JP2534438B2 - 遊技機における賞品球排出制御方法 - Google Patents
遊技機における賞品球排出制御方法Info
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- JP2534438B2 JP2534438B2 JP5122351A JP12235193A JP2534438B2 JP 2534438 B2 JP2534438 B2 JP 2534438B2 JP 5122351 A JP5122351 A JP 5122351A JP 12235193 A JP12235193 A JP 12235193A JP 2534438 B2 JP2534438 B2 JP 2534438B2
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- balls
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機にお
ける賞品球排出装置及び補給装置の制御方式に利用して
効果的な技術に関する。
ける賞品球排出装置及び補給装置の制御方式に利用して
効果的な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機においては、遊技
盤の裏面上部に配設された貯留タンクの底面開口部に一
端が望む案内樋を、他端に向かって緩やかに下り傾斜す
るように配設すると共に、この案内樋の終端には賞品球
排出装置を配設し、貯留タンクの出口には玉不足検出器
を、また案内樋の途中には球の有無を検出する玉切れ検
出器を設け、上記遊技盤の裏側上方には上記貯留タンク
に対して予備球を補給する補給装置を配設して、上記玉
不足検出器により貯留タンク内の玉無し状態が検出され
た場合には未排出の賞品球があっても一旦上記賞品球排
出装置の作動を停止させ集中管理室に知らせて集中管理
室から指令により上記補給装置による補給を行なわせ、
補給後に賞品球排出装置の作動を再開させる。また、上
記玉切れ検出器により案内樋内の玉無し状態が検出され
た場合にも上記賞品球排出装置の作動を停止させ、賞品
球排出装置の空回りを防止するように構成したむのがあ
る。
盤の裏面上部に配設された貯留タンクの底面開口部に一
端が望む案内樋を、他端に向かって緩やかに下り傾斜す
るように配設すると共に、この案内樋の終端には賞品球
排出装置を配設し、貯留タンクの出口には玉不足検出器
を、また案内樋の途中には球の有無を検出する玉切れ検
出器を設け、上記遊技盤の裏側上方には上記貯留タンク
に対して予備球を補給する補給装置を配設して、上記玉
不足検出器により貯留タンク内の玉無し状態が検出され
た場合には未排出の賞品球があっても一旦上記賞品球排
出装置の作動を停止させ集中管理室に知らせて集中管理
室から指令により上記補給装置による補給を行なわせ、
補給後に賞品球排出装置の作動を再開させる。また、上
記玉切れ検出器により案内樋内の玉無し状態が検出され
た場合にも上記賞品球排出装置の作動を停止させ、賞品
球排出装置の空回りを防止するように構成したむのがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、補給装置による補給が行なわれることより上記玉不
足検出器により貯留タンク内の玉無し状態の解除が検出
されると直ちに賞品球排出装置の作動を許容させるよう
にしていた。しかるに、補給された玉が貯留タンクから
案内樋を通って賞品球排出装置まで流れて溜まるまでに
ある程度の時間を要するとともに、補給された玉が貯留
タンク内で跳ねたりタンクに振動を与えたりするため上
記玉不足検出器がチャタリングを起こしてその出力にパ
ルス状のノイズが発生する。また、補給開始直後は予備
球がばらばらの状態で案内樋を流下するため玉切れ検出
器がオン、オフを繰り返す。そのため、貯留タンクの出
口に設けられた玉不足検出器から玉無し状態の解除を示
す信号が出力されたときに直ちに賞品球排出装置の作動
を許容させると、正確な数の賞品球の排出が行なわれな
いおそれがあるという問題点があった。
は、補給装置による補給が行なわれることより上記玉不
足検出器により貯留タンク内の玉無し状態の解除が検出
されると直ちに賞品球排出装置の作動を許容させるよう
にしていた。しかるに、補給された玉が貯留タンクから
案内樋を通って賞品球排出装置まで流れて溜まるまでに
ある程度の時間を要するとともに、補給された玉が貯留
タンク内で跳ねたりタンクに振動を与えたりするため上
記玉不足検出器がチャタリングを起こしてその出力にパ
ルス状のノイズが発生する。また、補給開始直後は予備
球がばらばらの状態で案内樋を流下するため玉切れ検出
器がオン、オフを繰り返す。そのため、貯留タンクの出
口に設けられた玉不足検出器から玉無し状態の解除を示
す信号が出力されたときに直ちに賞品球排出装置の作動
を許容させると、正確な数の賞品球の排出が行なわれな
いおそれがあるという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、貯留タンクヘ球を補給
して賞品球排出装置の作動を再開させるときに、正確な
数の賞品球の排出を行なわせることが可能な遊技機を提
供することにある。
して賞品球排出装置の作動を再開させるときに、正確な
数の賞品球の排出を行なわせることが可能な遊技機を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めこの発明は、貯留タンクの底面開口部に一端が臨むよ
うに案内樋が配設され、この案内樋の終端側には賞品球
排出装置が配設されかつ上記案内樋には球の有無を検出
する玉不足検出器が設けられ、上記貯留タンクの上方に
は該貯留タンクに対して球を補給する補給装置が配設さ
れているとともに、上記賞品球排出装置を電気的に制御
する制御装置を備えてなる遊技機において、上記玉不足
検出器の出力に基づいて上記貯留タンク内の玉の有無を
判定する玉無し/玉有り判定手段と、上記補給装置によ
る補給が行なわれることにより上記玉不足検出器の出力
が玉無し状態から玉有り状態に変化しても、所定の時間
(例えば2秒)が経過するまで上記賞品球排出装置の作
動を留保させる作動留保手段とを備え、上記貯留タンク
に球が補給されても上記賞品球排出装置の作動を所定時
間経過後に許容させるようにしたものである。
めこの発明は、貯留タンクの底面開口部に一端が臨むよ
うに案内樋が配設され、この案内樋の終端側には賞品球
排出装置が配設されかつ上記案内樋には球の有無を検出
する玉不足検出器が設けられ、上記貯留タンクの上方に
は該貯留タンクに対して球を補給する補給装置が配設さ
れているとともに、上記賞品球排出装置を電気的に制御
する制御装置を備えてなる遊技機において、上記玉不足
検出器の出力に基づいて上記貯留タンク内の玉の有無を
判定する玉無し/玉有り判定手段と、上記補給装置によ
る補給が行なわれることにより上記玉不足検出器の出力
が玉無し状態から玉有り状態に変化しても、所定の時間
(例えば2秒)が経過するまで上記賞品球排出装置の作
動を留保させる作動留保手段とを備え、上記貯留タンク
に球が補給されても上記賞品球排出装置の作動を所定時
間経過後に許容させるようにしたものである。
【0006】
【作用】上記した手段によると、貯留タンクヘ球を補給
した際に賞品球排出装置の上流の案内樋内に充分に予備
球が満たされてから上記賞品球排出装置の作動が開始さ
れるようになるため不正確な賞球数の排出が防止される
とともに、補給装置による補給開始直後の玉不足検出器
のチャタリング等に起因する検出器出力ノイズによる賞
品球排出装置の誤作動を回避することができる。また、
案内樋の途中に玉切れ検出器を設けた場合にも補給開始
直後の玉切れ検出器の最初の検出信号によって賞品球排
出装置が作動して不正確な球数の排出動作を行なうのを
防止することができるようになる。
した際に賞品球排出装置の上流の案内樋内に充分に予備
球が満たされてから上記賞品球排出装置の作動が開始さ
れるようになるため不正確な賞球数の排出が防止される
とともに、補給装置による補給開始直後の玉不足検出器
のチャタリング等に起因する検出器出力ノイズによる賞
品球排出装置の誤作動を回避することができる。また、
案内樋の途中に玉切れ検出器を設けた場合にも補給開始
直後の玉切れ検出器の最初の検出信号によって賞品球排
出装置が作動して不正確な球数の排出動作を行なうのを
防止することができるようになる。
【0007】
【実施例】図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の
裏機構の構成例を示す。裏機構盤1の上部には予備球の
貯留タンク2が配設され、この貯留タンク2の一端には
内部の予備球を自作用的に整列させて誘導する案内樋1
1が接続されている。案内樋11は2条の通路を有して
ゆるやかに傾斜され、かつ途中に振り子式の球ナラシ3
と押圧式の球ナラシ4とが設けられており、これによっ
て、予備球は案内樋11を流下する間に2列に整列され
る。そして、上記案内樋11の流下端部に、ストッパ式
の賞品球排出装置20(図4参照)が、配設してある。
裏機構の構成例を示す。裏機構盤1の上部には予備球の
貯留タンク2が配設され、この貯留タンク2の一端には
内部の予備球を自作用的に整列させて誘導する案内樋1
1が接続されている。案内樋11は2条の通路を有して
ゆるやかに傾斜され、かつ途中に振り子式の球ナラシ3
と押圧式の球ナラシ4とが設けられており、これによっ
て、予備球は案内樋11を流下する間に2列に整列され
る。そして、上記案内樋11の流下端部に、ストッパ式
の賞品球排出装置20(図4参照)が、配設してある。
【0008】パチンコ遊技機100(図2参照)の前面
の遊技盤内に設けられた入賞口へ入賞した打球は、裏面
に回収されて集合棚10によって一箇所に集められ、入
賞球処理装置40によって一個ずつ分離されて入賞球検
出器91によって検出され、その結果排出指令信号が形
成される。すると、賞品球排出装置20が一回だけ作動
されて所定数(例えば13個)の賞品球が排出される。
入賞球処理装置40によって分離、検出された入賞球は
導出樋12を通って遊技機後方の回収樋(図示省略)に
排出される。賞品球排出装置20による賞品球排出が終
了すると、その排出終了信号を受けて入賞球処理装置4
0が次の入賞球の分離、検出を行なう。
の遊技盤内に設けられた入賞口へ入賞した打球は、裏面
に回収されて集合棚10によって一箇所に集められ、入
賞球処理装置40によって一個ずつ分離されて入賞球検
出器91によって検出され、その結果排出指令信号が形
成される。すると、賞品球排出装置20が一回だけ作動
されて所定数(例えば13個)の賞品球が排出される。
入賞球処理装置40によって分離、検出された入賞球は
導出樋12を通って遊技機後方の回収樋(図示省略)に
排出される。賞品球排出装置20による賞品球排出が終
了すると、その排出終了信号を受けて入賞球処理装置4
0が次の入賞球の分離、検出を行なう。
【0009】一方、賞品球排出装置20によって排出さ
れた賞品球は、賞品球導出樋13を通って供給口14よ
り遊技機前面の供給皿101(図2参照)に流出され
る。供給皿101が一杯になると、賞品球は分流樋15
を通って遊技機前面下方の受け皿102に排出される。
受け皿102が一杯になると、分流樋15の途中に設け
られたオーバフロー検出器92によって検出され、例え
ば打球発射装置103の駆動を停止させるようになって
いる。オーバフロー検出器92によって受け皿のオーバ
フロー状態が検出されたときこれを遊技者に報知するた
め、オーバフロー表示器113が遊技機の前面に設けら
れている。
れた賞品球は、賞品球導出樋13を通って供給口14よ
り遊技機前面の供給皿101(図2参照)に流出され
る。供給皿101が一杯になると、賞品球は分流樋15
を通って遊技機前面下方の受け皿102に排出される。
受け皿102が一杯になると、分流樋15の途中に設け
られたオーバフロー検出器92によって検出され、例え
ば打球発射装置103の駆動を停止させるようになって
いる。オーバフロー検出器92によって受け皿のオーバ
