JP2778859B2 - 温度記録装置 - Google Patents
温度記録装置Info
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- JP2778859B2 JP2778859B2 JP3203476A JP20347691A JP2778859B2 JP 2778859 B2 JP2778859 B2 JP 2778859B2 JP 3203476 A JP3203476 A JP 3203476A JP 20347691 A JP20347691 A JP 20347691A JP 2778859 B2 JP2778859 B2 JP 2778859B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度記録装置に関する
【0002】
【従来の技術】例えば、海上コンテナー用冷凍装置等に
用いられる自動平衡型の温度記録装置においては、従
来、図3ブロック図に示すように、温度センサー10の
信号を増幅するアンプ1と、このアンプ1の出力が直接
又は積分回路3を介してサーボアンプ2に入力するよう
に第1の切換回路7の信号に応じて切換作動する第1の
切換えスイッチ6と、サーボアンプ2からの偏差出力を
供給され、図示省略の記録ペンを駆動するサーボモータ
ー4と、このサーボモーター4に連結され、記録ペンの
位置を示す信号をサーボアンプ2にフィードバックする
ポテンショメーター5とから構成されている。この温度
記録装置では、庫内の温度を検知した温度センサー10
の信号はアンプ1で増幅された後、直接又は積分回路3
を介してサーボアンプ2に送られる。すると、このサー
ボアンプ2はアンプ1からの信号と記録ペンの位置を示
すポテンショメーター5からのフィードバック信号とを
入力して偏差信号を出力し、サーボモーター4を駆動す
る。サーボモーター4により記録ペンが駆動され、サー
ボアンプ2の偏差信号が指示する位置まで移動すると、
サーボアンプ2の偏差出力はゼロとなる。従って記録ペ
ンはサーボアンプ2の信号が指示する位置で停止し、こ
の記録ペンにより温度が温度記録紙に記録される。
用いられる自動平衡型の温度記録装置においては、従
来、図3ブロック図に示すように、温度センサー10の
信号を増幅するアンプ1と、このアンプ1の出力が直接
又は積分回路3を介してサーボアンプ2に入力するよう
に第1の切換回路7の信号に応じて切換作動する第1の
切換えスイッチ6と、サーボアンプ2からの偏差出力を
供給され、図示省略の記録ペンを駆動するサーボモータ
ー4と、このサーボモーター4に連結され、記録ペンの
位置を示す信号をサーボアンプ2にフィードバックする
ポテンショメーター5とから構成されている。この温度
記録装置では、庫内の温度を検知した温度センサー10
の信号はアンプ1で増幅された後、直接又は積分回路3
を介してサーボアンプ2に送られる。すると、このサー
ボアンプ2はアンプ1からの信号と記録ペンの位置を示
すポテンショメーター5からのフィードバック信号とを
入力して偏差信号を出力し、サーボモーター4を駆動す
る。サーボモーター4により記録ペンが駆動され、サー
ボアンプ2の偏差信号が指示する位置まで移動すると、
サーボアンプ2の偏差出力はゼロとなる。従って記録ペ
ンはサーボアンプ2の信号が指示する位置で停止し、こ
の記録ペンにより温度が温度記録紙に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の温度記録装置においては、冷凍庫の外部温度の変化等
の外乱に伴って庫内の温度が変動すると、これが温度セ
ンサー10により検知されて温度記録装置に記録される
のであるから、設定温度範囲内の変動であれば庫内空気
温度が変動しても、冷凍庫内の被冷却物の温度は実質的
に不変であるにもかかわらず、運転員には無用な不安感
を与えるものとなる。
の温度記録装置においては、冷凍庫の外部温度の変化等
の外乱に伴って庫内の温度が変動すると、これが温度セ
ンサー10により検知されて温度記録装置に記録される
のであるから、設定温度範囲内の変動であれば庫内空気
温度が変動しても、冷凍庫内の被冷却物の温度は実質的
に不変であるにもかかわらず、運転員には無用な不安感
を与えるものとなる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、庫内温度が設定温度範囲内である限り、当該
設定温度を記録するようにして運転員に無用な不安感を
与えることのない温度記録装置を提供することを目的と
する。
たもので、庫内温度が設定温度範囲内である限り、当該
設定温度を記録するようにして運転員に無用な不安感を
与えることのない温度記録装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、温
度検知手段の検知結果に応じて温度を記録する温度記録
装置において、上記温度検知手段で検知された温度が所
定時間継続して第1の設定温度範囲内に推移したとき
は、予め定められた目標温度を記録すると共に、上記温
度検知手段で検知された温度が第2の設定温度範囲を超
えたときはこの温度検知手段で検知された温度を記録す
る制御手段を具えたことを特徴とする。
度検知手段の検知結果に応じて温度を記録する温度記録
装置において、上記温度検知手段で検知された温度が所
定時間継続して第1の設定温度範囲内に推移したとき
は、予め定められた目標温度を記録すると共に、上記温
度検知手段で検知された温度が第2の設定温度範囲を超
えたときはこの温度検知手段で検知された温度を記録す
る制御手段を具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、庫内温度が所定時間
継続して第1の設定温度範囲内に推移したときは、予め
設定された目標温度を記録する。その後、庫内温度が第
2の設定温度範囲内に維持されておれば引き続き前記目
標温度を記録する。これにより、庫内の温度が第2の設
