JP2776495B2 - 分割移動型薬液注入マシン - Google Patents
分割移動型薬液注入マシンInfo
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- JP2776495B2 JP2776495B2 JP1856695A JP1856695A JP2776495B2 JP 2776495 B2 JP2776495 B2 JP 2776495B2 JP 1856695 A JP1856695 A JP 1856695A JP 1856695 A JP1856695 A JP 1856695A JP 2776495 B2 JP2776495 B2 JP 2776495B2
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液注入用マシンに関
する。更に詳しくは、狭い宅地等の地盤改良用として簡
便に用いるために駆動源部と薬液注入ロッド駆動部とを
分離結合自在にした分割移動型薬液注入マシンに関す
る。
する。更に詳しくは、狭い宅地等の地盤改良用として簡
便に用いるために駆動源部と薬液注入ロッド駆動部とを
分離結合自在にした分割移動型薬液注入マシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】昇降する回転部に薬液注入ロッドを把持
して回転駆動し、薬液注入ロッドを地盤中に進入させて
ロッド先頭部から硬化剤を含む地盤改良剤を地盤中に撹
拌混合しながら注入する薬液注入用マシンは、地盤改良
のため多用されている公知慣用の機械である。地盤改良
技術の急速な発達により、大深度地盤改良に限られず、
小規模で軟弱な地盤である宅地造成地、既存宅地の小深
度地盤改良が頻繁に行われるようになっている。
して回転駆動し、薬液注入ロッドを地盤中に進入させて
ロッド先頭部から硬化剤を含む地盤改良剤を地盤中に撹
拌混合しながら注入する薬液注入用マシンは、地盤改良
のため多用されている公知慣用の機械である。地盤改良
技術の急速な発達により、大深度地盤改良に限られず、
小規模で軟弱な地盤である宅地造成地、既存宅地の小深
度地盤改良が頻繁に行われるようになっている。
【0003】しかし、従来型の地盤改良マシンは、これ
を狭い道路を通って改良対象地まで運搬するのに不適切
であり、また、なんとか宅地近辺の空き地まで持ち込む
ことができたとしても宅地内で機械全体を移動させたり
回転させたりすることが困難であり、騒音問題も発生し
ている。
を狭い道路を通って改良対象地まで運搬するのに不適切
であり、また、なんとか宅地近辺の空き地まで持ち込む
ことができたとしても宅地内で機械全体を移動させたり
回転させたりすることが困難であり、騒音問題も発生し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成する。
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成する。
【0005】本発明は、狭い場所でも地盤改良工事を施
工できる分割移動型薬液注入マシンを提供することを目
的とする。
工できる分割移動型薬液注入マシンを提供することを目
的とする。
【0006】本発明は、小深度地盤改良にふさわしい分
割移動型薬液注入マシンを提供することを目的とする。
割移動型薬液注入マシンを提供することを目的とする。
【0007】本発明は、操作及び制御を簡便に行うこと
ができる小型高性能な分割移動型薬液注入マシンを提供
することを目的とする。
ができる小型高性能な分割移動型薬液注入マシンを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
に次のような手段を採る。
【0009】この発明1の分割移動型薬液注入マシン
は、駆動源と操作用機器を含む駆動源側ユニット(1)
と、前記駆動源側ユニット(1)から分割され薬液を供
給するためのスイベルヘッドを含む薬液注入側ユニット
(2)と、前記駆動源側ユニット(1)と前記薬液注入
側ユニット(2)との間で圧油の循環を行わせるための
