JP2778302B2 - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JP2778302B2
JP2778302B2 JP23302491A JP23302491A JP2778302B2 JP 2778302 B2 JP2778302 B2 JP 2778302B2 JP 23302491 A JP23302491 A JP 23302491A JP 23302491 A JP23302491 A JP 23302491A JP 2778302 B2 JP2778302 B2 JP 2778302B2
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cable
turning
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資則 伊藤
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットに関す
るものであり、特に、旋回部のケーブル配線を改良した
産業用ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の産業用ロボットの旋回軸組
立部の要部を示す一部破断面を含む正面図である。
【0003】図において、1はケーブル、2はケーブル
1を収納しているフレキシブルチューブ状のバネ、3は
バネ2の移動を案内する案内溝3aを有する旋回軸、4
は旋回軸3を支持する旋回台であり、この旋回台4もバ
ネ2の移動を案内する案内溝4aを有している。5は内
輪側を旋回軸3に連結し、外輪側を旋回台4に連結した
ベアリング、6は旋回軸3を旋回させるモータ、7はモ
ータ6の駆動力を旋回軸3に伝達する減速機である。
【0004】次に、この構成の産業用ロボットの旋回軸
組立部の動作について説明する。モータ6の駆動により
減速機7を介してベアリング5の内輪に支持された旋回
軸3が旋回する。バネ2の一端は旋回軸3に固定されて
おり、他端は旋回台4に固定されているので、このバネ
2は旋回軸3の回転により旋回軸3の案内溝3aと旋回
台4の案内溝4aを伝わって逐次移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業用ロボットでは、ケーブル1を収納しているバネ2の
移動を案内する旋回軸3の案内溝3aと旋回台4の案内
溝4aとが旋回中心に対して同半径上で上下の位置関係
で配設されていた。
【0006】したがって、旋回軸3側のバネ2が自重に
より下方に垂れ下がると、旋回台4側のバネ2と干渉す
ることがあり、トラブルの発生原因になることがあっ
た。また、ケーブル1は限られたスペースの中で上下方
向に配設されるため、ケーブル1の直径等から制限を受
ける曲げ半径を大きくすることができなかった。他の先
行技術として、特開平2−100892号公報、実開昭
58−191992号公報に掲載の技術を挙げることが
できる。 特開平2−100892号公報には、旋回移動
側と固定側の各ケーブル接続部が旋回中心から同一半径
上とし、両ケーブル接続部から旋回方向に各々延出する
ようにして円周上を移動自在としたフレキシブルチュー
ブ状のバネ及びそのバネに挿入されたケーブルとを具備
する技術を開示している。しかし、この公報に掲載の技
術は、ケーブルが限られたスペースの中で上下方向に配
設されるから、ケーブルの直径等から制限を受ける曲げ
半径を大きくすることができない。 また、実開昭58−
191992号公報には、旋回移動側と固定側にケーブ
ル収納空間を形成し、そこにケーブルを挿入して、旋回
移動側と固定側が相対移動可能にした技術を開示してい
る。しかし、旋回移動側と固定側にケーブル収納空間を
形成する必要性があり、装置が大型化になり、また、何
等かの移動障害によって、一方のケーブルが相対移動の
バランスを崩したとき、或いは、ケーブル自体の形状を
保持する能力が弱いとき、ケーブル相互間の干渉が発生
する可能性があり、実用的でない。
【0007】そこで、この発明は、バネ、ケーブル等の
垂れ下がりによるバネ、ケーブル等の相互の干渉を防止
でき、限られたケーブル配線スペースの中でケーブルの
曲げ半径を大きくでき、かつ、ケーブルのストレスを軽
減した産業用ロボットの提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる産業用ロ
