JP2781635B2 - コンベアの手摺装置 - Google Patents

コンベアの手摺装置

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JP2781635B2 JP2843290A JP2843290A JP2781635B2 JP 2781635 B2 JP2781635 B2 JP 2781635B2 JP 2843290 A JP2843290 A JP 2843290A JP 2843290 A JP2843290 A JP 2843290A JP 2781635 B2 JP2781635 B2 JP 2781635B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として、直線と曲線とが組合わせられ、
上下方向左右方向へ曲る経路に沿って駆動される無端状
のコンベア、すなわち曲り自在コンベアに適用される手
摺装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のエスカレータあるいは動く歩道などのコンベア
は、直線状のものが一般的である。また、少数であるが
螺旋状コンベアも用いられている。第18図は従来の螺旋
状コンベアの外観図、第19図は同コンベアの平面図であ
り、Uはコンベア、Vは手摺を示す。従来のコンベアに
おいてその経路の曲率は一定である。すなわち、直線状
コンベア、一定曲率螺旋状コンベアのいずれにおいても
手摺は伸縮せず、一連の手摺は、どの位置でも同一速度
で移動する。螺旋状コンベアでは、左右の手摺の移動速
度は異なるが、一連の手摺において、どの位置でも移動
速度は一定である。
第20図は従来の直線状コンベアの手摺装置の側面図、
あるいは従来の螺旋状コンベアの手摺装置の展開図であ
る。手摺は電動モータや油圧モータ等の動力源によって
歯車やチェーン等の伝達機構を介して駆動される。各手
摺の移動速度はコンベア各々の側端の速度と同期するよ
うに調整されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第17図は本発明の手摺装置を適用しようとする曲り自
在コンベアの外観図である。図において、1は乗降装
置、2はコンベア、3は側壁、4は手摺である。この曲
り自在コンベアは直線部と曲線部を組合せて作られた経
路上において、無端状に連結されたステップの踏面を常
時上面に露出して循環駆動されるコンベアである。この
ような曲率の変わる経路に沿って進む曲り自在コンベア
においては、第20図に示すような通常の手摺装置を適用
することはできない。
曲り自在コンベアにおいては、経路に沿って曲率,速
度の変化があるので、これに用いる手摺装置には次の課
題が生じる。
(1) 曲り部の内側と外側では手摺の移動速度が異な
る。また、同じ側でも曲率が変わる毎に、手摺の移動速
度を変える必要がある。
(2) 曲率が変わると部分的に手摺の長さが変化する
ので、長さの変化を吸収する機構が必要である。
(3) コンベアの側方に設けられる乗降部では手摺が
乗降を阻害しないことが必要である。
本発明は上記課題を考慮して曲り自在コンベアに適用
可能な手摺装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記課題を解決したものであって、以下のよ
うなコンベアの手摺装置に関するものである。
(1) 曲線部を含む経路に沿って駆動されるコンベア
において;同コンベアの側方で同コンベアに沿って移動
可能に設けられた可撓性と伸縮性とを有する手摺と、同
手摺に沿って設けられ同手摺と共に移動し同手摺を伸縮
させる伸縮機構とからなる手摺構造体;および同手摺構
造体を前記コンベアと同期して駆動する駆動装置を具備
したことを特徴とするコンベアの手摺装置。
(2) 曲線部を含む経路に沿って駆動されるコンベア
において;同コンベアの側方に設けられその前後端にく
し歯状部分を有しそのくし歯状部分を前後方向に摺動可
能に噛み合せて隣り合うものが互に連ねられている複数
個の可撓性材料からなる手摺ブロックと、同手摺ブロッ