フレキシブルな油圧ホース(4)と、前記駆動源側ユニ
ット(1)と薬液注入側ユニット(2)とを分割可能に
結合するための結合手段(3)とからなり、前記駆動源
側ユニット(1)は、第1ユニット本体(5)と、前記
第1ユニット本体に設けられている電動機(8,9a)
と、前記第1ユニット本体(5)に設けられ前記電動機
(8,9a)により駆動される油圧ポンプ(9b,3
0)と、第1ユニット本体(5)に設けられ前記圧油の
循環を制御するための操作用機器とからなり、前記薬液
注入側ユニット(2)は、第2ユニット本体(6)と、
前記第2ユニット本体(6)に設けられた昇降用油圧シ
リンダ(17)と、前記昇降用油圧シリンダ(17)に
より昇降駆動され薬液注入用ロッドを把持するための油
圧チャック(21)と、前記昇降用油圧シリンダ(1
7)により昇降駆動され前記油圧チャック(21)によ
り把持された前記薬液注入用ロッドを回転駆動させるた
めの油圧モータ(20)と、前記昇降用油圧シリンダ
(17)により昇降駆動され回転する前記薬液注入用ロ
ッドに薬液を供給するためのスイベルヘッドユニット
(19)とからなる。
は、駆動源と操作用機器を含む駆動源側ユニット(1)
と、前記駆動源側ユニット(1)から分割され薬液を供
給するためのスイベルヘッドを含む薬液注入側ユニット
(2)と、前記駆動源側ユニット(1)と前記薬液注入
側ユニット(2)との間で圧油の循環を行わせるための
フレキシブルな油圧ホース(4)と、前記駆動源側ユニ
ット(1)と薬液注入側ユニット(2)とを分割可能に
結合するための結合手段(3)とからなり、前記駆動源
側ユニット(1)は、第1ユニット本体(5)と、前記
第1ユニット本体に設けられている電動機(8,9a)
と、前記第1ユニット本体(5)に設けられ前記電動機
(8,9a)により駆動される油圧ポンプ(9b,3
0)と、第1ユニット本体(5)に設けられ前記圧油の
循環を制御するための操作用機器とからなり、前記薬液
注入側ユニット(2)は、第2ユニット本体(6)と、
前記第2ユニット本体(6)に設けられた昇降用油圧シ
リンダ(17)と、前記昇降用油圧シリンダ(17)に
より昇降駆動され薬液注入用ロッドを把持するための油
圧チャック(21)と、前記昇降用油圧シリンダ(1
7)により昇降駆動され前記油圧チャック(21)によ
り把持された前記薬液注入用ロッドを回転駆動させるた
めの油圧モータ(20)と、前記昇降用油圧シリンダ
(17)により昇降駆動され回転する前記薬液注入用ロ
ッドに薬液を供給するためのスイベルヘッドユニット
(19)とからなる。
【0010】この発明2の分割移動型薬液注入マシン
は、前記発明1において、前記操作用機器は、前記昇降
用油圧シリンダ(17)による昇降制御を行うための第
1操作レバー(14c)と、前記油圧モータ(20)の
駆動制御を行うための第2操作レバー(14d)と、前
記油圧チャックの把持動作を制御するための第3操作レ
バー(14a)とからなり、前記油圧ホース(4)は、
前記駆動源側ユニット(1)と前記昇降用油圧シリンダ
(17)との間を接続する第1油圧ホース(4a)と、
前記駆動源側ユニット(1)と前記油圧モータ(20)
との間を接続する第2油圧ホース(4b)と、前記駆動
源側ユニット(1)と前記油圧チャックとの間を接続す
る第3油圧ホース(4c)とからなることを特徴として
いる。
は、前記発明1において、前記操作用機器は、前記昇降
用油圧シリンダ(17)による昇降制御を行うための第
1操作レバー(14c)と、前記油圧モータ(20)の
駆動制御を行うための第2操作レバー(14d)と、前
記油圧チャックの把持動作を制御するための第3操作レ
バー(14a)とからなり、前記油圧ホース(4)は、
前記駆動源側ユニット(1)と前記昇降用油圧シリンダ
(17)との間を接続する第1油圧ホース(4a)と、
前記駆動源側ユニット(1)と前記油圧モータ(20)
との間を接続する第2油圧ホース(4b)と、前記駆動
源側ユニット(1)と前記油圧チャックとの間を接続す
る第3油圧ホース(4c)とからなることを特徴として
いる。
【0011】この発明3の分割移動型薬液注入マシン
