JP2783883B2 - ウエブ搬送用の口部のない真空ドラム - Google Patents
ウエブ搬送用の口部のない真空ドラムInfo
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、種々の形式のウエブ、特に写真材料のウエ
ブ、を把持し且つ給送するために使用される種類の口部
のない（即ち、ドラムの全周にわたって真空の適用され
る形式の）溝のついた真空ドラムに関する。
ブ、を把持し且つ給送するために使用される種類の口部
のない（即ち、ドラムの全周にわたって真空の適用され
る形式の）溝のついた真空ドラムに関する。
（従来の技術） 写真ウエブを把持し且つ給送するための口部のない真
空ドラムは、ジョン・エイ・ラウの名義で1971年12月28
日に特許され且つ「孔あけされ口部のない真空ドラム」
と題する米国特許第3,630,424号から知られる。ラウの
特許は２つの種類の一般に使用される真空ドラムを説明
している。１つの種類はその殻を通る直径約3.175〜4.7
625mm（0.125〜0.1875インチ）のドリル加工された孔を
有し且つ真空はドラムが回転する時にドラムの外部から
該孔へ適用される。孔は比較的大きいので、口部の作用
をする又は回転弁の作用をする系がウエブによって覆わ
れないドラムの部分から真空系を断絶するために使用さ
れる。ラウの特許で論述されている別の種類の一般に使
用される真空ドラムは多孔性材料から作られ且つ口部を
使用しない。空気はウエブによって覆われない領域でさ
え材料の細孔を通して吸引される。
空ドラムは、ジョン・エイ・ラウの名義で1971年12月28
日に特許され且つ「孔あけされ口部のない真空ドラム」
と題する米国特許第3,630,424号から知られる。ラウの
特許は２つの種類の一般に使用される真空ドラムを説明
している。１つの種類はその殻を通る直径約3.175〜4.7
625mm（0.125〜0.1875インチ）のドリル加工された孔を
有し且つ真空はドラムが回転する時にドラムの外部から
該孔へ適用される。孔は比較的大きいので、口部の作用
をする又は回転弁の作用をする系がウエブによって覆わ
れないドラムの部分から真空系を断絶するために使用さ
れる。ラウの特許で論述されている別の種類の一般に使
用される真空ドラムは多孔性材料から作られ且つ口部を
使用しない。空気はウエブによって覆われない領域でさ
え材料の細孔を通して吸引される。
ラウの特許で開示された改良された真空ドラムは口部
のない種類のものである。ラウのドラムはドラムの外方
表面に密接して離間した小さい溝と溝に連結する真空供
給スロットとの系を具備する。ドラムの殻を通る孔のパ
ターンは殻の外方表面の供給スロットを介して溝と連通
する。真空がドラムの内部へ供給された時、空気は溝及
び供給スロットに沿って流れ、孔を通ってドラムの内部
へ流れ、ドラムと接触しているウエブを把持する。ラウ
の口部のない真空ドラムの孔は小さく、例えば直径が1.
524mm（0.060インチ）より小さいので、孔はドリル加工
された孔が直径3.175〜4.7625mm（0.125〜0.1875イン
チ）のオーダーであった他の一般に使用された種類の真
空ドラムにおけるように口部を付けることを必要としな
い。
のない種類のものである。ラウのドラムはドラムの外方
表面に密接して離間した小さい溝と溝に連結する真空供
給スロットとの系を具備する。ドラムの殻を通る孔のパ
ターンは殻の外方表面の供給スロットを介して溝と連通
する。真空がドラムの内部へ供給された時、空気は溝及
び供給スロットに沿って流れ、孔を通ってドラムの内部
へ流れ、ドラムと接触しているウエブを把持する。ラウ
の口部のない真空ドラムの孔は小さく、例えば直径が1.
