JP2779109B2 - 単層スペースフレーム用リング圧入嵌合装置 - Google Patents

単層スペースフレーム用リング圧入嵌合装置

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JP2779109B2
JP2779109B2 JP5029617A JP2961793A JP2779109B2 JP 2779109 B2 JP2779109 B2 JP 2779109B2 JP 5029617 A JP5029617 A JP 5029617A JP 2961793 A JP2961793 A JP 2961793A JP 2779109 B2 JP2779109 B2 JP 2779109B2
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衛 岩田
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徹 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の単層スペース
フレームにおけるリング圧入嵌合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の単層スペースフレーム用
部材接合構造としては、特開平1−295941号公報
により公表されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の建築物の単
層スペースフレーム用部材接合構造の場合は、構成が複
雑であり、かつ継手金具と各補強部材とを連結するの
に、複数の継手板と多数のボルトとを使用するので、連
結操作が煩雑であると共に、連結時間が長くかかるとい
う欠点がある。そこで、本発明は、接合操作が単純で、
接合を迅速に行うことができるリング圧入嵌合装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の単層スペースフレーム用リング圧
入嵌合装置は、単層スペースフレームにおける円筒状の
芯材1と、複数の構造部材2の端部に固定された円弧状
端板3の上部及び下部に、それぞれテーパー付き上部締
付リング6及び、テーパー付き下部締付リング7を圧入
嵌合する装置において、中心螺杆27が円筒状の芯材1
の中心軸を貫通し、中心螺杆27の上部は、テーパー付
き上部締付リング6に載置された上部押圧部材28の中
心孔と、その上部押圧部材28に載置されたセンターホ
ールジャッキ29とに挿通され、中心螺杆27の上部に
螺合された上部係合ナット30は、センターホールジャ
ッキ29の上端面に係合され、更に、当該芯材1の下端
部の内側に、支承部材32の上部が嵌合され、その支承
部材32に、中心螺杆27に平行な複数本のガイド杆3
3の上部が螺合固定され、各ガイド杆33の下端部に、
連結板34が嵌合されてナット35により固定され、テ
ーパー付き下部締付リング7の下面に係合される下部押
圧部材36は、各ガイド杆33に摺動自在に嵌合され、
中心螺杆27の下端部に螺合されたナット37は、下部
押圧部材36の下部に係合され、当該センターホールジ
ャッキ29伸長動作に伴い、上部押圧部材28及び下
部押圧部材36により、テーパー付き上部締付リング及
び、テーパー付き下部締付リングが圧入嵌合されること
を特徴とする。また本発明は、単層スペースフレームに
おける円筒状の芯材1と、複数の構造部材2の端部に固
定された円弧状端板3の上部及び下部をそれぞれテーパ
ー付き上部締付リング6及びテーパー付き下部締付リン
を用いて圧入嵌合する装置において、テーパー付き
上部締付リング6に押下リング18を介して圧入用ジャ
ッキ19が載置され、圧入用ジャッキ19の上部にジャ
ッキ反力支承部材20が載置され、かつテーパー付き下
部締付リング7の下部に、押上リング21が係合され、
押上リング21を押し上げる係止金具22に連続ボルト
23の下部が固定され、連続ボルト23の上部は、ジャ
ッキ反力支承部材20に挿通されてナット24に係止さ
れ、圧入用ジャッキ19によって、テーパー付き上部締
付リング6及びテーパー付き下部締付リング7が圧入嵌
合されることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図3および図4は本発明の実施例において用
いられる円弧状端板3を有する構造部材2を示すもので
あって、鋼管からなる構造部材本体8の端部に、鋼製円
弧状端板3の外面に一体に連設された鋼製端部金具9の
外端部が嵌合されて溶接により固着され、前記円弧状端
板3における上部外面に、上端に向かって縮径する円弧
状の上部テーパー外面4が設けられ、かつ前記円弧状端
板3における下部外面に、下端に向かって縮径する円弧
状の下部テーパー外面5が設けられ、さらに前記円弧状
端板3の円弧は、1/4円に近い状態に設定されてい
る。
【0006】図5は本発明の実施例において用いられる
鋼製テーパー付き上部締付リング6を示すものであっ
