JPH1128720A - ウォータージェット削孔装置 - Google Patents
ウォータージェット削孔装置Info
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- JPH1128720A JPH1128720A JP20078697A JP20078697A JPH1128720A JP H1128720 A JPH1128720 A JP H1128720A JP 20078697 A JP20078697 A JP 20078697A JP 20078697 A JP20078697 A JP 20078697A JP H1128720 A JPH1128720 A JP H1128720A
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- Japan
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- nozzle
- water jet
- drilling
- moving means
- moving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート製の被削孔体の内部にある鉄筋
等の補強部材を損傷することなく削孔でき、障害物があ
っても容易に装置を移動させることができるウォーター
ジェット削孔装置を提供すること。 【解決手段】 ノズル１から高圧のウォータージェット
を被削孔体の削孔面に噴射して削孔するウォータージェ
ット削孔装置であって、ノズル１を削孔方向に沿って前
進及び後退させる前進後退手段（スライドベース５等）
と、被削孔体の削孔面の直交する２方向にノズル１及び
前進後退手段を移動させる直交方向移動手段とを具備
し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動させる垂直移
動手段と、水平方向に移動させる水平移動手段（水平移
動部８）とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の
上に設けられた支柱部材１０と、該支柱部材１０に沿っ
てノズル１及び前進後退手段を昇降させる昇降手段（昇
降台７等）を具備する。
等の補強部材を損傷することなく削孔でき、障害物があ
っても容易に装置を移動させることができるウォーター
ジェット削孔装置を提供すること。 【解決手段】 ノズル１から高圧のウォータージェット
を被削孔体の削孔面に噴射して削孔するウォータージェ
ット削孔装置であって、ノズル１を削孔方向に沿って前
進及び後退させる前進後退手段（スライドベース５等）
と、被削孔体の削孔面の直交する２方向にノズル１及び
前進後退手段を移動させる直交方向移動手段とを具備
し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動させる垂直移
動手段と、水平方向に移動させる水平移動手段（水平移
動部８）とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の
上に設けられた支柱部材１０と、該支柱部材１０に沿っ
てノズル１及び前進後退手段を昇降させる昇降手段（昇
降台７等）を具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はウォータージェット
を用いて、例えばコンクリート製橋脚等の被削孔体に削
孔するウォータージェット削孔装置に関するものであ
る。
を用いて、例えばコンクリート製橋脚等の被削孔体に削
孔するウォータージェット削孔装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年地震対策として、コンクリート製橋
脚等の補強工事が行われている。この補強工事の方法と
して、橋脚に多数の孔を削孔し、該孔に鉄筋を通して補
強する方法が多く採用されている。このコンクリート製
の橋脚下部に多数の孔を削孔する方法として、従来はコ
ア・ドリルを用いて削孔する方法が多く採用されてい
る。
脚等の補強工事が行われている。この補強工事の方法と
して、橋脚に多数の孔を削孔し、該孔に鉄筋を通して補
強する方法が多く採用されている。このコンクリート製
の橋脚下部に多数の孔を削孔する方法として、従来はコ
ア・ドリルを用いて削孔する方法が多く採用されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにコンクリート製橋脚にコア・ドリルを用いて削孔
する方法は、橋脚内部の鉄筋まで切断する恐れがあり、
橋脚の健全性が損なわれる恐れがあった。また、川の中
に設置されている橋脚を補強する場合、図４に示すよう
に、橋脚１００の下部の周囲に矢板１０１を設置して水
の無い作業空間１０３を設け、削孔装置１０４を用いて
橋脚１００の削孔面に削孔を行うが、腹起し１０２が邪
魔して、削孔装置１０４の移動が困難であった。
ようにコンクリート製橋脚にコア・ドリルを用いて削孔
