JP2781741B2 - 半導体基板の熱処理装置 - Google Patents

半導体基板の熱処理装置

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JP2781741B2
JP2781741B2 JP7124891A JP12489195A JP2781741B2 JP 2781741 B2 JP2781741 B2 JP 2781741B2 JP 7124891 A JP7124891 A JP 7124891A JP 12489195 A JP12489195 A JP 12489195A JP 2781741 B2 JP2781741 B2 JP 2781741B2
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義寛 富永
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九州日本電気株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基板の熱処理装置
に係わり、特に半導体基板を処理するために炉芯管内に
種々のガスを導入するガス導入管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱処理装置を図2に示す。同図、
(A)は縦断面図、(B)は(A)の一点鎖線Bで示し
た部分から矢印の方向を視た横断面図、(C)は(A)
の一点鎖線Cで示した部分から矢印の方向を視たガス導
入管の正面図である。
【0003】炉芯管内部を保温する保温筒8と、保温筒
8上に載置され多数の半導体基板(半導体ウエハ)4を
一定の間隔をあけて支持した支持台3とが昇降機7によ
り、ガス導入管12を導入した炉芯管12の内部に搬送
される。また支持台3を回転させるモーター9が設けら
れ、内部の半導体基板を含む炉芯管12は均熱管5を介
してヒータ6により所定の温度に加熱される。
【0004】半導体基板4を支持した支持台3を炉芯管
1内へ搬送した後、モーター9により支持台3を回転さ
せながらガス導入管2よりその処理に必要な種々のガス
を導入して、上記所定の温度に維持された半導体基板4
が処理される。
【0005】ガス導入管2は導入側12Aから半導体基
板4の配列に沿って上方向に延在し、上端がU字型の屈
曲部となって折れ曲り、そこから半導体基板4の配列に
沿って下方向に延在して下端が先端となっている。
【0006】従来技術のガス導入管12では、上端の屈
曲部から下端の先端までの間に多数の叶出孔10を設
け、そこから配列する半導体基板4に向ってガスを叶出
させる構造となっていた。
【0007】図2は縦型熱処理装置の従来技術である
が、次に特開平4−337629号公報に開示されてあ
る横型熱処理装置の従来技術を図3を参照して説明す
る。
【0008】炉芯管31が燃焼室37と処理室38に仕
切られ、多数の半導体基板34を支持配列したボート3
3が処理室38内に載置されている。配管39Aおよび
39Bから水素ガスおよび酸素ガスが燃焼室37に導入
されてそこで発生したスチームがスチーム配管(図2の
ガス導入管に相当)32により処理室38に導入され
る。スチーム配管32はその導入側32Aから半導体基
板34の配列に沿って一方向(図で左側から右側)のみ
に延在し、多数の叶出孔40を設けてそこから配列する
半導体基板34に向ってスチーム(ガス)を叶出させ
る。そしてこの叶出孔40は燃焼室37から遠ざかるほ
ど、すなわち図で左側から右側に向かって、大きくした
り、あるいはその数を増すことにより各箇所間のスチー
ムのふき出し量を一定にすることができるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来技術で
は、ガス導入管の屈曲部から先端までの間のみに叶出孔
を有している。ガス導入管の屈曲部から先端に向ってガ
スが流れるようになっており、ガス導入管内のガスは屈
曲側の叶出孔からの叶出による圧力損失を伴ないながら
先端側に流れることになる。したがってこの圧力損失に
より叶出孔からのガスの叶出量が先端にいくにしたがっ
て減少し、結果として配列する半導体基板間に叶出され
るガスの量が不均一になるという問題があった。
【0010】また、図3に示すように、圧力損失に合わ
せてガス導入管の叶出孔の大きさや数を変える従来技術
では、その最適化のために多大の工数を必要とする問題
があった。
【0011】したがって本発明の目的は、ガス導入管の
叶出孔の大きさや数の最適化のための工数を必要としな
いで配列する半導体基板間に均一にガスを叶出すること
ができる半導体基板の熱処理装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、炉芯管
内にガス導入管が設けられ、前記ガス導入管にガスを叶
出する叶出孔が形成されている半導体基板の熱処理装置
において、前記ガス導入管は、屈曲部と前記屈曲部から
前記炉芯管に挿入された部分までの第1の直線形状部と
前記屈曲部から先端までの第2の直線形状部とを有し
炉芯管に挿入された前記部分から導入されたガスが前記
第1の直線形状部を上昇し前記屈曲部を通過して前記第
2の直線形状部を下降する、U字型形状となっており、
かつ前記第1および第2の直線形状部にはたがいに同一
間隔で同一の大きさの叶出孔が配列形成されている半導
体装置の熱処理装置にある。
【0013】
【作用】このように本発明では、ガス導入管がU字形状
となっており、ガス導入管の屈曲部から先端までの間の
第1の直線形状部と、屈曲部からガス導入管が炉芯管に
挿入された部分までの間の第2の直線形状部との両者に
同一間隔で同一の叶出孔が配列形成されているから、各
半導体基板に対応して叶出孔が2箇所に存在し、その2
箇所の圧力損失の和は相殺により各半導体基板間で等し
くなる為、半導体基板間に叶出されるガス量は各半導体
基板間で等しくなる。また第1および第2の直線形状部
で叶出孔の間隔および大きさを同一にして叶出されるガ
ス量が各半導体基板間で等しくなるから、最適化のため
に叶出孔の大きさや数を変える工数が不必要になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の半導体基板の熱
処理装置を示す図であり、同図において(A)は縦断面
