JP2780215B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2780215B2
JP2780215B2 JP4301524A JP30152492A JP2780215B2 JP 2780215 B2 JP2780215 B2 JP 2780215B2 JP 4301524 A JP4301524 A JP 4301524A JP 30152492 A JP30152492 A JP 30152492A JP 2780215 B2 JP2780215 B2 JP 2780215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置には、例えば図7に
示すような構造のものがある。この液晶表示装置は、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、
ポリイミド等の樹脂からなる下側基板1および上側基板
2を備えている。これら基板1、2の相対向する面には
それぞれ表示用電極3、4および配向膜5、6が設けら
れている。両基板1、2はエポキシ樹脂等からなるシー
ル材7を介して貼り合わされ、これによりシール材7の
内側に液晶封入領域が形成され、この液晶封入領域に液
晶8が封入されている。また、両基板1、2間には一定
寸法のガラスや樹脂等の粒子からなるスペーサ9が介在
されている。スペーサ9は、両基板1、2間の間隔を精
度良く一定に保ち、液晶8の表示特性を均一とするため
のものである。
【0003】また、この液晶表示装置では、液晶封入領
域の外側に位置する下側基板1の一端部をシール材7の
外側に位置する上側基板2の一端部から突出させ、そし
て液晶封入領域の外側に位置する下側基板1の一端部上
面のみに外部接続用電極を設けている。すなわち、液晶
封入領域の外側に位置する下側基板1の一端部上面に
は、下側表示用電極3に接続された下側基板外部接続用
電極(図示せず)と、直接にはどことも接続されていな
い上側基板外部接続用電極10とが設けられている。一
方、液晶封入領域の外側に位置する上側基板2の一端部
下面には、上側表示用電極4に接続された接続用電極1
1が設けられている。そして、上側基板外部接続用電極
10と接続用電極11は相対向する状態に配置され、上
側基板外部接続用電極10の上面に印刷によって予め設
けられた銀ペースト等からなる円柱状のクロス材12を
介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示装置では、樹脂製の基板1、2がガ
ラス等からなるハード基板と異なって可撓性を有するの
で、基板1、2が外力を受けて撓んだり変形したりしや
すく、このため次のような問題があった。1つは、両基
板1、2の配向膜5、6間にスペーサ9をただ単に介在
させているだけであるので、基板1、2が外力を受けて
撓んだり変形したりすると、流動性を有する液晶8と共
にスペーサ9が移動し、スペーサ9の分散密度が変化し
て両基板1、2間の間隔が不均一となり、表示品質が損
なわれることがあるという問題があった。もう1つは、
シール材7の外側に配置された銀ペースト等からなるク
ロス材12のITO等からなる上側基板外部接続用電極
10および接続用電極11に対する密着性が悪く、この
ため基板1、2が外力を受けて撓んだり変形したりする
と、例えばクロス材12の上端部が接続用電極11から
剥がれ、接続不良が発生することがあるという問題があ
った。この発明の目的は、外力を受けてもスペーサが移
動せずかつクロス材が剥がれないようにすることのでき
る液晶表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、相対向する
面にそれぞれ表示用電極および配向膜が設けられた樹脂
製の2枚の基板をその間に多数のスペーサを介在させた
状態でシール材により貼り合わせ、該シール材の内部に
おける前記両基板間に液晶を封入し、該液晶の封入領域
の外側における前記両基板の相対向する面に相対向する
状態でそれぞれ設けられた接続用電極をクロス材を介し
て接続した液晶表示装置において、前記すべてのスペー
は、全表面に接着剤被覆され、該接着剤により前記
スペーサを前記両基板の前記配向膜の表面に固着する
とともに、前記シール材に、該シール材によって周囲が
完全に閉塞されたクロス材収容用貫通孔を設け、該クロ
ス材収容用貫通孔に導電ペーストからなるクロス材を収
容したものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、スペーサをその表面に被膜