する方法は、橋脚内部の鉄筋まで切断する恐れがあり、
橋脚の健全性が損なわれる恐れがあった。また、川の中
に設置されている橋脚を補強する場合、図４に示すよう
に、橋脚１００の下部の周囲に矢板１０１を設置して水
の無い作業空間１０３を設け、削孔装置１０４を用いて
橋脚１００の削孔面に削孔を行うが、腹起し１０２が邪
魔して、削孔装置１０４の移動が困難であった。
【０００４】そこで、コンクリート製橋脚等の被削孔体
の内部にある鉄筋等を損傷することなく削孔でき、且つ
腹起し１０２等の障害物があっても容易に移動可能な削
孔装置の実現が要望されている。なお、図４の（ａ）は
コンクリート製橋脚及び削孔作業場を示す平面図、同図
（ｂ）はＡ−Ａ断面図である。
の内部にある鉄筋等を損傷することなく削孔でき、且つ
腹起し１０２等の障害物があっても容易に移動可能な削
孔装置の実現が要望されている。なお、図４の（ａ）は
コンクリート製橋脚及び削孔作業場を示す平面図、同図
（ｂ）はＡ−Ａ断面図である。
【０００５】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、被削孔体の内部にある鉄筋等の補強部材を損傷する
ことなく削孔でき、腹起し等の障害物があっても容易に
装置を移動させることができるウォータージェット削孔
装置を提供することを目的とする。
で、被削孔体の内部にある鉄筋等の補強部材を損傷する
ことなく削孔でき、腹起し等の障害物があっても容易に
装置を移動させることができるウォータージェット削孔
装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項１に記載の発明は、ノズルを具備し、該ノズルか
ら高圧のウォータージェットを被削孔体の削孔面に噴射
して削孔するウォータージェット削孔装置であって、ノ
ズルを削孔方向に沿って前進及び後退させる前進後退手
段と、被削孔体の削孔面の直交する２方向にノズル及び
前進後退手段を移動させる直交方向移動手段とを具備
し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動させる垂直移
動手段と、水平方向に移動させる水平移動手段とを具備
し、該垂直移動手段は水平移動手段の上に設けられた支
柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル及び前進後退手段
を昇降させる昇降手段を具備することを特徴とする。
請求項１に記載の発明は、ノズルを具備し、該ノズルか
ら高圧のウォータージェットを被削孔体の削孔面に噴射
して削孔するウォータージェット削孔装置であって、ノ
ズルを削孔方向に沿って前進及び後退させる前進後退手
段と、被削孔体の削孔面の直交する２方向にノズル及び
前進後退手段を移動させる直交方向移動手段とを具備
し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動させる垂直移
動手段と、水平方向に移動させる水平移動手段とを具備
し、該垂直移動手段は水平移動手段の上に設けられた支
柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル及び前進後退手段
を昇降させる昇降手段を具備することを特徴とする。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、水平移動
手段に設けられた支柱は、該水平移動手段上で直立及び
傾倒可能に構成されており、且つ支柱に沿って昇降手段
で昇降可能に設けられたノズル及び前進後退手段は、該
支柱に対して支柱軸心直角方向から支柱軸心方向まで回
動可能に構成されていることを特徴とする。
手段に設けられた支柱は、該水平移動手段上で直立及び
傾倒可能に構成されており、且つ支柱に沿って昇降手段
で昇降可能に設けられたノズル及び前進後退手段は、該
支柱に対して支柱軸心直角方向から支柱軸心方向まで回
動可能に構成されていることを特徴とする。
【０００８】また、請求項３に記載の発明は、ノズルを
削孔軸方向に沿って前進後退させる手段は、先端にノズ
ルを装着し内部にウォータージェットの流路を形成する
回転軸と、該回転軸を回転させる回転駆動部と、該回転
軸内のウォータージェットの流路と高圧ホースとを接続
するスイベルト継手を一体的に前進後退させるように構
成され、且つスイベルト継手と回転軸は取り付け位置を
替えることによって削孔方向を反転させることができる
ように構成されていることを特徴とする。
削孔軸方向に沿って前進後退させる手段は、先端にノズ
ルを装着し内部にウォータージェットの流路を形成する
回転軸と、該回転軸を回転させる回転駆動部と、該回転
軸内のウォータージェットの流路と高圧ホースとを接続
するスイベルト継手を一体的に前進後退させるように構
成され、且つスイベルト継手と回転軸は取り付け位置を
替えることによって削孔方向を反転させることができる
ように構成されていることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図１及び図２は本発明に係るウ
