JP2785013B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2785013B2
JP2785013B2 JP13810097A JP13810097A JP2785013B2 JP 2785013 B2 JP2785013 B2 JP 2785013B2 JP 13810097 A JP13810097 A JP 13810097A JP 13810097 A JP13810097 A JP 13810097A JP 2785013 B2 JP2785013 B2 JP 2785013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、各種変動入賞装
置や可変表示型補助遊技装置等の電気的遊技装置が配設
された遊技盤を遊技機本体に対し着脱交換可能に構成し
て、遊技店において新規な遊技盤を適宜期間経過後に入
れ替えできるようにした遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】遊技機の代表的な例としてのパチンコ遊
技機は、遊技盤に形成された遊技領域に配設される入賞
口や電動式役物の制御内容によって、例えば第1種パチ
ンコ遊技機や第2種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ
遊技機等と法律上複数の種類に分類されている。 【0003】そして、近年のパチンコ遊技機は、遊技機
製造業者によって次々に開発される遊技盤に設けられる
入賞口や変動入賞装置が、電飾装置等を用いて大型化す
る傾向にあり、また、それらの変動入賞装置等を制御回
路によって多様に制御して遊技者の興趣を一段と高めら
れるように構成されている。 【0004】特に、各遊技機の遊技制御内容において所
謂ラッキーセブン(大当り)等と呼ばれる多量の賞品球
を獲得可能な遊技状態を作り出す制御が増え、多くの遊
技者の支持を得る傾向にある。 【0005】また、パチンコ遊技機は、遊技店の経済的
な観点から、保持枠に装着される遊技盤を着脱分離でき
る構成にして、新装開店時などには遊技店において新規
な遊技盤に交換することができるようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のように各種のパ
チンコ遊技機において、所謂ラッキーセブン(大当り)
等と呼ばれる入賞球の発生が集中して起こり多量の賞品
球を獲得可能な状態を作り出す制御が一般的になってき
たことにより、多量の賞品球を遊技者側に迅速且つ正確
に排出しなければならないという要請が生じ、必然的に
電子的な制御手段により電気的に制御されて高性能を発
揮する電動式賞品球排出装置の開発が要望されていた。 【0007】反面、制御回路により電気的に制御される
電動式賞品球排出装置を搭載すると、従来の入賞球の自
重を利用した方式や、入賞球をモータ駆動の回動部材に
よって取り込む方式などの機械式の賞品球排出装置と比
較すると、制御回路を必要とする分、コスト高になると
いう不都合があった。 【0008】そして、上記したように、パチンコ遊技機
は第1種、第2種、第3種パチンコ遊技機等と複数種類
に分類されていることから、電動式賞品球排出装置を搭
載したパチンコ遊技機の遊技制御と賞品球の排出制御と
を一つの制御回路で構成した場合には、各遊技機の機種
毎に対応した制御回路を用意する必要があり、また、遊
技店の新装開店時には入れ替えた遊技盤とこれに付属す
る制御回路とを一緒に廃棄しなければならなかったため
非常に不経済的であり、遊技店の経済的負担も膨大なも
のとなっていた。 【0009】さらに、パチンコ遊技機の遊技制御と賞品
球の排出制御とを一つの制御回路で構成した場合には、
制御回路自体が大型になってしまい、パチンコ遊技機の
裏側の取付位置が制約され、遊技機の設計の自由度が損
なわれるという不都合もある。 また、賞品球排出装置
が球流下樋と一体的に組付けられている場合には、遊技
動作中に作動頻度の高い賞品球排出装置に故障等の不具
合を生じても、当該装置だけを取り外して修理や交換等
を簡単には行うことができないという難点があり、又、
遊技機製造工場の組立作業時及び遊技店の保守点検作業
時においても、賞品球排出装置の脱着作業が煩雑になる
という不都合がある。 【0010】本発明に係る遊技機は、上記問題点に鑑み
提案されたものであり、パチンコ遊技機が複数種類に分
類されて、パチンコ遊技中に所謂ラッキーセブン(大当
り)等が発生すると、遊技者が多量の賞品球を獲得可能
な構成となってきたことに対応して、多量の賞品球を迅
速且つ正確に排出できるように、制御回路によって電気
的に制御される電動式賞品球排出装置を搭載することに
より問題点の解決を図ったものである。 【0011】そして、この電動式賞品球排出装置の排出
制御を行う排出制御回路を遊技制御回路と個別分離する
構成にして、複数種類のパチンコ遊技機で共通的に利用
できるようにし、遊技機製造業者におけるパチンコ遊技
機部品の汎用性や互換性を高めることができ、また、部
品コストの低減を図って遊技店の経済的負担を軽減で
き、さらに、賞品球排出装置をユニット構造化すること
により、遊技機製造工場の組立作業時及び遊技店の保守
点検作業時等における脱着作業の作業性に優れた遊技機
を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めこの発明に係る遊技機は、電気的遊技装置(例えば、
各種変動入賞装置或は可変表示型補助遊技装置等)が配
設された遊技盤を遊技機本体に対し着脱交換可能に構成
して、遊技盤を入れ替え可能にした遊技機(100)に
おいて、上記電気的遊技装置等の遊技制御を行うための
遊技制御回路(例えば、遊技内容制御装置210)と、
遊技において賞が発生した際に球排出装置(例えば、賞
品球排出装置20)を作動させて所要数の球を排出する
制御を行うための排出制御回路(例えば、制御装置20
0)とを個別分離して構成し、上記排出制御回路は、上
記球排出装置と、該球排出装置に貯留タンク(2)から
導出された球を流下案内し且つ該球排出装置から排出さ
れた球を流下案内する球流下樋(例えば、案内樋11及
び賞品球導出樋13等)等により構成される球流下機構
が設けられた裏機構盤(1)に装着され、上記球排出装
置は複数の構成部材を機能的に集約させたユニット構造
に形成され、当該ユニット構造を有する球排出装置は上
記球流下樋の所定部位に着脱可能に装着して構成した。 【0013】上記のように構成された手段によれば、電
気的遊技装置等の遊技制御を行うための遊技制御回路
と、遊技において賞が発生した際に球排出装置を作動さ
