JP2784022B2 - 治療器 - Google Patents
治療器Info
- Publication number
- JP2784022B2 JP2784022B2 JP694189A JP694189A JP2784022B2 JP 2784022 B2 JP2784022 B2 JP 2784022B2 JP 694189 A JP694189 A JP 694189A JP 694189 A JP694189 A JP 694189A JP 2784022 B2 JP2784022 B2 JP 2784022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- blood circulation
- low
- antenna coil
- treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
本発明は高周波による治療と低周波による治療とを行
う治療器に関する。
う治療器に関する。
電気的な治療器として、高周波治療器と、低周波治療
器とがある。この両者は共に血行の促進を促すものであ
るが、その血行を促進させる方法は両者で異なってお
り、高周波治療器では血管内のカルシウムイオン除去効
果によって、局所の微小循環組織における細動脈の血管
が生化学的な作用を受けて拡張するという生理学的血管
促進を、低周波治療器では筋肉に対する電流刺激で筋組
織が収縮弛緩を行うことによる物理的血行促進をもたら
す。このために、高周波治療と低周波治療とを共に行う
ことができる治療器では、良好な血行促進効果を期待す
ることができる。
器とがある。この両者は共に血行の促進を促すものであ
るが、その血行を促進させる方法は両者で異なってお
り、高周波治療器では血管内のカルシウムイオン除去効
果によって、局所の微小循環組織における細動脈の血管
が生化学的な作用を受けて拡張するという生理学的血管
促進を、低周波治療器では筋肉に対する電流刺激で筋組
織が収縮弛緩を行うことによる物理的血行促進をもたら
す。このために、高周波治療と低周波治療とを共に行う
ことができる治療器では、良好な血行促進効果を期待す
ることができる。
しかし、高周波治療と低周波治療の両方を行うことが
できるものは従来なく、また単に高周波治療のための部
材と低周波治療のための部材とを一つの器体内に入れて
両方を動作させるだけでは、高周波によって血行促進が
なされる部位と、低周波によって血行促進がなされる部
位とが、両治療のための部材の配置位置に応じてずれて
しまうために、相乗的な治療効果は得ることができな
い。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは高周波による血行促進と低周波に
よる血行促進との相乗効果を確実に得ることができる治
療器を提供するにある。
できるものは従来なく、また単に高周波治療のための部
材と低周波治療のための部材とを一つの器体内に入れて
両方を動作させるだけでは、高周波によって血行促進が
なされる部位と、低周波によって血行促進がなされる部
位とが、両治療のための部材の配置位置に応じてずれて
しまうために、相乗的な治療効果は得ることができな
い。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは高周波による血行促進と低周波に
よる血行促進との相乗効果を確実に得ることができる治
療器を提供するにある。
しかして本発明は、高周波発生用の環状のアンテナコ
イルと、低周波印加用の電極とを備えるとともに、アン
テナコイルの略中央部に上記電極が配設されていること
に特徴を有している。 ［作用］ 本発明によれば、高周波発生用の環状のアンテナコイ
ルの略中央部に低周波印加用の電極があるために、高周
波による血行促進と低周波による血行促進とを同一部位
に作用させることができる。 ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
の治療器Ａは、大型の釦状に形成されたもので、高周波
発生回路及び低周波発生回路を構成する電子部品13,14
が一面に実装されたプリント基板10と、このプリント基
板13の部品実装面を覆うケース１と、ケース１内に納め
られた電池18とから構成されている。図中15,16は電池
接触金具である。 上記ケース１の開口面に配されるプリント基板10の他
面、つまり外部に露出する面には、第２図に示すよう
に、環状のアンテナコイル23が埋め込まれているととも
に、このアンテナコイル23で囲まれる中央部に一対の電
極20,20が配されて、第３図に示す保護シート28が装着
されている保護シート28は中央部に上記電極20,20の形
状に合致した開口25が形成されていることから、アンテ
ナコイル23は保護シート28で覆われるものの、電極20,2
0は露出した状態を保つ。図中22はスルーホールであ
る。 ここで、上記アンテナコイル23は第５図に示すよう
に、変調回路30と発振回路31とによって高周波発生回路
Ｈを構成するものであり、第６図に示すように、変調回
路30によって決定されるT1,T2のうちのT1期間中に、周
期ｔの高周波（１〜10MHz程度）が発振回路31によって
形成されて、アンテナコイル23より放出される。上記両
電極20,20は低周波発生回路に接続され、低周波発生回
路によって形成される低周波が印加される。 治療したい部位への治療器Ａの取り付けは、導電性を
有するゲル状粘着パッド２を利用して行う。この粘着パ