ボットは、旋回移動側と前記旋回移動側を支持する固定
側との旋回軸の軸方向に離れ、かつ、前記旋回移動側及
び固定側の各ケーブル接続部が旋回中心から各々相違す
る半径とし、前記旋回移動側の旋回方向に沿って各々形
成されたケーブル案内溝と、前記旋回移動側及び固定側
のケーブル案内溝に嵌って円周上を移動自在とし、前記
旋回移動側のケーブル案内溝及び固定側のケーブル案内
溝に、前記旋回移動側または固定側のケーブル案内溝が
形成する平面に対してほぼ45度の角度で相対するフレ
キシブルチューブ状のバネ及び前記フレキシブルチュー
ブ状のバネに挿入されたケーブルとを具備するものであ
る。
【0009】
【作用】本発明の産業用ロボットにおいては、旋回移動
側及び固定側のケーブル接続部が旋回中心から各々相違
する半径上に配設され、前記両ケーブル接続部から旋回
方向に各々延出したケーブルが旋回移動側と固定側とに
旋回方向に沿って各々形成されたケーブル案内溝を伝っ
円周上を可動するものであるから、ケーブルを収納し
ているバネが垂れ下がっても、バネ相互が干渉せず、し
かも限られたケーブル配線スペースの中で、ケーブルの
曲げ半径を上下配置の配線の場合に比べて大きくでき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
【0011】図1は本発明の一実施例である産業用ロボ
ットの旋回軸組立部の内部構造を示す一部破断面を含む
正面図、図2は本発明の一実施例である産業用ロボット
の旋回軸組立部を示す一部破断面を含む平面図、図3は
本発明の一実施例である産業用ロボットの全体構成を示
す外観図である。図中、上記従来例と同一符号及び記号
は上記従来例の構成部分と同一または相当する構成部分
を示す。
【0012】図1及び図2において、8はフレキシブル
チューブ状のバネ2の一方の端を旋回軸3に固定する取
付金具、9は同じくバネ2の他端を旋回台4に固定する
取付金具である。また、本実施例では、旋回軸3の案内
溝3aは旋回台4の案内溝4aより水平面に対して45
°の角度で旋回中心に対して内側上部に形成されてい
る。なお、この両案内溝3a、4aは各々旋回方向に沿
って形成されている。そして、バネ2は取付金具8によ
って旋回軸3に接続され、案内溝3aに沿って旋回方向
に延出するとともに、取付金具9によって旋回台4に接
続され、案内溝4aに沿って旋回方向に延出し、途中で
所定の曲率で彎曲して連結されている。
【0013】図3において、10は旋回台に旋回軸
が組付けられて構成された旋回軸組立部、11は旋回軸
組立部10によって全体が旋回する上下駆動軸組立部、
12は上下駆動軸組立部11に組付けられ上下駆動軸組
立部11によって全体が上下駆動するアーム組立部であ
る。
【0014】次に、上記構成の本実施例の産業用ロボッ
トの旋回軸組立部の動作について説明する。
【0015】本実施例においても従来例と同様に、モー
タ6の駆動により減速機7を介してベアリング5の内輪
に支持された旋回軸3が旋回する。このとき、本実施例
では、旋回軸3及び旋回台4の両取付金具8,9から旋
回方向に延出するバネ2は旋回軸3と旋回台4の両案内
溝3a,4aを伝って円周状に可動する。しかも、旋回
軸3側のバネ2と旋回台4側のバネ2は各々旋回中心か
ら相違する半径上を旋回方向に沿って移動する。
【0016】したがって、旋回軸3側のバネ2が自重に
より下方に垂れ下がっても、旋回台4側のバネ2上に垂
れ下がることはない。また、旋回軸3と旋回台4との間
の配線スペースが同一の場合は、バネ2の旋回軸3側か
ら旋回台4側への移行部位の曲げ半径は、従来のように
旋回中心に対して同半径上で上下の位置関係にあるバネ
2の曲げ半径に比べて大きくなる。
【0017】このように、本実施例の産業用ロボット
は、旋回移動側である旋回軸3と前記旋回軸3(旋回移
動側)を支持する固定側である旋回台4とに旋回方向に
沿って各々形成されたケーブル案内溝である案内溝3
a,4aと、前記旋回軸3(旋回移動側)及び旋回台4
(固定側)の各ケーブル接続部である取付金具8,9が
旋回中心から各々相違する半径上に配設され、前記両取
付金具8,9(ケーブル接続部)から旋回方向に各々延
出し、前記案内溝3a,4a(ケーブル案内溝)を伝っ
て円周状に可動するバネ2に内蔵されたケーブル1とを
備えている。
【0018】即ち、本実施例の産業用ロボットは、旋回
軸3及び旋回台4の取付金具8,9が旋回中心から各々