図、(B)は(A)の一点鎖線Bで示した部分から矢印
の方向を視た横断面図、(C)は(A)の一点鎖線Cで
示した部分から矢印の方向を視たガス導入管の正面図で
ある。
【0016】図2と同様に、多数の半導体基板(半導体
ウエハ)4を水平にかつ互いに一定の間隔を保って支持
した支持台3が炉芯管1内部を保温する為の保温筒8の
上面に置かれ、昇降機7により炉芯管1内に搬送されて
載置される。内部の半導体基板4を含む炉芯管1が均熱
管5を介してヒータ6により加熱されて所定の一定の温
度に維持され、支持台3がモーター9により回転され、
炉芯管1内に導入されたガス導入管2よりその処理に必
要な種々のガスを導入して、上記所定の温度に維持され
た半導体基板4が処理される。
【0017】本実施例のガス導入管2は、炉芯管1に挿
入された部分である導入側2Aから半導体基板4の配列
に沿って上方向に上端2Bまで延在する第1の直線形状
部2Dと、上端2Bにおいて折れ曲った屈曲部と、そこ
から半導体基板4の配列に沿って下方向に下端2Cの先
端まで延在する第2の直線形状部2Eとから構成されて
全体でU字形状になっている。
【0018】そして導入側2Aと上端2Bとの間のガス
上昇箇所の第1の直線形状部2Dには一定の間隔でかつ
一定の大きさのガス叶出孔10Dが配列形成され、上端
2Bと下端2Cとの間のガス下降箇所である第2の直線
形状部2Eにも、第1の直線形状部2Dにおけるガス叶
出孔10Dの間隔と同じ間隔でかつガス叶出孔10Dと
同じ大きさのガス叶出孔10Eが一定間隔、同一の大き
さで配列形成されている。
【0019】このような構造にすることにより、屈曲部
(上端)2Bから先端(下端)2Cまでの間の第2の直
線形状部2Eでは下端2Cに向って圧力損失が生じる
が、下側の導入側2Aから屈曲部(上端)2Bまでの間
の第1の直線形状部2Dでは上端2Bに向って圧力損失
が生じる。そしてそれぞれの叶出孔10D,10Eは同
一の間隔、同一の大きさであるからこの圧力損失も同じ
割り合いとなる。
【0020】その結果、支持台に支持された半導体基板
のそれぞれに相当する位置の叶出孔は、ガス導入管の屈
曲部から先端までの間と、屈曲部からガス導入管が炉芯
管に挿入された部分までの間の2箇所に存在し、その2
箇所の圧力損失の和は相殺により各半導体基板間で等し
くなる為、半導体基板間に叶出されるガス量は各半導体
基板間で等しくなる。したがって例えば、酸化性のガス
を叶出させる熱処理では、それぞれの半導体基板4に形
成される酸化膜は各半導体基板間で均一の膜厚となる。
【0021】尚、上記実施例では縦型熱処理装置につい
て説明したが、横型熱処理装置でも同様の効果が得られ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、炉芯管内
にU字型のガス導入管を具備し、このガス導入管に、屈
曲部から先端までと屈曲部からガス導入管が炉芯管に挿
入された部分までの間に同一の間隔で同一の大きさ(同
一径)の叶出孔を有するようにしたので、各半導体基板
間に叶出されるガス量が等しくなり、半導体基板の処理
の均一性が向上し、製品の歩留りを向上させることがで
きる。
【0023】また、圧力損失に合わせて均一化のために
ガス導入管の孔の大きさや数を変える必要がない為、最
適化の為の多大な工数を削減できるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体基板の熱処理装置を
示す図であり、(A)は縦断面図、(B)は(A)の一
点鎖線Bで示した部分から矢印の方向を視た横断面図、
(C)は(A)の一点鎖線Cで示した部分から矢印の方
向を視たガス導入管の正面図である。
【図2】従来技術の熱処理装置を示す図であり、(A)
は縦断面図、(B)は(A)の一点鎖線Bで示した部分
から矢印の方向を視た横断面図、(C)は(A)の一点
鎖線Cで示した部分から矢印の方向を視たガス導入管の
正面図である。
【図3】他の従来技術の熱処理装置の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 炉芯管 2 ガス導入管 2A ガス導入管の導入側 2B ガス導入管の屈曲部(上端) 2C ガス導入管の先端(下端) 2D ガス導入管の第1の直線形状部(ガス上昇箇
所) 2E ガス導入管の第2の直線形状部(ガス下降箇
所) 3 支持台 4 半導体基板 5 均熱管 6 ヒータ 7 昇降機 8 保温筒 9 モーター 10,10D,10E 叶出孔 12 ガス導入管 12A ガス導入管の導入側 31 炉芯管 32 スチーム配管(ガス導入管) 32A スチーム配管の導入側 33 ボート 34 半導体基板 37 燃焼室 38 処理室 39A,39B 配管 40 叶出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉芯管内にガス導入管が設けられ、前記
    ガス導入管にガスを叶出する叶出孔が形成されている半
    導体基板の熱処理装置において、前記ガス導入管は、屈
    曲部と前記屈曲部から前記炉芯管に挿入された部分まで
    の第1の直線形状部と前記屈曲部から先端までの第2の
    直線形状部とを有し、炉芯管に挿入された前記部分から
    導入されたガスが前記第1の直線形状部を上昇し前記屈
    曲部を通過して前記第2の直線形状部を下降する、U字
    型形状となっており、かつ前記第1および第2の直線形
    状部にはたがいに同一間隔で同一の大きさの叶出孔が配
    列形成されていることを特徴とする半導体装置の熱処理
    装置。
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JP6113626B2 (ja) * 2013-10-21 2017-04-12 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
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JP6435967B2 (ja) * 2015-03-31 2018-12-12 東京エレクトロン株式会社 縦型熱処理装置
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