JPH0737491A - カラーブラウン管用アパーチャマスクの製造方法 - Google Patents

カラーブラウン管用アパーチャマスクの製造方法

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JPH0737491A
JPH0737491A JP18022793A JP18022793A JPH0737491A JP H0737491 A JPH0737491 A JP H0737491A JP 18022793 A JP18022793 A JP 18022793A JP 18022793 A JP18022793 A JP 18022793A JP H0737491 A JPH0737491 A JP H0737491A
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JP
Japan
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mask
flat
aperture mask
ray tube
curved surface
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Application number
JP18022793A
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English (en)
Inventor
Takeo Fujimura
健男 藤村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 略長方形の凸曲面を有するカラーブラウン管
のアパーチャマスクの成形後,主として各辺の中央部に
生じがちな曲面精度の出ない成形不完全部の発生を無く
することを目的とする。 【構成】 アパーチャマスクがフラットマスク1aの段
階にある時、複数個の細長い山20aと谷20bの集合
からなる波状部20を、有孔部縁線6の近くに上記山と
谷の長手方向がこの有孔部縁線に略垂直になるように設
け、あらかじめ成形に必要な特定の方向の伸びを局部的
に与える。 【効果】 高性能のカラーブラウン管を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシャドウマスク式カラ
ーブラウン管に使用するアパーチャマスクの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10はカラーブラウン管に使用するア
パーチャマスクを示す斜視図である。アパーチャマスク
1は全体として薄い金属板を一体的に加工してなり、略
球面状の凸曲面に成形されている曲面部2とこの曲面部
2に略垂直であってこの全周をとり囲んで設けられたス
カート部3とからなる。曲面部2とスカート部3との間
には折り曲げ線4がある。曲面部2には無数の規則正し
い電子ビーム透過孔5が設けられている。透過孔5は曲
面部2の全体にわたって設けられている訳ではなく仮想
の線である有孔部縁線6でふちどられた有孔部7の全体
にわたって設けられてはいるが、この外側の無孔周縁部
8ではこれが設けられていない。無孔周縁部8は有孔部
縁線6と折り曲げ線4との間にある一定以上の幅を以て
有孔部7の外側に全周にわたってこれをとりまいて設け
られている。かかるアパーチャマスク1は、当初平坦な
薄い金属板に透過孔5のみが設けられているフラットマ
スクをプレス成形して作られる。
【0003】図11〜図14は図10に示したアパーチ
ャマスク1の従来の方法による成形のための装置(金
型)を示す工程図である。図において金型9は、パンチ
10,ダイ11,アウタ上型12,アウタ下型13で構
成されると共に図示しない押圧装置とスライド機構とに
よりそれぞれ矢印14の方向に上下できるように構成さ
れている。パンチ10の下面は、成形しようとするアパ
ーチャマスク1の曲面部2の形状にスプリングバックを
加味した凸曲面10aに形成されている。ダイ11は、
外形がパンチ10の外形と一致し、その周縁部だけが全
周にわたってパンチ10の凸曲面10aと摺り合わせた
凹曲面11aに形成されている。アウタ上型12とアウ
タ下型13とは、向い合う周縁部が摺り合わされた曲面
に形成されている。
【0004】次に、以上の金型9による従来の成形のプ
ロセスを順を追って説明する。アパーチャマスク1は成
形前は完全に平坦な金属板であり、これの必要な領域に
電子ビーム透過孔5がエッチングによって設けられてい
る。以下このような成形前の平坦な部材をフラットマス
ク1aと呼ぶ。成形に際しては、まず図11に示すよう
に充分に焼鈍されたフラットマスク1aを金型9に装填
する。
