JP2777559B2 - 融接された変形可能部を備えた半導体素子センサ - Google Patents

融接された変形可能部を備えた半導体素子センサ

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JP2777559B2 JP7298783A JP29878395A JP2777559B2 JP 2777559 B2 JP2777559 B2 JP 2777559B2 JP 7298783 A JP7298783 A JP 7298783A JP 29878395 A JP29878395 A JP 29878395A JP 2777559 B2 JP2777559 B2 JP 2777559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバイスの電気的
特性を変化させる可動構造を有する半導体デバイス及び
そのようなデバイスの製造方法に関する。また、そのよ
うなデバイスをセンサとして使用する方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】可動または変形可能で、デバイスの電気
的特性を変化させることのできる構造を有する半導体デ
バイスは、これまでにも提案されている。しかし、それ
らは、それらの発展が制限されるような技術的な問題点
を抱えている。このようなデバイスに関する問題点の一
つに、それらの製造には非標準的な方法が必要であると
いう問題がある。このために、歩留まりが悪く、製造コ
ストが高く、標準的なMOSデバイスと共に集積化する
のが困難となっている。更に、このようなデバイスの動
作は誤って理解されている。例えば、可動ゲートを備え
た電界効果トランジスタ(field effect transistor:
FET)の閾値電圧は、ゲートの位置に依存する。この
ことは、実用的な可動ゲートを備えたトランジスタを製
造する上で本質的なことであるにもかかわらず、一般に
は認識されていない。
【0003】1992年10月13日にオコーナら(O'
Connor et al)に付与された米国特許第5,155,0
61号明細書には、アンゲーテッド金属酸化物半導体F
ET(ungated metal-oxide semiconductor FET)を組
み込んだ半導体圧力センサが開示されている。この圧力
センサでは、シリコン基板中に形成された深い窪み(約
10μm)を利用することによって、懸架されたゲート
(a suspended gate)と、その下方に於いて基板内に形
成されたチャネルとの間にギャップが形成されている。
この深い窪みは、ソース、ドレイン、及びチャネルが形
成される前に作られ、概ね平坦な面上に於いて最も良く
機能する標準的なMOS製造プロセス(例えばフォトレ
ジストでのスピン工程やフォトリソグラフィ工程など)
の妨げとなる。標準的なMOS製造プロセスを用いる
と、深さ10μmの窪みよって、動作可能なデバイスの
製造歩留まりは大幅に低下してしまう。
【0004】更に、ゲートとチャネルとの間に10μm
のギャップを有するFETでは、閾値電圧が数百ボルト
のオーダとなる。このようなゲート電圧は実際の応用に
適用する際、ほとんどの場合高すぎる。オコーナらは、
より実用的なデバイスを製造するためギャップをいかに
して狭めるかという点について述べていない。オコーナ
らは、静電気力がゲートに与える影響についても言及し
ていない。詳述すると、ゲート膜と基板との間のバイア
ス電圧により、ゲート膜が基板に引きつけられるという
ことについて述べていない。この静電気力による引力
は、ギャップが10μmの場合にはあまり重要ではない
が、サブミクロンオーダのゲート・チャネル間ギャップ
を有する実用的なFETでは重要である。
【0005】1989年3月14日にブラックバーン
(Blackburn)に付与された米国特許第4,812,8
88号明細書には、より小さなギャップを有するFET
が開示されている。この特許では、ポリシリコンや金属
のようなゲート材料を犠牲層(sacrificial layer)上
に形成した後、膜状のゲートの下から犠牲層を化学エッ
チングによって除去することにより可動ゲートを形成し
ている。ブラックバーンのFETはオコーナのFETよ
りもギャップが小さく、閾値電圧が許容範囲に収まるよ
うにすることができるため、より実用的である。しかし
ながら、ブラックバーンの製造方法は欠陥を生じやす
い。犠牲層の化学エッチングは、ゲート膜上乃至ゲート
膜の下に残留物を残しやすく、それによって閾値電圧が
設計値通りにならないことがある。また、ゲート膜の下
から物質を除去するのに長時間エッチングする必要があ
るため、デバイスの他の領域が損傷を受けることもあ
る。また、可動ゲート電界効果トランジスタ(MOving G
ate Field Effect Transistor:MOGFET)の多く
の応用に於いて、ゲートとその下の基板との間に真空が
必要とされるが、ブラックバーンの製造方法では、キャ
ビティ内を真空にした後にキャビティを密閉する必要が
ある。しかしながら、商業的に採算の取れる、再現性の
あるそのような真空密閉技術は現在のところまだない。
【0006】また、ブラックバーンには、従来に於ける
MOGFETの物理に関する理解の不足が見られる。特
に、ブラックバーンは、閾値電圧の、ゲートの撓みに対
する強い感受性について何も述べておらず、ゲート膜に
働く静電気力についても言及していない。また、ブラッ
クバーンの特許で用いられているような、従来知られて
いる成膜されるゲート膜の材料は単結晶でなく、理想的
な特性とはいえない。特に、これらの材料は熱的特性が
基板と整合していない上、機械的なヒステリシス特性を
有しており永久変形し易い。更に、ブラックバーンの特
許明細書に示されている活性半導体領域は、ゲート膜の
撓みを示す信号を生成するのに理想的とはいえない。こ
れらの点に対する考慮が欠落していると、製造、信頼
性、及び動作特性に関して問題が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
上述したような問題点を解決するべく、変形可能部を備
えた、改善された半導体センサ及びその製造方法を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による製造方法に
従うと、変形可能部をもった微細加工された半導体デバ
イスが製造される。これらのデバイスには、限定する訳
ではないが、可動ゲート電界効果トランジスタ(MOG
FET)、可動電極コンデンサ(MOving PlateCAPacito
rs:MOPCAP)、圧力センサ、及び加速度センサが
含まれる。本発明の一実施例による製造方法では、半導
体ウェハの多重的な選択酸化(LOCOS)を用い、メ
サ(mesa)上に、窪みと、より高所に位置する接合面と
が形成される。ウェハ内への活性領域の形成では準標準
的なMOS製造プロセスを用いており、微細加工による
半導体デバイスと標準的なMOSデバイスを一体に集積
化することが可能となっている。更に、例えば単結晶シ
リコンのような膜材料が、周囲より突出した接合面に融
接(fusion bonding)される。融接処理は、整合(位置
合わせ)されていなくても良く、高い製造歩留まりが得
られる。
【0009】本発明による別の製造方法では、標準的な
MOS技術によって第1半導体ウェハに活性領域が、第
2ウェハ上にスペーサ(spacer)が形成される。このス
ペーサは、窪みと、第1ウェハと第2ウェハとを融接す
るための周囲より突出した接合面とを有する。スペーサ
は典型的にはリング形状であり、円筒形状の窪みの壁を
画定する。これらのウェハを整合融接(aligned fusion
bonding)することにより、第2ウェハのスペーサ内の
窪みと第1ウェハ内の活性領域とを整合させることがで
きる。その後、第2ウェハを微細加工することにより、
所望の変形可能部が形成される。
【0010】本発明によるセンサでは、MOGFETの
ゲートとドレインが接続されており、飽和電流が一定の
条件の下では、そのドレイン・ソース間電圧はゲート膜
の撓みに依存する。
【0011】本発明の一実施例に従ったMOGFET
は、その表面の一方に、周囲より突出したメサを有する
基板を含んでいる。様々な厚みを有するスカルプチャ
(sculpture)である変形可能部は、メサに融接され、
基板の活性領域の上方に、懸架されたゲートを形成して
いる。チャネル長さに対するチャネル幅の比及び動作電
流は、MOGFETのドレイン・ソース間電圧のゲート
の撓みに対する非線形な依存性が最小になるように選択
するか、または温度に対する依存性が最小になるように
選択することができる。
【0012】本発明の別の実施例によるMOGFET
は、キャビティを覆い、キャビティの底面に形成された
チャネルをモジュレートする変形可能なゲート構造体を
有する。キャビティの底面は半導体基板であり、キャビ
ティの頂部はゲート構造体である。こうして形成された
キャビティは真空であっても、あるいは大気に解放され
ていても良い。このゲート構造体は、通常0.1乃至
0.3μm程度チャネルの上方にあり、加えられた力に
応じてチャネルから離れるように、あるいはチャネルに
向かって動く。このMOGFETは、押圧力、位置、液
体または気体の圧力、音圧、または慣性力を測定するの
に用いることができる。
【0013】本発明によるMOGFETの別の実施例
は、単一の変形可能なゲート構造体の下に2つのチャネ
ルを含む。これらの2つのチャネルはゲートに関して対
照的に配置されると共に、形状も対照的となっており、
それによってゲート構造体の動作に於いて、ゲートが両
方のチャネルに対し等しい距離を保つようになってい
る。2つのチャネルが同じサイズを有し、流れる電流の
大きさが異なる場合、2つのチャネルに対するソース電
圧の差は、ゲートの撓みに定数を加えた値のルートに比
例する。2つのチャネルのサイズが異なり、流れる電流
の大きさが同じ場合も、ソース電圧の差は、ゲートの撓
みに定数を加えた値のルートに比例する。
【0014】本発明の別の実施例によるデバイス構造
は、上述した実施例の何れかに従った第1チャネルと、
同じゲートによって制御される1または複数の付加的な
