JP2780505B2 - スプレーガンの塗布異状検知方法 - Google Patents

スプレーガンの塗布異状検知方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被塗物を塗装する塗布
用のスプレーガンを検査するための、スプレーガンの塗
布異状検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被塗物に対して塗料を噴射する塗布用の
スプレーガンは、使用時において常に良好な状態を維持
する必要がある。良好な状態を維持するためには、塗布
用のスプレーガンの定期的な検査が必要となる。
【0003】このために使用される装置が、「スプレイ
モニタ装置」として特開昭62-95161号公報に開示されて
いる。この公報の技術は、スプレーガンから噴射された
霧状の液体に交差するように光ビームを照射し、受光レ
ベルが比較基準値よりさらに低くなる時間を計測し、そ
の値が許容値を超えたとき異状と判断するようにしたも
のである。
【0004】この技術によれば、塗布用のスプレーガン
の状態を良好に検知することはできるにしても、塗布状
態を光に置換して検知するための変換装置が必要とな
る。また検査面を線の集合体として捉えているため、全
体面を把握するための複数の検査部および演算装置が必
要となる。
【0005】上記のように検査装置として多くの機材を
必要とするとその設置面積を多く必要とすることにな
り、また操作が煩雑となり、さらに設備のためのコスト
も多くかかることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、先行技術が
有する上記問題点を解決することを目的として成された
ものであり、簡単な構成と容易な操作で塗布用のスプレ
ーガンの状態を知ることができる、スプレーガンの塗布
異状検知方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、被塗物を塗装する塗布用のス
プレーガンと同様規格の検査用のスプレーガンを設け、
該検査用のスプレーガンを前記塗布用のスプレーガンと
対向させて配置し、両スプレーガンから同時に溶剤を散
布させ、この溶剤の干渉部に発生する線の位置、流動の
状態から塗布用スプレーガンの状態を知ることを特徴と
するスプレーガンの塗布異状検知方法を得たものであ
る。
【0008】
【作用】このような構成とすれば、検査用のスプレーガ
ンと塗布用のスプレーガンの両方から噴射される溶剤の
干渉部を監視するのみで、塗布用スプレーガンの異状検
出ができることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明方法を図1を用いて説明する。
1は検査用のスプレーガンであり、2は被検査物となる
塗布用のスプレーガンである。これら両スプレーガン
1,2は、対向する位置と向きに配設されている。両ス
プレーガン1,2は次に説明する全く同一条件の塗布条
件管理装置3,4から空気と溶剤の供給を受けることに
なる。
【0010】塗布条件管理装置3,4には、それぞれ溶
剤槽5,6が設けられており、溶剤槽5の内部には、洗
浄液と水等を混入した検査用安定塗布溶液7が充填され
ており、途中にポンプ8を接続したパイプ9により、こ
の検査用安定塗布溶液7を検査用のスプレーガン1に供
給するようになっている。スプレーガン1にはエアー配
管10も設けられており、図示しないフィルタとポンプを
介して大気が供給されるようになっている。
【0011】以上の配管系統は塗布用のスプレーガン2
側においても全く同様に形成されているが、溶剤槽6の
内部には実際の塗布溶液11が充填されている。この塗布
溶液は途中にポンプ12を接続したパイプ13により、塗布
用のスプレーガン2に導かれるようになっている。塗布
用のスプレーガン2にもエアー配管14が設けられてお
り、図示しないフィルタとポンプを介して大気が供給さ
れるようになっている。
【0012】15は検査用のスプレーガン1が噴射した霧
状体、16は塗布用のスプレーガン2が噴射した霧状体で
ある。これら霧状体15,16は、スプレーガン1,2が対
向して設けられていることによりその先端が衝突し、干
渉部17が発生する。この干渉部17に向けて、撮影した画
像を電流に変換するカメラ(テレビカメラ)18が設置さ
れている。カメラ18の出力側は、画像信号を処理し基準
値と比較して、基準値を許容値上超えたとき警報機を作
動させる作用をするCPU19の入力側に接続されてい
る。
【0013】図2は、このCPU19の接続例を示すブロ
ック図である。この図に示すように、CPU19の入力側
にはカメラ18のほか基準値設定器20が接続されており、
同時に両者からの信号が入力されるようになっている。
CPU19の出力側には警報灯を点灯し、必要に応じて警
報音を発生する警報機21が接続されている。
【0014】本発明によるスプレーガンの塗布異状見地
方法は、このように構成したこの装置を用いて実現する
ことができるが、基本的にはカメラ18およびこのカメラ
18に接続されたCPU19以降のものを使用せず、干渉部
17を目視により観測して実現することもできる。カメラ
18を使用した場合について説明する。両スプレーガン
1,2が同時に噴射を開始すると、検査用のスプレーガ
ン1からは洗浄液と水等を混入した検査用安定塗布溶液
7が噴射され、被検査物である塗布用のスプレーガン2
からは実際の塗布溶液11が噴射される。これら噴射液は
図示するように拡散され衝突して停止することになるの
で、その部分に干渉部17が形成される。
【0015】図1においてa,bはあらかじめ決められ
た基準値であり、その範囲内で、干渉部17の高さ範囲を
示すcは塗布分布を示す干渉部17の分布幅を表し、dは
噴射量(吐出量)を表す。カメラ18はこの値a,bを検
出し、これを電気信号に変換してCPU19に送る。CP
U19はこの信号値のうち、噴射量dを、基準値設定器20
にあらかじめ設定されている基準値と比較し、カメラ18
からの信号値が基準値設定器20からの基準値を超え、し
かもその程度が、許容値を超えているときに出力信号を
発して警報機21を作動させる。警報機21が作動すること
により、塗布用のスプレーガン2の異状が確認されるこ
とになる。
【0016】基準値a,bの範囲内で、噴射量dの値が
大きくなるということは塗布用のスプレーガン2の噴射
する霧状体15の噴射量に位置的なバラツキがあるという
ことである。バラツキのうち霧状体16側に突出している
ものは良いが、霧状体16に対して引込んでいるものは、
塗布用スプレーガン2のノズルづまり、摩耗、腐食等が
考えられる。したがって警報機21が作動したときには、
塗布用スプレーガン2をこの点を中心に点検することに
なる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たスプレーガンの塗布異状検知方法であるから、特別の
検査設備を何ら必要とせず、しかも簡単な操作で塗布用
スプレーガンの異状検知を行なうことができる。容易に
検査できることに関連して、被塗物への塗布前検査によ
り塗布不良品の撲滅と塗布後の膜厚分布検査工程の廃止
ができる。さらにスプレーガン交換のインターバルが延
長できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の系統図である。
【図2】図1に用いる判別回路の回路図である。
【符号の説明】
1 検査用のスプレーガン 2 塗布用のスプレーガン 7 検査用安定塗布溶液 8 ポンプ 11 実際の塗布溶液 12 ポンプ 15 霧状体 16 霧状体 17 干渉部 18 カメラ 19 CPU 20 基準値設定器 21 警報機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/02 - 1/14 B05B 12/00 - 12/14 B05B 15/00 B05B 17/00 - 17/04 B05B 1/00,5/00,7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物を塗装する塗布用のスプレーガン
    と同様規格の検査用のスプレーガンを設け、該検査用の
    スプレーガンを前記塗布用のスプレーガンと対向させて
    配置し、両スプレーガンから同時に溶剤を散布させ、こ
    の溶剤の干渉部に発生する線の位置、流動の状態から塗
    布用スプレーガンの状態を知ることを特徴とするスプレ
    ーガンの塗布異状検知方法。
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