JP2779006B2 - 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法 - Google Patents

管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法

Info

Publication number
JP2779006B2
JP2779006B2 JP23810089A JP23810089A JP2779006B2 JP 2779006 B2 JP2779006 B2 JP 2779006B2 JP 23810089 A JP23810089 A JP 23810089A JP 23810089 A JP23810089 A JP 23810089A JP 2779006 B2 JP2779006 B2 JP 2779006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular base
brazing
base material
contact
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23810089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03101019A (ja
Inventor
実 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP23810089A priority Critical patent/JP2779006B2/ja
Publication of JPH03101019A publication Critical patent/JPH03101019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779006B2 publication Critical patent/JP2779006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、管状台材の端縁に偏心して接点材を備えた
特殊形状のスイッチ用の電気接触子の製造方法に係り、
詳しくは管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法
に関する。
(従来の技術) 従来、第2図に示す如く管状台材8の端縁へ接点材3
を偏心してろう付けした特殊形状の電気接触子9を製造
するには、第3図aに示す如く縦、横に一定間隔に円形
の溝1を配列して設けた接点材・ろう材位置決め治具2
の円形の溝1内に、第3図bに示す如くディスク状の接
点材3と角形扁平のろう材チップ4を挿入し、次に第3
図cに示す如く前記位置決め治具2と同じ平面形状で上
面側に前記位置決め治具2の縦方向の円形の溝1と一定
寸法側方にずらした長溝5を平行に多数設け、その各長
溝5の底に前記円形の溝1と同ピッチの円形の貫通穴6
を設けた台材位置決め治具7の円形の各貫通孔6に管状
台材8を挿入セットし、これを反転して第3図dに示す
如く前記位置決め治具2に重合し管状台材8の端縁をろ
う材チップ4に載せ、次いで位置決め治具2、7を電気
炉(図示省略)に入れて加熱し、ろう材チップ4を溶か
して接点材3と管状台材8の端縁とをろう付けし、第2
図に示す如き特殊形状の電気接触子9を得ている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のろう付け方法ではろう材チップ4が
溶けた際、管状台材8がずれたり傾いたりすることがあ
り、そのような場合にはろう材がそのまま凝固して、管
状台材8の端縁に接点材3がずれたり、傾いたりしてろ
う付けされた不良品の電気接触子9が作られることにな
る。
この為、前記のろう付け方法で作られた電気接触子9
には、上記のような不良品や接点材3が管状台材8の端
縁に平行に位置ずれすることなくろう付けされた良品が
混在することになるので、歩留が悪く、また全数目視分
別、寸法検査を行わなければならないので、甚だ作業性
が悪いものである。
そこで本発明は、管状台材の端縁に接点材がずれた
り、傾いたりすることなくろう付けできる方法を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明による管状台材の端
縁への接点材の偏心ろう付け方法は、縦、横に一定間隔
に円形の溝を配列して設けると共に各縦方向の円形の溝
の上部片半部を切欠いて長溝を平行に多数設けた接点材
位置決め治具の前記各円形の溝にディスク状の接点材を
挿入し、次に前記接点材位置決め治具と同じ平面形状で
上面側に前記長溝と同じ長溝が平行に多数設けられその
各長溝の底に前記円形の溝と同ピッチの円形の貫通穴を
設けた台材位置決め治具の円形の各貫通孔に管状台材を
挿入セットし、これを反転して前記接点材位置決め治具
に重合し管状台材の端縁を接点材に載せ、次いで管状台
材内にろう材チップを入れ、然る後治具を炉に入れて加
熱し、ろう材チップを溶融し、毛細管現象により接点材
と管状台材の端縁との間に溶融ろう材を浸透させてろう
付けすることを特徴とするものである。
(作用) 上述の如く本発明の管状台材の端縁への接点材の偏心
ろう付け方法では、管状台材の端縁を直接接点材の上に
載せ、その管状台材の端縁と接点材との隙間に溶融した
ろう材を毛細管現象により浸透させてろう付けするの
で、ろう付け時に管状台材がずれたり、傾いたりするこ
とが無い。従って、管状台材の端縁の所定位置に接点材
が的確にろう付けされて寸法精度の高い良品の電気接触
子が得られる。
(実施例) 本発明の管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方
法の一実施例を図によって説明すると、第1図aに示す
如く、縦、横に一定間隔に直径3.65mm、深さ1mmの円形
の溝1を10mm間隔に縦11列、横24列に配列して設けると
共に各縦方向の円形の溝1の上部片半部を切欠いて幅4.
9mm、深さ0.2mmの長溝10を平行に11本設けた接点材位置
決め治具2′の前記各円形の溝1内に第1図bに示す如
く直径3.6mm、厚さ0.8mmのディスク状の接点材3を挿入
し、次に第1図cに示す如く前記接点材位置決め治具
2′と同じ平面形状で上面側に前記長溝10と同じ長溝5
が同じ位置で平行に11本設けられその各長溝5の底に前
記円形の溝1と同ピッチの直径4.9mm、長さ6.5mmの円形
の貫通穴6を設けた台材位置決め治具7の円形の貫通穴
6に外径4.9mm、内径3.0mmで一端部8aが長さ5.5mmの範
囲で一辺5mmの角形に形成された管状台材8を一端部8a
を上にして挿入セットし、これを反転して第1図dに示
す如くその一端部8aの端縁を接点材3上に載せ、次いで
管状台材8の孔8bに直径2mm、厚さ0.3mmのAgろうチップ
4′を入れ、然る後治具2′、7を電気炉に入れて780
℃まで加熱し、Agろうチップ4′を溶融し、毛細管現象
により接点材3と管状台材8の一端部8aの端縁との間に
溶融Agろうを浸透させてろう付けし、第2図に示す如き
特殊形状の電気接触子9を得た。
こうして得た電気接触子9を1万個を寸法検査した
処、接点材3がずれたり、傾いたりして管状台材8の一
端部8aの端縁にろう付けされたものは皆無で、全て接点
材3が管状台材8の一端部8aの端縁の所定位置に平行に