は、前記発明2において、前記油圧ポンプ(9b,3
0)は、ギアポンプ(9b)と可変容量ピストンポンプ
(30)と、からなり、前記第1油圧ホース(4a)は
前記ギアポンプ(9b)と前記昇降用油圧シリンダ(1
7)との間を接続し、前記第2油圧ホース(4b)は前
記可変容量ピストンポンプ(30)と前記油圧モータ
(20)との間を接続することを特徴としている。
は、前記発明2において、前記油圧ポンプ(9b,3
0)は、ギアポンプ(9b)と可変容量ピストンポンプ
(30)と、からなり、前記第1油圧ホース(4a)は
前記ギアポンプ(9b)と前記昇降用油圧シリンダ(1
7)との間を接続し、前記第2油圧ホース(4b)は前
記可変容量ピストンポンプ(30)と前記油圧モータ
(20)との間を接続することを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の分割移動型薬液注入マシンは、駆動源
側ユニットと薬液注入側ユニットとが分離分割可能であ
る。薬液注入のために必要な駆動部のみが薬液注入側ユ
ニットに設けられている。移動させる必要がない駆動部
のみが駆動源側ユニットに設けられている。両ユニット
は、運搬する際に結合したり工事中は分離したり自由で
ある。両ユニットの可動部は、複数の油圧ホースで接続
される。薬液注入側ユニットは、単独で移動させる。操
作は、駆動源側ユニットの操作機器により遠隔操作す
る。主要被駆動部を油圧駆動により無段階に駆動制御す
る。また本発明の分割移動型薬液注入マシンは、薬液注
入側ユニットの主要被駆動部を駆動源側ユニットの操作
用レバーで遠隔制御する。
側ユニットと薬液注入側ユニットとが分離分割可能であ
る。薬液注入のために必要な駆動部のみが薬液注入側ユ
ニットに設けられている。移動させる必要がない駆動部
のみが駆動源側ユニットに設けられている。両ユニット
は、運搬する際に結合したり工事中は分離したり自由で
ある。両ユニットの可動部は、複数の油圧ホースで接続
される。薬液注入側ユニットは、単独で移動させる。操
作は、駆動源側ユニットの操作機器により遠隔操作す
る。主要被駆動部を油圧駆動により無段階に駆動制御す
る。また本発明の分割移動型薬液注入マシンは、薬液注
入側ユニットの主要被駆動部を駆動源側ユニットの操作
用レバーで遠隔制御する。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例1について説明する。
図1は、本発明の実施例1を示し正面断面図である。本
発明の分割移動型薬液注入マシンは、駆動源と操作用機
器を含む駆動源側ユニット1と薬液を供給するための下
記スイベルヘッドを含む薬液注入側ユニット2とから構
成されている。
図1は、本発明の実施例1を示し正面断面図である。本
発明の分割移動型薬液注入マシンは、駆動源と操作用機
器を含む駆動源側ユニット1と薬液を供給するための下
記スイベルヘッドを含む薬液注入側ユニット2とから構
成されている。
【0014】駆動源側ユニット1に対して薬液注入側ユ
ニット2を移動させることができるように、駆動源側ユ
ニット1と薬液注入側ユニット2とは分離分割すること
ができる。駆動源側ユニット1と薬液注入側ユニット2
との間には、後記する機械的結合手段3が介在する。
ニット2を移動させることができるように、駆動源側ユ
ニット1と薬液注入側ユニット2とは分離分割すること
ができる。駆動源側ユニット1と薬液注入側ユニット2
との間には、後記する機械的結合手段3が介在する。
【0015】駆動源側ユニット1と薬液注入側ユニット
2との間で圧油の循環を行わせるために、後記するフレ
キシブルな複数の油圧ホース4が介在する。各第1油圧
ホース4a,第2油圧ホース4b,第3油圧ホース4c
については後述する。
2との間で圧油の循環を行わせるために、後記するフレ
キシブルな複数の油圧ホース4が介在する。各第1油圧
ホース4a,第2油圧ホース4b,第3油圧ホース4c
については後述する。
【0016】駆動源側ユニット1は、第1ユニット本体
5を備えている。薬液注入側ユニット2は、第2ユニッ
ト本体6を備えている。第1ユニット本体5と第2ユニ
