JP2777954B2 - 電解コンデンサ液漏れ検出装置 - Google Patents

電解コンデンサ液漏れ検出装置

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JP2777954B2 JP34365392A JP34365392A JP2777954B2 JP 2777954 B2 JP2777954 B2 JP 2777954B2 JP 34365392 A JP34365392 A JP 34365392A JP 34365392 A JP34365392 A JP 34365392A JP 2777954 B2 JP2777954 B2 JP 2777954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解コンデンサの電解
液が漏出したことを検出する電解コンデンサ液漏れ検出
装置に関する。アルミニウム電解コンデンサの電解コン
デンサは、電解液を有するものであり、その電解液が漏
れないように電極と共に密封ケースに収容され、電極の
端子のみが導出されているものである。このような電解
コンデンサの電解液が何らかの原因で密封ケースから漏
れると、配線間の短絡を生じさせる場合がある。従っ
て、このような電解液の漏れを早期に検出することが必
要となる。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサは、大容量のものでも比
較的小型である利点があり、電源回路や他の回路に多く
使用されている。この電解コンデンサの電解液が漏れた
場合は、電解コンデンサの容量抜けとなるから、従来
は、この容量抜けの電解コンデンサを検出して交換する
ものであった。
【0003】しかし、電解液が密封ケースから外部に完
全に漏れてしまって、容量が零又はそれに近い状態とな
れば、比較的容易に容量抜けが検出できるが、それまで
に相当の時間を要することになる。又複数の電解コンデ
ンサが並列接続されている場合には、1個の電解コンデ
ンサの電解液漏出による容量抜けが生じた時、接続を切
離して検出する必要があり、簡単には検出できないこと
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような電解液の
漏れによる電解コンデンサの容量抜けだけでなく、漏れ
た電解液がプリント基板等の配線間に流れ、配線間を腐
蝕することにより、配線間に漏洩電流が流れ、その漏洩
電流が流れる経路に沿ってプリント基板の絶縁物が炭化
する。この炭化が進行することにより配線間に流れる漏
洩電流が増大して遂には発火し、最悪事態では火災が発
生する。このような電解液の漏れから火災発生までは徐
々に進行するものであり、従って、電解液の漏出を早期
に発見することが必要である。しかし、各種の電子機器
に於いては、筐体等により外部から観察することは困難
である。本発明は、電解コンデンサの電解液の漏れを、
簡単に電気的に検出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電解コンデンサ
液漏れ検出装置は、図1を参照して説明すると、相互に
間隔を有する導体パターン1,2を形成し、電解コンデ
ンサ5と、この電解コンデンサ5を接続するプリント基
板との間に装着する検出用プリント基板3と、電解コン
デンサ5の電解液が漏出した時の導体パターン1,2間
の抵抗値の低下を検出する検出部4とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】電解コンデンサ5とプリント基板との間に検出
用プリント板3を装着しておき、電解コンデンサ5の電
解液が漏れると、導体パターン1,2間の抵抗値が電解
液によって低下する。これを検出部4によって検出し、
所定の値以下に抵抗値が低下した時に、アラームを送出
することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例の説明図であり、1,
2は導体パターン、3は検出用プリント基板、4は検出
部、5は電解コンデンサ、6は端子貫通用の孔、7は抵
抗、8はインバータ、9は検出出力端子である。
【0008】導体パターン1,2を形成した検出用プリ
ント基板3を、電解コンデンサ5とプリント基板との間
に装着する。その時に、電解コンデンサ5の端子を孔6
に貫通させてプリント基板の配線と接続するもので、導
体パターン1,2は、電解コンデンサ5の端子に接触し
ないように、相互に間隔を於いて平行に形成した場合を
示す。又一方の導体パターン1を接地し、他方の導体パ
ターン2を検出部4のインバータ8の入力端子に接続す
る。
【0009】この実施例は、複数の電解コンデンサ5に
共通の導体パターン1,2を形成して、何れかの電解コ
ンデンサ5の電解液が漏れた場合でも、検出部4により
共通的に検出する場合を示すが、電解コンデンサ5対応
にそれぞれ導体パターン1,2を分離して設け、且つ検
出部4も電解コンデンサ5対応に設けて、電解コンデン
サ5対応に電解液漏れを検出することも可能である。
【0010】検出部4は、インバータ8の閾値を利用し
た場合を示し、導体パターン1,2間の抵抗が無限大に
近いような大きい場合は、抵抗7を介してインバータ8
に電圧Vが加えられることになり、入力はハイレベルで
あるから、インバータ8の出力信号はローレベルとな
る。
【0011】しかし、電解コンデンサ5の電解液が漏れ
て、導体パターン1,2にまたがった時は、導体パター