524mm（0.060インチ）より小さいので、孔はドリル加工
された孔が直径3.175〜4.7625mm（0.125〜0.1875イン
チ）のオーダーであった他の一般に使用された種類の真
空ドラムにおけるように口部を付けることを必要としな
い。
スリーブをローラの上に収縮嵌めすることも知られて
いる。例えば、ストーク・スクリーン・ビー・ブイに対
して1987年２月10日に発行された米国特許第4,641,411
号は孔あけされていないクロムスリーブで覆われた厚壁
ローラを開示している。孔あけされたステンシル又は篩
がローラ上のスリーブの上に押付けられる。これは最初
に例えば篩の周りに取外し可能な流体不浸透性層を適用
することによって篩の孔を閉じることによって行われ
る。垂直方向の配向状態のシリンダ及び篩をもって、篩
はローラの面取りされた部分の上に押付けられる。次
に、圧力下の流体がローラの中心の空間及び関連した通
路へ導入され、閉じられた篩を膨張させ且つそれをロー
ラの上に押付けることができる。加圧された流体はこの
移動中に潤滑剤として作用する。篩が所定の位置になっ
た後、加圧された流体は解放され且つ篩はローラの上に
収縮する。
いる。例えば、ストーク・スクリーン・ビー・ブイに対
して1987年２月10日に発行された米国特許第4,641,411
号は孔あけされていないクロムスリーブで覆われた厚壁
ローラを開示している。孔あけされたステンシル又は篩
がローラ上のスリーブの上に押付けられる。これは最初
に例えば篩の周りに取外し可能な流体不浸透性層を適用
することによって篩の孔を閉じることによって行われ
る。垂直方向の配向状態のシリンダ及び篩をもって、篩
はローラの面取りされた部分の上に押付けられる。次
に、圧力下の流体がローラの中心の空間及び関連した通
路へ導入され、閉じられた篩を膨張させ且つそれをロー
ラの上に押付けることができる。加圧された流体はこの
移動中に潤滑剤として作用する。篩が所定の位置になっ
た後、加圧された流体は解放され且つ篩はローラの上に
収縮する。
ラウの特許で概ね説明されているような口部のない真
空ドラムは多年の間商業的な使用状態にあった。しかし
ながら、或る応用例では、そのようなドラムは完全に満
足できない。例えば、駆動されるウエブが高い温度であ
る、即ちウエブのガラス転移温度に近い、製造分野でド
ラムが使用される時、該真空ドラムの外方表面の溝及び
スロットは、完成した製品の総合的な品質に悪影響する
細かい線をウエブに生ずることがある。また、或るウエ
ブ被覆環境はピンチローラ駆動を使用する。そのような
駆動は有極性電荷パターンを発生することがあり、それ
がウエブ処理操作よりも長く残存して敏感し、最終的に
以後のコーチング操作に悪影響する。
空ドラムは多年の間商業的な使用状態にあった。しかし
ながら、或る応用例では、そのようなドラムは完全に満
足できない。例えば、駆動されるウエブが高い温度であ
る、即ちウエブのガラス転移温度に近い、製造分野でド
ラムが使用される時、該真空ドラムの外方表面の溝及び
スロットは、完成した製品の総合的な品質に悪影響する
細かい線をウエブに生ずることがある。また、或るウエ
ブ被覆環境はピンチローラ駆動を使用する。そのような
駆動は有極性電荷パターンを発生することがあり、それ
がウエブ処理操作よりも長く残存して敏感し、最終的に
以後のコーチング操作に悪影響する。
（発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段） ウエブが高い動作温度にある時でさえウエブに細かい
線が発生するのを回避するウエブと共に使用する口部の
ない真空ドラムを提供することは本発明の目的である。
本発明の別の目的はピンチローラ駆動において有極性電
荷パターンを排除する口部のない真空ドラムを提供する
ことである。この目的は、ドラムの外方表面の上に嵌合
された円筒状の多孔性スリーブを有し、該スリーブの多
孔度が、真空が適用された時にウエブがスリーブに付着
されるように空気をスリーブを通して流すに充分であ
る、口部のない真空ドラムによって達成される。
の手段） ウエブが高い動作温度にある時でさえウエブに細かい
線が発生するのを回避するウエブと共に使用する口部の
ない真空ドラムを提供することは本発明の目的である。