ッド２は前記電極20の形状に合わされたものとなってい
る。 しかしてこの治療器Ａを例えば第７図に示すように肩
位置に粘着パッド２を利用して貼り付けて作動させたな
らば、アンテナコイル23から放出される高周波による血
行促進効果を得られるとともに、電極20を通じて印加さ
れる低周波による血行促進効果も得られるものであり、
しかも高周波を放射するアンテナコイル23で囲まれた位
置に低周波印加用の電極20があるために、高周波による
血行促進と低周波による血行促進とが同一の部位に作用
するものであり、生理学的療法と物理的療法とが同一部
位に同時に作用するために、肩こりや筋肉痛に対する治
療効果が倍増するものである。 もっとも、高周波による治療効果は、高周波を放射し
た後もしばし持続することから、本実施例で示すような
釦型電池のような小容量電池18を電源とするものでは、
高周波発生回路Ｈと低周波発生回路Ｌとを交互に動作さ
せるようにして、電池寿命を長くできるようにしてもよ
い。この場合の回路の一例を第８図に示す。発振回路Ｆ
によって第９図に示すように交互にオンオフを行うトラ
ンジスタQ7,Q10が、高周波発生回路Ｈ及び低周波発生回
路Ｌの各トランジスタQ1,Q4を交互にオンオフさせるた
めに、高周波の発生と低周波の発生とが交互に且つ周期
的に繰り返される。 尚、電池18として充電式のものを用いる場合には、低
周波印加用の電極20,20が共に充電端子を兼用するもの
とすると、別途充電端子のためのスペースが不要となる
ために、電極20を大きなものとしておくことができ、治
療面を大きくとることができる。第10図はこの場合の回
路図を示しており、電極20に充電端子を兼用させるため
に、内部にリードリレーRyを配置し、充電器40を接続す
る時には充電器40に設けた永久磁石41がリードリレーRy
を充電回路側に切り換えるようにしている。
イルと、低周波印加用の電極とを備えるとともに、アン
テナコイルの略中央部に上記電極が配設されていること
に特徴を有している。 ［作用］ 本発明によれば、高周波発生用の環状のアンテナコイ
ルの略中央部に低周波印加用の電極があるために、高周
波による血行促進と低周波による血行促進とを同一部位
に作用させることができる。 ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
の治療器Ａは、大型の釦状に形成されたもので、高周波
発生回路及び低周波発生回路を構成する電子部品13,14
が一面に実装されたプリント基板10と、このプリント基
板13の部品実装面を覆うケース１と、ケース１内に納め
られた電池18とから構成されている。図中15,16は電池
接触金具である。 上記ケース１の開口面に配されるプリント基板10の他
面、つまり外部に露出する面には、第２図に示すよう
に、環状のアンテナコイル23が埋め込まれているととも
に、このアンテナコイル23で囲まれる中央部に一対の電
極20,20が配されて、第３図に示す保護シート28が装着
されている保護シート28は中央部に上記電極20,20の形
状に合致した開口25が形成されていることから、アンテ
ナコイル23は保護シート28で覆われるものの、電極20,2
0は露出した状態を保つ。図中22はスルーホールであ
る。 ここで、上記アンテナコイル23は第５図に示すよう
に、変調回路30と発振回路31とによって高周波発生回路
Ｈを構成するものであり、第６図に示すように、変調回
路30によって決定されるT1,T2のうちのT1期間中に、周
期ｔの高周波（１〜10MHz程度）が発振回路31によって
形成されて、アンテナコイル23より放出される。上記両
電極20,20は低周波発生回路に接続され、低周波発生回
路によって形成される低周波が印加される。 治療したい部位への治療器Ａの取り付けは、導電性を
有するゲル状粘着パッド２を利用して行う。この粘着パ
ッド２は前記電極20の形状に合わされたものとなってい
る。 しかしてこの治療器Ａを例えば第７図に示すように肩
位置に粘着パッド２を利用して貼り付けて作動させたな
らば、アンテナコイル23から放出される高周波による血
行促進効果を得られるとともに、電極20を通じて印加さ
れる低周波による血行促進効果も得られるものであり、
しかも高周波を放射するアンテナコイル23で囲まれた位
置に低周波印加用の電極20があるために、高周波による
血行促進と低周波による血行促進とが同一の部位に作用
するものであり、生理学的療法と物理的療法とが同一部
位に同時に作用するために、肩こりや筋肉痛に対する治
療効果が倍増するものである。 もっとも、高周波による治療効果は、高周波を放射し
た後もしばし持続することから、本実施例で示すような
釦型電池のような小容量電池18を電源とするものでは、
高周波発生回路Ｈと低周波発生回路Ｌとを交互に動作さ
せるようにして、電池寿命を長くできるようにしてもよ
い。この場合の回路の一例を第８図に示す。発振回路Ｆ
によって第９図に示すように交互にオンオフを行うトラ
ンジスタQ7,Q10が、高周波発生回路Ｈ及び低周波発生回
路Ｌの各トランジスタQ1,Q4を交互にオンオフさせるた
めに、高周波の発生と低周波の発生とが交互に且つ周期
的に繰り返される。 尚、電池18として充電式のものを用いる場合には、低
周波印加用の電極20,20が共に充電端子を兼用するもの
とすると、別途充電端子のためのスペースが不要となる
ために、電極20を大きなものとしておくことができ、治
療面を大きくとることができる。第10図はこの場合の回
路図を示しており、電極20に充電端子を兼用させるため
