JP2783604B2 - 位置合せ装置と位置合せ方法 - Google Patents

位置合せ装置と位置合せ方法

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JP2783604B2 JP1203054A JP20305489A JP2783604B2 JP 2783604 B2 JP2783604 B2 JP 2783604B2 JP 1203054 A JP1203054 A JP 1203054A JP 20305489 A JP20305489 A JP 20305489A JP 2783604 B2 JP2783604 B2 JP 2783604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は位置合せ装置と位置合せ方法に関し、例えば
半導体素子製造用の露光装置において、マスクやレチク
ル(以下「マスク」という。)等の第1物体面上に形成
されている微細な電子回路パターンをウエハ等の第2物
体面上に露光転写する際にマスクとウエハとの相対的な
位置決め(アライメント)を行う場合に好適な位置合せ
装置と位置合せ方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より半導体製造用の露光装置においては、マスク
とウエハの相対的な位置合わせは性能向上を図る為の重
要な一要素となっている。特に最近の露光装置における
位置合わせにおいては、半導体素子の高集積化の為に、
例えばサブミクロン以下の位置合わせ精度を有するもの
が要求されている。
多くの位置合わせ装置においては、マスク及びウエハ
面上に位置合わせ用の所謂アライメントマークを設け、
それらより得られる位置情報を利用して、双方のアライ
メントを行っている。このときのアライメント方法とし
ては、例えば双方のアライメントパターンのずれ量を画
像処理を行うことにより検出したり、又は米国特許第47
04033号、等で提案されているようにアライメントパタ
ーンとしてゾーンプレートを用い該ゾーンプレートに光
束を照射し、このときゾーンプレートから射出した光束
の所定面上における光量を検出すること等により行って
いる。
一般にゾーンプレートを利用したアライメント方法
は、単なるアライメントマークを用いた方法に比べてア
ライメントマークの欠損に影響されずに比較的高精度の
アライメントが出来る特長がある。
第12図はゾーンプレートを利用した従来の位置合せ装
置の概略図である。第13図はそのアライメントマークを
示すもので、マスク面2上にはリニアなゾーンプレート
15が形成され、ウエハー3には、等ピツチに矩形パター
ン16がライン状に並んでいる。リニアゾーンプレート15
のパワーのある方向がアライメント検出方向で、投射ビ
ーム1がこのゾーンプレート15にマークの中心における
法線及び、アライメント方向と直交する線を含む平面内
で法線に対しある角度Φで入射し、ゾーンプレート15に
より、ウエハ面3上に線状に集光し、さらにウエハ3上
のパターン16により回折され、上記入射面内で別のウエ
ハパターン16のピツチで決まるある角度で信号光19とし
て検出系へはいる。
マスク2とウエハ3がアライメント方向にずれていれ
ばウエハパターン16により回折される光量が変化するの
で、これを検知することによりマスク2とウエハ3の位
置ずれを制御することができる。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、上記従来例では、マークエツヂ部12の
パターンは直線で、入射光とほぼ直交するように設定さ
れ、しかも、検出方向が入射面内近傍にある為、第14図
に示すように強度的に強い正反射散乱光及び第15図に示
す不要回折光のフランホーフアー回折パターンの強度的
に強い光がセンサーの検出面上に存在し、ノイズ光とな
り、S/Nを低下させるという欠点があった。
ここで正反射エツヂ散乱光とは、エツヂ近傍で段面形
状により、発生する散乱光で、その配光特性がエツヂ部
を反射面とし、反射の法則に従い反射する光線を中心と
した分布となるものであり、エツヂの接線を軸とする半
径が無限小のシリンドリカル反射面として幾何光学的に
求められる方向を中心として散乱する性質を持つ。
特にX線を対象とするマスクにおいてはマスクパター