フロー状態が検出されたときこれを遊技者に報知するた
め、オーバフロー表示器113が遊技機の前面に設けら
れている。
【0010】遊技機100の前面には、上記オーバーフ
ロー表示器113の他に、入賞球の発生に応じて賞品球
が排出される度ごとに点灯される賞球ランプ111、貯
留タンク2が空になったときや排出された賞品球が予め
定められた数に達した場合に点灯される完了ランプ11
2、ピアノ線等の挿入により故意に賞品球排出装置20
を作動させるような不正があった場合に点灯もしくは点
滅される不正警告表示ランプ114、賞品球排出装置等
における球詰まりや排出用ソレノイド、排出センサ等が
故障した場合に点灯もしくは点滅される動作不良表示ラ
ンプ115、一個の入賞球に対応して払い出される賞品
球数を表示する賞球数表示器116、打球発射装置10
3の発射モータが駆動されている間点灯されるパイロッ
トランプ117のような各種表示装置が配設されてい
る。
ロー表示器113の他に、入賞球の発生に応じて賞品球
が排出される度ごとに点灯される賞球ランプ111、貯
留タンク2が空になったときや排出された賞品球が予め
定められた数に達した場合に点灯される完了ランプ11
2、ピアノ線等の挿入により故意に賞品球排出装置20
を作動させるような不正があった場合に点灯もしくは点
滅される不正警告表示ランプ114、賞品球排出装置等
における球詰まりや排出用ソレノイド、排出センサ等が
故障した場合に点灯もしくは点滅される動作不良表示ラ
ンプ115、一個の入賞球に対応して払い出される賞品
球数を表示する賞球数表示器116、打球発射装置10
3の発射モータが駆動されている間点灯されるパイロッ
トランプ117のような各種表示装置が配設されてい
る。
【0011】上記賞球数表示器116は、例えば3種類
の賞球数が記述された透明板とその後方にそれぞれ配設
された3個のランプとからなり、設定器(後述)によっ
て設定された賞球数に対応したランプが選択的に点灯さ
れることにより表示が行なわれる。105は、遊技盤に
打ち込まれた打球のうち、入賞口へ入賞しなかった打球
を遊技盤背部へ回収するためのアウト穴、93は貯留タ
ンク2内に予備球がなくなったとき、これを検出するた
めの球不足検出器である。
の賞球数が記述された透明板とその後方にそれぞれ配設
された3個のランプとからなり、設定器(後述)によっ
て設定された賞球数に対応したランプが選択的に点灯さ
れることにより表示が行なわれる。105は、遊技盤に
打ち込まれた打球のうち、入賞口へ入賞しなかった打球
を遊技盤背部へ回収するためのアウト穴、93は貯留タ
ンク2内に予備球がなくなったとき、これを検出するた
めの球不足検出器である。
【0012】また、上記賞品球排出装置20の下方に
は、賞品球導出樋13と並行して球抜樋16が設けら
れ、球抜き樋16の入口すなわち賞品球導出樋13との
分岐点には、切替えゲートを有する球抜き装置60が配
設されている。この球抜き装置60は、遊技機の保持枠
104の前面に形成された操作穴106より、ピンもし
くはワイヤのような工具を挿入することによってゲート
を作動させることができるようになっている。そして切
替えゲートが球抜き樋16側に切り換えられると、球抜
きスイッチ84がオンされ、賞品球排出装置20が作動
されるようになっている。
は、賞品球導出樋13と並行して球抜樋16が設けら
れ、球抜き樋16の入口すなわち賞品球導出樋13との
分岐点には、切替えゲートを有する球抜き装置60が配
設されている。この球抜き装置60は、遊技機の保持枠
104の前面に形成された操作穴106より、ピンもし
くはワイヤのような工具を挿入することによってゲート
を作動させることができるようになっている。そして切
替えゲートが球抜き樋16側に切り換えられると、球抜
きスイッチ84がオンされ、賞品球排出装置20が作動
されるようになっている。
【0013】従来の球鞘ケースを用いたパチンコ遊技機
では、球抜き用のゲートが賞品球排出装置の上流側に配
設されていたので、球抜きを行なっても途中に球が残っ
てしまったが、この実施例では球抜き装置60が賞品球
排出装置20の下流側にあるので、すべての球を抜くこ
とができ、パチンコ店のデータの集計が正確に行なえ
る。球抜き樋16の下端は、アウト穴105より回収さ
れたアウト球を誘導するアウト球導出樋17と合流さ
れ、パチンコ店の島設備下方に配設された回収樋(図示
省略)に向かって回収球を流出するようになっている。
では、球抜き用のゲートが賞品球排出装置の上流側に配
設されていたので、球抜きを行なっても途中に球が残っ
てしまったが、この実施例では球抜き装置60が賞品球
排出装置20の下流側にあるので、すべての球を抜くこ
とができ、パチンコ店のデータの集計が正確に行なえ
る。球抜き樋16の下端は、アウト穴105より回収さ
れたアウト球を誘導するアウト球導出樋17と合流さ
れ、パチンコ店の島設備下方に配設された回収樋(図示
省略)に向かって回収球を流出するようになっている。
【0014】さらに、裏機構盤1には、上記賞品球排出
装置20やオーバフロー検出器92からの検出信号によ
る打球発射停止、各種表示装置の駆動などパチンコ遊技
機全体の電気的な制御を行なうための制御装置200及
び遊技盤前面の各種変動入賞装置や可変表示型補助遊技
装置等に内蔵された検出器からの信号に基づいてそれら
の遊技動作を制御する遊技内容制御装置210が設けら
れている。パチンコ遊技機の分野では、遊技内容の単調
化による遊技客離れを防止するため、遊技内容や意匠的
な構成の異なる新しい遊技盤と交換することが行なわれ
るが、その場合にも遊技盤を除くパチンコ遊技機本体や
裏機構盤はほとんど同一である。しかるに、そのような
不変部分についてもその寿命に達する以前に遊技盤と一
緒に交換してしまうことは非常に不経済である。
装置20やオーバフロー検出器92からの検出信号によ
る打球発射停止、各種表示装置の駆動などパチンコ遊技
機全体の電気的な制御を行なうための制御装置200及
び遊技盤前面の各種変動入賞装置や可変表示型補助遊技
装置等に内蔵された検出器からの信号に基づいてそれら
の遊技動作を制御する遊技内容制御装置210が設けら
れている。パチンコ遊技機の分野では、遊技内容の単調
化による遊技客離れを防止するため、遊技内容や意匠的
な構成の異なる新しい遊技盤と交換することが行なわれ
るが、その場合にも遊技盤を除くパチンコ遊技機本体や
裏機構盤はほとんど同一である。しかるに、そのような
不変部分についてもその寿命に達する以前に遊技盤と一
緒に交換してしまうことは非常に不経済である。
【0015】上記実施例では、遊技盤の交換に際して遊
技盤とその遊技内容制御装置210のみ交換すれば良い
ような構成にされている。つまり、遊技内容制御装置2
10は着脱可能な遊技盤の裏面に固定されており、賞品
球排出装置20や入賞球処理装置40及びそれらの制御
装置200は、予備球貯留タンク2や各種誘導樋10〜
17とともに遊技機本体と一体の裏機構盤1に固定され
ている。従って、遊技盤を交換する場合にも、本体及び
裏機構盤の大部分はそのまま残し、継続して使用するこ
とができるようになり非常に経済的である。
技盤とその遊技内容制御装置210のみ交換すれば良い
ような構成にされている。つまり、遊技内容制御装置2
10は着脱可能な遊技盤の裏面に固定されており、賞品
球排出装置20や入賞球処理装置40及びそれらの制御
装置200は、予備球貯留タンク2や各種誘導樋10〜
17とともに遊技機本体と一体の裏機構盤1に固定され
ている。従って、遊技盤を交換する場合にも、本体及び
裏機構盤の大部分はそのまま残し、継続して使用するこ
とができるようになり非常に経済的である。
【0016】制御装置200の外面には、賞品球排出装
置20における一回の排出動作に伴う排出球数を設定す
るため、ディップスイッチ等からなる賞球数設定器8
1,82が取り付けられている。また、裏機構盤1の上
部には、打止め時や故障時に、賞品球排出装置20を作
動させることなく集合棚10上の入賞球を排出させるた
めのマニュアルスイッチ(以下記憶排出スイッチと称す
る)83が設けられている。つまり、この記憶排出スイ
ッチ83は、後述の賞品球排出装置20内の排出センサ
25に代わって、擬似排出終了信号を与えるものであ
る。
置20における一回の排出動作に伴う排出球数を設定す
るため、ディップスイッチ等からなる賞球数設定器8
1,82が取り付けられている。また、裏機構盤1の上
部には、打止め時や故障時に、賞品球排出装置20を作
動させることなく集合棚10上の入賞球を排出させるた
めのマニュアルスイッチ(以下記憶排出スイッチと称す
る)83が設けられている。つまり、この記憶排出スイ
ッチ83は、後述の賞品球排出装置20内の排出センサ
25に代わって、擬似排出終了信号を与えるものであ
る。
【0017】図3に、予備球の貯留タンク2と案内樋1
1および賞品球排出装置20の構造とその接続状態を示
す。貯留タンク2は、裏機構盤1上部に形成された収納
凹部に載置されるようにして取付けられる。図示しない
が貯留タンク2の底壁の一端(図では左端)には開口部
が形成され、この開口部に臨むように案内樋11が取り
付けられる。案内樋11の底壁には踏板が回動可能に配
設され、貯留タンク2内に予備球がなくなると踏板が上
昇する。これを球不足検出器93が検出して球補給要求
信号を形成する。
1および賞品球排出装置20の構造とその接続状態を示
す。貯留タンク2は、裏機構盤1上部に形成された収納
凹部に載置されるようにして取付けられる。図示しない
が貯留タンク2の底壁の一端(図では左端)には開口部
が形成され、この開口部に臨むように案内樋11が取り
付けられる。案内樋11の底壁には踏板が回動可能に配
設され、貯留タンク2内に予備球がなくなると踏板が上
昇する。これを球不足検出器93が検出して球補給要求
信号を形成する。
【0018】案内樋11の途中には分流壁11aが設け
られ、流下する球を2条に分離、整列させる。球ナラシ
3は案内樋11の上部に形成された支持部11bに、ピ
ン3aにて垂下され、案内樋11上を上下に重なり合っ
て流下して来る球をくずして整列させる。球ナラシ4
は、案内樋11の両側に固定された支持片4aに、ピン
4bにて回動可能に支承され、案内樋11上を流下する
球の重なりを防止する。さらに、上記案内樋11の途
中、望ましくは賞品球排出装置20の直前には、ピン4
bを支点として回動可能な流下制御部材7が設けてあ
る。この流下制御部材7の先端折曲片は2つに分割さ
れ、図中破線イのように回動されたとき各折曲片7c,
7dが、2条の誘導経路に対応して案内樋11の上壁に
形成された長孔11c,11d内に進入することによ
り、案内樋11内の球の流下を阻止し、賞品球排出装置
20への供給を手動により中断できるようになってい
る。これによって、賞品球排出装置20の保守点検や故
障した場合の交換作業を容易に行うことができるように
なる。
られ、流下する球を2条に分離、整列させる。球ナラシ
3は案内樋11の上部に形成された支持部11bに、ピ
ン3aにて垂下され、案内樋11上を上下に重なり合っ
て流下して来る球をくずして整列させる。球ナラシ4
は、案内樋11の両側に固定された支持片4aに、ピン
4bにて回動可能に支承され、案内樋11上を流下する
球の重なりを防止する。さらに、上記案内樋11の途
中、望ましくは賞品球排出装置20の直前には、ピン4
bを支点として回動可能な流下制御部材7が設けてあ
る。この流下制御部材7の先端折曲片は2つに分割さ
れ、図中破線イのように回動されたとき各折曲片7c,
7dが、2条の誘導経路に対応して案内樋11の上壁に
形成された長孔11c,11d内に進入することによ
り、案内樋11内の球の流下を阻止し、賞品球排出装置
20への供給を手動により中断できるようになってい
る。これによって、賞品球排出装置20の保守点検や故
障した場合の交換作業を容易に行うことができるように
なる。
【0019】また、上記流下制御部材7の一側には側方
へ向かって操作片7bを突設し、手動による流下制御部
材7の回動を容易に行えるようにしてある。さらに、こ
の操作片7bと案内樋11の側壁に設けたピン8との間
