JP2781828B2 - 軽量盛土工法 - Google Patents

軽量盛土工法

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健吉 丸山
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、軟弱地盤上への盛土、造成地の盛土、擁壁
等の土構造物に適用する盛土に関する。
〔従来技術〕
従来、前述の盛土に関する技術としては、(1)単
に、土、砂、砂利等よりなる盛土工法、(2)発泡体、
例えば発泡ポリスチレン製のブロックを多数積層した構
造層を内部に敷設して行う盛土工法、(3)軟弱地盤の
表面にシート状物を敷設し、その上に発泡プラスチック
材を設け、さらにその上に砂をまき出し、全体をさらに
シート状物で覆う工法、(4)金属製型枠内にウレタン
を現場で注入し、発泡成形させ、これを使用して盛土す
る工法など種々の工法が採用されている。
ところが(1)の工法においては、材料の密度が高い
ため土圧が大きくなり、圧密沈下を生じ、かつ盛土下部
に滑り現象が生じたりするという問題点があり、(2)
の工法においては、ブロック同志、あるいはブロック構
造層と下位地盤等の間に一体性がなく、大きな上載荷重
が作用したときにブロックのずれによる沈下を生じたり
するおそれがあるほか、水平力に対する抵抗力が極めて
弱いという問題点がある。(3)の工法においても、シ
ート状物と下位地盤および上部砂との間に一体性がな
く、発泡体としてウレタンを注入する場合には、さらに
シートの浮き上り現象が発生する。また、(4)の工法
においては、型枠内に注入するため、型枠の敷設、取り
はずしに手間を要するうえ、盛土断面が不均一で複雑な
場合には、対応することができなくなるという問題点が
あった。
〔目的〕
本発明は、これらの問題点を解消し、発泡プラスチッ
ク層と地盤との間の一体性を高めた軽量盛土工法を提供
する点にある。
〔構成〕
本発明は、下位および/または側面の地盤面にあらか
じめポリウレタン塗膜層を形成し、その上部および/ま
たは側面にポリウレタン発泡層を形成することを特徴と
する軽量盛土工法に関する。
ポリウレタン塗膜層を形成するための成分としては、
塗料用グレードや床防水用グレードのポリウレタン系塗
工材を地盤面にスプレーなどの手段で塗工することによ
り塗膜層を形成することができる。とくに、1液式湿気
硬化型ウレタンプライマーの使用が好ましい。
ポリウレタン発泡層の形成は通常の現場発泡用ポリウ
レタン形成成分を使用する。一般に硬質ポリウレタン形
成成分の使用が好ましい。
ポリウレタン発泡層の上部構造を形成する方法として
は、一般に、 (1)鉄筋コンクリート床板を使用する方法、 (2)土を敷き、その上に歩道用舗装を行う方法、 (3)鉄板を床板とする方法 などがある。
〔実施例〕
実施例1 私道について、第1図のように軽量盛土工法を採用し
た。
私道を第1図に示すように掘り、道路中央部には砂2
を入れた後、舟底形に掘った地盤1上にポリウレタン塗
膜層3を商品名プライアデックT−117(硬化型ウレタ
ンプライマー)を用いて形成した。
プライアデックT−117の性状と性能は下記の表−1
および表−2に示すとおりである。
なお、プライアデックT−117(商品名)のかわりに
アデカボンタイターHUX−232(無黄変タイプで低粘度の
安定なコロイド分散型水系ウレタン樹脂の商品名)を使
用することができる。
ウレタン盛土4に用いた発泡ウレタン(独立気泡)は
(株)イノアックコーポレーション製のHM−6161または
HM−6166である。その物性は表−3に示すとおりであ
る。
このようにして形成されたポリウレタン発泡体盛土4
の上にコンクリート床板5、砕石6、およびアスファル
ト層7を施工した。
実施例2 第2図に示すような傾斜面に、前述の硬化型ウレタン
プライマーであるプライアデックT−17をスプレー塗工
し、コンクリート板で擁壁を設工した後、その空隙に表
−3に示す発泡ウレタンを注入成形した。最後にポリウ
レタン発泡体の上であって、擁壁と傾斜面との間にコン
クリート床板をかけ渡し、その上に土を敷設し、芝を張
って傾面の補強工事を完成した。
なお、ポリウレタン発泡層は通水性がないので、傾斜
面11に沿って流れる雨水を排水するため、傾斜面11に向
かって2m位の間隔で傾斜面に沿って排水通路を付設す
る。排水通路は通常ヘチマネットと呼ばれる排水設備を
使用する。ヘチマネットは、連続気泡ポリウレタンをシ
ートで巻きつけて作った排水設備であり、これを伝って
雨水は下層の砂利層2′にいたり、ここから排水パイプ
8により排水される。一方、擁壁は擁壁用支柱12により
支えられており、支柱12はアンカー9により傾斜面11と
連結して補強されている。
〔効果〕
本発明は、ポリウレタン塗膜層を用いることにより (i) 地盤との密着性を高めるとともに、発泡ポリウ
レタン盛土層との密着性を強固なものとした。
(ii) 防水性がいちじるしく向上した。
(iii) 常温速硬化性であるため作業能率が向上し
た。
また発泡層としてポリウレタン発泡体を使用したの
で、 (iv) 地盤面に形成されたポリウレタン塗膜層との接
着性、密着性がいちじるしく向上した。
(v) 現場発泡を行うことができるので運搬費の節減
のほか、作業性、工期の短縮をはかることができた。
(vi) 路面の凍結防止ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1の私道の施工例を示す断面図であ
り、第2図は急傾斜地の盛土工法の施工断面図を示す。 1……地盤、2……砂 2′……砂、3……ポリウレタン塗膜層 4……ウレタン発泡体盛土 5……コンクリート床板 6……砕石、7……アスファルト層 8……排水パイプ、9……アンカー 10……芝土、11……傾斜面 12……擁壁用支柱
フロントページの続き (72)発明者 上村 忠 東京都中央区日本橋本町3丁目6番2号 伊藤忠建材株式会社内 審査官 鈴木 憲子 (56)参考文献 特開 平2−11844(JP,A) 特開 平2−120415(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 17/18 E02D 3/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下位および/または側面の地盤面にあらか
    じめポリウレタン塗膜層を形成し、その上部および/ま
    たは側面にポリウレタン発泡層を形成することを特徴と
    する軽量盛土工法。
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