JP2779467B2 - ローラハース炉用搬送台 - Google Patents

ローラハース炉用搬送台

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JP2779467B2
JP2779467B2 JP5286893A JP5286893A JP2779467B2 JP 2779467 B2 JP2779467 B2 JP 2779467B2 JP 5286893 A JP5286893 A JP 5286893A JP 5286893 A JP5286893 A JP 5286893A JP 2779467 B2 JP2779467 B2 JP 2779467B2
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JP
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rider
tray
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hearth furnace
carrier
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成夫 松村
崇 山本
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Sanyo Tokushu Seiko KK
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Sanyo Tokushu Seiko KK
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローラハース炉用搬送台
に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラハース炉は炉床に搬送ローラを備
えた長いトンネルタイプの炉であって、被処理材料を搬
送しつつ連続的に熱処理を行う炉である。
【0003】例えば、無酸化炉であれば、図6に示すよ
うに、装入側から順に装入テーブル3、雰囲気置換室
4、加熱帯1、均熱帯2、冷却帯5、及び抽出テーブル
6を備えている。無酸化炉の場合は一般に搬送ローラ7
上にトレイを置き、トレイ上に材料を置いて搬送する。
これは無酸化雰囲気中では、ローラ上に直接材料を置く
とローラに材料のスケールが付着成長する、いわゆるビ
ルトアップが起こり、これにより材料に傷がつくなど、
種々のトラブルを発生させるからである。
【0004】トレイの形状としては、被搬送材の種類と
形状に応じて種々のものが用いられるが、長尺の棒管用
としては、従来のものは、例えば図7に示すようにトレ
イのベース100の両側に柵棒101を立てたものが多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このトレイ
のベースに柵棒を立てただけのものは、トレイの幅、即
ち柵棒間が広い為に、特に細物材の積み込み時に、材料
が交錯して積まれ、曲がってしまうとか、これを防ぐ為
に中間にも柵棒を立てて、幅を1/2〜1/4に分割し
狭くしたものでは、荷下ろし作業で、柵棒が邪魔をして
材料がうまく吊り上がらず、つい無理して曲げてしまう
等のトラブルが往々にして発生していた。
【0006】更に、トレイベースの横けた、あるいは柵
棒の炉長方向の間隔が広いと、例えば0.6mでも、細
物、例えば直径20〜30mmのものでは横けた、ある
いは柵棒を支点にして、垂れ下がったり、横にはみ出た
りして曲がってしまうなども起こった。
【0007】また、従来のトレイは一体で、大型の為、
熱歪みを起こし易く、寿命の点でも問題があった。
【0008】更に、従来の、両側の柵棒だけのもので
は、積荷の中の方と外側では、昇温、降温の速度に大き
な差が生じ、材料全体の均一な温度制御が行いにくく、
また熱効率もよくない、などの不具合もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記不具合を起
こさないローラーハース炉用搬送台であって、その要旨
は、格子状枠体からなるユニットトレイの複数個を連結
してなる連結トレイと、角棒状基部の両端及び中間部1
個所以上に柵を立て、全部又は一部の柵を上方で狭く、
下方で広くして、材料の吊り上げ用抜き勾配のある複数
のクレードルを形成したライダーとからなり、前記連結
トレイ上に該ライダーを炉長方向に直角の向きに、炉長
方向に所定間隔をあけて載置したことを特徴とするロー
ラーハース炉用搬送台である。
【0010】
【作用】搬送台がトレイとライダーとを組合せて構成さ
れていることから、従来の一体型のものと比べて熱歪み
が少ない。
【0011】また、トレイが複数のユニットトレイを連
結して構成され、これにライダーが柵を垂直にして連結
されていることから、ライダーの柵の間隔が任意に選択
でき、しかも材料が分割して積込まれて熱処理される。
【0012】さらに、ライダーのクレードルに吊り上げ
の為の抜き勾配をつけたので、材料吊り上げ時に無理を
して材料を曲げる心配がなく、材料の積込み、吊り上げ
作業を楽に行える。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は本発明になる搬送台の一実施例の要部の斜視
図、図2は本発明になる搬送台の概要を示す平面図、図
3は図2の一部拡大図であって且つユニットトレイ同士
の連結手段の一実施例を示す平面図、図4は本発明にお
けるライダーの一実施例の正面図、図5はユニットトレ
イ上のライダーの係止手段の一実施例を示す正面断面図
である。
【0014】図1において、10はユニットトレイ、2
0はライダーである。ユニットトレイ10では、ベース
トレイ11は図3に示す如く、上から見て格子状の枠体
で、格子の十字交差部分12に垂直の嵌合穴13を形成
し、ライダー20を係止する為の嵌合ロッド25が入る
ようにしてある。大きさは縦横が1.2m×1.2m、
高さが約100mmで、高Cr耐熱鋳鋼製である。
【0015】例えば、連結トレイを図2に示すように、
a列及びb列の2列に構成する場合には、ユニットトレ
イ10を炉幅方向には図3に示すようにボルトBで動か
ぬように締結し、炉長方向は特に制限なく順次連結す
る。即ち、装入テーブル上で連結し、抽出テーブル上で
切り離すようにしている。炉長方向の連結は、種々の手
段が採用できるが、本実施例では図3に示すようにユニ
