JP2779086B2 - 乗客コンベア用安全装置の動作表示装置 - Google Patents
乗客コンベア用安全装置の動作表示装置Info
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- JP2779086B2 JP2779086B2 JP3350385A JP35038591A JP2779086B2 JP 2779086 B2 JP2779086 B2 JP 2779086B2 JP 3350385 A JP3350385 A JP 3350385A JP 35038591 A JP35038591 A JP 35038591A JP 2779086 B2 JP2779086 B2 JP 2779086B2
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- passenger conveyor
- safety device
- safety
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗客コンベア用安全装置
の動作表示装置に関する。
の動作表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように乗客コンベアには、乗客の
安全を確保するために法令により設置を義務づけられた
安全装置と、乗客コンベアを構成する機器の保護などの
ために設置する各種安全装置がある。そして乗客コンベ
アは、これら安全装置が動作すると直ちに運転制御回路
を遮断し、その運転を停止するように構成されている。
一方、乗客コンベアが安全装置の動作により停止したと
きには、運転を再開する前にどの安全装置によって停止
したかを確認する必要があり、この確認の仕方として一
般には次の手順に従って成されるものが知られている。
安全を確保するために法令により設置を義務づけられた
安全装置と、乗客コンベアを構成する機器の保護などの
ために設置する各種安全装置がある。そして乗客コンベ
アは、これら安全装置が動作すると直ちに運転制御回路
を遮断し、その運転を停止するように構成されている。
一方、乗客コンベアが安全装置の動作により停止したと
きには、運転を再開する前にどの安全装置によって停止
したかを確認する必要があり、この確認の仕方として一
般には次の手順に従って成されるものが知られている。
【0003】即ち、安全装置が動作すると保守会社に連
絡が成され、保守員が現場に出向きどの安全装置が動作
したかをチェックする。このチェックは、床板を外し、
機械室に設けられたチェックボックスに設けられた接点
にテスタを当て、ドライブチェーン切断検出スイッチ、
ステップチェーン切断検出スイッチ、ステップ浮き上り
検出スイッチなど、機器の異常が発生したとき保護する
ための手動復帰式の安全装置が動作したかを確認し、こ
れら手動復帰式の安全装置のいずれかが動作したのであ
れば、必要な対策を行ない、対策終了後に復帰させてい
る。また、上記確認動作の結果手動復帰式の安全装置の
動作でないと判った場合、停止ボタンスイッチ、インレ
ットスイッチ、スカートガードパネルスイッチ等乗客を
保護するための自動復帰式の安全装置が動作したと判断
し、これらのスイッチ回りに異常がないかを目視確認し
復帰させていた。
絡が成され、保守員が現場に出向きどの安全装置が動作
したかをチェックする。このチェックは、床板を外し、
機械室に設けられたチェックボックスに設けられた接点
にテスタを当て、ドライブチェーン切断検出スイッチ、
ステップチェーン切断検出スイッチ、ステップ浮き上り
検出スイッチなど、機器の異常が発生したとき保護する
ための手動復帰式の安全装置が動作したかを確認し、こ
れら手動復帰式の安全装置のいずれかが動作したのであ
れば、必要な対策を行ない、対策終了後に復帰させてい
る。また、上記確認動作の結果手動復帰式の安全装置の
動作でないと判った場合、停止ボタンスイッチ、インレ
ットスイッチ、スカートガードパネルスイッチ等乗客を
保護するための自動復帰式の安全装置が動作したと判断
し、これらのスイッチ回りに異常がないかを目視確認し
復帰させていた。
【0004】しかし、一般に乗客コンベアにおける安全
装置の動作は、そのほとんどが乗客のいたずらによって
作動するインレットスイッチ、スカートガードパネルス
イッチの動作であり、この動作のために保守員が現場に
出向き上記一連の確認作業を行なうことは多大の労力の
損失となるばかりか、長い時間乗客コンベアが停止し利