本発明の別の目的はピンチローラ駆動において有極性電
荷パターンを排除する口部のない真空ドラムを提供する
ことである。この目的は、ドラムの外方表面の上に嵌合
された円筒状の多孔性スリーブを有し、該スリーブの多
孔度が、真空が適用された時にウエブがスリーブに付着
されるように空気をスリーブを通して流すに充分であ
る、口部のない真空ドラムによって達成される。
以下に提供される本発明の好適な実施例の詳細な説明
において、添付図面が参照される。
において、添付図面が参照される。
（実施例） 次に図面を詳細に参照すると、本発明のウエブ搬送ロ
ーラが第１図に全体的に10で表されており、且つ12で示
された口部のない真空ドラムを具備する。ドラム12は前
述したラウに対する米国特許第3,630,424号で開示され
たドラムと同じであるか又は類似であることができる。
特に、ドラム12は中空の内部16を有する概ね円筒状の殻
14を具備する。ガジオン18及び20が殻の端に配置され、
ガジオン18は第１図でみて殻の右側端を閉じる。ガジオ
ン20は第１図でみて殻の左側端から突出する取付具24の
一端を受ける開口22を有する。該取付具を通る通路26は
殻の内部16へ開いており且つ取付具の左側端へ開いてい
る。第１図に概略的に示すように、取付具は真空源28へ
結合されることができ、それにより真空は取付具及びガ
ジオンを通して殻の内部16へ適用されることができる。
ガジオン18は殻の右側端を閉じるように図示されている
が、それは所望により真空源へ連結されることができ
る。
ーラが第１図に全体的に10で表されており、且つ12で示
された口部のない真空ドラムを具備する。ドラム12は前
述したラウに対する米国特許第3,630,424号で開示され
たドラムと同じであるか又は類似であることができる。
特に、ドラム12は中空の内部16を有する概ね円筒状の殻
14を具備する。ガジオン18及び20が殻の端に配置され、
ガジオン18は第１図でみて殻の右側端を閉じる。ガジオ
ン20は第１図でみて殻の左側端から突出する取付具24の
一端を受ける開口22を有する。該取付具を通る通路26は
殻の内部16へ開いており且つ取付具の左側端へ開いてい
る。第１図に概略的に示すように、取付具は真空源28へ
結合されることができ、それにより真空は取付具及びガ
ジオンを通して殻の内部16へ適用されることができる。
ガジオン18は殻の右側端を閉じるように図示されている
が、それは所望により真空源へ連結されることができ
る。
殻14の外方表面は30で全体的に示した小さい溝の系を
有する。第２図に最良に示されるように、溝30は、複数
個の比較的密接して離間した溝32と、溝32の間の間隔よ
り大きい距離離間した複数個の軸線方向に延びる溝34と
を具備する。溝32は互いに平行にあり、殻の周りに周方
向に延び且つ殻の長さに沿って互いに同等に離間してい
る。同様に、溝34は互いに平行にあり、殻の軸線と平行
にあり、且つ溝32に対して直角にある。
有する。第２図に最良に示されるように、溝30は、複数
個の比較的密接して離間した溝32と、溝32の間の間隔よ
り大きい距離離間した複数個の軸線方向に延びる溝34と
を具備する。溝32は互いに平行にあり、殻の周りに周方
向に延び且つ殻の長さに沿って互いに同等に離間してい
る。同様に、溝34は互いに平行にあり、殻の軸線と平行
にあり、且つ溝32に対して直角にある。
溝32及び34の寸法、及び個々の溝32及び溝34の間の間
隔は変えられることができる。例として、溝32及び34は
幅約0.254〜0.330mm（0.010〜0.013インチ）及び深さ約
0.254〜0.330mm（0.010〜0.013インチ）をもつことがで
きる。２つの隣接する溝32の中心間の間隔は約2.794
（0.110インチ）であることができ、従って2.54cm（１
インチ）当り約９つの溝がある。他方、溝34はローラの
周囲に約10°増す毎に配置されることができ、従って軸
線方向に延びる溝34を36個設ける。好ましくは、溝32、
34は殻14の実質的に一端からガジオン18に近いその他端
まで延びる。各溝34は図面の第３図に示すように殻の両
端における最後の溝32を越えて延びることができる。
隔は変えられることができる。例として、溝32及び34は