ット本体6とは、ボルト・ナットからなる機械的結合手
段3により、結合用円板5aを介し突き合わされて1体
化されている。
5を備えている。薬液注入側ユニット2は、第2ユニッ
ト本体6を備えている。第1ユニット本体5と第2ユニ
ット本体6とは、ボルト・ナットからなる機械的結合手
段3により、結合用円板5aを介し突き合わされて1体
化されている。
【0017】電動機8が、第1ユニット本体5の基底部
7上に固定され設けられている。可変容量ピストンポン
プ30が、軸継手(31)を介して電動機8に結合され
ている。可変容量ピストンポンプ9は、吐出容量が可変
で圧油がピストンにより吐出される型式のポンプであ
る。
7上に固定され設けられている。可変容量ピストンポン
プ30が、軸継手(31)を介して電動機8に結合され
ている。可変容量ピストンポンプ9は、吐出容量が可変
で圧油がピストンにより吐出される型式のポンプであ
る。
【0018】多様な操作用機器が第1ユニット本体5の
上部壁に設けられている。操作用機器は、駆動源のオン
オフ用ボタン11、操作用レバー操作盤13を備えてい
る。操作用レバー操作盤13は、両ユニット間で圧油の
循環を制御するための複数の操作用レバー14を突出さ
せている。各操作用レバー14a,14c,14dにつ
いては後述する。
上部壁に設けられている。操作用機器は、駆動源のオン
オフ用ボタン11、操作用レバー操作盤13を備えてい
る。操作用レバー操作盤13は、両ユニット間で圧油の
循環を制御するための複数の操作用レバー14を突出さ
せている。各操作用レバー14a,14c,14dにつ
いては後述する。
【0019】図1,2に示すように、薬液注入側ユニッ
ト2の第2ユニット本体6の基底部15上に、ピストン
ロッド16の下端取付部16aが固定されている。ピス
トンロッド16に対して油圧シリンダ17が昇降する。
油圧シリンダ17に結合部18を介して把持回転ユニッ
ト19aが固定されている。
ト2の第2ユニット本体6の基底部15上に、ピストン
ロッド16の下端取付部16aが固定されている。ピス
トンロッド16に対して油圧シリンダ17が昇降する。
油圧シリンダ17に結合部18を介して把持回転ユニッ
ト19aが固定されている。
【0020】把持回転ユニット19aは、中心に薬液注
入ロッド(図示せず)が貫通する被駆動回転体(図示せ
ず)とこの被駆動回転体と同期回転しながら薬液注入ロ
ッドを同軸に把持する油圧チャック21とからなる公知
慣用の回転駆動手段である。把持回転ユニット19a
に、把持回転ユニット19a内の前記被駆動回転体を回
転駆動するための油圧モータ20が取り付けられてい
る。
入ロッド(図示せず)が貫通する被駆動回転体(図示せ
ず)とこの被駆動回転体と同期回転しながら薬液注入ロ
ッドを同軸に把持する油圧チャック21とからなる公知
慣用の回転駆動手段である。把持回転ユニット19a
に、把持回転ユニット19a内の前記被駆動回転体を回
転駆動するための油圧モータ20が取り付けられてい
る。
【0021】油圧チャックに把持される薬液注入ロッド
の上端部を受け入れる挿入孔を備えるスイベルヘッドユ
ニット19が把持回転ユニット19aと同体に結合部1
8に取り付けられ支持されている。スイベルヘッドユニ
ット19は、中心部で回転する薬液注入ロッドの管内に
圧力流体を導入することができる公知慣用の流体導入手
段である。
の上端部を受け入れる挿入孔を備えるスイベルヘッドユ
ニット19が把持回転ユニット19aと同体に結合部1
8に取り付けられ支持されている。スイベルヘッドユニ
ット19は、中心部で回転する薬液注入ロッドの管内に
圧力流体を導入することができる公知慣用の流体導入手
段である。
【0022】図1,2に示すように、油圧シリンダ17
により昇降駆動される把持回転ユニット19は、左右の
案内用ロッド25,25により案内される。把持回転ユ
ニット19は、案内用ロッド25,25を抱き込む抱込
部26,26を備えている。
により昇降駆動される把持回転ユニット19は、左右の
案内用ロッド25,25により案内される。把持回転ユ
ニット19は、案内用ロッド25,25を抱き込む抱込
