JP2776496B2 - 電気錠装置 - Google Patents

電気錠装置

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JP2776496B2 JP14055384A JP14055384A JP2776496B2 JP 2776496 B2 JP2776496 B2 JP 2776496B2 JP 14055384 A JP14055384 A JP 14055384A JP 14055384 A JP14055384 A JP 14055384A JP 2776496 B2 JP2776496 B2 JP 2776496B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般住宅、オフィスルーム等の例えば、出
入口の扉に取付けられた電気錠を施錠、解錠するための
電気錠装置に関する。 〔従来技術〕 電気錠装置は、従来から種々のものが用いられている
が、これらは一般的に、扉に取付けられた電気錠、施解
錠制御器、錠情報入力装置を有した構成を備えている。
また、市販されている電気錠には、種々異なる作動形式
があり、これらを分類するとステップタイプ瞬時施錠式
電気錠、独立タイプ瞬時施錠式電気錠、反転タイプ瞬時
施錠式電気錠、通電時施錠式電気錠、通電時解錠式電気
錠がある。 他方、施解錠制御器は、上記種々の電気錠の何れか一
つの形式に対応できるが他の形式の電気錠には対応でき
ない不都合がある。それは、電気錠の形式毎にそれぞれ
施錠、解錠の制御信号が異なるにも関わらず、従来の施
解錠制御器では、電気錠の形式変化に対応してそれぞれ
異なる制御信号を形成する機能を備えていないからであ
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 従って、従来は、全く新たに電気錠装置を導入しよう
とする場合には施解錠制御器に対応した形式の電気錠を
用いればよいが、例えば、施解錠制御器が故障した場合
には、扉に既に取付けられている電気錠はそのまま利用
し、故障した施解錠制御器だけを交換しようとすると、
電気錠の形式が合わないという理由で新たに電気錠をも
交換しなければならない場合も発生した。つまり、従来
の電気錠装置は、多様性に欠け、故に錠機能上から安全
度が高いにもかかわらず電気錠装置の普及を阻害する原
因となっている。 本発明の目的は、このような不都合を解消すべく、何
れの形式の電気錠にも対応できる電気錠装置を提供せん
とするものであり、特に、電気錠装置を取付け、錠作用
を最初に開始させる立ち上がり時に、適用された電気錠
がどの様な形式のものであってもそれに対応するよう
に、予め装置の立ち上げを行うことを容認された操作者
(以下、容認者と言う)が、初期設定として電気錠の形
式のデータ等を施解錠制御器を設定すれば、扉に安全度
の高い電気錠を装着することが可能なような電気錠装置
を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、扉等に取り付けられる電気錠の形式が種々
異なる場合でも、それら複数種の電気錠の形式から、い
ま、実際に扉等に取付けられ、使用される電気錠の形式
のデータを容認者が予め設定、記憶させることが可能な
施解錠制御器を構成し、このような施解錠制御器を備え
た電気錠装置とすることにより、予め指定された利用者
が、電気錠の施解錠操作を行った場合に、その施解錠操
作の入力データと記憶された電気錠の形式のデータとに
従って該施解錠制御器が電気錠を施解錠する指令信号を
生成し、施解錠を駆動する駆動電流が電気錠へ出力され
るようにしたものである。 即ち、本発明によれば、錠利用者によりデータ入力装
置から入力された利用者識別データを予め設定、登録さ
れている識別データと照合して一致判別をおこなう照合
回路手段を備えた施解錠制御器と、該施解錠制御器が正
規の鍵利用者により施解錠操作されたとき生成する施解
錠信号に応じて施解錠するように扉等に取付けられた電
気錠とを備えた電気錠装置において、 前記施解錠制御器は、複数種の電気錠形式から前記扉