せて所要数の球を排出する制御を行うための排出制御回
路とが個別に分離構成される。排出制御回路は、球排出
装置と、その球排出装置に貯留タンクから導出された球
を流下案内し且つその球排出装置から排出された球を供
給皿側へ流下案内する球流下樋等により球流下機構が形
成された裏機構盤に装着される。この排出制御回路を装
着した裏機構盤は複数の遊技機に対して共通利用が可能
となる。 【0014】球排出装置は複数の構成部材を機能的に集
約させたユニット構造に形成され、球流下樋の所定部位
に着脱可能に装着される。従って、球排出装置の故障等
による修理及び部品の交換作業或は保守点検作業時等に
おいては、球排出装置を簡単に着脱することができ、修
理作業や交換作業等を効率よく行うことが可能となる。 【0015】また、球排出装置は、球の流下制御を行う
制御部材に作用する電気的駆動手段を含み、その電気的
駆動手段は排出制御回路に接続するための結合手段を備
えるように構成することができ、その場合には排出制御
回路への配線が簡単になると共に、球排出装置の故障等
による電気的駆動手段の交換作業などが容易になる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。 【0017】図1は本発明の一実施例に係る遊技機の裏
機構の構成例を示す。 【0018】裏機構盤1の上部には予備球の貯留タンク
2が配設され、この貯留タンク2の一端には内部の予備
球を自作用的に整列させて誘導する案内樋11が接続さ
れている。案内樋11は2条の通路を有してゆるやかに
傾斜され、かつ途中に振り子式の球ナラシ3と押圧式の
球ナラシ4とが設けられており、これによって、予備球
は案内樋11を流下する間に2列に整列される。 【0019】そして、上記案内樋11の流下端部に、球
排出装置としてのストッパ式の賞品球排出装置20(図
4参照)が、配設してある。 【0020】パチンコ遊技機100(図2参照)の前面
の遊技盤内に設けられた入賞口へ入賞した打球が、裏面
側に回収されて入賞球集合棚としての集合棚10によっ
て一箇所に集められ、入賞球処理装置40によって一個
ずつ分離されて入賞球検出器91によって検出され、そ
の結果排出指令信号が形成される。すると、賞品球排出
装置20が一回だけ作動されて所定数(例えば13個)
の賞品球が排出される。入賞球処理装置40によって分
離、検出された入賞球は入賞球導出樋12を通って遊技
機100後方の回収樋(図示省略)に排出される。賞品
球排出装置20による賞品球排出が終了すると、本実施
例においては、その排出終了信号を受けて入賞球処理装
置40が次の入賞球の分離、検出を行なう。 【0021】一方、賞品球排出装置20によって排出さ
れた賞品球は、賞品球導出樋13を通って供給口14よ
り遊技機100前面の供給皿101(図2参照)に流出
される。供給皿101が一杯になると、賞品球は分流樋
15を通って遊技機前面下方の受け皿102に排出され
る。受け皿102が一杯になると、分流樋15の途中に
設けられたオーバーフロー検出器92によって検出さ
れ、例えば打球発射装置103の駆動を停止させるよう
になっている。 【0022】上記案内樋11及び上記賞品球導出樋13
などにより球流下樋が構成されている。 【0023】オーバーフロー検出器92によって受け皿
のオーバーフロー状態が検出されたときこれを遊技者に
報知するため、オーバーフロー表示器113が遊技機の
前面に設けられている。 【0024】遊技機100の前面には、上記オーバーフ
ロー表示器113の他に、入賞球の発生に応じて賞品球
が排出される度ごとに点灯される賞球ランプ111、貯
留タンク2が空になったときや排出された賞品球が予め
定められた数に達した場合に点灯される完了ランプ11
2、ピアノ線等の挿入により故意に賞品球排出装置20
等を作動させるような不正があった場合に点灯もしくは
点滅される不正警告表示ランプ114、賞品球排出装置
20等における球詰まりや排出用ソレノイド、排出セン
サ等が故障した場合に点灯もしくは点滅される動作不良
表示ランプ115、一個の入賞球に対応して払い出され
る賞品球数を表示する賞球数表示器116、打球発射装
置103の発射モータが駆動されている間点灯されるパ
イロットランプ117のような各種表示装置が配設され
ている。上記賞球数表示器116は、例えば3種類の賞
球数が記述された透明板とその後方にそれぞれ配設され
た3個のランプとからなり、設定器(後述)によって設
定された賞球数に対応したランプが選択的に点灯される
ことにより表示が行なわれる。 【0025】105は、遊技盤に打ち込まれた打球のう
ち、入賞口へ入賞しなかった打球を遊技盤背部へ回収す
るためのアウト穴、93は貯留タンク2内に予備球がな
くなったとき、これを検出するための球不足検出器であ
る。 【0026】また、上記賞品球排出装置20の下方に
は、賞品球導出樋13と並行して球抜樋16が設けら
れ、球抜樋16の入口すなわち賞品球導出樋13との分
岐点には、切替えゲートを有する球抜き装置60が配設
されている。この球抜き装置60は、遊技機の保持枠1
04の前面に形成された操作穴106より、ピンもしく
はワイヤのような工具を挿入することによってゲートを
作動させることができるようになっている。そして切替
えゲートが球抜樋16側に切り換えられると、球抜きス
イッチ84がオンされるようになっている。 【0027】従来の球鞘ケースを用いたパチンコ遊技機
では、球抜き用のゲートが賞品球排出装置20の上流側
に配設されていたので、球抜きを行なっても途中に球が
残ってしまったが、この実施例では球抜き装置60が賞
品球排出装置20の下流側にあるので、すべての球を抜
くことができ、遊技店のデータの集計が正確に行なえ
る。 【0028】球抜樋16の下端は、アウト穴105より
回収されたアウト球を誘導するアウト球導出樋17と合
流され、遊技店の島設備下方に配設された回収樋(図示
省略)に向かって回収球を流出するようになっている。 【0029】さらに、裏機構盤1には、球排出装置とし
ての上記賞品球排出装置20を電気的に制御したり、或
はオーバーフロー検出器92からの検出信号による打球
発射停止、各種表示装置の駆動などパチンコ遊技機全体
の電気的な制御を行なうための排出制御回路としての制
御装置200及び遊技盤前面の電気的遊技装置としての
各種変動入賞装置或は可変表示型補助遊技装置等を所定
の検出器からの信号に基づいてそれらの遊技動作を制御
する遊技制御回路としての遊技内容制御装置210が設
けられている。 【0030】パチンコ遊技機の分野では、遊技内容の単
調化による遊技客離れを防止するため、遊技内容や意匠
