JP2780526B2 - 蓄熱制御装置 - Google Patents
蓄熱制御装置Info
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- JP2780526B2 JP2780526B2 JP3198109A JP19810991A JP2780526B2 JP 2780526 B2 JP2780526 B2 JP 2780526B2 JP 3198109 A JP3198109 A JP 3198109A JP 19810991 A JP19810991 A JP 19810991A JP 2780526 B2 JP2780526 B2 JP 2780526B2
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
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- Feedback Control In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調装置が接続され
た蓄熱装置の蓄熱制御を自動的に行う蓄熱制御装置に関
する。
た蓄熱装置の蓄熱制御を自動的に行う蓄熱制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築の規模や用途などに応じて種々の方
式の空調設備が備えられているが、一般に、空調設備の
主要部は熱源設備と併設されていて、熱源設備には通常
蓄熱装置が備えられている。この蓄熱装置は深夜電力料
金の適用時間内に蓄熱を行い、そのエネルギを昼間に空
調に利用するために主に利用されている。
式の空調設備が備えられているが、一般に、空調設備の
主要部は熱源設備と併設されていて、熱源設備には通常
蓄熱装置が備えられている。この蓄熱装置は深夜電力料
金の適用時間内に蓄熱を行い、そのエネルギを昼間に空
調に利用するために主に利用されている。
【0003】前記蓄熱槽に対する蓄熱量は、翌日1日分
の負荷熱量と等しければよく、その条件で電力使用効率
が最高となり、電力料金も最も節約できることになる。
の負荷熱量と等しければよく、その条件で電力使用効率
が最高となり、電力料金も最も節約できることになる。
【0004】そこで、従来は蓄熱槽に対する最適な蓄熱
量を求めるために、本日分の負荷熱量の実績または前日
までの負荷熱量の実績から翌日の負荷熱量を予測してい
る。
量を求めるために、本日分の負荷熱量の実績または前日
までの負荷熱量の実績から翌日の負荷熱量を予測してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には前
日または前日までの負荷熱量の実績だけでは、翌日の負
荷熱量を正確に予測することは困難であった。発明者の
測定によれば、前日に求めた翌日の負荷熱量の予測値と
翌日の実際の負荷熱量の値との誤差は、予測のための基
本データを測定した前日の天候が平年の平均的な天候か
ら異なるほど、大きくなることが明らかとなった。
日または前日までの負荷熱量の実績だけでは、翌日の負
荷熱量を正確に予測することは困難であった。発明者の
測定によれば、前日に求めた翌日の負荷熱量の予測値と
翌日の実際の負荷熱量の値との誤差は、予測のための基
本データを測定した前日の天候が平年の平均的な天候か
ら異なるほど、大きくなることが明らかとなった。
【0006】この発明の目的は、このような実績だけに
よる負荷熱量の予測誤差を低減して、常に効率のよい蓄
熱を行えるようにした蓄熱制御装置を提供することにあ
る。
よる負荷熱量の予測誤差を低減して、常に効率のよい蓄
熱を行えるようにした蓄熱制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の蓄熱制御装置
は、空調装置が接続された蓄熱装置の制御装置であっ
て、本日の負荷熱量を求める手段と、外気エンタルピを
計測する手段と、異なった2つの期間における一定日数
単位の平均外気エンタルピの比に補正べき定数kをべき
乗した比率φmを求める手段と、本日の負荷熱量に前記
比率φmを乗じて求めた予測負荷熱量と前日に求めた本
日の予測負荷熱量との一定割合の加重平均により、翌日
の予測負荷熱量を求める手段とを備えてなる。
は、空調装置が接続された蓄熱装置の制御装置であっ
て、本日の負荷熱量を求める手段と、外気エンタルピを
計測する手段と、異なった2つの期間における一定日数