等に取付けられた前記電気錠の形式種別を識別する形式
識別データの入力に従って、該入力された形式識別デー
タに対応した形式指定信号を選択して出力する錠形式選
択回路と、前記錠形式選択回路から出力された形式指定
信号をラッチすることによって複数種の電気錠の形式か
ら前記扉等に取付けられた電気錠の形式を設定、記憶す
ると共に該設定された電気錠形式を示す信号を出力する
錠形式ラッチ回路と、前記錠形式ラッチ回路に設定、登
録された電気錠形式の出力信号と前記データ入力装置か
ら正規の錠利用者によって入力された施錠又は解錠の操
作信号とに従って施解錠信号を生成する施解錠信号生成
回路と、前記施解錠信号生成回路の施解錠信号に従って
前記扉等に取付けられた前記電気錠を駆動し、該電気錠
を施錠または解錠する駆動回路とを備えて構成され、複
数種の形式の電気錠から扉に装着された電気錠の形式に
対応して施解錠を行うことを可能にしたものである。 即ち、上述した施解錠制御器からは複数種の形式の中
から設定、記憶された電気錠形式に基づく駆動信号が生
成、送出されるので施解錠の作動形式が種々異なる電気
錠にも対応することが可能な電気錠装置を形成すること
ができる。以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。 〔実施例〕 第1図は、本発明による電気錠装置の基本的構成を示
すブロック図であり、第2図および第3図は、第1図に
示した施解錠制御器Cと電気錠Dの詳細回路図である。 第1図を参照すると、本発明による電気錠装置は、デ
ータ入力装置Aを備えた操作表示器Bと、この操作表示
器Bに電気的に接続された施解錠制御器Cと、扉に取付
けられると共に上記施解錠制御器Cの制御に従って施解
錠動作を行う電気錠Dとを具備して構成されている。 上記操作表示器Bのデータ入力装置Aにはカードリー
ダ部1、テンキー操作部2が具備され、従ってカードを
媒体にしてデータ入力を行うこともテンキー操作によっ
てデータ入力を行うことも可能である。勿論、カードリ
ーダ部1とテンキー操作部2の何れか一方のみを設け、
データ入力を行うことも可能であるが、両者を設けてお
けば、データ入力を二本立てにして錠の安全度を向上さ
せることができる。 さて、操作表示器Bにおいて、規格通りのカードをカ
ードリーダ部1に操作すれば、カードに記載されている
データ、例えば施錠指令データ、解錠指令データ等を示
す磁気又は光学を利用したコードが読み取られ、読み取
られた直列データは、論理素子である直並列変換器3に
て並列データに変換され、該データがCPUに入力され
る。 このCPUでは、入力されたデータを伝送に適した所定
のフォーマットに整理し、並直列変換器4により再度、
該データを直列データに変換し、それをラインドライバ
ーレシーバ回路5から施解錠制御器Cへ出力する。 また、ラインドライバーレシーバ回路5は、施解錠制
御器Cから送られて来る後述のデータをバッファにより
受信し、次いで、並直列変換器4により、そのバッファ
が受信した直列データを並列変換し、CPUへ出力する作
用も行う。そのとき、CPUでは表示部6により表示可能
な適正フォーマットに整理して該表示部6へ送出する。
このとき、表示部6は電気錠Dの施、解錠状態等に関す
るデータの表示や異常の発生データの表示等を行うもの
であり、例えば液晶、蛍光表示管発光ダイオード、プリ
ンター等の周知表示手段によって構成されている。 次に、施解錠制御器Cに就いて説明する。操作表示器
Bから送られて来る錠操作等のデータ、即ちテンキー入
力データ又はカード入力データはラインドライバーレシ
ーバ回路7のバッファに受信され、論理素子から構成さ
れた直並列変換器8により直列データを並列データに変
換してCPUに該データを入力する。CPUでは後述する所定
の処理動作が行われ、必要に応じてRAMにデータを書込
み、電気錠の施解錠信号を生成して、該信号を駆動回路
26に送出する。 駆動回路26は、このとき、電気錠Dに向けて所定の電
流を流し、電気錠内部のソレノイドを駆動して施錠又は
解錠を行う。従って、駆動回路26は電気錠内部のソレノ
