JP2782425B2 - 建築用スリーブ - Google Patents

建築用スリーブ

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JP2782425B2 JP7167409A JP16740995A JP2782425B2 JP 2782425 B2 JP2782425 B2 JP 2782425B2 JP 7167409 A JP7167409 A JP 7167409A JP 16740995 A JP16740995 A JP 16740995A JP 2782425 B2 JP2782425 B2 JP 2782425B2
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隆 森谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の骨格を構
成するコンクリート躯体の、床スラブ、区画壁等の躯体
壁に貫通して埋設固定され、該躯体壁を隔てて配設され
る2本のダクトを連通接続するための、建築用スリーブ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物は、その骨格を構成するコ
ンクリート躯体の、床スラブ、区画壁、梁等の躯体壁に
スリーブを貫通固定し、このスリーブにより前記躯体壁
を隔てて配設される、空調、排煙用等のダクトを連通接
続することが行なわれる。
【0003】次に図7を参照して従来のスリーブについ
て説明すると、このスリーブsは連通接続すべき2本の
ダクトd1 ,d2 よりも大径の筒状に形成されていて、
型枠を枠組するときに、左右型パネルp1 ,p2 間に挟
持固定され、これらの左右パネルp1 ,p2 間に打設さ
れる、コンクリート躯体壁fにより貫通固定され、この
スリーブsに、これよりも小径の接続短管jを貫通さ
せ、この接続短管jとスリーブsとの間に形成される環
状空隙にモルタル、ロックウール等の充填材cを充填す
ることにより、その接続短管jをスリーブsに固定し、
この接続短管jにより、コンクリート躯体壁fの両側に
配置される左右ダクトd1 ,d2 を接続するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで通常躯体壁の
両側に配置される2本のダクトを、その躯体壁を通して
セットする場合には、その躯体壁に貫通固定したスリー
ブの両端部が躯体壁の両面から外方に突出していること
が必要であるが、このスリーブを躯体壁に貫通固定する
に際しては、前述したように、躯体壁の両面に型パネル
が当接されるため、躯体壁に貫通固定後のスリーブの両
端面は、躯体壁の両面と面一となってダクトを接続する
ことができない。そこで躯体壁両側の2本のダクトを連
通接続するのに、スリーブの外に、それよりも小径で、
かつ長い接続短管が必要になるばかりでなく、スリーブ
と接続短管との間の隙間に充填材を充填するための、充
填作業が必要になる。ところでこのような充填作業は人
手により行なうので、その運搬や充填作業がきわめて厄
介であり、しかもその作業の安全を確保しなければなら
ず、さらに充填材がこぼれ落ちるので、その後の清掃作
業も必要になり、その結果大幅なコスト増を招くという
課題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記接続短管を省略することができる上に、前記充
填材の充填作業が不要となり、前記課題をすべて解決で
きるようにした、新規な建築用スリーブを提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1記載の発明の特徴とするところは、建築物の躯体
壁に貫通して固着され、その躯体壁を隔てて配設される
2本のダクトを連通接続するための建築用スリーブであ
って、前記躯体壁に貫通固着されるスリーブ本体と、該
スリーブ本体の開口両端部に引出・格納可能に嵌挿され
る、一対の可動補助スリーブとよりなり、前記スリーブ
本体と、一対の可動補助スリーブ間には、該可動補助ス
リーブの引出しを案内すると共にそれを引出位置に固定
する案内固定手段が設けられ、引出された一対の可動補
助スリーブには、2本のダクトがそれぞれ連通接続さ
、前記案内固定手段は、スリーブ本体の両端部に周方
向に間隔をあけて取付けられる複数の固定ボルトと、前
記一対の可動補助スリーブに周方向に間隔をあけて軸方
向に沿って穿設される複数のガイド孔とよりなり、前記
固定ボルトは、前記ガイド孔に摺動自在に係合して可動
補助スリーブの摺動を案内するとともにナットの螺合締
付により、可動補助スリーブを固定することにある。
【0007】また前記目的達成のため、請求項2記載の
発明の特徴とするところは、前記ガイド孔は内端に鉤部
を有していることにある。
【0008】さらに前記目的達成のため、請求項3記載
の発明の特徴とするところは、前記請求項1記載のもの
において、前記一対の可動補助スリーブの少なくとも一