的な構成の異なる新しい遊技盤と交換することが行なわ
れるが、その場合にも遊技盤を除くパチンコ遊技機本体
や裏機構盤はほとんど同一である。しかるに、そのよう
な不変部分についてもその寿命に達する以前に遊技盤と
一緒に交換してしまうことは非常に不経済である。 【0031】上記実施例では、遊技盤の交換に際して遊
技盤とその遊技内容制御装置210のみ交換すれば良い
ような構成にされている。つまり、遊技内容制御装置2
10は着脱可能な遊技盤の裏面に固定されており、賞品
球排出装置20や入賞球処理装置40及びそれらの制御
装置200は、予備球貯留タンク2や各種誘導樋10〜
17とともに遊技機本体と一体の裏機構盤1に固定され
ている。従って、遊技盤を交換する場合にも、本体及び
裏機構盤の大部分はそのまま残し、継続して使用するこ
とができるようになり非常に経済的である。 【0032】実施例に示す制御装置200の外面には、
賞品球排出装置20における一回の排出動作に伴う排出
球数を設定するため、ディップスイッチ等からなる賞球
数設定器81,82が取り付けられている。また、裏機
構盤1の上部には、打止め時や故障時に、賞品球排出装
置20を作動させることなく集合棚10上の入賞球を排
出させるためのマニュアルスイッチ(以下記憶排出スイ
ッチと称する)83が設けられている。つまり、この記
憶排出スイッチ83は、後述の賞品球排出装置20内の
排出センサ25に代わって、擬似排出終了信号を与える
ものである。 【0033】図3に、予備球の貯留タンク2と案内樋1
1および賞品球排出装置20の構造とその接続状態を示
す。 【0034】貯留タンク2は、裏機構盤1上部に形成さ
れた収納凹部に載置されるようにして取付けられる。図
示しないが貯留タンク2の底壁の一端(図では左端)に
は開口部が形成され、この開口部に臨むように案内樋1
1が取り付けられる。案内樋11の底壁には踏板が回動
可能に配設され、貯留タンク2内に予備球がなくなると
踏板が上昇する。これを球不足検出器93が検出して球
補給要求信号を形成する。 【0035】案内樋11の途中には分流壁11aが設け
られ、流下する球を2条に分離、整列させる。球ナラシ
3は案内樋11の上部に形成された支持部11bに、ピ
ン3aにて垂下され、案内樋11上を上下に重なり合っ
て流下して来る球をくずして整列させる。球ナラシ4
は、案内樋11の両側に固定された支持片4aに、ピン
4bにて回動可能に支承され、案内樋11上を流下する
球の重なりを防止する。 【0036】さらに、上記案内樋11の途中、望ましく
は賞品球排出装置20の直前には、ピン4bを支点とし
て回動可能な流下制御部材7が設けてある。この流下制
御部材7の先端折曲片は2つに分割され、図中破線イの
ように回動されたとき各折曲片7c,7dが、2条の誘
導経路に対応して案内樋11の上壁に形成された長孔1
1c,11d内に進入することにより、案内樋11内の
球の流下を阻止し、賞品球排出装置20への供給を手動
により中断できるようになっている。 【0037】これによって、賞品球排出装置20の保守
点検や故障した場合の交換作業を容易に行うことができ
るようになる。 【0038】また、上記流下制御部材7の一側には側方
へ向かって操作片7bを突設し、手動による流下制御部
材7の回動を容易に行えるようにしてある。さらに、こ
の操作片7bと案内樋11の側壁に設けたピン8との間
にはスプリング9が張架され、このスプリング9によっ
て流下制御部材7の状態を安定に保持できるようになっ
ている。 【0039】そして、上記案内樋11の流下端部に、流
下経路30を一体的に有する賞品球排出装置20が配設
される。この場合、案内樋11の流下端部の樋側面に係
止片11eを設け、また賞品球排出装置20側の流下経
路30の始端上部及び下部に前方へ突出するガイド片3
0aを設け、このガイド片30aと係止片11eとによ
って、案内樋11と流下経路30とを接続できるように
してある。 【0040】図4〜図6に、賞品球排出装置20の詳細
を示す。賞品球排出装置20は、流下経路30とこの流
下経路30内に進入して球の流下を制御する制御部材と
しての流下阻止部材22およびその電気的駆動手段とし
てのソレノイド21が一体的に結合されてなる。 【0041】上記流下経路30は、ゆるやかに傾斜した
整列樋31と、この整列樋31の流下端部から略垂直下
方に延設された調流樋33と、整列樋31と調流樋33
との接続部にあって流下する球を約90度方向転換せし
める調整部32と、上記調流樋33の下端から約45度
斜め下方に向かって延設された誘導樋34と、この誘導
樋34の終端から略垂直下方に延設された排出樋35と
により構成されている。 【0042】誘導樋34と排出樋35の境界部近傍に
は、流下経路30の外側壁から一対の支持片36が突出
され、この支持片36間には、支軸24が横架されてい
る。 【0043】また、流下経路30は案内樋11に対応し
て2条形成されており、2条の流下経路30に対応し
て、一対の扇状の流下阻止部材22が上記支軸24を中
心として回転自在に装着されている。流下阻止部材22
に対応してソレノイド21も一対設けられている。そし
て、この流下阻止部材22の先端部が、上記流下経路3
0の内壁部に設けられたスリットより進入し、上記誘導
樋34内に突出されている。上記流下阻止部材22の先
端後部は、リンク部材23を介して上記ソレノイド21
のプランジャ21aの先端部に連結されており、プラン
ジャ21aの伸縮に伴なって流下阻止部材22が支軸2
4の回りに往復回動され、先端部が誘導樋34内に進入
したり、後退したりするようになっている。これによっ
て、球の流下を許容したり阻止したりして、所定数の排
出を行なう。 【0044】また、誘導樋34の側壁は外部に膨出され
て、収納部37が形成され、この収納部37には透過型
光センサからなる排出球検出器25が挿入されている。 【0045】なお、上記ソレノイド21の上方には、上
記ソレノイド21や排出球検出器25から引き出された
リード線を一箇所に集中させ、かつ上記制御装置200
と接続するための配線を前方から一括して接続できるよ
うにするための結合手段としてのコネクタ26が配設さ
れている。そして、上記流下経路30の下端に、賞品球
導出樋13の始端に形成された係合部13aが係合され
て接続が行なわれる。 【0046】さらに、流下経路30の入口部の整列樋3
1の底面には、図5に示すごとく、金属板のような導電
性シート38が貼付され、この導電性シート38の一端
はフレーム等に接地されている。これによって、流下球
に帯電されていた静電気を逃して、排出球検出器25の
静電破壊を防止することができる。 【0047】すなわち、検出器としてマイクロスイッチ