イドへ電源9からの電流供給を制御するリレー素子を配
列具備することによって構成することができる。またCP
Uに結合されたRAMにはメモリーバックアップ用の電池が
接続される。CPUに結合されたROMには後述する識別デー
タ照合用の基準データやCPUの動作制御データが予め記
憶してある。更に、この施解錠制御器Cにはそれと結合
される電気錠Dが取付けられた扉のアドレス番号を設定
するための例えばディップスイッチを有した設定部10が
設けられている。このようなアドレス番号は、例えば、
操作表示器Bの図示されていないプリンターで印刷出力
するとき、扉の識別番号として利用することができる。 第1図に一般的に図示した電気錠Dは既述のように、
ステップタイプ瞬時施錠式電気錠、独立タイプ瞬時施錠
式電気錠(施錠と解錠にそれぞれ別個のソレノイドを具
備した形式)、反転タイプ瞬時施錠式電気錠(電源極性
の+,−を反転させることにより施、解錠が交互に行わ
れる形式)、通電時施錠式電気錠、通電時解錠式電気錠
等の周知の市販電気錠(上記五種の電気錠は、何れもソ
レノイド作動構造を有している。)であり、施解錠制御
器Cは、その何れにも作動電流を供給できる電気端子配
列が予め具備されている。 次に第2図、第3図を参照して本発明の電気錠装置の
実施例の構成、作用を更に詳述する。 なお、以下においては、利用者による電気錠装置の利
用開始の前に、前述の容認者が、本装置に初期立ち上が
り用の設定を行うためのデータ入力をカード及びテンキ
ーの両操作で行う場合に就いて説明する。 先ず、例えば出入口の扉に本発明による電気錠装置を
取付ける場合には、容認者が扉に取付けられる電気錠の
形式判断を行い、次いで、同容認者はテンキー操作によ
って自分の容認者識別データを入力する。つまりこの容
認者識別データの入力に当っては、特別の暗号コードを
使用し、操作を認められた容認者か否かの照合が照合回
路11において記憶回路12に予め設定、記憶されている暗
号コードと対比することにより行われる。 引き続いて(イ)電気錠装置の電気錠が装着される扉
又は施解錠制御器Cの識別データの登録、(ロ)電気錠
形式の設定、(ハ)電気錠利用者の識別データ(暗証番
号)の登録、の3種の何れの操作を行うのかを示すモー
ド信号をテンキー操作部2から入力する。なお、上記3
種のモード信号は、第1図に示されたROMにより構成さ
れた記憶回路12に前述した容認者識別コードと共に記憶
されている。照合回路11では容認者によってテンキー入
力されたモード信号と記憶回路12に記憶されているモー
ド信号と照合して種類判別を行う。照合の結果、錠形式
設定のモード信号であるときは、モード選択回路13を経
由して錠形式選択回路15へ該モード信号が送出される。
このとき錠形式選択回路15はモード信号に続いてテンキ
ー操作部12からテンキー入力された例えば数字信号によ
って表示された使用電気錠Dの錠形成データを錠形式ラ
ッチ回路17に送出、設定する。 仮にステップタイプ瞬時施錠形式のデータを数字
「1」、独立タイプ瞬時施錠形式のデータを数字信号
「2」、反転タイプ瞬時施錠形式データを数字信号
「3」、通電時施錠形式データを数字信号「4」、更
に、通電時解錠形式データを数字信号「5」と予め定め
ておけば、錠形式選択回路15はこれらの数字信号に応じ
て錠形式ラッチ回路17に対応のラッチ動作を遂行させ
る。 例えば、容認者が電気錠Dの形式(タイプ)をステッ
プタイプ瞬時施錠形式であると判断した場合、テンキー
入力として数字信号「1」をモード信号に続いて入力す
るから、錠形式選択回路15によって「1」の錠形式の選
択が設定され、錠タイプラッチ回路17によりステップタ
イプ瞬時施錠形式の制御信号が生成されるように錠形式
のラッチが行われる。すなわち、錠タイプ選択回路15の
出力にオン信号が発生し、オアゲート171を経てフリ
ップフロップ回路173のリセット端子Rへ、またオアゲ
ート172を経てフリップフロップ回路174のリセット端子
Rへ該オン信号が入力され、両フリップフロップ回路17
3,174の夫々のリセット端子Rにオン信号が入力される
状態により、施解錠制御器Cに対して容認者により遂行