【0005】次に、図12に示すようにアウタ上型12
を矢印15の方向に押し下げ、スカート部3になるべき
部分であるスカート予定部3aをアウタ下型13との間
でしっかり挟持する。この挟持後、図13に示すように
ダイ10を矢印16の方向に押し下げて、フラットマス
ク1aをダイ10の凸曲面10aに沿うように押し延ば
し、有孔部7およびこれにつづく無孔周縁部8を所定の
曲面に成形する。ついで、無孔周縁部8をパンチ10の
凸曲面10aの周縁部分とダイ11の周縁部の凹曲面1
1aとの間で堅固に挟持する。
【0006】さらに、図14に示すようにアウタ上型1
2に加えていた押圧力をゆるめるとともに、パンチ10
に一層強い押圧力を加えて矢印17の方向に押し下げ
る。この工程で、パンチ10とダイ11は無孔周縁部8
を挟んだまま矢印18の方向に移動し、アウタ下型13
内に押し込まれ、折り曲げ線4および同時にスカート部
3が成形される。最後に、パンチ10およびアウタ上型
12の押圧力を解除して、パンチ10を上方に引き上げ
るとアパーチャマスク1の成形が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
法では、成形後のアパーチャマスク1に局部的に曲面の
形状が不正確になったり,曲面の“張り”が悪く形状が
不安定になる成形不完全部が生ずる現象が起こりがちで
あった。例えば、成形後のアパーチャマスク1に、図1
5,図16に示す如く比較的周辺に近い部分のそれも各
辺の中央に近い部分に所定通りの凸曲面の得られていな
い,ある断面では凹曲面にさえなっている成形不完全部
19があらわれるのである。かかる現象によって、カラ
ーブラウン管の色純度特性が損なわれたり,アパーチャ
マスク1が振動しやすくなったりして画質の劣化が起る
ことが多かった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、曲面形状が局部的に不正確にな
らない正確な曲面を持つアパーチャマスクの製造方法を
得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るア
パーチャマスクの製造方法は、フラットマスクに局部的
にあらかじめ面内の異方性残留伸びまたは圧縮歪を生じ
させる工程を含むものである。
【0010】請求項2の発明に係るアパーチャマスクの
製造方法は、フラットマスクの有孔部縁線近くにあらか
じめ複数個の細長い山と谷からなる波状部をこれら山や
谷の長手方向が有孔部縁線に略垂直になるように設ける
手順を含んでなるものである。
【0011】請求項4の発明に係るアパーチャマスクの
製造方法は、局部的な異方性残留伸びまたは圧縮歪を与
えるために、フラットマスクを両端が先細りになった紡
錘形のローラーまたは先端が紡錘形の曲面の一部をなす
ヘラで押圧するものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、フラットマスクに
局部的にあらかじめ異方性残留伸びまたは圧縮歪を生じ
させることによって、従来の成形方法で成形不完全部の
生ずる原因になったアパーチャマスク上の伸びの分布不
良を解消でき、最終的に正確な曲面を作ることができ
る。
【0013】請求項2の発明においては、複数個の細長
い山と谷からなる波状部をこれら山や谷の長手方向が有
孔部縁線に略垂直になるように設けることによって、有
孔部縁線に略平行な方向に大きい伸び加工があらかじめ
与えられるので、成形不完全部があらわれなくなる。
【0014】請求項4の発明においては、紡錘形のロー
ラーまたは先端が紡錘形の曲面の一部をなすヘラによる
押圧によって、必要な局部的異方性残留伸びまたは圧縮
歪みを必要な場所にのみ正確に生じさせることができ
る。
【0015】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1〜図3について説
明する。図1は成形工程の途中の状態を示すフラットマ
スクの平面図、図2は図1の線II−IIの断面図、図3は
金型部分を示す断面図であり、前記従来のものと同一ま
たは相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0016】図において、20は略長方形をなしている
有孔部縁線6の各辺の中央部付近にそれぞれ一時的に設
けられる分布範囲の限定された波状部で、細長い山20
a(図では2本の実線で示す)と谷20b(図では2本
の点線で示す)とで構成され、かつこれらが交互に複数
個を略平行に,これらの長手方向が有孔部縁線6の各辺
部分ごとにこれらに略垂直になるように設けられてい
る。波状部20の諸元の範囲は、例えば有孔部7の対角
径が50cmであるフラットマスクの場合、山20aと