部26,26を備えている。
【0023】第1ユニット本体5に、電動機9aにより
駆動されるポンプであるギアポンプ9bが設けられてい
る。油圧ホース4は、駆動源側ユニット1と昇降用油圧
シリンダ17との間を接続する第1油圧ホース4aと、
駆動源側ユニット1と油圧モータ20との間を接続する
第2油圧ホース4bと、駆動源側ユニット1と油圧チャ
ック21との間を接続する第3油圧ホース4cとから構
成されている。
駆動されるポンプであるギアポンプ9bが設けられてい
る。油圧ホース4は、駆動源側ユニット1と昇降用油圧
シリンダ17との間を接続する第1油圧ホース4aと、
駆動源側ユニット1と油圧モータ20との間を接続する
第2油圧ホース4bと、駆動源側ユニット1と油圧チャ
ック21との間を接続する第3油圧ホース4cとから構
成されている。
【0024】第1油圧ホース4aは、油圧シリンダ17
とギアポンプ9bとの間の圧油の循環を行う循環手段で
ある。第2油圧ホース4bは、油圧モータ20と可変容
量ピストンポンプ30との間の圧油の循環を行う循環手
段である。第3油圧ホース4cは、油圧チャックとギア
ポンプ9bから供給される圧油の正負圧を切り換える切
換用媒介手段である。
とギアポンプ9bとの間の圧油の循環を行う循環手段で
ある。第2油圧ホース4bは、油圧モータ20と可変容
量ピストンポンプ30との間の圧油の循環を行う循環手
段である。第3油圧ホース4cは、油圧チャックとギア
ポンプ9bから供給される圧油の正負圧を切り換える切
換用媒介手段である。
【0025】操作用レバー操作盤13には、油圧シリン
ダ17への圧油の供給を制御するための第1操作用レバ
ー14cと、油圧モータ20への圧油の供給を制御する
ための第2操作用レバー14dと、油圧チャックへの圧
油供給の正負を切換制御するための第3操作用レバー1
4aとが設けられている。
ダ17への圧油の供給を制御するための第1操作用レバ
ー14cと、油圧モータ20への圧油の供給を制御する
ための第2操作用レバー14dと、油圧チャックへの圧
油供給の正負を切換制御するための第3操作用レバー1
4aとが設けられている。
【0026】薬液注入側ユニット2は、駆動源側ユニッ
ト1に対する回転位置が変更される。結合手段3を緩め
て、結合用円板5aの中心軸線のまわりに第2ユニット
本体6を回転させ、結合手段3を締める。この実施例で
は、この回転位置の変更により、把持回転ユニット19
aにより把持回転させられる薬液注入ロッドの軸心線の
角度を、水平から鉛直の間で任意に選択できる。
ト1に対する回転位置が変更される。結合手段3を緩め
て、結合用円板5aの中心軸線のまわりに第2ユニット
本体6を回転させ、結合手段3を締める。この実施例で
は、この回転位置の変更により、把持回転ユニット19
aにより把持回転させられる薬液注入ロッドの軸心線の
角度を、水平から鉛直の間で任意に選択できる。
【0027】図3は、油圧回路を示している。電動機9
aにより駆動されるギアポンプ9bの吐出側は、第1油
圧ホース4a及び第3油圧ホース4cにより、それぞれ
に油圧シリンダ17及び油圧チャック21に接続されて
いる。第1油圧ホース4a及び第3油圧ホース4cに
は、第1操作用レバー14c及び第3操作用レバー14
aで切換操作される切換弁40が介設されている。
aにより駆動されるギアポンプ9bの吐出側は、第1油
圧ホース4a及び第3油圧ホース4cにより、それぞれ
に油圧シリンダ17及び油圧チャック21に接続されて
いる。第1油圧ホース4a及び第3油圧ホース4cに
は、第1操作用レバー14c及び第3操作用レバー14
aで切換操作される切換弁40が介設されている。
【0028】同様に、電動機8により駆動されるピスト
ンポンプ30の吐出側は、第2油圧ホース4bにより油
圧モータ20に接続されている。ピストンポンプ30は
第2操作用レバー14dで切換操作される。
ンポンプ30の吐出側は、第2油圧ホース4bにより油
圧モータ20に接続されている。ピストンポンプ30は
第2操作用レバー14dで切換操作される。
【0029】次に、実施例1の作用・動作・使用形態を