されるステップタイプ瞬時施錠形式の設定は終了する。 次に、同様にして電気錠形式が数字信号「2」で表示
される独立型瞬時施錠形式であるとき、錠形式ラッチ回
路17では、フリップフロップ回路173のセット端子Sへ
入力され、フリップフロップ回路174ではオアゲート172
を経てリセット端子Rへ入力される。従って、施解錠信
号生成回路18はアンドゲート181へ入力される。この形
式の電気錠は第3図における「A」に相当したソレノイ
ドを内蔵し、S1,S2,S3の3端子は、それぞれ制御器Cの
S1,S2,S3端子に各々接続される。 また、電気錠Dが施錠中か解錠中かを判別するための
リミットスイッチSWAが組み込まれている。即ち、スイ
ッチSWAは施錠表示接点SW1と解錠表示接点SW2とを有す
る、依って、リミットスイッチSWAを施解錠制御器Cの
状態判別回路19に接続する。この接続により、上記の判
別信号が施解錠制御器Cの状態判別回路19を通じてアン
ドゲート181に入力される。 こうして、施解錠制御器Cには数字信号「2」で表示
される独立型瞬時施錠形式の電気錠の錠形式設定が完了
する。 次に、反転タイプ瞬時施錠式電気錠の錠形式の設定を
遂行する場合に就いて説明する。 この形式の電気錠は数字信号又は錠形式信号「3」で
指定され、第3図の「C」に相当するソレノイドを内蔵
している。従って施解錠制御器CのS2端子は空き端子と
なる。これも前述の錠形式信号「2」の場合と同様に、
錠形式ラッチ回路17のフリップフロップ回路173は出力
し、フリップフロップ回路174の出力はオフである。こ
の電気錠も施錠、解錠の状態信号を前述のリミットスイ
ッチSWAと同様のリミットスイッチSWCにより検出し、施
解錠制御器Cの状態判別回路19へ送出し、該状態判別回
路19の出力がアンドゲート181へ入力される。 こうして、施解錠制御器Cには数字信号「3」で表示
される反転タイプ瞬時施錠式電気錠の錠形式設定が完了
する。 次に数字信号「4」で指定される通電時施錠式電気錠
の錠形式を設定する場合に就いて記載する。 この電気錠は、第3図の「B」に相当するソレノイド
を内蔵している。故に数字信号「4」のデータ入力に従
って錠形式選択回路15がその出力端をオンにすると、
錠形式ラッチ回路17においては、フリップフロップ回路
174のセット端子Sに入力があり、該フリップフロップ
回路174の出力端子Qからアンドゲート187へ出力され
る。また、フリップフロップ回路173はオアゲート171を
経由してリセット端子Rに入力を得る。故に、その出力
端子Qには出力が発生しない。 こうして、通電時施錠式電気錠の錠形式設定が完了す
る。 更に、錠形式が数字信号「5」で指定される通電時解
錠形式電気錠の錠形式設定も同様にして行われる。 この電気錠は、第3図の「B」に相当するソレノイド
を内蔵している。容認者の立ち上がり時の形式判断結果
から、この形式の電気錠が錠形式選択回路15において選
択されると、錠形式ラッチ回路17でオアゲード171,172
を介してフリップフロップ回路173,174のリセット端子
Rへ入力が印加されるために両フリップフロップ回路17
3,174の出力端子Qはオフに維持される。すなわち、錠
形式ラッチ回路17から施解錠信号生成回路18への出力信
号はオフ状態に維持され、この状態で錠形式の設定操作
は完了する。 上述のようにして、施解錠制御器Cに対して複数の電
気錠の錠形式から扉に装着された電気錠の錠形式の設定
が完了すると、第1図に示す如き、データ入力装置A、
操作表示器B、施解錠制御器C、電気錠Dによって構成
された電気錠装置は立ち上がり状態と成るから、利用者
は同電気錠装置を使用することが可能となる。 通常の施錠、解錠操作はテンキー入力、カード入力の
何れでも可能であるが、カードを操作表示器Bのカード
リーダ部1(第1図)に挿入操作することによって施錠
又は解錠を行う方式に就いて説明する。なお、このとき
操作カードの識別コードが正しいか否かの照合を可能に
するため、事前に容認者が利用者のカード識別コードを
登録しておく。 登録に当たっては、データ入力装置Aのテンキー操作
