JP2784644B2 - 組立式仮設フェンス - Google Patents

組立式仮設フェンス

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JP2784644B2
JP2784644B2 JP8062296A JP8062296A JP2784644B2 JP 2784644 B2 JP2784644 B2 JP 2784644B2 JP 8062296 A JP8062296 A JP 8062296A JP 8062296 A JP8062296 A JP 8062296A JP 2784644 B2 JP2784644 B2 JP 2784644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木や建築関係
の施工現場、あるいは各種イベントが行なわれる催場等
で使用される組立式仮設フェンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木工事の現場や建築現場等では、部外
者が施工現場に無許可で進入して事故を起こしたり、施
工中に土砂や施工材料等が外部に飛散するのを防止する
目的で、組立式仮設フェンスを施設するようにしてい
る。従来の組立式仮設フェンスは、自立可能な鉄製の金
網を施工現場の周囲に並べたり、または下部に敷石を配
設した複数のポールを所要間隔で立設し、これらポール
間に鉄製フェンスを立て掛けた状態で針金等で結束する
ことにより施設するものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した自立型の金網
では、地面からの高さ寸法を高くすると不安定となるた
めに高さ寸法が限定され、しかも傾斜地や不整地での施
設は不安定となるために不向きであった。これに対し
て、ポールに鉄製フェンスを針金により結束する構造の
フェンスでは、ポールを継ぎ足すことにより地面からの
高さ寸法を高くすることはできるものの、ポールを継ぎ
足す作業や、鉄製フェンスを針金でポールに結束する作
業が煩雑で時間の掛かる難点が指摘される。また、針金
によりポールと鉄製フェンスとを結束するため、作業者
の熟練度によって結束状態にバラツキを生ずる欠点もあ
る。なお、ポールに対する鉄製フェンスの取付け位置を
変更する場合は、両者を結束している複数の針金を取外
した後、再び針金で結束しなければならず、極めて煩雑
で時間の掛かる作業となる問題があった。
【0004】更に、施設場所に障害物等があって複数の
フェンスを直線状に施設できない場合は、障害物を避け
るためにポールに対する鉄製フェンスの取付角度を変更
する必要があるが、この作業が煩わしいものであった。
更にまた、施設場所における各ポールの立設位置に高低
差があると、対をなすポール間に鉄製フェンスを水平に
取付ける作業が困難であった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、施設現場の状況に応じて簡単か
つ短時間で施設できる新規な組立式仮設フェンスを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る組立式
仮設フェンスは、土木工事の現場や建築現場等に施設さ
れる組立式仮設フェンスであって、前記建築現場等の施
設位置に所要間隔離間して立設される一対の支柱と、前
記各支柱に長手方向に離間して配設され、周方向に所要
間隔で複数のクサビ受け口を形成した少なくとも2枚の
保持板と、前記保持板のクサビ受け口に係脱自在な複数
のクサビ部材を備え、各支柱に対応的に取付けられる伸
縮調整自在な控え柱と、前記施設位置の地中に打ち込ま
れると共に、前記各控え柱にクランプ部材を介して着脱
自在に連結される杭と、前記保持板のクサビ受け口に係
脱自在な複数のクサビ部材を枠体の両側部に備えると共
に、該枠体の内部に防護部材を配設したフェンス体とか
らなり、前記各支柱に配設した保持板に前記枠体のクサ
ビ部材を対応的に係着することにより、一対の支柱の間
にフェンス板を架設するよう構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る組立式仮設フ
ェンスにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。
【0008】実施例に係る組立式仮設フェンス10は、
図1および図2に示す如く、施設位置の設置面に立設さ
れる一対の架台12,12と、両架台12,12間に着脱
自在に架設される複数(実施例では2枚)のフェンス体1
4とから構成される。架台12を構成する丸パイプから
なる所要長さの支柱16には、その下端に伸縮自在なジ
ャッキ18が配設され、対をなす支柱16,16の設置
面の高低差に応じてジャッキ18,18を調整すること