単位の平均外気エンタルピの比に補正べき定数kをべき
乗した比率φmを求める手段と、本日の負荷熱量に前記
比率φmを乗じて求めた予測負荷熱量と前日に求めた本
日の予測負荷熱量との一定割合の加重平均により、翌日
の予測負荷熱量を求める手段とを備えてなる。
【0008】
【作用】この発明の蓄熱制御装置では、外気エンタルピ
が計測されるとともに、異なった2つの期間における一
定日数単位の平均外気エンタルピの比に補正べき定数k
をべき乗した比率φmが求められる。そして、本日の実
際の負荷熱量に上記比率を乗じることによって予測負荷
熱量が求められ、この予測負荷熱量と前日に求めた本日
の予測負荷熱量との一定割合の加重平均によって翌日の
予測負荷熱量が求められる。たとえば本日を基準とし
て、2週間前から1週間分の平均外気エンタルピと、1
週間前から前日までの1週間分の平均外気エンタルピの
比を求めれば、その値自体は急激に変化することがな
く、季節の推移に伴って変化する。したがって、上記比
に補正べき定数kをべき乗した比率を求め、本日の負荷
熱量に乗じれば翌日の予測負荷熱量が求められる。しか
し、たまたま本日の実際の負荷熱量が平均的な値より大
きく変動した場合には、予測誤差は通常大きくなる。そ
こで、本日の実績負荷熱量に上記比率を乗じることによ
って求められる予測負荷熱量と前日に求めた翌日(すな
わち本日)の予測負荷熱量とを一定割合で加重平均すれ
ば、このような短期間の天候の変動による影響を受けな
くなる。すなわち本日の実際の負荷熱量に季節変動によ
る比率を乗じることによって求められる予測負荷熱量に
対して過去の実績負荷熱量と過去の季節変動による比率
とが加味されて平均化され、その際、結果として過去で
あるほど実績負荷熱量と上記比率の重みが小さくなるた
め、仮に本日の実際の負荷熱量が平均的な値より大きく
変動しても、翌日の予測負荷熱量は急激には変動せず、
その推移が適度に平滑化される。これにより短期間の天
候の変動による影響を受けることなく、しかも季節変動
による影響が加味された予測負荷熱量が求められる。ま
た、この構成によれば、短期間の天候の変動に対する応
答性を高めるファクター(本日の実際の負荷熱量に上記
比率を乗じて求められる予測負荷熱量)と短期間の天候
の変動に対する応答性を低くするファクター(前日に求
めた翌日の予測負荷熱量)に対する重みの割合を変える
だけで、数日〜数十日間程度の比較的長期的にみた翌日
の負荷熱量の予測誤差を小さくするための調整が容易に
なる。これによりその予測精度を容易に高められ、最適
な蓄熱制御が行われることになる。
が計測されるとともに、異なった2つの期間における一
定日数単位の平均外気エンタルピの比に補正べき定数k
をべき乗した比率φmが求められる。そして、本日の実
際の負荷熱量に上記比率を乗じることによって予測負荷
熱量が求められ、この予測負荷熱量と前日に求めた本日
の予測負荷熱量との一定割合の加重平均によって翌日の
予測負荷熱量が求められる。たとえば本日を基準とし
て、2週間前から1週間分の平均外気エンタルピと、1
週間前から前日までの1週間分の平均外気エンタルピの
比を求めれば、その値自体は急激に変化することがな
く、季節の推移に伴って変化する。したがって、上記比
に補正べき定数kをべき乗した比率を求め、本日の負荷
熱量に乗じれば翌日の予測負荷熱量が求められる。しか
し、たまたま本日の実際の負荷熱量が平均的な値より大
きく変動した場合には、予測誤差は通常大きくなる。そ
こで、本日の実績負荷熱量に上記比率を乗じることによ
って求められる予測負荷熱量と前日に求めた翌日(すな
わち本日)の予測負荷熱量とを一定割合で加重平均すれ
ば、このような短期間の天候の変動による影響を受けな
くなる。すなわち本日の実際の負荷熱量に季節変動によ
る比率を乗じることによって求められる予測負荷熱量に
対して過去の実績負荷熱量と過去の季節変動による比率
とが加味されて平均化され、その際、結果として過去で
あるほど実績負荷熱量と上記比率の重みが小さくなるた
め、仮に本日の実際の負荷熱量が平均的な値より大きく
変動しても、翌日の予測負荷熱量は急激には変動せず、
その推移が適度に平滑化される。これにより短期間の天
候の変動による影響を受けることなく、しかも季節変動
による影響が加味された予測負荷熱量が求められる。ま
た、この構成によれば、短期間の天候の変動に対する応
答性を高めるファクター(本日の実際の負荷熱量に上記
比率を乗じて求められる予測負荷熱量)と短期間の天候