幅約0.254〜0.330mm（0.010〜0.013インチ）及び深さ約
0.254〜0.330mm（0.010〜0.013インチ）をもつことがで
きる。２つの隣接する溝32の中心間の間隔は約2.794
（0.110インチ）であることができ、従って2.54cm（１
インチ）当り約９つの溝がある。他方、溝34はローラの
周囲に約10°増す毎に配置されることができ、従って軸
線方向に延びる溝34を36個設ける。好ましくは、溝32、
34は殻14の実質的に一端からガジオン18に近いその他端
まで延びる。各溝34は図面の第３図に示すように殻の両
端における最後の溝32を越えて延びることができる。
複数個の小さい孔36が殻14を通して設けられ、各孔36
は溝32及び溝34の交差点に配設される。第２図に示すよ
うに、孔36のパターンは１つの溝32に沿って三番目の溝
34毎に離間されてあることができる。加えて、隣接する
溝34の孔36は溝32の約６個だけ偏在されることができ
る。この孔36の配置はドラムの内部16からの真空が孔36
を通り且つ次に溝32、34の系全体にわたって適用される
ことを可能にする。孔36の大きさは所望により変えられ
ることができる。好ましくは、該孔の大きさは0.762mm
（0.030インチ）と1.524mm（0.060インチ）との間であ
り、約1.092mm（0.043インチ）の孔がうまく働くことが
判明している。
は溝32及び溝34の交差点に配設される。第２図に示すよ
うに、孔36のパターンは１つの溝32に沿って三番目の溝
34毎に離間されてあることができる。加えて、隣接する
溝34の孔36は溝32の約６個だけ偏在されることができ
る。この孔36の配置はドラムの内部16からの真空が孔36
を通り且つ次に溝32、34の系全体にわたって適用される
ことを可能にする。孔36の大きさは所望により変えられ
ることができる。好ましくは、該孔の大きさは0.762mm
（0.030インチ）と1.524mm（0.060インチ）との間であ
り、約1.092mm（0.043インチ）の孔がうまく働くことが
判明している。
前述したラウに対する米国特許第3,630,424号は上で
概ね説明したようにドリル加工され口部のない真空ドラ
ムを開示している。本発明によれば、ドラム12は40で全
体的に示す薄い多孔性スリーブで覆われた溝30の系を有
する。本発明の好適な実施例では、スリーブ40は、スリ
ーブ40の表面全体にわたって半径方向及び軸線方向の両
方へ延びるパターンで配置された多数の小さい孔42によ
って多孔性である。孔42は例示のために第１図及び第４
図で比較的大きく図示されているが、孔は非常に小さく
且つスリーブ40全体にわたって比較的密接して離間して
いることは好ましい。直線１インチ当りの孔42の個数は
所望により変えられることができる。例として、直線2.
54cm（１インチ）当り約40〜120個の孔があり、好まし
くはスリーブの表面に沿って直線2.54cm（１インチ）当
り約60〜80個の孔が設けられる。2.54cm（１インチ）当
り60個の孔が設けられるとき、0.431mm（0.017インチ）
のピッチがある。孔42は形状が六角形であるように第４
図に例示されているが、孔は所望の形状を有することが
できる。オランダ国ボックスメールのストークス・スク
リーンズ・ビー・ブイによって電鋳法によりニッケルで
作られたスリーブ40が本発明のローラで使用するために
申し分のないことを確認しているが、他の方法で製作さ
れた他の材料の多孔性スリーブも利用されることができ
る。
概ね説明したようにドリル加工され口部のない真空ドラ
ムを開示している。本発明によれば、ドラム12は40で全
体的に示す薄い多孔性スリーブで覆われた溝30の系を有
する。本発明の好適な実施例では、スリーブ40は、スリ
ーブ40の表面全体にわたって半径方向及び軸線方向の両
方へ延びるパターンで配置された多数の小さい孔42によ
って多孔性である。孔42は例示のために第１図及び第４
図で比較的大きく図示されているが、孔は非常に小さく
且つスリーブ40全体にわたって比較的密接して離間して
いることは好ましい。直線１インチ当りの孔42の個数は
所望により変えられることができる。例として、直線2.