ォータージェット削孔装置の基本構成例を示す図で、図
１は削孔作業時を示し、図２は格納時の状態を示し、図
２（ａ）は正面を、図２（ｂ）は側面を示す。
面に基づいて説明する。図１及び図２は本発明に係るウ
ォータージェット削孔装置の基本構成例を示す図で、図
１は削孔作業時を示し、図２は格納時の状態を示し、図
２（ａ）は正面を、図２（ｂ）は側面を示す。
【００１０】図において、１は超高圧（例えば約２５０
０ｋｇｆ／ｃｍ2）のウォータージェットのジェットを
噴出するノズルであり、該ノズル１は内部に超高圧水が
流れる流路が形成された回転軸２の先端に装着されるよ
うになっている。また、該回転軸２の後端には前記流路
に超高圧水を供給する超高圧ホース４の一端がスイベル
継手３を介して接続されている。また、超高圧ホース４
の他端は超高圧ポンプ（図示せず）に接続され、該超高
圧ポンプから超高圧ホース４、スイベル継手３、回転軸
２内の流路を通って、超高圧水がノズル１に供給される
ようになっている。なお、１２はスタビライザである。
０ｋｇｆ／ｃｍ2）のウォータージェットのジェットを
噴出するノズルであり、該ノズル１は内部に超高圧水が
流れる流路が形成された回転軸２の先端に装着されるよ
うになっている。また、該回転軸２の後端には前記流路
に超高圧水を供給する超高圧ホース４の一端がスイベル
継手３を介して接続されている。また、超高圧ホース４
の他端は超高圧ポンプ（図示せず）に接続され、該超高
圧ポンプから超高圧ホース４、スイベル継手３、回転軸
２内の流路を通って、超高圧水がノズル１に供給される
ようになっている。なお、１２はスタビライザである。
【００１１】前記回転軸２は回転自在にスライドベース
５の上に支持されており、該スライドベース５上に設置
されたモータ５ａにより回転駆動されるようになってい
る。スライドベース５は回転軸２と共に軸方向レール６
に沿って移動できるように構成されており、モータ６ａ
によって該軸方向レール６に沿って移動する。上記ノズ
ル１、回転軸２、スイベル継手３、スライドベース５、
軸方向レール６で削孔部ＣＴを構成し、該削孔部ＣＴの
軸方向レール６は削孔部基台９に固定されている。
５の上に支持されており、該スライドベース５上に設置
されたモータ５ａにより回転駆動されるようになってい
る。スライドベース５は回転軸２と共に軸方向レール６
に沿って移動できるように構成されており、モータ６ａ
によって該軸方向レール６に沿って移動する。上記ノズ
ル１、回転軸２、スイベル継手３、スライドベース５、
軸方向レール６で削孔部ＣＴを構成し、該削孔部ＣＴの
軸方向レール６は削孔部基台９に固定されている。
【００１２】削孔部基台９はターンテーブル１１を介し
て昇降台７に回動自在に支持されている。該昇降台７は
支柱部材１０に沿って昇降できるように構成されてお
り、該支柱部材１０はヒンジ１３を介して水平移動部８
の端部に回動自在に支持されている。また、支柱部材１
０は水平移動部８に設置されたシリンダ１４により、前
記ヒンジ１３を介して直立及び傾倒できるようになって
いる。即ち、シリンダ１４を作動させてピストン１４ａ
を伸縮させることにより、支柱部材１０を直立させた
り、水平移動部８の上に傾倒させることができるように
なっている。
て昇降台７に回動自在に支持されている。該昇降台７は
支柱部材１０に沿って昇降できるように構成されてお
り、該支柱部材１０はヒンジ１３を介して水平移動部８
の端部に回動自在に支持されている。また、支柱部材１
０は水平移動部８に設置されたシリンダ１４により、前
記ヒンジ１３を介して直立及び傾倒できるようになって
いる。即ち、シリンダ１４を作動させてピストン１４ａ
を伸縮させることにより、支柱部材１０を直立させた
り、水平移動部８の上に傾倒させることができるように
なっている。
【００１３】８ａは水平移動部８の上に設置されたウイ
ンチであり、該ウインチ８のワイヤーロープ８ｂの一端
が前記昇降台７に係合しており、該ウインチ８によりワ
イヤーロープ８ｂを巻取り巻戻しすることにより、該昇
降台７は支柱部材１０に沿って昇降するようになってい
る。また、水平移動部８はクローラータイプの駆動手段
により水平方向に移動できるようになっている。
ンチであり、該ウインチ８のワイヤーロープ８ｂの一端
が前記昇降台７に係合しており、該ウインチ８によりワ
イヤーロープ８ｂを巻取り巻戻しすることにより、該昇
降台７は支柱部材１０に沿って昇降するようになってい
る。また、水平移動部８はクローラータイプの駆動手段
により水平方向に移動できるようになっている。
【００１４】ターンテーブル１１は、削孔部基台９を支
柱部材１０の軸心直角方向から軸心方向まで回動可能に
支持しており、削孔作業時は削孔部ＣＴの削孔部基台９
を支柱部材１０の軸心直角方向に固定し、削孔部の格納
時は削孔部基台９を支柱部材１０の軸心方向に固定す
る。回転軸２とスイベル継手３はスライドベース５に対
して各々の取り付け位置を替えることができるように構
成されており、これによって削孔方向、つまりノズル１
から噴出されるウォータージェットの方向を反転させる