の変動に対する応答性を低くするファクター(前日に求
めた翌日の予測負荷熱量)に対する重みの割合を変える
だけで、数日〜数十日間程度の比較的長期的にみた翌日
の負荷熱量の予測誤差を小さくするための調整が容易に
なる。これによりその予測精度を容易に高められ、最適
な蓄熱制御が行われることになる。
【0009】
【実施例】この発明の実施例である蓄熱制御装置の構成
をブロック図として図1に示す。
をブロック図として図1に示す。
【0010】図1において、CPU1はROM2にあら
かじめ書き込んだプログラムを実行して後述する蓄熱制
御を行う。RAM3は1日分の平均外気エンタルピ、1
週間単位の平均外気エンタルピの傾き、1日分の負荷熱
量の実績データおよび翌日の予測負荷熱量の記憶などの
各種ワーキングエリアとして用いられる。冷凍機コント
ローラ5は蓄熱槽に接続されている冷凍機を制御する回
路であり、CPU1はインタフェース4を介して冷凍機
コントローラ5を作動させる。温度センサ7は蓄熱槽か
ら流出する冷水の温度(冷水往温度)および蓄熱槽へ戻
ってくる冷水の温度(冷水還温度)を検出する。流量セ
ンサ8は蓄熱槽から流出または流入する冷水の流量を測
定する。CPU1はインタフェース6を介して温度セン
サ7および流量センサ8の測定結果を読み取る。温度セ
ンサ10は外気温を測定する。湿度センサ11は外気の
湿度を測定する。CPU1はインタフェース9を介して
温度センサ10および湿度センサ11の測定結果を読み
取る。時計9は時刻計時を行い、各種データのサンプリ
ングやデータの集計のタイミング制御および蓄熱制御の
開始/終了タイミング制御などに用いる。キースイッチ
14は予測負荷熱量や平均外気エンタルピ比率などを手
動設定する際の入力部として用いる。CPU1はインタ
フェース13を介してキー操作内容を読み取る。VRA
M15は表示用メモリであり、表示制御回路18はこの
VRAM15の内容を一定タイミングで読み出す。ビデ
オ出力回路16は読み出された信号を映像信号に変換し
てCRT17へ出力する。CPU1はVRAM15に対
して各種データを書き込むことによってその表示を行
う。
かじめ書き込んだプログラムを実行して後述する蓄熱制
御を行う。RAM3は1日分の平均外気エンタルピ、1
週間単位の平均外気エンタルピの傾き、1日分の負荷熱
量の実績データおよび翌日の予測負荷熱量の記憶などの
各種ワーキングエリアとして用いられる。冷凍機コント
ローラ5は蓄熱槽に接続されている冷凍機を制御する回
路であり、CPU1はインタフェース4を介して冷凍機
コントローラ5を作動させる。温度センサ7は蓄熱槽か
ら流出する冷水の温度(冷水往温度)および蓄熱槽へ戻
ってくる冷水の温度(冷水還温度)を検出する。流量セ
ンサ8は蓄熱槽から流出または流入する冷水の流量を測
定する。CPU1はインタフェース6を介して温度セン
サ7および流量センサ8の測定結果を読み取る。温度セ
ンサ10は外気温を測定する。湿度センサ11は外気の
湿度を測定する。CPU1はインタフェース9を介して
温度センサ10および湿度センサ11の測定結果を読み
取る。時計9は時刻計時を行い、各種データのサンプリ
ングやデータの集計のタイミング制御および蓄熱制御の
開始/終了タイミング制御などに用いる。キースイッチ
14は予測負荷熱量や平均外気エンタルピ比率などを手
動設定する際の入力部として用いる。CPU1はインタ
フェース13を介してキー操作内容を読み取る。VRA
M15は表示用メモリであり、表示制御回路18はこの
VRAM15の内容を一定タイミングで読み出す。ビデ
オ出力回路16は読み出された信号を映像信号に変換し
てCRT17へ出力する。CPU1はVRAM15に対
して各種データを書き込むことによってその表示を行
う。
【0011】次に、図1に示した蓄熱制御装置の処理手
順をフローチャートとして図2に示す。CPUは、まず
5分間隔で行うべきサンプリングタイミングとなれば、
冷水往温度、冷水還温度および冷水流量をそれぞれ測定
して5分周期の時刻tにおける熱量q(t)[Mcal
/h]を算出する(n1→n2)。この5分ごとのデー
タサンプリングおよび熱量の計算を繰り返し行い、正時
になれば、外気温と外気湿度をそれぞれ計測する(n3
→n4)。そして、1時間単位の時間帯Tにおける外気
エンタルピim(T)を算出する(n5)。続いて、1
時間ごとの時間帯Tにおける負荷熱量Q(T)を次式で
求める(n6)。
順をフローチャートとして図2に示す。CPUは、まず