ットトレイ11の前後面にキーホールを設けたブラケッ
トAをつけ、これとキーバーRの組み合わせになる連結
手段を用いたが、双方L字フックの組み合わせも簡便で
ある。
【0016】また、ライダー20では、ベースバー21
にはその両端及び中間に適切間隔、例えば400mm間
隔に細い逆台形状の柵22、23が形成され(これも本
実施例では高Cr耐熱鋳鋼製とした。)、図4(a) に示
すように、柵と柵の間は上方で広く、下方で狭い谷形凹
部を形成し、ここに材料を積載する。なお、両端の柵2
2は片側垂直の逆台形状となっている。
【0017】柵の形状は、炉長方向から見て略逆台形状
とするが、その目的は、材料吊り上げ時の抜き勾配をつ
ける為であるから、その角度は適宜実験的に設定すれば
よく、例えば垂直線から片側10°もあれば充分であ
る。従って、片側垂直の逆台形でもよく、あるいは一部
の柵は傾斜をつけなくても隣の柵の対向する側に傾斜が
あればよい。また、傾斜を曲線にし、船底形になるよう
にしてもよい。さらに、材料の積載量が多い場合には図
4(b) に示すように、外側の柵26を垂直に立ち上げ、
又中央の柵23を幅を狭くして谷形凹部の幅を大きく形
成してもよい。
【0018】また、連結トレイ上へのライダー20の載
置に際しては唯単に乗せるだけでもよいが、何らかの固
定、安定手段を用いるのが望ましい。簡単にはライダー
20に、倒れ防止の為の安定リブを形成するのもよく、
更に望ましくはライダー20下面に嵌合ロッド25を形
成し、これをトレイ10に設けた嵌合穴13に押し込む
のがよい。
【0019】あるいは、図5に示すようにライダー20
下面にも嵌合穴27をあけ、別に用意した安定棒28を
ライダー20とトレイ10の両方の嵌合穴27、13に
共通して押し込むようにすると、便利で融通性が高い。
また、安定リブと安定棒を併用すると、より安定性が増
し、材料の積下ろしに際し、ライダー20が位置ズレし
たり、倒れたりするトラブルを一層確実に防止できる。
【0020】ライダー20は材料が比較的大きい場合
は、高さを高くして一段で済ませられるが、細い場合は
ライダー20の高さを低くして2段重ねにするがよい。
その場合は、トレイ10とライダー20間の係止手段と
同様の手段、例えば嵌合穴24と嵌合ロッド25との連
結を用いて上下ライダー20を係止するのがよい。
【0021】本発明になる搬送台の利点は次の通りであ
る。
【0022】(1)搬送台を一体でなく、まずトレイと
ライダーに分離し、更にトレイもライダーも小さく分割
したことにより、個々の部品の製造が容易になり、従来
の一体物と比べて熱歪みが殆ど問題にならず、又いずれ
かの部品が悪くなっても、これを取り替えるだけで済
み、全体としての寿命、コストに優れている。
【0023】(2)前後のライダーの間隔をかなり自由
に選択できるので、材料の材質、寸法等に対応してこれ
を変え材料の垂れ下がりやはみ出しによる曲がりを防ぐ
ことができる。
【0024】(3)材料が分割して積まれ熱処理される
ので、材料全体の温度が均一になり易く、安定した正確
な温度コントロールが行える。また、細物材などが交錯
して曲がることがなくなる。
【0025】(4)ライダーのクレードルに吊り上げの
為の抜き勾配をつけたので、材料吊り上げ時に無理をし
て材料を曲げる心配がなく、又作業能率も向上した。
【0026】(5)材料が長尺棒材でなく、例えば線材
コイルなどの場合には、本発明になるライダーに替えて
線材に適した形状のライダーを使用すればよく、その意
味での融通性も本発明のメリットの一つである。
【0027】
【発明の効果】本発明の搬送台の使用により、従来2束
以上を積み重ねた場合殆ど全束に発生していた材料曲が
りのトラブルが殆どなくなり、又搬送台のコスト原単位
が約10%低減した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるローラハース炉用搬
送台の要部を示す斜視図である。
【図2】 上記搬送台の概要を示す平面図である。
【図3】 ユニットトレイ同士の連結手段の一例を示す
図2の一部拡大平面図である。
【図4】 上記搬送台におけるライダーの構造例及びそ
の変形例を示す正面図である。
【図5】 上記搬送台におけるユニットトレイ上のライ
ダーの係止手段の一例を示す正面断面図である。
【図6】 ローラーハース炉の構造を示す概略図であ
る。
【図7】 従来のトレイの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ユニットトレイ 13 嵌合穴 20 ライダー 21 ベースバー 22 柵 23 柵 25 嵌合ロッド 26 柵 28 安定棒
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27D 3/12 C21D 1/00 F27B 9/24 F27B 9/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状枠体からなるユニットトレイの複
    数個を連結してなる連結トレイと、角棒状基部の両端及
    び中間部1個所以上に柵を立て、全部又は一部の柵を上
    方で狭く、下方で広くして、材料の吊り上げ用抜き勾配
    のある複数のクレードルを形成したライダーとからな
    り、前記連結トレイ上に該ライダーを炉長方向に直角の
    向きに、炉長方向に所定間隔をあけて載置したことを特
    徴とするローラーハース炉用搬送台。
  2. 【請求項2】 ライダーの角棒状基部に炉長方向に伸び
    る安定脚をつけた請求項1記載のローラーハース炉用搬
    送台。
  3. 【請求項3】 連結トレイに複数の垂直方向の穴を形成
    し、一方ライダー下面に棒状突起を形成し、前記穴に該
    突起を嵌合させてライダーを連結トレイ上に載置した請
    求項1記載のローラーハース炉用搬送台。
  4. 【請求項4】 連結トレイの上面とライダーの下面の対
    応する位置にそれぞれ穴をあけ、トレイの穴に嵌合ロッ
    ドを着脱容易に且つ上部を残して押し込み、その上にラ
    イダー下面の穴を合わせて載置した請求項1記載のロー
    ラーハース炉用搬送台。
  5. 【請求項5】 ライダーを2段以上に重ねた請求項1〜
    4のいずれかに記載のローラーハース炉用搬送台。
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