説明する。駆動源側ユニット1と薬液注入側ユニット2
とは、別々に又は結合させて、トラック等で現地に輸送
する。現地でトラッククレーン等で狭い空き地に駆動源
側ユニット1と薬液注入側ユニット2とをおろす。結合
手段3を緩め駆動源側ユニット1から分離して、図4に
示すように、薬液注入側ユニット2を宅地内の地盤改良
対象域に設置する。別に用意した据付台50上に第2ユ
ニット本体6を据付ける。据え付け位置には、既に掘削
孔51が掘削されている。
説明する。駆動源側ユニット1と薬液注入側ユニット2
とは、別々に又は結合させて、トラック等で現地に輸送
する。現地でトラッククレーン等で狭い空き地に駆動源
側ユニット1と薬液注入側ユニット2とをおろす。結合
手段3を緩め駆動源側ユニット1から分離して、図4に
示すように、薬液注入側ユニット2を宅地内の地盤改良
対象域に設置する。別に用意した据付台50上に第2ユ
ニット本体6を据付ける。据え付け位置には、既に掘削
孔51が掘削されている。
【0030】第1油圧ホース4aと第2油圧ホース4b
と第3油圧ホース4cとで駆動源側ユニット1と薬液注
入側ユニット2の各機器を接続する。オンオフ用ボタン
11をオンにして、電動機8,9aを始動する。第1操
作用レバー14cを操作して、図4に点線で示すよう
に、油圧シリンダ17を上限まで上昇させる。
と第3油圧ホース4cとで駆動源側ユニット1と薬液注
入側ユニット2の各機器を接続する。オンオフ用ボタン
11をオンにして、電動機8,9aを始動する。第1操
作用レバー14cを操作して、図4に点線で示すよう
に、油圧シリンダ17を上限まで上昇させる。
【0031】下方から把持回転ユニット19a及びスイ
ベルヘッドユニット19に薬液注入ロッド52を挿入す
る。第3操作用レバー14aを操作して、油圧チャック
で薬液注入ロッドを把持する。第2操作用レバー14d
を操作して、油圧モータ20を回転させて薬液注入ロッ
ドを回転させる。
ベルヘッドユニット19に薬液注入ロッド52を挿入す
る。第3操作用レバー14aを操作して、油圧チャック
で薬液注入ロッドを把持する。第2操作用レバー14d
を操作して、油圧モータ20を回転させて薬液注入ロッ
ドを回転させる。
【0032】薬液注入ロッドには、各種タイプのものが
知られている。第1番目の注入ロッドは先頭ロッドとい
われ、先端部に薬液注入用ノズル53を備えている。撹
拌翼、掘削用回転刃を備えているものもある。掘削用回
転刃を備えている場合は、掘削したり、すでに形成され
ている掘削孔の拡径を行うことができる。第1操作用レ
バー14cを操作し油圧シリンダ17を降下させ、回転
している薬液注入ロッド52を掘削孔に進入させる。
知られている。第1番目の注入ロッドは先頭ロッドとい
われ、先端部に薬液注入用ノズル53を備えている。撹
拌翼、掘削用回転刃を備えているものもある。掘削用回
転刃を備えている場合は、掘削したり、すでに形成され
ている掘削孔の拡径を行うことができる。第1操作用レ
バー14cを操作し油圧シリンダ17を降下させ、回転
している薬液注入ロッド52を掘削孔に進入させる。
【0033】スイベルヘッドユニット19を介して薬液
注入ロッドへ図示しない慣用手段により地盤改良剤であ
る薬液を導入する。薬液の主成分は、水ガラスである。
先頭ロッドのノズルから薬液が噴射され地盤構成材とと
もに撹拌され混合される。
注入ロッドへ図示しない慣用手段により地盤改良剤であ
る薬液を導入する。薬液の主成分は、水ガラスである。
先頭ロッドのノズルから薬液が噴射され地盤構成材とと
もに撹拌され混合される。
【0034】深度が大きい場合は、後続ロッドを先頭ロ
ッドに連結接続し後続ロッドを油圧チャックで把持す
る。薬液注入ロッドの回転速度は、第2操作用レバー1
4dの操作角度により調整制御する。薬液注入ロッドの
進入速度は、可変絞り41(図示せず)により調整制御
することができる。このようにして地盤改良柱を碁盤の
目状に形成する。薬液注入ロッド52の回転方向の切換
は、第2操作用レバー14dで行う。
ッドに連結接続し後続ロッドを油圧チャックで把持す
る。薬液注入ロッドの回転速度は、第2操作用レバー1