ことができるようになっている。
柱部材１０の軸心直角方向から軸心方向まで回動可能に
支持しており、削孔作業時は削孔部ＣＴの削孔部基台９
を支柱部材１０の軸心直角方向に固定し、削孔部の格納
時は削孔部基台９を支柱部材１０の軸心方向に固定す
る。回転軸２とスイベル継手３はスライドベース５に対
して各々の取り付け位置を替えることができるように構
成されており、これによって削孔方向、つまりノズル１
から噴出されるウォータージェットの方向を反転させる
ことができるようになっている。
【００１５】次に、上記構成のウォータージェット削孔
装置の動作を説明する。ノズル１は上記のように水平移
動部８の水平方向の移動及び昇降台７の昇降移動により
コンクリート製橋脚１００の削孔面の削孔位置に対向し
ており、該ノズル１から超高圧のウォータージェットを
噴射し、且つ回転軸２を回転しながら削孔する。この時
スライドベース５をコンクリート製橋脚１００のコンク
リート強度に応じた速度で前進させていくと、コンクリ
ート製橋脚の削孔面にノズル１が通過することが可能な
径の孔が削孔され、ノズル１を前進させることにより、
連続的にコンクリート製橋脚１００の奥に向かって削孔
されていく。
装置の動作を説明する。ノズル１は上記のように水平移
動部８の水平方向の移動及び昇降台７の昇降移動により
コンクリート製橋脚１００の削孔面の削孔位置に対向し
ており、該ノズル１から超高圧のウォータージェットを
噴射し、且つ回転軸２を回転しながら削孔する。この時
スライドベース５をコンクリート製橋脚１００のコンク
リート強度に応じた速度で前進させていくと、コンクリ
ート製橋脚の削孔面にノズル１が通過することが可能な
径の孔が削孔され、ノズル１を前進させることにより、
連続的にコンクリート製橋脚１００の奥に向かって削孔
されていく。
【００１６】ノズル１から噴射されるウォータージェッ
トの軸方向は回転軸２の軸心方向に対して所定の角度で
傾斜しており、回転軸２を回転してノズル１を回転する
ことにより、該ウォータージェットは旋回しノズル１が
通過することが可能な径の孔が削孔される。
トの軸方向は回転軸２の軸心方向に対して所定の角度で
傾斜しており、回転軸２を回転してノズル１を回転する
ことにより、該ウォータージェットは旋回しノズル１が
通過することが可能な径の孔が削孔される。
【００１７】削孔の途中でノズル１がコンクリート製橋
脚１００の内部の鉄筋にぶっかった場合、自動的にノズ
ル１の回転及び送り出し（前進）を停止する。ここでは
ノズル１及び回転軸２を回転させるモータ５ａ及びノズ
ル１と回転軸２を前進及び後退させるモータ６ａに油圧
モータを用いることにより、リリーフ弁からの油の逃げ
量が増大して、ノズル１の回転及び前進は自動的に停止
する。
脚１００の内部の鉄筋にぶっかった場合、自動的にノズ
ル１の回転及び送り出し（前進）を停止する。ここでは
ノズル１及び回転軸２を回転させるモータ５ａ及びノズ
ル１と回転軸２を前進及び後退させるモータ６ａに油圧
モータを用いることにより、リリーフ弁からの油の逃げ
量が増大して、ノズル１の回転及び前進は自動的に停止
する。
【００１８】この時、ノズル１を引き戻し、削孔方向を
修正することにより、コンクリート製橋脚１００の内部
の鉄筋を避けて削孔することができる。これはウォータ
ージェットによる削孔はノズル１が被削孔体に非接触で
あるために可能なことであり、コア・ドリルによる削孔
ではドリルを被削孔体に接触させての削孔であるため削
孔方向の修正は困難であり、また鉄筋を切断してしまう
恐れがある。
修正することにより、コンクリート製橋脚１００の内部
の鉄筋を避けて削孔することができる。これはウォータ
ージェットによる削孔はノズル１が被削孔体に非接触で
あるために可能なことであり、コア・ドリルによる削孔
ではドリルを被削孔体に接触させての削孔であるため削
孔方向の修正は困難であり、また鉄筋を切断してしまう
恐れがある。
【００１９】１つの孔の削孔が終了したら、ノズル１を
引き戻し、削孔部基台９を下降させ、ターンテーブル１
１を回転させ、支柱部材１０の軸心方向と削孔部基台９
の軸心方向とを一致させ、更に支柱部材１０を水平移動
部８の上に傾倒させて、図２に示す状態とした後、周囲
の腹起し１０２の下を潜って（図４参照）水平移動部８
を次の削孔水平位置まで移動させ、次に支柱部材１０を
直立させて削孔部ＣＴの削孔部基台９を削孔垂直方向位
置まで上昇させて次の削孔を行う。
引き戻し、削孔部基台９を下降させ、ターンテーブル１
１を回転させ、支柱部材１０の軸心方向と削孔部基台９
の軸心方向とを一致させ、更に支柱部材１０を水平移動
部８の上に傾倒させて、図２に示す状態とした後、周囲
の腹起し１０２の下を潜って（図４参照）水平移動部８
を次の削孔水平位置まで移動させ、次に支柱部材１０を
直立させて削孔部ＣＴの削孔部基台９を削孔垂直方向位
置まで上昇させて次の削孔を行う。
【００２０】次に、削孔方向を反転させる動作を図３に
基づいて説明する。図３（ａ）及び図３（ｂ）は矢板１
０１で削孔作業場を囲んだ場合を示す。同図（ａ）に示
