JP2777334B2 - スクリーン印刷用の紗張り枠 - Google Patents

スクリーン印刷用の紗張り枠

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JP2777334B2
JP2777334B2 JP15468794A JP15468794A JP2777334B2 JP 2777334 B2 JP2777334 B2 JP 2777334B2 JP 15468794 A JP15468794 A JP 15468794A JP 15468794 A JP15468794 A JP 15468794A JP 2777334 B2 JP2777334 B2 JP 2777334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン印刷におけ
る紗張り技術に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷の印刷精度は多くの要因
で決まるが、その一つとして版における紗の張り具合が
ある。このため製版における紗の張り上げについては種
々の工夫がなされている。例えば図4に示すようなテン
ション調整可能タイプの紗張り枠もその一つである。こ
の紗張り枠は、各辺に張上げ溝50を有する方形の本体
枠51と本体枠51の各張上げ溝50内で紗Sの周縁部
を保持する縁部保持体52からなっており、その縁部保
持体52は、保持溝53を有する保持溝部材54と固定
部材55からなっており、間に紗Sの周縁部を挟む状態
で保持溝53に固定部材55を嵌め込むことで紗Sの周
縁部を保持するようになっている。そして紗Sの周縁部
を保持した縁部保持体55は、張上げ溝50にあって、
張上げ溝50の側面から挿通しているボルト56により
外周側へ引き寄せられ、これにより紗Sの張り上げがな
される。
【0003】このテンション調整可能タイプの紗張り枠
によると先ず縁部保持体52に紗Sの周縁部を保持さ
せ、それからボルト56の操作で様子を見ながら徐々に
張り上げ状態を調整することができ、テンション分布が
均一で精度の高い紗張りを行なうことが可能である。
【0004】しかし実際問題としては縁部保持体52に
紗の周縁部を保持させるについて難がある。具体的に
は、固定部材55を保持溝53に嵌め込む際のバランス
コントロールが難しく、バランスが悪いと紗にしわが出
易かったり、また紗の周縁部の保持が不均等になり易い
など不安定になり、ボルト56での張り上げを行なって
も均一なテンション状態を得られない場合がある。つま
り従来のテンション調整可能タイプの紗張り枠は、その
縁部保持体52における紗周縁部の保持機構が不十分で
あるため、紗周縁部の保持が不安定でその本来の機能を
十分に発揮し得ていないということである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
上記のようなテンション調整可能タイプの紗張り枠につ
いて、縁部保持体による紗周縁部の保持を簡単に且つ安
定的に行なえるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、上側開放の張上げ溝を各辺に有する方形の
本体枠と紗の周縁部を保持する縁部保持体とを備え、本
体枠の張上げ溝内で紗の周縁部を保持させた縁部保持体
を本体枠の側面から張上げ溝内に挿通させたボルトによ
り外周側へ引き寄せることで紗の張り上げを行なうよう
になっている紗張り枠について、一方の側壁の頂端部に
あご部が内向きに突設された上側開放の保持溝を有する
と共にこの保持溝の下側に上記ボルトを挿通させるため
のボルト挿通孔を有する保持溝部材と、部分円柱面部を
有すると共に部分円柱面部の一方の端縁部に角張った係
止角部を有し、さらに部分円柱面部の一方の端縁部に操
作杆が延設された棒状の固定部材とでその縁部保持体を
形成し、あご部の基端部に係止させた係止角部を支点に
した回動動作を操作杆を押して行なわせつつ固定部材を
保持溝部材の保持溝内に入り込ませることにより固定部
材の部分円柱面部と保持溝部材の保持溝内周面との間で
紗の周縁部を保持させるようにしている。
【0007】この紗張り枠では、縁部保持体による紗の
周縁部の保持に際して固定部材が、あご部に係止させた
係止角部を支点とし、またその部分円柱面部を紗の周縁
部の保持溝内周面への押し付けのための“作用面”とす
る梃子として働く。つまり梃子機能の固定部材で保持溝
内に押し付けることで紗周縁部の保持がなされる。この
ため均一性の高い保持を安定的に行なえ、またバランス
コントロールに気を使う必要もないので操作が簡単にな
る。
【0008】本発明ではまた上記のような紗張り枠につ
いて、保持溝部材の保持溝の他方の側壁の頂端部に、円
弧状の摺接面を有する突縁部を形成するようにしてい
る。このように設けた突縁部は、あご部に向かい合って
位置しており、上記のような固定部材の梃子動の際にそ
の円弧状の摺接面で固定部材の部分円柱面部に摺接して
固定部材の梃子動を安定化させるガイドとして機能す
る。この結果、保持操作をより一層安定化させることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
は紗張り専用の紗張り枠、つまり大きな紗を張り上げ、
この張り上げた状態の紗からスクリーン版用の紗張り枠
で紗を切り出して個々のスクリーン版を形成するのに用
いる紗張り枠についての例であるが、必要に応じて個々
のスクリーン版用の紗張り枠についても本発明の構造を
適用することは勿論可能である。
【0010】図1及び図2に示すように、本実施例によ
る紗張り枠は、本体枠1と縁部保持体2を主な要素とし
ている。
【0011】本体枠1は、方形に形成され、その各辺に
は上側開放の張上げ溝3が設けられ、また張上げ溝3の
側壁にはボルト挿通孔4が一定の間隔で複数形成され、