のような機械式のものを使用する方法も考えられるが、
マイクロスイッチは復帰動作が遅いため連続して球が流
下してくるとオン状態になりっぱなしになるおそれがあ
ると共に、チャタリングを起こし易い。また、長期間の
使用により接点不良も生じやすい。そのため、マイクロ
スイッチは賞品球排出装置のように連続した球の検出を
行なう検出器としては適していない。 【0048】そこで、上記実施例では、排出球検出器2
5として光センサを使用している。しかしながら、光セ
ンサはICで形成されているため静電気に弱く、しかも
排出球は案内樋11内を流下してくる間に、樋との摩擦
で静電気を帯び、この静電気によってセンサが破損され
易くなるという不都合がある。その不都合を、上記実施
例は整列樋31の底面に貼付した導電性シート38で放
電して回避するものである。また、導電性シート38の
材料を選択することにより球と樋との摩擦力を減らし
て、球の流れを円滑にさせることもできる。 【0049】さらに、上記賞品球排出装置20の流下経
路を構成する整列樋31の上壁及び調流樋33の外壁に
は、図3に示すようにそれぞれスリット31a及び33
aを設けてある。これによって、流下経路に異物等が侵
入して賞品球排出装置20内で球詰まりを起こしたり、
円滑な流下が阻害されたような場合に、このスリット3
1aまたは33aよりピンなどの工具を挿入して異物を
除去することができる等、メンテナンスが容易となる。
上記スリット31a及び33aには、スリットと略同じ
大きさの段部39aを有する蓋部材39を係合させて、
ビス等に固定して閉塞するようにしてある。 【0050】次に上記のごとく構成された流下経路30
と賞品球排出装置20の作用を図6を用いて詳細に説明
する。 【0051】上記賞品球排出装置20は、流下阻止部材
22が図6に実線で示すごとく誘導樋34内に進入して
いる状態では、流下経路30内に整列されたパチンコ球
Bは、最先端の球B1が流下阻止部材22の外周面に接
触することで停止されている。このとき、誘導樋34内
に2個の球B1,B2が、また、調流樋33内に3個の球
B3,B4,B5が収納されるように、誘導樋34と調流
樋33の寸法が各々決定されている。しかも、調流樋3
3内の最上方の球B5は、整列樋31内の球B6,B7‥
‥に押されて、テーパ状の調整部32に当接されるよう
になっている。調整部32に向かって押圧されることに
より球B5は調整部32から反発力を受けて、その反発
力は球B5およびその下方の球B4,B3‥‥に伝わり、
それらを下方へ押し下げるように作用する。その結果、
流下阻止部材22が図6に破線Cで示すごとく誘導樋3
4内から後退されたとき、調整部32からの反発力およ
び球の自重によって、調流樋33および誘導樋34内の
球B1〜B5は速やかに流下し始めるようになる。 【0052】球B1〜B5が流下すると整列樋31内の球
B6,B7‥‥がこれに続いて流下を開始する。そして、
整列樋31の出口で先ず調整部32に衝突して流下速度
を減じられ、かつ流下方向が水平方向から垂直方向へ略
90°変換され、調流樋33に入る。そこでは自重によ
る加速が行なわれるため、調整部32で減速される後続
の球との間に球間隔が確保されるようになる。 【0053】そのため、例えば球B7を検出した時点で
ソレノイド21を消磁したとき、流下阻止部材22の動
作に遅れがあっても球B7が通過する前に、流下を阻止
してやることができるようになる。このように球間隔を
大きくすることにより、流下阻止部材22の制御が容易
となる。ただし、B7を検出してソレノイド21をオフ
したときに排出される賞品球は6個である。 【0054】さらに、上記流下経路30は、流下阻止部
材22によって球の流下が阻止されている状態で調流樋
33の最上方に位置する球B5の中心05が、整列樋31
内に整列している球B6,B7‥‥の中心06,07‥‥を
結ぶ中心線の延長線より下方に位置されるように、誘導
樋34および調流樋33の寸法が決定されている。 【0055】そのため、待機中の球B6,B7‥‥からB
5へ伝わる圧力は球B5を押し下げるような分力を生じ
る。これによって、流下阻止部材22が後退したとき
に、調流樋33最上方の球B5が後続の球B6と調流樋3
3の外側壁33aとの間にはさまれて、球B1〜B4の流
下に追従して流下しようとするのを妨げられることがな
い。 【0056】誘導樋34の途中に設けられている排出球
検出器25は、その検出光軸Fが樋内を流下する球の中
心から少し外れた位置に来るように配設されている。検
出光軸Fが球の中心を通るように位置決めされていると
複数個の球が連続して流下して来た場合、検出信号のパ
ルス間隔が狭くなって正確な計数が行えなくなるおそれ
がある。しかるにこの実施例では、上記のごとく、検出
光軸Fを球の中心からずらしたことにより、正確な計数
が可能となる。 【0057】また、扇形をなす流下阻止部材22の回転
面が流下する球の中心の流下軌跡と一致するように流下
阻止部材22が取付けられ、誘導樋34の上方から下方
に向かって樋内に進入するように移動されて、流下する
球を停止させるようになっている。そのため、流下する
球が停止するとき流下阻止部材22に働く衝撃力を、流
下阻止部材22の回転範囲を制限するストッパ部(例え
ば流下阻止部材22が進入する誘導樋34のスリット端
部)で受け止めることができるので、容易に停止時に働
く衝撃に耐える強度を持たせることができる。 【0058】しかも、最下端の球B1は扇形の流下阻止
部材22の外周面に接触して停止されるため、最下端の
球B1が流下阻止部材22の外周面と誘導樋34の壁面
との間に食い込むような形で停止されても、流下阻止部
材22が後退される時にはその外周面で球B1を回転さ
せるようにしながら離れていく。そのため、比較的小さ
な力で流下阻止部材22を後退させることができ、流下
阻止部材22と誘導樋34の壁面との間に球が挟まれて
動かなくなるようなことがなくなる。 【0059】さらに、流下阻止部材22の回転中心と誘
導樋34内の最下端の球B1の中心01とを結ぶ線が水平
になるように配設されている。そのため、流下阻止部材
22の端部が球B の外周からはずれると直ぐに球B が
流下可能になり、流下阻止部材22の回転に伴って球B
1が少しずり下がってから阻止力が外され、流下を開始
するようなことがない。 【0060】また、上記実施例において、調流樋33と
誘導樋34とのなす角度αは0〜90°の範囲にあれば
よいが、45°前後に設定してやると、調流樋33内で
加速された流下球のスピードを大きく減速させることが
なく、しかも停止時に流下阻止部材22にかかる負荷を