谷20bは相となる2個の山の間隔Pが1〜10mmで
略一定,山20aの頂上と谷20bの底の高度差Hが
0.1〜1mm,山20a従って谷20bの長さLが長
い所で10〜80mmである。
【0017】これら波状部20の断面は有孔部縁線6の
各辺部分ごとに山20a従って谷20bの長手方向では
略サインカーブ状をなしており、その端部ではHの値が
サインカーブの振幅が徐々に小さくなるように徐々に小
さくなってもとの平坦な部分に消えゆくように連なって
いる。また山20a従って谷20bの長手方向で観測す
ると、谷の深さ即ちHはもとの平坦な部分に連なる端部
から徐々に単調に大きくなり、谷の長さの中央部付近で
最も深くなり、そこから徐々に単調に小さくなり一方の
端部でもとの平坦な部分に消えゆくように連なってい
る。
【0018】かかる特長を持った波状部20を有するフ
ラットマスク1aは、以後図11〜図14に述べた従来
の方法で成形し、アパーチャマスク1に仕上げられる。
この成形の段階,特に図13に示したパンチ10で曲面
を成形する段階で波状部20は消滅するか,少なくとも
山20aと谷20bの高度差Hが減少してアパーチャマ
スク1ができ上る。
【0019】なお、フラットマスク1aは、略長方形を
なす厚さ0.1〜0.3mmの薄い金属板の有孔部縁線
6で囲まれた略長方形の領域に無数の規則正しい電子ビ
ーム透過孔5をエッチング筆によって設けたものであ
る。有孔部縁線6の外側には折り曲げ予定線4aが想定
されており、有孔部縁線6と折り曲げ予定線4aとの間
には電子ビーム透過孔5の設けられていない領域である
無孔周縁部8が設けられている。折り曲げ予定線4aと
はこのフラットマスク1aを後に成形して図10に示す
ようなアパーチャマスク1に加工した時に折り曲げ線4
となる予定の線である。
【0020】次に、上記した波状部20をフラットマス
ク1aに設ける具体的な方法の一例を図3について説明
する。図3において、21は金属でできた金型であり、
波状部20の山20a及び谷20bと同じ形の模様があ
らかじめ彫り込まれている。フラットマスク1aはこの
上に置かれ,更に薄いアルミ板などからなる保護板22
をこの上にかぶせ、この上からゴム等の弾性体からなる
パッド23を圧力をかけて押しつける。ここで、保護板
22のようなものを用いるのは、フラットマスク1aに
無数に設けられている電子ビーム透過孔5に弾性体から
なるパッド23が喰い込んで電子ビーム透過孔5の形状
を損い、孔ムラが生じたりするのを避けるためである。
【0021】以上述べたような波状部20をフラットマ
スク1aにあらかじめ設ける加工を施すことは、フラッ
トマスク1aに局部的な伸び加工を与えることを意味し
ている。しかして、この伸びは山20aと谷20bの形
状と分布から明らかな如く、それぞれが細長い山20a
や谷20bの長手方向では比較的小さく、これに直角な
方向(例えば図1で下辺部の波状部20については横方
向)では大きくなる。
【0022】さて、一般にここに述べたように平坦な板
をプレスして凸面に加工するということは、その板の各
点に凸面を形成するに必要な永久伸びの分布を与えるこ
とを意味する。これを図4のフラットマスク1aで考え
てみると、中心Oから放射状の方向の伸びと中心Oを周
回する方向の伸びとに分けて考えられる。
【0023】これを例えば図4で長辺上の有孔部縁線6
の近くのE点で考えると、それぞれY−Y方向の伸びと
X−X方向の伸びということができる。所定の凸曲面を
得るためには、そのために必要な伸びの分布が与えられ
るが、ある点で必要な伸びの分布はその近傍の点の伸び
の状態と関連して定められるもので、必ずしも一義的に
きまる訳ではない。ところでE点のような有孔部縁線6
の近傍ではX−X方向の伸びは必ず必要である。という
のはアパーチャマスク1の形状および図11〜図14で
述べた成形プロセスから明らかな如く折り曲げ予定線4
aの近傍はX−X方向の長さの変化が生ずるような加工
はなされないためである。
【0024】一般に平板の中に単純な領域(例えば円
形)を区切って、その部分のみどの方向の断面も凸にな
るような曲面を形成し、しかも上記領域外の部分はもと
の形(平坦)を維持しようとすれば、その領域内の周辺
部(平坦部との境界近く)には境界線からの距離と共に
漸増する周回方向の伸びを与えねばならない。
【0025】これを例えば図4で長辺上の有孔部縁線6
の近くのE点で考えると、形状が全体として長方形とい
う特長はあるもののX−X方向には多少は必ず伸びを与
えねばならないということが推定できる。ここでアパー
チャマスク1にあっては、従来から図11〜図14に示
す成形装置が使われているのであるが、この従来の成形
装置は明らかに直接的には中心Oからの放射状方向に引