により、支柱16,16の高さレベルを一致させ得るよ
うになっている。また各支柱16には、長手方向に所定
間隔で複数(実施例では4枚)の円盤状保持板(以後「ディ
スク」と称す)20が配設されている。なお、支柱16に
配設される上下に離間するディスク20,20の間隔
は、例えば300mmに設定される(図3参照)。
【0009】前記ディスク20は、図4に示す如く、そ
の中心に支柱16が挿通される通孔20aが形成され、
該通孔20aに支柱16を挿通した状態で該支柱16に
位置決め固定されるようになっている。またディスク2
0には、通孔20aの外側において周方向に所定間隔
(実施例では45°)で複数(実施例では8つ)のクサビ受
け口20bが形成され、該受け口20bに、前記フェン
ス体14に配設したクサビ部材48,50や後述する控
え柱22のクサビ部材30,38が係脱自在に係着され
るよう構成されている。なお、クサビ受け口20bの形
成数や間隔は、各種の仕様に応じて適宜に設定し得るも
のである。
【0010】前記支柱16には、架台12を構成する控
え柱22が着脱自在に取付けられるようになっている。
この控え柱22は、図1に示す如く、上段パイプ24の
中に下段パイプ26を伸縮自在に挿入したものであっ
て、上段パイプ24の下部側への下段パイプ26の伸縮
長さを調整し得るよう構成される(図8,図9参照)。な
お、上段パイプ24に対して下段パイプ26は、固定手
段としてのロックネジ28により位置決め固定されるよ
うになっている。また上段パイプ24の上端には、L字
状に形成された第1クサビ部材30が、該パイプ24に
対して所要角度傾斜した姿勢で配設されると共に、この
第1クサビ部材30における上段パイプ24から延出す
る端部に形成した係着片30aが、前記ディスク20の
クサビ受け口20bに上方から係脱自在に挿入されるよ
う構成される(図6参照)。更に、第1クサビ部材30に
は、略T字状に形成されたストッパ32がピン34を介
して回動自在に配設され、該ストッパ32に形成された
フック部32aが、図6に示す如く、第1クサビ部材3
0の係着片30aをディスク20のクサビ受け口20b
に挿入した際に同じ受け口20bに挿入されるようにな
っている。そしてストッパ32のフック部32aは、デ
ィスク20の下面に係合して、第1クサビ部材30のデ
ィスク20からの離脱を防止するべく機能する。
【0011】なおストッパ32は、フック部32aをデ
ィスク20のクサビ受け口20bに挿入したときに、該
フック部32aがディスク20の下面に係合する位置に
向けて自重により回動するよう重心が設定されている。
またフック部32aをクサビ受け口20bに挿入する際
には、該フック部32aの下端が受け口20bの内縁部
に当接して回動しつつ挿入されるようになっている。
【0012】前記上段パイプ24の下端近傍には、所要
長さのクロスバー36が、パイプ24に対して前記第1
クサビ部材30と同一角度傾斜した姿勢で配設されてい
る。このクロスバー36の上段パイプ24から延出する
端部に、前記ディスク20のクサビ受け口20bに上方
から係脱自在に挿入される第2クサビ部材38が配設さ
れている。この第2クサビ部材38は、上段パイプ24
の上端に配設された第1クサビ部材30と略同一の構成
を有し、その係着片38aをクサビ受け口20bに挿入
した際に、ストッパのフック部(何れも図示せず)がディ
スク下面に係合して、当該第2クサビ部材38の離脱を
防止するよう構成されている。なお、上段パイプ24に
配設される第1クサビ部材30と第2クサビ部材38と
の離間間隔は、前記支柱16に配設される上下に対向す
るディスク20,20の離間間隔の略2倍(実施例では約
600mm)に設定されている(図1参照)。
【0013】図1に示す如く、前記控え柱22の下段パ
イプ26には、クランプ部材40を介して杭42が着脱
自在に連結されるようになっている。この杭42は、そ
の下端を所要深さで地中に打ち込んだ状態で下段パイプ
26にクランプ部材40を介して連結固定される。な
お、下段パイプ26と杭42とは、施設場所の状況に応
じて連結角度が変更可能に構成されている。
【0014】前記フェンス体14は、図5に示す如く、
矩形状の枠体44と、該枠体44の内部に張設される防
護部材46とから構成される。この防護部材46として
は、図2の上段に配設されるネットや、下段に配設され
るパネル等が仕様に応じて適宜に選定される。なお、防
護部材46の材質としては、プラスチックが好適に使用
される。また枠体44における左右両側の側杆44a,
44aには、上部クサビ部材48と下部クサビ部材50
とが上下に所要間隔離間して夫々配設されている。上部
クサビ部材48は、前記控え柱22に配設された第1ク
サビ部材30と同一の構成を有しており、図7に示す如
く、上部クサビ部材48の係着片48aを前記ディスク