クの下方において上節合軸と下節合軸とによって連結さ
れジグザグ状に形成されたリンク機構と、同リンク機構
の隣り合う上節合軸間に設けられその間隔を制限する機
構と、前記上下の各節合軸に装着された上下各複数個の
ローラとを備え、前記上節合軸を前記各手摺ブロックに
連結して上記の各部分を一体として無端状に構成された
手摺構造体;同手摺構造体の上下の各ローラを案内する
上下の案内レール;および同手摺構造体を前記コンベア
と同期して駆動する駆動装置を具備したことを特徴とす
るコンベアの手摺装置。
(3) コンベアの側方に設けられた乗降踏板の下方へ
手摺構造体を引き下げる手摺潜行ガイドと手摺緊張装置
とを備えたことを特徴とする上記(1)または(2)の
コンベアの手摺装置。
〔作用〕
(1) 本発明の手摺は可撓性と伸縮性とを有している
ので、コンベアの進行方向の変化に対応することができ
る。
曲り部や曲率変更部における手摺の増速・減速は手摺
を伸長・収縮させることによって行われる。この手摺の
伸縮は伸縮機構によって行われる。
手摺と伸縮機構とからなる手摺構造体は、コンベアと
同期して駆動装置によって駆動される。
(2) 本発明の手摺構造体においては,ジグザグ状の
一連のリンク機構の上下の節合軸に設けられたローラを
案内する案内レールのレール面の間隔を調節して手摺を
伸縮させる。手摺は手摺ブロックのくし歯状部分の摺動
によって全体として伸縮する。手摺を伸ばす上下のレー
ル面間隔を狭め、手摺を縮める時にはレール面間隔を広
げることによって、手摺の伸縮が行われ、これに伴って
手摺の移動速度が変る。
(3) コンベアの側方と乗降部では、手摺を手摺潜行
ガイドと手摺緊張装置との作用によって、手摺に緊張を
与えながら手摺を乗降踏板の下方へ引き下げる。この
際、手摺が手摺ブロックを連ねて構成されている場合
は、リンクの上節合軸間が一定の長さ以上に伸びないよ
うに、その間隔を制限する機構が設けてあるので、手摺
ブロックの連続性が保たれ、したがって手摺に緊張を与
えながら下方へ引き下げることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の手摺装置の第1実施例の平面図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
断面図である。第1図及び第2図において、2はコンベ
ア、3は側壁、4は可撓性と伸縮性を有する手摺、5は
コンベアを移動させる動力源の電動機、6は電動機5に
直結された減速機、7は減速機の出力軸に取付けらたス
プロケット、8は主軸、9は主軸8に取付けられたスプ
ロケット、10はスプロケット7からスプロケット9に動
力を伝えるチェーン、11はコンベア2を駆動するために
主軸8に取付けられたスプロケット、12は主軸8の両端
にそれぞれ取付けられたプーリーである。プーリー12か
ら手摺4に至る以下に述べる機構の各部分は、対称な形
のものが一対となって、コンベア2の両側に設けられて
いるので、以下の説明では、対応する一対のものには同
一符号を付して、両側にあることをいちいちことわるこ
となく説明を行う。13はベルト、14はプーリーであり、
プーリー14はプーリー12よりベルト13を介して動力を受
ける。15は軸であり、16はプーリーである。第3図にお
いて、17は手摺ドライブベルト、17Xは手摺ドライブベ
ルト17の凸形部、18は手摺ドライブベルト17を受けるた
めのアイドルプーリー、19は手摺トライブベルトを張る
ためのベルトテンション機構、20は案内ローラである。
以上述べた動力源の電動機5から、凸形部17Xを有する
手摺ドライブベルト17に至る、動力の発生と伝達を行う
部分が駆動装置である。
第4図は上記実施例において駆動装置の上方に近接し
て設けられる手摺構造体の平面図、第5図は第4図のC
−C断面矢視図、第6図は第4図のD−D断面図を示
す。手摺構造体は可撓性と伸縮性を有する手摺と、その
手摺を伸縮させる伸縮機構とが一体となったものであ
る。第4図〜第6図において、25はアッパーローラ、26
はロアーローラ、27はアッパーローラ25とロアーローラ