軽減させることができる。 【0061】さらに、上記実施例では、流下阻止部材2
2によって球の流下が阻止されている状態で、流下阻止
部材22と誘導樋34内の最下端の球B との接触点か
ら球の直径分だけ離された点を通る鉛直線Gと排出樋3
5の壁面35aとの距離dが球の半径rよりも小さく、
かつr−rcosαよりも大きくなる(r−rcosα
<d<r)ように誘導樋34の終端34aの位置が決定
されている。これによって、流下阻止部材22が誘導樋
34内に進入して球の流下を阻止する際に、最後に排出
される球が流下阻止部材22の端面22aで後押しされ
るようにして排出されたとき、誘導樋34の終端34a
まで来ると排出樋35内に流下して流下阻止部材22か
ら逃げることができる。そのため、最終排出球がいつま
でも誘導樋34内に残って、流下阻止部材22が進入す
るときの妨げとならず、迅速な排出の停止が可能とな
る。 【0062】図7に入賞球処理装置40の一実施例の詳
細を示す。 【0063】裏機構盤1の裏面に設けられた入賞球集合
棚としての集合棚10は中央に向かって下り傾斜され、
中央に流路変換部10Cが設けられている。この流路変
換部10Cは、左右の集合棚10A,10Bに段差を生
ぜしめる垂直壁10aと、この垂直壁10aに固定され
右側の集合棚10Aより流下してきた入賞球を前方へ方
向転換せしめるべく前端が円弧状に形成されてなる誘導
片10bと、誘導片10bの下方の集合棚10Aの終端
部にて前方へ緩やかに下り傾斜するように形成されたテ
ーパ部10cとにより構成されている。 【0064】上記流路変換部10Cに対応して、集合棚
10を覆うように取り付けられるパネルと一体の保持枠
体41には球一つが通過可能な流入口41aが形成さ
れ、この流入口41aの一側及び下辺に沿ってL字状の
入賞球案内板42が設けられ、流入した入賞球は90度
方向転換せしめられる。 【0065】上記入賞球案内板42の側方に位置するよ
うに球処理器43が支軸44によって揺動可能に取り付
けられている。この球処理器43の上記入賞球案内板4
2に対向する側には、凹状をなす球受け部43aが形成
されていると共に、その反対側には錘45が取り付けら
れ、通常状態において錘45の取付け側がその重みで下
がるようになっている。そして、反対側の球受け部43
aの下辺が上記入賞球案内板42の下面に当接してそれ
以上の回転が阻止され、バランスが保たれる。この状態
で図8の(A)のように入賞球案内板42上から球受け
部43aに入賞球が流下してくると、球の重みによって
球処理器43が時計回り方向へ回転するように、錘45
の重さが決定されている。流入した球の重みによって回
転した球処理器43は下辺が保持枠体41に当接するこ
とにより停止される。 【0066】球処理器43には、この停止状態で上記入
賞球案内板42に対向する位置に阻止片43bが突設さ
れている。これによって、2以上の入賞球が連続して発
生した場合に、2番目以降の入賞球は図8の(B)のよ
うに阻止片43bによって流下が阻止されて、入賞球案
内板42上で待機させられる。また、その取付け位置は
制限されないが、例えば球処理器43の上部に、検知片
43cが設けられていると共に、この検知片43cに対
応して保持枠体41には、一対の投光器及び受光器を対
向配設してなる光センサのような入賞球検出器91が取
り付けられている。 【0067】さらに、本実施例に示すものは、上記球処
理器43の側方には電気的駆動源としてのソレノイド4
6が配設されており、球受け部43aに入賞球が流入す
ることによって回動された球処理器43の球受け部43
a下辺に対向する位置に、上記ソレノイド46のプラン
ジャ46a先端に固着された制御部材としてのストッパ
47が臨むようにされている。このソレノイド46は、
消磁状態においてプランジャ先端のストッパ47が、ス
プリング48によって下方へ引き下げられ、球受け部4
3aに保持されて下方の入賞球導出樋12に向かって流
下しようとしている入賞球に当接して、この入賞球をそ
のまま制止させた状態にしてその流下を阻止する(図8
の(B)参照)。そして、ソレノイド46が励磁される
とプランジャ46aが収縮してストッパ47が上昇さ
れ、球受け部43a内に保持されていた入賞球が入賞球
導出樋12へ向かって流下する。 【0068】なお、入賞球導出樋12には異物などが混
入して流下する入賞球の球止まりや球詰まりなどが発生
する場合があるので、本実施例ではストッパ47には操
作片47aが突設されており、この球詰まりなどやソレ
ノイドの故障時等において、遊技店の係員が手動でスト
ッパ47を移動させて入賞球を排出できるようにされて
いる。 【0069】ソレノイド46は例えば賞品球排出装置2
0における排出終了信号を受けて作動するなどの排出制
御に関連付けるようにされる。ソレノイド46が励磁さ
れて入賞球が流下させられると、球処理器43が錘45
の重みによって反時計回り方向に回動されて、阻止片4
3bが上昇する。そのため連続して発生し入賞球案内板
42上で待機させられていた次の入賞球が球受け部43
a内に流入し、再び球処理器43が時計回り方向に回転
される。このようにして、上記動作を繰り返すことによ
り、短時間に発生した多量の入賞球が速やかに分離検出
され、処理される。 【0070】前述したように賞品球排出装置20とし
て、ソレノイドによって流下阻止部材22を流下経路3
0内に進入させたり後退させたりして賞品球の排出を制
御するストッパ式のものを使用した場合、単に入賞球導
出樋12の途中にセーフセンサを取り付けて入賞球を検
出し、それを電気的に記憶しておくことにより、排出制
御を行なわせることも可能である。 【0071】これに対し、上記実施例の入賞球処理装置
40では、球処理器43によって入賞球を一個ずつ分離
して制止させた状態で検出しているので、前の入賞球と
次の入賞球との検出間隔を必要かつ充分にとれる。その
ため、連続して発生した入賞球をより正確に検出するこ
とができる。 【0072】なお、球鞘ケース方式の賞品球排出装置を
用いた従来の遊技機においても入賞球を一個ずつ分離し
て賞品球の排出制御を行なっているが、従来の入賞球処
理装置では、分離された入賞球でレバーを動かしてその
動きで球鞘ケースのストッパを外して傾動させて排出さ
せ、さらにこの球鞘ケースの傾動を物理的に球処理器に
伝えて、次の入賞球の流下を許容させるようになってい
るため、上記実施例の入賞球処理装置40に比べて応答
速度が遅く、短時間に多量に発生する入賞球の処理には
不向きである。 【0073】また、上記実施例の入賞球処理装置40で
は、例えば賞品球排出装置20における排出終了を確認
してからソレノイド46を作動させて検出した入賞球を