ンを形成する厚みが厚く、エツヂ散乱光の影響を強く受
ける。
第14図は従来例のエツヂ散乱原理図で、パターンエツ
ヂ部12に入射光1が照射されたとき、パターンエツヂ部
12で散乱光13が発生する。このときx−y面(例えばマ
スク面)への射影光路を考えると、第14図(b)で示さ
れる様にエツヂ部12で正反射する正反射散乱光13′方向
に強い散乱光が集中する。
第14図(b),(c)には散乱光13の角度毎の強度分
布を破線に示してある。第14図(a)には正反射散乱光
13′の入射面上での分布を示してある。信号検出部14中
央に強度の強い散乱光が存在することがわかる。
特にX線露光装置に用いられるマスクの場合、パター
ンの膜厚は0.5μm〜1μmであり、散乱光は大きな問
題となる。
次に、不要回折光のフランホーフアー回折パターンの
サイド光の影響について説明する。第12図,第13図に示
す系では、ウエハ3上の回折格子16のピツチで定まる信
号光19の回折次数をm次とすれば、m+1次及びm−1
次に対応する回折光が信号光の比較的近くに存在し、第
15図に示すようにその回折によるフランホーフアー回折
パターンの強度集中された光の一部がセンサー14に入射
することになる。マスク2,ウエハ3のアライメント方向
位置ずれ以外の変動、たとえばマスク・ウエハ回転によ
り、この不要光のセンサー14に入射する光量が変動し、
誤差を生ずることになる。
又、マスクパターンは通常AuやTa等金属で形成されて
おり、反射率は高く、マスク反射0次光の強度が強く、
反射方向は検出系とマーク出射角度的にはかなり離れて
いるにもかかわらずマスクパターン形状(この場合は矩
形)に伴なうフランホーフアー回折パターンはマークの
平行な2辺と直交する方向に長くすそを引き、検出系へ
一部が入射し、S/Nを低下させるという問題があった。
(第16図参照) 〔課題を解決するための手段〕 本発明はマークパターンへの入射光の方向、物理光学
素子の周辺形状を特定し、マークエツヂ部から、散乱す
る正反射散乱光及び不要回折次数のフランホーフアー回
折像の強度集中領域が検出部に存在しないようにしたも
のである。
具体的なマーク外周形状の例としては、第3図に示す
ように、マークパターンの外周部に或る曲率1/R(但
し、Rは曲率半径)をもたせ、エツジからの正反射散乱
光が一方向に集中しないようにしたものである。曲率は
小さくすればするほど散乱光の広がりは大きくなり、検
出面全面をカバーする程度は広げたほうが、各種の変動
に対する散乱光の影響をおさえる点で好ましい。これを
第3図(b)に示すパラメータで示せば次のようにな
る。
但し、lは考慮すべきマークの辺の長さ βはマークから検出系を見込む角 又、マーク外周形状を円弧状にすることにより、不要
回折次数による光のフランホーフアーパターンの強度集
中が生じないようにした。第5図に円形開口のフランホ
ーフアーパターンを示す。強度は中心から一様に広が
り、第3の光輪ですでにピークの5/1000程度に弱まって
いる。
一方、マーク領域は通常スクライブライン等、互いに
平行な2辺25,26で囲まれたもので、信号光量及びプロ
セスのアライメントに与える影響除去の点から、マーク
領域全体を有効に利用することが要求される。
マーク外周形状を一つの円弧とすると平行な2辺25,2
6と円弧間の斜線で示す領域が第6図(a)に示すよう
に広く、無駄な領域が多い。そこで、着目するマークの
外周形状の曲率を小さくし、第6図(b)(c)のよう
にマーク領域を有効に利用することが必要となる。第7
図に第6図(b)の場合のフランホーフアー回折パター
ンを示す。第15図のような強度集中はみられない。
具体的な曲率設定は第8図に示すように外周形状を円
弧状にした部分の平行2辺25,26と直交する軸への射影
成分をdとした時、次の式を満たすようにし、マーク領
域の効率的利用をはかった。
〔実施例〕 第1図は本発明による第1の実施例で、従来例で示し
たと同様の測定系を用い、しかもエツヂの正反射散乱光
による影響及びフランホーフアー回折光の影響を低減す
るアライメントマークの拡大図を示す。第1図(a)は
マスク面上のアライメントマーク、(b)はウエハ面上
のアライメントマークを示す。第1図(a)で明らかな
ように回折格子に含まれる複数の線状パターンの端部が
全体として曲線形状を成す形で、リニアゾーンプレート
の周辺部を円弧状にカツテイングをほどこし、入射光の