された接着剤を介して両基板の配向膜の表面に固着する
ことになるので、外力を受けてもスペーサが移動しない
ようにすることができる。また、クロス材の周囲に配置
されたシール材が補強材としての機能を果たすことによ
り、外力を受けてもクロス材が剥がれないようにするこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1(A)はこの発明の一実施例における液
晶表示装置を示したものである。この図において、図7
と同一部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略
する。この液晶表示装置におけるスペーサ9の表面には
熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤9aが当
初全体にわたって被膜されている。そして、後で説明す
るように、両基板1、2の配向膜5、6とそれぞれ対向
する部分における接着剤9aが熱と圧力を加えられて流
動して逃げることにより、これらの部分におけるスペー
サ9が露出して両基板1、2の配向膜5、6の表面に接
触させられ、この後流動して逃げた接着剤9aが冷えて
固化することにより、この接着剤9aを介してスペーサ
9が両基板1、2の配向膜5、6の表面に固着されてい
る。
【0008】また、この液晶表示装置では、シール材7
によってその内側に液晶封入領域が形成されており、さ
らにこのシール材7にクロス材収容用貫通孔7aが設け
られ、このクロス材収容用貫通孔7aにクロス材12が
収容されている。ここで、図1(B)にこの液晶表示装
置の平面図を示す。次に、この図と図1(A)を参照し
ながら説明する。液晶封入領域の外側に位置する下側基
板1の一端部上面の図1(B)における右側には、直接
にはどことも接続されていない3つの上側基板外部接続
用電極10が設けられ、その左側には下側表示用電極3
に接続された複数の下側基板外部接続用電極21が設け
られている。さらに、液晶封入領域の外側に位置する上
側基板2の一端部下面において3つの上側基板外部接続
用電極10とそれぞれ相対向する部分には、上側表示用
電極4に接続された接続用電極11が設けられている。
また、3つの上側基板外部接続用電極10とそれぞれ対
応する部分におけるシール材7にはクロス材収容用貫通
孔7aが設けられている。そして、クロス材収容用貫通
孔7aに収容されたクロス材12を介して相対向した上
側基板外部接続用電極10と接続用電極11とが接続さ
れている。なお、シール材7の所定の1個所には液晶注
入口22が設けられ、この液晶注入口22は液晶8が注
入された後に封止材23によって封止されている。
【0009】次に、この液晶表示装置の製造方法につい
て図2〜図6を順に参照しながら説明する。まず、図2
に示すように、下側基板1を多数形成するための長尺な
下側ベースフィルム24を用意し、この下側ベースフィ
ルム24の上面にITO等からなる下側表示用電極3、
上側基板外部接続用電極10および下側基板外部接続用
電極21(図1(B)参照)をパターン形成する。次
に、下側表示用電極3を含む下側ベースフィルム24の
上面の所定の個所に、配向材を塗布して焼成した後所定
の配向処理を施すことにより、下側配向膜5を形成す
る。
【0010】次に、図3に示すように、上側基板外部接
続用電極10の上面の所定の個所に銀ペースト等からな
る円柱状のクロス材12を印刷により形成する。次に、
図4に示すように、表面全体に接着剤9aが被膜された
スペーサ9をスプレー等を用いて散布することにより、
下側配向膜5の表面にスペーサ9を分散させる。
【0011】次に、図5に示すように、上側基板2を多
数形成するための長尺な上側ベースフィルム25を用意
し、この上側ベースフィルム25を下側ベースフィルム
24の上方に位置合わせして配置する。なお、上側ベー
スフィルム25の下面には所定の前処理が施されてい
る。すなわち、上側ベースフィルム25の下面にはIT
O等からなる上側表示用電極4および接続用電極11が
パターン形成されている。また、上側表示用電極4を含
む上側ベースフィルム25の下面の所定の個所には、配
向材を塗布して焼成した後所定の配向処理を施すことに
より、上側配向膜6が形成されている。また、上側配向
膜6の周囲における上側ベースフィルム25の下面には
クロス材収容用貫通孔7aおよび液晶注入口22(図1
(B)参照)を有するシール材7が印刷により形成され
ている。さらに、多数の液晶セル形成領域の各間におけ
る上側ベースフィルム25にはスリット状の開口部26
が形成されている。
【0012】次に、両ベースフィルム24、25をシー
ル材7等を介して貼り合わせると、図6に示すような状
態となる。すなわち、上下両面から熱圧着すると、両ベ
ースフィルム24、25がシール材7を介して貼り合わ
される。また、クロス材収容用貫通孔7aに収容された
クロス材12を介して上側基板外部接続用電極10と接
続用電極11とが接続される。さらに、両基板1、2の
配向膜5、6とそれぞれ対向する部分における接着剤9
aが熱と圧力を加えられて流動して逃げることにより、
これらの部分におけるスペーサ9が露出して両基板1、
2の配向膜5、6の表面に接触させられ、この後流動し
て逃げた接着剤9aが冷えて固化することにより、この
接着剤9aを介してスペーサ9が両基板1、2の配向膜
5、6の表面に固着される。
【0013】次に、両ベースフィルム24、25を図6
における開口部26の右端部の部分等で切断することに
より、各液晶セルの個片に分断する。次に、図1
(A)、(B)に示すように、液晶注入口22を介して
液晶8を注入し、次いで液晶注入口22を封止材23で
封止する。かくして、この実施例の液晶表示装置が製造
される。
【0014】このように、この実施例の液晶表示装置で
は、スペーサ9をその表面に被膜された接着剤9aを介
して両基板1、2の配向膜5、6の表面に固着している
ので、外力を受けてもスペーサ9が移動しないようにす
ることができ、これにより両基板1、2間の間隔が精度
良く一定に保たれ、ひいては液晶8の表示特性を均一に
することができる。また、クロス材12の周囲に配置さ
れたシール材7が補強材としての機能を果たすことによ
り、外力を受けてもクロス材12が剥がれないようにす
ることができ、ひいては接続の信頼性を向上することが
できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スペーサをその表面に被膜された接着剤を介して両
基板の配向膜の表面に固着しているので、外力を受けて
もスペーサが移動しないようにすることができ、これに
より両基板間の間隔が精度良く一定に保たれ、ひいては
液晶の表示特性を均一にすることができる。また、クロ
ス材の周囲に配置されたシール材が補強材としての機能
を果たすことにより、外力を受けてもクロス材が剥がれ
ないようにすることができ、ひいては接続の信頼性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例における液晶表示
装置の断面図、(B)はその平面図。
【図2】同液晶表示装置の製造に際し、下側ベースフィ
ルムの上面に表示用電極、外部接続用電極および配向膜
を形成した状態の断面図。
【図3】同液晶表示装置の製造に際し、クロス材を形成
した状態の断面図。
【図4】同液晶表示装置の製造に際し、表面に接着剤が
被膜されたスペーサを分散させた状態の断面図。
【図5】同液晶表示装置の製造に際し、下面に所定の前
処理を施された上側ベースフィルムを下側ベースフィル
ムの上方に配置した状態の断面図。
【図6】同液晶表示装置の製造に際し、両ベースフィル
ムをシール材等を介して貼り合わせた状態の断面図。
【図7】従来の液晶表示装置の断面図。
【符号の説明】
1 下側基板 2 上側基板 3、4 表示用電極 5、6 配向膜 7 シール材 7a クロス材収容用貫通孔 8 液晶 9 スペーサ 9a 接着剤 10 上側基板外部接続用電極 11 接続用電極 12 クロス材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する面にそれぞれ表示用電極およ
    び配向膜が設けられた樹脂製の2枚の基板をその間に
    数のスペーサを介在させた状態でシール材により貼り合
    わせ、該シール材の内部における前記両基板間に液晶を
    封入し、該液晶の封入領域の外側における前記両基板の
    相対向する面に相対向する状態でそれぞれ設けられた接
    続用電極をクロス材を介して接続した液晶表示装置にお
    いて、前記すべてのスペーサは、全表面に接着剤被覆
    され、該接着剤により前記スペーサを前記両基板の前
    記配向膜の表面に固着するとともに、前記シール材に
    該シール材によって周囲が完全に閉塞されたクロス材収
    容用貫通孔を設け、該クロス材収容用貫通孔に導電ペー
    ストからなるクロス材を収容したことを特徴とする液晶
    表示装置。
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