方には、安全養生板が着脱自在に取付けられることにあ
る。
【0009】
【作用】スリーブ本体を躯体壁に連通して固着し、その
スリーブの両端部に、引出・格納可能に嵌挿される、一
対の可動補助スリーブを引出し固定し、それら一対の可
動補助スリーブに前記躯体壁を隔てて配置される2本の
ダクトをそれぞれ連通接続する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜4に示した本発明の第1実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1は、本発明スリーブの一部破断斜視
図、図2は、図1の2−2線に沿うスリーブの縦断面
図、図3,4は、スリーブによる、2本のダクトの接続
過程を示す説明図である。
【0012】先ずスリーブSの構造について説明する
と、このスリーブSは、両端開放の中空円筒状に形成さ
れており、スリーブ本体1と、その両端に引出・格納可
能に嵌挿される、左右一対の可動補助スリーブ2,3と
より構成されている。
【0013】スリーブ本体1は、亜鉛鉄板により中空円
筒状に形成されており、その長手方向の両端部には環状
の補強リブ11 ,11 が一体に膨出形成され、またその
開口端縁には、外向きの補強フランジ12 ,12 が一体
に突出形成されている。スリーブ本体1の一方の端部
(図1,2右側端部)の外周面には、周方向に等間隔を
存して釘孔を有する複数の止め片4…が外向きに一体に
固着されており、このスリーブSは、後述するように、
前記止め片4…を介して一方の型パネルP1 に片持状に
固着されるようになっている。またスリーブ本体1の、
前記補強リブ11,11 よりも内方の両端部周面には、
それぞれ略180°の位相差を存して2つの固定ボルト
1 ,51 および52 ,52 がそれぞれ固定されてお
り、図1,2に示すように一方側(左側)の2本の固定
ボルト51 ,51 と、他方側(右側)の2本の固定ボル
ト52 ,52 はそれぞれ略90°位相がずらしてある。
そしてこれらの固定ボルト51 ,51 および52 ,52
の内端には、スリーブ本体1の内側よりそれぞれナット
6…が螺合されている。
【0014】一方前記一対の可動補助スリーブ2,3
は、亜鉛鉄板により前記スリーブ本体1よりも若干小径
の中空円筒状に形成されており、それらはそれぞれスリ
ーブ本体1の左右両端部の内周面に、引出・格納可能に
嵌挿されている。可動補助スリーブ2,3の中間部に
は、それぞれ周方向に略180°の位相差を存して軸方
向に細長く、かつ内端に鉤部を有する、各2つのガイド
孔21 ,21 および31 ,31 がそれぞれ穿設されてお
り、一方の可動補助スリーブ2のガイド孔21 ,2
1 と、他方の可動補助スリーブ3のガイド31 ,31
は、周方向にそれぞれ略90°の位相差がある。前記ガ
イド孔21 ,21 および31 ,31 には、前記スリーブ
本体1の、左右の固定ボルト51 ,51 および52 ,5
2 の内端がそれぞれ摺動自在に係合されており、それら
の内端に、前記ガイド孔21 ,21 および31 ,31
挟んで前記ナット6…がそれぞれ螺合される。そしてナ
ット6…を緩めた状態で可動補助スリーブ2,3を引出
せば、固定ボルト51 ,51 および52 ,52 の内端
は、ガイド孔21 ,21 および31 ,31 の内端に係合
して可動補助スリーブ2,3の最引出位置が規制され
また可動補助スリーブ2,3を内方に格納すれば固定ボ
ルト51 ,51 および52 ,52 の内端は、ガイド孔2
1 ,21 および31 ,31 の外端にそれぞれ係合してそ
れらの格納位置が規制される。そしてそれらの格納位置
では可動補助スリーブ2,3の外端面は、スリーブ本体
1の外端面とそれぞれ略面一となり、可動補助スリーブ
2,3は、それぞれスリーブ本体1内に没入されるよう
になる。
【0015】而して前記ガイド孔21 ,21 および
1 ,31 と、固定ボルト51 ,51 および52 ,52
と、ナット6…とにより、一対の可動補助スリーブ2,
3の、スリーブ本体1に対する案内固定手段Lを構成し
ている。
【0016】一方の可動補助スリーブ2(図1〜3左
側)の内端部には、凹凸部22 が形成され、また他方の
可動補助スリーブ3(図1〜3右側)の内端部にも前記
凹凸部22 に対応して凹凸部32 が形成されており、こ
れらの凹凸部22 ,32 とは、可動補助スリーブ2,3
がスリーブ本体1内に没入して格納されるとき、互いに
遊合しあうようになっており、また左右の可動補助スリ
ーブ2,3を最も引出した後、僅かに回動することによ
り固定ボルト51 ,51 および52 ,52 の内端は、前
記ガイド孔21 ,21 および31 ,31 の内端の鉤部に
係合して可動補助スリーブ2,3をそれらの引出位置に
係止することができる。
【0017】次に図3,4を参照してスリーブSを建築
物の鉛直なコンクリート躯体壁Fに貫通して埋設固定
し、これに一対のダクトを連通接続する過程について説