にはスプリング9が張架され、このスプリング9によっ
て流下制御部材7の状態を安定に保持できるようになっ
ている。そして、上記案内樋11の流下端部に、流下経
路30を一体的に有する賞品球排出装置20が配設され
る。この場合、案内樋11の流下端部の樋側面に係止片
11eを設け、また賞品球排出装置側の流下経路30の
始端上部及び下部に前方へ突出するガイド片30aを設
け、このガイド片30aと係止片11eとによって、案
内樋11と流下経路30とを接続できるようにしてあ
る。
へ向かって操作片7bを突設し、手動による流下制御部
材7の回動を容易に行えるようにしてある。さらに、こ
の操作片7bと案内樋11の側壁に設けたピン8との間
にはスプリング9が張架され、このスプリング9によっ
て流下制御部材7の状態を安定に保持できるようになっ
ている。そして、上記案内樋11の流下端部に、流下経
路30を一体的に有する賞品球排出装置20が配設され
る。この場合、案内樋11の流下端部の樋側面に係止片
11eを設け、また賞品球排出装置側の流下経路30の
始端上部及び下部に前方へ突出するガイド片30aを設
け、このガイド片30aと係止片11eとによって、案
内樋11と流下経路30とを接続できるようにしてあ
る。
【0020】図4〜図6に、賞品球排出装置20の詳細
を示す。賞品球排出装置20は、流下経路30とこの流
下経路30内に進入して球の流下を制御する流下阻止部
材22およびその駆動手段たるソレノイド21が一体的
に結合されてなる。上記流下経路30は、ゆるやかに傾
斜した整列樋31と、この整列樋31の流下端部から略
垂直下方に延設された調流樋33と、整列樋31と調流
樋33との接続部にあって流下する球を約90度方向転
換せしめる調整部32と、上記調流樋33の下端から約
45度斜め下方に向かって延設された誘導樋34と、こ
の誘導樋34の終端から略垂直下方に延設された排出樋
35とにより構成されている。
を示す。賞品球排出装置20は、流下経路30とこの流
下経路30内に進入して球の流下を制御する流下阻止部
材22およびその駆動手段たるソレノイド21が一体的
に結合されてなる。上記流下経路30は、ゆるやかに傾
斜した整列樋31と、この整列樋31の流下端部から略
垂直下方に延設された調流樋33と、整列樋31と調流
樋33との接続部にあって流下する球を約90度方向転
換せしめる調整部32と、上記調流樋33の下端から約
45度斜め下方に向かって延設された誘導樋34と、こ
の誘導樋34の終端から略垂直下方に延設された排出樋
35とにより構成されている。
【0021】誘導樋34と排出樋35の境界部近傍に
は、流下経路30の外側壁から一対の支持片36が突出
され、この支持片36間には、支軸24が横架されてい
る。また、流下経路30は案内樋11に対応して2条形
成されており、2条の流下経路30に対応して、一対の
扇状の流下阻止部材22が上記支軸24を中心として回
転自在に装着されている。流下阻止部材22に対応して
ソレノイド21も一対設けられている。そして、この流
下阻止部材22の先端部が、上記流下経路30の内壁部
に設けられたスリットより進入し、上記誘導樋34内に
突出されている。上記流下阻止部材22の先端後部は、
リンク部材23を介して上記ソレノイド21のプランジ
ャ21aの先端部に連結されており、プランジャ21a
の伸縮に伴なって流下阻止部材22が支軸24の回りに
往復回動され、先端部が誘導樋34内に進入したり、後
退したりするようになっている。これによって、球の流
下を許容したり阻止したりして、所定数の排出を行な
う。
は、流下経路30の外側壁から一対の支持片36が突出
され、この支持片36間には、支軸24が横架されてい
る。また、流下経路30は案内樋11に対応して2条形
成されており、2条の流下経路30に対応して、一対の
扇状の流下阻止部材22が上記支軸24を中心として回
転自在に装着されている。流下阻止部材22に対応して
ソレノイド21も一対設けられている。そして、この流
下阻止部材22の先端部が、上記流下経路30の内壁部
に設けられたスリットより進入し、上記誘導樋34内に
突出されている。上記流下阻止部材22の先端後部は、
リンク部材23を介して上記ソレノイド21のプランジ
ャ21aの先端部に連結されており、プランジャ21a
の伸縮に伴なって流下阻止部材22が支軸24の回りに
往復回動され、先端部が誘導樋34内に進入したり、後
退したりするようになっている。これによって、球の流
下を許容したり阻止したりして、所定数の排出を行な
う。
【0022】また、誘導樋34の側壁は外部に膨出され
て、収納部37が形成され、この収納部37には透過型
光センサからなる排出球検出器25が挿入されている。
なお、上記ソレノイド21の上方には、上記ソレノイド
21や排出球検出器25から引き出されたリード線を一
箇所に集中させ、かつ上記制御装置200と接続するた
めの配線を前方から一括して接続できるようにするため
のコネクタ26が配設されている。そして、上記流下経
路30の下端に、賞品球導出樋13の始端に形成された
係合部13aが係合されて接続が行なわれる。
て、収納部37が形成され、この収納部37には透過型
光センサからなる排出球検出器25が挿入されている。
なお、上記ソレノイド21の上方には、上記ソレノイド
21や排出球検出器25から引き出されたリード線を一
箇所に集中させ、かつ上記制御装置200と接続するた
めの配線を前方から一括して接続できるようにするため
のコネクタ26が配設されている。そして、上記流下経
路30の下端に、賞品球導出樋13の始端に形成された
係合部13aが係合されて接続が行なわれる。
【0023】さらに、流下経路30の入口部の整列樋3
1の底面には、図5に示すごとく、金属板のような導電
性シート38が貼付され、この導電性シート38の一端
はフレーム等に接地されている。これによって、流下球
に帯電されていた静電気を逃して、排出球検出器25の
静電破壊を防止することができる。すなわち、検出器と
してマイクロスイッチのような機械式のものを使用する
方法も考えられるが、マイクロスイッチは復帰動作が遅
いため連続して球が流下してくるとオン状態になりっぱ
なしになるおそれがあると共に、チャタリングを起こし
易い。また、長期間の使用により接点不良も生じやす
い。そのため、マイクロスイッチは賞品球排出装置のよ
うに連続した球の検出を行なう検出器としては適してい
ない。そこで、上記実施例では、排出球検出器25とし
て光センサを使用している。
1の底面には、図5に示すごとく、金属板のような導電
性シート38が貼付され、この導電性シート38の一端
はフレーム等に接地されている。これによって、流下球
に帯電されていた静電気を逃して、排出球検出器25の
静電破壊を防止することができる。すなわち、検出器と
してマイクロスイッチのような機械式のものを使用する
方法も考えられるが、マイクロスイッチは復帰動作が遅
いため連続して球が流下してくるとオン状態になりっぱ
なしになるおそれがあると共に、チャタリングを起こし
易い。また、長期間の使用により接点不良も生じやす
い。そのため、マイクロスイッチは賞品球排出装置のよ
うに連続した球の検出を行なう検出器としては適してい
ない。そこで、上記実施例では、排出球検出器25とし
て光センサを使用している。
【0024】しかしながら、光センサはICで形成され
ているため静電気に弱く、しかも排出球は案内樋11内
を流下してくる間に、樋との摩擦で静電気を帯び、この
静電気によってセンサが破損され易くなるという不都合
がある。その不都合を、上記実施例は整列樋31の底面
に貼付した導電性シート38で放電して回避するもので
ある。また、導電性シート38の材料を選択することに
より球と樋との摩擦力を減らして、球の流れを円滑にさ
せることもできる。
ているため静電気に弱く、しかも排出球は案内樋11内
を流下してくる間に、樋との摩擦で静電気を帯び、この
静電気によってセンサが破損され易くなるという不都合
がある。その不都合を、上記実施例は整列樋31の底面
に貼付した導電性シート38で放電して回避するもので
ある。また、導電性シート38の材料を選択することに
より球と樋との摩擦力を減らして、球の流れを円滑にさ
せることもできる。
【0025】さらに、上記賞品球排出装置20の流下経
路を構成する整流樋31の上壁及び調流樋33の外壁に
は、図3に示すようにそれぞれスリット31a及び33
aを設けてある。これによって、流下経路に異物等が侵
入して賞品球排出装置20内で球詰まりを起こしたり、
円滑な流下が阻害されたような場合に、このスリット3
1aまたは33aよりピンなどの工具を挿入して異物を
除去することができる等、メインテナンスが容易とな
る。上記スリット31a及び33aには、スリットと略
同じ大きさの段部39aを有する蓋部材39を係合させ
て、ビス等に固定して閉塞するようにしてある。
路を構成する整流樋31の上壁及び調流樋33の外壁に
は、図3に示すようにそれぞれスリット31a及び33
aを設けてある。これによって、流下経路に異物等が侵
入して賞品球排出装置20内で球詰まりを起こしたり、
円滑な流下が阻害されたような場合に、このスリット3
1aまたは33aよりピンなどの工具を挿入して異物を
除去することができる等、メインテナンスが容易とな
る。上記スリット31a及び33aには、スリットと略
同じ大きさの段部39aを有する蓋部材39を係合させ
て、ビス等に固定して閉塞するようにしてある。
【0026】次に上記のごとく構成された流下経路30
と流下制御装置20の作用を図6を用いて詳細に説明す
る。上記賞品球排出装置20は、流下阻止部材22が図
6に実線で示すごとく誘導路34内に進入している状態
では、流下経路30内に整列されたパチンコ球Bは、最
先端の球B1が流下阻止部材22の外周面に接触するこ
とで停止されている。このとき、誘導樋34内に2個の
球B1,B2が、また、調流樋33内に3個の球B3,
B4,B5が収納されるように、誘導樋34と調流樋33
の寸法が各々決定されている。しかも、調流樋33内の
最上方の球B5は、整列樋31内の球B6,B7‥‥に押
されて、テーパ状の調整部32に当接されるようになっ
ている。調整部32に向かって押圧されることにより球
B5は調整部32から反発力を受けて、その反発力は球
B5およびその下方の球B4,B3‥‥に伝わり、それら
を下方へ押し上げるように作用する。
と流下制御装置20の作用を図6を用いて詳細に説明す
る。上記賞品球排出装置20は、流下阻止部材22が図
6に実線で示すごとく誘導路34内に進入している状態
では、流下経路30内に整列されたパチンコ球Bは、最
先端の球B1が流下阻止部材22の外周面に接触するこ
とで停止されている。このとき、誘導樋34内に2個の
球B1,B2が、また、調流樋33内に3個の球B3,
B4,B5が収納されるように、誘導樋34と調流樋33
の寸法が各々決定されている。しかも、調流樋33内の
最上方の球B5は、整列樋31内の球B6,B7‥‥に押
されて、テーパ状の調整部32に当接されるようになっ
ている。調整部32に向かって押圧されることにより球
B5は調整部32から反発力を受けて、その反発力は球
B5およびその下方の球B4,B3‥‥に伝わり、それら
を下方へ押し上げるように作用する。
【0027】その結果、流下阻止部材22が図6に破線
Cで示すごとく誘導樋34内から後退されたとき、調整
部32からの反発力および球の自重によって、調流樋3
3および誘導樋34内の球B1〜B5は速やかに流下し始
めるようになる。球B1〜B5が流下すると整列樋31内
の球B6,B7‥‥がこれに続いて流下を開始する。そし
て、整列樋31の出口で先ず調整部32に衝突して流下
速度を減じられ、かつ流下方向が水平方向から垂直方向
へ略90°変換され、調流部33に入る。そこでは自重
による加速が行なわれるため、調整部32で減速される
後続の球との間に球間隔が確保されるようになる。その
ため、例えば球B7を検出した時点でソレノイド21を
消磁したとき、流下阻止部材22の動作に遅れがあって
も球B7が通過する前に、流下を阻止してやることがで
きるようになる。
Cで示すごとく誘導樋34内から後退されたとき、調整