5分間隔で行うべきサンプリングタイミングとなれば、
冷水往温度、冷水還温度および冷水流量をそれぞれ測定
して5分周期の時刻tにおける熱量q(t)[Mcal
/h]を算出する(n1→n2)。この5分ごとのデー
タサンプリングおよび熱量の計算を繰り返し行い、正時
になれば、外気温と外気湿度をそれぞれ計測する(n3
→n4)。そして、1時間単位の時間帯Tにおける外気
エンタルピim(T)を算出する(n5)。続いて、1
時間ごとの時間帯Tにおける負荷熱量Q(T)を次式で
求める(n6)。
【0012】Q(T)={q(5)+q(10)+q
(15)+q(20)+・・・+q(60)}/12 続いて、時間帯Tにおける本日の負荷熱量Q(T)と前
日に予測した本日の時間帯Tにおける予測負荷熱量Q
n-1 (T)および平均外気エンタルピ比率φmに基づい
て翌日の時間帯Tにおける予測負荷熱量Qn (T)を次
式により算出する(n7)。
(15)+q(20)+・・・+q(60)}/12 続いて、時間帯Tにおける本日の負荷熱量Q(T)と前
日に予測した本日の時間帯Tにおける予測負荷熱量Q
n-1 (T)および平均外気エンタルピ比率φmに基づい
て翌日の時間帯Tにおける予測負荷熱量Qn (T)を次
式により算出する(n7)。
【0013】 Qn(T)=Q(T)*φm*α+Qn−1(T)*(1−α) ここでαはQ(T)*φmとQn−1(T)とを加重平
均する平滑係数であり、0≦α≦1である。
均する平滑係数であり、0≦α≦1である。
【0014】このように、1時間単位の時間帯Tごとに
本日の実績負荷熱量と翌日の予測負荷熱量を求める。以
上のn1〜n7の処理を22時に達するまで繰り返し行
い、1時間単位の時間帯Tにおける負荷熱量Q(T)と
翌日の予測負荷熱量Qn(T)を求める。22時すなわ
ち深夜電力料金制の適用開始時刻になれば、先ず、本日
の平均外気エンタルピIm(D)を算出する。(n8→
n9)。1日の平均外気エンタルピIm(D)は次式で
求める。
本日の実績負荷熱量と翌日の予測負荷熱量を求める。以
上のn1〜n7の処理を22時に達するまで繰り返し行
い、1時間単位の時間帯Tにおける負荷熱量Q(T)と
翌日の予測負荷熱量Qn(T)を求める。22時すなわ
ち深夜電力料金制の適用開始時刻になれば、先ず、本日
の平均外気エンタルピIm(D)を算出する。(n8→
n9)。1日の平均外気エンタルピIm(D)は次式で
求める。
【0015】 Im (D)={im(1)+im(2)+・・・+im(24)}/24 すなわち1時間ごとに計測した外気エンタルピim
(T)を24時間分で平均する。続いて、1週間前から
前日までの1週間分の平均外気エンタルピIm と2週間
前から1週間前までの1週間分の平均外気エンタルピI
m-1を次式により求める(n10)。
(T)を24時間分で平均する。続いて、1週間前から
前日までの1週間分の平均外気エンタルピIm と2週間
前から1週間前までの1週間分の平均外気エンタルピI
m-1を次式により求める(n10)。
【0016】 Im =〔Im (−7)+Im (−6)+・・・+Im (−1)〕/7 Im-1 =〔Im (−14)+Im (−13)+・・・Im (−8)〕/7 すなわち、本日を基準として1週間前から7日間の平均
外気エンタルピの平均値をIm とし、本日を基準として
2週間前から7日間の平均外気エンタルピをIm-1 とし
て求める。その後、平均外気エンタルピ比率φmを次式
により求める(n11)。
外気エンタルピの平均値をIm とし、本日を基準として
2週間前から7日間の平均外気エンタルピをIm-1 とし
て求める。その後、平均外気エンタルピ比率φmを次式
により求める(n11)。
【0017】φm=(Im /Im-1 )k ここでkは補正べき定数であり、0.0≦k≦3.0の
範囲で任意に設定する。この平均外気エンタルピ比率φ
mは、後に正時におけるQn (T)を算出する際に用い
られる。その後、すでに求めた24時間分のQn (T)
に対し係数β(T)で補正した1日分の必要蓄熱量Sを
求める(n12)。ここでβ(T)はATS(オートタ
イムスケジュール)のモード(平日,休日,休日明け,
半日,特殊日)の5つのモードに応じて定められる1時
間単位の補正係数である。以上のようにして必要蓄熱量
Sを算出した後、Sに相当する熱が蓄熱槽に蓄熱される
ように、冷凍機コントローラを作動させる(n13)。
その後は再びn1以降の処理を繰り返し行う。