20のクサビ受け口20bに挿入した際に、ピン52を
介して回動自在に配設したストッパ54のフック部54
aがディスク下面に係合して、当該上部クサビ部材48
の離脱を防止するよう構成されている。また下部クサビ
部材50は、上部クサビ部材48とはストッパ54が配
設されていないことが異なるだけであって、その係着部
50aがディスク20のクサビ受け口20bに上方から
挿入されるようになっている。なお、上下のクサビ部材
48,50の離間間隔は、支柱16に配設される上下に
対向するディスク20,20の離間間隔(300mm)と
同一に設定され、上下のクサビ部材48,50が対応す
る位置のディスク20,20に係着される。
【0015】なお、図1において符号56は、架台12
の安定性を向上させるための重石を示し、該重石56に
は、前記ディスク20のクサビ受け口20bに係脱自在
に係着されるクサビ部材58が配設されている。また該
クサビ部材58には、図示しないが、前記控え柱22の
第1クサビ部材30と同様に、ディスク20に係合する
ストッパが配設されて、重石56が架台12から容易に
離脱することがないよう構成される。
【0016】
【実施例の作用】次に、実施例に係る組立式仮設フェン
スの作用につき説明する。当該組立式仮設フェンス10
を施設する場合は、先ず一対の架台12,12を、フェ
ンス体14の幅寸法に対応する長さだけ離間して設置面
に設置する。すなわち、各支柱16の下端に配設したジ
ャッキ18の高さ調整を行なって、図2に示す如く、両
支柱16,16に配設されている各ディスク20,20の
高さ位置を一致させた状態で、各支柱16を設置面に垂
直に立設する。そして、図1に示す如く、各支柱16の
最上段のディスク20に控え柱22の上端に配設した第
1クサビ部材30を係着すると共に、下から2段目のデ
ィスク20に控え柱22のクロスバー36に配設した第
2クサビ部材38を係着する。このとき、各クサビ部材
30,38に配設したストッパ32がディスク20に係
合することにより(図6参照)、クサビ部材30,38の
ディスク20,20からの離脱は確実に防止される。
【0017】次に、控え柱22の下段パイプ26を、地
中に打ち込まれている杭42にクランプ部材40を介し
て連結する。なお、控え柱22は、予め上段パイプ24
に対して下段パイプ26が伸縮調整されて、杭42に下
段パイプ26を連結した状態で、支柱16を垂直に支持
し得るようになっている。そして、支柱16の最下段に
配設されているディスク20に重石56をクサビ部材5
8を介して係着することにより、架台12の組立てが完
了する。
【0018】前述したように組立てられた一対の架台1
2,12の間に、2枚のフェンス体14,14を上下2段
で架設する。すなわち、下段のフェンス体14は、両側
杆44a,44aに配設した上下のクサビ部材48,50
を、各支柱16における最下段と下から2段目のディス
ク20,20に係着する。このとき、上部クサビ部材4
8に配設されているストッパ54がディスク20に係合
して、該クサビ部材48の離脱が防止される。また両支
柱16,16における各ディスク20,20の高さ位置は
一致しているので、支柱16,16間に架設されたフェ
ンス体14は水平な姿勢となる。また同様にして上段の
フェンス体14を、各支柱16における最上段と下から
3段目のディスク20,20に上下のクサビ部材48,5
0を係着することにより、支柱16,16間に水平姿勢
で架設される。
【0019】このように、組立式仮設フェンス10を施
設する場合は、支柱16に配設したディスク20に、杭
42を介して位置決めされる控え柱22のクサビ部材3
0,38を係着するだけで、支柱16を安定した姿勢で
立設することができる。そして、フェンス体14におい
ても、該フェンス体14に配設されているクサビ部材4
8,50を支柱16のディスク20に係着するだけの簡
単な作業で水平に架設けることができ、作業能率を向上
して施設に要する時間を短縮することが可能となる。ま
た、支柱16のディスク20に対して控え柱22および
フェンス体14は、クサビ部材30,38,48,50お
よびストッパ32,54により容易に離脱しないよう構
成されているから、風等に対してフェンス10は容易に
倒壊することはなく、長期に亘って安定姿勢を保持し得
る。
【0020】前記組立式仮設フェンス10を、丘陵地の
ように傾斜する傾斜地に施設するに際し、支柱16に対
して山側に控え柱22を配設する場合は、図8に示す如
く、上段パイプ24に下段パイプ26を挿入して控え柱
22の全体の長さ寸法を縮めることにより、支柱16を
垂直な姿勢で立設することができる。また支柱16に対
して谷側に控え柱22を配設する場合は、図9に示す如
く、上段パイプ24から下段パイプ26を引出して控え
柱22の全体の長さ寸法を伸ばすことにより、支柱16
