JP2785602B2 - オイルパンの補強構造 - Google Patents

オイルパンの補強構造

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JP2785602B2
JP2785602B2 JP22810892A JP22810892A JP2785602B2 JP 2785602 B2 JP2785602 B2 JP 2785602B2 JP 22810892 A JP22810892 A JP 22810892A JP 22810892 A JP22810892 A JP 22810892A JP 2785602 B2 JP2785602 B2 JP 2785602B2
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JP
Japan
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plate
oil pan
shallow
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reinforcing plate
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直敏 篠原
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのオイルパン
の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルパンの補強構造としては、
例えば図4及び図5に示すようなものがある(例えば実
開昭63−171647号公報、実開昭62−6794
5号公報等参照)。
【0003】すなわち、図4に図示した従来例において
は、オイルパン101を構成する板の制振を図るため
に、板面102の両側面及び底面を巻くように補強プレ
ート103を取り付けていた。
【0004】また、図5に図示した従来例においては、
オイルパン101の内周面104に補強プレート105
を設け、制振を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、図4に図示した従来例について
は、このような補強を行いたくとも、ベアリングビーム
及びサスペンションの存在、またトルクコンバータにド
ライブプレートをボルトで取り付けるために浅底部には
凹みが存在する等のため、この従来例のような補強プレ
ートを設けることはできない。
【0006】また、内周面に補強プレートを設けた図5
の場合には、補強プレートによってオイルの流れが阻害
され、オイルが浅底部より深底部にスムーズに流れなく
なり、オイル中に空気が混入する等の恐れがあるという
問題点があった。
【0007】本発明は、従来のこのような問題点に着目
してなされたものであり、オイルパン浅底部の形状に合
い、しかも補強とオイルの浅底部より深底部へのスムー
ズな流れを両立させた、オイルパンの補強構造を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、浅底
部底面の略中央部に前後方向に延びる凹部を有するオイ
ルパンにおいて、エンジンの回転体によって掻き回され
たオイルを浅底部より深底部へ導く2枚の整流板をつな
ぐ底板によって浅底部の凹部を内面より補強するととも
に、浅底部両側面の外面に補強板を取り付け、該補強板
を浅底部底面の整流板の下方位置まで延設した。
【0009】
【作用】浅底部は、2枚の整流板をつなぐ整流板底板及
び両側面及び底面の整流板下方位置まで外面より取り付
けられた補強板によって、両側面及び底面は連続した2
重構造となっている。
【0010】このため浅底部は強固に補強されている。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する図1
〜図3は本発明の一実施例を示す図である。
【0012】まず構成を説明する。オイルパン1の浅底
部2はサスペンション等を避けた深さとなっており、一
方中央部は、トルクコンバータへのドライブプレート取
り付け工具用の凹部4が設けられている。
【0013】また、浅底部2には、エンジンの回転体で
掻き回されたオイルを、浅底部2から深底部5へスムー
ズに流す整流板6が2枚取り付けられ、2枚の整流板6
は底板7によってつながれている。
【0014】底板7はオイルパン1の浅底部2の凹部4
に沿った形状となっており、該底板7は、凹部4の内面
に取り付けられ補強板を兼ねている。
【0015】また、浅底部2の外側面2aには、断面コ
の字状の外部補強板8が取り付けられており、該外部補
強板8はオイルパン浅底部底面2bの整流板6の下方位
置まで延設されている。そして、整流板6の側面には断
面コの字状の整流板補強板9が固定されているので、オ
イルパン浅底部底面2bを構成する板材は外部補強板8
と整流板補強板9とに挾まれた形となっている。なお、
整流板補強板9は整流板6の形状によっては、必ずしも
必要ではないが、取り付けた方が一増強固に補強され
る。
【0016】このようにして、オイルパン浅底部2は、
側面2a及び底面2bが連続して補強された状態となっ
ているので極めて強固になっている。
【0017】次に作用を説明する。オイルパン浅底部2
の凹部4は整流板6の底板7によって内面より補強され
ているので強固となっている。
【0018】また、浅底部2の側面2a、外部より外部
補強板8で補強されているので強固であり、該外部補強
板8は整流板6下方位置の凹部4直前まで延設され、し
かも整流板6の補強板9と共にオイルパン浅底部底面2
bを構成する板材を挾んだ状態で補強しているので、極
めて強固となっている。
【0019】従って、オイルパン浅底部2は側面2aか
ら底面2bにかけて、全周が全て2重壁構造となってい
るので、理想的な補強構造となっている。しかも、整流
板6の底板7を補強部材として兼用しているので、凹部
4補強のために特殊な形状、あるいは部品を用いる必要
はない。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、オイルパン浅底部は側面から底面にかけて、連続し
た2重壁構造となっているので、オイルパンを強固に補
強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】従来例を示す斜視図。
【図5】他の従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…オイルパン 2…オイルパン浅底部 3…ベアリングビーム 4…オイルパン浅底凹部 5…オイルパン深底部 6…整流板 7…整流板の底板 8…外部補強板 9…整流板補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02F 7/00 302 F01M 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浅底部底面の略中央部に前後方向に延び
    る凹部を有するオイルパンにおいて、エンジンの回転体
    によって掻き回されたオイルを浅底部より深底部へ導く
    2枚の整流板をつなぐ底板によって、浅底部の凹部を内
    面より補強するとともに、浅底部両側面の外面に補強板
    を取り付け、該補強板を浅底部底面の整流板下方位置ま
    で延設したことを特徴とするオイルパンの補強構造。
JP22810892A 1992-08-27 1992-08-27 オイルパンの補強構造 Expired - Lifetime JP2785602B2 (ja)

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JPH0674094A JPH0674094A (ja) 1994-03-15
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JP2842830B2 (ja) * 1996-03-22 1999-01-06 川崎重工業株式会社 自動二輪車用内燃機関のオイル溜構造

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JPH0674094A (ja) 1994-03-15

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