用客に対しても多大の迷惑をかけるものとなっていた。
このため、特公平2−29594号公報に示されている
ように、乗客コンベアの外装部または欄干部に安全装置
が動作したときどの安全装置が動作したかを記憶する記
憶装置からの出力信号を中継するコネクタを設け、この
コネクタに接続したときに上記信号を受けてどの安全装
置が動作したかを点灯表示する可搬式表示器を設けたも
のが提案されている。即ち、安全装置が動作したとき可
搬式表示器を乗客コンベアの施主側の担当者が現場に持
参し、コネクタに差し込み、どの安全装置が動作したか
を確認し、自動復帰式の安全装置であるならば周囲を確
認し自ら復帰運転を行ない、手動復帰式の安全装置であ
るならば保守会社に連絡し必要な対策を行なってもらっ
た後復帰することができる。
装置の動作は、そのほとんどが乗客のいたずらによって
作動するインレットスイッチ、スカートガードパネルス
イッチの動作であり、この動作のために保守員が現場に
出向き上記一連の確認作業を行なうことは多大の労力の
損失となるばかりか、長い時間乗客コンベアが停止し利
用客に対しても多大の迷惑をかけるものとなっていた。
このため、特公平2−29594号公報に示されている
ように、乗客コンベアの外装部または欄干部に安全装置
が動作したときどの安全装置が動作したかを記憶する記
憶装置からの出力信号を中継するコネクタを設け、この
コネクタに接続したときに上記信号を受けてどの安全装
置が動作したかを点灯表示する可搬式表示器を設けたも
のが提案されている。即ち、安全装置が動作したとき可
搬式表示器を乗客コンベアの施主側の担当者が現場に持
参し、コネクタに差し込み、どの安全装置が動作したか
を確認し、自動復帰式の安全装置であるならば周囲を確
認し自ら復帰運転を行ない、手動復帰式の安全装置であ
るならば保守会社に連絡し必要な対策を行なってもらっ
た後復帰することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の乗客コン
ベア用安全装置の動作表示装置は、上記の如く施主側の
現場担当者が可搬式表示器を持参して操作しなければな
らず、現場担当者に多大の労力を掛けさせるのみなら
ず、可搬式表示器の表示内容を確認するという確認業務
も行なうため精神的な負担も与えるものとなっていた。
また、可搬式表示器を操作できる現場担当者が居ない場
合は対応できず、保守会社の保守員が来るのを待たざる
を得なかった。
ベア用安全装置の動作表示装置は、上記の如く施主側の
現場担当者が可搬式表示器を持参して操作しなければな
らず、現場担当者に多大の労力を掛けさせるのみなら
ず、可搬式表示器の表示内容を確認するという確認業務
も行なうため精神的な負担も与えるものとなっていた。
また、可搬式表示器を操作できる現場担当者が居ない場
合は対応できず、保守会社の保守員が来るのを待たざる
を得なかった。
【0006】本発明の目的は、可搬式表示器を持参しな
くても自動復帰式あるいは手動復帰式の安全装置が動作
したかの判定が誰にでも容易にできる乗客コンベア用安
全装置の動作表示装置を提供するにある。
くても自動復帰式あるいは手動復帰式の安全装置が動作
したかの判定が誰にでも容易にできる乗客コンベア用安
全装置の動作表示装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、乗客コンベアに設けた自動復帰式および手
動復帰式の安全装置の動作をそれぞれ独立して検出する
動作検出装置と、この動作検出装置の出力を保持する記
憶装置を有するとともに、この記憶装置から出力される
表示信号を中継するコネクタを設け、かつ、このコネク
タに接続したとき上記表示信号によって点灯するランプ
を備えた可搬式表示器を設けた乗客コンベア用安全装置
の動作表示装置において、上記乗客コンベアの外装部お
よび欄干部の近傍に、上記動作検出装置によって上記自
動復帰式の安全装置が動作したことを検出したとき点灯
するランプと、上記手動復帰式の安全装置が動作したこ
とを検出したとき点灯するランプとをそれぞれのランプ
の色を異ならせて配置したことを特徴とする。
するために、乗客コンベアに設けた自動復帰式および手
動復帰式の安全装置の動作をそれぞれ独立して検出する
動作検出装置と、この動作検出装置の出力を保持する記
憶装置を有するとともに、この記憶装置から出力される
表示信号を中継するコネクタを設け、かつ、このコネク
タに接続したとき上記表示信号によって点灯するランプ
を備えた可搬式表示器を設けた乗客コンベア用安全装置
の動作表示装置において、上記乗客コンベアの外装部お