を垂直な姿勢で立設することができる。なお、両パイプ
24,26を最大に伸ばしても対応し得ないような場合
は、図9に示すように各クサビ部材30,38を係着す
るディスク20,20の位置を変えることにより対応し
得る。このように、組立式仮設フェンス10を傾斜地に
施設する場合は、控え柱22を傾斜地の状況に合わせて
伸縮させるだけの簡単な作業で、支柱16を垂直な姿勢
で立設することができ、作業時間を短縮し得るものであ
る。
【0021】
【別実施例について】図10は、別実施例に係る組立式
仮設フェンスを示すものであって、支柱16の下端に配
設したジャッキ18のみでは設置面の高低差に対応し得
ないような場合に、支柱16の下端に調整支柱60を配
設することにより対応するよう構成したものである。す
なわち、一対の架台12,12の設置面に大きな高低差
がある場合は、低地側に立設される支柱16の下端に調
整支柱60を配設する。この調整支柱60は、図11に
示す如く、所要長さの本体60aの上端に、支柱16に
着脱自在に嵌挿可能な嵌挿部60bが突設されると共
に、その下端にはジャッキ18が取付けられるようにな
っている。そして、高地側に立設される調整支柱60が
配設されていない支柱16に対して、低地側に立設され
る支柱16の下端に嵌挿部60bを介して調整支柱60
を配設して嵩上げすることで高地側に合わせ、各ディス
ク20,20の高さ位置が一致するように設置面に垂直
姿勢で立設する。これにより、図10に示す如く、両支
柱16,16間にはフェンス体14,14が水平に架設さ
れる。
【0022】なお、前記調整支柱60の本体60aに
は、調整支柱60を支柱16に配設した状態で、最下段
のディスク20から下方に300mm離間した位置に同
一構成のディスク20が配設されている。従って、調整
支柱60が配設されている支柱16と、略同じレベルの
設置面に立設される別の支柱16との間において、調整
支柱60に配設されているディスク20を介して別のフ
ェンス体14を水平姿勢で架設することができる。
【0023】前述した実施例や別実施例では、架台1
2,12の間に2枚のフェンス体14を架設した場合に
つき説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、
例えば図12に示すように、各支柱16に6枚のディス
ク20を等間隔で配設して、上下方向に3枚のフェンス
体14を配設することもできる。すなわち、支柱16に
配設するディスク20の数によって、フェンス体14の
取付け数は1枚でも4枚以上でも可能となる。
【0024】また、例えば図10に示すように3本以上
の架台12を設置して横方向に複数のフェンス体14を
取付ける場合において、障害物等により隣り合うフェン
ス体14,14を直線状に取付けることができない場合
は、クサビ部材48,50を係着させるディスク20の
クサビ受け口20bの位置を変えるだけで、該受け口2
0bの形成角度範囲でフェンス体14,14の角度変更
を簡単に行なうことができる。
【0025】なお、支柱20に配設される上下に対向す
るディスク20,20の離間間隔と、フェンス体14の
上下のクサビ部材48,50の離間間隔とを同一にする
必要はない。例えば、大型のフェンス体14を用いる場
合には、クサビ部材48,50の離間間隔をディスク2
0,20の離間間隔の2倍に設定して、3段のディスク
20の内の中間に位置するディスク20を外して上下の
ディスク20,20を介してフェンス体14を架設する
よう構成することも可能である。
【0026】前記ディスク20のクサビ受け口20bに
挿入される控え柱22の各クサビ部材30,38を、ク
サビ受け口20bの形状に略一致するコ字形状に形成す
ることで、該受け口20bにクサビ部材30,38を挿
入した際に、各支柱16に対して控え柱22が回動した
りガタ付くことなく同じ姿勢で取付けることができる。
また、フェンス体14の上下のクサビ部材48,50も
同様にクサビ受け口20bの形状に略一致するコ字形状
に形成することで、複数のフェンスを横方向に施設した
際に各フェンス体14や受け柱22が横方向に整列す
る、いわゆる横の通りが真っ直になって美観に優れる利
点が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る組立
式仮設フェンスによれば、支柱に配設した保持板に控え
柱やフェンス体のクサビ部材を係着させるだけの簡単な
作業で、フェンスを安定かつ水平に施設することがで
き、作業時間を短縮することができる。また傾斜地や不
整地等であっても、控え柱を伸縮調整したりジャッキを
調整することにより支柱を設置面に垂直に立設すること
ができ、フェンスの施設を短時間で容易に行ない得る。
更に、支柱の保持板に対して控え柱やフェンス体のクサ
ビ部材はストッパにより離脱が防止された状態で係着さ