部32からの反発力および球の自重によって、調流樋3
3および誘導樋34内の球B1〜B5は速やかに流下し始
めるようになる。球B1〜B5が流下すると整列樋31内
の球B6,B7‥‥がこれに続いて流下を開始する。そし
て、整列樋31の出口で先ず調整部32に衝突して流下
速度を減じられ、かつ流下方向が水平方向から垂直方向
へ略90°変換され、調流部33に入る。そこでは自重
による加速が行なわれるため、調整部32で減速される
後続の球との間に球間隔が確保されるようになる。その
ため、例えば球B7を検出した時点でソレノイド21を
消磁したとき、流下阻止部材22の動作に遅れがあって
も球B7が通過する前に、流下を阻止してやることがで
きるようになる。
【0028】このように球間隔を大きくすることによ
り、流下阻止部材の制御が容易となる。ただし、B7を
検出してソレノイド21をオフしたときに排出される賞
品球は6個である。さらに、上記流下経路30は、流下
阻止部材22によって球の流下が阻止されている状態で
調流樋32の最上方に位置する球B5の中心05が、整列
樋31内に整列している球B6,B7‥‥の中心06,07
‥‥を結ぶ中心線の延長線より下方に位置されるよう
に、誘導樋34および調流樋33の寸法が決定されてい
る。そのため、待機中の球B6,B7‥‥からB5へ伝わ
る圧力は球B5を押し下げるような分力を生じる。これ
によって、流下阻止部材22が後退したときに、調流樋
33最上方の球B5が後続の球B6と調流樋33の外側壁
33aとの間にはさまれて球B1〜B4の流下に追従して
流下しようとするのを妨げられることがない。
り、流下阻止部材の制御が容易となる。ただし、B7を
検出してソレノイド21をオフしたときに排出される賞
品球は6個である。さらに、上記流下経路30は、流下
阻止部材22によって球の流下が阻止されている状態で
調流樋32の最上方に位置する球B5の中心05が、整列
樋31内に整列している球B6,B7‥‥の中心06,07
‥‥を結ぶ中心線の延長線より下方に位置されるよう
に、誘導樋34および調流樋33の寸法が決定されてい
る。そのため、待機中の球B6,B7‥‥からB5へ伝わ
る圧力は球B5を押し下げるような分力を生じる。これ
によって、流下阻止部材22が後退したときに、調流樋
33最上方の球B5が後続の球B6と調流樋33の外側壁
33aとの間にはさまれて球B1〜B4の流下に追従して
流下しようとするのを妨げられることがない。
【0029】誘導樋34の途中に設けられている排出球
検出器25は、その検出光軸Fが樋内を流下する球の中
心から少し外れた位置に来るように配設されている。検
出光軸Fが球の中心を通るように位置決めされていると
複数個の球が連続して流下して来た場合、検出信号のパ
ルス間隔が狭くなって正確な計数が行えなくなるおそれ
がある。しかるにこの実施例では、上記のごとく、検出
光軸Fを球の中心からずらしたことにより、正確な計数
が可能となる。
検出器25は、その検出光軸Fが樋内を流下する球の中
心から少し外れた位置に来るように配設されている。検
出光軸Fが球の中心を通るように位置決めされていると
複数個の球が連続して流下して来た場合、検出信号のパ
ルス間隔が狭くなって正確な計数が行えなくなるおそれ
がある。しかるにこの実施例では、上記のごとく、検出
光軸Fを球の中心からずらしたことにより、正確な計数
が可能となる。
【0030】また、扇形をなす流下阻止部材22の回転
面が流下する球の中心の流下軌跡と一致するように流下
阻止部材22が取付けられ、誘導樋34の上方から下方
に向かって樋内に進入するように移動されて、流下する
球を停止させるようになっている。そのため、流下する
球が停止するとき流下阻止部材22に働く衝撃力を、流
下阻止部材22の回転範囲を制限するストッパ部(例え
ば流下阻止部材22が進入する誘導樋34のスリット端
部)で受け止めることができるので、容易に停止時に働
く衝撃に耐える強度を持たせることができる。
面が流下する球の中心の流下軌跡と一致するように流下
阻止部材22が取付けられ、誘導樋34の上方から下方
に向かって樋内に進入するように移動されて、流下する
球を停止させるようになっている。そのため、流下する
球が停止するとき流下阻止部材22に働く衝撃力を、流
下阻止部材22の回転範囲を制限するストッパ部(例え
ば流下阻止部材22が進入する誘導樋34のスリット端
部)で受け止めることができるので、容易に停止時に働
く衝撃に耐える強度を持たせることができる。
【0031】しかも、最下端の球B1は扇形の流下阻止
部材22の外周面に接触して停止されるため、最下端の
球B1が流下阻止部材22の外周面と誘導樋34の壁面
との間に食い込むような形で停止されても、流下阻止部
材22が後退される時にはその外周面で球B1を回転さ
せるようにしながら離れていく。そのため、比較的小さ
な力で流下阻止部材22を後退させることができ、流下
阻止部材22と誘導樋34の壁面との間に球が挟まれて
動かなくなるようなことがなくなる。さらに、流下阻止
部材22の回転中心と誘導樋34内の最下端の球B1の
中心01とを結ぶ線が水平になるように配設されてい
る。そのため、流下阻止部材22の端部が球B1の外周
からはずれると直ぐに球B1が流下可能になり、流下阻
止部材22の回転に伴って球B1が少しずり下がってか
ら阻止力が外され、流下を開始するようなことがない。
部材22の外周面に接触して停止されるため、最下端の
球B1が流下阻止部材22の外周面と誘導樋34の壁面
との間に食い込むような形で停止されても、流下阻止部
材22が後退される時にはその外周面で球B1を回転さ
せるようにしながら離れていく。そのため、比較的小さ
な力で流下阻止部材22を後退させることができ、流下
阻止部材22と誘導樋34の壁面との間に球が挟まれて
動かなくなるようなことがなくなる。さらに、流下阻止
部材22の回転中心と誘導樋34内の最下端の球B1の
中心01とを結ぶ線が水平になるように配設されてい
る。そのため、流下阻止部材22の端部が球B1の外周
からはずれると直ぐに球B1が流下可能になり、流下阻
止部材22の回転に伴って球B1が少しずり下がってか
ら阻止力が外され、流下を開始するようなことがない。
【0032】また、上記実施例において、調流樋33と
誘導樋34とのなす角度αは0〜90°の範囲にあれば
よいが、45°前後に設定してやると、調流樋33内で
加速された流下球のスピードを大きく減速させることが
なく、しかも停止時に流下阻止部材22にかかる負荷を
軽減させることができる。さらに、上記実施例では、流
下阻止部材22によって球の流下が阻止されている状態
で、流下阻止部材22と誘導樋34内の最下端の球B1
との接触点から球の直径分だけ離された点を通る鉛直線
Gと排出樋35の壁面35aとの距離dが球の半径rよ
りも小さく、かつr−rcosαよりも大きくなる(r
−rcosα<d<r)ように誘導樋34の終端34a
の位置が決定されている。これによって、流下阻止部材
22が誘導樋34内に進入して球の流下を阻止する際
に、最後に排出される球が流下阻止部材22の端面22
aで後押しされるようにして排出されたとき、誘導樋3
4の終端34aまで来ると排出樋35内に流下して流下
阻止部材22から逃げることができる。そのため、最終
排出球がいつまでも誘導樋35内に残って、流下阻止部
材22が進入するときの妨げとならず、迅速な排出の停
止が可能となる。
誘導樋34とのなす角度αは0〜90°の範囲にあれば
よいが、45°前後に設定してやると、調流樋33内で
加速された流下球のスピードを大きく減速させることが
なく、しかも停止時に流下阻止部材22にかかる負荷を
軽減させることができる。さらに、上記実施例では、流
下阻止部材22によって球の流下が阻止されている状態
で、流下阻止部材22と誘導樋34内の最下端の球B1
との接触点から球の直径分だけ離された点を通る鉛直線
Gと排出樋35の壁面35aとの距離dが球の半径rよ
りも小さく、かつr−rcosαよりも大きくなる(r
−rcosα<d<r)ように誘導樋34の終端34a
の位置が決定されている。これによって、流下阻止部材
22が誘導樋34内に進入して球の流下を阻止する際
に、最後に排出される球が流下阻止部材22の端面22
aで後押しされるようにして排出されたとき、誘導樋3
4の終端34aまで来ると排出樋35内に流下して流下
阻止部材22から逃げることができる。そのため、最終
排出球がいつまでも誘導樋35内に残って、流下阻止部
材22が進入するときの妨げとならず、迅速な排出の停
止が可能となる。
【0033】図7に入賞球処理装置40の一実施例の詳
細を示す。裏機構盤1の裏面に設けられた集合棚10は
中央に向かって下り傾斜され、中央に流路変換部10C
が設けられている。この流路変換部10Cは、左右の集
合棚10A,10Bに段差を生ぜしめる垂直壁10a
と、この垂直壁10aに固定され右側の集合棚10Aよ
り流下してきた入賞球を前方へ方向転換せしめるべく前
端が円弧状に形成されてなる誘導片10bと、誘導片1
0bの下方の集合棚10Aの終端部にて前方へ緩やかに
下り傾斜するように形成されたテーパ部10cとにより
構成されている。上記流路変換部10Cに対応して、集
合棚10を覆うように取り付けられるパネルと一体の保
持枠41には球一つが通過可能な流入口41aが形成さ
れ、この流入口41aの一側及び下辺に沿ってL字状の
入賞球案内板42が設けられ、流入した入賞球は90度
方向転換せしめられる。
細を示す。裏機構盤1の裏面に設けられた集合棚10は
中央に向かって下り傾斜され、中央に流路変換部10C
が設けられている。この流路変換部10Cは、左右の集
合棚10A,10Bに段差を生ぜしめる垂直壁10a
と、この垂直壁10aに固定され右側の集合棚10Aよ
り流下してきた入賞球を前方へ方向転換せしめるべく前
端が円弧状に形成されてなる誘導片10bと、誘導片1
0bの下方の集合棚10Aの終端部にて前方へ緩やかに
下り傾斜するように形成されたテーパ部10cとにより
構成されている。上記流路変換部10Cに対応して、集
合棚10を覆うように取り付けられるパネルと一体の保
持枠41には球一つが通過可能な流入口41aが形成さ
れ、この流入口41aの一側及び下辺に沿ってL字状の
入賞球案内板42が設けられ、流入した入賞球は90度
方向転換せしめられる。
【0034】上記入賞球案内板42の側方に位置するよ
うに球処理器43が支軸44によって揺動可能に取り付
けられている。この球処理器43の上記入賞球案内板4
2に対向する側には、凹状をなす球受け部43aが形成
されていると共に、その反対側には錘45が取り付けら
れ、通常状態において錘45の取付け側がその重みで下
がるようになっている。そして、反対側の球受け部43
aの下辺が上記入賞球案内板42の下面に当接してそれ
以上の回転が阻止され、バランスが保たれる。この状態
で図8(A)のように入賞球案内板42上から球受け部
43aに入賞球が流下してくると、球の重みによって球
処理器43が時計回り方向へ回転するように、錘45の
重さが決定されている。流入した球の重みによって回転
した球処理器43は下辺が保持枠41に当接することに
より停止される。
うに球処理器43が支軸44によって揺動可能に取り付
けられている。この球処理器43の上記入賞球案内板4
2に対向する側には、凹状をなす球受け部43aが形成
されていると共に、その反対側には錘45が取り付けら
れ、通常状態において錘45の取付け側がその重みで下
がるようになっている。そして、反対側の球受け部43
aの下辺が上記入賞球案内板42の下面に当接してそれ
以上の回転が阻止され、バランスが保たれる。この状態
で図8(A)のように入賞球案内板42上から球受け部
43aに入賞球が流下してくると、球の重みによって球
処理器43が時計回り方向へ回転するように、錘45の
重さが決定されている。流入した球の重みによって回転
した球処理器43は下辺が保持枠41に当接することに
より停止される。
【0035】球処理器43には、この停止状態で上記入
賞球案内板42に対向する位置に阻止片43bが突設さ
れている。これによって、2以上の入賞球が連続して発
生した場合に、2番目以降の入賞球は図8(B)のよう
