 レーザビーム
Claims (1)
- 【請求項1】 画像信号に基づいて印字用紙に対してイ
ンク滴を吐出する複数個のインク吐出口を設けたインク
吐出口形成部を有するインクジェットプリントヘッドに
おいて、前記インク吐出口形成部の全体を弗素含有樹脂
材料による単一材料で形成し、前記弗素含有樹脂材料の
弗素樹脂の含有量を20 vol/%以下としたことを特徴
とするインクジェットプリントヘッド
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316734A JP2785724B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | インクジェットプリントヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316734A JP2785724B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | インクジェットプリントヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169117A JPH08169117A (ja) | 1996-07-02 |
JP2785724B2 true JP2785724B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=18080315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6316734A Expired - Lifetime JP2785724B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | インクジェットプリントヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2785724B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6474780B1 (en) | 1998-04-16 | 2002-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head, cartridge having such head, liquid discharge apparatus provided with such cartridge, and method for manufacturing liquid discharge heads |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445950A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-14 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタヘッド用ノズル板 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP6316734A patent/JP2785724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08169117A (ja) | 1996-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980428 |