54cm（１インチ）当り約40〜120個の孔があり、好まし
くはスリーブの表面に沿って直線2.54cm（１インチ）当
り約60〜80個の孔が設けられる。2.54cm（１インチ）当
り60個の孔が設けられるとき、0.431mm（0.017インチ）
のピッチがある。孔42は形状が六角形であるように第４
図に例示されているが、孔は所望の形状を有することが
できる。オランダ国ボックスメールのストークス・スク
リーンズ・ビー・ブイによって電鋳法によりニッケルで
作られたスリーブ40が本発明のローラで使用するために
申し分のないことを確認しているが、他の方法で製作さ
れた他の材料の多孔性スリーブも利用されることができ
る。
スリーブ40はそれが殻14に対して相対的に移動しない
ように真空ドラム12の殻14の上へ嵌合され且つそれへ固
定される。これは、スリーブを膨張させ且つそれをドラ
ムの上へ滑らせ且つ次にそれをドラムの上へ収縮させる
ことによって行われる。この形式の組立のための装置は
前述した米国特許第4,641,411号に開示されている。ス
リーブがこのようにして殻の上へ収縮嵌合される時、そ
れは最初に例えば未硬化のポリビニルアルコールで被覆
され且つ乾燥されてそれを実質的に不透過性にする。ス
リーブが膨張され且つ殻の上へ収縮嵌合された後、ポリ
ビニルアルコールはドラムを水に漬けることによって除
去される。約0.127mm（0.005インチ）の壁厚及び10.16
〜30.48cm（４〜12インチ）の直径を有するスリーブが
このようにして膨張され且つ殻の上へ収縮されることが
できる。
ように真空ドラム12の殻14の上へ嵌合され且つそれへ固
定される。これは、スリーブを膨張させ且つそれをドラ
ムの上へ滑らせ且つ次にそれをドラムの上へ収縮させる
ことによって行われる。この形式の組立のための装置は
前述した米国特許第4,641,411号に開示されている。ス
リーブがこのようにして殻の上へ収縮嵌合される時、そ
れは最初に例えば未硬化のポリビニルアルコールで被覆
され且つ乾燥されてそれを実質的に不透過性にする。ス
リーブが膨張され且つ殻の上へ収縮嵌合された後、ポリ
ビニルアルコールはドラムを水に漬けることによって除
去される。約0.127mm（0.005インチ）の壁厚及び10.16
〜30.48cm（４〜12インチ）の直径を有するスリーブが
このようにして膨張され且つ殻の上へ収縮されることが
できる。
動作中、真空が真空供給源28から殻14の内部16へ与え
られる。真空は孔36を通して溝30の系と連通し且つ溝の
系によって殻14の外方表面の長さ及び円周の全体にわた
って分配される。更に、真空はスリーブ40の多数の小さ
い孔42を通して、殻14の溝30の系の上に重なるスリーブ
40の外方表面全体にわたって分配される。このため、ス
リーブ40と接触しているウエブの全部分はスリーブに付
着される。ここで説明したようなスリーブ付の口部のな
い真空ドラムはウエブを駆動するため並びにウエブを駆
動ロール及び引取ロールの間での運搬中に支持するため
の両方に対して有効である。
られる。真空は孔36を通して溝30の系と連通し且つ溝の
系によって殻14の外方表面の長さ及び円周の全体にわた
って分配される。更に、真空はスリーブ40の多数の小さ
い孔42を通して、殻14の溝30の系の上に重なるスリーブ
40の外方表面全体にわたって分配される。このため、ス
リーブ40と接触しているウエブの全部分はスリーブに付
着される。ここで説明したようなスリーブ付の口部のな
い真空ドラムはウエブを駆動するため並びにウエブを駆
動ロール及び引取ロールの間での運搬中に支持するため
の両方に対して有効である。
孔42、溝30の系及び孔36を通してローラの内部16中へ
の空気流の経路は曲がりくねった経路である。これは、
孔42が非常に小さい大きさであること及び孔36も比較的
小さいことと共に、高い空気流量を発生させる大きさの
真空を使用しないでも、真空がスリーブ40の外方表面へ
適用されることを可能にする。換言すれば、もしスリー
ブ40の外部からドラムの内部16への空気経路が殻14及び
スリーブ40の大きな孔の整合によるように経路を通して
比較的真直ぐであったならば、大量の空気流量がウエブ
を殻の表面に保持するために必要とされるであろう。他