っ張る。従ってE点についてはY−Y方向の伸びを与え
る装置である。Y−Y方向に引っ張ることは、ポアソン
の原理によりX−X方向に引っ張ることも意味し、X−
X方向の伸びも生ずる。しかしY−Y方向の伸びは金型
動作のストロークとタイミングの調整で比較的自由に調
整できるのに対し、X−X方向の伸びは間接的であり、
X−X方向に充分な伸び加工を付与しようとすると、Y
−Y方向は大きな引っ張りが必要である。あえてこれを
強行すると、Y−Y方向に過度の伸びが生じ、極端な場
合は加工中の材料が破断してしまう。結局X−X方向の
伸びは不充分なままで成形加工を終了せねばならない。
アパーチャマスク1が長方形の場合は、有孔部縁線6に
近い各辺の中央部付近の領域でこの現象が生ずる。これ
が図4で成形不完全部19の生ずる理由である。
【0026】この発明による波状部20を設ける加工
は、かかる特性の生じないよう成形不完全部19にあら
かじめX−Xの方向に大きい伸びを前以て与えようとす
るものであり、細長い山20aと谷20bがそれぞれす
でに述べたような形状と方向を持っているのはそのため
である。勿論具体的な実施の際にはこれらの諸元および
設けられる範囲は実験によって詳しく検討されるべきで
ある。
【0027】この発明では更に図3に関連して説明した
ごとく、金型21とパッド23からなる加工法を用いて
いるが、ここに述べたアパーチャマスクのようなムラの
問題になるような部材の加工にあっては、2個の雄型と
雌型からなる金型の間にフラットマスク1aをはさんで
加工するような方法は金型のわずかな摺り合わせ加工の
誤差がフラットマスク1aに局部的な圧力をかけること
になり、これが透過孔5を局部的に変形させるので事実
上採用不可能であり、今のように平板に局部的な凹凸を
設ける手段として最も好ましいものである。
【0028】なお、この発明による波状部20は一時的
に設けられるものであって、以後の図11〜図14に示
した成形プロセスで消え去るべき性質を有するものであ
る。しかし成形の条件によっては波状部20をカラーブ
ラウン管の動作の妨げにならない程度に、アパーチャマ
スクとして全成形工程を終えた後にもわずかに残ってい
る状態を作り出すことができる。これはアパーチャマス
クを補強する効果があり、工程中の取扱いによる変形や
完成したカラーブラウン管にアパーチャマスクの振動で
好ましくない現象が起るのを防止する効果がある。
【0029】以上の説明では波状部20は略長方形をな
しているアパーチャマスクの4辺共に設けるとしたが、
必ずしもこの通りである必要はなく、波状部20は長辺
部または短辺部のみに設けても良い。また、波状部20
を構成する山20aと谷20bの長手方向は図1に示す
如く有孔部縁線6に完全に垂直である必要はなく、中心
Oからの放射方向に配列するなど,小さな変更も可能で
ある。さらに、波状部20は無孔周縁部8にかかってい
てもいなくても良い。
【0030】実施例2.この発明の他の実施例を図5〜
図7について説明する。図5は成形工程の途中の状態を
示すフラットマスクの平面図、図6は図5の線VI−VIの
断面図、図7は図5の線VII −VII の断面図であり、前
記実施例1と同一または相当部分には同一符号を付して
説明を省略する。なお、かかるフラットマスク1aは図
5に示す加工を行う前に充分に焼鈍されているものとす
る。
【0031】以下の説明を解り易くするために図5に示
すようにX方向およびY方向を定めておく。さて、加工
に先立ってフラットマスク1aはそのY方向の全幅にわ
たってX方向にフラットマスク1aの弾性限度内の均一
な張力がかけられているものとする。このためにはフラ
ットマスク1aの図5で左右端に相当する部分を広い幅
のチャック等で掴んで引っ張るものとするが、この装置
は図には画くのを省いてある。
【0032】図において、24はフラットマスク1aに
局部的な異方性残留伸びまたは圧縮歪を与えるためのロ
ーラーで、適当な硬度の金属等からなる3個のローラー
24a,24b,24cが一組として構成されている。
個々のローラー24a,24b,24cはそれぞれ断面
が円形であり、側面から見ると中央部が太く両端が先細
りとなったいわゆる紡錘形をなしており、かつそれぞれ
がシャフトのまわりにまたはこれと一体的に回転可能の
状態に以下に述べるように調整可能の状態で相互の位置
関係が保たれている。なお、本図には各ローラー24
a,24b,24cの相互の位置関係を保つための構造
部材を省いてある。
【0033】まず、3個のローラー24a,24b,2
4cは平行であって、軸方向から見ると軸中心は図6に
示す如く横方向に互いに距離Sだけ離れ、縦方向には距
離Dだけ離れた2等辺3角形状に配置されている。ここ
で、距離Sは固定,距離Dは可変になされている。ただ