に、内部にリードリレーRyを配置し、充電器40を接続す
る時には充電器40に設けた永久磁石41がリードリレーRy
を充電回路側に切り換えるようにしている。
以上のように本発明においては、高周波発生用の環状
のアンテナコイルの略中央部に低周波印加用の電極があ
るために、高周波による生理学的血行促進と、低周波に
よる物理的血行促進とを同一部位に作用させることがで
き、良好な血行促進効果を得られるものである。
のアンテナコイルの略中央部に低周波印加用の電極があ
るために、高周波による生理学的血行促進と、低周波に
よる物理的血行促進とを同一部位に作用させることがで
き、良好な血行促進効果を得られるものである。
第１図は本発明一実施例の断面図、第２図は同上のプリ
ント基板の底面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上の保護シ
ートの底面図とＸ−Ｘ線断面図、第４図は同上の斜視
図、第５図は高周波発生回路のブロック回路図、第６図
（ａ）（ｂ）は同上の波形図、第７図は使用状態を示す
説明図、第８図は他の実施例の回路図、第９図は同上の
タイムチャート、第10図は更に別の実施例の回路図であ
って、20は電極、23はアンテナコイルを示す。
ント基板の底面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上の保護シ
ートの底面図とＸ−Ｘ線断面図、第４図は同上の斜視
図、第５図は高周波発生回路のブロック回路図、第６図
（ａ）（ｂ）は同上の波形図、第７図は使用状態を示す
説明図、第８図は他の実施例の回路図、第９図は同上の
タイムチャート、第10図は更に別の実施例の回路図であ
って、20は電極、23はアンテナコイルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−311966（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−311965（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−102772（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61N 1/40 A61N 1/06 A61N 1/32
Claims (1)
- 【請求項１】高周波発生用の環状のアンテナコイルと、
低周波印加用の電極とを備えるとともに、アンテナコイ
ルの略中央部に上記電極が配設されていることを特徴と
する治療器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP694189A JP2784022B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP694189A JP2784022B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 治療器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02189164A JPH02189164A (ja) | 1990-07-25 |
| JP2784022B2 true JP2784022B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=11652276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP694189A Expired - Lifetime JP2784022B2 (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 治療器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784022B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05200123A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-08-10 | Sousei Denshi:Kk | 防錆構造を有する治療器 |
| KR100377211B1 (ko) * | 2000-06-16 | 2003-03-26 | 현병호 | 생리통 완화기 |
| KR100840752B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2008-06-24 | 주식회사 씨에스인코 | 공진형 전기 자극방식을 이용한 통증완화장치 |
| JP5041345B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2012-10-03 | 株式会社テクノリンク | 生体刺激装置 |
-
1989
- 1989-01-14 JP JP694189A patent/JP2784022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02189164A (ja) | 1990-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090522 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090522 Year of fee payment: 11 |