相違する半径上に配設され、前記両取付金具8,9から
旋回方向に各々延出したバネ2が旋回軸3と旋回台4と
に旋回方向に沿って各々形成された案内溝3a,4aを
伝って円周状に可動するものである。
【0019】したがって、ケーブル1を収納しているバ
ネ2が垂れ下がっても、旋回軸3側及び旋回台4側の両
方のバネ2同志が干渉しないので、トラブルの発生を抑
制できる。また、限られたケーブル配線スペースの中
で、バネ2の曲げ半径を上下配置の配線の場合に比べて
大きくできるので、結果的に、ケーブルの曲げ半径を大
きくでき、ケーブル1の寿命が延びる。
【0020】ところで、上記実施例では、複数のケーブ
ル1をフレキジフルチューブ状のバネ2に収納して配線
する場合について説明をしたが、ケーブル1を直接配線
する場合にも応用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の産業用ロ
ボットは、旋回移動側と前記旋回移動側を支持する固定
側との旋回軸の軸方向に離れ、かつ、前記旋回移動側及
び固定側の各ケーブル接続部が旋回中心から各々相違す
る半径とし、前記旋回移動側の旋回方向に沿って各々形
成された両ケーブル案内溝に嵌って円周上をフレキシブ
ルチューブ状のバネ及びケーブルとを移動自在とし、前
記旋回移動側及び固定側のケーブル案内溝に前記フレキ
シブルチューブ状のバネ及びケーブルを前記ケーブル案
内溝が形成する平面に対してほぼ45度の角度で相対さ
せたものである。 したがって、前記両ケーブル接続部か
ら旋回方向に各々延出したケーブルが旋回移動側と固定
側とに旋回方向に沿って各々形成されたケーブル案内溝
を伝って円周上を移動可能とすることにより、ケーブル
を収納しているバネが垂れ下がっても、バネ相互が干渉
しないので、トラブルの発生を抑制できるとともに、限
られたケーブル配線スペースの中で、ケーブルの曲げ半
径を上下配置の配線の場合に比べて大きくできるので、
それだけケーブルのストレスが少なくなり、ケーブルの
寿命が延びる。そして、旋回移動側と固定側に形成する
ケーブル収納空間が小型化になり、また、ケーブル自体
の形状保持能力が弱くてもケーブル相互間の干渉が発生
する可能性が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である産業用ロボット
の旋回軸組立部の内部構造を示す一部破断面を含む正面
図である。
【図2】図2は本発明の一実施例である産業用ロボット
の旋回軸組立部を示す一部破断面を含む平面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例である産業用ロボット
の全体構成を示す外観図である。
【図4】図4は従来の産業用ロボットの旋回軸組立部の
要部を示す一部破断面を含む正面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 バネ 3 旋回軸 3a 案内溝 4 旋回台 4a 案内溝 8,9 取付金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回移動側と前記旋回移動側を支持する
    固定側との旋回軸の軸方向に離れ、かつ、前記旋回移動
    側及び固定側の各ケーブル接続部が旋回中心から各々相
    違する半径とし、前記旋回移動側の旋回方向に沿って各
    々形成されたケーブル案内溝と、 前記旋回移動側及び固定側のケーブル案内溝に嵌って円
    周上を移動自在とし、前記旋回移動側のケーブル案内溝
    及び固定側のケーブル案内溝に、前記旋回移動側または
    固定側のケーブル案内溝が形成する平面に対してほぼ4
    5度の角度で相対するフレキシブルチューブ状のバネ及
    び前記フレキシブルチューブ状のバネに挿入されたケー
    ブルと を具備することを特徴とする産業用ロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58191992U (ja) * 1982-06-16 1983-12-20 神鋼電機株式会社 産業用ロボツト
JP2648184B2 (ja) * 1988-10-08 1997-08-27 ファナック株式会社 産業用ロボットの旋回機構部

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