部2から行われる。即ち、容認者がテンキー操作部2に
より容認者識別コードとモード信号とをキー入力する
と、この識別コードとモード信号を記憶回路12の内容と
照合し、キー入力操作者が容認者であるか否かの照合判
別、次に既述した3種のモードのどのモード信号である
かの照合判別が行われる。照合、判別の結果、容認者で
あり、かつ利用者の識別データの登録モードであれば、
次に、この電気錠装置の利用者に予め割当てた利用者の
管理コードをテンキー操作部2からキー入力し、モード
選択回路13が上記モードを選択した時点で、該管理コー
ドが一致回路14へ送出される。 次に、容認者はカードリーダ部1によって利用者に発
行されたカードを操作することでカード上のコードを読
み取る。 このカードには利用者を管理するための管理コードが
記されており、この管理コードがバッファ信号中継回路
20を経て(ここで直並列交換がおこなわれる)一致回路
14に入力される。一致回路14では、前述の容認者がテン
キー操作部2から入力した管理コードとカード入力によ
る管理コードとが一致するかどうかを判別し、一致した
ときだけ、管理コードが識別コード書込み回路22を経由
して第1図のRAMで構成された記憶回路23に書込まれ
る。こうして、この電気錠装置を利用するときのカード
の事前登録が終了し、以後、利用者のカード照合は、こ
の記憶回路23に書き込まれた管理コードが識別コードと
なる。 次に、カードを用いた施錠、解錠操作時の本電気錠装
置の動作を説明する。なお、扉に取付けられた電気錠の
タイプ(形式)がステップタイプ瞬時施錠型とし、か
つ、現在は、その電気錠が解錠状態にあるものとして説
明する。 今、利用者がデータ入力装置Aにおいてカード操作を
行うと、カードリーダ部1によって読み取られた管理コ
ードが、バッファ信号中継回路20を経て照合回路21に入
力され、予め前述の方法で施解錠制御器Cの記憶回路23
に登録された識別コードを読み取り、照合チェックされ
る。これにより、予め利用者に与えられた正規のカード
か否かが判別され、予め決められた利用者であり、かつ
正規のカードによる操作であれば信号合成回路24に信号
出力される。 この信号出力は、次いで信号合成回路24を通過する。
信号合成回路24からの出力が入力される信号制御回路25
は、図示しないタイマー回路又は遠隔表示器、遠隔操作
器に接続され、タイマーであれば、施錠又は解錠を時間
制御し、又遠隔操作器であれば遠隔的に施錠、解錠信号
を受信し遠隔表示器ならば現状態の電気錠が施錠中か解
錠中かの制御信号を送出する。 ここで、この電気錠装置においては、予めステップタ
イプ瞬時施錠型の形式設定が行われているので錠形式ラ
ッチ回路17の出力、つまり、両フリップフロップ回路17
3,174の出力はそれぞれオフであるので、施解錠信号生
成回路18のアンドゲート181の出力はオフに維持され
る。故に、インバータを介してアンドゲート182の入力
端子の一方がオンとなる。依って、信号制御回路25から
の出力信号は、このアンドゲート182の他方の入力端子
をオンにするから、当該アンドゲート182の出力がオン
となってマルチバイブレータ184が動作する。 他方、アンドゲート181に接続したアンドゲート183の
一方の入力はオフであるから、他方の入力がオンになっ
ても出力はオフを保ち、故にマルチバイブレータ185は
動作しない。 また、フリップフロップ回路174からのオフ出力によ
り、アンドゲート187の一方の入力端子はオフである
が、アンドゲート188の一方の入力端子はオンとなって
いる。故にアンドゲート187は動作しないが、アンドゲ
ート188の出力はマルチバイブレータ184の出力に応動し
てオンとなる。従ってオアゲート189はアンドゲート188
の出力がオンとなるときに出力を生ずる。即ち、電気錠
Dが解錠状態なので、錠形式が数字信号「1」で表示さ
れるステップタイプ瞬時施錠式電気錠に対する施錠信号
を生成する。従って駆動回路26のリレーRL−1が作動
し、その接点rl1が閉成して電気錠のソレノイドに電源
9から励磁電流が供給され、錠ボルトが突出して施錠動