26とを連結するリンク、25Aおよび26Aは連結ピン、28は
アッパーローラ25とロアーローラ26とを案内する手摺案
内レール、29はホルダー、4は波形をした可撓性と伸縮
性とを有する手摺で、ホルダー29と手摺4は第6図に示
すように結合されている。また、第6図の26Xは、ピン2
6Aの先端に取付けられているフックで、第5図に示すよ
うに手摺構造体を動かすために、手摺ドライブベルトの
凸形部17Xで押される部分である。
以上の構造を有する本実施例の手摺装置においては、
第2図,第3図に示すように、電動機5の動力は、まず
減速機6を介してスプロケット7に伝えられる。スプロ
ケット7の回転はチェーン10を介してスプロケット9に
伝えられ、主軸8を回転させる。主軸8にはプーリー12
が取付けられており、プーリー12の回転は、ベルト13を
介してプーリー14に伝えられる。プーリー14に伝えられ
た動力は軸15によりプーリー16に伝えられる。プーリー
16の回転により手摺ドライブベルト17はアイドルプーリ
ー18及び複数の案内ローラ20に案内されて周回する。手
摺ドライブベルト17の周回に伴ない手摺ドライブベルト
の凸形部17Xが、第6図に示すようにピン26Aの先端のフ
ック26Xを駆動し、第4図〜第6図に示す手摺構造体を
移動させる。
上記の第4図〜第6図に示す手摺構造体は曲線経路を
含むコンベアの直線部又は曲り部のいずれにも用いるこ
とができるが、第17図に示すようなコンベアでは、手摺
の移動速度は、コンベアが直線から曲線に移る時、曲線
から直線に移る時、及び曲線の曲率半径が変化する時に
変化する。そのため本実施例の手摺構造体では以下の作
用によって、手摺の移動速度の変化を可能にしている。
すなわち、第6図に示す手摺案内レール28の上下のレー
ル面の間隔hを変化させることにより第5図に示す隣り
合うアッパーローラ25間の距離lの長さが変化し、手摺
4が伸縮し、これに伴って手摺は局部的に移動速度が変
化するようになっている。
手摺4の移動速度の変化は以下の原理によって実現さ
れる。第5図において、隣り合うアッパーローラ間の距
離をl、リンク27の長さをc、アッパーローラ25及びロ
アーローラ26の直径をdとすれば、ピタゴラスの定理よ
り以下の式が成立する。
従って リンク27の長さc及びアッパーローラ25とロアーローラ
26の径dは一定であるので、式(2)より、hを変化さ
せることにより隣り合うアッパーローラ25間の距離lが
変化しそれに応じて局部的に手摺4が伸縮し、その移動
速度が変化する。
具体的には手摺4の移動速度を遅くすべき場所では、
手摺案内レールの上下レール面間隔hを大にするとアッ
パーローラ間の距離lが短くなるので手摺は遅く動く。
又手摺4の移動速度を速くすべき場所では手摺案内レー
ルの上下レール面間隔hを小にするとアッパーローラ間
の距離lが長くなり、手摺は速く動く。この際隣り合う
アッパーローラ25の間は、ホルダー29を介して伸縮性を
有する波形の手摺4で継がれているので、アッパーロー
ラ25間の距離lの変化に伴ない、手摺4は伸縮する。以
上の作用によって手摺の移動速度の変化が実現される。
第7図は本発明の手摺装置の第2実施例の平面図、第
8図は上記実施例の側面図(一部に第7図のE−E断面
を示す)、第9図は第8図のF−F断面図、第10図は第
8図のG−G断面図、第11図は第8図のH−H断面図で
ある。これらの図において、102は弾性材よりなり、両
端部にくし歯状部分を有する可撓性材料からなる手摺ブ
ロックである。この手摺ブロック102はその両端部のく
し歯状部分において、隣接する手摺ブロック同士が互に
前後方向に摺動可能に噛み合せられて一連の手摺の主要
部を形成し、全体として伸縮可能となっている。103は
上記の噛合部に乗客が触れて危険が生じることを防ぐた
めの、可撓性材料からなるカバーである。図において、
符号102,103に符号(a)〜(c)が付してあるのは、
後の説明の都合上、各部材を区別するためのものであ
る。カバー103(a)は、手摺ブロック102(a)に固定
されている。同様にカバー103(b),103(c)は、そ