すように、ウォータージェット削孔装置の水平移動部８
の移動範囲が矢板１０１により制約を受けるため削孔可
能範囲Ｌ１は狭くなる。そこで、水平移動部８の移動範
囲が矢板１０１で制約を受けた時、同図（ｂ）に示すよ
うに、ウォータージェット削孔装置全体をクレーン等の
重機を用いて反転させ、更に回転軸２とスイベル継手３
をスライドベース５に対して、各々の取り付け位置を交
換し、削孔方向を反転（例えばウォータージェットの噴
射方向を水平移動部８の進行方向に直交する右方向から
左方向に反転）させることにより、水平移動部８の移動
が矢板１０１に制約されることなく、削孔範囲Ｌ２が広
くなる。
基づいて説明する。図３（ａ）及び図３（ｂ）は矢板１
０１で削孔作業場を囲んだ場合を示す。同図（ａ）に示
すように、ウォータージェット削孔装置の水平移動部８
の移動範囲が矢板１０１により制約を受けるため削孔可
能範囲Ｌ１は狭くなる。そこで、水平移動部８の移動範
囲が矢板１０１で制約を受けた時、同図（ｂ）に示すよ
うに、ウォータージェット削孔装置全体をクレーン等の
重機を用いて反転させ、更に回転軸２とスイベル継手３
をスライドベース５に対して、各々の取り付け位置を交
換し、削孔方向を反転（例えばウォータージェットの噴
射方向を水平移動部８の進行方向に直交する右方向から
左方向に反転）させることにより、水平移動部８の移動
が矢板１０１に制約されることなく、削孔範囲Ｌ２が広
くなる。
【００２１】なお、本発明のウォータージェット削孔装
置は、図１及び図２に示す構成に限定されるものではな
く、要は、ノズルを削孔方向に沿って前進及び後退させ
る前進後退手段と、被削孔体の削孔面の直交する２方向
にノズル及び前進後退手段を移動させる直交方向移動手
段とを具備し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動さ
せる垂直移動手段と、水平方向に移動させる水平移動手
段とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の上に設
けられた支柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル及び前
進後退手段を昇降させる昇降駆動手段を具備する構成で
あればよい。
置は、図１及び図２に示す構成に限定されるものではな
く、要は、ノズルを削孔方向に沿って前進及び後退させ
る前進後退手段と、被削孔体の削孔面の直交する２方向
にノズル及び前進後退手段を移動させる直交方向移動手
段とを具備し、該直交方向移動手段は垂直方向に移動さ
せる垂直移動手段と、水平方向に移動させる水平移動手
段とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の上に設
けられた支柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル及び前
進後退手段を昇降させる昇降駆動手段を具備する構成で
あればよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように請求項１乃至３に記
載の発明によれば、ノズルを削孔方向に沿って前進及び
後退させる前進後退手段と、被削孔体の削孔面の直交す
る２方向にノズル及び前進後退手段を移動させる直交方
向移動手段とを具備し、直交方向移動手段は垂直方向に
移動させる垂直移動手段と、水平方向に移動させる水平
移動手段とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の
上に設けられた支柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル
及び前進後退手段を昇降させる昇降駆動手段を具備する
構成であるので、例えばコンクリート製橋脚等の被削孔
体の内部にある鉄筋等の補強部材を損傷することなく削
孔でき、削孔作業場が狭く障害物があっても該障害を避
けてウォータージェット削孔装置を削孔位置に容易に移
動させることができる。
載の発明によれば、ノズルを削孔方向に沿って前進及び
後退させる前進後退手段と、被削孔体の削孔面の直交す
る２方向にノズル及び前進後退手段を移動させる直交方
向移動手段とを具備し、直交方向移動手段は垂直方向に
移動させる垂直移動手段と、水平方向に移動させる水平
移動手段とを具備し、該垂直移動手段は水平移動手段の
上に設けられた支柱部材と、該支柱部材に沿ってノズル
及び前進後退手段を昇降させる昇降駆動手段を具備する
構成であるので、例えばコンクリート製橋脚等の被削孔
体の内部にある鉄筋等の補強部材を損傷することなく削
孔でき、削孔作業場が狭く障害物があっても該障害を避
けてウォータージェット削孔装置を削孔位置に容易に移
動させることができる。
【００２３】また、請求項２に記載の発明によれば、水
平移動手段に設けられた支柱は、該水平移動手段上で直
立及び傾倒可能に構成されており、且つ支柱に沿って昇
降可能に設けられたノズル及び前進後退手段は、該支柱