作する。 なお、このステップタイプ瞬時施錠式電気錠は第3図
に示したB形式のソレノイドを有し、S1端子を施解錠制
御器Cの駆動回路26のS1端子へ、またS2端子を同駆動回
路26のS2端子へ接続している。駆動回路26のS3端子は、
このB形式のソレノイドに対しては空き端子になってい
る。そして、駆動回路26のリレーRL−1が作動する都
度、その接点rl1が閉成して電気錠のソレノイドに電源
9から励磁電流を供給する。つまり、ステップタイプで
あるから施解錠制御器Cからの電流供給に応じて電気錠
が解錠であれば錠ボルトが突出し、施錠状態となり、電
気錠が施錠状態であれば、錠ボルトが後退し解錠状態と
なる。すなわち、施解錠が交互に行われる。 また、カードを使用することなく、データ入力装置A
のテンキー操作部2らテンキーのみによって施錠、解錠
操作をする場合における本電気錠装置の動作を説明す
る。 テンキー操作による利用者識別コードは、予め施解錠
制御器Cの識別コード照合回路16が有するメモリー中に
記憶されている。 今、利用者が、テンキー操作部2から利用者識別コー
ドを入力する際、テンキー運用を示す例えば#キーを押
動して「#」を入力し、続けて利用者識別コードを入力
する。照合回路11では、上記の#入力の読取りにより、
モード選択回路13を経て識別コード照合回路16へ続けて
入力された利用者識別コードを入力する。識別コード照
合回路16では、予め記憶された利用者識別コードと照合
し、照合結果が一致すれば、信号合成回路24に信号出力
する。 なお、テンキー操作部2だけを用いた装置運用である
ため、この信号出力は、信号合成回路24を通過し、信号
制御回路25に送出される。以後の動作は前述と同じであ
る。 更に、装置の保安度を上げた電気錠装置では、「正規
のカード操作+テンキーの暗号」のアンド条件のみで動
作させる場合がある。 すなわち、利用者がカード操作を行うと、前述の如
く、予め決められた利用者であり、かつ、正規のカード
操作であれば、照合がおこなわれた後、信号合成回路24
に信号出力され、また、利用者のテンキー操作による利
用者識別コードの入力が正しければ、照合チェック後、
信号合成回路24に信号出力される。このとき、信号合成
回路24は、テンキー入力とカード入力の両方を合成し、
出力信号を信号制御回路25に送出する。この信号制御回
路25以後の動作は既述の場合と同じである。 次に、電気錠のタイプ(形式)が独立タイプ瞬時旋錠
型で、施錠状態から解錠する場合のカード操作による動
作に就いて説明する。 利用者がカード操作を行うと、前述の如く、照合回路
21において照合がおこなわれ、予め決めたれた利用者で
あり、かつ、正規のカードによる操作であれば、信号合
成回路24に信号出力される。なお、カードだけを用いた
運用であるため、この信号出力は、信号合成回路24を通
過し、信号制御回路25に送出される。 今、電気錠Dが施錠中の状態であるから(接点SW
1)、状態判別回路19の出力は「1」であり、アンドゲ
ート181が出力する。このとき、マルチバイブレータ184
はインバータによってオンとならず、マルチバイブレー
タ185は、前述の如く、解錠操作(施錠中であるから、
次の操作は解錠操作となる。)が正しく行われているの
で、信号制御回路25から出力信号がアンドゲート183に
入力するので、オンとなる。 従って、リレーRL−2が動作し、接点rl2が閉成して
電気錠のソレノイドに励磁電流を供給する。それ故、錠
ボルトが後退し、解錠状態となる。 また、電気錠の現状態が解錠中(接点SW2)であれば
状態判別回路19の出力は「0」となり、アンドゲート18
1は動作しない。従ってマルチバイブレータ185はオンせ
ず、マルチバイブレータ184は、前述の如くカード操作
が正しく操作されると信号制御回路25からの出力がアン
ドゲード182をオンするのでオンとなり、アンドゲート1
88がオンになり、リレーRL−1が動作し、接点rl1が閉
成して電気錠のソレノイドに励磁電流を供給する。それ
故、錠ボルトが突出動作して施錠状態となる。 次に、電気錠のタイプ(形式)が反転タイプ瞬時施錠
型で、現在、施錠状態にある場合の解錠動作をカード操