定温度範囲内に維持されておればこの第2の設定温度範
囲内で変動していても一定直線状の目標温度で記録され
る。一方、庫内温度が第2の設定温度範囲を超えたとき
は、温度検知手段で検知された実際の温度を記録する。
これにより、庫内温度の急変する状態が適確に記録され
る。
継続して第1の設定温度範囲内に推移したときは、予め
設定された目標温度を記録する。その後、庫内温度が第
2の設定温度範囲内に維持されておれば引き続き前記目
標温度を記録する。これにより、庫内の温度が第2の設
定温度範囲内に維持されておればこの第2の設定温度範
囲内で変動していても一定直線状の目標温度で記録され
る。一方、庫内温度が第2の設定温度範囲を超えたとき
は、温度検知手段で検知された実際の温度を記録する。
これにより、庫内温度の急変する状態が適確に記録され
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はそのブロック図、図2は図1のフローチャー
トである。上図において、図3と同一の符号はそれぞれ
同図と同一の部材を示し、まず、図1において、庫内温
度を検知する温度センサー10の信号がコントローラー
21に入力され、このコントローラー21は図2に示す
制御フローに基づいて第2の切換回路22に出力し、ま
た、第2の切換回路22はコントローラー21からの指
令に基づいて第2の切換スイッチ23の切換えを指示
し、これによって、サーボアンプ2には予め設定された
目標温度に対応した信号を出力する出力手段24からの
信号、又はアンプ1を経た信号が入力するようになって
いる。他の構成は図3に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号を付してその説明をする。
と、図1はそのブロック図、図2は図1のフローチャー
トである。上図において、図3と同一の符号はそれぞれ
同図と同一の部材を示し、まず、図1において、庫内温
度を検知する温度センサー10の信号がコントローラー
21に入力され、このコントローラー21は図2に示す
制御フローに基づいて第2の切換回路22に出力し、ま
た、第2の切換回路22はコントローラー21からの指
令に基づいて第2の切換スイッチ23の切換えを指示
し、これによって、サーボアンプ2には予め設定された
目標温度に対応した信号を出力する出力手段24からの
信号、又はアンプ1を経た信号が入力するようになって
いる。他の構成は図3に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号を付してその説明をする。
【0008】このような回路構造において、温度記録装
置の記録開始時はコントローラー21からの指令を入力
した第2の切換回路22の指示によって、第2の切換ス
イッチ23は接点c側に接続されており、庫内温度を検
知した温度センサー10の信号はアンプ1で増幅された
後、直接又は積分回路3を介してサーボアンプ2に送ら
れ、温度記録紙には実際の庫内温度が記録される。庫内
温度が徐々に冷却されて第1の設定温度範囲内になると
タイマカウントされ、庫内温度がこの第1の設定温度範
囲内において継続して所定時間例えば30分間推移し安
定した温度状態になると、コントローラー21から第2
の切換回路22に指令信号が出力される。すると第2の
切換回路22の指示によって第2の切換スイッチ23は
接点d側に接続され、サーボアンプ2には出力手段24
からの信号が入力されて、温度記録紙に目標温度が記録
される。なお、庫内温度が所定時間経過する前に第1の
設定温度範囲を超えるとタイマカウントはクリアされ、
再び庫内温度が第1の設定温度範囲内に到達するまで待
機する。その後、庫内温度が第2の設定温度範囲内に維
持されておれば、目標温度が継続して記録される。これ
により、庫内の温度が第2の設定温度範囲内に維持され
ておればこの第2の設定温度範囲内で変動していても一
定直線状の目標温度で記録される。ここに、第2の設定
温度範囲は庫内の被冷却物に対して影響のない(品温に
変化のない)空気温度範囲として設定され、第1の設定
温度範囲と同じ値に設定することもできる。一方、庫内
温度が庫外温度の変化等による外乱によって第2の設定
温度範囲を超えて上昇又は下降するとコントローラー2
1から第2の切換回路22に指令信号が出力する。する
と第2の切換回路22の指示によって第2の切換スイッ
チ23は接点c側に接続され、サーボアンプ2にはアン
プ1を経た信号が入力して、温度記録紙には実際の庫内
温度が記録される。
置の記録開始時はコントローラー21からの指令を入力
した第2の切換回路22の指示によって、第2の切換ス
イッチ23は接点c側に接続されており、庫内温度を検
知した温度センサー10の信号はアンプ1で増幅された
後、直接又は積分回路3を介してサーボアンプ2に送ら
れ、温度記録紙には実際の庫内温度が記録される。庫内
温度が徐々に冷却されて第1の設定温度範囲内になると
タイマカウントされ、庫内温度がこの第1の設定温度範
囲内において継続して所定時間例えば30分間推移し安
定した温度状態になると、コントローラー21から第2
の切換回路22に指令信号が出力される。すると第2の
切換回路22の指示によって第2の切換スイッチ23は
接点d側に接続され、サーボアンプ2には出力手段24
からの信号が入力されて、温度記録紙に目標温度が記録
される。なお、庫内温度が所定時間経過する前に第1の
設定温度範囲を超えるとタイマカウントはクリアされ、
再び庫内温度が第1の設定温度範囲内に到達するまで待
機する。その後、庫内温度が第2の設定温度範囲内に維
持されておれば、目標温度が継続して記録される。これ
により、庫内の温度が第2の設定温度範囲内に維持され
ておればこの第2の設定温度範囲内で変動していても一
定直線状の目標温度で記録される。ここに、第2の設定
温度範囲は庫内の被冷却物に対して影響のない(品温に
変化のない)空気温度範囲として設定され、第1の設定
温度範囲と同じ値に設定することもできる。一方、庫内
温度が庫外温度の変化等による外乱によって第2の設定