よび欄干部の近傍に、上記動作検出装置によって上記自
動復帰式の安全装置が動作したことを検出したとき点灯
するランプと、上記手動復帰式の安全装置が動作したこ
とを検出したとき点灯するランプとをそれぞれのランプ
の色を異ならせて配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明による乗客コンベア用安全装置の動作表
示装置は上記の如く構成したため、自動復帰式の安全装
置が動作したときあるいは手動復帰式の安全装置が動作
したとき、色の異なるランプが欄干部および外装部の近
傍で点灯するので、これにより施主側の担当者は即座に
どの種類の安全装置が動作したかを判断でき、自動復帰
式の安全装置が動作したのであれば即座に復帰でき、ま
た手動復帰式の安全装置が動作したのであれば、保守員
が機械室に設けられた記憶装置から出力される表示信号
を中継するコネクタに可搬式表示装置を接続して、手動
復帰式の安全装置が動作したことを示すランプ点灯の情
報より即座にどの安全装置が動作したかを判定でき、対
策作業を直ちに行なうことができる。
示装置は上記の如く構成したため、自動復帰式の安全装
置が動作したときあるいは手動復帰式の安全装置が動作
したとき、色の異なるランプが欄干部および外装部の近
傍で点灯するので、これにより施主側の担当者は即座に
どの種類の安全装置が動作したかを判断でき、自動復帰
式の安全装置が動作したのであれば即座に復帰でき、ま
た手動復帰式の安全装置が動作したのであれば、保守員
が機械室に設けられた記憶装置から出力される表示信号
を中継するコネクタに可搬式表示装置を接続して、手動
復帰式の安全装置が動作したことを示すランプ点灯の情
報より即座にどの安全装置が動作したかを判定でき、対
策作業を直ちに行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施例による乗客コンベア用安全装置
の動作表示装置のブロック図である。インレットスイッ
チやスカートガードスイッチ等の乗客を保護するための
自動復帰式の安全スイッチ10aは、その動作を検出す
るための動作検出装置11aに接続され、動作検出装置
11aは記憶装置12に接続されて検出信号が記憶され
ると共に表示出力を保持している。更に動作検出装置1
1aには、動作検出装置11aが作動したときに点灯す
る例えば青色のランプ16aが接続されている。一方、
ドライブチェーンやステップチェーンの切断検出スイッ
チ等の機器の異常を検出する手動復帰式の安全スイッチ
10bは、その動作を検出するための動作検出装置11
bを介して記憶装置12に接続されている。この動作検
出装置11bには、動作検出装置11bが作動したとき
に点灯する例えば赤色のランプ16bが接続されてい
る。また、動作検出装置11a,11b、記憶装置12
を駆動するための電源装置13がそれぞれに接続されて
おり、これらの機器類は乗客コンベア20に設けられて
いる。
図1は本発明の一実施例による乗客コンベア用安全装置
の動作表示装置のブロック図である。インレットスイッ
チやスカートガードスイッチ等の乗客を保護するための
自動復帰式の安全スイッチ10aは、その動作を検出す
るための動作検出装置11aに接続され、動作検出装置
11aは記憶装置12に接続されて検出信号が記憶され
ると共に表示出力を保持している。更に動作検出装置1
1aには、動作検出装置11aが作動したときに点灯す
る例えば青色のランプ16aが接続されている。一方、
ドライブチェーンやステップチェーンの切断検出スイッ
チ等の機器の異常を検出する手動復帰式の安全スイッチ
10bは、その動作を検出するための動作検出装置11
bを介して記憶装置12に接続されている。この動作検
出装置11bには、動作検出装置11bが作動したとき
に点灯する例えば赤色のランプ16bが接続されてい
る。また、動作検出装置11a,11b、記憶装置12
を駆動するための電源装置13がそれぞれに接続されて
おり、これらの機器類は乗客コンベア20に設けられて
いる。
【0010】図2は図1の機器を組込んだ乗客コンベア
の要部側面図である。欄干21の下部に位置する外装板
22に操作盤23が設けられており、動作検出装置11
a,11bが作動したときに点灯するランプ16a,1
6bが操作盤23の近傍に設けられている。また、デッ
キボード24の下の機械室25内には、記憶装置12の
出力がコネクタ14Aに設けられており、このコネクタ
14Aには図3に示す可搬式の表示器15がコネクタ1
4B、ケーブル14Cを介して接続できるようになって