的確にろう付けされて寸法精度の高い良品の電気接触子
9であった。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明によれば、管状台材の
端縁の所定位置に接点材がずれたり、傾いたりすること
なく、全て平行に的確にろう付けされて寸法精度の高い
良品の電気接触子が得られる。またこのように全て寸法
精度の高い良品の電気接触子が得られるので、歩留100
%で、従来のように全数目視検査、寸法検査を行うこと
は不要で、作業が簡素化する。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至dは本発明による管状台材の端縁への接点
材の偏心ろう付け方法の工程を示す図、第2図は管状台
材の端縁に接点材を偏心してろう付けして成る特殊形状
の電気接触子を示す斜視図、第3図a乃至dは従来の管
状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法の工程を示
す図である。 1……円形の溝、2′……接点材位置決め治具、3……
接点材、4′……Agろうチップ、5……長溝、6……円
形の貫通穴、7……台材位置決め治具、8……管状台
材、9……電気接触子、10……長溝。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 3/00 - 3/08 B23K 37/00 - 37/08 B23K 101:36 - 101:42 H01H 1/06 - 1/66 H01H 11/00 - 11/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦、横に一定間隔に円形の溝を配列して設
    けると共に各縦方向の円形の溝の上部片半部を切欠いて
    長溝を平行に多数設けた接点材位置決め治具の前記各円
    形の溝にディスク状の接点材を挿入し、次に前記接点材
    位置決め治具と同じ平面形状で上面側に前記長溝と同じ
    長溝が平行に多数設けられるその各長溝の底に前記円形
    の溝と同ピッチの円形の貫通穴を設けた台材位置決め治
    具の円形の各貫通孔に管状台材を挿入セットし、これを
    反転して前記接点材位置決め治具に重合し管状台材の端
    縁を接点材に載せ、次いで管状台材内にろう材チップを
    入れ、然る後治具を炉に入れて加熱し、ろう材チップを
    溶融し、毛細管現象により接点材と管状台材の端縁との
    間に溶融ろう材を浸透させてろう付けすることを特徴と
    する管状台材の端縁への偏心ろう付け方法。
JP23810089A 1989-09-13 1989-09-13 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法 Expired - Lifetime JP2779006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23810089A JP2779006B2 (ja) 1989-09-13 1989-09-13 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23810089A JP2779006B2 (ja) 1989-09-13 1989-09-13 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03101019A JPH03101019A (ja) 1991-04-25
JP2779006B2 true JP2779006B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=17025176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23810089A Expired - Lifetime JP2779006B2 (ja) 1989-09-13 1989-09-13 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2779006B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103231192B (zh) * 2013-05-14 2015-07-01 昆山禾旺电子有限公司 一种隔热焊锡治具
CN111230252B (zh) * 2018-12-31 2021-12-31 深圳硅基仿生科技有限公司 真空钎焊用的治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03101019A (ja) 1991-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4505035A (en) Methods of aligning and mounting a plurality of electrical leads to a plurality of terminals
JPH11176308A (ja) ヒューズエレメントの製造方法及びそのヒューズエレ メント
JP2779006B2 (ja) 管状台材の端縁への接点材の偏心ろう付け方法
US3698618A (en) Face bonding machine
US7754979B2 (en) Solder-bearing wafer for use in soldering operations
JP2002192468A (ja) ダイヤモンドチップとその製造方法及び該チップを使用したダイヤモンドカッター
US4639988A (en) Method of making quartz oscillators
US3943625A (en) Method for making tined electrical contacts
US3799535A (en) Carrier block and tray for use in encapsulation of semiconductor devices
US4058246A (en) Suction pipette and method of manufacture for receiving of semiconductor crystal plates
GB2341485A (en) Electrical connection technique for contact pins
JPH0256807B2 (ja)
JPS6258150B2 (ja)
JPS63131413A (ja) ろう付き電気接点の製造方法
KR950004376Y1 (ko) 지그
JPS6217839B2 (ja)
JP2001237359A (ja) 半導体装置
JPS5856921B2 (ja) フクゴウザイノセイゾウホウホウ
JPS61277122A (ja) 電気接触子の製造方法
JPH0645021A (ja) 気密端子及び気密端子の封着方法と封着治具
JP2538394B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS633423B2 (ja)
JPH06338572A (ja) 半導体パッケージおよびその製造方法
JP2583567B2 (ja) 半導体レーザ素子用ステムの製造方法
JPS6032768Y2 (ja) 気密端子