方、本発明による空気のための小さい孔及び曲がりくね
った経路の使用よって、スリーブの外方表面からドラム
の内部への空気の連続流が低い真空レベルでさえ起こる
と同時にウエブを駆動し且つ支持するに充分な真空を殻
の表面に依然維持する。低い真空の使用はそれがウエブ
の駆動のための張力差を減らすことなくエネルギ消費を
減らすので望ましい。加えて、溝30の系とスリーブ中の
多数の孔42を有する本発明のスリーブ付真空ドラムは、
スリーブの多数の孔が殻の溝の幾つかと常に整合されて
空気をスリーブの外方表面からドラムの内部中へ流すこ
とができるので、スリーブを殻に対して正確に整合させ
ることを必要としない。
の空気流の経路は曲がりくねった経路である。これは、
孔42が非常に小さい大きさであること及び孔36も比較的
小さいことと共に、高い空気流量を発生させる大きさの
真空を使用しないでも、真空がスリーブ40の外方表面へ
適用されることを可能にする。換言すれば、もしスリー
ブ40の外部からドラムの内部16への空気経路が殻14及び
スリーブ40の大きな孔の整合によるように経路を通して
比較的真直ぐであったならば、大量の空気流量がウエブ
を殻の表面に保持するために必要とされるであろう。他
方、本発明による空気のための小さい孔及び曲がりくね
った経路の使用よって、スリーブの外方表面からドラム
の内部への空気の連続流が低い真空レベルでさえ起こる
と同時にウエブを駆動し且つ支持するに充分な真空を殻
の表面に依然維持する。低い真空の使用はそれがウエブ
の駆動のための張力差を減らすことなくエネルギ消費を
減らすので望ましい。加えて、溝30の系とスリーブ中の
多数の孔42を有する本発明のスリーブ付真空ドラムは、
スリーブの多数の孔が殻の溝の幾つかと常に整合されて
空気をスリーブの外方表面からドラムの内部中へ流すこ
とができるので、スリーブを殻に対して正確に整合させ
ることを必要としない。
第１図は本発明の口部のない真空ドラムの一部破断側面
図であり、第２図は内方ドラムの表面の部分の拡大破断
図であり、第３図は第２図の線３−３に沿った破断断面
図であり、第４図は外方スリーブの拡大破断平面図であ
る。 10…ウエブ搬送ローラ、12…口部のない真空ドラム、14
…ドラムの殻、16…ドラムの内部、28…真空源、30…溝
の系、32、34…溝、36…孔、40…スリーブ、42…孔。
図であり、第２図は内方ドラムの表面の部分の拡大破断
図であり、第３図は第２図の線３−３に沿った破断断面
図であり、第４図は外方スリーブの拡大破断平面図であ
る。 10…ウエブ搬送ローラ、12…口部のない真空ドラム、14
…ドラムの殻、16…ドラムの内部、28…真空源、30…溝
の系、32、34…溝、36…孔、40…スリーブ、42…孔。
フロントページの続き (72)発明者 マーク・ネッスル アメリカ合衆国ニューヨーク州14559, スペンサーポート，パインクレスト・ド ライブ 27 (72)発明者 フレッド・ダグラス・ケリー アメリカ合衆国ニューヨーク州14609, ロチェスター市ヤーテス・ストリート 180 (56)参考文献 特開 昭63−267648（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−11463（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65H 20/12,27/00
Claims (5)
- 【請求項１】ウエブ搬送用の口部のない真空ドラム（1
2）であって、該ドラムが外方表面及び中空の内部（1
6）と、ドラム内部を真空源（28）へ結合するための手
段と、ドラムの外方表面中の複数個の小さい溝（32、3
4）と、ドラムの内部及び外方表面の間に延びる複数個
の孔（36）であって、該孔の少なくとも若干が前記溝と
交差し、それにより真空が内部及び孔を通して溝へ適用
されてウエブを外方表面に対して押圧し得る孔とを有す
るドラムにおいて、 ドラムの外方表面の上に嵌合された円筒状の多孔性スリ
ーブ（40）を有し、スリーブの多孔度が、溝中の真空が
ウエブをスリーブへ吸引するように空気をスリーブを通
して流すに充分であることを特徴とするドラム。 - 【請求項２】スリーブがドラムの上に収縮嵌合された金
属のスリーブからなり、スリーブが連続したパターンで