エツヂによる散乱を分散させ、検出系へ散乱光が集中し
ないように又、フランホーフアー回折光による不要光の
影響も低減したものである。本実施例においては、アラ
イメント方向(AA方向)マーク幅50μmに対し、100μ
mの半径の円弧状カツテイングがほどこされている。第
2図は本発明による第2の実施例でウエハマークにも円
弧状カツテイングをほどこした例である。
第4図は本発明による第3の実施例である。
第1物体と第2物体とを対向配置し、相対的位置決め
を行う際、該第1物体面2上に第1物理光学素子15を第
2物体面3上に第2物理光学素子16をそれぞれ形成し、
該第1物理光学素子15に光を入射させたときに生ずる回
折光を該第2物理光学素子16に入射させ、該第2物理光
学素子16により所定面上に生ずる回折光を検出手段によ
り検出することにより、該第1物体2と該第2物体3と
の相対的な位置決めを行う際、該第1及び第2の物理光
学素子15,16に入射した光1による正反射エツヂ散乱光
が分散するように又、不要回折次数のフランホーフアー
パターンの強度集中が生じないようにマーク周辺形状に
円弧状カツテイングをほどこしたものである。
本実施例では光源17から出射された光束を投光レンズ
系6を介し反射鏡18で反射させた後、第1物体2に設け
た振幅型、又は位相型のゾーンプレート等から成る周辺
形状が円弧状の第1物理光学素子15(グレーテイングレ
ンズ)を斜め方向から照射している。
第1物理光学素子15は集光作用を有しており出射光を
第1物理光学素子15から所定の距離の点に集光してい
る。そして点から発散した光束を所定の距離に配置した
第2物体3に設けられている位相型若しくは振幅型のゾ
ーンプレート等から成る第2物理光学素子16(グレーテ
イングレンズ)に入射させている。第2物理光学素子16
は第1物理光学素子15と同様に集光作用を有しており、
第2物理光学素子16からの出射光を第1物理光学素子15
を通過させた後、集光レンズ7により、検出面14上に集
光している。
即ち、本実施例では第1の物理光学素子の回折像を第
2の物理光学素子で拡大結像させている。
第9図は第4図に示した第3実施例における光学系の
基本原理を示す説明図である。同図においては相対的な
位置ずれを評価したい第1物体2と第2物体3に各々ゾ
ーンプレート等の第1,第2アライメントマーク15,16を
設けている。第1アライメントマーク15へ光束1を入射
させ、それからの出射光を第2アライメントマーク16に
入射させている。そして第2アライメントマーク16から
の出射光19をポジシヨンセンサー等の検出器の検出面14
上に集光させている。
このとき第1物体2と第2物体3との相対的な位置ず
れ量△σに応じて検出面14上においては、光量の重心ず
れ量△δが生じてくる。
本実施例では同図において、光束19による検出面14上
における光量の重心ずれ量△δを求め、これより第1物
体2と第2物体3との相対的な位置ずれ量△σを検出し
ている。ここで光束の重心とは光束断面内において、断
面内各点のその点からの位置ベクトルにその点の光量を
乗算したものを断面全面で積分したときに積分値が0ベ
クトルになる点のことであるが、別な例として光量がピ
ークとなる点の位置を検出してもよい。
ここで、今第1アライメントマーク15を基準とし、第
2アライメントマーク16が第1アライメントマーク15と
平行方向に△σずれていたとすると検出面14上での集光
点の重心ずれ量△δは となる。即ち重心ずれ量△δは に拡大される。
但し、awはマークから入射側を正、bwはマーク出射側
を正とし、△δは△σと同方向の場合正、逆方向の場合
負で示される。
このようにして求めた位置ずれ量△σをもとに第2物
体を移動させれば第1物体と第2物体の位置決めを高精
度に行うことができる。
尚、位置ずれの基準となる位置ずれ0の時のセンサー
面14上の光束重心位置は、予め、試し焼等で求め、△δ
はその位置からのずれ量として評価する。
第10図は第1,第2物理光学素子のマーク形状例であ
る。(a)はマスク、(b)はウエハ面上物理光学素子
を示す。図より明らかなように、回折格子に含まれる複
数の線状パターンの端部が全体として曲線形状を成す様
にしてある。
本実施例においては、スクライブライン20M,20Wと垂
直な面内に入出射光が存在し、アライメント方向はスク
ライブライン20と平行で、入射角はマーク面法線に対