ここからボルト5を張上げ溝3内に挿通させることがで
きるようにされている。
【0012】縁部保持体2は、保持溝部材6と固定部材
7よりなっている。その保持溝部材6は、上側開放の保
持溝8を備えており、この保持溝8の一方の側壁の頂端
部にはあご部10が内向きに突設され、他方の側壁の頂
端部には円弧状の摺接面11fを有する突縁部11が設
けられている。また保持溝部材6は、保持溝8の下側に
雌ネジを切ったボルト挿通孔12が本体枠1のボルト挿
通孔4に対応する間隔でボルト挿通孔4と同じ数だけ設
けられており、本体枠1の張上げ溝3に設置した状態で
ボルト5をそのボルト挿通孔12に螺合挿通させること
ができるようになっている。
【0013】一方、固定部材7は、部分円柱面部13と
平坦面部14を有する棒状に形成されており、部分円柱
面部13の一方の端縁部は平坦面部14との境界に沿っ
て角張った係止角部15とされ、また部分円柱面部13
の他方の端縁部からは操作杆16が延設されている。
【0014】以上のような紗張り枠を用いての紗張り作
業は以下のようにして進められる。先ずボルト5を調節
して保持溝部材6を張上げ溝3の内周側に寄せる。それ
から保持溝部材6の保持溝8にクッション材Cを装着す
る。このクッション材Cは、弾性係数が比較的小さくて
僅かな加圧で変形可能な合成樹脂製のスポンジを用いて
保持溝8の形状に相似の形状に形成してある。次いで紗
Sの周縁部を保持溝部材6の上に被せた後、その平坦面
部14を保持溝8の内側の側壁に平行にした状態で操作
杆16を持って固定部材7を軽く保持溝8内に紗Sと共
に押し込む(図3の(a))。この際にクッション材C
は若干の抵抗をもって固定部材7の外面形状に応じて変
形する。
【0015】それから固定部材7の係止角部15を保持
溝部材6のあご部10に引っ掛ける状態とし(図3の
(b))、この状態で操作杆16を押して矢示Xの如く
回動さて係止角部15を支点とする梃子動を固定部材7
に行なわせる。この梃子動の際にも固定部材7の梃子動
に応じてクッション材Cは若干の抵抗をもって変形す
る。ここでこの変形抵抗は、係止角部15のあご部10
への係止の安定化に働くと共に梃子動の円滑化に働き、
この結果、固定部材7の梃子動をよりスムーズなものと
することができる。また固定部材7の梃子動に応じて変
形するクッション材Cは、紗Sを固定部材7の部分円柱
面部13に沿わせるのにも機能し、これにより固定部材
7の梃子動に際して紗Sにしわなどが生じるをの有効に
防止することができる。
【0016】上記の梃子動を図3の(c)の状態となる
まで行なえば一つの固定部材について紗Sの保持が完了
し、以降これらの操作を本体枠1の各辺について行い、
これが完了したら、次には各辺についてそこの各ボルト
5を均等に調整しながら縁部保持体2を外周側へ引き寄
せて紗Sの張り上げを行なう。そして紗Sの張り上げが
完了したらスクリーン版用の紗張り枠を用いて張り上げ
た紗Sから個々のスクリーン版の紗を切り出す。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紗張り枠
は、縁部保持体による紗の周縁部の保持に際して固定部
材が保持溝部材のあご部に係止させたその係止角部を支
点とし、またその部分円柱面部を紗の押し付けのための
“作用面”とする梃子として働くことで紗の保持をなす
ようになっているので、均一性の高い保持を安定的に行
なえると共に保持操作も簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紗張り枠の断面図。
【図2】図1中の矢示DA方向から見た平面図。
【図3】縁部保持体に紗を保持させる過程の説明図。
【図4】従来のテンション調整可能タイプの紗張り枠の
断面図。
【符号の説明】
1 本体枠 2 縁部保持体 3 張上げ溝 4 ボルト挿通孔 5 ボルト 6 保持溝部材 7 固定部材 8 保持溝 10 あご部 11 突縁部 11f 摺接面 13 部分円柱面部 15 係止角部 16 操作杆 S 紗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 15/34 - 15/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側開放の張上げ溝を各辺に有する方形
    の本体枠と、紗の周縁部を保持する縁部保持体とを備
    え、本体枠の張上げ溝内で紗の周縁部を保持させた縁部
    保持体を本体枠の側面から張上げ溝内に挿通させたボル
    トにより外周側へ引き寄せることで紗の張り上げを行な
    うようになっている紗張り枠において、縁部保持体は、
    一方の側壁の頂端部にあご部が内向きに突設された上側
    開放の保持溝を有すると共にこの保持溝の下側に上記ボ
    ルトを挿通させるためのボルト挿通孔を有する保持溝部
    材と、部分円柱面部を有すると共に部分円柱面部の一方
    の端縁部に係止角部を有し、さらに部分円柱面部の一方
    の端縁部に操作杆が延設された棒状の固定部材とよりな
    り、あご部の基端部に係止させた係止角部を支点にした
    回動動作を操作杆を押して行なわせつつ固定部材を保持
    溝部材の保持溝内に入り込ませることにより固定部材の
    部分円柱面部と保持溝部材の保持溝内周面との間で紗の
    周縁部を保持するようになっていることを特徴とする紗
    張り枠。
  2. 【請求項2】 保持溝部材の保持溝の他方の側壁の頂端
    部に、円弧状の摺接面を有する突縁部が形成され、固定
    部材の回動動作に際して突縁部の摺接面で固定部材の部
    分円柱面部を摺接ガイドするようになっている請求項1
    記載の紗張り枠。
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