し、距離Sの値および距離Dの可変範囲は後に述べる効
果を考慮しながらローラー24の最大直径との関係で定
められる。
【0034】今、フラットマスク1a上の領域19aが
例えば従来の成形法では図15に成形不完全部19とし
てあらわしたような好ましくない現象が起った領域に対
応するフラットマスク1a上の領域とする。この領域1
9aは実際上も比較的良く発生する現象を例にとってフ
ラットマスク1aの有孔部7の上にその長辺部に沿って
即ち図のX方向に平行に有孔部縁線6の近くに細長く延
在しているものとする。
【0035】以下、その両端部にここでの説明のために
図5に示す如くA端,B端の記号を付する。さて、ロー
ラー24はA端からB端までかけられる。この時、図6
に示すように両端のローラー24a,24cがフラット
マスク1aの一方の側に、ローラー24bが他の側にか
つ各軸が図のY軸に平行になるように配置されている。
ローラー24は始めA端にあるが、この時ローラー間の
距離Dは充分大きくオープンの状態にあり、フラットマ
スク1aにはことさらに残留変形または歪の発生するよ
うな加工は加えられない。
【0036】次に、ローラー24を一体的にB端の方に
移動させるが、移動に伴って距離Dを徐々に単調に小さ
くして行って、ある一定の値を保ったのち、ローラー2
4がB端に近づいてきたら、こんどは逆にこれを徐々に
単調に大きくして行き、B端では再び距離Dは充分大き
くオープンの状態となる。
【0037】ローラー24をA端からB端へ移動させる
ことは、ローラー位置が固定されているなら、フラット
マスク1aをX方向へ移動させることを意味するが、こ
れにはフラットマスク1aをX方向へ引っ張るか,ロー
ラー24を適当な方法で外部からの駆動力で回転させる
かのいずれかまたは両方の方法を用いる。なお、この間
先に印加したX方向の張力は加えたままとする。
【0038】図5のローラー24の位置はローラー24
がABの中間部付近を移動しており、距離Dが小さい値
を保っている状態を示している。図5において線VI−VI
の断面は紡錘形をなすローラー24の中央部付近,即ち
その直径が最大である部分の断面を示し、同じく線VII
−VII の断面は端部の,従ってその直径が相当に小さい
部分の断面を示す。
【0039】各図から明らかなように線VI−VIの部分で
はフラットマスク1aはローラー24が通過中の部分で
は局部的に相当に曲げられて面がその部分だけ線VI−VI
の方向に伸ばされた状況にあるが、線VII −VII の部分
ではローラー24の太さが充分に細いためローラーの間
があいた,ここでいうオープン状態にあり、従ってフラ
ットマスク1aには何等曲げ,従って引き伸ばしの作用
が働かない。かかるローラー加工を施した後、フラット
マスク1aは図11〜図14に示す従来の成形方法でプ
レス成形され、アパーチャマスク1に仕上げられる。
【0040】次に、上で述べたようなローラー加工が加
工条件が適当であれば、図15で成形不完全部19とし
て例示したような好ましくない現象の発生を防止できる
ことを説明する。さて、一般にここに述べたように平坦
な板をプレスして凸面に加工するということは、その板
の各点に凸面を形成するに必要な残留伸びの分布を与え
ることを意味する。これを図4のフラットマスク1aで
考えて見ると、中心Oから放射状の方向の伸びと中心O
を周回する方向の伸びとに分けて考えられる。
【0041】図4でこれを特に長辺上の有孔部縁線6の
近くのE点で考えると、それぞれY−Y方向の伸びとX
−X方向の伸びということができる。所定の凸曲面を得
るためには、そのために必要な伸びの分布が与えられる
が、ある点で必要な伸びの分布はその近傍の点の伸びの
状態と関連して定められるもので、必ずしも一義的にき
まる訳ではない。ところでE点のような有孔部縁線6の
近傍ではX−X方向の伸びは必ず必要である。というの
はアパーチャマスク1の形状および図11〜図14で述
べた成形プロセスから明らかな如く折り曲げ予定線4a
の近傍はX−X方向の長さの変化が生ずるような加工は
なされないためである。
【0042】一般に平板の中に単純な領域(例えば円
形)を区切って、その部分のみどの方向の断面も凸にな
るような曲面を形成し、しかも上記領域外の部分はもと
の形(平坦)を維持しようとすれば、その領域内の周辺
部(平坦部との境界近く)には境界線からの距離と共に
漸増する周回方向の伸びを与えねばならない。
【0043】これを例えば図4で長辺上の有孔部縁線6
の近くのE点で考えると、形状が全体として長方形とい
う特長はあるもののX−X方向には多少は必ず伸びを与
えねばならないということがいえる。ここでアパーチャ
マスク1にあっては、従来から図11〜図14に示す成