し、17.5゜出射角は7゜の斜入出射系となっている。第
1物理光学素子15による集光点はマスク下217μmであ
る。マスク−ウエハ間ギヤツプを30μmとし(aw=−18
7μm)、ウエハからセンサーまでbw=18700μmとすれ
ば、センサー面上の信号光の位置の移動倍率kは次のよ
うになる。
又、マークの辺の長さはl=90μmであり、検出系を
見込む角β=0.7(rad)マーク外周の円弧状カツトの曲
率半径Rは400μmでなので、 となり ゆえに なる条件を満たしている。
以上、光スポツト位置検知によるアライメント方式の
例で説明したが、本発明は回折光を利用する任意の方式
で有効である。
第11図は本発明による第4の実施例で、第1物体2と
第2物体3の間隔を計測制御する場合に適用したもので
ある。
物理光学素子を設けた第1物体2と第2物体3とを対
向配置し、該第1物体2上の物理光学素子4に光束1を
入射させ、該物理光学素子4によって所定方向に偏向し
た光を該第2物体面3で反射させた後、受光手段面8上
に導光し、該受光手段面8上における光の入射位置を検
出することにより、該第1物体2と第2物体3との間隔
を求める際マークエツヂからの散乱光を分散させ、また
不要回折次数による光のフランホーフア−パターンの強
度集中をおさえるように円弧状のカツテイングをほどこ
したものである。
第11図(a)は本発明を半導体製造装置のマスクとウ
エハとの間隔を測定する装置に適用した場合の一実施例
の光学系の概略図である。
同図において1は例えばHe−Neレーザーや半導体レー
ザー等であるLDからの光束、2は第1物体で例えばマス
ク、3は第2物体で例えばウエハであり、マスク2とウ
エハ3は最初に第11図(a)に示すように間隔d0を隔て
て対向配置されている。4,5は各々マスク2面上の一部
に設けた第1,第2物理光学素子で、これらの物理光学素
子4,5は例えば回折格子やゾーンプレート等から成って
いる。7は集光レンズであり、その焦点距離はfsであ
る。
8は受光手段で集光レンズ7の焦点位置に配置されて
おり、ラインセンサーやPSD等から成り、入射光束の重
心位置を検出している。9は信号処理回路であり、受光
手段8からの信号を用いて受光手段8面上に入射した光
束の重心位置を求め、後述するようにマスク2とウエハ
3との間隔d0を演算し求めている。
10は光プローブであり、集光レンズ7や受光手段8、
そして必要に応じて信号処理回路9を有しており、マス
ク2やウエハ3とは相対的に移動可能となっている。
本実施例においては半導体レーザーLDからの光束1
(波長λ=830nm)をマスク2面上の第1フレネルゾー
ンプレート(以下FZPと略記する)4面上の点Aに垂直
に入射させている。そして第1のFZP4からの角度θ1で
回折する所定次数の回折光をウエハ3面上の点B(C)
で反射させている。このうち反射光20はウエハ3がマス
ク2に近い位置P1に位置しているときの反射光、反射光
21はウエハ3が位置P1から距離dGだけ変位したときの反
射光である。
次いでウエハ3からの反射光を第1物体2面上の第2
のFZP5面上の点D(E)に入射させている。
尚、第2のFZP5は入射光束の入射位置に応じて出射回
折光の射出角を変化させる光学作用を有している。
そして第2のFZP5から角度θ2で回折した所定次数の
回折光(22,23)を集光レンズ7を介して受光手段8面
上に導光している。
そして、このときの受光手段8面上における入射光束
(22,23)の重心位置を用いてマスク2とウエハ3との
間隔を演算し求めている。
本実施例ではマスク2面上に設けた第1,第2のFZP4,5
は予め設定された既知のピツチで構成されており、それ
らに入射した光束の所定次数(例えば±1次)の回折光
の回折角度θ1,θ2は予め求められている。
FZP5、集光レンズ7の焦点距離をfM,faとするとウエ
ハがdGだけずれた時の受光手段上の重心位置変動量Sは で与えられる。この式を用いてdGを求めて間隔検出を行
う。ここで最初のマスク、ウエハ間隔d0は他の周知の間
隔検出手段で求め、この時の受光手段上の重心位置を基
準位置として記憶しておく。Sはこの基準位置からの重
心ずれとして検出され、計算で得たdGとd0より間隔が求
まる。
第11図(b)はマスク面2上のマーク4,5を示すもの
で、入射側マーク4,出射側マーク5ともに周辺形状を、