に阻止片43bによって流下が阻止されて、入賞球案内
板42上で待機させられる。また、その取付け位置は制
限されないが、例えば球処理器43の上部に、検知片4
3cが設けられていると共に、この検知片43cに対応
して保持枠41には、一対の投光器及び受光器を対向配
設してなる光センサのようなセーフセンサ91が取り付
けられている。さらに、上記球処理器43の側方にはソ
レノイド46が配設されており、球受け部43aに入賞
球が流入することによって回動された球処理器43の球
受け部下辺に対向する位置に、上記ソレノイド46のプ
ランジャ46a先端に固着されたストッパ47が臨むよ
うにされている。
賞球案内板42に対向する位置に阻止片43bが突設さ
れている。これによって、2以上の入賞球が連続して発
生した場合に、2番目以降の入賞球は図8(B)のよう
に阻止片43bによって流下が阻止されて、入賞球案内
板42上で待機させられる。また、その取付け位置は制
限されないが、例えば球処理器43の上部に、検知片4
3cが設けられていると共に、この検知片43cに対応
して保持枠41には、一対の投光器及び受光器を対向配
設してなる光センサのようなセーフセンサ91が取り付
けられている。さらに、上記球処理器43の側方にはソ
レノイド46が配設されており、球受け部43aに入賞
球が流入することによって回動された球処理器43の球
受け部下辺に対向する位置に、上記ソレノイド46のプ
ランジャ46a先端に固着されたストッパ47が臨むよ
うにされている。
【0036】上記ソレノイド46は、消磁状態において
プランジャ先端のストッパ47が、スプリング48によ
って下方へ引き下げられ、球受け部43aに保持されて
下方の入賞球導出樋12に向かって流下しようとしてい
る入賞球に当接してその流下を阻止するようにされる
(図8(B)参照)。そして、ソレノイド46が励磁さ
れるとプランジャ46aが収縮してストッパ47が上昇
され、球受け部43a内に保持されていた入賞球が導出
樋12へ向かって流下する。なお、ストッパ47には操
作片47aが突設されており、玉詰まりやソレノイドの
故障時等において、パチンコ店の係員が手動でストッパ
47を移動させて入賞球を排出できるようにされてい
る。
プランジャ先端のストッパ47が、スプリング48によ
って下方へ引き下げられ、球受け部43aに保持されて
下方の入賞球導出樋12に向かって流下しようとしてい
る入賞球に当接してその流下を阻止するようにされる
(図8(B)参照)。そして、ソレノイド46が励磁さ
れるとプランジャ46aが収縮してストッパ47が上昇
され、球受け部43a内に保持されていた入賞球が導出
樋12へ向かって流下する。なお、ストッパ47には操
作片47aが突設されており、玉詰まりやソレノイドの
故障時等において、パチンコ店の係員が手動でストッパ
47を移動させて入賞球を排出できるようにされてい
る。
【0037】上記ソレノイド46は例えば賞品球排出装
置20における排出終了信号を受けて作動されるように
される。ソレノイド46が励磁されて入賞球が流下させ
られると、球処理器43が錘45の重みによって反時計
回り方向に回動されて、阻止片43bが上昇する。その
ため連続して発生し入賞球案内板42上で待機させられ
ていた次の入賞球が球受け部43a内に流入し、再び球
処理器43が時計回り方向に回転される。このようにし
て、上記動作を繰り返すことにより、短時間に発生した
多量の入賞球が速やかに分離検出され、処理される。前
述したように賞品球排出装置20として、ソレノイドに
よって流下阻止部材22を流下経路30内に進入させた
り後退させたりして賞品球の排出を制御するストッパ式
のものを使用した場合、単に入賞球導出樋の途中にセー
フセンサを取り付けて入賞球を検出し、それを電気的に
記憶しておくことにより、高速の排出制御を行なわせる
ことも可能である。
置20における排出終了信号を受けて作動されるように
される。ソレノイド46が励磁されて入賞球が流下させ
られると、球処理器43が錘45の重みによって反時計
回り方向に回動されて、阻止片43bが上昇する。その
ため連続して発生し入賞球案内板42上で待機させられ
ていた次の入賞球が球受け部43a内に流入し、再び球
処理器43が時計回り方向に回転される。このようにし
て、上記動作を繰り返すことにより、短時間に発生した
多量の入賞球が速やかに分離検出され、処理される。前
述したように賞品球排出装置20として、ソレノイドに
よって流下阻止部材22を流下経路30内に進入させた
り後退させたりして賞品球の排出を制御するストッパ式
のものを使用した場合、単に入賞球導出樋の途中にセー
フセンサを取り付けて入賞球を検出し、それを電気的に
記憶しておくことにより、高速の排出制御を行なわせる
ことも可能である。
【0038】これに対し、上記実施例の入賞球処理装置
40では、球処理器43によって入賞球を一個ずつ分離
して検出しているので、前の入賞球と次の入賞球との検
出間隔を必要かつ充分にとれる。そのため、連続して発
生した入賞球をより正確に検出することができる。な
お、球鞘ケース方式の賞品球排出装置を用いた従来の遊
技機においても入賞球を一個ずつ分離して賞品球の排出
制御を行なっているが、従来の入賞球処理装置では、分
離された入賞球でレバーを動かしてその動きで球鞘ケー
スのストッパを外して傾動させて排出させ、さらにこの
球鞘ケースの傾動を物理的に球処理器に伝えて、次の入
賞球の流下を許容させるようになっているため、上記実
施例の入賞球処理装置に比べて応答速度が遅く、短時間
に多量に発生する入賞球の処理には不向きである。
40では、球処理器43によって入賞球を一個ずつ分離
して検出しているので、前の入賞球と次の入賞球との検
出間隔を必要かつ充分にとれる。そのため、連続して発
生した入賞球をより正確に検出することができる。な
お、球鞘ケース方式の賞品球排出装置を用いた従来の遊
技機においても入賞球を一個ずつ分離して賞品球の排出
制御を行なっているが、従来の入賞球処理装置では、分
離された入賞球でレバーを動かしてその動きで球鞘ケー
スのストッパを外して傾動させて排出させ、さらにこの
球鞘ケースの傾動を物理的に球処理器に伝えて、次の入
賞球の流下を許容させるようになっているため、上記実
施例の入賞球処理装置に比べて応答速度が遅く、短時間
に多量に発生する入賞球の処理には不向きである。
【0039】また、上記実施例の入賞球処理装置40で
は、賞品球排出装置20における排出終了を確認してか
らソレノイド46を作動させて前の入賞球を排出し、次
の入賞球の検出に進むように制御できるので、入賞球が
発生したのに賞品球が払い出されないといったような、
遊技客と遊技店との間で生じるトラブルを防止すること
ができる。つまり、賞品球の排出がなければ入賞球はス
トッパのところに残っているので、そこを見れば遊技客
の主張が正しいか否かすぐに分かる。しかも、入賞球と
賞品球の排出が一対一の関係にあり、排出が停止してい
る間は入賞球の処理も中断され、かつ未排出に係る入賞
球は待機させられているため、停電対策が不要となる。
つまり、入賞球を予め検出してメモリやカウンタに電気
的記憶させておくようにすると、停電時に記憶数が消滅
されてしまわないようにするため電池によるバックアッ
プ等の停電対策が必要であるが、上記実施例の入賞球処
理装置を使用するとその必要性がなくなる。
は、賞品球排出装置20における排出終了を確認してか
らソレノイド46を作動させて前の入賞球を排出し、次
の入賞球の検出に進むように制御できるので、入賞球が
発生したのに賞品球が払い出されないといったような、
遊技客と遊技店との間で生じるトラブルを防止すること
ができる。つまり、賞品球の排出がなければ入賞球はス
トッパのところに残っているので、そこを見れば遊技客
の主張が正しいか否かすぐに分かる。しかも、入賞球と
賞品球の排出が一対一の関係にあり、排出が停止してい
る間は入賞球の処理も中断され、かつ未排出に係る入賞
球は待機させられているため、停電対策が不要となる。
つまり、入賞球を予め検出してメモリやカウンタに電気
的記憶させておくようにすると、停電時に記憶数が消滅
されてしまわないようにするため電池によるバックアッ
プ等の停電対策が必要であるが、上記実施例の入賞球処
理装置を使用するとその必要性がなくなる。
【0040】さらに、上記実施例においては、入賞球の
検出を、球処理器43の回動の検出という間接的な方法
で行なっているため、パチンコ球に帯電した静電気によ
るセーフセンサ91の誤動作が防止される。つまり、上
記実施例の場合、入賞球の通過経路にセンサ91を臨ま
せておくことにより直接入賞球を検出することも可能で
あるが、そのようにするとセンサが入賞球に帯電した静
電気により破損されるおそれがあるが、間接的に検出す
ることによりセンサの誤動作を防止することができる。
なお、上記実施例では、入賞球処理装置を図7のごとく
構成したのに対応して、右側の集合棚10Aに傾斜角α
として6〜8°の角度を与え、左側の集合棚10Bには
傾斜角βとして14〜16°の角度を与えて左右の集合
棚10Aと10Bを流下する入賞球の速度を異ならしめ
ると共に、垂直壁10aの高さhを12mm以上に設定し
ている。これによって、複数個の入賞球が発生して左右
から同時に入賞球が流下して来ても流路変換部10Cで
の球詰まりを未然に防止できるようになっている。
検出を、球処理器43の回動の検出という間接的な方法
で行なっているため、パチンコ球に帯電した静電気によ
るセーフセンサ91の誤動作が防止される。つまり、上
記実施例の場合、入賞球の通過経路にセンサ91を臨ま
せておくことにより直接入賞球を検出することも可能で
あるが、そのようにするとセンサが入賞球に帯電した静
電気により破損されるおそれがあるが、間接的に検出す
ることによりセンサの誤動作を防止することができる。
なお、上記実施例では、入賞球処理装置を図7のごとく
構成したのに対応して、右側の集合棚10Aに傾斜角α
として6〜8°の角度を与え、左側の集合棚10Bには
傾斜角βとして14〜16°の角度を与えて左右の集合
棚10Aと10Bを流下する入賞球の速度を異ならしめ
ると共に、垂直壁10aの高さhを12mm以上に設定し
ている。これによって、複数個の入賞球が発生して左右
から同時に入賞球が流下して来ても流路変換部10Cで
の球詰まりを未然に防止できるようになっている。
【0041】次に、上記賞品球排出装置20を制御して
所定数の賞品球の排出や打球発射装置103等の制御を
行う制御装置200の一実施例について、図9を用いて
説明する。この実施例では、賞品球排出装置20等の制
御をCPU(マイクロコンピュータ)200’を用いて
行なうようになっている。CPU200’には、前記実
施例における賞球数設定器81,82や記憶排出スイッ
チ83、球抜きスイッチ84、セーフセンサ91、オー
バフロー検出器92、球不足検出器93が入力される。
賞球数設定器81,82を設けることにより、賞品球数
の異なる機種(パチンコ機)を制御できる。
所定数の賞品球の排出や打球発射装置103等の制御を
行う制御装置200の一実施例について、図9を用いて
説明する。この実施例では、賞品球排出装置20等の制
御をCPU(マイクロコンピュータ)200’を用いて
行なうようになっている。CPU200’には、前記実
施例における賞球数設定器81,82や記憶排出スイッ
チ83、球抜きスイッチ84、セーフセンサ91、オー
バフロー検出器92、球不足検出器93が入力される。
賞球数設定器81,82を設けることにより、賞品球数
の異なる機種(パチンコ機)を制御できる。
【0042】また、CPU200’には、賞品球排出装
置20の流下経路30の途中に設けられた一対の排出球
検出器(以下排出センサと称する)25からの排出球検
出信号が、入力されるようになっている。さらに、CP
U200’には、図示しないパチンコ店の集中管理装置
からの打止め指令信号が入力される。CPU200’
は、内部に読出し専用メモリたるROM201および随
時読出し書き込み可能なメモリたるRAM202を有し
ている。このうち、ROM201には、賞品球排出装置
20等の制御を行うためCPU200’が実行すべきプ