れるから、風等によってもフェンスが容易に倒壊するこ
とはなく、安定性の高いフェンスを提供し得る。
【0028】また、フェンス体におけるクサビ部材を係
着する保持板のクサビ受け口の位置を変えるだけで、フ
ェンス体の支柱に対する取付角度を簡単に変更すること
ができる。すなわち、施設現場等において障害物等があ
る場合に、該障害物等を避けるためのフェンス体の角度
変更を短時間で簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る組立式仮設フェンスを示
す概略側面図である。
【図2】実施例に係る組立式仮設フェンスを示す概略正
面図である。
【図3】実施例に係る支柱のディスク配設部を示す要部
側面図である。
【図4】実施例に係る支柱に配設されるディスクを示す
平面図である。
【図5】実施例に係るフェンス体を示す概略正面図であ
る。
【図6】実施例に係るディスクと控え柱との係着部を示
す説明図である。
【図7】実施例に係るディスクとフェンス体との係着部
を示す説明図である。
【図8】実施例に係る控え柱を縮めて支柱を垂直に立設
する説明図である。
【図9】実施例に係る控え柱を伸ばして支柱を垂直に立
設する説明図である。
【図10】実施例に係る調整支柱を使用して高低差のあ
る不整地においてフェンス体を水平に施設する説明図で
ある。
【図11】実施例に係る支柱を嵩上げするための調整支
柱を示す正面図である。
【図12】一対の架台間に3枚のフェンス体を取付けた
別実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
14 フェンス体 16 支柱 18 ジャッキ 20 ディスク(保持板) 20b クサビ受け口 22 控え柱 24 上段パイプ 26 下段パイプ 28 ロックネジ(固定手段) 30 第1クサビ部材 32 ストッパ 38 第2クサビ部材 40 クランプ部材 42 杭 44 枠体 46 防護部材 48 上部クサビ部材 50 下部クサビ部材 54 ストッパ 56 重石 58 クサビ部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土木工事の現場や建築現場等に施設され
    る組立式仮設フェンスであって、 前記建築現場等の施設位置に所要間隔離間して立設され
    る一対の支柱(16,16)と、 前記各支柱(16)に長手方向に離間して配設され、周方向
    に所要間隔で複数のクサビ受け口(20b)を形成した少な
    くとも2枚の保持板(20)と、 前記保持板(20)のクサビ受け口(20b)に係脱自在な複数
    のクサビ部材(30,38)を備え、各支柱(16)に対応的に取
    付けられる伸縮調整自在な控え柱(22)と、 前記施設位置の地中に打ち込まれると共に、前記各控え
    柱(22)にクランプ部材(40)を介して着脱自在に連結され
    る杭(42)と、 前記保持板(20)のクサビ受け口(20b)に係脱自在な複数
    のクサビ部材(48,50)を枠体(44)の両側部に備えると共
    に、該枠体(44)の内部に防護部材(46)を配設したフェン
    ス体(14)とからなり、 前記各支柱(16)に配設した保持板(20)に前記枠体(44)の
    クサビ部材(48,50)を対応的に係着することにより、一
    対の支柱(16,16)の間にフェンス体(14)を架設するよう
    構成したことを特徴とする組立式仮設フェンス。
  2. 【請求項2】 前記支柱(16)の下端には、高さ調整自在
    なジャッキ(18)が着脱自在に配設される請求項1記載の
    組立式仮設フェンス。
  3. 【請求項3】 前記控え柱(22)およびフェンス体(14)に
    配設されるクサビ部材(30,38,48)に、該クサビ部材(30,
    38,48)を保持板(20)のクサビ受け口(20b)に係着した際
    に保持板(20)と係合してクサビ部材(30,38,48)の保持板
    (20)からの離脱を防止するストッパ(32,54)を設けた請
    求項1または2記載の組立式仮設フェンス。
  4. 【請求項4】 前記控え柱(22)は、上段パイプ(24)に対
    して下段パイプ(26)を伸縮調整自在に挿入して構成さ
    れ、両パイプ(24,26)は固定手段(28)により位置決め固
    定される請求項1〜3の何れかに記載の組立式仮設フェ
    ンス。
  5. 【請求項5】 前記支柱(16)の保持板(20)に、クサビ受
    け口(20b)に係脱自在なクサビ部材(58)を備えた重石(5
    6)が係着される請求項1〜4の何れかに記載の組立式仮
    設フェンス。
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