排出するので、入賞球と排出制御との対応をとることが
できる。 【0074】さらに、上記実施例においては、入賞球の
検出を、球処理器43の回動の検出という間接的な方法
で行なって、パチンコ球に帯電した静電気による入賞球
検出器91としてのセーフセンサの誤作動が防止される
ようにしている。しかし、入賞球の通過経路にセンサを
臨ませておくことにより直接入賞球を検出することも可
能である。 【0075】なお、上記実施例では、入賞球処理装置4
0を図7のごとく構成したのに対応して、右側の集合棚
10Aに傾斜角αとして6〜8°の角度を与え、左側の
集合棚10Bには傾斜角βとして14〜16°の角度を
与えて左右の集合棚10Aと10Bを流下する入賞球の
速度を異ならしめると共に、垂直壁10aの高さhを1
2mm以上に設定している。これによって、複数個の入賞
球が発生して左右から同時に入賞球が流下して来ても流
路変換部10Cでの球詰まりを未然に防止できるように
なっている。 【0076】次に、例えば上記賞品球排出装置20を制
御して所定数の賞品球の排出や打球発射装置103等の
制御を行う制御装置200の一実施例について、図9を
用いて説明する。 【0077】この実施例では、賞品球排出装置20等の
制御をCPU(マイクロコンピュータ)200’を用い
て行なうようになっている。 【0078】CPU200’には、前記実施例における
賞球数設定器81,82や記憶排出スイッチ83、球抜
きスイッチ84、セーフセンサ91、オーバーフロー検
出器92、球不足検出器93が入力される。賞球数設定
器81,82を設けることにより、賞品球数の異なる機
種(パチンコ機)を制御できる。また、CPU200’
には、賞品球排出装置20の流下経路30の途中に設け
られた一対の排出球検出器(以下排出センサと称する)
25からの排出球検出信号が、入力されるようになって
いる。さらに、CPU200’には、図示しない遊技店
の集中管理装置からの打止め指令信号が入力される。 【0079】CPU200’は、内部に読出し専用メモ
リたるROM201および随時読出し書き込み可能なメ
モリたるRAM202を有している。このうち、ROM
201には、賞品球排出装置20等の制御を行うためC
PU200’が実行すべきプログラムおよびセーフソレ
ノイド46の一回当たりの駆動時間やウェイト時間(排
出間隔)のような固定データを記憶する。 【0080】一方、本実施例に示すRAM202は上記
排出センサ25からの排出球検出信号に基づいて、各流
下経路30から排出された球の累積数等を記憶するメモ
リ領域や各流下経路の排出球数を設定したり、ソフトタ
イマを構成するレジスタ領域およびCPU200’の作
業領域(ワークエリア)を提供している。 【0081】さらに、CPU200’には、ドライバ2
20を介して、賞品球排出装置20内の一対のソレノイ
ド(以下排出ソレノイドと称する)21や入賞球処理装
置40内のソレノイド(以下セーフソレノイドと称す
る)46、さらに、賞球ランプ111、完了ランプ11
2、オーバーフローランプ113や不正警告表示ランプ
114、動作不良表示ランプ115、賞球数表示器11
6、パイロットランプ117等の表示装置(いずれも図
2参照)およびスピーカ120、打球発射装置103な
どが接続されている。CPU200’はROM201内
のプログラムに従って、上記設定器や各種検出器及びス
イッチからの信号に基づいて賞品球排出装置20や各種
表示ランプ、打球発射装置103などを駆動するように
なっている。 【0082】CPU200’の主たる処理は、オーバー
フロー処理,タンク処理,球抜き処理,入賞球検出処
理,賞品球排出処理である。ただし、処理の手順は、上
記順序に限定されず、いずれの処理から実行するように
してもよい。上記処理をタイマ割込みなどにより繰返し
実行することによってパチンコ遊技機の制御が行なわれ
る。 【0083】ここで、オーバーフロー処理は、オーバー
フロー検出器92からの検出信号を検知して、例えば、
オーバーフローランプ113を所定の時間(10〜20
秒)点灯もしくは点滅させ、それでもオーバーフロー状
態が解除されていない場合には、打球発射装置103に
よる発射動作を停止させることを内容とする。これによ
って、賞品球導出樋13内が賞品球排出装置20の近く
まで賞品球で満たされて、排出動作に悪影響を及ぼすの
を回避することができる。 【0084】タンク処理は、貯留タンク2が空になって
玉不足検出器93がオフされたことを検知すると、例え
ば、球の補給要求を集中管理室に送ると共に完了ランプ
112を点灯させ、これと同時にもしくはその後賞品球
排出装置20内の排出センサ25の信号に基づいて玉無
し状態を検知すると、打球発射装置103を停止させ
る。球補給要求信号が集中管理室に送られると、集中管
理室からの指令によって、タンク上方の補給装置(図示
省略)が作動されて、貯留タンク2への補給が行なわれ
る。 【0085】この実施例では、玉不足検出器93からの
信号によってタンクの玉有り状態が検出されても直ちに
賞品球の排出を再開させず、図10に示すように例えば
2秒のディレイ時間tdを経過するのを待ってから再開
させるようになっている。ディレイ時間を入れたのは、
タンクへの補給がなされてから案内樋11が予備球で満
たされるまでの時間差を考慮したもので、これによって
賞品球排出装置20における空排出が防止される。 【0086】球抜き処理は、球抜装置60の切替ゲート
が球抜樋16の入口を開いて賞品球導出樋13の入口を
閉鎖する方向に切り替えられたことを、球抜きスイッチ
84からの信号に基づいて検知すると、賞品球排出装置
20内のソレノイド21を作動させて、2条の流下経路
30を通して連続的に予備球を排出させて、貯留タンク
2を空にするものである。 【0087】入賞球検出処理と賞品球排出処理は、相互
に関連し複雑になるので、図11および図12にタイミ
ングチャートを示し、以下これに基づいて説明する。 【0088】電源投入または割込み発生により処理が開
始されると、CPU200’は先ず入賞球を検知する前
に、入賞球数を記憶するRAM202内のセーフメモリ
や各種レジスタ類の初期設定を行なった後、賞品球排出
装置20における各流下経路ごとの一回の排出球数(以
下排出基数と称する)の決定を行なう。 【0089】前記実施例の遊技機においては、排出球数
の設定のためディップスイッチからなる賞球数設定器8
1,82が設けられている。そこで、CPU200’は
これらのスイッチ81,82のオン,オフ状態の組み合
わせに応じて、例えば次表のように排出基数1と2を決
定すると共に、合計の賞品球数を遊技機前面の表示器1