範囲で任意に設定する。この平均外気エンタルピ比率φ
mは、後に正時におけるQn (T)を算出する際に用い
られる。その後、すでに求めた24時間分のQn (T)
に対し係数β(T)で補正した1日分の必要蓄熱量Sを
求める(n12)。ここでβ(T)はATS(オートタ
イムスケジュール)のモード(平日,休日,休日明け,
半日,特殊日)の5つのモードに応じて定められる1時
間単位の補正係数である。以上のようにして必要蓄熱量
Sを算出した後、Sに相当する熱が蓄熱槽に蓄熱される
ように、冷凍機コントローラを作動させる(n13)。
その後は再びn1以降の処理を繰り返し行う。
【0018】なお、以上に示した実施例は、蓄熱槽に冷
水を蓄熱して、冷房に用いる場合であったが、蓄熱槽に
温水を蓄熱して、暖房に用いる場合にも同様にして適用
することができる。ただし、暖房に用いる場合には、冷
房の場合とは逆に平均外気エンタルピの傾きによる補正
を行う必要があるため、平均外気エンタルピ比率φmは
次式で求める。
水を蓄熱して、冷房に用いる場合であったが、蓄熱槽に
温水を蓄熱して、暖房に用いる場合にも同様にして適用
することができる。ただし、暖房に用いる場合には、冷
房の場合とは逆に平均外気エンタルピの傾きによる補正
を行う必要があるため、平均外気エンタルピ比率φmは
次式で求める。
【0019】φm=(Im-1 /Im )k
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、季節の推移による平
均外気エンタルピの比に補正べき定数kをべき乗した比
率によって翌日の予測負荷熱量が求められ、しかもこの
予測負荷熱量と前日に求めた翌日の予測負荷熱量とを一
定割合で加重平均するようにしたため、このような短期
間の天候の変動による影響を受けなくなる。また、この
構成によれば、短期間の天候の変動に対する応答性を高
めるファクター(本日の実際の負荷熱量に上記比率を乗
じて求められる予測負荷熱量)と短期間の天候の変動に
対する応答性を低くするファクター(前日に求めた翌日
(本日)の予測負荷熱量)に対する重みの割合を変える
だけで、比較的長期的にみた翌日の負荷熱量の予測誤差
を小さくするための調整が容易になる。これにより最適
な蓄熱制御を行えることになり、無駄な電力損失を防止
するとともに電力料金の節約を図ることができる。
均外気エンタルピの比に補正べき定数kをべき乗した比
率によって翌日の予測負荷熱量が求められ、しかもこの
予測負荷熱量と前日に求めた翌日の予測負荷熱量とを一
定割合で加重平均するようにしたため、このような短期
間の天候の変動による影響を受けなくなる。また、この
構成によれば、短期間の天候の変動に対する応答性を高
めるファクター(本日の実際の負荷熱量に上記比率を乗
じて求められる予測負荷熱量)と短期間の天候の変動に
対する応答性を低くするファクター(前日に求めた翌日
(本日)の予測負荷熱量)に対する重みの割合を変える
だけで、比較的長期的にみた翌日の負荷熱量の予測誤差
を小さくするための調整が容易になる。これにより最適
な蓄熱制御を行えることになり、無駄な電力損失を防止
するとともに電力料金の節約を図ることができる。
【図1】この発明の実施例である蓄熱制御装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】蓄熱制御装置の処理手順を表すフローチャート
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 13/00 - 13/04 F24F 11/02 102 F24F 5/00 102
Claims (1)
- 【請求項1】空調装置が接続された蓄熱装置の制御装置
であって、 本日の負荷熱量を求める手段と、 外気エンタルピを計測する手段と、異なった2つの期間における 一定日数単位の平均外気エ
ンタルピの比に補正べき定数kをべき乗した比率φmを
求める手段と、 本日の負荷熱量に前記比率φmを乗じて求めた予測負荷
熱量と前日に求めた本日の予測負荷熱量との一定割合の
加重平均により、翌日の予測負荷熱量を求める手段とを