形装置が使われているのであるが、この従来の成形装置
は明らかに直接的には中心Oからの放射状方向に引っ張
る。従ってE点については主としてY−Y方向の伸びを
与える装置である。Y−Y方向に引っ張ることは、ポア
ソンの原理によりX−X方向に引っ張ることも意味し、
X−X方向の伸びも生ずる。しかしY−Y方向の伸びは
金型動作のストロークとタイミングの調整で比較的自由
に調整できるのに対し、X−X方向の伸びは間接的であ
り、X−X方向に充分な伸び加工を付与しようとする
と、Y−Y方向は大きな引っ張りが必要である。あえて
これを強行すると、Y−Y方向に過度の伸びが生じ、極
端な場合は加工中の材料が破断してしまう。結局X−X
方向の伸びは不充分なままで成形加工を終了せねばなら
ない。アパーチャマスク1が長方形の場合は、有孔部縁
線6に近い各辺の中央部付近の領域でこの現象が起るこ
とが多い。これが成形不完全部の例として図15中19
で示すようなものの生ずる理由である。
【0044】かかる現象が生じないようにするには、そ
れの生ずる原因となった正しい曲面が得られるために必
要な伸びの分布が得られるような加工を行ってやれば良
い。具体的に図4で成形不完全部19として示した例の
場合は、X−X方向に大きい,従って異方性を有する残
留伸びを前以てフラットマスク1a上で適当に範囲を限
定して局部的に与えておけば良い。
【0045】この発明はかかる観点からなされたもので
あり、図5に示す紡錘形のローラー24による押圧加工
はこれを具体的に実現する方法を示すものである。即
ち、図5において線VI−VIの断面位置ではフラットマス
ク1aは太いローラー24の間を曲って通過せねばなら
ないのに対し、線VII −VII の断面位置ではそれ自身が
曲ることなくローラー24の間を通過できる。従ってロ
ーラー24の間をフラットマスク1aがしわなく通過で
きるとすれば、線VI−VIの断面部分は他の部分に比べて
一時的に引き伸ばされることになる。
【0046】従ってこの引っ張りによって線VI−VIの部
分にフラットマスク1aの材料の降伏点を越える局部的
張力を与えることができれば、領域19aの中央部付近
にX方向に大きい異方性の残留伸びを発生させることが
できる。これを従来の成形方法でプレス成形すれば、こ
のプレス成形が主としてY方向(一般的にはフラットマ
スク1aの中央からの放射状方向)に伸びを与える加工
なので、全体を通じては従来のプレス成形法の場合に比
べ、より望ましい伸びの分布,従って正確な形状を実現
することができる。
【0047】ここで注意しておきたいのは、上で使った
材料の残留伸びという用語である。材料のある部分に局
部的に残留伸びが与えられても、その伸び量が方向によ
って異なり,かつ当該部分をとり囲む部分が伸びなけれ
ば、その当該部分に変形しようにも変形できないかも知
れない。かかる場合には当該部分には伸びでなくて面内
の圧縮歪みが生ずる。即ち、材料に残留伸びを与えると
書いている部分は、条件によっては材料の面内に異方性
のある残留圧縮歪を与えると書くべきである。従って本
文中の一般的な説明では「永久伸びまたは永久圧縮歪」
と記している。なお「残留」としているが、以上の説明
から明らかなように次のプレス成形が行われる迄の間、
漸定的に定着したという意味である。
【0048】以上述べた実施例ではローラー24はその
中心軸のまわりに回転可能であるとした。このことはロ
ーラー24がフラットマスク1a上を「移動」するため
にフラットマスク1aの方が適当な引っ張りなどによっ
てローラー24の間を移動して行く場合、ローラーの自
由回転でフラットマスク1aに傷がつかないようにでき
る長所がある。また、上記「移動」をローラー自身の回
転で行わしめることも可能である。しかしこのことは、
加工のために「ローラー」が必ず回転する必要があるこ
とを意味する訳ではない。即ちローラー24の表面が実
質的に紡錘形と同じであり、前記「移動」の手段が確保
できるのであれば、ローラー24は必ずしも回転可能で
ある必要はなく、従っていわゆるヘラの役割をすれば良
い。ヘラであれば、その表面形状はフラットマスク1a
が接触する部分のみ紡錘形(を切りとった形)をなして
いれば、他の部分はどんな形でも差つかえないが、ここ
ではすべて紡錘形と表現するものとする。
【0049】また、以上の説明では押圧量を調整するた
めに距離Dを変化させるとしたが、これは距離Sの変化
を伴っても良いし、距離Dはある適当な値に維持し、距
離Sのみを変化させても良い。
【0050】実施例3.この発明のさらに異なる実施例
を図8,図9について説明する。図中前記実施例2と同
一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。なお、フラットマスク1aには、そのY方向の全幅