れぞれ手摺ブロック102(b),102(c)に固定されて
いる。104は手摺ブロック102に取付けられたプレート、
105はプレート104に取付けられたブラケットであり、ブ
ラケット105はコンベアの進行方向に長く、その端部に
長穴105Xを有している。106はブラケット105を貫通し、
後述のリンクの上節合軸となる軸、107はストッパーリ
ンク、108はアッパーローラ、110はリンクである。スト
ッパーリンク107、一対のリンク110、隣接する他の一対
のリンク110、および一対のアッパーローラ108は、前記
の軸106によってブラケットに、それぞれ回動または回
動可能に連結され上記各リンクの上節合部を形成してい
る。ストッパーリンク107の端部にはピン107Aが設けら
れ、隣接するブラケット105の長穴105Xに挿入されてい
る。111は後述のリンクの下節合軸となる軸、112はロア
ーローラ、113はスペーサである。一対のリンク110の下
端、隣接する他の一対のリンク110の下端、および一対
のロアーローラ112はスペーサ113を介して、軸111によ
って、それぞれ回動または回転可能に連結され上記各リ
ンクの下節合部を形成している。リンク110はその両端
で、隣接するそれぞれ他のリンク110と、軸106および軸
111によって連結され、第8図に示すようにジグザグ状
に連って全体としてリンク機構を形成している。以上の
各部によってエンドレスな手摺構造体が形成されてい
る。109はアッパーローラ108をその上面のレール面で転
動させて案内するアッパーガイドレール、114はロアー
ローラ112をその下面のレール面で転動させて案内する
ロアーガイドレールである。
第12図は上記実施例の手摺駆動部の側面図である。図
において、115は手摺ドライブベルト、116はドライブプ
ーリである。このドライブプーリはコンベア本体を駆動
する駆動源から、チェーン,歯車,あるいはベルト等の
伝達機構を介して動力を受け、コンベア本体と同期して
手摺ドライブベルトを駆動するものである。117は手摺
ドライブベルト115を支持するアイドルプーリ、118は同
アイルドプーリ117に連結され、手摺ドライブベルトを
緊張させるベルトテンション機構、119は手摺ドライブ
ベルト115を案内する案内ローラである。115Xは手摺ド
ライブベルト115に設けられた凸形部であり、軸111には
め込まれているスペーサ113を押して、手摺構造体を駆
動するためのものである。
第13図は、上記実施例のコンベアの乗降部における手
摺潜行装置の側面図、第14図は第13図のJ−J断面図で
ある。これらの図において、120は乗降踏板、121は乗降
踏板120の下方に設けられた手摺潜行ガイド、122は手摺
潜行ガイドの前後端にそれぞれ設けられている手摺緊張
装置で、手摺潜行ガイド121に、それを下方に引き下げ
る力を加え、手摺構造体を緊張させるものである。101
は移動しているコンベアの踏板である。第15図は第13図
のK部の拡大図であり、第16図は第15図のL−L断面図
である。いずれも手摺潜行時の手摺構造体の形状を示し
たものである。第15図,第16図において、109Aは、アッ
パーローラをその上側で案内するアッパーガイドレール
である。
以上述べた構成を有する手摺装置の作用について述べ
る。まず、手摺装置の駆動は次のようにして行われる。
第12図において、図示していないコンベア本体の動力源
から動力を得てドライブプーリー116が回転すると、手
摺ドライブベルト115が駆動され、同ベルトの凸形部115
Xがロアーローラの軸111に嵌装されているスペーサ113
を引掛け、手摺構造体を駆動する。したがって、手摺構
造体はコンベア本体と同期して駆動される。この手摺駆
動装置はコンベアの直線部または一定曲率部に設けら
れ、ドライブプーリー116は、所定の一定回転数で回転
するようになっている。
コンベアの曲り部における手摺の伸縮、すなわち移動
速度の調節は次のようにして行われる。第8図におい
て、アッパーガイドレール109とロアーガイドレール114
のそれぞれのレール面の間隔hを変化させる事によっ