いる。表示器15には表示灯31L〜41L,31R〜
41Rが乗客コンベアの安全スイッチ10aの位置に対
応して上方に、また、下方には安全スイッチ10bの位
置に対応して配置されており、表示灯31L〜41Lは
乗客コンベアの左側の安全スイッチに、表示灯31R〜
41Rは乗客コンベアの右側の安全スイッチに対応して
いる。更にこの表示器15には記憶装置12をリセッチ
するためのリセットスイッチ50が設けられている。
の要部側面図である。欄干21の下部に位置する外装板
22に操作盤23が設けられており、動作検出装置11
a,11bが作動したときに点灯するランプ16a,1
6bが操作盤23の近傍に設けられている。また、デッ
キボード24の下の機械室25内には、記憶装置12の
出力がコネクタ14Aに設けられており、このコネクタ
14Aには図3に示す可搬式の表示器15がコネクタ1
4B、ケーブル14Cを介して接続できるようになって
いる。表示器15には表示灯31L〜41L,31R〜
41Rが乗客コンベアの安全スイッチ10aの位置に対
応して上方に、また、下方には安全スイッチ10bの位
置に対応して配置されており、表示灯31L〜41Lは
乗客コンベアの左側の安全スイッチに、表示灯31R〜
41Rは乗客コンベアの右側の安全スイッチに対応して
いる。更にこの表示器15には記憶装置12をリセッチ
するためのリセットスイッチ50が設けられている。
【0011】今、乗客が誤ってスカートガードパネルを
強く蹴ったとすると、スカートガードパネルの安全スイ
ッチが瞬時切れるので乗客コンベアは非常停止する。こ
のとき動作検出装置11aの図示しないスカートガード
パネルスイッチ用検出回路がこれを検出し、記憶装置1
2の図示しないスカートガードパネルスイッチ用記憶装
置に信号を送り記憶させる。これに伴ないコネクタ14
Aの該当ピンには表示出力が印加される。また同時に、
動作検出装置11aより自動復帰式の安全スイッチ動作
時に点灯する青色のランプ16aが点灯状態となる。一
方、乗客コンベアが運転停止したことを故障ブザーや係
員の連絡で知った現場担当者は当該乗客コンベアまでか
けつけ、操作盤23の近傍に設置されているランプ16
a,16bの点灯状態を確認するが、青色のランプ16
aのみ点灯しているので、乗客を保護するための自動復
帰式の安全スイッチ10aが動作したことを知り、乗客
コンベア回りの状況を確認し、安全な状態である場合は
すぐに乗客コンベアを再起動することができる。このよ
うに乗客を保護するための自動復帰式の安全スイッチが
動作した場合、ランプ点灯状態の確認だけで乗客コンベ
アを再起動させることができ、停止時間を最小限にとど
めることができる。
強く蹴ったとすると、スカートガードパネルの安全スイ
ッチが瞬時切れるので乗客コンベアは非常停止する。こ
のとき動作検出装置11aの図示しないスカートガード
パネルスイッチ用検出回路がこれを検出し、記憶装置1
2の図示しないスカートガードパネルスイッチ用記憶装
置に信号を送り記憶させる。これに伴ないコネクタ14
Aの該当ピンには表示出力が印加される。また同時に、
動作検出装置11aより自動復帰式の安全スイッチ動作
時に点灯する青色のランプ16aが点灯状態となる。一
方、乗客コンベアが運転停止したことを故障ブザーや係
員の連絡で知った現場担当者は当該乗客コンベアまでか
けつけ、操作盤23の近傍に設置されているランプ16
a,16bの点灯状態を確認するが、青色のランプ16
aのみ点灯しているので、乗客を保護するための自動復
帰式の安全スイッチ10aが動作したことを知り、乗客
コンベア回りの状況を確認し、安全な状態である場合は
すぐに乗客コンベアを再起動することができる。このよ
うに乗客を保護するための自動復帰式の安全スイッチが
動作した場合、ランプ点灯状態の確認だけで乗客コンベ
アを再起動させることができ、停止時間を最小限にとど
めることができる。
【0012】また、機器の異常を検出する手動復帰式の
安全スイッチ、例えばステップチェーンが切断した場
合、ステップチェーン切断検出スイッチが動作し乗客コ
ンベアは非常停止する。このとき、動作検出装置11b
の図示しないステップチェーン切断検出スイッチ用検出
回路がこれを検出し、記憶装置12の図示しないステッ
プチェーン切断スイッチ用記憶装置に信号を送り記憶さ
せる。これに伴ない、コネクタ14Aの該当ピンに表示
出力が印加されると共に、動作検出装置11bより手動
復帰式の安全スイッチ動作時に点灯する赤色のランプ1
6bが点灯状態となる。一方、乗客コンベアが運転停止