備えてなる蓄熱制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198109A JP2780526B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 蓄熱制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198109A JP2780526B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 蓄熱制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540506A JPH0540506A (ja) | 1993-02-19 |
JP2780526B2 true JP2780526B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=16385629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3198109A Expired - Fee Related JP2780526B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 蓄熱制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2780526B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100830095B1 (ko) * | 2007-11-12 | 2008-05-20 | 충남대학교산학협력단 | 냉방부하 예측방법 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983246A (ja) * | 1972-12-15 | 1974-08-10 | ||
JPS5195578A (en) * | 1975-02-20 | 1976-08-21 | Kyokyupurosesuno untenhoho | |
JPS5430381A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-06 | Toukiyouto Suido Kyokucho | Demand estimating apparatus |
JPS5532968A (en) * | 1978-08-29 | 1980-03-07 | Komatsu Ltd | Engine control system for construction machine |
JPS57131952A (en) * | 1981-02-05 | 1982-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | Controlling method of air conditioning device |
JPS5930821U (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-25 | レンゴ−株式会社 | 包装箱 |
JPS61289249A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-19 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 蓄熱運転制御方法 |
JPS62134439A (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-17 | Hitachi Ltd | 熱源装置台数制御方式 |
JPS6296703U (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-20 | ||
JP2537784B2 (ja) * | 1985-12-13 | 1996-09-25 | 株式会社日立製作所 | 蓄熱冷暖房装置の運転制御方法 |
JPH03113602A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-15 | Yokogawa Electric Corp | プロセスの将来値予測方法 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3198109A patent/JP2780526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0540506A (ja) | 1993-02-19 |
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