明する。
【0018】.スリーブSは、枠組される型枠の一方
の型パネルP1 の適所に前記複数の止め片4…を介して
釘止めされて、片持状に固定される。次にそのスリーブ
Sの自由端に、他方の型パネルP2 を当てがい、それら
両パネルP1 ,P2 を固定した後、それらの間にコンク
リートを打設する(図4参照)。
【0019】.打設コンクリートの凝固により左右の
型パネルP1 ,P2 間には、コンクリート躯体壁Fが形
成され、その後、型枠の解体に伴い左右の型パネル
1 ,P 2 がコンクリート躯体壁Fから外され、コンク
リート躯体壁Fには、スリーブSが貫通して埋設固定さ
れる。そしてこのスリーブSの両端はコンクリート躯体
壁Fの両壁面と面一であり、それらの面に開口される。
ここでスリーブ本体1に嵌挿される、左右可動補助スリ
ーブ2,3をそれぞれ人手により外方に引張すれば、そ
れらの可動補助スリーブ2,3は、それらのガイド孔2
1 ,21 および31,31 がそれぞれ固定ボルト51
1 および52 ,52 の内端に係合して最引出位置まで
引出される。ここで可動補助スリーブ2,3を若干回動
して、固定ボルト51 ,51 および52 ,52 の内端を
ガイド孔21 ,21 および31 ,31内端の鉤部に係合
させることにより、可動補助スリーブ2,3は、最引出
位置に係止される。次に各固定ボルト51 ,51 および
2 ,52 に螺合されるナット6…を螺締すれば、引出
された左右可動スリーブ2,3は、引出位置に固定され
る。また引出された、左右可動補助スリーブ2,3の外
周と、スリーブ本体1の開口周縁との間の環状の隙間に
は、それぞれシーラ7を塗布して、その隙間をシールす
る(図4参照)。
【0020】.引出し固定された、左右可動補助スリ
ーブ2,3には、コンクリート躯体壁Fの左右に配置さ
れる、スパイラルダクトD1 ,D2 をそれぞれ挿通接続
し、ボルト等の固着具により固定する。
【0021】以上のように、この実施例のものでは、2
本のダクトD1 ,D2 をコンクリート躯体壁Fを隔てて
連通接続するのに、従来の接続短管が不要であるばかり
でなく、従来の充填材の充填作業をしないで済む。
【0022】次に本発明の他の実施の形態を、図5,6
に示した本発明の第2実施例に基づいて説明する。
【0023】この実施例は、本発明スリーブにより、コ
ンクリート躯体壁としての床スラブF′を隔てて上下に
配置される、2本のスパイラルダクトD1 ′,D2 ′を
連通接続させる場合で、図5,6は、それらのダクトD
1 ′,D2 ′の接続過程を示す説明図である。
【0024】床スラブF′には、前記第1実施例と同じ
くスリーブ本体1が、この床スラブF′を貫通して鉛直
方向に固着され、このスリーブ本体1に引出・格納可能
に嵌挿される、一対の可動補助スリーブ2,3のうち、
上側の可動補助スリーブ2の開口端には、危険表示付の
安全養生板10が着脱自在に被冠される。この安全養生
板10は、作業員が床スラブF′上で安全に作業する際
に、安全を確保するためのものである。
【0025】床スラブF′に固定されたスリーブ本体1
から上下の可動補助スリーブ2,3を外方に引出して、
前記第1実施例と同じくそれらをその引出位置に固定ボ
ルト51 ,51 および52 ,52 によりそれぞれ固定し
た後、それらの可動補助スリーブ2,3の外周と、スリ
ーブ本体1の開口端縁間の隙間をシーラ7によりシール
する。そして上下の可動補助スリーブ2,3には、それ
ぞれスパイラルダクトD1 ′,D2 ′が連通接続され
る。そしてこれらのスパイラルダクトD1 ′,D 2 ′に
は、適宜防火、防煙等のダンパが接続される。
【0026】而してこの第2実施例のものも、前記第1
実施例のものと同等の作用効果を奏する。
【0027】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0028】たとえば前記実施例では、スリーブは円筒
状に形成されるが、これを角筒状に形成してもよく、ま
たそれらを亜鉛鉄板以外の板材により形成してもよく、
さらに一対の可動補助スリーブには、直接スパイラルダ
クトが連通接続されるが、これらはニップル等のジョイ
ントを介して接続するようにしてもよく、さらにスパイ
ラルダクトに代えて他のダクトを連通接続するようにし
てもよく、さらにまた前記実施例ではスリーブはコンク
リート躯体壁に固着されるが、これを他の躯体壁に固着
できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項各項記載の発明に
よれば、スリーブ本体と、これに引出・格納可能に嵌挿
される一対の可動補助スリーブとよりなるスリーブによ
り、躯体壁を隔てて配設される2本のダクトを連通接続
することができ、その接続にあたり、従来の接続短管を
必要としないばかりかその接続短管とスリーブ間の間隙
部への充填材の充填作業も行なわないで済むので、面倒
な充填材の運搬、その人手による充填作業が不要になる