チャネルを含む。これらの付加的なトランジスタチャネ
ルは、それらが感知するゲートの撓みがそれぞれ異なる
ように配置されている。異なる2つのチャネルに対する
ソース電圧の差を測定することにより、一定値であるオ
フセット電圧を相殺することができ、更に他のコモンモ
ード効果(common mode effects)や温度に対する依存
性を減少させることができる。
【0015】本発明に従った静電容量センサは、変形可
能な膜構造と、この膜の中心部に配置された高濃度ドー
ピング領域とを含む。高濃度ドーピング領域が配置され
ている膜の中心部に於いて膜の撓みが最大となるため、
膜が撓むことによって、膜と高濃度ドーピング領域との
間の静電容量が大きく変化する。膜の撓みは、膜の中心
から離れるにつれ小さくなり、その下の領域との間の静
電容量の変化もより小さくなる。高濃度ドーピング領域
は、膜の中心から離れている周囲の領域から分離されて
おり、更に周囲の領域は膜と同じ電圧にバイアスされ、
センサの静電容量に寄与しないようになっている。これ
によって、膜の撓みによって最も大きく影響を受ける領
域のみが静電容量に寄与するため、静電容量センサの信
号対ノイズ比が向上している。高濃度ドーピング領域を
取り囲む第2領域に、静電容量センサに於ける、オフセ
ット、コモンモード効果、温度依存性などをキャンセル
するべく用いられる基準コンデンサの電極を形成するこ
ともできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によると、可動ゲート電界
効果トランジスタ(MOGFET)または可動電極コン
デンサ(MOPCAP)を、標準的なMOS製造プロセ
スに極めてよく似た製造プロセスを用いることによって
製造することができる。それによって、これらのMOG
FETやMOPCAPとオンチップ電子素子とを一体に
集積化することができる。本発明に従った製造方法の一
つでは、LOCOSとそれに続く酸化膜除去によってメ
サが形成されると共に、メサ内の第1半導体基板上に窪
みが形成される。LOCOSと酸化膜除去処理は、表面
構造に付加的なレベルが形成されるように繰り返すこと
ができる。窪みを覆うように第2基板を第1基板に融接
した後、第2基板の形状を整えることにより、変形可能
なゲート膜が形成される。標準的なMOSデバイスを、
メサの周囲の領域に於いて、第1基板内に形成すること
が出来る。
【0017】本発明による別の製造方法では、標準的な
MOS製造プロセスによって、MOGFETまたはMO
PCAP用の活性領域が第1半導体基板に形成され、リ
ング状のスペーサが第2半導体基板に形成される。整合
融接工程によって、活性領域をリングの境界で取り囲む
ように、第1基板と第2基板を接合した後、第2基板の
形状を整えることによってゲート膜が形成される。標準
的または準標準的なMOS製造プロセスによって、容易
に従来のMOSデバイスを第1または第2基板上に一体
に集積化して形成することができる。
【0018】本発明によるセンサに於けるソース、ドレ
イン、及びチャネルの新規なレイアウトによって、変形
可能な膜の動きを検知するための特有な動作モードが得
られる。本発明によるMOGFETセンサの一実施例で
は、単一の変形可能なゲート膜の下に2つのチャネルが
配置される。これらの2つのチャネルは、ゲート膜に関
して対称に位置し、それによってゲート膜が動いたとき
両チャネルとゲート膜との間の距離が等しく保たれるよ
うになっている。これらの2つのチャネルのサイズが同
じでそれぞれのチャネルを通って流れる電流が異なる場
合、これらの2つのチャネルに隣接した2つのソースの
間の電圧の差は、ゲート膜の撓みに定数を加えた値のル
ートに比例する。また、2つのチャネル領域のサイズが
異なり、2つのチャネル領域を流れる電流が等しい場合
も、これらのソースの間の電圧の差は、ゲート膜の撓み
に定数を加えた値のルートに比例する。この電圧差は、
センサの温度には比較的影響を受けない。
【0019】本発明の別の実施例によるセンサは、異な
るゲートの撓みを感知する一対のトランジスタまたは複
数のトランジスタの間の電圧差を測定する。これによっ
て定数であるオフセット電圧をキャンセルし、ゲートの
撓みとは無関係な、温度変化による影響を低減すること
ができる。
【0020】本発明の一実施例に従ったMOGFETの
製造方法を図1乃至図10に示す。図1乃至図10に示
されている製造方法は、MOSデバイスまたはMOSG
FETに対する活性領域を形成する標準的または準標準
的なMOS製造プロセスを含んでいる。現在この産業分
野で実用化されている良く知られた製造プロセスに従う
ことにより、コスト、プロセス制御性、歩留まり、信頼
性などに於いて大きな利点が得られる。この方法では、
標準的なMOS製造プロセスによって必要な活性領域を
形成した後、融接及び微細加工工程によって変形可能な
ゲート膜を形成する。
【0021】図1は、LOCOSによって二酸化シリコ
ン領域102を形成した後のシリコン基板101を示し
ている。LOCOSは標準的な良く知られた技術であ
り、フィールド酸化膜分離領域(field oxide isolatio
n regions)を形成するのに、MOS製造プロセスの多
くで最初の工程として使用されている。図1乃至図10
に示した製造プロセスに於いて、LOCOSは、フィー
ルド酸化膜分離領域の形成だけでなく、ウェハ101の
表面形状を整えるのにも用いられる。LOCOSを用い
て表面形状を整えることを、本明細書中では、しばしば
LOCOS微細加工と呼ぶ。酸化膜領域102を形成す
る際、LOCOSによって基板101の表面の薄い層
(酸化膜の厚さの約45%、または約0.1乃至0.8
μm程度)が消費される。酸化膜領域102を除去する
ことによって、メサ104と、それを取り巻くより低い
平面領域105(本明細書中ではデバイス面105とも
呼ぶ)が、図2に示されているように形成される。典型
的には、FETまたはバイポーラトランジスタのような
標準半導体デバイスは、デバイス面105に形成される
が、分離リングやフィードスルー・インターコネクト
(feedthrough interconnect)のようなデバイスは、メ
サ104内及びその上に形成される。
【0022】あるプロセスでは、シリコン基板101
は、約27Ω・cmの抵抗率を有する厚さ約7μmのP
型エピタキシャル層を備えたN+シリコン基板である。
典型的なLOCOS工程は、薄いパッド酸化層(図示せ
ず)を形成する過程、パッド酸化層上へ窒化シリコン層
を形成する過程、領域103を覆う複合マスクを形成す
る過程、窒化シリコンの露出部をエッチングして酸化す
べきシリコン領域を露出する過程、及び約1050℃の
湿った酸素雰囲気(oxygen atmosphere)中で約500
分かけて露出された領域を酸化して約1.6μmの厚さ
の二酸化シリコン領域102を形成する過程を含む。L
OCOS工程の間領域103を酸化から保護する窒化シ
リコンは、パッド酸化層及び酸化膜領域102の除去の
前または後に、高温のリン酸の使用やプラズマエッチン
グなどの標準的な手法を用いることによって剥離され
る。更に、ウェットエッチングのような標準技術によっ
て酸化膜領域102を除去することにより、図2に示さ
れているような、メサ104の上面がデバイス面105
より約0.72μmだけ高い位置にあるシリコン基板1
01が得られる。
【0023】図1及び図2に示したプロセスでは、メサ
104の上面は、第1LOCOS工程の後、平坦となっ
ている。別の方法として、第1LOCOS工程でメサ1
04の上面に初期窪みを形成しても良い。窪みの形状
は、以下に述べる第2LOCOS工程に於いてより細か
く画定することができる。メサ104の上面は、典型的
には基板101のデバイス面105から約500Å以上
2μm未満だけ高い位置にあり、以下に述べるように、
第2基板を融接するための接合面を提供する。MOS、
バイポーラ、または他の半導体デバイスは、デバイス面
105に形成することができる。MOGFETの活性領
域はメサ104内に形成される窪み内に位置する。典型
的には、メサ104内の不純物濃度は、MOGFET用
に、約1015cm-3となっており、この値はMOS製造
プロセスで用いられる最も標準的なエピタキシャル層ま
たは基板の不純物濃度より小さい。不純物濃度が低いこ
とにより、閾値電圧がより小さいMOGFETが得られ
る。
【0024】メサ104を形成した後、従来のマスキン
グ及びドーピング工程により、図3に示されているよう
な分離ウェル(isolation wells)106乃至110が
形成される。例えばリンのようなN型不純物の通常のイ
オン注入工程は、薄いプリ−インプラント酸化膜(pre-
implant oxide layer)を形成する過程、N型ウェル1
06、109及び110の領域を露出するフォトレジス
ト・マスクを形成する過程、リンイオンを注入する過
程、及びエピタキシャル層の下のN+基板に到達するよ
うに例えば深さ約4μmまで不純物を押し込み拡散(dr
ive in)させる過程を含む。不純物は、以下に述べる第
2LOCOS工程で除去される材料の深さよりも深く拡
散させても良い。従来の方法によって、P型ウェル10
7及び108、ガードリング111乃至114を形成す
ると共に、分離ウェル106乃至110内にチャネル用
の、浅いイオン注入(threshold implant)も行うこと
ができる。例えば、寄生トランジスタの形成を防ぐガー
ドリング111乃至114は、第2LOCOS工程で使
用される窒化シリコンマスクとフォトレジストマスクの
組合せを使用することにより、イオン注入によって形成
することができる。
【0025】上述した第1LOCOS工程と同様に行わ
れる第2LOCOS工程によって、図4に示されている
ような二酸化シリコン領域115乃至117が形成され
る。二酸化シリコン領域115及び116は、デバイス
面105内に形成された分離領域である。続いて、フォ
トレジストマスクによって領域115及び116を保護
して、エッチングにより酸化膜領域117を除去するこ
とにより、図5に示されているように、メサ104内に
窪み118が形成されると共に、周囲より高い位置に位
置する接合面129が形成される。窪み118の底に位
置する中央面は、MOGFETの活性領域を形成するた