に対して支柱軸心直角方向から支柱軸心方向まで回転可
能に構成されているので、支柱を水平移動手段上に傾倒
させ、ノズル及び前進後退手段を支柱軸心方向まで回転
させることにより、ウォータージェット削孔装置が全体
としてコンパクトになり、狭く障害物がある削孔作業場
を容易に移動させることができる。
平移動手段に設けられた支柱は、該水平移動手段上で直
立及び傾倒可能に構成されており、且つ支柱に沿って昇
降可能に設けられたノズル及び前進後退手段は、該支柱
に対して支柱軸心直角方向から支柱軸心方向まで回転可
能に構成されているので、支柱を水平移動手段上に傾倒
させ、ノズル及び前進後退手段を支柱軸心方向まで回転
させることにより、ウォータージェット削孔装置が全体
としてコンパクトになり、狭く障害物がある削孔作業場
を容易に移動させることができる。
【００２４】また、請求項３に記載の発明によれば、ノ
ズルを削孔軸方向に沿って前進後退させる手段は、先端
にノズルを装着した回転軸と、回転駆動部と、スイベル
ト継手とを一体的に前進後退させるように構成され、且
つスイベルト継手と回転軸は取り付け位置を替えること
によって削孔方向を反転させることできるように構成さ
れているので、ウォータージェット削孔装置を例えば重
機等を用いて反転させ、スイベルト継手と回転軸の取り
付け位置を替えて削孔方向を反転させることにより、狭
い削孔作業場で削孔可能範囲を広くとることが可能とな
る。
ズルを削孔軸方向に沿って前進後退させる手段は、先端
にノズルを装着した回転軸と、回転駆動部と、スイベル
ト継手とを一体的に前進後退させるように構成され、且
つスイベルト継手と回転軸は取り付け位置を替えること
によって削孔方向を反転させることできるように構成さ
れているので、ウォータージェット削孔装置を例えば重
機等を用いて反転させ、スイベルト継手と回転軸の取り
付け位置を替えて削孔方向を反転させることにより、狭
い削孔作業場で削孔可能範囲を広くとることが可能とな
る。
【図１】本発明に係るウォータージェット削孔装置の基
本構成例を示す図である。
本構成例を示す図である。
【図２】本発明に係るウォータージェット削孔装置の基
本構成例を示す図で、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）
は側面図である。
本構成例を示す図で、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）
は側面図である。
【図３】図３（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ矢板で囲んだ
コンクリート製橋脚の削孔作業現場に本発明に係るウォ
ータージェット削孔装置を配置した状態を示す図であ
る。
コンクリート製橋脚の削孔作業現場に本発明に係るウォ
ータージェット削孔装置を配置した状態を示す図であ
る。
【図４】コンクリート製橋脚の削孔作業現場を矢板で囲
んだ状態を示す図で、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）
はＡ−Ａ断面図である。
んだ状態を示す図で、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）
はＡ−Ａ断面図である。
１ ノズル ２ 回転軸 ３ スイベル継手 ４ 超高圧ホース ５ スライドベース ６ 軸方向レール ７ 昇降台 ８ 水平移動部 ９ 削孔部基台 １０ 支柱部材 １１ ターンテーブル １２ スタビライザ １３ ヒンジ １４ シリンダ
Claims (3)
- 【請求項１】 ノズルを具備し、該ノズルから高圧のウ
ォータージェットを被削孔体の削孔面に噴射して削孔す
るウォータージェット削孔装置であって、 前記ノズルを削孔方向に沿って前進及び後退させる前進
後退手段と、前記被削孔体の削孔面の直交する２方向に
前記ノズル及び前進後退手段を移動させる直交方向移動
手段とを具備し、 前記直交方向移動手段は垂直方向に移動させる垂直移動
手段と、水平方向に移動させる水平移動手段とを具備
し、該垂直移動手段は前記水平移動手段の上に設けられ
た支柱部材と、該支柱部材に沿って前記ノズル及び前進
後退手段を昇降させる昇降手段とを具備することを特徴
とするウォータージェット削孔装置。 - 【請求項２】 前記水平移動手段に設けられた支柱部材
は、該水平移動手段上で直立及び傾倒可能に構成されて
おり、且つ支柱部材に沿って前記昇降手段で昇降可能に
設けられたノズル及び前進後退手段は、該支柱部材に対
して支柱軸心直角方向から支柱軸心方向まで回動可能に
構成されていることを特徴とする請求項１に記載のウォ
ータージェット削孔装置。 - 【請求項３】 前記ノズルを削孔軸方向に沿って前進後
退させる手段は、先端にノズルを装着し内部にウォータ
ージェットの流路を形成する回転軸と、該回転軸を回転
させる回転駆動部と、該回転軸内のウォータージェット
の流路と高圧ホースとを接続するスイベルト継手を一体
的に前進後退させるように構成され、且つ該スイベルト
継手と回転軸は取り付け位置を替えることによって削孔