ログラムおよびセーフソレノイド46の駆動時間やウェ
イト時間(排出間隔)のような固定データを記憶する。
置20の流下経路30の途中に設けられた一対の排出球
検出器(以下排出センサと称する)25からの排出球検
出信号が、入力されるようになっている。さらに、CP
U200’には、図示しないパチンコ店の集中管理装置
からの打止め指令信号が入力される。CPU200’
は、内部に読出し専用メモリたるROM201および随
時読出し書き込み可能なメモリたるRAM202を有し
ている。このうち、ROM201には、賞品球排出装置
20等の制御を行うためCPU200’が実行すべきプ
ログラムおよびセーフソレノイド46の駆動時間やウェ
イト時間(排出間隔)のような固定データを記憶する。
【0043】一方、RAM202は上記排出センサ25
からの排出球検出信号に基づいて、各流下経路30から
排出された球の累積数等を記憶するメモリ領域や各流下
経路の排出球数を設定したり、ソフトタイマを構成する
レジスタ領域およびCPU200’の作業領域(ワーク
エリア)を提供している。さらに、CPU200’に
は、ドライバ220を介して、賞品球排出装置20内の
一対のソレノイド(以下排出ソレノイドと称する)21
や入賞球処理装置40内のソレノイド(以下セーフソレ
ノイドと称する)46、さらに、賞球ランプ111、完
了ランプ112、オーバーフローランプ113や不正警
告表示ランプ114、動作不良表示ランプ115、賞球
数表示器116、パイロットランプ117等の表示装置
(いずれも図2参照)およびスピーカ120、打球発射
装置103などが接続されている。CPU200’はR
OM201内のプログラムに従って、上記設定器や各種
検出器及びスイッチからの信号に基づいて賞品球排出装
置20や各種表示ランプ、打球発射装置103などを駆
動するようになっている。
からの排出球検出信号に基づいて、各流下経路30から
排出された球の累積数等を記憶するメモリ領域や各流下
経路の排出球数を設定したり、ソフトタイマを構成する
レジスタ領域およびCPU200’の作業領域(ワーク
エリア)を提供している。さらに、CPU200’に
は、ドライバ220を介して、賞品球排出装置20内の
一対のソレノイド(以下排出ソレノイドと称する)21
や入賞球処理装置40内のソレノイド(以下セーフソレ
ノイドと称する)46、さらに、賞球ランプ111、完
了ランプ112、オーバーフローランプ113や不正警
告表示ランプ114、動作不良表示ランプ115、賞球
数表示器116、パイロットランプ117等の表示装置
(いずれも図2参照)およびスピーカ120、打球発射
装置103などが接続されている。CPU200’はR
OM201内のプログラムに従って、上記設定器や各種
検出器及びスイッチからの信号に基づいて賞品球排出装
置20や各種表示ランプ、打球発射装置103などを駆
動するようになっている。
【0044】CPU200’の主たる処理は、オーバー
フロー処理,タンク処理,球抜き処理,入賞球検出処
理,賞品球排出処理である。ただし、処理の手順は、上
記順序に限定されず、いずれの処理から実行するように
してもよい。上記処理をタイマ割込みなどにより繰返し
実行することによってパチンコ遊技機の制御が行なわれ
る。ここで、オーバーフロー処理は、オーバーフロー検
出器92からの検出信号を検知して、例えば、オーバー
フローランプ113を所定の時間(10〜20秒)点灯
もしくは点滅させ、それでもオーバーフロー状態が解除
されていない場合には、打球発射装置103による発射
動作を停止させることを内容とする。これによって、賞
品球導出樋13内が賞品球排出装置20の近くまで賞品
球で満たされて、排出動作に悪影響を及ぼすのを回避す
ることができる。
フロー処理,タンク処理,球抜き処理,入賞球検出処
理,賞品球排出処理である。ただし、処理の手順は、上
記順序に限定されず、いずれの処理から実行するように
してもよい。上記処理をタイマ割込みなどにより繰返し
実行することによってパチンコ遊技機の制御が行なわれ
る。ここで、オーバーフロー処理は、オーバーフロー検
出器92からの検出信号を検知して、例えば、オーバー
フローランプ113を所定の時間(10〜20秒)点灯
もしくは点滅させ、それでもオーバーフロー状態が解除
されていない場合には、打球発射装置103による発射
動作を停止させることを内容とする。これによって、賞
品球導出樋13内が賞品球排出装置20の近くまで賞品
球で満たされて、排出動作に悪影響を及ぼすのを回避す
ることができる。
【0045】タンク処理は、貯留タンク2が空になって
玉不足検出器93がオフされたことを検知すると、例え
ば、球の補給要求を集中管理室に送ると共に完了ランプ
112を点灯させ、これと同時にもしくはその後賞品球
排出装置20内の排出センサ25の信号に基づいて玉無
し状態を検知すると、打球発射装置103を停止させ
る。球補給要求信号が集中管理室に送られると、集中管
理質からの指令によって、タンク上方の補給装置(図示
省略)が作動されて、貯留タンク2への補給が行なわれ
る。この実施例では、玉不足検出器93からの信号によ
ってタンクの玉有り状態が検出されても直ちに賞品球の
排出を再開させず、図10に示すように例えば2秒のデ
ィレイ時間tdを経過するのを待ってから再開させるよ
うになっている。ディレイ時間を入れたのは、タンクへ
の補給がなされてから案内樋11が予備球で満たされる
までの時間差を考慮したもので、これによって賞品球排
出装置20における空排出(空回り)が防止される。
玉不足検出器93がオフされたことを検知すると、例え
ば、球の補給要求を集中管理室に送ると共に完了ランプ
112を点灯させ、これと同時にもしくはその後賞品球
排出装置20内の排出センサ25の信号に基づいて玉無
し状態を検知すると、打球発射装置103を停止させ
る。球補給要求信号が集中管理室に送られると、集中管
理質からの指令によって、タンク上方の補給装置(図示
省略)が作動されて、貯留タンク2への補給が行なわれ
る。この実施例では、玉不足検出器93からの信号によ
ってタンクの玉有り状態が検出されても直ちに賞品球の
排出を再開させず、図10に示すように例えば2秒のデ
ィレイ時間tdを経過するのを待ってから再開させるよ
うになっている。ディレイ時間を入れたのは、タンクへ
の補給がなされてから案内樋11が予備球で満たされる
までの時間差を考慮したもので、これによって賞品球排
出装置20における空排出(空回り)が防止される。
【0046】球抜き処理は、球抜装置60の切替ゲート
が球抜樋16の入口を開いて賞品球導出樋13の入口を
閉鎖する方向に切り替えられたことを、球抜きスイッチ
84からの信号に基づいて検知すると、賞品球排出装置
20内のソレノイド21を作動させて、2条の流下経路
30を通して連続的に予備球を排出させて、貯留タンク
2を空にするものである。入賞球検出処理と賞品球排出
処理は、相互に関連し複雑になるので、図11に詳細な
処理手順を示し、以下これに基づいて説明する。
が球抜樋16の入口を開いて賞品球導出樋13の入口を
閉鎖する方向に切り替えられたことを、球抜きスイッチ
84からの信号に基づいて検知すると、賞品球排出装置
20内のソレノイド21を作動させて、2条の流下経路
30を通して連続的に予備球を排出させて、貯留タンク
2を空にするものである。入賞球検出処理と賞品球排出
処理は、相互に関連し複雑になるので、図11に詳細な
処理手順を示し、以下これに基づいて説明する。
【0047】電源投入または割込み発生により処理が開
始されると、先ず入賞球を検知する前に、入賞球数を記
憶するセーフメモリや各種レジスタ類の初期設定を行な
った後(ルーチンR1)、賞品球排出装置20における
各流下経路ごとの一回の排出球数(以下排出基数と称す
る)の決定を行なう(ルーチンR2)。前記実施例の遊
技機においては、排出球数の設定のためディップスイッ
チからなる賞球数設定器81,82が設けられている。
そこで、CPU200’はこれらのスイッチ81,82
のオン,オフ状態の組み合わせに応じて、例えば次表の
ように排出基数1と2を決定すると共に、合計の賞品球
数を遊技機前面の表示器116に表示させる。ここで
は、一例として合計の賞品球数を11個、13個、15
個のいずれかに設定する場合が示されている。
始されると、先ず入賞球を検知する前に、入賞球数を記
憶するセーフメモリや各種レジスタ類の初期設定を行な
った後(ルーチンR1)、賞品球排出装置20における
各流下経路ごとの一回の排出球数(以下排出基数と称す
る)の決定を行なう(ルーチンR2)。前記実施例の遊
技機においては、排出球数の設定のためディップスイッ
チからなる賞球数設定器81,82が設けられている。
そこで、CPU200’はこれらのスイッチ81,82
のオン,オフ状態の組み合わせに応じて、例えば次表の
ように排出基数1と2を決定すると共に、合計の賞品球
数を遊技機前面の表示器116に表示させる。ここで
は、一例として合計の賞品球数を11個、13個、15
個のいずれかに設定する場合が示されている。
【0048】
【表1】
【0049】上記表1において排出ソレノイド1側と
は、2条の流下経路のうち取付け基板に近い側の経路に
設けられたソレノイドを指し、上記表1においては排出
ソレノイド1側の排出基数の方が常に排出ソレノイド2
側よりも大きくなるように決定されている。このような
関係に設定しているのは、流下経路を2条とした場合、
貯留タンク2から案内樋11を通って賞品球排出装置2
0へ向かって流下する球の流れが基板に近い側の流下経
路の方が円滑であり、遠い側の方は常に球が不足がちに
なり易いことが実験的に明らかになったからである。そ
こで、表1のように常に排出ソレノイド1側の排出基数
を大きくしておくことにより、2条の流下経路に対する
球の供給のバランスを図ることが可能となる。
は、2条の流下経路のうち取付け基板に近い側の経路に
設けられたソレノイドを指し、上記表1においては排出
ソレノイド1側の排出基数の方が常に排出ソレノイド2
側よりも大きくなるように決定されている。このような
関係に設定しているのは、流下経路を2条とした場合、
貯留タンク2から案内樋11を通って賞品球排出装置2
0へ向かって流下する球の流れが基板に近い側の流下経
路の方が円滑であり、遠い側の方は常に球が不足がちに
なり易いことが実験的に明らかになったからである。そ
こで、表1のように常に排出ソレノイド1側の排出基数
を大きくしておくことにより、2条の流下経路に対する
球の供給のバランスを図ることが可能となる。
【0050】なお、図3に示した賞品球排出装置20に
より、設定されたn個の賞品球を排出させる場合、排出
センサ25の取付け位置の下流側に、流下阻止部材22
によって阻止されている球が一つあり、排出センサ25
が一つ前の球を検出している状態で次の排出指令を待つ
ことになる。そのため、実際の制御では、設定数nより
も「1」少ないn−1個目の球を排出センサが検出した
時点で流下阻止部材22を作動させるソレノイド21に
対する制御信号を変化させてやる必要がある。上記排出
基数設定処理(ルーチンR2)が終了すると、2秒間の
アイドルタイムの経過を待って(ルーチンR3)、次の
ルーチンへ進み、セーフセンサが一定時間オンされてい
るか否か判定するR4)。ここで、ノオ(否)と判定さ
れると、次のルーチンR5でセーフセンサの出力の立上
りがあったか否か判定し、ノオならばそのままルーチン
R7へ進む。
より、設定されたn個の賞品球を排出させる場合、排出
センサ25の取付け位置の下流側に、流下阻止部材22
によって阻止されている球が一つあり、排出センサ25
が一つ前の球を検出している状態で次の排出指令を待つ
ことになる。そのため、実際の制御では、設定数nより
も「1」少ないn−1個目の球を排出センサが検出した
時点で流下阻止部材22を作動させるソレノイド21に
対する制御信号を変化させてやる必要がある。上記排出
基数設定処理(ルーチンR2)が終了すると、2秒間の
アイドルタイムの経過を待って(ルーチンR3)、次の
ルーチンへ進み、セーフセンサが一定時間オンされてい
るか否か判定するR4)。ここで、ノオ(否)と判定さ