4dの操作角度により調整制御する。薬液注入ロッドの
進入速度は、可変絞り41(図示せず)により調整制御
することができる。このようにして地盤改良柱を碁盤の
目状に形成する。薬液注入ロッド52の回転方向の切換
は、第2操作用レバー14dで行う。
【0035】(その他の実施例)この発明の分割移動型
薬液注入マシンの実施例は、実施例1に限られない。た
とえば、駆動源側ユニット1に対する薬液注入側ユニッ
ト2の角度位置を不連続的に変更するように改変でき
る。駆動源側ユニット1の上方に薬液注入側ユニット2
を搭載することがある。
薬液注入マシンの実施例は、実施例1に限られない。た
とえば、駆動源側ユニット1に対する薬液注入側ユニッ
ト2の角度位置を不連続的に変更するように改変でき
る。駆動源側ユニット1の上方に薬液注入側ユニット2
を搭載することがある。
【0036】
【発明の効果】この発明の分割移動型薬液注入マシン
は、狭い場所でも地盤改良工事を施工でき、小深度地盤
改良にふさわしく、狭い場所で移動させたり回転させた
りすることができる。また本発明は、操作及び制御を簡
便に行うことができ、小型で高性能である。また、本発
明は、操作盤及び操作手段を移動させない駆動源側ユニ
ットに集中させて設けており、薬液注入側ユニットには
必要最小限のものしか装備させていないので、移動させ
る方の薬液注入側ユニットがもっとも小型軽量化され、
しかも、薬液注入側ユニットは独自の本体6を有するの
で、簡便軽便に任意の場所に移動させることができる。
は、狭い場所でも地盤改良工事を施工でき、小深度地盤
改良にふさわしく、狭い場所で移動させたり回転させた
りすることができる。また本発明は、操作及び制御を簡
便に行うことができ、小型で高性能である。また、本発
明は、操作盤及び操作手段を移動させない駆動源側ユニ
ットに集中させて設けており、薬液注入側ユニットには
必要最小限のものしか装備させていないので、移動させ
る方の薬液注入側ユニットがもっとも小型軽量化され、
しかも、薬液注入側ユニットは独自の本体6を有するの
で、簡便軽便に任意の場所に移動させることができる。
【図1】図1は、本発明の分割移動型薬液注入マシンの
実施例1を示す正面断面図である。
実施例1を示す正面断面図である。
【図2】図2は、図1の動作過程を示す正面断面図であ
る。
る。
【図3】図3は、油圧回路図である。
【図4】図4は、実施例1の薬液注入側ユニットによる
施工状態を示す側面断面図である。
施工状態を示す側面断面図である。
1…駆動源側ユニット 2…薬液注入側ユニット 3…結合手段 4…油圧ホース 4a…第1油圧ホース 4b…第2油圧ホース 4c…第3油圧ホース 5…第1ユニット本体 6…第2ユニット本体 89a…電動機 9b…ギアポンプ 14c…第1操作用レバー 14d…第2操作用レバー 14a…第3操作用レバー 16…ピストンロッド 17…油圧シリンダ 19…スイベルヘッド 19a…把持回転ユニット 20…油圧モータ 21…油圧チャック 30…可変容量ピストンポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 3/12
Claims (3)
- 【請求項1】駆動源と操作用機器を含む駆動源側ユニッ
ト(1)と、 前記駆動源側ユニット(1)から分割され薬液を供給す
るためのスイベルヘッドを含む薬液注入側ユニット
(2)と、 前記駆動源側ユニット(1)と前記薬液注入側ユニット
(2)との間で圧油の循環を行わせるためのフレキシブ
ルな油圧ホース(4)と、 前記駆動源側ユニット(1)と薬液注入側ユニット
(2)とを分割可能に結合するための結合手段(3)と
からなり、 前記駆動源側ユニット(1)は、 第1ユニット本体(5)と、 前記第1ユニット本体(5)に設けられている電動機
(8,9a)と、 前記第1ユニット本体(5)に設けられ前記電動機
(8,9a)により駆動される油圧ポンプ(9b,3
0)と、 第1ユニット本体(5)に設けられ前記圧油の循環を制
御するための操作用機器とからなり、 前記薬液注入側ユニット(2)は、 第2ユニット本体(6)と、 前記第2ユニット本体(6)に設けられた昇降用油圧シ