めのエリアとなる。窪み118は、典型的には、ゲート
膜が接合される接合面129から約1000Å乃至約1
0000Åの深さとなるように形成される。チャネルの
ドーピングを適切に行うことにより、3000Å程度の
ゲート・チャネル間ギャップに於いて、MOGFETの
閾値電圧を約2Vとすることができる。
【0026】あるLOCOS工程でメサ104上に窪み
が形成されるとすると、それに続くLOCOS工程で、
その中央面に、ある形状を形成することができる。例え
ば、チャネルとゲート膜をより近接させて所望の閾値電
圧が得られるように、また、チャネルを取り巻く領域が
基板101内により深く形成され、ゲート膜と中央面と
の間の静電気引力が低下するように、チャネルを含むバ
ンプ(bump)を中央面に形成してもよい。
【0027】図6に示されているような従来のFETの
ゲート用ポリシリコン層119及びゲート酸化層(図示
せず)は、従来の製造プロセスによって形成される。ゲ
ート酸化層は、窪み118内及びメサ104上に残して
もよい。ソース領域123及びドレイン領域124は、
標準的なP型イオン注入によって形成される。これらの
領域は、デバイス面105内のPチャネルFETのゲー
ト119と自己整合する。また、標準的なN型イオン注
入によって、デバイス面105内に、NチャネルFET
用のソース/ドレイン領域(図示せず)が形成される。
MOGFET用のソース、ドレイン、及びチャネル領域
は、半導体デバイスをデバイス面105内に形成するの
と同じマスク及びイオン注入工程で、窪み118内に形
成される。窪み118の深さは、典型的には1μm未満
であり、十分に浅く、標準的なウェハ・リソグラフィ技
術を用いることができる。ポリシリコン層によって、イ
ンターコネクト120及び121も形成される。
【0028】図7に示されているように、第2シリコン
基板130が、メサ104上の接合面129に融接され
る。それによって、密閉されたキャビティ128が形成
される。融接処理は、この分野では公知であり、それに
よって2つの光学的に滑らかなシリコン面を接合するこ
とができる。このとき、接合面上に二酸化シリコンまた
は窒化シリコンのような誘電体の薄層があってもなくて
もよい。融接に先だって酸化膜(図示せず)が基板10
1上に形成され、基板130の形状を整えて膜構造を形
成する間、基板101を保護する働きをする。
【0029】融接のため、基板101と130は、例え
ば水酸化アンモニウムと水のような塩基性溶液を用いて
化学洗浄された後、完全に乾燥される。2枚の洗浄され
た滑らかな基板101と130は、酸素雰囲気中で互い
に接触させられ、それにより弱い結合が生じる。結合し
た基板101と130のペアは、約30分間、約950
℃の温度に置かれる。融接の間、化学反応によってキャ
ビティ128から気体が除去され、真空が形成される。
(キャビティ128の壁と酸素が反応することによっ
て、二酸化シリコンの薄膜が形成される。)融接は本分
野では公知であり、Bengtssonによる“「Semiconductor
Wafer Bonding: A Review of Interfacial Properties
and Applications」, 21(8) J. Electronic Materials
841, 841-862(1992)”に記載されている。この文献
は、本願に引証として加えられる。
【0030】融接の前に、少なくとも基板130の一部
が高濃度にドーピングされ、導電性を有するゲート膜を
形成するための導電層が形成される。第2基板130
は、多重マスキング及びエッチング処理によって微細加
工される。融接した後、基板130は、研削、研磨、ま
たはエッチングにより薄くされ、図8に示されているよ
うな薄いウェハ130Aが形成される。薄いウェハ13
0Aの厚さは、形成される膜構造によるが、典型的には
約2μm乃至約7μmの間にある。薄いウェハ130A
は、その後エッチングされてゲート膜135となる。融
接の前に第2基板130内に形成されているエッチング
ストッパ層により、エッチングの深さが制限され、図9
に示されているように、ゲート膜135の変形可能部1
31及び133の厚さが制御される。変形可能部131
及び133は、加えられる力に応じて変形する。このよ
うな力には、大気圧、加速度、あるいは接触による押圧
力などがある。変形可能部の典型的な厚さは、加速度計
として用いられる場合約2.5μm、圧力センサとして
用いられる場合約2μm乃至約6μmであり、より一般
的には、その厚さは懸架される構造の幅に依存して、約
1μm乃至約10μmの間にある。
【0031】ゲート膜135には、片持ち梁部分134
と質量体132も含まれる。加速度計では、質量体13
2の慣性によって、加速時に変形可能部131に撓みが
発生し、ゲート膜135の部分が活性領域126に向か
ってまたは活性領域126から離れるように動く。ゲー
ト膜135のこの動きによって、キャビティ128内の
MOGFETの閾値電圧が変化する。MOGFETの活
性領域を片持ち梁部分134の下方のデバイス面105
内にも形成することができ、それによって、片持ち梁部
分134がその下に位置する活性領域から離れるよう
に、あるいはそれに近づくように変形したとき、そのM
OGFETの閾値電圧が変化して撓みの程度を示すよう
にすることができる。
【0032】ゲート膜135の変形可能部131及び1
33は、例えばシリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素
などの単結晶構造であり、従来技術に於いて用いられて
いた成膜材料に対しより優れた機械的特性を有する。特
に、ゲート膜135は機械的なヒステリシスがより小さ
く、ドリフトしたり永久変形したりしにくく、基板10
1に熱的にも整合している。ゲート膜135は、基板1
30から高い不純物濃度を引き継いでおり、導電性を有
している。
【0033】ゲート膜135の形成に続いて、更に誘電
体層の成膜または成長を行ってもよい。また、従来技術
によって、図10に示されているように、メタルコンタ
クト138及びメタルインターコネクト137が形成さ
れる。窒化シリコン、二酸化シリコン、または有機物薄
膜のようなパッシベーション層(passivation layer)
が従来技術に従ってIC上に形成された後、変形可能な
膜135の上から除去される。ICは、続いて従来技術
に従って、例えば圧力センサや加速度計として用途に合
わせてパッケージングされる。
【0034】変形可能な膜135を有するコンデンサの
製造は、概ね上述したプロセスと同様に行われるが、ソ
ース、ドレイン及びチャネル領域ではなく、電荷収集用
の活性領域が、変形可能な膜135の下に形成される点
が異なる。
【0035】上述したような基板の処理は、準標準的M
OS製造プロセスに従う。第2LOCOS工程を付加す
ることは、標準的なMOS製造プロセスから大して外れ
ることではなく、十分受容可能である。また、LOCO
S微細加工によって形成されるキャビティの深さは、通
常1μm未満であり、標準的なリソグラフィ技術が適用
可能である。
【0036】製造プロセスの初期段階でLOCOS微細
加工によって接合メサ(bonding mesa)104を形成す
る代わりに、接合メサを、より後の工程で半導体基板の
活性領域上に形成してもよい。例えば、第1基板を従来
のMOS製造プロセスによって処理することによって、
活性領域及びMOSデバイスが、形成される接合メサに
対して指定された領域内及び周囲に形成される。接合メ
サは、金属配線を形成する前に、指定された領域内に、
結晶シリコンの選択的なエピタキシャル成長、二酸化シ
リコンまたは窒化シリコンのような誘電体、ポリシリコ
ン、または他の材料の成膜及びエッチング、あるいは熱
酸化膜の成長及びパターニングによって形成される。第
2基板は、接合メサに融接され、上述したように形状が
整えられて、活性領域の上方に位置する変形可能部とな
る。
【0037】図11乃至図17は、MOGFETまたは
MOPCAPを形成するための別の方法を図示してい
る。図11は、変形可能なゲート膜が形成される第1ウ
ェハ201を示している。第1ウェハ201は、絶縁層
である“ハンドル(handle)”層202上に単結晶シリ
コン層203を有している、従来技術の、絶縁体上半導
体(semiconductor on insulator:SOI)ウェハであ
る。シリコン層203によって、形成されるゲート膜の
変形可能部のための膜材料が提供される。適切な膜材料
を含む別のタイプのウェハを用いることもできる。例え
ば、電気化学的エッチングのストッパ用に、N基板上に
埋め込みP+エッチングストッパまたはPエピタキシャ
ル層が設けられたシリコンウェハを用いることもでき
る。ウェハが単結晶の膜材料と、ゲート膜の厚さを制御
するためのエッチングストッパとを含んでいることが好
ましい。
【0038】半導体層203は、マスキングされ、さら
に化学エッチング、プラズマエッチング、または異方性
エッチングなどの標準的な手法によってエッチングされ
るか、或いはLOCOS微細加工されて、図12に示さ
れているようなシリコンメサ204が形成される。上述
したようなLOCOS工程によって、メサ204内に酸
化膜205(図13)が形成され、この酸化膜205を
除去することによりメサ204内に窪み206(図1
4)が形成される。
【0039】図15は、MOGFET用の活性領域20
7乃至209と、標準MOSデバイス240を含む第2
半導体ウェハ250を示している。図15の実施例で
は、デバイス240及び活性領域207乃至209は、
標準的なツイン−タブ・シングル・ポリCMOSプロセ
ス(twin-tub single poly CMOS process)によって形
成されるが、別の方法として、例えばNMOS、PMO
S、またはバイポーラプロセスのような他の製造プロセ
スを用いてもよい。更に、LOCOS微細加工プロセス
によって、ウェハ250の表面の形状を整えて、例え
ば、変形可能なゲート膜の下方に位置する周囲を取り巻
くソース、ドレイン、及び絶縁領域に対してより高い位
置に位置する、MOGFETのチャネルや接合面を形成
することもできる。最終的なメタルインターコネクト
は、ゲート構造体をウェハ250に融接した後に形成さ