図で示される様に回折格子に含まれる複数の線状パター
ンの端部が全体として曲線形状を成す形で、円弧状にカ
ツテイングをほどこし、エツヂ散乱光を分散させ、検出
系を強度集中した正反射エツヂ散乱光がこないようにし
た。
以上本発明の実施例においては曲率をもたせたマーク
周辺形状として円弧の一部として示してきたが、円弧に
限らず放物線,双曲線,楕円等の2次曲線でもよく、さ
らにこれらを部的につなげたものでもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、マークエツヂ部から散乱する正反射
散乱光の強度集中領域及び不要回折光のフランホーパタ
ーンの強度集中領域が検出部に存在しないように設定さ
れる為、従来問題となっていた、散乱光及び不要回折光
によるS/Nの低下を大幅に改善することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のよる第1の実施例の物理光学素子形
状。 第2図は本発明による第2の実施例の物理光学素子形
状。 第3図は本発明の原理図。 第4図は本発明による第3の実施例。 第5図は円形開口回折パターン。 第6図はマーク領域を示す図。 第7図は本発明による回折パターンの例。 第8図は本発明によるパターン周辺形状設定図。 第9図は本発明による第3の実施例の光路図。 第10図は本発明による第3の実施例の物理光学素子形
状。 第11図は本発明による第4の実施例。 第12図は従来例。 第13図は従来例の物理光学素子形状。 第14図は従来例のエツヂ散乱原理図。 第15図,第16図は従来例の不要回折光フランホーフアー
回折パターン。 1;投光ビーム 2;第1物体(マスク) 3;第2物体(ウエハ) 4;入射側マーク 5;出射側マーク 6,7;レンズ 8;検出器 9;処理系 10;光プローブ 11;マーク周辺形状 12;マークエツヂ部 13;エツヂ散乱光 14;検出領域 15;第1の物理光学素子 16;第2の物理光学素子 17;光源 18;ハーフミラー 19;検出光 20,21;反射光 22,23;回折光 24;ミラー 25,26;平行な2辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 H01L 21/30 501 - 531,561 - 5 79

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回折格子より成る位置検出用のマークを有
    する物体の該マークに光束を照射する光源手段と、該光
    源手段からの光束を受けたマークからの回折光を受光し
    て物体の位置を検出する検出手段とを有し、前記検出手
    段は前記マークとして前記回折格子に含まれる複数の線
    状パターンの端部が全体として曲線形状を成すマークか
    らの回折光を受光することを特徴とする位置合せ装置。
  2. 【請求項2】回折格子より成る位置検出用のマークを有
    する物体の該マークに光束を照射する第1行程と、該光
    源手段からの光束を受けたマークからの回折光を受光し
    て物体の位置を検出する第2行程とを有し、前記マーク
    として前記回折格子に含まれる複数の線状パターンの端
    部が全体として曲線形状を成すマークを使用することを
    特徴とする位置合せ方法。
  3. 【請求項3】前記曲線形状として次式で示す曲率1/Rを
    つけたことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    位置合せ方法。 2sin(β/2)/1<1/R<1/d 但し1は曲率をつけるマークの辺の長さ βはマークから検出系を見込む角 dは曲率をつける部分のマーク辺と直交する軸への射影
    成分
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JPS63145906A (ja) * 1986-12-10 1988-06-18 Fujitsu Ltd リニアフレネルゾ−ン

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JPH0367104A (ja) 1991-03-22

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