リンダ(17)と、 前記昇降用油圧シリンダ(17)により昇降駆動され薬
液注入用ロッドを把持するための油圧チャック(21)
と、 前記昇降用油圧シリンダ(17)により昇降駆動され前
記油圧チャック(21)により把持された前記薬液注入
用ロッドを回転駆動させるための油圧モータ(20)
と、 前記昇降用油圧シリンダ(17)により昇降駆動され回
転する前記薬液注入用ロッドに薬液を供給するためのス
イベルヘッドユニット(19)とからなる分割移動型薬
液注入マシン。 - 【請求項2】請求項1において、 前記操作用機器は、 前記昇降用油圧シリンダ(17)による昇降制御を行う
ための第1操作レバー(14c)と、 前記油圧モータ(20)の駆動制御を行うための第2操
作レバー(14d)と、 前記油圧チャックの把持動作を制御するための第3操作
レバー(14a)とからなり、 前記油圧ホース(4)は、 前記駆動源側ユニット(1)と前記昇降用油圧シリンダ
(17)との間を接続する第1油圧ホース(4a)と、 前記駆動源側ユニット(1)と前記油圧モータ(20)
との間を接続する第2油圧ホース(4b)と、 前記駆動源側ユニット(1)と前記油圧チャックとの間
を接続する第3油圧ホース(4c)とからなることを特
徴とする分割移動型薬液注入マシン。 - 【請求項3】請求項2において、 前記油圧ポンプ(9b,30)は、 ギアポンプ(9b)と可変容量ピストンポンプ(30)
と、 からなり、 前記第1油圧ホース(4a)は前記ギアポンプ(9b)
と前記昇降用油圧シリンダ(17)との間を接続し、 前記第2油圧ホース(4b)は前記可変容量ピストンポ
ンプ(30)と前記油圧モータ(20)との間を接続す
ることを特徴とする分割移動型薬液注入マシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1856695A JP2776495B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 分割移動型薬液注入マシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1856695A JP2776495B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 分割移動型薬液注入マシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189026A JPH08189026A (ja) | 1996-07-23 |
JP2776495B2 true JP2776495B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11975181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1856695A Expired - Fee Related JP2776495B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 分割移動型薬液注入マシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2776495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019127765A (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 大成建設株式会社 | 地盤改良装置及び地盤改良方法 |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP1856695A patent/JP2776495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08189026A (ja) | 1996-07-23 |
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