れる。
【0040】整合融接によって、図14の第1ウェハ2
01と図15の第2ウェハ250を接合することによ
り、図16に示すような構造が形成される。このとき、
窪み206が、活性領域207乃至209の囲い部分
(enclose portions)と整合される。整合融接は、本分
野では公知であり、R.W. Bower、M.S. Ismail、S.N. Fa
rrensによる“「Aligned Wafer Bonding: A Key to Thr
ee Dimensional Microstructure」, 20(5) J. Electron
ic Materials 383, 383-387 (May 1991)”に記載されて
いる。この文献は、本願に引証として加えられる。整合
融接には、塩基性溶液による化学洗浄などの前処理過程
も含まれ、その後、ウェハ201と250は、ウェハ2
01と250が対向しているときウェハ201と250
の整合確認用の印し(alignment features)を見ること
の出来る赤外線アライナ(infrared aligner)を用いて
整合される。ウェハ210と250は接触させられた
後、約950℃で約30分アニール(anneal)され、接
合が完全になるようにされる。“Electron Visions of
Schaerding, Austria”から販売され、商業的に入手可
能なBAL6ボンドアライナ(BAL6 Bond Aligner)の
ような接合装置(bonder)によって整合融接を実行する
ことができる。
【0041】ウェハ201は、窪み206がMOGFE
Tのチャネル208上に位置するように整合される。ハ
ンドル構造202がエッチングされた後、メサ204の
窪み206とハンドル基板202との間の部分204A
が、ゲート膜の変形可能部となる。図17に示されてい
る実施例では、ハンドル基板202は機械的な研削また
は化学エッチングにより除去される。別の方法として、
多重マスキング及びエッチングにより、基板202とメ
サ204の形状を整え所望の形状としてもよい。この集
積回路は、上述したように標準的な手法によって仕上げ
をされ、パターニングされた金属層、パッシベーション
層が形成され、パッケージングされる。特に、メタルイ
ンターコネクトによって、ゲート膜204Aと、ウェハ
250内及び表面に形成された標準的な半導体デバイス
とを接続することができる。
【0042】図18及び図19は、それぞれ、半導体基
板301内及び表面に形成されたMOGFET300の
模式的な平面図及び断面図を表している。MOGFET
300は、ソース302、ドレイン303、及びチャネ
ル304を有しており、それらは基板301内に拡散さ
れている。薄いリング形状のメサ305は、変形可能な
ゲート膜306を、ディスク形状のキャビティ307の
周縁に於いて支持している。図18では、メサ305は
円形として示されているが、別の実施例では、メサの輪
郭形状は、正方形、長方形、或いは他の任意の形状であ
ってもよい。基板301、メサ305及びゲート膜30
6によって画定されているキャビティ307は、密封さ
れ真空が保たれるようになっている。ゲート膜306
は、外部圧力が加えられていないとき、チャネル領域3
04から距離gだけ離れている。外圧がゲート膜306
に加えられると、ゲート膜306は、チャネル304に
最も近接した部分に於いて、Wだけチャネル304に向
かって撓む。
【0043】ゲート構造体306が撓むことにより、M
OGFET300の電気的特性が変化する。変形可能な
ゲートとチャネルとの間の単位面積当たりの静電容量C
(W)は、ゲートの撓みWの関数であり、式(1)によ
って与えられる。
【0044】
【数1】
【0045】doxはゲート膜306上の薄い酸化膜
(図示せず)とチャネル304上の酸化膜308を合わ
せた厚さである。変数e及びeoxは、それぞれ自由空
間及び二酸化シリコンの誘電率である。
【0046】MOGFET300は、電流飽和条件(導
電チャネルに於けるピンチオフ)に依存して、様々なモ
ードで動作可能である。ゲート306とドレイン303
が接続されている場合、以下の式(2)が、定常電流I
で飽和している状態のMOGFET300のドレイン・
ソース間電圧Vdsを記述する基本的な式となる。
【0047】
【数2】
【0048】式(2)に於いて、記号L、Z、μ、
g、T、Nb、ni、Qf、VBSは、それぞれ、チャネル
長さ、チャネル幅、チャネル電荷移動度、チャネル領域
のバンドギャップ電圧、温度、チャネル不純物濃度(1
cm3当たりのキャリア数)、固有キャリア密度(intri
nsic carrier density)、MOGFET300のバルク
酸化膜電荷(the bulk oxide charge)、及びボディ(ま
たは基板)とソースとの間の電圧差を表している。ま
た、記号k、q、esは、それぞれボルツマン定数、電
子の電荷、及びシリコンの比誘電率を表している。式
(2)の中の最初の項{2I[L/(μZC(W)]}
1/2は、本明細書中では、ルート項と呼ぶ。式(2)の
中の他の項は、しばしば線形項と呼ぶ。
【0049】本発明による2つのセンシングモードは、
式(2)に基づいている。第1モード(本明細書中で
は、しばしばルートモードと呼ぶ)によると、ルート項
に比例した出力電力が得られる。また、第2モード(本
明細書中では、しばしば線形モードと呼ぶ)によると、
撓みに線形に関連した出力電圧が得られる。2つのセン
シングモードは、回路構造、物理的構造、活性領域の位
置、及び動作電流によって区別される。
【0050】図20は、ルートモードセンサ400Aの
平面図を示している。このセンサ400Aは、ドレイン
402、2つのソース403及び404、及び2つのチ
ャネル領域405及び406を有しており、それらは基
板401内に拡散し、リング状のスペーサ407によっ
て支持されている一枚のゲート膜(図示せず)の下に配
置されている。ドレイン402は、ゲート膜に電気的に
接続されている。ソース403及びチャネル405を通
って流れる電流I1が、ソース404及びチャネル40
6を通って流れる電流I2と異なる場合、またはチャネ
ル405の幅がチャネル406の幅と異なる場合、ソー
ス403と404との間の電圧の差は、2つのルート項
の間の差となる。式(2)の線形項及び温度依存性は、
電流及びチャネル幅に依存しておらず、電圧の差を取る
ことによってキャンセルされる。これらのソースの間の
電圧の差は、基板401内に一体に形成されるMOS回
路によって実現される従来の自乗演算回路(図示せず)
を用いることによって、撓みに比例する成分に定数を加
えた信号に変換される。
【0051】チャネル405と406は、キャビティ4
08の中心について対照に配置されており、キャビティ
408を覆っているゲート膜が撓んだとき、チャネル4
05に対する撓みとチャネル406に対する撓みが等し
くなるようになっている。一実施例では、チャネル40
5と406は、同じ幅A及び長さLを有する。式(2)
に於ける線形項の排除を効果的に行うため、チャネル幅
Zのチャネル長さLに対する比Z/Lは、小さいかある
いは過度に大きくないことが望ましく、例えば1:1乃
至20:1の範囲にあると良い。駆動電流I1及びI2
は、約50乃至250μAのオーダであることが、この
動作モードでは望ましい。
【0052】図21及び図22に、別のルートモードセ
ンサ400Bを示す。図20、図21、及び図22内の
同じ符号を有する要素は、類似または同一のものであ
り、これらについて図20を参照にしつつ説明したこと
は、図21及び図22に於いても成り立つ。センサ40
0Bは、センサ400Aとは、ソース403及び404
に対して、それぞれ別々のドレイン409及び410を
有する点が異なっている。ドレイン409及び410は
変形可能なゲート膜411を介して電気的に接続されて
いる。
【0053】センサ400Bの利点は、図22に示され
ている断面図に見ることができる。センサ400Bで
は、ソース403、ドレイン409、及びチャネル40
は第1分離ウェル412内に形成されており、ソース
404、ドレイン410、及びチャネル406は第2分
離ウェル413内に形成されている。2つのウェル41
2及び413は異なる電圧にバイアスすることができ、
それによって、ソース404及び403を含んでいるボ
ディに対してソース404及び403が異なる電圧にな
ることから生じるボディ効果(body effec
t)をキャンセルすることができる。ウェル412及び
413をそれぞれソース403及び404に結びつける
ことによって、適切なボディ電圧が得られる。このよう
な対策をしないと、ボディ効果によって、ソース403
の電圧とソース404の電圧の差に、ゲート膜411の
撓みに線形に依存する成分が発生する。
【0054】線形センシングモードは、式(2)に於け
るルート項を抑制することによって実現される。ルート
項の抑制は、チャネル長さに対するチャネル幅の比Z/
Lが大きい(50:1乃至約100:1のオーダ)MO
GFETを小さい電流(約10μA)で駆動することに
よってなされる。このようにすることにより、ルート項
によって発生する非線形性は十分なレベルまで減少され
る(約0.2%未満)。図23は、線形センシングモー
ド用MOGFET500の平面図である。MOGFET
500は、ソース503、ドレイン502、及びチャネ
ル506を有しており、それらは基板501内に拡散さ
れている。ソース503は、チャネル506の幅をでき
るだけ大きくするように、ドレイン502の周囲を概ね
取り囲んでいる。トランジスタ500のドレイン・ソー
ス間電圧Vdsの温度特性は知られており、例えば、温度
に依存しないバイアスや差分トランジスタマッチング
(differential transistor matching)のような従来技
術を用いることによって補償することができる。
【0055】線形モードセンサからの信号及びルートモ
ードセンサからの(自乗演算回路によつて処理された後
の)信号は、一定のオフセット電圧を含む。センサのオ
フセット電圧は、構造乃至製造パラメータの関数であ
る。センサは、異なるゲート膜の撓みの影響を受けるト
ランジスタの間の電圧差を測定することによって、オフ
セット電圧をキャンセルすることができる。