て、隣り合うアッパーローラ108間の距離lが変化し、
隣り合う手摺ブロック102のくし歯状部分が噛み合い深
さが変り、その部分で手摺構造体が伸縮し、手摺が移動
中であれば、その移動速度が変る。第8図において、ア
ッパーガイドレール109とロアーガイドレール114のそれ
ぞれのレール面の間隔をh.隣り合うアッパーローラ108
の距離をl、リンク110の長さをc、アッパーローラ108
およびロアーローラ112のそれぞれの直径をdとすれ
ば、第1実施例の場合と同様に、ピタゴラスの定理によ
って、 従って となる。リンク110の長さc、およびアッパーローラ108
とロアーローラ112の直径dは一定であるから、式
(4)より、hを変化させることにより、隣り合うアッ
パーローラ間の距離lが変化し、それによって手摺構造
体が伸縮し、移動速度が変る。
具体的には、コンベアが曲る際には曲線の内側の手摺
を縮め、外側の手摺を伸ばす必要があるので、内側のガ
イドレールのレール面間隔hを大きくし、外側のガイド
レールのレール面間隔hを小さくすることにより、コン
ベアと手摺とを同期させることができる。
次に、乗降部における手摺の潜行について述べる。本
実施例の手摺装置を適用しようとするコンベアは、無端
状に連結されたものであるから、乗客の乗降はコンベア
の側方から行われる。したがって乗客の乗降をさまたげ
ないように、手摺は下方に潜行させられる。第13図にお
いて、乗降踏板120の下方に潜行した手摺構造体は、手
摺潜行ガイド121によって案内され、かつ手摺潜行ガイ
ド121は前後一対の手摺緊張装置122によって下方に引張
られ、手摺構造体全体を緊張させる。第15図および第16
図は、手摺潜行ガイド121によって手摺構造体が曲げら
れている状態を示している。この状態では、通常の状態
とは異り、第16図に示すように、アッパーローラ108
は、その下側ではなく、その上側でアッパーガイドレー
ル109Aによって案内されている。この時、ストッパーリ
ング107に設けられているピン107Aは、ブラケット105の
長穴105Xの端に当り、手摺ブロック102の間隔は一定に
保たれ、リンクの手摺伸縮吸収機能はなくなる。この作
用によって、手摺潜行ガイドの部分では、手摺構造体は
伸縮することなく帯状となって移動するので、一対の手
摺緊張装置122によって緊張させることができる。なお
第13図に示した手摺潜行装置は、第1実施例の手摺装置
にも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明のコンベアの手摺装置は、コンベアの側方でコ
ンベアに沿って移動可能に設けられた可撓性と伸縮性と
を有する手摺と、同手摺に沿って設けられ同手摺と共に
移動し同手摺を伸縮させる伸縮機構とからなる手摺構造
体を、前記コンベアと同期して駆動するようになってい
るので、曲線を含む経路に沿って駆動されるコンベアに
適用することができ、局部的に手摺の移動速度を変化さ
せる必要がある曲り部や曲率変化部では手摺を伸縮させ
ることによって手摺の速度を変化させつつ全体として手
摺をコンベアと同期して動かすことができる。また乗降
部においては手摺を乗降踏板の下方へ潜行させるように
なっているので、乗客の乗降を阻害することなく運転す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の平面図、第2図は第1図
のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4
図は上記実施例の手摺構造体の平面図、第5図は第4図
のC−C断面矢視図、第6図は第4図のD−D断面図、
第7図は本発明の第2実施例の平面図、第8図は上記実
施例の側面図(一部第7図のE−E断面を含む)、第9
図は第8図のF−F断面図、第10図は第8図のG−G断
面図、第11図は第8図のH−H断面図、第12図は上記実
施例の手摺駆動部の側面図、第13図は上記実施例の手摺
潜行装置の側面図、第14図は第13図のJ−J断面図、第
15図は第13図のK部の拡大図、第16図は第15図のL−L