16に表示させる。ここでは、一例として合計の賞品球
数を11個、13個、15個のいずれかに設定する場合
が示されている。 【0090】 【表1】上記〔表1〕において排出ソレノイド1側とは、2条の
流下経路30のうち取付け基板に近い側の経路に設けら
れたソレノイドを指し、上記〔表1〕においては排出ソ
レノイド1側の排出基数の方が常に排出ソレノイド2側
よりも大きくなるように決定されている。このような関
係に設定しているのは、流下経路を2条とした場合、貯
留タンク2から案内樋11を通って賞品球排出装置20
へ向かって流下する球の流れが基板に近い側の流下経路
の方が円滑であり、遠い側の方は常に球が不足がちにな
り易いことが実験的に明らかになったからである。そこ
で、〔表1〕のように常に排出ソレノイド1側の排出基
数を大きくしておくことにより、2条の流下経路30に
対する球の供給のバランスを図ることが可能となる。 【0091】なお、図3に示した賞品球排出装置20に
より、設定されたn個の賞品球を排出させる場合、排出
センサ25の取付け位置の下流側に、流下阻止部材22
によって阻止されている球が一つあり、排出センサ25
が一つ前の球を検出している状態で次の排出指令を待つ
ことになる。そのため、実際の制御では、設定数nより
も「1」少ないn−1個目の球を排出センサが検出した
時点で流下阻止部材22を作動させるソレノイド21に
対する制御信号を変化させてやる必要がある。 【0092】正常動作時には図11のタイミングチャー
トに示されているように、セーフセンサの出力の立上り
を受けてセーフメモリの入賞記憶が「1」になり、セー
フランプが点灯されかつ排出ソレノイド1と2がオン状
態にされる。すると、賞品球の排出が開始されて、排出
センサ1と2の出力が排出球ごとに変化し、所定数(表
1の基数−1)に達した時点でソレノイドの消磁指令が
発せられ、対応する排出ソレノイドがオフされるともに
セーフランプがオフされる。また、これとともにセーフ
ソレノイドがおよそ100m秒間だけオンされて入賞球
が排出され、次の入賞球の受け入れが可能となる。一
方、セーフソレノイドのオンと同時に排出ウェイトタイ
マがオンされ、これがタイムアップするまで(600m
s)次の賞品球の排出開始が待たされることになる。 【0093】セーフソレノイド用タイマの設定時間が1
00msとされていることにより、セーフソレノイド46
によって駆動されるストッパ47が100msの間上昇さ
れて、このストッパ47によって阻止されていた入賞球
が確実に排出され、かつ次に入賞球処理装置40に流入
した入賞球を待機させるための態勢へ速やかに移行する
ことができる。 【0094】また、排出ウェイトタイマの設定時間が6
00msとされていることにより、排出終了後案内樋11
内の球の状態が安定してから次の排出へ移ることがで
き、排出の正確さが保証される。 【0095】しかして、この実施例では、入賞球処理装
置40内に入賞球が球止まりや球詰まりを起こしたり或
はセーフソレノイド46が故障するなどして、入賞球の
分離、検出が進行しなくなった場合には、自動的にこれ
を検知して、賞品球排出装置20の作動を停止すると共
に、動作不良表示を行なうようになっている。 【0096】特に、本実施例においては、図12におい
て符号Kで示すように賞品球排出中にセーフソレノイド
46が故障等した場合、正常ならば例えば賞品球排出終
了信号を受けてストッパ47が外されて入賞球が排出さ
れ、これによってセーフセンサの出力信号が同図に破線
ロで示すごとくロウレベルに立ち下がるべきところが、
ハイレベル状態のままになる。 【0097】即ち、ストッパ47によって制止されてい
る入賞球により、所定時間以上球有り状態が検出される
ことになる。そこで、この実施例では、排出終了時(排
出ソレノイド21および賞球ランプ111としてのセー
フランプのオフ時)から適当な時間Tを経過してもセー
フセンサ91の出力がハイレベルのままであるとCPU
200’が判定すると、動作不良表示ランプ115を点
灯させると共に、賞品球排出装置20の作動を停止する
ようになっている。従って、遊技店の係員がこの動作不
良表示ランプを見て故障等が生じたことを知り迅速な対
応処理を行うことができる。 【0098】そして、係員がストッパ47に設けられて
いる操作片47aを持ち上げて保持枠体41に設けられ
ている係止部(図示省略)に引っ掛けてやる。すると、
以後、ストッパ47が外れた状態のまま入賞処理装置4
0が作動する。つまり、賞品球排出装置20の側からの
排出終了信号の有無にかかわらず、入賞球が入って来る
と球処理器43が回動してセーフセンサ91がこれを検
出し、入賞球はそのまま入賞球導出樋12内に流下し
て、球処理器43が錘45の重みで反対側へ回動し、次
の入賞球を受け入れる。これを繰り返すことにより、賞
品球排出装置20における排出動作とは無関係に、発生
した入賞球を検出する。しかも、CPU200’はセー
フセンサ91の検出信号を計数し、内部の記憶領域(セ
ーフメモリ)に入賞球数を記憶するようになっている。 【0099】なお、係員によって強制的にストッパ47
が外されると入賞球が排出されて球処理器43が元に戻
ったときにセーフセンサ91の出力信号がロウレベルに
変化するので、CPU200’は動作不良状態が解除さ
れたことを知る。そこで動作不良表示ランプ111を消
灯する。その後、CPU200’は、セーフメモリ内の
入賞記憶に従って賞品球排出装置20に排出指令信号を
送り、排出終了信号を受けてセーフソレノイド46を駆
動する代わりに、内部のセーフメモリの入賞記憶を1つ
減算させる。 【0100】このように、この実施例ではストッパ47
を外してやるだけで、以後入賞球数を電気的に記憶し、
これに基づいて賞品球の排出を制御するようになってい
るので、セーフソレノイド46が故障等しても貯留して
いる入賞球数分の賞品球の排出を簡単に行うことができ
る。 【0101】なお、前記実施例では、賞品球排出装置2
0の排出制御に関わる異常があった場合、動作不良表示
ランプ115を点滅させるようにしているが、ランプの
代わりにスピーカもしくはブザーを用いて音声で動作不
良を報知させるようにしてもよい。 【0102】さらに、上記実施例のパチンコ遊技機にお
いては、賞品球排出装置20内の排出ソレノイド21の
駆動回路に特別な工夫が加えられている。すなわち、図
13に示すように、電源電圧端子VAと接地点との間に
接続される各種表示ランプLや排出ソレノイド21、セ
ーフソレノイド46は、それらと直列に接続されたスイ
ッチ・トランジスタTr1,Tr2,Tr3等をオン・オ
フさせることによって駆動されるようになっているが、