【0056】図24は、線形モードセンサ600を示し
ている。このセンサ600は、ソース603と604と
の間の電圧差を測定することによって、オフセット電圧
をキャンセルすることができる。2つのソース603及
び604、及びドレイン602によって、リング状のス
ペーサ607、基板601、及びゲート膜(図示せず)
によって形成されたキャビティの中心軸から異なる半径
に位置するチャネル605と606が画定されている。
均一な圧力に応じてゲート膜が撓むとき、その撓みは膜
の中心に於いて最大となり、スペーサ607に接合され
ている所ではより小さくなる。従って、チャネル領域6
05と606は、異なるゲートの撓みの影響を受けるこ
ととなる。ソース603及び604上の電圧は、式
(2)の中の撓みとは無関係な項によって生じる一定の
オフセット電圧があるため、撓みに線形に関連するが比
例はしない。ソース603と604上の電圧の差を測定
することによって、この一定のオフセット電圧をキャン
セルし、概ねゲートの撓みに比例する信号を得ることが
できる。
【0057】図25は、ルートモードで動作し、オフセ
ット電圧をキャンセルすることのできるMOGFET絶
対値圧力センサ700の断面図を示している。センサ7
00では、ゲート膜706は4つのトランジスタ701
乃至704に対するゲートとして機能する。トランジス
タ701は、ソース721、ドレイン731、及びチャ
ネル751を有し、トランジスタ702は、ソース72
2、ドレイン732、及びチャネル752を有する。チ
ャネル751と752は、キャビティ705の軸から等
しい半径位置にあり、等しい撓みWの影響を受ける。図
20、図21、及び図22に関連して上述したように、
トランジスタ701及び702を異なる電流で動作させ
ることによって、ソース721と722との間の電圧差
が式(2)中の線形項に依存しないようにし、撓みWに
対し、概ね式(2)中のルート項によって与えられる第
1ルート信号を得ることができる。
【0058】トランジスタ703及び704は、それぞ
れ第2半径位置に於いてチャネル領域753及び754
を有し、第2のゲート撓みW′の影響を受ける。ソース
723と724との間の電圧の差をとることにより、第
2の撓みW′に対し、概ね式(2)中のルート項によっ
て与えられる第2ルート信号が得られる。自乗演算回路
によって、第1ルート信号は撓みWにオフセットを加え
た値に比例する第1自乗信号に変換され、第2ルート信
号は撓みW′に同じオフセットを加えた値に比例する第
2自乗信号に変換される。第1自乗信号と第2自乗信号
の差をとることによってオフセットをキャンセルするこ
とができる。
【0059】自乗演算回路は、例えば基板710内及び
表面に形成されたNチャネルトランジスタ708及びP
チャネルトランジスタ707などのような、従来のMO
Sデバイスから形成することができる。このような従来
のデバイス707及び708は、標準的な手法で形成す
ることができ、ポリシリコンゲート711、フィールド
酸化膜分離領域712、メタルインターコネクト及びコ
ンタクト713、及び低温酸化膜絶縁層(low temprera
ture oxide insulating layers)714などの従来構造
を含んでいる。
【0060】図25には、キャビティ705の底に於い
てある形状を有する中央面も示されている。トランジス
タ701乃至704のチャネル領域751乃至754は
バンプに配置されており、これらのチャネル領域751
乃至754が、分離ウェル741及び742やソース7
21及び722よりもゲート膜706に近接して配置さ
れるようになっている。キャビティ705の底の形状を
整えることによって、トランジスタ701乃至704の
閾値電圧が所望の値となるようにゲート膜706とチャ
ネル領域751乃至754との間隔は十分近く保たれ、
ゲート膜706とキャビティ705の底との間の静電気
引力は低減されている。
【0061】図26は、ルートモードで動作するMOG
FET差分圧力センサ800の断面図である。センサ8
00は、図25のセンサ700と同様または同一の構造
を多く含んでおり、それらには同じ符号が付されてい
る。センサ700に関連してこれらの要素について上述
したことは、センサ800にも当てはまる。センサ80
0は、通孔820が基板810を貫通してキャビティ8
05に達するように形成されているという点がセンサ7
00と異なっている。この通孔820は、基板810
の、図25に於ける基板710内の分離ウェル761に
対応する領域を貫通している。通孔820は、融接の前
に赤外線アライナまたはバックサイドアライナを用いて
基板810の背面をマスキングすることによって形成す
ることができる。融接した後、通孔820は、ストッパ
層(酸化膜)まで等方性エッチングによりエッチングさ
れ、その後このストッパ層にプラズマエッチングによっ
て孔が開けられる。典型的には通孔820は断面が徐々
に小さくなるように、約400μmのウェハの厚さに渡
ってテーパ状になっており、その直径はウェハ810の
背面に於いては約600μmであり、キャビティ805
では5μmとなっている。ウェハ810の背面からガス
圧がキャビティ805を満たし、ゲート膜706の底面
に圧力を加える。ウェハ810の前面の圧力は、ゲート
膜806の上面に圧力を加える。ゲート膜860の撓み
は、ウェハ810の前面と背面の圧力差に依存する。
【0062】図27は、ルートモードで動作するMOG
FET加速度計900の断面図である。加速度計900
は、図25のセンサ700の構造と同様または同一の構
造を含んでおり、それらには同じ符号が付されている。
これらの要素についてセンサ700に関連して説明した
ことは、加速度計900にも当てはまる。加速度計90
0は、膜906上に質量体(mass)910がキャビティ
905の中心付近に位置するように配置され、通気孔9
20が質量体910及び膜906を通過してキャビティ
905まで延びている点がセンサ700と異なる。通気
孔920は、膜906の上面と底面に於ける圧力を等し
くし、膜906が大気圧の変化によって撓まないように
する働きをしている。加速時には、質量体910の慣性
によって、膜906が撓み、この撓みの大きさは、図2
5のセンサ700について述べたのと同様に検知するこ
とができる。
【0063】膜906、質量体910、及び通気孔92
0は、基板710に融接されたウェハをマスキング及び
エッチングすることによって形成することができる。図
28乃至図31は、ウェハ950から膜906及び質量
体910を形成する過程を図示している。ウェハ950
は、ハンドル層951、エッチングストッパ層952、
及び膜層(membrain layer)953を含んでいる。典型
的な実施形態では、ハンドル層951はN型シリコン基
板であり、エッチングストッパ952は二酸化シリコン
層、埋め込みP+層、または電気化学的エッチングスト
ッパ層であり、膜層953は単結晶シリコンエピタキシ
ャル層である。酸化膜954は、融接の間にウェハ95
0上に形成される。基板710に融接された後、ウェハ
950は決められた時間水酸化カリウム(KOH)エッ
チングすることによって薄くされ、図29に示されてい
るように、ハンドル層955の厚さが、所望の質量体9
10の高さとなるように調整される。別の方法として、
他のエッチング、研削、または研摩によってウェハ95
0を薄くすることもできる。その後、ハンドル層955
はマスキングされエッチングストッパ層952までエッ
チングされ、質量体910及び孔957が図30に示さ
れているように形成される。続いて、膜層953がマス
キング及びエッチングされ、酸化膜954まで達する孔
958を有する膜906が形成される。酸化膜954を
貫通して最終的に通気孔920を形成する処理は、通常
メタルインターコネクト713(図27)が形成された
後に、プラズマエッチングによってなされる。通気孔9
20は、キャビティ905までエッチングしても、下に
位置する活性領域を損傷しないように配置することもで
きる。
【0064】上述したように、チャネルバンプ940
よってチャネル領域がゲート膜906に、より近接して
配置され、閾値電圧が低下している。また、周囲を取り
巻く窪み943によってゲート膜906と基板710と
の間の静電気引力が減少している。加速度計900に於
いて、膜906が動くとき通気孔920をガスがより流
れやすいように、窪み943の形状を更に整えることも
できる。ガスをより流れやすくすることによって、膜9
06の動きを抑える“膜締め付け(squeeze−f
ilm)”制動作用が低減される。窪み943及び通気
孔920のサイズは、加速度計900に於いて、所望の
周波数応答特性及び制動レベルが得られるように調整す
ることができる。
【0065】上述した実施例の何れに於いても、ゲート
膜の下に、拡散によって形成された導体部があることに
よって、ゲート膜を撓ませる静電気力が低減されてい
る。例えば、図25では、分離ウェル761、762、
及び763は膜706と同じ電圧にバイアス可能であ
り、膜706の下の大部分の領域を覆うように拡がっ
て、膜706と基板710との間の静電気引力を低減し
ている。
【0066】図32及び図33は、本発明の一実施例に
よるMOPCAPセンサ1000の断面図及び平面図で
ある。センサ1000では、変形可能な膜1040と基
板1010に形成されたドーピングされた領域1020
が、キャビティ1060によって分離されている。膜1
040は、図33では、その下に位置する構造がより見
やすいように省略されている。図32及び図33に示さ
れている実施例は、密封されたキャビティ1060を含
む絶対値圧力センサである。別の実施例には、基板10
10を通ってキャビティ1060に抜ける通気孔を有す
る差分圧力センサや、膜1040を貫通する通気孔を有
する加速度計が含まれる。更に、加速度計として用いる
場合、膜1040に質量体を付加してもよい。
【0067】領域1020は、圧力変化による膜104
0の撓みが最大となるキャビティ1060の中心付近に
配置されている。その結果、圧力変化による膜1040
と領域1020の間の静電容量の変化の割合は、単位圧
力変化に対し比較的大きい。圧力変化による膜1040
と領域1030の間の静電容量の変化の割合はより小さ