て、円形の鋼製リング本体10の内面に、下端から上端
に向かって縮径するテーパー孔面11が設けられてい
る。
【0007】図6は本発明の実施例において用いられる
鋼製テーパー付き下部締付リング7を示すものであっ
て、円形の鋼製リング本体12の内面に、上端から下端
に向かって縮径するテーパー孔面13が設けられてい
る。
【0008】図3および図4に示す円弧状端板3を有す
る構造部材2と、図5に示すテーパー付き上部締付リン
グ6と、図6に示すテーパー付き下部締付リング7とを
使用して、単層スペースフレーム用部材を接合する場合
は、内部の上部および下部に補強部材14を溶接等によ
り固定した円筒状の鋼製芯材1の周囲に、4本の構造部
材2を放射状に配置し、かつ各構造部材2の端部の円弧
状端板3の内面を前記芯材1の外面に当接し、次いでテ
ーパー付き上部締付リング6のテーパー孔面11を、各
円弧状端板3の上部テーパー外面4にわたって圧入嵌合
し、さらにテーパー付き下部締付リング7のテーパー孔
面13を、各円弧状端板3の下部テーパー外面5にわた
って圧入嵌合して、図1および図2に示す状態にする。
【0009】図7および図8は、本発明の請求項1に係
るリング圧入嵌合手段の一例を示すものであって、中心
螺杆27が環状の補強部材14の中心孔に挿通され、前
記中心螺杆27の上部は、テーパー付き上部締付リング
6に載置された上部押圧部材28の中心孔と、その上部
押圧部材28に載置されたセンターホールジャッキ29
とに挿通され、前記中心螺杆27の上部に螺合された上
部係合ナット30は、センターホールジャッキ29の上
端面に係合され、前記上部押圧部材28の中央部に連設
された円箇体31は、上側の補強部材14の中心孔に挿
通されている。前記芯材1の下端部の内側に、支承部材
32の上部が嵌合され、その支承部材32に、中心螺杆
27に平行な複数本のガイド杆33の上部が螺合固定さ
れ、各ガイド杆33の下端部に、連結板34が嵌合され
てナット35により固定され、テーパー付き下部締付リ
ング7の下面に係合される下部押圧部材36は、前記各
ガイド杆33に摺動自在に嵌合され、前記中心螺杆27
の下端部に螺合されたナット37は、下部押圧部材36
の下部に固定された支承座金38に係合されている。前
記センターホールジャッキ29を伸長動作させると、上
部押圧部材28および下部押圧部材36により、テーパ
ー付き上部締付リング6およびテーパー付き下部締付リ
ング7が圧入嵌合される。
【0010】図9および図10は安全性を確保するため
に使用するテーパー付き上部締付リング6およびテーパ
ー付き下部締付リング7の抜け止め装置を示すものであ
って、テーパー付き上部締付リング6に4箇の上部クリ
ップ15が係合され、かつテーパー付き下部締付リング
7に4箇の下部クリップ16が係合され、隣り合う構造
部材2の間に配置された4本の締付ボルト17は、前記
上部クリップ15と下部クリップ16とにわたって挿通
され、前記締付ボルト17により、上部クリップ15お
よび下部クリップ16を介して、各テーパー付き上部締
付リング6およびテーパー付き下部締付リング7が押え
られている。
【0011】図11および図12は、本発明の請求項2
に係るリング圧入嵌合手段の他の例を示すものであっ
て、テーパー付き上部締付リング6に押下リング18を
介して圧入用ジャッキ19が載置され、その圧入用ジャ
ッキ19の上部にジャッキ反力支承部材20が載置さ
れ、かつテーパー付き下部締付リング7の下部に、押上
リング21が係合され、その押上リング21に係止金具
22に連続ボルト23の下部が固定され、その連続ボル
ト23の上部は、前記ジャッキ反力支承部材20に挿通
されてナット24により係止され、圧入用ジャッキ19
とジャッキ反力支承部材20との間に、球面滑り軸受2
5が介在され、さらに各ナット24とジャッキ反力支承
部材20との間にも、球面滑り軸受26が介在され、前
記圧入用ジャッキ19によって、前記テーパー付き上部
締付リング6およびテーパー付き下部締付リング7が圧
入嵌合される。
【0012】本発明を実施する場合、構造部材本体8と
してはH形鋼を使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、単層スペースフレーム
における円箇状の芯材1と複数の構造部材2の端部に固
定された円弧状端板3の上部及び下部にそれぞれテーパ
ー付き上部締付リング6及びテーパー付き下部締付リン
グ7を圧入嵌合する装置において、センターホールジャ
ッキ29又は圧入用ジャッキ19によって、テーパー付
き上部締付リング6及びテーパー付き下部締付リング7
を圧入嵌合するので、単層スペースフレーム用部材の接
合操作が単純であると共に、接合を迅速に行なうことが
でき、当該接合構造の構成を低コストで製作するうえで
寄与するとこが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る単層スペースフレーム用
部材接合構造を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施例において用いられる円弧状端板