れると、次のルーチンR5でセーフセンサの出力の立上
りがあったか否か判定し、ノオならばそのままルーチン
R7へ進む。
【0051】一方、上記ルーチンR4とルーチンR5の
いずれかにおいてイエスつまりセーフ球有りと判定され
ると、ルーチンR6へ進んでCPU内のセーフメモリの
記憶を「1」だけ増やしてからルーチンR7へ進む。ル
ーチンR7では処理番号の入るレジスタ内の番号が
「1」になっているか否か判定し、イエスならば符号A
で示される排出球検出処理へジャンプする。しかして、
処理番号レジスタはルーチンR1での初期設定で「0」
にリセットされているため、ルーチンR7での最初の判
定ではノオとなって、次のルーチンR8へ進む。ここで
は、処理番号レジスタ内の番号が「2」であるか否か判
定し、イエスならば符号Bで示される後処理へジャンプ
することになるが、最初の判定ではルーチンR7と同様
にノオとなって、ルーチンR9へ進む。
いずれかにおいてイエスつまりセーフ球有りと判定され
ると、ルーチンR6へ進んでCPU内のセーフメモリの
記憶を「1」だけ増やしてからルーチンR7へ進む。ル
ーチンR7では処理番号の入るレジスタ内の番号が
「1」になっているか否か判定し、イエスならば符号A
で示される排出球検出処理へジャンプする。しかして、
処理番号レジスタはルーチンR1での初期設定で「0」
にリセットされているため、ルーチンR7での最初の判
定ではノオとなって、次のルーチンR8へ進む。ここで
は、処理番号レジスタ内の番号が「2」であるか否か判
定し、イエスならば符号Bで示される後処理へジャンプ
することになるが、最初の判定ではルーチンR7と同様
にノオとなって、ルーチンR9へ進む。
【0052】ルーチンR9ではセーフメモリの記憶が
「0」でないか判定し、ノオすなわち入賞記憶が「0」
のときは上記ルーチンR5へ戻る。しかして、ルーチン
R6で入賞記憶がインクリメントされてからルーチンR
9へ来た場合にはイエスと判定されて、ルーチンR11
〜R15からなる一連の処理へ移行する。すなわち、入
賞記憶があると先ずルーチンR11でセーフランプ(賞
球ランプ111)を点灯させてから、ルーチンR12で
排出レジスタ1にルーチンR2で決定した排出基数1
(表1参照)を、またルーチンR13で排出レジスタ2
に排出基数2をそれぞれロードする。それから、ルーチ
ンR14で排出ソレノイド1と2をオンさせてから、ル
ーチンR15で処理番号レジスタに「1」をセットし
て、ルーチンR5へ復帰する。そして、再び上記処理を
繰り返すわけであるが、今度は処理番号レジスタが
「1」にセットされているため、ルーチンR7でイエス
と判定されて排出球検出処理Aへジャンプする。
「0」でないか判定し、ノオすなわち入賞記憶が「0」
のときは上記ルーチンR5へ戻る。しかして、ルーチン
R6で入賞記憶がインクリメントされてからルーチンR
9へ来た場合にはイエスと判定されて、ルーチンR11
〜R15からなる一連の処理へ移行する。すなわち、入
賞記憶があると先ずルーチンR11でセーフランプ(賞
球ランプ111)を点灯させてから、ルーチンR12で
排出レジスタ1にルーチンR2で決定した排出基数1
(表1参照)を、またルーチンR13で排出レジスタ2
に排出基数2をそれぞれロードする。それから、ルーチ
ンR14で排出ソレノイド1と2をオンさせてから、ル
ーチンR15で処理番号レジスタに「1」をセットし
て、ルーチンR5へ復帰する。そして、再び上記処理を
繰り返すわけであるが、今度は処理番号レジスタが
「1」にセットされているため、ルーチンR7でイエス
と判定されて排出球検出処理Aへジャンプする。
【0053】この排出球検出処理Aでは、先ず排出セン
サ1の出力の立上りがあったか否か判定し(ルーチンR
21)、ノオならばそのままルーチンR25へ進み、排
出センサ2の出力の立上りがあったか否か判定する。し
かして、ルーチンR21でセンサ出力の立上りが検知さ
れるとルーチンR22へ進み、ここで排出レジスタの内
容を「1」だけ減算してから、次のルーチンR23で排
出レジスタの値が「0」になったか否か判定する。ここ
で、イエスと判定されると排出ソレノイドをオフさせる
(R24)が、排出開始直後はルーチンR23でノオと
判定され、ルーチンR25へ進む。ルーチンR25〜2
8では排出系2について、上記排出系1に関する処理
(ルーチンR21〜R24)と同様の処理を実行してか
ら、ルーチンR29へ進む。
サ1の出力の立上りがあったか否か判定し(ルーチンR
21)、ノオならばそのままルーチンR25へ進み、排
出センサ2の出力の立上りがあったか否か判定する。し
かして、ルーチンR21でセンサ出力の立上りが検知さ
れるとルーチンR22へ進み、ここで排出レジスタの内
容を「1」だけ減算してから、次のルーチンR23で排
出レジスタの値が「0」になったか否か判定する。ここ
で、イエスと判定されると排出ソレノイドをオフさせる
(R24)が、排出開始直後はルーチンR23でノオと
判定され、ルーチンR25へ進む。ルーチンR25〜2
8では排出系2について、上記排出系1に関する処理
(ルーチンR21〜R24)と同様の処理を実行してか
ら、ルーチンR29へ進む。
【0054】ルーチンR29では、排出レジスタ1と2
の値の和が「0」か否か判定し、ノオすなわち「0」に
なっていない場合には、ルーチンR5へ復帰して、再び
上記手順を踏む。しかして、ルーチンR29でイエスつ
まり賞品球排出装置において所定数の賞品球の排出が終
了したと判定されると、ルーチンR31へ進み、先ずセ
ーフソレノイドをオンさせる。これによって入賞球処理
装置において次の入賞球の取り込みが可能となる。セー
フソレノイドをオンさせた後は、ルーチンR32でセー
フソレノイド用のタイマ(例えば100ms)を、またル
ーチンR33でウェイト時間用のタイマ(例えば600
ms)をそれぞれセットしてから、ルーチンR34で処理
番号レジスタの内容を「2」に変更し、ルーチンR5へ
復帰する。
の値の和が「0」か否か判定し、ノオすなわち「0」に
なっていない場合には、ルーチンR5へ復帰して、再び
上記手順を踏む。しかして、ルーチンR29でイエスつ
まり賞品球排出装置において所定数の賞品球の排出が終
了したと判定されると、ルーチンR31へ進み、先ずセ
ーフソレノイドをオンさせる。これによって入賞球処理
装置において次の入賞球の取り込みが可能となる。セー
フソレノイドをオンさせた後は、ルーチンR32でセー
フソレノイド用のタイマ(例えば100ms)を、またル
ーチンR33でウェイト時間用のタイマ(例えば600
ms)をそれぞれセットしてから、ルーチンR34で処理
番号レジスタの内容を「2」に変更し、ルーチンR5へ
復帰する。
【0055】すると、今度はルーチンR7から後処理B
へジャンプし、先ずルーチンR41でセーフタイマがタ
イムアツプしたか判定し、ノオならばそのまま、またイ
エスならばセーフソレノイドをオフして(ルーチンR4
2)から、ルーチンR43へ進む。ルーチンR43では
ウェイトタイマがタイムアップしたか否か判定し、ノオ
ならばそのままルーチンR5へ戻って再び上記処理を繰
返し、イエスならばルーチンR44でセーフメモリの入
賞記憶を「1」だけ減算してから処理番号レジスタを
「0」にリセットしてルーチンR5へ復帰する(ルーチ
ンR45)。
へジャンプし、先ずルーチンR41でセーフタイマがタ
イムアツプしたか判定し、ノオならばそのまま、またイ
エスならばセーフソレノイドをオフして(ルーチンR4
2)から、ルーチンR43へ進む。ルーチンR43では
ウェイトタイマがタイムアップしたか否か判定し、ノオ
ならばそのままルーチンR5へ戻って再び上記処理を繰
返し、イエスならばルーチンR44でセーフメモリの入
賞記憶を「1」だけ減算してから処理番号レジスタを
「0」にリセットしてルーチンR5へ復帰する(ルーチ
ンR45)。
【0056】図12には、上記手順にしたがって入賞球
処理及び賞品球排出処理が実行された場合の各種信号の
タイミングが示されている。つまり、セーフセンサの出
力の立上りを受けてセーフメモリの入賞記憶が「1」に
なり、セーフランプが点灯されかつ排出ソレノイド1と
2がオン状態にされる。すると、賞品球の排出が開始さ
れて、排出センサ1と2の出力が排出球ごとに変化し、
所定数(表1の基数−1)に達した時点でソレノイドの
消磁指令が発せられ、対応する排出ソレノイドがオフさ
れるともにセーフランプがオフされる。また、これとと
もにセーフソレノイドがおよそ100m秒間だけオンさ
れて入賞球が排出され、次の入賞球の受け入れが可能と
なる。一方、セーフソレノイドのオンと同時に排出ウェ
イトタイマがオンされ、これがタイムアップするまで
(600ms)次の賞品球の排出開始が待たされることに
なる。
処理及び賞品球排出処理が実行された場合の各種信号の
タイミングが示されている。つまり、セーフセンサの出
力の立上りを受けてセーフメモリの入賞記憶が「1」に
なり、セーフランプが点灯されかつ排出ソレノイド1と
2がオン状態にされる。すると、賞品球の排出が開始さ
れて、排出センサ1と2の出力が排出球ごとに変化し、
所定数(表1の基数−1)に達した時点でソレノイドの
消磁指令が発せられ、対応する排出ソレノイドがオフさ
れるともにセーフランプがオフされる。また、これとと
もにセーフソレノイドがおよそ100m秒間だけオンさ
れて入賞球が排出され、次の入賞球の受け入れが可能と
なる。一方、セーフソレノイドのオンと同時に排出ウェ
イトタイマがオンされ、これがタイムアップするまで
(600ms)次の賞品球の排出開始が待たされることに
なる。
【0057】セーフソレノイド用タイマの設定時間が1
00msとされていることにより、セーフソレノイド46
によって駆動されるストッパ47が100msの間上昇さ
れて、このストッパ47によって阻止されていた入賞球
が確実に排出され、かつ次に入賞球処理装置40に流入
した入賞球を待機させるための態勢へ速やかに移行する
ことができる。また、排出ウェイトタイマの設定時間が
600msとされていることにより、排出終了後案内樋1
1内の球の状態が安定してから次の排出へ移ることがで
き、排出の正確さが保証される。
00msとされていることにより、セーフソレノイド46
によって駆動されるストッパ47が100msの間上昇さ
れて、このストッパ47によって阻止されていた入賞球
が確実に排出され、かつ次に入賞球処理装置40に流入
した入賞球を待機させるための態勢へ速やかに移行する
ことができる。また、排出ウェイトタイマの設定時間が
600msとされていることにより、排出終了後案内樋1
1内の球の状態が安定してから次の排出へ移ることがで
き、排出の正確さが保証される。
【0058】さらに、上記実施例のパチンコ遊技機にお
いては、賞品球排出装置20内の排出ソレノイド21の
駆動回路に特別な工夫が加えられている。すなわち、図
13に示すように、電源電圧端子VAと接地点との間に
接続される各種表示ランプLや排出ソレノイド21、セ
ーフソレノイド46は、それらと直列に接続されたスイ
ッチ・トランジスタTr1,Tr2,Tr3等をオン・オ
フさせることによって駆動されるようになっているが、
上記実施例では、排出ソレノイド21と並列に、電源電
圧のピーク値よりも高い例えば24Vのようなツェーナ
電圧を有するツェーナダイオードDzが接続されてい
る。そのため、上記電源電圧端子VAにAC24Vの交
流を全波整流した電圧が印加された場合、トランジスタ
Tr2をオフさせると通常は図14(A)のようにソレ
ノイドが完全に消磁されるまでにt1時間要していたも
のが、ツェーナダイオードDzがソレノイドのコイルと
並列に接続されていると、これがエネルギ強制放出手段
として作用して、ソレノイドの消磁時間が短縮される。
つまり、図14(A)と(B)の斜線の部分の面積S1
とS2とが等しくなるような時間t2がツェーナダイオー
ドDzを入れた場合の消磁時間となる。これによって、
ツェーナ電圧が24Vの場合、ツェーナダイオードを入
れない場合に比べて消磁時間がおよそ2分の1になりそ
の分賞品球排出装置20における流下阻止部材22の応
答速度が早くなる。
いては、賞品球排出装置20内の排出ソレノイド21の