ン1,2間の抵抗値が低下し、インバータ8の入力電圧
が低下する。そして、インバータ8の閾値以下に入力電
圧が低下すると、インバータ8の出力信号はハイレベル
となる。即ち、検出出力端子9からハイレベルの電解液
漏れ検出信号が出力される。この検出部4も、検出用プ
リント基板3上に形成することができる。それにより、
電解コンデンサ5の電解液漏れ検出装置としての取扱い
が容易となる。
【0012】図2は本発明の実施例の要部断面図であ
り、電解コンデンサ5を検出用プリント基板3を介して
プリント基板10に搭載した場合を示し、電解コンデン
サ5の端子5Aを、検出用プリント基板3の孔6を貫通
させて、プリント基板10の配線11に半田付けして接
続する。検出用プリント基板3には、図1に示すような
導体パターン1,2が形成されているものであり、その
導体パターン1,2に検出部4が接続される。
【0013】検出用プリント基板3は、電解コンデンサ
5とプリント基板10との間に介在させるだけであるか
ら、機械的強度を必要としないことになり、従って、プ
リント基板10に比較して厚さを薄くすることができ
る。又検出用プリント基板3は、電解コンデンサ5とプ
リント基板10との間に挟まれているから、別個に固定
する必要はないが、例えば、接着剤で簡単に固定する
か、或いは配線等を利用して半田付けで固定することも
可能である。又プリント基板10上にアラーム回路等が
搭載されて、又検出用プリント基板3に検出部4が搭載
されている場合は、プリント基板10上に検出用プリン
ト基板3を固定すると共に、検出部4の検出出力端子を
プリント基板10のアラーム回路に接続すれば良いこと
になる。
【0014】図3は導体パターンに対する電解液幅と抵
抗値との関係測定曲線図であり、横軸は電解液幅〔m
m〕、縦軸は抵抗値〔kΩ〕を示す。又導体パターン
1,2の幅Wを1mm、間隔Gを1.5mmとし、電解
液20の幅Xを6mm程度まで順次大きくした時の導体
パターン1,2間の抵抗値を測定した。
【0015】例えば、電解コンデンサ5の電解液20が
漏れていない正常時は、電解液幅Xが0であるから、導
体パターン1,2間の抵抗値は、無限大に近いものとな
る。又電解コンデンサ5の電解液20が漏れて、導体パ
ターン1,2間に流れ、その電解液20の幅Xが3mm
となると、導体パターン1,2間の抵抗値は100kΩ
となる。
【0016】そこで、この時点で検出する場合は、例え
ば、インバータ8の閾値がV/2であると、抵抗7を1
00kΩに選定すれば良いことになる。従って、電解コ
ンデンサ5の電解液20が漏れて、導体パターン1,2
間に幅Xが3mm以上となると、電解液漏れ検出信号
が、検出部4の検出出力端子9から出力される。
【0017】各種の電子機器に於いては、各部の異常状
態を検出してアラームを出力する構成を備えている場合
が一般的であるから、このようなアラーム出力機能を利
用して、電解コンデンサ5の電解液の漏れ検出によるア
ラームを出力することができる。従って、電解液による
火災発生等の事故を未然に防ぐことができる。
【0018】本発明は、前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば、検出部4はインバータ8の閾値
を利用した場合を示すが、他のゲート回路の閾値を利用
する構成とすることもできる。又基準値と比較する比較
回路等により構成することもできる。又導体パターン
1,2は、直線状の場合のみでなく、電解コンデンサ5
の端子構造等を考慮して、任意のパターンとすることが
できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、相互に
間隔を有する導体パターン1,2を形成した検出用プリ
ント基板3を、電解コンデンサ5とプリント基板との間
に装着し、電解コンデンサ5の電解液が漏れた時の導体
パターン1,2間の抵抗値の低下を検出部4により検出
するものであり、電解コンデンサ5の電解液の漏れの発
生確率は極めて小さいものであるが、電解液の漏れが発
生した場合には、不測の事態を招くことがあるから、こ
れを検出用プリント基板3と検出部4とにより未然に防
ぐことが可能となり、電解コンデンサ5を用いた各種電
子機器の信頼性を更に向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図である。
【図2】本発明の実施例の要部断面図である。
【図3】導体パターンに対する電解液幅と抵抗値との関
係測定曲線図である。
【符号の説明】
1,2 導体パターン 3 検出用プリント基板 4 検出部 5 電解コンデンサ 6 孔 8 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/16 H05K 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に間隔を有する導体パターン
    (1),(2)を形成し、電解コンデンサ(5)と該電
    解コンデンサ(5)を接続するプリント基板との間に装
    着する検出用プリント基板(3)と、 前記電解コンデンサ(5)の電解液が漏出した時の前記
    導体パターン(1),(2)間の抵抗値の低下を検出す
    る検出部(4)とを備えたことを特徴とする電解コンデ
    ンサ液漏れ検出装置。
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