ばかりでなく清掃作業もしないですみ、ダクトの連通接
続作業能率を向上することができ、その結果その大幅な
コストダウンを達成することができる。またスリーブ本
体と、一対の可動補助スリーブ間には、該可動補助スリ
ーブの引出しを案内すると共にそれを引出位置に固定す
る案内固定手段が設けられ、その案内固定手段は、スリ
ーブ本体の両端部に周方向に間隔をあけて取付けられる
複数の固定ボルトと、一対の可動補助スリーブに周方向
に間隔をあけて軸方向に沿って穿設される複数のガイド
孔とよりなり、前記固定ボルトが前記ガイド孔に摺動自
在に係合して可動補助スリーブの摺動(前記引出し)を
案内すると共に、ナットの螺合締付により、引出された
可動補助スリーブを引出位置に固定することができる。
また請求項2記載の発明によれば、固定ボルトをガイド
孔内端の鉤部に係合させることにより、可動補助スリー
ブを最引出位置に係止することができる。 また請求項3
記載の発明によれば、一対の可動補助スリーブの少なく
とも一方に、安全養生板を着脱自在に取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリーブの一部破断斜視図
【図2】図1の2−2線に沿うスリーブの縦断面図
【図3】本発明の第1実施例における、2本のダクトの
接続過程を示す説明図
【図4】本発明の第1実施例における、2本のダクトの
接続過程を示す説明図
【図5】本発明の第2実施例における、2本のダクトの
接続過程を示す説明図
【図6】本発明の第2実施例における、2本のダクトの
接続過程を示す説明図
【図7】従来のスリーブによる2本のダクトの接続状態
を示す断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・スリーブ本体 2・・・・・・・可動補助スリーブ 21 ・・・・・・ガイド孔 3・・・・・・・可動補助スリーブ 31 ・・・・・・ガイド孔 51 ・・・・・・固定ボルト 52 ・・・・・・固定ボルト 10・・・・・・安全養生板 D1 ・・・・・・ダクト(スパイラルダクト) D2 ・・・・・・ダクト(スパイラルダクト) D1 ′・・・・・ダクト(スパイラルダクト) D2 ′・・・・・ダクト(スパイラルダクト) F・・・・・・・躯体壁(コンクリート躯体壁) F′・・・・・・躯体壁(コンクリート躯体壁) L・・・・・・・案内固定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−81290(JP,A) 実開 昭58−168642(JP,U) 特公 平6−84682(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 5/00 E04G 15/06 E04G 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体壁(F;F′)に貫通して
    固着され、その躯体壁(F;F′)を隔てて配設される
    2本のダクト(D1 ,D2 ;D1 ′D2 ′)を連通接続
    するための建築用スリーブであって、 前記躯体壁(F;F′)に貫通固着されるスリーブ本体
    (1)と、該スリーブ本体(1)の開口両端部に引出・
    格納可能に嵌挿される、一対の可動補助スリーブ(2,
    3)とよりなり、 前記スリーブ本体(1)と、一対の可動補助スリーブ
    (2,3)間には、該可動補助スリーブ(2,3)の引
    出しを案内すると共にそれを引出位置に固定する案内固
    定手段(L)が設けられ、 引出された一対の可動補助スリーブ(2,3)には、2
    本のダクト(D1 ,D2 ;D1 ′D2 ′)がそれぞれ連
    通接続され、前記案内固定手段(L)は、スリーブ本体(1)の両端
    部に周方向に間隔をあけて取付けられる複数の固定ボル
    ト(5 1 ,5 2 )と、前記一対の可動補助スリーブ
    (2,3)に周方向に間隔をあけて軸方向に沿って穿設
    される複数のガイド孔(2 1 ,3 1 )とよりなり、 前記固定ボルト(5 1 ,5 2 )は、前記ガイド孔
    (2 1 ,3 1 )に摺動自在に係合して可動補助スリーブ
    (2,3)の摺動を案内するとともにナット(6)の螺
    合締付により、可動補助スリーブ(2,3)を固定する
    ことを特徴とする、建築用スリーブ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド孔(2 1 ,3 1 )は内端に鉤
    部を有していることを特徴とする、前記請求項1記載の
    建築用スリーブ。
  3. 【請求項3】 前記一対の可動補助スリーブ(2,3)
    の少なくとも一方には、安全養生板(10)が着脱自在
    に取付けられることを特徴とする前記請求項1記載の建
    築用スリーブ。
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