駆動回路に特別な工夫が加えられている。すなわち、図
13に示すように、電源電圧端子VAと接地点との間に
接続される各種表示ランプLや排出ソレノイド21、セ
ーフソレノイド46は、それらと直列に接続されたスイ
ッチ・トランジスタTr1,Tr2,Tr3等をオン・オ
フさせることによって駆動されるようになっているが、
上記実施例では、排出ソレノイド21と並列に、電源電
圧のピーク値よりも高い例えば24Vのようなツェーナ
電圧を有するツェーナダイオードDzが接続されてい
る。そのため、上記電源電圧端子VAにAC24Vの交
流を全波整流した電圧が印加された場合、トランジスタ
Tr2をオフさせると通常は図14(A)のようにソレ
ノイドが完全に消磁されるまでにt1時間要していたも
のが、ツェーナダイオードDzがソレノイドのコイルと
並列に接続されていると、これがエネルギ強制放出手段
として作用して、ソレノイドの消磁時間が短縮される。
つまり、図14(A)と(B)の斜線の部分の面積S1
とS2とが等しくなるような時間t2がツェーナダイオー
ドDzを入れた場合の消磁時間となる。これによって、
ツェーナ電圧が24Vの場合、ツェーナダイオードを入
れない場合に比べて消磁時間がおよそ2分の1になりそ
の分賞品球排出装置20における流下阻止部材22の応
答速度が早くなる。
【0059】なお、図13においてツェーナダイオード
Dzと直列に逆方向接続されているダイオードD1はソ
レノイドの逆起電力からトランジスタTr2を保持する
ためのもので、セーフソレノイド46のスイッチ・トラ
ンジスタTr3にも同様の保護ダイオードD2が設けられ
ている。ただし、セーフソレノイド46は排出ソレノイ
ド21に比べてそれほど早い応答性を必要としないた
め、ツェーナダイオードDzは不要としてある。前記実
施例では、セーフセンサ(入賞球検出器)91を作動さ
せる検知片43cを揺動可能な球処理器43に設け、こ
の球処理器43の揺動を検出することで間接的に入賞球
の検出を行なっているが、それに限定されず、入賞球を
直接検出するセンサもしくはマイクロスイッチを設ける
ようにしてもよい。
Dzと直列に逆方向接続されているダイオードD1はソ
レノイドの逆起電力からトランジスタTr2を保持する
ためのもので、セーフソレノイド46のスイッチ・トラ
ンジスタTr3にも同様の保護ダイオードD2が設けられ
ている。ただし、セーフソレノイド46は排出ソレノイ
ド21に比べてそれほど早い応答性を必要としないた
め、ツェーナダイオードDzは不要としてある。前記実
施例では、セーフセンサ(入賞球検出器)91を作動さ
せる検知片43cを揺動可能な球処理器43に設け、こ
の球処理器43の揺動を検出することで間接的に入賞球
の検出を行なっているが、それに限定されず、入賞球を
直接検出するセンサもしくはマイクロスイッチを設ける
ようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、貯留タ
ンクの底面開口部に一端が臨むように案内樋が配設さ
れ、この案内樋の終端側には賞品球排出装置が配設され
かつ上記案内樋には球の有無を検出する玉不足検出器が
設けられ、上記貯留タンクの上方には該貯留タンクに対
して球を補給する補給装置が配設されているとともに、
上記賞品球排出装置を電気的に制御する制御装置を備え
てなる遊技機において、上記玉不足検出器の出力に基づ
いて上記貯留タンク内の玉の有無を判定する玉無し/玉
有り判定手段と、上記補給装置による補給が行なわれる
ことにより上記玉不足検出器の出力が玉無し状態から玉
有り状態に変化しても、所定の時間(例えば2秒)が経
過するまで上記賞品球排出装置の作動を留保させる作動
留保手段とを備え、上記貯留タンクに球が補給されても
上記賞品球排出装置の作動を所定時間経過後に許容させ
るようにしたので、貯留タンクヘ球を補給した際に賞品
球排出装置の上流の案内樋内に充分に球が満たされてか
ら上記賞品球排出装置の作動が開始されるようになるた
め不正確な賞球数の排出が防止されるとともに、補給装
置が作動されて貯留タンクヘ球が補給されるときに案内
樋を流下する球が跳ねたり振動を与えたりするため上記
玉不足検出器がチャタリングを起こして第10図に示す
ように出力にパルス状のノイズが現れて誤動作するおそ
れがあるが、玉不足検出器の出力が玉無し状態から玉有
り状態に変化しても、所定の時間が経過するまで賞品球
排出装置の作動を留保させるようにしているため、玉不
足検出器の出力ノイズによる誤動作を回避できるという
効果がある。また、案内樋の途中に玉切れ検出器を設け
た場合にも補給開始直後の玉切れ検出器の最初の検出信
号によって賞品球排出装置が作動して不正確な球数の排
出動作を行なうのを防止することができるという効果が
ある。
ンクの底面開口部に一端が臨むように案内樋が配設さ
れ、この案内樋の終端側には賞品球排出装置が配設され
かつ上記案内樋には球の有無を検出する玉不足検出器が
設けられ、上記貯留タンクの上方には該貯留タンクに対
して球を補給する補給装置が配設されているとともに、
上記賞品球排出装置を電気的に制御する制御装置を備え
てなる遊技機において、上記玉不足検出器の出力に基づ
いて上記貯留タンク内の玉の有無を判定する玉無し/玉
有り判定手段と、上記補給装置による補給が行なわれる
ことにより上記玉不足検出器の出力が玉無し状態から玉
有り状態に変化しても、所定の時間(例えば2秒)が経
過するまで上記賞品球排出装置の作動を留保させる作動
留保手段とを備え、上記貯留タンクに球が補給されても
上記賞品球排出装置の作動を所定時間経過後に許容させ
るようにしたので、貯留タンクヘ球を補給した際に賞品
球排出装置の上流の案内樋内に充分に球が満たされてか
ら上記賞品球排出装置の作動が開始されるようになるた
め不正確な賞球数の排出が防止されるとともに、補給装
置が作動されて貯留タンクヘ球が補給されるときに案内
樋を流下する球が跳ねたり振動を与えたりするため上記
玉不足検出器がチャタリングを起こして第10図に示す
ように出力にパルス状のノイズが現れて誤動作するおそ
れがあるが、玉不足検出器の出力が玉無し状態から玉有
り状態に変化しても、所定の時間が経過するまで賞品球
排出装置の作動を留保させるようにしているため、玉不
足検出器の出力ノイズによる誤動作を回避できるという
効果がある。また、案内樋の途中に玉切れ検出器を設け
た場合にも補給開始直後の玉切れ検出器の最初の検出信
号によって賞品球排出装置が作動して不正確な球数の排
出動作を行なうのを防止することができるという効果が
ある。
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏機構盤
全体の構成例を示す背面図、
全体の構成例を示す背面図、
【図2】本発明が適用されるパチンコ遊技機の概略正面
図、
図、
【図3】予備球の貯留タンク、案内樋及び賞品球排出装
置の構成例を示す斜視図、
置の構成例を示す斜視図、
【図4】賞品球排出装置の構成例を示す斜視図、
【図5】賞品球排出装置の流下経路の断面状態を示す斜
視図、
視図、
【図6】賞品球排出装置の作用を示す作用説明図、
【図7】入賞球処理装置の構成例を示す斜視図、
【図8】入賞球処理装置の作用を示す作用説明図、
【図9】パチンコ遊技機の制御システムの一例を示すブ
ロック図、
ロック図、
【図10】貯留タンクへの補給を行なうタンク処理にお
けるタイミングを示すタイミングチャート、
けるタイミングを示すタイミングチャート、
【図11】CPUによる入賞球検出処理及び賞品球排出
処理の手順の一例を示すフローチャート、
処理の手順の一例を示すフローチャート、
【図12】図11の手順に従った処理のタイミングチャ
ート、
ート、
【図13】各種ランプ及びソレノイドの駆動回路の一例
を示す回路説明図、
を示す回路説明図、
【図14】従来と本発明の実施例におけるソレノイド駆
動回路によるソレノイドの遮断時の特性の相違を示す説
明図である。
動回路によるソレノイドの遮断時の特性の相違を示す説
明図である。
1 裏機構盤 2 貯留タンク 10 集合棚 11 案内樋 12 入賞球導出樋 13 賞品球導出樋 20 賞品球排出装置 22 流下阻止部材 25 排出センサ 30 流下経路 40 入賞球処理装置 43 球処理器 46 セーフソレノイド 47 ストッパ 91 入賞球検出器(セーフセンサ) 92 オーバーフロー検出器 60 球抜き装置 100 パチンコ遊技機 101 供給皿 102 受け皿 103 打球発射装置 200 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 貯留タンクの底面開口部に一端が臨むよ
うに案内樋が配設され、この案内樋の終端側には賞品球
排出装置が配設されかつ上記案内樋には球の有無を検出
する玉不足検出器が設けられ、上記貯留タンクの上方に
は該貯留タンクに対して球を補給する補給装置が配設さ
れているとともに、上記賞品球排出装置を電気的に制御
する制御装置を備えてなる遊技機において、 上記玉不足検出器の出力に基づいて上記貯留タンク内の
玉の有無を判定する玉無し/玉有り判定手段と、 上記補給装置による補給が行なわれることにより上記玉
不足検出器の出力が玉無し状態から玉有り状態に変化し
ても、所定の時間が経過するまで上記賞品球排出装置の
作動を留保させる作動留保手段と、 を備え、 上記貯留タンクに球が補給されても上記賞品球排出装置
の作動を所定時間経過後に許容させることを特徴とする
遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5122351A JP2534438B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 遊技機における賞品球排出制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5122351A JP2534438B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 遊技機における賞品球排出制御方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13158986A Division JPH0822331B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | パチンコ遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615048A JPH0615048A (ja) | 1994-01-25 |
JP2534438B2 true JP2534438B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=14833781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5122351A Expired - Lifetime JP2534438B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 遊技機における賞品球排出制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534438B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749479A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-23 | Sofuia Kk | Electronic controlling type pinball machine |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP5122351A patent/JP2534438B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615048A (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |