JP2780004B2 - 貯水タンク - Google Patents

貯水タンク

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JP2780004B2
JP2780004B2 JP5353729A JP35372993A JP2780004B2 JP 2780004 B2 JP2780004 B2 JP 2780004B2 JP 5353729 A JP5353729 A JP 5353729A JP 35372993 A JP35372993 A JP 35372993A JP 2780004 B2 JP2780004 B2 JP 2780004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水圧シリンダの作動液
としての水を貯水する貯水タンクに関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、高
荷重用のシリンダとして油圧シリンダが多く用いられて
きたが、最近、水圧によって作動する水圧シリンダが特
殊用途向きに使用されるようになってきた。
【0003】即ち、油による汚染防止や防火対策の観点
から、例えば可動床式プールの可動床の昇降や、劇場の
舞台の昇降などに水圧シリンダが使用されるようになっ
てきた。
【0004】一般に油圧シリンダでは、油タンクから油
を油圧シリンダに供給して該油圧シリンダを作動させ、
次に該油圧シリンダから油を吐出して該油圧シリンダを
元の状態に戻す。吐出された油は再び油タンクに戻され
て常時同じ油が使用される。
【0005】しかし水圧シリンダの場合、常時同じ水を
使用していると、水の腐敗等の問題が生じる恐れがある
ため、比較的短いインターバルで定期的に貯水タンク内
の水を交換することが必要である。
【0006】そこで水圧シリンダから排出された水を貯
水タンクに戻さず、直接排水してしまうような方法が用
いられることもあるが、この場合には水圧シリンダから
排水された水と同量の水をその都度貯水タンク内に給水
することが必要となる。
【0007】この給水は、通常ボールタップ等の定水位
弁を用いて自動的に行われるが、断水等が発生した場合
には、給水がなされないため貯水タンク内の水位が低下
して水圧シリンダを作動させることができなくなるとい
う欠点がある。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、水圧シリンダ作動用の水の入れ換え
が自動的に行え、構造が簡単で、たとえ断水しても水圧
シリンダを確実に動作できる信頼性の高い水圧シリンダ
作動用の貯水タンクを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、水圧シリンダの作動液としての水を貯水す
る貯水タンクにおいて、貯水タンク内の水位が止水水位
より低下すると開く定水位弁を有し新たな水を流入する
水の流入口と、水圧シリンダへの水の供給口と、水圧シ
リンダからの水の戻り口と、外部に水を排出するオーバ
ーフロー口を備え、前記オーバーフロー口の水面を基
準位置として、前記定水位弁の止水水位の位置は、該基
準位置よりも下方であって且つ該止水水位に水面がある
状態で水圧シリンダ内の水が貯水タンクに戻ったときに
その水面がオーバーフロー口がないとして前記基準位置
よりも上昇する位置に配置せしめ、一方前記水圧シリン
ダへの水の供給口の位置は、前記定水位弁の止水水位の
下方であって且つ貯水タンク内の水面が前記基準位置に
ある状態で水が水圧シリンダに送られたときに前記水の
流入口から水が流入しないとして最も低下する貯水タン
ク内の水位(最低水位)よりもさらに下方の位置に配置
せしめられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】水圧シリンダに水を供給した場合は、貯水タン
ク内の水位は、作動前の水位から、水圧シリンダ内に送
り込んだ水量分だけ減じた水位まで低下しようとする
が、同時に流入口から貯水タンク内に新たな水が供給さ
れ、その水位は、定水位弁の止水水位で停止する。
【0011】一方水圧シリンダからの水が戻ってきた場
合は、貯水タンク内の水位は、定水位弁の止水位置か
ら、オーバーフロー口と同一レベルの水位まで上昇し、
その後水圧シリンダから戻る水は、オーバーフロー口か
ら外部に排水される。
【0012】これによって貯水タンク内に新しい水が供
給されると共に、古い水が希釈されながら自動的に排水
される。
【0013】また、一時的な断水等により、水の流入口
から新たな水が供給されなくなった場合でも、貯水タン
ク内の最低水位が水圧シリンダへの水の供給口よりも上
方にあるので、貯水タンク内の水位が変動するだけで、
水圧シリンダの作動に支障をきたすことはない。
【0014】
【実施例】図1は本発明にかかる水圧シリンダ作動用の
貯水タンクの概略構成を示す図である。同図において7
は貯水タンクであり、該貯水タンク7には、外部からの
水の流入口31と、水圧シリンダ1への水の供給口16
と、水圧シリンダ1からの水の戻り口17と、水のオー
バーフロー口14を備えている。
【0015】流入口31にはボールタップからなる定水
位弁10が取り付けられており、貯水タンク7内の水位
が定水位弁10の止水水位12より低下すると開いて水
道水が流れ込むようになっている。
【0016】そして前記オーバーフロー口14は、定水
位弁10の止水水位12より上方にあり、且つ水圧シリ
ンダ1内の水が貯水タンク7に戻った場合でオーバーフ
ローがないとしたときに止水位置12から上昇する貯水
タンク7内の水位21よりも下方にあるように配置され
ている。
【0017】また前記供給口16は、貯水タンク7内の
水が水圧シリンダ1に送られた場合で水道水が供給され
ないとしたときに水位11から低下する貯水タンク1内
の水位(最低水位)13よりも下方にあるように配置さ
れている。
【0018】一方供給口16から水圧シリンダ1に至る
配管中には、モータ5によって駆動されるポンプ6と逆
止弁8が取り付けられ、水圧シリンダ1から戻り口17
に至る配管中には、開閉弁4と絞り弁9が取り付けられ
ている。また水圧シリンダ1には、ロッド2が取り付け
られその上には負荷3が載せられている。
【0019】次にこの水圧シリンダ作動用貯水タンクの
動作を説明する。図1において、水圧シリンダ1のロッ
ド2を上昇させて負荷3を持ち上げる場合は、開閉弁4
を閉じた状態でモータ5を運転する。これによって貯水
タンク7内の水がポンプ6によって水圧シリンダ1に送
られてロッド2が上昇する。
【0020】このとき、貯水タンク7内の水位は、作動
前の水位11から、水圧シリンダ1内に送り込まれた水
量分だけ減じた水位13まで低下しようとするが、同時
に定水位弁10から貯水タンク7内に水道水が供給さ
れ、その水位は、定水位弁10の止水水位12で停止す
る。
【0021】水圧シリンダ1のロッド2を下降させる場
合は、モータ5を停止した状態で開閉弁4を開く。これ
によって水圧シリンダ1内の水は負荷3によって押し出
されて開閉弁4及び絞り弁9を通って戻り口17より貯
水タンク7内に戻され、同時にロッド2が下降する。な
おこのとき、水圧シリンダ1内の水は、逆止弁8により
ポンプ6側に逆流することなく、絞り弁9により所定の
抵抗を受けてロッド2をゆっくりと下降する。
【0022】このとき貯水タンク7内の水位は、定水位
弁10の止水位置12から、オーバーフロー口14と同
一レベルの水位11まで上昇し、その後水圧シリンダ1
から戻る水(水位12と13の差分の水量)は、オーバ
ーフロー口14から排水溝15に排水される。
【0023】このように本発明によれば、水圧シリンダ
1を作動させる度に、貯水タンク7内に新しい水が供給
されると共に、古い水が希釈されながら自動的に排水さ
れるので、貯水タンク7内の水を頻繁に交換する必要が
なくなる。
【0024】また、一時的な断水等により、貯水タンク
7に水道水が供給されなくなった場合でも、貯水タンク
7内の最低水位13が水圧シリンダ1への水の供給口1
6よりも上方にあるので、貯水タンク7内の水位が水位
11と13間で変動するだけで、水圧シリンダ1の作動
に支障をきたすことはない。
【0025】図2は図1に示す水圧シリンダ作動用貯水
タンクを、可動床式プールの可動床の昇降に応用した具
体的構成例を示す図である。同図において前記図1に示
すと同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0026】同図において、可動床3は、基礎面22に
立設された複数本(図では2本)の水圧シリンダ(水圧
単動シリンダ)1a,1bによって、基礎面22に昇降
自在に支持されている。これらの水圧シリンダ1a,1
bには、それぞれ配管23a,23bの一端が接続さ
れ、配管23a,23bの他端は電磁開閉弁4a,4b
を介して水圧サーボ弁19a,19bのポート24a,
24bに接続されている。
【0027】水圧サーボ弁19a,19bの入口ポート
25a,25bには、配管26の一端が接続され、配管
26の他端は逆止弁8を介してポンプ6の吐出口に接続
されている。なお18はリリーフ弁である。
【0028】水圧サーボ弁19a,19bの戻りポート
27a,27bには、配管28の一端が接続され、配管
28の他端は貯水タンク7に接続され、その先端は戻り
口17となっている。
【0029】ポンプ6の吸込口には配管29の一端が接
続され、配管29の他端はストレーナ30を介して貯水
タンク7に接続され、その先端は供給口16となってい
る。
【0030】また可動床3には、水圧シリンダ1a,1
bのストローク検知用センサ20a,20bが設けられ
ている。
【0031】貯水タンク7内の水位13は、前述のよう
に、水圧シリンダ1a,1bに貯水タンク7から水を送
り込んでロッド2a,2bを上昇させたとき、水道水が
供給されないとした場合に低下する最低水位であり、こ
の水位13よりも下方に水圧シリンダ1a,1bへの水
の供給口16が配設されている。
【0032】貯水タンク7の上方には、オーバーフロー