を有する構造部材の平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施例において用いられるテーパー付
き上部締付リングを示す一部縦断側面図である。
【図6】本発明の実施例において用いられるテーパー付
き下部締付リングを示す一部縦断側面図である。
【図7】リング圧入手段の一例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】リング抜け止め装置を示す平面図である。
【図10】図9の縦断側面図である。
【図11】リング圧入手段の他の例を示す一部切欠平面
図である。
【図12】図11の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 構造部材 3 円弧状端板 4 上部テーパー外面 5 下部テーパー外面 6 テーパー付き上部締付リング 7 テーパー付き下部締付リング 8 構造部材本体 9 端部金具 10 リング本体 11 テーパー孔面 12 リング本体 13 テーパー孔面 14 補強部材 15 上部クリップ 16 下部クリップ 17 締付ボルト 18 押下リング 19 圧入用ジャッキ 20 ジャッキ反力支承部材 21 押上リング 22 係止金具 23 連結ボルト 24 ナット 25 球面滑り軸受 26 球面滑り軸受 27 中心螺杆 28 上部押圧部材 29 センターホールジャッキ 30 上部係合ナット 31 円筒体 32 支承部材 33 ガイド杆 34 連結板 35 ナット 36 下部押圧部材 37 ナット 38 支承座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 徹 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 鈴木 達人 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−124339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/19 E04B 1/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単層スペースフレームにおける円筒状の
    芯材1と、複数の構造部材2の端部に固定された円弧状
    端板3の上部及び下部に、それぞれテーパー付き上部締
    付リング6及び、テーパー付き下部締付リング7を圧入
    嵌合する装置において、中心螺杆27が円筒状の芯材1
    の中心軸を貫通し、中心螺杆27の上部は、テーパー付
    き上部締付リング6に載置された上部押圧部材28の中
    心孔と、その上部押圧部材28に載置されたセンターホ
    ールジャッキ29とに挿通され、中心螺杆27の上部に
    螺合された上部係合ナット30は、センターホールジャ
    ッキ29の上端面に係合され、更に、当該芯材1の下端
    部の内側に、支承部材32の上部が嵌合され、その支承
    部材32に、中心螺杆27に平行な複数本のガイド杆3
    3の上部が螺合固定され、各ガイド杆33の下端部に、
    連結板34が嵌合されてナット35により固定され、テ
    ーパー付き下部締付リング7の下面に係合される下部押
    圧部材36は、各ガイド杆33に摺動自在に嵌合され、
    中心螺杆27の下端部に螺合されたナット37は、下部
    押圧部材36の下部に係合され、当該センターホールジ
    ャッキ29伸長動作に伴い、上部押圧部材28及び下
    部押圧部材36により、テーパー付き上部締付リング及
    び、テーパー付き下部締付リングが圧入嵌合されること
    を特徴とする単層スペースフレーム用リング圧入嵌合装
    置。
  2. 【請求項2】 単層スペースフレームにおける円筒状の
    芯材1と、複数の構造部材2の端部に固定された円弧状
    端板3の上部及び下部をそれぞれテーパー付き上部締付
    リング6及びテーパー付き下部締付リングを用いて圧
    入嵌合する装置において、テーパー付き上部締付リング
    6に押下リング18を介して圧入用ジャッキ19が載置
    され、圧入用ジャッキ19の上部にジャッキ反力支承部
    材20が載置され、かつテーパー付き下部締付リング7
    の下部に、押上リング21が係合され、押上リング21
    を押し上げる係止金具22に連続ボルト23の下部が固
    定され、連続ボルト23の上部は、ジャッキ反力支承部
    材20に挿通されてナット24に係止され、圧入用ジャ
    ッキ19によって、テーパー付き上部締付リング6及び
    テーパー付き下部締付リング7が圧入嵌合されることを
    特徴とする単層スペースフレーム用リング圧入嵌合装
    置。
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