いが、それは、膜1040と領域1030の間の静電容
量が比較的大きく、かつ膜1040の撓みが領域103
0に於いて比較的小さいためである。膜1040と領域
1030の間の静電容量が大きいのは、領域1030の
接合部1050に近接した部分が、膜1040から絶縁
層1090の厚さだけしか離れていないためである。そ
の結果、膜1040と領域1030の間の静電容量変化
によって発生する信号は、信号対ノイズ比が小さい。
【0068】センサ1000からの信号が、膜1040
と領域1030の間の静電容量にできるだけ影響されな
いように、領域1030と領域1020は分離されてお
り、更に領域1030は膜1040と概ね同じ電圧にな
るようにバイアスされている。膜1040からフィード
スルー1031を介して領域1030に接続された高入
力インピーダンスの増幅器によって、領域1030をバ
イアスすることができる。この増幅器は、センサ100
0を取り囲む基板1010のデバイス面内に形成するこ
とができる。
【0069】センサ1000には、所望に応じて設ける
ことのできる基準静電容量領域1070も含まれてい
る。圧力による膜1040と領域1070の間の静電容
量の変化は、膜1040と領域1020の間の静電容量
の変化ほど大きくない。それは、領域1070が、膜1
040の撓みが最大となる点から離れているためであ
る。しかしながら、領域1070は領域1020と同じ
基板内に形成され、同じ環境にさらされるため、温度そ
の他の環境要因の変化による静電容量の変化は、領域1
020と領域1070とで概ね同じである。フィードス
ルー1021を介して領域1020に接続されたセンシ
ング回路(図示せず)と、フィードスルー1071を介
して領域1070に接続されたセンシング回路(図示せ
ず)の2つのセンシング回路を調整して、膜1040が
撓んでいないとき、2つの回路が同じ信号を出力するよ
うにすることができる。膜1040が撓むことによっ
て、領域1020による静電容量の方がより大きく変化
するため、2つのセンシング回路から出力される信号の
差は変化するが、温度の変化は2つの領域1020と1
070でほとんど同じであるため、この差信号は温度変
化にほとんど影響されない。静電容量ブリッジ回路(ca
pacitive bridge circuit)、スイッチコンデンサ回路
(switch capacitor circuit)、またはMOPCAPセ
ンサ1000を組み込んだ発信器などの公知のセンシン
グ回路によって、領域1020及び1070の静電容量
を検知することができる。また、これらの回路は、リー
ド線の静電容量に起因する信号ノイズが増大しないよう
に、センサ1000に近接するように基板1010内に
形成することができる。
【0070】図32及び図33では、分離領域1080
によって領域1020、1070、及び1030は電気
的に分離されている。分離領域1080は、領域102
0、1070、及び1030とドーピング型が逆であ
る。図32及び図33の実施例では、領域1020、1
070、及び1030はN型領域であり、領域1080
はP型領域であり、基板1010はP型基板である。別
の方法として、領域1030が、領域1020及び10
70と逆のドーピング型とし、領域1030と領域10
20または領域1070との間の分離領域を除去するこ
ともできる。なぜなら、領域1030の電圧は、領域1
030と領域1020または領域1070との間の接合
が逆バイアスされるような電圧になっているからであ
る。
【0071】本発明を、特定の実施例を参照して説明し
てきたが、それは本発明の応用例を例示することを意図
したものであって、本発明を限定するものとして解釈さ
れるべきではない。開示された実施態様に示された特徴
の様々な適用及び組合せが、特許請求の範囲で画定され
る本発明の範囲を逸脱することなく可能であることは当
業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図2】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図3】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図4】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図5】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図6】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図7】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図8】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図9】本発明による方法に従って形成される集積回路
の断面図である。
【図10】本発明による方法に従って形成される集積回
路の断面図である。
【図11】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図12】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図13】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図14】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図15】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図16】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図17】本発明による別の方法に従って形成される集
積回路の断面図である。
【図18】本発明の一実施例によるMOGFETの平面
図である。
【図19】本発明の一実施例によるMOGFETの断面
図である。
【図20】本発明の一実施例によるルートモードセンサ
の平面図である。
【図21】本発明の別の実施例によるルートモードセン
サの平面図である。
【図22】本発明の別の実施例によるルートモードセン
サの断面図である。
【図23】本発明の一実施例による線形モードセンサの
平面図である。
【図24】本発明の別の実施例による線形モードセンサ
の平面図である。
【図25】本発明の一実施例によるMOGFET絶対値
圧力センサの断面図である。
【図26】本発明の一実施例によるMOGFET差分圧
力センサの断面図である。
【図27】本発明の一実施例によるMOGFET加速度
計の断面図である。
【図28】図27に示されているゲート構造体の形成過
程に於けるウェハの断面図である。
【図29】図27に示されているゲート構造体の形成過
程に於けるウェハの断面図である。
【図30】図27に示されているゲート構造体の形成過
程に於けるウェハの断面図である。
【図31】図27に示されているゲート構造体の形成過
程に於けるウェハの断面図である。
【図32】本発明の一実施例による静電容量センサの断
面図である。
【図33】本発明の一実施例による静電容量センサの平
面図である。
【符号の説明】
101 シリコン基板 102 酸化膜領域(二酸化シリコン領域) 103 領域 104 メサ 105 デバイス面 106〜110 分離ウェル 111〜114 ガードリング 115〜117 酸化膜領域(二酸化シリコン領域) 118 窪み 119 ゲート用ポリシリコン層 120、121 インターコネクト 123 ソース領域 124 ドレイン領域 126 活性領域 128 キャビティ 129 接合面 130 第2シリコン基板 130A 薄いウェハ 131、133 変形可能部 132 質量体 134 片持ち梁部分 135 ゲート膜 137 メタルインターコネクト 138 メタルコンタクト 201 第1ウェハ 202 ハンドル層 203 単結晶シリコン層 204 メサ 204A ゲート膜 205 酸化膜 206 窪み 207〜209 活性領域 240 標準MOSデバイス 250 第2半導体ウェハ 300 MOGFET 301 半導体基板 302 ソース 303 ドレイン 304 チャネル 305 メサ 306 ゲート膜 307 キャビティ 308 酸化膜 400A ルートモードセンサ 400B ルートモードセンサ 401 基板 402 ドレイン 403、404 ソース 405、406 チャネル領域 407 スペーサ 408 キャビティ 409、410 ドレイン 411 ゲート膜 412 第1分離ウェル 413 第2分離ウェル 500 線形センシングモード用MOGFET 501 基板 502 ドレイン 503 ソース 506 チャネル 600 線形モードセンサ 601 基板 602 ドレイン 603、604 ソース 605、606 チャネル 607 スペーサ 700 MOGFET絶対値圧力センサ 701〜704 トランジスタ 705 キャビティ 706 ゲート膜 707 Pチャネルトランジスタ 708 Nチャネルトランジスタ 711 ポリシリコンゲート 712 フィールド酸化膜分離領域 713 メタルインターコネクト及びコンタクト 714 低温酸化膜絶縁層 721〜724 ソース 731、732 ドレイン 741、742 分離ウェル 751〜754 チャネル 761〜763 分離ウェル 800 MOGFET差分圧力センサ 805 キャビティ 806 ゲート膜 810 基板 820 通孔 900 MOGFET加速度計 905 キャビティ 906 膜 910 質量体 920 通気孔 950 ウェハ 951 ハンドル層 952 エッチングストッパ層 953 膜層 954 酸化膜 955 ハンドル層 957 孔 958 孔 1000 MOPCAPセンサ 1010 基板 1020 領域 1030 領域 1031 フィードスルー 1040 膜 1050 接合部 1060 キャビティ 1070 基準静電容量領域 1071 フィードスルー 1080 分離領域 1090 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/84 H01L 29/78 301J (72)発明者 エム・サレー・イズメイル アメリカ合衆国カリフォルニア州 94560・ニューアーク・キャッスルフォ ードコート 5370 (72)発明者 ゲイリー・ジェイ・パシュビー アメリカ合衆国カリフォルニア州 95127・サンノゼ・マクベイアベニュー 14800 (56)参考文献 特開 平4−326774(JP,A) 特開 平6−18345(JP,A) 特開 平2−196472(JP,A) 特開 平6−201504(JP,A) 特開 昭61−155831(JP,A) 特開 平7−140166(JP,A) 特開 平6−334199(JP,A) 特開 平3−142333(JP,A) 特開 昭61−222178(JP,A) 特開 平7−19975(JP,A) 特公 昭54−39711(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01L 1/18 G01L 1/14 G01P 15/08 G01P 15/125 H01L 29/78 H01L 29/84 JICSTファイル(JOIS)