口14が設けられており、配管32を介して排水溝15
につながっている。
【0033】貯水タンク7内の水位21は、前述のよう
に、上昇していたロッド2a,2bが下降して水圧シリ
ンダ1a,1b内の水が戻り口17から貯水タンク7に
戻ったとき、オーバーフローがないとした場合に上昇す
る水位である。前記オーバーフロー口14は、この水位
21よりも下方で、且つ定水位弁10の止水水位12よ
り上方に設けられている。
【0034】次にこの水圧シリンダ作動用貯水タンクの
動作を説明する。まず可動床3を上昇させる場合、モー
タ5を運転するとともに開閉弁4a,4bを開くと、貯
水タンク7内の水がポンプ6により水圧シリンダ1a,
1bに送られる。このとき水圧サーボ弁19a,19b
は、水圧シリンダ1a,1bのストローク検知用センサ
20a,20bからのフィードバック信号を受けて、2
本の(実際にはもっと多数の)ロッド2a,2bが同じ
速度で上昇するように、水圧シリンダ1a,1bに供給
されるそれぞれの水の水量を制御しながら可動床3を上
昇させる。
【0035】このとき貯水タンク7内の水位は、水圧シ
リンダ1a,1bが作動する前の水位11から、水圧シ
リンダ1a,1b内に送り込まれた水量分だけ減じた水
位13まで低下しようとするが、水位が定水位弁10の
止水水位12より下がると、流入口31から水道水が流
れ込み、最終的には該止水水位12で停止する。
【0036】次に可動床3を下降させる場合、モータ5
を停止させた状態で開閉弁4a,4bを開くと、可動床
3の重量により水圧シリンダ1a,1b内の水が押し出
され、配管23a,23b,及び28を通って戻り口1
7から貯水タンク7内に戻って来る。このとき水圧サー
ボ弁19a,19bは、水圧シリンダ1a,1bのスト
ローク検知用センサ20a,20bからのフィードバッ
ク信号を受けて、2本の(実際にはもっと多数の)ロッ
ド2a,2bが同じ速度で下降するように、それぞれの
水の水量を制御しながら可動床3を下降させる。
【0037】貯水タンク7内の水位は、水圧シリンダ1
a,1b内の水が戻ることによって、定水位弁10の止
水水位12からオーバーフロー口14と同一レベルの水
位11まで上昇し、その後戻ってくる水はオーバーフロ
ー口14から流れ出て配管32を通って排水溝15に捨
てられる。
【0038】また断水などによって一時的に貯水タンク
7内に水道水が供給されない場合は、前述のように、貯
水タンク7内の水は、水位11と水位13の間で変動
し、水圧シリンダ1a,1bの作動には何ら支障をきた
さない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる貯水タンクによれば、以下のような優れた効果を有
する。 貯水タンク内の水の入れ換えが自動的に行われるの
で、水の交換を頻繁に行う必要がなくなり、その保守が
容易となる。
【0040】断水などによって一時的に貯水タンクに
水道水が供給されないような場合でも、水圧シリンダを
確実に動作できる。
【0041】簡単な構造で且つ安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水圧シリンダ作動用の貯水タン
クの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す水圧シリンダ作動用貯水タンクを可
動床式プールの可動床の昇降に応用した具体的構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 水圧シリンダ 7 貯水タンク 10 定水位弁 12 止水水位 14 オーバーフロー口 16 供給口 17 戻り口 31 流入口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水圧シリンダの作動液としての水を貯水
    する貯水タンクにおいて、貯水タンク内の水位が 止水水位より低下すると開く定水
    位弁を有し新たな水を流入する水の流入口と、水圧シリ
    ンダへの水の供給口と、水圧シリンダからの水の戻り口
    と、外部に水を排出するオーバーフロー口を備え、前記オーバーフロー口の水面を基準位置として、前記定
    水位弁の止水水位の位置は、該基準位置よりも下方であ
    って且つ該止水水位に水面がある状態で水圧シリンダ内
    の水が貯水タンクに戻ったときにその水面がオーバーフ
    ロー口がないとして前記基準位置よりも上昇する位置に
    配置せしめ、 一方前記水圧シリンダへの水の供給口の位置は、前記定
    水位弁の止水水位の下方であって且つ貯水タンク内の水
    面が前記基準位置にある状態で水が水圧シリンダに送ら
    れたときに前記水の流入口から水が流入しないとして最
    も低下する貯水タンク内の水位よりもさらに下方の位置
    に配置せしめられている ことを特徴とする貯水タンク。
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