温度範囲を超えて上昇又は下降するとコントローラー2
1から第2の切換回路22に指令信号が出力する。する
と第2の切換回路22の指示によって第2の切換スイッ
チ23は接点c側に接続され、サーボアンプ2にはアン
プ1を経た信号が入力して、温度記録紙には実際の庫内
温度が記録される。
【0009】
【発明の効果】このような構造によれば、庫内温度が所
定時間継続して第1の設定温度範囲内に推移したとき
は、予め設定された目標温度を記録し、その後庫内温度
が第2の設定温度範囲内に維持されておれば引き続き前
記目標温度を記録するため、庫内温度が庫外温度変化等
の外乱によってこの第2の設定温度範囲内で変動してい
ても一定直線状の目標温度で記録することができ、運転
員に無用な不安感を与えることはない。一方、庫内温度
が第2の設定温度範囲を超えたときは、温度検知手段で
検知された実際の温度を記録するので庫内温度の急変す
る状態を適確に記録することができる。
定時間継続して第1の設定温度範囲内に推移したとき
は、予め設定された目標温度を記録し、その後庫内温度
が第2の設定温度範囲内に維持されておれば引き続き前
記目標温度を記録するため、庫内温度が庫外温度変化等
の外乱によってこの第2の設定温度範囲内で変動してい
ても一定直線状の目標温度で記録することができ、運転
員に無用な不安感を与えることはない。一方、庫内温度
が第2の設定温度範囲を超えたときは、温度検知手段で
検知された実際の温度を記録するので庫内温度の急変す
る状態を適確に記録することができる。
【0010】要するに本発明によれば、温度検知手段の
検知結果に応じて温度を記録する温度記録装置におい
て、上記温度検知手段で検知された温度が所定時間継続
して第1の設定温度範囲内に推移したときは、予め定め
られた目標温度を記録すると共に、上記温度検知手段で
検知された温度が第2の設定温度範囲を超えたときはこ
の温度検知手段で検知された温度を記録する制御手段を
具えたことにより、庫内温度が設定温度範囲内である限
り、当該設定温度を記録するようにして運転員に無用な
不安感を与えることのない温度記録装置を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
検知結果に応じて温度を記録する温度記録装置におい
て、上記温度検知手段で検知された温度が所定時間継続
して第1の設定温度範囲内に推移したときは、予め定め
られた目標温度を記録すると共に、上記温度検知手段で
検知された温度が第2の設定温度範囲を超えたときはこ
の温度検知手段で検知された温度を記録する制御手段を
具えたことにより、庫内温度が設定温度範囲内である限
り、当該設定温度を記録するようにして運転員に無用な
不安感を与えることのない温度記録装置を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御フローチャートである。
【図3】従来の海上コンテナーの温度記録装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
1 アンプ 2 サーボアンプ 3 積分回路 4 サーボモーター 5 ポテンショメーター 6 コントローラー 7 第1の切換回路 10 第2の切換回路 21 コントローラー 22 第2の切換回路 23 第2の切換スイッチ 24 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 9/00 G01K 1/02
Claims (1)
- 【請求項1】 温度検知手段の検知結果に応じて温度を
記録する温度記録装置において、上記温度検知手段で検
知された温度が所定時間継続して第1の設定温度範囲内
に推移したときは、予め定められた目標温度を記録する
と共に、上記温度検知手段で検知された温度が第2の設
定温度範囲を超えたときはこの温度検知手段で検知され
た温度を記録する制御手段を具えたことを特徴とする温
度記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203476A JP2778859B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 温度記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203476A JP2778859B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 温度記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149758A JPH05149758A (ja) | 1993-06-15 |
JP2778859B2 true JP2778859B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16474780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3203476A Expired - Fee Related JP2778859B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 温度記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778859B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3203476A patent/JP2778859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05149758A (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980331 |
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