にわたってX方向に弾性限度内の張力が与えられている
(張力をかける装置は図には示されていない)。
【0051】図において、25は合成ゴム等からなるゴ
ム状弾性体で、フラットマスク1aはこの上に置かれ
る。その上で紡錘形のローラー24を領域19a(これ
は先にも述べている図4に示す成形不完全部19に対応
する部分である)上のAB間を矢印の方向に押圧しなが
らシャフトのまわりに回転させて転走させる(押圧・転
送させるための機構は図では省いてある)。この転送の
際も押圧量は端部,例えば端部Aで押圧を開始し、走行
と共に徐々に押圧量を大きくし、必要に応じて一定量を
保ち、端部Bに近づくに従って再度減少させ、端部Bで
押圧をやめるようにコントロールする。
【0052】この操作で領域19aに局部的にX方向の
残留伸びまたは圧縮歪を発生させることができ、前述し
た原理でプレス成形による不良を防止することができ
る。
【0053】以上述べたアパーチャマスクの製造方法
は、プレスによって曲面を形成する前のフラットマスク
1aに紡錘形のローラー24または先端が紡錘形の曲面
の一部をなすヘラによる加圧によって、異方性の残留伸
びまたは残留圧縮歪を生じさせることを特長としてお
り、この実施例は上の2例に限るものではない。また、
加工場所やローラー24(またはヘラ)の方向も以上述
べた例に限るものではない。
【0054】例えば実施例2ではローラー24は3個用
いたが、もっと多くても良い。この変形として好ましい
のは、紡錘形のローラー24は上下互い違いの配列で3
〜5個とし、この両側にこれらと平行に紡錘形でない複
数個の直円柱のローラーを向い合わせに配置し、紡錘形
のローラーの方は図5に示すDまたはSにあたる押圧量
を加工場所に応じ可変とし、直円柱のローラーの方は向
い合うものどうしを常時押しつけ合い、この間にフラッ
トマスク1aを通し、直円柱のローラーによってフラッ
トマスク1aに張力を印加すると共にこの“送り”操作
をも行わしめ、同時に加工後のフラットマスク1aがで
きるだけ平坦になるように矯正も行わしめるものが可能
である(矯正まで行うと、加工結果はすべて圧縮歪とし
てフラットマスク材中に残ることになる)。
【0055】紡錘形のローラー24の前後に直円柱のロ
ーラーを配置する手法は、図8に示すようなゴム状弾性
体25を用いる加工方法の場合にも可能である。先の実
施例2においてもそうであるが、この場合特に直円柱の
ローラーの端部がフラットマスク1aに傷をつけること
がないようにローラーがフラットマスク1aの全幅を覆
うように充分な長さを有していることが望まれる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明によればフラッ
トマスクに前以て異方性を有する局部伸びまたは局部圧
縮歪を与える加工を施すことによってアパーチャマスク
の成形不完全部を除去して正確な曲面を作ることがで
き、カラーブラウン管の性能が向上するという効果が得
られる。また、この発明は局部伸びまたは局部圧縮歪を
前以て与える現実的な方法を提供してこれによってカラ
ーブラウン管の性能を現実的に改善できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるアパーチャマスクの
製造工程途中のフラットマスクの状態を示す平面図であ
る。
【図2】図1の線II−IIの断面図である。
【図3】金型部分を示す断面図である。
【図4】フラットマスクを成形してアパーチャマスクを
作る時に与えねばならない伸びの方向を説明するための
図である。
【図5】この発明の実施例2によるアパーチャマスクの
製造工程途中のフラットマスクの状態を示す平面図であ
る。
【図6】図5の線VI−VIの断面図である。
【図7】図5の線VII −VII の断面図である。
【図8】この発明の実施例3によるアパーチャマスクの
製造工程途中のフラットマスクの状態を示す平面図であ
る。
【図9】図8の線IX−IXの断面図である。
【図10】従来のアパーチャマスクを示す斜視図であ
る。
【図11】図10のアパーチャマスクの成形工程を示す
断面図である。
【図12】図10のアパーチャマスクの成形工程を示す
断面図である。
【図13】図10のアパーチャマスクの成形工程を示す
断面図である。
【図14】図10のアパーチャマスクの成形工程を示す
断面図である。
【図15】成形後のアパーチャマスクを示す平面図であ
る。
【図16】図15の断面図である。
【符号の説明】