作で行う際の本装置の動作を説明する。 利用者がカード操作を行うと、前述の如く、照合回路
21において照合がおこなわれ、予め決められた利用者で
あり、かつ、正規のカードによる操作であれば、信号合
成回路24に信号出力される。なお、カードだけを用いた
運用であるため、この信号出力は、信号合成回路24を通
過し、信号制御回路25に送出される。 今、電気錠Dが施錠状態にあるので、状態判別回路19
の出力は「1」であり、アンドゲート181が出力する。
このとき、マルチバイブレータ184は、インバータによ
ってオンとならず、マルチバイブレータ185は前述の如
く、解錠操作が正しく行われているので、信号制御回路
25から出力信号がアンドゲート183に入力するのでマル
チバイブレータ185はオンとなる。従って、リレーRL−
2が動作し、接点rl2が閉成して電気錠のソレノイドに
励磁電流を供給する。従って、錠ボルトが後退し、解錠
状態となる。 また、電気錠の現状態が解錠中(接点SW2)であれ
ば、状態判別回路19の出力は「0」となり、アンドゲー
ト181は動作しない。従ってマルチバイブレータはオン
セズ、マルチバイブレータ184は、前述の如く、カード
操作が正しく操作されると、信号制御回路25からの出力
がアンドゲート182をオンするので、オンとなり、アン
ドゲート188がオンし、リレーRL−1が動作し、接点rl1
が閉成して電気錠のソレノイドに励磁電流を供給する。
故に、錠ボルトが突出して施錠状態となる。 次に、電気錠のタイプ(形式)が通電時旋錠型で、現
在施錠状態にある場合に、カード操作で本装置が解錠す
る動作について説明する。 利用者がカード操作を行うと、前述の如く、照合回路
21において照合がおこなわれ、予め決められた利用者で
あり、かつ、正規のカードによる操作であれば、信号合
成回路24に信号出力される。なお、カードだけを用いた
運用であるため、この信号出力は、信号合成回路24を通
過し、信号制御回路25に送出される。 今、施解錠信号生成回路18はフリップフロップ174の
出力によってアンドゲート187の一端に入力される。同
アンドゲート187の他端は信号制御回路25の出力及びイ
ンバータによってアンドゲート182が出力されるが、マ
ルチバイブレータ184の出力もインバータを経由して入
力されるので、アンドゲート187は出力せず、リレーRL
−1は動作しない。また、フリップフロップ173が出力
しないので、リレーRL−2も動作しない。従って、ソレ
ノイドが動作せず、解錠状態となる。所定時間後、施錠
状態に復旧する。なお、通電時施錠型の電気錠は、電源
さえ投入されていれば、常時、信号制御回路25の出力が
オフであるので、アンドゲート182はオフとなり、マル
チバイブレータ184もオフとなり、アンドゲート187の一
端は、インバータを介してオンとなり、他端はフリップ
フロップ174の出力が入力され、アンドゲート187の出力
によりオアゲート189を介してリレーRL−1を動作さ
せ、接点rl1を閉成させる。こうしてソレノイドを動作
させ、錠ボルトを突出して施錠状態となっている。従っ
て、解錠時だけは前述のように、カード操作により解錠
操作をする。 次に、電気錠のタイプ(形式)が通電時解錠型で、施
錠状態にある電気錠をカード操作による本装置の解錠動
作に就いて説明する。 利用者がカード操作を行うと、前述の如く、照合回路
21において照合がおこなわれ、予め決められた利用者で
あり、かつ、正規のカードによる操作であれば、信号合
成回路24に信号出力される。なお、カードだけを用いた
運用であるため、この信号出力は、信号合成回路24を通
過し、信号制御回路25に送出される。 今、フリップフロップ174は、オフとなっており、ア
ンドゲート188の一端は、インバータを介してオンとな
る。一方、同アンドゲート188の他端は、信号制御回路2
5からアンドゲート182に出力し、アンドゲート182はマ
ルチバイブレータ184を動作させ、アンドゲート188に入
力される。従って、アンドゲート188はオンとなり、リ
レーRL−1を動作させ、リレー接点rl1を閉成させ、ソ