方向を反転させることができるように構成されているこ
とを特徴とする請求項１又は２に記載のウォータージェ
ット削孔装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20078697A JPH1128720A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ウォータージェット削孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20078697A JPH1128720A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ウォータージェット削孔装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128720A true JPH1128720A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16430175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20078697A Pending JPH1128720A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | ウォータージェット削孔装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128720A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005297140A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Sankyu Road Engineering:Kk | 狭隘部のコンクリートはつり装置及びはつり方法 |
| CN108571291A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-09-25 | 山东科技大学 | 一种反向旋转喷水式防卡钻钻杆系统及使用方法 |
| JP2019181650A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 大成建設株式会社 | 削孔装置および削孔方法 |
| JP2020044597A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 大成建設株式会社 | ウォータージェット削孔用のガイド管およびウォータージェット装置、ならびにウォータージェット削孔構造 |
| CN114151078A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-08 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种水射流夹矸层掏槽装置 |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP20078697A patent/JPH1128720A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005297140A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Sankyu Road Engineering:Kk | 狭隘部のコンクリートはつり装置及びはつり方法 |
| JP2019181650A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 大成建設株式会社 | 削孔装置および削孔方法 |
| CN108571291A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-09-25 | 山东科技大学 | 一种反向旋转喷水式防卡钻钻杆系统及使用方法 |
| JP2020044597A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 大成建設株式会社 | ウォータージェット削孔用のガイド管およびウォータージェット装置、ならびにウォータージェット削孔構造 |
| CN114151078A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-08 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种水射流夹矸层掏槽装置 |
| CN114151078B (zh) * | 2021-12-02 | 2024-04-19 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种水射流夹矸层掏槽装置 |
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