したことを故障ブザーや係員の連絡で知った現場担当者
は当該乗客コンベアまでかけつけ、操作盤23の近傍に
設置されたランプ16a,16bの点灯状態を確認し、
赤色のランプ16bが点灯しているので機器の異常を検
出する手動復帰式の安全スイッチ10bが動作したこと
を知り、すぐに保守会社へ故障の連絡をすることができ
る。現場へ到着した保守員は、可搬式の表示器15のコ
ネクタ14Bを機械室内に設置された本体側のコネクタ
14Aと接続する。すると、上記表示出力が出ているた
め、表示器15に設けられた表示灯31L〜41L,3
1R〜41Rのうちステップチェーンに該当する、例え
ば40Lが点灯する。これにより保守員はどの安全装置
が動作して乗客コンベアが停止したかを即座に判断でき
て復旧方法等の判断を下すことができるので、迅速な対
応ができる。ところで、安全スイッチ動作に伴ない該当
記憶装置は記憶保持され続けているので、表示内容を確
認した後、表示器15の下部に設けたリセットスイッチ
50を押せば記憶内容をリセットすることができる。
安全スイッチ、例えばステップチェーンが切断した場
合、ステップチェーン切断検出スイッチが動作し乗客コ
ンベアは非常停止する。このとき、動作検出装置11b
の図示しないステップチェーン切断検出スイッチ用検出
回路がこれを検出し、記憶装置12の図示しないステッ
プチェーン切断スイッチ用記憶装置に信号を送り記憶さ
せる。これに伴ない、コネクタ14Aの該当ピンに表示
出力が印加されると共に、動作検出装置11bより手動
復帰式の安全スイッチ動作時に点灯する赤色のランプ1
6bが点灯状態となる。一方、乗客コンベアが運転停止
したことを故障ブザーや係員の連絡で知った現場担当者
は当該乗客コンベアまでかけつけ、操作盤23の近傍に
設置されたランプ16a,16bの点灯状態を確認し、
赤色のランプ16bが点灯しているので機器の異常を検
出する手動復帰式の安全スイッチ10bが動作したこと
を知り、すぐに保守会社へ故障の連絡をすることができ
る。現場へ到着した保守員は、可搬式の表示器15のコ
ネクタ14Bを機械室内に設置された本体側のコネクタ
14Aと接続する。すると、上記表示出力が出ているた
め、表示器15に設けられた表示灯31L〜41L,3
1R〜41Rのうちステップチェーンに該当する、例え
ば40Lが点灯する。これにより保守員はどの安全装置
が動作して乗客コンベアが停止したかを即座に判断でき
て復旧方法等の判断を下すことができるので、迅速な対
応ができる。ところで、安全スイッチ動作に伴ない該当
記憶装置は記憶保持され続けているので、表示内容を確
認した後、表示器15の下部に設けたリセットスイッチ
50を押せば記憶内容をリセットすることができる。
【0013】上述したように可搬式表示装置を接続する
コネクタを機械室に設けたことにより、いたずらによっ
て、例えばガムがつめられてコネクタが破損される等の
問題も防止することができる。
コネクタを機械室に設けたことにより、いたずらによっ
て、例えばガムがつめられてコネクタが破損される等の
問題も防止することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自動復帰
式の安全装置が動作したときと手動復帰式の安全装置が
動作したときとで、色の異なるランプが点灯するので、
建屋側の現場担当者はこれらのランプの色を識別するこ
とにより即座にどの種類の安全装置が動作したかを判断
でき、自動復帰式の安全装置であるならば即座に復帰さ
せることができる。 すなわち、従来のように建屋側の現
場担当者が可搬式表示器の表示内容を確認する必要がな
くなり、この現場担当者の精神的な負担を従来に比べて
軽減させることができる。また、従来では、自動復帰式
の安全装置が動作したときであっても、可搬式表示器が
操作できる建屋側の現場担当者がいない場合には、保守
員が現場に到達するまでその自動復帰式の安全装置を復
帰させることができなかったものが、本発明では、建屋
側の現場担当者による可搬式表示器の操作を要さずに自
動復帰式の安全装置が動作したことを知ることができる
ので、このような場合であっても上述したように、この
自動復帰式の安全装置を即座に復帰させることができ
る。
式の安全装置が動作したときと手動復帰式の安全装置が
動作したときとで、色の異なるランプが点灯するので、
建屋側の現場担当者はこれらのランプの色を識別するこ
とにより即座にどの種類の安全装置が動作したかを判断
でき、自動復帰式の安全装置であるならば即座に復帰さ
せることができる。 すなわち、従来のように建屋側の現