配置された多数の孔（42）を有し、該孔はドラムからの
真空によってスリーブへ吸引されたウエブに識別し得る
痕跡を発生するのを回避するに充分小さい特許請求の範
囲第１項記載のドラム。 - 【請求項３】スリーブの孔の個数及び大きさは、スリー
ブの孔がドラム及びスリーブの相対的位置に関係なくド
ラムの溝と常に整合されるように、ドラムの溝の個数及
び大きさと関連している特許請求の範囲第２項記載のド
ラム。 - 【請求項４】ウエブ搬送用の口部のない真空ドラム（1
2）であって、該ドラムが外方表面及び中空の内部（1
6）と、ドラム内部を真空源（28）へ結合するための手
段と、ドラムの外方表面中の複数個の小さい溝（32、3
4）と、ドラムの内部及び外方表面の間に延びる複数個
の孔（36）であって、該孔の少なくとも若干が前記溝と
交差し、それにより真空が内部及び孔を通して溝へ適用
されてウエブを外方表面に対して押圧し得る孔とを有す
るドラムにおいて、 溝のない外方表面を有する薄い円筒状の多孔性スリーブ
（40）を有し、該スリーブがドラムの外方表面の上に収
縮嵌合され、スリーブの多孔度が、溝中の真空がウエブ
をスリーブへ吸引するように空気をスリーブを通して流
すに充分であり、スリーブの多孔度が、多数の非常に小
さい孔（42）であって該孔がドラムからの真空によって
スリーブへ吸引されたウエブに識別し得る痕跡を発生す
るのを回避するに充分小さい孔から生じ、スリーブの孔
の個数及び大きさが、スリーブの孔がドラム及びスリー
ブの相対的位置に関係なくドラムの溝と常に整合される
ように、ドラムの溝の個数及び大きさと関連し、それに
より真空がドラムの孔を通して適用される時に空気をス
リーブの孔に通し、次にドラムの溝に通し且つドラムの
孔中へ通す曲がりくねった経路が形成されることを特徴
とするドラム。 - 【請求項５】直線2.54cm（１インチ）当り約40〜150個
の孔がスリーブにあり、且つスリーブの大部分の孔がド
ラムの孔と整合されないようにドラムにおけるよりも実
質的に多い孔がスリーブにある特許請求の範囲第４項記
載のドラム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US290208 | 1988-12-27 | ||
| US07/290,208 US4998658A (en) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | Drilled unported vacuum drum with a porous sleeve |
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|---|---|
| JPH02225252A JPH02225252A (ja) | 1990-09-07 |
| JP2783883B2 true JP2783883B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=23114977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2783883B2 (ja) |
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1988
- 1988-12-27 US US07/290,208 patent/US4998658A/en not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-12-19 DE DE89123468T patent/DE68909901T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-12-19 EP EP89123468A patent/EP0376127B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-25 JP JP1336179A patent/JP2783883B2/ja not_active Expired - Lifetime
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