断面図、第17図は本発明の手摺装置を適用しようとする
コンベアの斜視図、第18図は従来の螺旋状コンベアの外
観図、第19図は同コンベアの平面図、第20図は従来のコ
ンベアの手摺装置の側面図あるいは展開図である。 1……乗降装置、2……コンベア、3……側壁、 4……手摺、5……電動機、6……減速機、 7……スプロケット、8……主軸、 9……スプロケット、10……チェーン、 11……スプロケット、12……プーリー、 13……ベルト、14……プーリー、 15……軸、16……プーリー、 17……手摺ドライブベルト、 17X……手摺ドライブベルトの凸形部、 18……アイドルプーリー、 19……ベルトテンション機構、 20……案内ローラ、25……アッパーローラ、 25A……連結ピン、26……ロアーローラ、 26A……連結ピン、26X……フック、 27……リンク、28……手摺案内レール、 29……ホルダー、101……コンベアの踏板、 102……手摺ブロック、103……カバー、 104……プレート、105……ブラケット、 105X……ブラケットの長穴、106……軸 107……ストッパーリンク、 107A……ストッパーリンクのピン、 108……アッパーローラ、 109……アッパーガイドレール、 110……リンク、111……軸、 112……ロアーローラ、113……スペーサ、 114……ロアーガイドレール、 115……手摺ドライブベルト、 115X……手摺ドライブベルトの凸形部、 116……ドライブプーリー、 117……アイドルプーリー、 118……ベルトテンション機構、 119……案内ローラ、120……乗降踏板、 121……手摺潜行ガイド、 122……手摺緊張装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−212579(JP,A) 特公 昭48−3199(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 21/00 - 23/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲線部を含む経路に沿って駆動されるコン
    ベアにおいて;同コンベアの側方で同コンベアに沿って
    移動可能に設けられた可撓性と伸縮性とを有する手摺
    と、同手摺に沿って設けられ同手摺と共に移動し同手摺
    を伸縮させる伸縮機構とからなる手摺構造体;および同
    手摺構造体を前記コンベアと同期して駆動する駆動装置
    を具備したことを特徴とするコンベアの手摺装置。
  2. 【請求項2】曲線部を含む経路に沿って駆動されるコン
    ベアにおいて、;同コンベアの側方に設けられその前後
    端にくし歯状部分を有しそのくし歯状部分を前後方向に
    摺動可能に噛み合せて隣り合うものが互に連ねられてい
    る複数個の可撓性材料からなる手摺ブロックと、同手摺
    ブロックの下方において上節合軸と下節合軸とによって
    連結されジグザグ状に形成されたリンク機構と、同リン
    ク機構の隣り合う上節合軸間に設けられその間隔を制限
    する機構と、前記上下の各節合軸に装着された上下複数
    個のローラとを備え、前記各上節合軸を前記各手摺ブロ
    ックに連結して上記の各部分を一体として無端状に構成
    された手摺構造体;同手摺構造体の上下の各ローラを案
    内する上下の案内レール;および同手摺構造体を前記コ
    ンベアと同期して駆動する駆動装置を具備したことを特
    徴とするコンベアの手摺装置。
  3. 【請求項3】コンベアの側方に設けられた乗降踏板の下
    方へ手摺構造体を引き下げる手摺潜行ガイドと手摺緊張
    装置とを備えたことを特徴とする請求項(1)または
    (2)のコンベアの手摺装置。
JP2843290A 1989-02-10 1990-02-09 コンベアの手摺装置 Expired - Lifetime JP2781635B2 (ja)

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