レノイドを駆動して錠ボルトを後退させる。この結果、
解錠状態となる。所定時間が経過すると、施錠状態に復
旧する。 なお、通電時解錠型は常時、リレーRL−1をオフとし
ているので、施錠状態となっている。 以上に、本電気錠装置が、容認者の操作で複数種の錠
形式の電気錠から扉に実用される電気錠の錠形式を施解
錠制御器Cに設定して初期立ち上がりが行われる過程を
説明すると共に、その後に、予め決められた利用者が施
錠、解錠を行う操作に就いても説明したが、この利用者
の施錠、解錠操作における施解錠制御器Cの回路素子の
信号レベルと駆動回路のリレーとを錠形式毎に分類して
分かりやすく表示したものが、以下の第1表に示してあ
る。 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電
気錠の形式が市販の何れの形式のものであっても容認者
の初期立ち上がり設定操作で、施解錠制御器へ扉に実用
する電気錠の錠形式を設定することに従って同施解錠制
御器は組み合わせ使用される電気錠に対応した施解錠信
号を生成することが可能であり、依って電気錠装置の装
着に当たり、扉に既に取付けられた電気錠をそのまま使
用することができ、コスト低減効果が得られる。 また、必要に応じて電気錠の形式を交換変更した場合
も施解錠制御器に登録された錠形式のデータ登録を修正
するだけで電気錠装置は、既存の施解錠制御器をそのま
ま利用でき、電気錠の交換に合わせて施解錠制御器も交
換する必要がない点でもコスト低減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明による電気錠装置の実施例における基
本的構成を示すブロック図、第2図は、同実施例の施解
錠制御器の制御部の詳細回路図、第3図は、電気錠に内
蔵されるソレノイドのタイプを示す回路図。 A……データ入力装置、1……カードリーダ部、 2……テンキー操作部、B……操作表示器、 C……施解錠制御器、D……電気錠、 11……照合回路、13……モード選択回路、 15……錠形式選択回路、17……錠形式ラッチ回路、 18……施解錠信号生成回路、26……駆動回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.錠利用者によりデータ入力装置から入力された利用
    者識別データを予め設定、登録されている識別データと
    照合して一致判別をおこなう照合回路手段を備えた施解
    錠制御器と、該施解錠制御器が正規の鍵利用者により施
    解錠操作されたとき生成する施解錠信号に応じて施解錠
    するように扉等に取付けられた電気錠とを備えた電気錠
    装置において、 前記施解錠制御器は、複数種の電気錠形式から前記扉等
    に取付けられた前記電気錠の形式種別を識別する形式識
    別データの入力に従って、該入力された形式識別データ
    に対応した形式指定信号を選択して出力する錠形式選択
    回路と、 前記錠形式選択回路から出力された形式指定信号をラッ
    チすることによって複数種の電気錠の形式から前記扉等
    に取付けられた電気錠の形式を設定、記憶すると共に該
    設定された電気錠形式を示す信号を出力する錠形式ラッ
    チ回路と、 前記錠形式ラッチ回路に設定、登録された電気錠形式の
    出力信号と前記データ入力装置から正規の錠利用者によ
    って入力された施錠又は解錠の操作信号とに従って施解
    錠信号を生成する施解錠信号生成回路と、 前記施解錠信号生成回路の施解錠信号に従って前記扉等
    に取付けられた前記電気錠を駆動し、該電気錠を施錠ま
    たは解錠する駆動回路とを、 具備して構成され、複数形式の電気錠にそれぞれ対応し
    て施解錠をおこなうことが可能であることを特徴とした
    電気錠装置。 2.前記電気錠に施錠、解錠状態信号を前記施解錠制御
    器へフィードバックする信号送出手段を具備させた特許
    請求の範囲第1項に記載の電気錠装置。
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