Claims (60)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変形可能部を含む半導体デバイスの製
    造方法であって、 第1基板の表面の一部を酸化して、第1酸化領域を形成
    すると共に、前記表面に非酸化領域を残す過程と、 前記第1酸化領域を除去して、前記第1基板内に窪みを
    形成する過程と、前記窪み内に活性領域を形成する過程と、 前記第1基板の前記非酸化領域に第2基板を接合して前
    記第2基板の一部が前記窪みの上に位置するようにする
    過程とを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記非酸化領域が前記窪みを取り囲ん
    でおり、 前記第1基板の前記表面を酸化して、前記表面の前記非
    酸化領域を取り囲む第2酸化領域を形成する過程と、 前記第2酸化領域を除去して、前記窪みを含むメサを前
    記第1基板の前記表面に残す過程とを更に含むことを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第2基板の形状を整えて、前記窪
    みの上に位置する変形可能部を形成する過程を更に含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第2基板がエッチングストッパ層
    を含み、 前記接合過程によって、前記第2基板の第1表面が前記
    第1基板の前記表面に接合され、 前記第2基板の形状を整える過程が、前記第2基板をエ
    ッチングして、前記第2基板の第2表面と前記エッチン
    グストッパ層との間の部分を除去する過程を含むことを
    特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記形状を整える過程が、 前記第2基板の一部を酸化する過程と、 前記第2基板の酸化の間に形成された酸化領域を除去す
    る過程とを含むことを特徴とする請求項3に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1酸化領域を形成する酸化過程
    と、前記第2酸化領域を形成するための酸化過程が実質
    的に同時に行われることを特徴とする請求項2に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記第1基板を酸化して、前記窪みの
    底面に酸化領域を形成する過程と、 前記酸化領域を除去して、前記窪みの前記底面にバンプ
    を形成する過程とを更に含むことを特徴とする請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記活性領域を形成する過程が、前記
    窪みの前記底面の前記バンプ内に、前記半導体デバイス
    用のチャネル領域を形成する過程を含むことを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1基板の前記メサを取り囲む部
    分内及び表面にトランジスタを形成する過程を更に含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記活性領域を形成する過程が、前
    記半導体デバイス用のチャネル領域を形成する過程を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記活性領域を形成する過程が、前
    記酸化過程の前に行われることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記活性領域を形成する過程が、前
    記窪みの深さよりも深く前記第1基板内にドーピング領
    域を形成する過程を更に含むことを特徴とする請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第2基板の形状を整えて、前記
    窪みの上に膜を形成する過程を有する過程を更に含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第2基板の形状を整えて、前記
    窪みの上に片持ち梁構造を形成する過程を更に含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第1酸化領域が前記非酸化領域
    を取り囲んでいることを特徴とする請求項14に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記窪み内に活性領域を形成する過
    程を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 変形可能部を有する半導体デバイス
    の製造方法であって、第1基板の形状を整えて、前記第1基板の第1表面に窪
    みを形成する第1の過程と、2基板内に活性領域を形成する第2の過程と、 前記窪みが前記活性領域上に位置するように前記第1基
    板を前記第2基板に接合する第3の過程と、 前記第1基板の第2表面の形状を整えて、前記活性領域
    の上方に変形可能部を形成する第4の過程とを含み、 前記第1の過程は更に、 前記基板の前記第1表面にメサを形成する過程と、 前記メサ上に酸化領域を形成するように前記第1基板を
    酸化する過程と、 前記酸化領域を除去して前記メサ内に前記窪みを形成す
    る過程とを 含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 前記第2基板内にソース及びドレイ
    ンを形成する過程を更に含み、前記活性領域を形成する
    過程が前記ソースと前記ドレインとの間にチャネルを形
    成する過程を含むことを特徴とする請求項17に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 前記第1基板の前記第2表面の形状
    を整える過程が、前記第1基板の前記第2表面からエッ
    チングストッパ層までエッチングする過程を含むことを
    特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第1基板の前記第2表面の形状
    を整える過程が、前記エッチング過程に対して前記第1
    基板の一部だけが露出されるように前記第2表面をマス
    キングする過程を更に含むことを特徴とする請求項19
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2基板の一部を酸化して、酸
    化領域と非酸化領域を前記第2基板上に形成する過程
    と、 前記酸化領域を除去して前記第2基板内に窪みを形成す
    る過程とを更に含み、前記接合過程の後に、前記第1基
    内の前記窪みが、前記第2基板内の前記窪みの少なく
    とも一部の上に位置することを特徴とする請求項17に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第2基板内及び表面に第2の半
    導体デバイスを形成する過程を更に含むことを特徴とす
    る請求項17に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の半導体デバイスを形成す
    る過程が、電界効果トランジスタを形成する過程を含む
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第2の半導体デバイスを形成す
    る過程が、バイポーラトランジスタを形成する過程を含
    むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 半導体デバイスであって、 第1表面にメサを有する半導体基板であって、前記メサ
    が前記第1表面の下方面領域によって取り囲まれ、前記
    下方面領域に比してより高い位置に位置する上面を有
    し、更に前記上面内に形成された窪みを有している該半
    導体基板と、 前記メサの前記上面に接合され、前記窪みの上に懸架さ
    れた変形可能な膜と、 前記基板の前記窪みの下の部分に、前記変形可能な膜の
    下方に位置するように形成された活性領域とを有するこ
    とを特徴とする半導体デバイス。
  26. 【請求項26】 前記変形可能な膜が単結晶シリコン
    層を含むことを特徴とする請求項25に記載の半導体デ
    バイス。
  27. 【請求項27】 前記半導体デバイスが、前記活性領
    域に対する前記変形可能な膜の位置に依存した静電容量
    を有する静電容量センサを含むことを特徴とする請求項
    25に記載の半導体デバイス。
  28. 【請求項28】 更に、前記第1活性領域を取り囲む
    とともに、前記第1活性領域から電気的に分離された第
    2活性領域が前記第1基板内に形成されていることを特
    徴とする請求項27に記載の半導体デバイス。
  29. 【請求項29】 更に、前記第2活性領域に接続され
    たバイアス回路を含んでいることを特徴とする請求項2