上記実施例では、排出ソレノイド21と並列に、電源電
圧のピーク値よりも高い例えば24Vのようなツェナー
電圧を有するツェナーダイオードDzが接続されてい
る。 【0103】そのため、上記電源電圧端子VAにAC2
4Vの交流を全波整流した電圧が印加された場合、トラ
ンジスタTr2をオフさせると通常は図14の(A)の
ようにソレノイドが完全に消磁されるまでにt1時間要
していたものが、ツェナーダイオードDzがソレノイド
のコイルと並列に接続されていると、これがエネルギ強
制放出手段として作用して、ソレノイドの消磁時間が短
縮される。つまり、図14の(A)と(B)の斜線の部
分の面積S1とS2とが等しくなるような時間t2がツェ
ナーダイオードDzを入れた場合の消磁時間となる。こ
れによって、ツェナー電圧が24Vの場合、ツェナーダ
イオードを入れない場合に比べて消磁時間がおよそ2分
の1になりその分賞品球排出装置20における流下阻止
部材22の応答速度が早くなる。 【0104】なお、図13においてツェナーダイオード
Dzと直列に逆方向接続されているダイオードD1はソ
レノイドの逆起電力からトランジスタTr2を保持する
ためのもので、セーフソレノイド46のスイッチ・トラ
ンジスタTr3にも同様の保護ダイオードD2が設けられ
ている。ただし、セーフソレノイド46は排出ソレノイ
ド21に比べてそれほど早い応答性を必要としないた
め、ツェナーダイオードDzは不要としてある。 【0105】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気的遊技装置が配設された遊技盤を遊技機本体に対し着
脱交換可能に構成して、遊技盤を入れ替えできるように
した遊技機において、上記電気的遊技装置等の遊技制御
を行うための遊技制御回路と、遊技において賞が発生し
た際に球排出装置を作動させて所要数の球を排出する制
御を行うための排出制御回路とを個別分離して構成し、
上記排出制御回路は、上記球排出装置と、該球排出装置
に貯留タンクから導出された球を流下案内し且つ該球排
出装置から排出された球を流下案内する球流下樋等によ
り構成される球流下機構が設けられた裏機構盤に装着さ
れるようにしたので、この排出制御回路を装着した裏機
構盤は複数種類の遊技機に対して共通して使用すること
が可能となり、遊技店における新装開店時等には分離式
の遊技盤だけを入れ替えるだけで良いため、遊技店の経
済的な負担を軽減することができるという効果がある。 【0106】また、遊技内容が異なった複数種類の遊技
機であっても、排出制御回路同士は互換性があるので、
排出制御回路の故障時における交換作業及び保守点検時
の点検作業を容易且つ迅速に行うことができるという効
果がある。 【0107】さらに、遊技制御回路と排出制御回路を個
別に分離して構成することで、各制御回路自体を比較的
小型化することができ、各種の部品が配設されている遊
技機裏側におけるこれら制御回路の取付け位置の自由度
を拡大することができるという効果もある。 【0108】また、球排出装置を複数の構成部材を機能
的に集約させたユニット構造に形成すると共に、このユ
ニット構造の球排出装置を球流下樋の所定部位に着脱可
能に装着する構成としたので、球排出装置の故障時の修
理及び交換作業や保守点検時の点検作業において、球排
出装置を簡単に着脱することができ、修理作業や交換作
業等を効率よく行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係る遊技機の裏機構盤全体の
構成例を示す背面図である。 【図2】本発明の実施例に係る遊技機の概略正面図であ
る。 【図3】予備球の貯留タンク、案内樋及び賞品球排出装
置の構成例を示す斜視図である。 【図4】賞品球排出装置の構成例を示す斜視図である。 【図5】その賞品球排出装置の流下経路の断面状態を示
す斜視図である。 【図6】賞品球排出装置の作用を示す作用説明図であ
る。 【図7】入賞球処理装置の構成例を示す斜視図である。 【図8】その入賞球処理装置の作用を示す作用説明図で
ある。 【図9】パチンコ遊技機の制御システムの一例を示すブ
ロック図である。 【図10】貯留タンクへの補給を行なうタンク処理にお
けるタイミングを示すタイミングチャートである。 【図11】CPUによる賞品球排出処理におけるタイミ
ングを示すタイミングチャートである。 【図12】セーフソレノイド不良時の賞品球排出処理の
タイミングチャートである。 【図13】各種ランプ及びソレノイドの駆動回路の一例
を示す回路説明図である。 【図14】従来とこの発明の実施例におけるソレノイド
駆動回路によるソレノイドの遮断時の特性の相違を示す
説明図である。 【符号の説明】 1 裏機構盤 2 貯留タンク 10 集合棚 11 案内樋 12 入賞球導出樋 13 賞品球導出樋 20 賞品球排出装置 22 流下阻止部材 25 排出センサ 30 流下経路 40 入賞球処理装置 43 球処理器 45 ウェイト 46 セーフソレノイド 47 ストッパ 91 入賞球検出器(セーフセンサ) 92 オーバーフロー検出器 60 球抜装置 100 パチンコ遊技機 101 供給皿 102 受け皿 103 打球発射装置 200 制御装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.電気的遊技装置が配設された遊技盤を遊技機本体に
    対し着脱交換可能に構成して、遊技盤を入れ替えできる
    ようにした遊技機において、 上記電気的遊技装置等の遊技制御を行うための遊技制御
    回路と、遊技において賞が発生した際に球排出装置を作
    動させて所要数の球を排出する制御を行うための排出制
    御回路とを個別分離して構成し、 上記排出制御回路は、上記球排出装置と、該球排出装置
    に貯留タンクから導出された球を流下案内し且つ該球排
    出装置から排出された球を流下案内する球流下樋等によ
    り構成される球流下機構が設けられた裏機構盤に装着さ
    れ、 上記球排出装置は複数の構成部材を機能的に集約させた
    ユニット構造に形成され、当該ユニット構造を有する球
    排出装置は上記球流下樋の所定部位に着脱可能に装着さ
    れていることを特徴とする遊技機。 2.上記球排出装置は、球の流下制御を行う制御部材に
    作用する電気的駆動手段を含み、該電気的駆動手段は上
    記排出制御回路に接続するための結合手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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