場担当者が可搬式表示器の表示内容を確認する必要がな
くなり、この現場担当者の精神的な負担を従来に比べて
軽減させることができる。また、従来では、自動復帰式
の安全装置が動作したときであっても、可搬式表示器が
操作できる建屋側の現場担当者がいない場合には、保守
員が現場に到達するまでその自動復帰式の安全装置を復
帰させることができなかったものが、本発明では、建屋
側の現場担当者による可搬式表示器の操作を要さずに自
動復帰式の安全装置が動作したことを知ることができる
ので、このような場合であっても上述したように、この
自動復帰式の安全装置を即座に復帰させることができ
る。
【図1】本発明の一実施例による乗客コンベア用安全装
置の動作表示装置のブロック図である。
置の動作表示装置のブロック図である。
【図2】図1の機器を組込んだ乗客コンベアの要部側面
図である。
図である。
【図3】本発明の一実施例による乗客コンベア用安全装
置の動作表示装置の可搬式の表示器の正面図である。
置の動作表示装置の可搬式の表示器の正面図である。
【符号の説明】 10a 自動復帰式の安全スイッチ 10b 手動復帰式の安全スイッチ 11a,11b 動作検出装置 12 記憶装置 14A,14B コネクタ 15 表示器 16a,16b ランプ
Claims (1)
- 【請求項1】 乗客コンベアに設けた自動復帰式および
手動復帰式の安全装置の動作をそれぞれ独立して検出す
る動作検出装置と、この動作検出装置の出力を保持する
記憶装置を有するとともに、この記憶装置から出力され
る表示信号を中継するコネクタを設け、かつ、このコネ
クタに接続したとき上記表示信号によって点灯するラン
プを備えた可搬式表示器を設けた乗客コンベア用安全装
置の動作表示装置において、上記乗客コンベアの外装部
および欄干部の近傍に、上記動作検出装置によって上記
自動復帰式の安全装置が動作したことを検出したとき点
灯するランプと、上記手動復帰式の安全装置が動作した
ことを検出したとき点灯するランプとをそれぞれのラン
プの色を異ならせて配置したことを特徴とする乗客コン
ベア用安全装置の動作表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350385A JP2779086B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 乗客コンベア用安全装置の動作表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350385A JP2779086B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 乗客コンベア用安全装置の動作表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05162966A JPH05162966A (ja) | 1993-06-29 |
JP2779086B2 true JP2779086B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=18410130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3350385A Expired - Fee Related JP2779086B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 乗客コンベア用安全装置の動作表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2779086B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229594B2 (ja) * | 1984-07-24 | 1990-06-29 | Tokyo Shibaura Electric Co | Mankonbeayoanzensochinodosahyojisochi |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP3350385A patent/JP2779086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05162966A (ja) | 1993-06-29 |
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