    8に記載の半導体デバイス。
  30. 【請求項30】 更に、入力端子が前記膜に接続さ
    れ、出力端子が前記第2活性領域に接続された増幅器を
    含むことを特徴とする請求項28に記載の半導体デバイ
    ス。
  31. 【請求項31】 前記増幅器が、前記半導体基板内
    に、少なくともその一部が前記下方面領域内に形成され
    るように形成されていることを特徴とする請求項30に
    記載の半導体デバイス。
  32. 【請求項32】 前記活性領域及び前記変形可能な膜
    が、それぞれ、可動ゲート電界効果トランジスタのチャ
    ネル及びゲートを構成していることを特徴とする請求項
    25に記載の半導体デバイス。
  33. 【請求項33】 前記半導体基板の一部が、前記変形
    可能な膜の下に位置する前記窪みの床を画定しており、 前記窪みの前記床が、周囲の床より上方に盛り上がった
    バンプを含み、 前記チャネルが前記バンプ内に形成されていることを特
    徴とする請求項32に記載の半導体デバイス。
  34. 【請求項34】 前記変形可能な膜と前記活性領域と
    が約1μm未満のギャップによって分離されていること
    を特徴とする請求項32に記載の半導体デバイス。
  35. 【請求項35】 可動ゲート電界効果センサであっ
    て、 半導体基板と、 前記基板に接合されたゲート構造体であって、前記基板
    の一部の上方に懸架された変形可能なゲート膜を含む該
    ゲート構造体と、 前記基板の前記一部に、前記変形可能なゲート膜の下方
    に位置するように形成された第1チャネル及び第2チャ
    ネルとを含み、 前記第1チャネル及び第2チャネルが、前記ゲートの撓
    みの範囲全体に渡って前記変形可能なゲート膜がどちら
    のチャネルからも等距離にあるように形成、配置されて
    いることを特徴とする可動ゲート電界効果センサ。
  36. 【請求項36】 更に、前記第1チャネルを流れる第
    1電流を供給する第1ソースと、 前記第2チャネルを流れる第2電流を供給する第2ソー
    スとを含むことを特徴とする請求項35に記載のセン
    サ。
  37. 【請求項37】 更に、前記変形可能なゲート膜に電
    気的に接続された第1ドレインを含み、前記第1チャネ
    ルが前記第1ドレインと前記第1ソースとの間に配置さ
    れていることを特徴とする請求項35に記載のセンサ。
  38. 【請求項38】 更に、前記変形可能なゲート膜に電
    気的に接続された第2ドレインを含み、前記第2チャネ
    ルが前記第2ドレインと前記第2ソースとの間に配置さ
    れていることを特徴とする請求項37に記載のセンサ。
  39. 【請求項39】 前記基板内に形成された第1分離ウ
    ェル及び第2分離ウェルを更に含み、 前記第1ソース、前記第1ドレイン、及び前記第1チャ
    ネルが前記第1分離ウェル内に配置され、 前記第2ソース、前記第2ドレイン、及び前記第2チャ
    ネルが前記第2分離ウェル内に配置されていることを特
    徴とする請求項38に記載のセンサ。
  40. 【請求項40】 前記第1分離ウェルが前記第1ソー
    スに電気的に接続され、前記第2分離ウェルが前記第2
    ソースに電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項39に記載のセンサ。
  41. 【請求項41】 前記第1ソースに接続されて、前記
    第1チャネルを流れる第1電流を流す第1電流源と、 前記第2ソースに接続されて、前記第2チャネルを流れ
    る第2電流を流す第2電流源とを含むことを特徴とする
    請求項40に記載のセンサ。
  42. 【請求項42】 更に、ドレインを含み、 前記第1チャネルが前記ドレインと前記第1ソースとの
    間に配置され、前記第2チャネルが前記ドレインと前記
    第2ソースとの間に配置されていることを特徴とする請
    求項36に記載のセンサ。
  43. 【請求項43】 前記ドレインが前記変形可能なゲー
    ト膜に電気的に接続されていることを特徴とする請求項
    42に記載のセンサ。
  44. 【請求項44】 前記半導体基板に内部に窪みが形成
    されたメサが設けられており、前記変形可能なゲート膜
    が前記メサに接合され前記窪みの上に懸架されているこ
    とを特徴とする請求項35に記載のセンサ。
  45. 【請求項45】 前記ゲート構造体が、前記変形可能
    なゲート膜と前記基板とに接続された絶縁リングを更に
    含んでいることを特徴とする請求項35に記載のセン
    サ。
  46. 【請求項46】 前記基板と前記変形可能なゲート膜
    によって円筒形状のキャビティの壁が画定され、前記第
    1チャネルと前記第2チャネルが、前記円筒形状のキャ
    ビティの軸に関して同じ半径を有する弧形の領域である
    ことを特徴とする請求項35に記載のセンサ。
  47. 【請求項47】 前記第1チャネルが前記第2チャネ
    ルとは異なる幅を有することを特徴とする請求項35に
    記載のセンサ。
  48. 【請求項48】 可動ゲート電界効果センサであっ
    て、 半導体基板と、 前記基板に接合されたゲート構造体であって、前記基板
    の一部の上方に懸架された変形可能なゲート膜を含む該
    ゲート構造体と、 前記基板の前記一部に、前記変形可能なゲートの下方に
    位置するように形成された第1チャネルと、 前記基板の前記領域に、前記変形可能なゲートの下方に
    位置するように形成された第2チャネルとを含み、 前記変形可能なゲートが前記基板に対して動くとき、前
    記第1チャネルと前記変形可能なゲートとの間の距離の
    変化が、前記第2チャネルと前記変形可能なゲートとの
    間の距離の変化よりも大きくなるように、前記第1チャ
    ネル及び前記第2チャネルが形成及び配置されているこ
    とを特徴とするセンサ。
  49. 【請求項49】 前記基板内に形成された第1ソース
    と、 前記基板内に形成された第2ソースと、 前記基板内に形成され、前記変形可能なゲート膜に電気
    的に接続されたドレインとを更に含み、 前記第1チャネルが前記ドレインと前記第1ソースとの
    間に配置され、前記第2チャネルが前記ドレインと前記
    第2ソースとの間に配置されていることを特徴とする請
    求項48に記載のセンサ。
  50. 【請求項50】 前記ゲート構造体が、前記基板と前
    記変形可能なゲートとの間に配置されたスペーサを更に
    含み、 前記基板、前記変形可能なゲート、及び前記スペーサに
    よって円筒形状のキャビティの壁が画定されており、 前記第1チャネルが前記円筒形状のキャビティの軸に関
    して第1半径を有する弧形領域であり、 前記第2チャネルが前記円筒形状のキャビティの軸に関
    して第2半径を有する弧形領域であることを特徴とする
    請求項49に記載のセンサ。
  51. 【請求項51】 静電容量センサであって、 第1表面に窪みが設けられた基板と、 前記基板に接合された第1部分と前記窪み上に位置する
    変形可能な部分とを有する膜と、 前記基板の前記窪みの下の部分に、前記膜の前記変形可
    能な部分の下方に位置するように形成された第1活性領
    域と、 前記基板内に形成され、その一部が前記膜の前記第1部
    分の下に位置するように配置された第2活性領域と、 前記第2活性領域を前記膜と同じ電圧に維持するバイア
    ス回路とを含むことを特徴とするセンサ。
  52. 【請求項52】 前記バイアス回路が前記基板内及び
    表面に形成されていることを特徴とする請求項51に記
    載の静電容量センサ。
  53. 【請求項53】 前記基板の前記窪みの下の部分に形
    成された第3活性領域と、 前記第1活性領域と前記膜との間の静電容量を示す第1
    信号を生成する第1センシング回路と、 前記第3活性領域と前記膜との間の静電容量を示す第2
    信号を生成する第2センシング回路と、 前記第1信号と前記第2信号の差を示す信号を生成する
    回路とを更に含むことを特徴とする請求項52に記載の
    静電容量センサ。
  54. 【請求項54】 前記第1及び第2センシング回路が
    記基板内及び表面に形成されていることを特徴とする
    請求項53に記載の静電容量センサ。
  55. 【請求項55】 前記窪みが前記第1表面上に周縁部
    を有し、前記膜が前記窪みの前記周縁部に於いて前記基
    板に融接されていることを特徴とする請求項51に記載
    の静電容量センサ。
  56. 【請求項56】 前記基板の第2表面を通って前記窪
    みへ通ずる通孔が前記基板に設けられていることを特徴
    とする請求項55に記載のセンサ。
  57. 【請求項57】 前記膜に、前記膜の前記第2部分を
    通る孔が設けられていることを特徴とする請求項55に
    記載の静電容量センサ。
  58. 【請求項58】 可動ゲート電界効果トランジスタで
    あって、 高レベル面と低レベル面を含む表面を有する半導体基板
    と、 前記高レベル面内に形成されたチャネル領域と、 前記低レベル面内に形成された活性領域と、 前記基板に接合されたゲート構造体とを有し、 前記ゲート構造体が、前記表面領域の前記高レベル面の
    上方に懸架された変形可能なゲート膜を含んでいること
    を特徴とする可動ゲート電界効果トランジスタ。
  59. 【請求項59】 更に、前記低レベル面内に形成され
    たソース及びドレインを含むことを特徴とする請求項5
    8に記載の可動ゲート電界効果トランジスタ。
  60. 【請求項60】 更に、前記基板と前記変形可能な膜
    との間の静電気引力が小さく抑えられるような電圧で、
    前記活性領域をドライブする回路を含んでいることを特
    徴とする請求項58に記載の可動ゲート電界効果トラン
    ジスタ。
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