1 アパーチャマスク 1a フラットマスク 2 曲面部 3 スカート部 3a スカート予定部 4 折り曲げ線 4a 折り曲げ予定線 5 透過孔 6 有孔部縁線 7 有孔部 8 無孔周縁部 20 波状部 20a 山 20b 谷 21 金型 22 保護板 23 パッド 24 ローラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い金属板に有孔部縁線で囲まれた領域
    を区切り、この領域内に電子ビーム透過孔を設けてなる
    フラットマスクの前記領域内の一部に異方性のある局部
    残留伸びまたは異方性のある局部圧縮歪を発生させた
    後、凸曲面にプレス成形する手順を含んでなることを特
    徴とするカラーブラウン管用アパーチャマスクの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 薄い金属板に有孔部縁線で囲まれた領域
    を区切り、この領域内の全面に電子ビーム透過孔を規則
    正しく設けてなるフラットマスクの前記有孔部縁線近く
    に、あらかじめ複数個の細長い山と谷からなる波状部を
    これら山や谷の長手方向が前記有孔部縁線に略垂直にな
    るように設けた後、これをひとつの曲面に成形すると同
    時に前記波状部の前記山と谷の高度差を小さくするか,
    または無くするような成形処理を施す手順を含んでなる
    ことを特徴とするカラーブラウン管用アパーチャマスク
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 山と谷の形状が彫り込まれた金型とゴム
    状の弾性を有するパッドとの間に平坦なフラットマスク
    を挟んで加圧し、山と谷からなる波状部をフラットマス
    クに形成することを特徴とする請求項2のカラーブラウ
    ン管用アパーチャマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 薄い金属板に有孔部縁線で囲まれた領域
    を区切り、この領域内の全面に電子ビーム透過孔を規則
    正しく設けてなるフラットマスクの前記領域内の一部
    を、紡錘形のローラーまたは先端が紡錘形の曲面の一部
    をなすヘラで押圧加工して、この押圧部分に異方性のあ
    る局部残留伸びまたは異方性のある局部圧縮歪を発生さ
    せた後、凸曲面にプレス成形する手順を含んでなること
    を特徴とするカラーブラウン管用アパーチャマスクの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 複数個のローラーが互いに平行にかつフ
    ラットマスクの両面に配置されており、そのうちの少な
    くともひとつが紡錘形のローラーであることを特徴とす
    る請求項4のカラーブラウン管用アパーチャマスクの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 ゴム状弾性体とフラットマスクを重ねて
    配置し、前記ゴム状弾性体の反対側から紡錘形のローラ
    ーまたは先端が紡錘形の曲面の一部をなすヘラで押圧加
    工することを特徴とする請求項4のカラーブラウン管用
    アパーチャマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 紡錘形のローラーまたは先端が紡錘形の
    曲面の一部をなすヘラで押圧加工する間に前記ローラー
    またはヘラの長手方向に垂直に前記フラットマスクに張
    力を印加することを特徴とする請求項4のカラーブラウ
    ン管用アパーチャマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 押圧量がフラットマスク上の場所によっ
    て異なることを特徴とする請求項4のカラーブラウン管
    用アパーチャマスクの製造方法。
JP18022793A 1993-07-21 1993-07-21 カラーブラウン管用アパーチャマスクの製造方法 Pending JPH0737491A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318387B1 (ko) * 1999-02-01 2001-12-22 김순택 플랫 마스크와 이를 이용한 음극선관용 새도우 마스크의 제조 방법
US9343708B2 (en) 2012-11-28 2016-05-17 Samsung Display Co., Ltd. Mask strips and method for manufacturing organic light emitting diode display using the same

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