JP2775941B2 - El素子の駆動装置 - Google Patents
El素子の駆動装置Info
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- JP2775941B2 JP2775941B2 JP1320308A JP32030889A JP2775941B2 JP 2775941 B2 JP2775941 B2 JP 2775941B2 JP 1320308 A JP1320308 A JP 1320308A JP 32030889 A JP32030889 A JP 32030889A JP 2775941 B2 JP2775941 B2 JP 2775941B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光素子
の駆動装置に関し、EL素子の耐圧特性を向上せしめて高
輝度の発光を得ることが可能な駆動装置に関する。
の駆動装置に関し、EL素子の耐圧特性を向上せしめて高
輝度の発光を得ることが可能な駆動装置に関する。
[従来の技術] EL発光素子は、硫化亜鉛(ZnS)等の蛍光体母材にMn
等の発光中心を混入したものに電界を印加した時に発光
する現象を利用したもので、透過型の典型的な構造は、
ガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)膜の透明電
極、絶縁層、発光層、絶縁層、透明電極を順次蒸着形成
したものである。
等の発光中心を混入したものに電界を印加した時に発光
する現象を利用したもので、透過型の典型的な構造は、
ガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)膜の透明電
極、絶縁層、発光層、絶縁層、透明電極を順次蒸着形成
したものである。
かかるEL発光素子で7セグメントの表示パネルを構成
する場合、電極の一方はパネル構造を簡素化するために
一体に導通する共通電極とすることが多い。この場合の
EL表示パネル1の回路を等価的に第7図に示す。
する場合、電極の一方はパネル構造を簡素化するために
一体に導通する共通電極とすることが多い。この場合の
EL表示パネル1の回路を等価的に第7図に示す。
図において、電極11、12間に挟まれたEL発光素子は容
量性の負荷であり、これをCa〜Cgで示す。共通電極11は
配線抵抗Roを介してアースされており、EL発光素子Ca〜
Cgを挟んで上記共通電極11に対向する各セグメント電極
12は、配線抵抗Ra〜Rgを介して図略の駆動回路に接続さ
れている。
量性の負荷であり、これをCa〜Cgで示す。共通電極11は
配線抵抗Roを介してアースされており、EL発光素子Ca〜
Cgを挟んで上記共通電極11に対向する各セグメント電極
12は、配線抵抗Ra〜Rgを介して図略の駆動回路に接続さ
れている。
図は発光素子Cb、Ccを駆動している状態を示し、−V
の負電圧と+Vの正電圧が間隔をおいて交互に印加され
て各発光素子が発光駆動されている。
の負電圧と+Vの正電圧が間隔をおいて交互に印加され
て各発光素子が発光駆動されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、発光素子Cb、Ccに印加される駆動電圧Vb、
Vcは、回路定数の相違等により位相が完全に一致するこ
とは希であり、図示の如く、駆動電圧Vbの位相が遅れて
いると、電圧Vcが0Vへ立ち下がる時点で電圧Vbは未だ一
定電圧を維持している。図は電圧Vcが負電圧より立ち上
がった状態を示しており、発光素子Cbの共通電極側に蓄
積された電荷+Qは共通電極11を通って他の発光素子に
流れる。
Vcは、回路定数の相違等により位相が完全に一致するこ
とは希であり、図示の如く、駆動電圧Vbの位相が遅れて
いると、電圧Vcが0Vへ立ち下がる時点で電圧Vbは未だ一
定電圧を維持している。図は電圧Vcが負電圧より立ち上
がった状態を示しており、発光素子Cbの共通電極側に蓄
積された電荷+Qは共通電極11を通って他の発光素子に
流れる。
透明電極に多用される上記ITO膜は比抵抗がアルミニ
ウム等に較べて非常に大きいためRoの値が大きくなり、
共通電極11の電位が上昇し、充電発光状態にある発光素
子では駆動電圧を越えるスパイク電圧が生じる。例えば
Roを無限大とすれば第7図の場合スパイク電圧は駆動電
圧の8/7倍程になり、このスパイク電圧は、充電発光し
ていた複数の発光素子が、一つを除いて同時に放電消光
した場合にはさらに大きなものとなり、発光素子の破壊
に至る。
ウム等に較べて非常に大きいためRoの値が大きくなり、
共通電極11の電位が上昇し、充電発光状態にある発光素
子では駆動電圧を越えるスパイク電圧が生じる。例えば
Roを無限大とすれば第7図の場合スパイク電圧は駆動電
圧の8/7倍程になり、このスパイク電圧は、充電発光し
ていた複数の発光素子が、一つを除いて同時に放電消光
した場合にはさらに大きなものとなり、発光素子の破壊
に至る。
このような問題は、駆動電圧の位相ずれによるだけで
なく、表示変更により各発光素子の駆動が切り換えられ
る場合にも生じる。
なく、表示変更により各発光素子の駆動が切り換えられ
る場合にも生じる。
以上の問題点により、従来は、Roの値が大きい場合は
特にEL表示パネルの定格駆動電圧を十分低くしておく必
要があり、高輝度の表示が得られ難いという問題があっ
た。
特にEL表示パネルの定格駆動電圧を十分低くしておく必
要があり、高輝度の表示が得られ難いという問題があっ
た。
本発明はかかる課題を解決するもので、十分に高い電
圧でEL素子を駆動することができ、これにより十分な発
光輝度を得ることができるEL素子の駆動装置を提供する
ことを目的とする。
圧でEL素子を駆動することができ、これにより十分な発
光輝度を得ることができるEL素子の駆動装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の構成を第1図で説明すると、EL発光素子の駆
動装置は、一つ又は複数のEL発光層に設けた複数の駆動
電極と、EL発光層を挟んで上記各駆動電極に対向し一体
に導通せしめられた共通電極と、該共通電極に共通パル
ス電圧を与える共通電圧供給手段と、上記各駆動電極に
上記共通パルス電圧と逆相で一定時間遅れた発光パルス
電圧を供給して、上記一定時間は上記EL発光層を放電せ
しめるとともに、残る時間でEL発光層を充電発光せしめ
る発光電圧供給手段と、該発光電圧供給手段と排他的に
作動して上記各駆動電極に上記共通パルス電圧とほぼ同
相の非発光パルス電圧を供給し、上記対応するEL発光層
を放電消光せしめる非発光電圧供給手段とを具備してい
る。
動装置は、一つ又は複数のEL発光層に設けた複数の駆動
電極と、EL発光層を挟んで上記各駆動電極に対向し一体
に導通せしめられた共通電極と、該共通電極に共通パル
ス電圧を与える共通電圧供給手段と、上記各駆動電極に
上記共通パルス電圧と逆相で一定時間遅れた発光パルス
電圧を供給して、上記一定時間は上記EL発光層を放電せ
しめるとともに、残る時間でEL発光層を充電発光せしめ
る発光電圧供給手段と、該発光電圧供給手段と排他的に
作動して上記各駆動電極に上記共通パルス電圧とほぼ同
相の非発光パルス電圧を供給し、上記対応するEL発光層
を放電消光せしめる非発光電圧供給手段とを具備してい
る。
上記駆動装置は更に、第2図に示す如く、上記発光電
圧供給手段と非発光電圧供給手段の作動切換えを、上記
一定時間の間に行なうタイミング調整手段を具備してい
る。
圧供給手段と非発光電圧供給手段の作動切換えを、上記
一定時間の間に行なうタイミング調整手段を具備してい
る。
[作用] 上記構成の駆動装置において、複数の発光電圧供給手
段より各々の駆動電極に発光パルス電圧が供給されてい
る場合、回路定数の相違により、EL発光層に実際に印加
される発光パルス電圧の立上がり及び立下がりの時期は
一致しない。ここにおいて、各々の駆動電極に印加され
た発光パルスを、共通電極に印加される共通パルス電圧
に対して逆相として一定時間遅らせると、各々の駆動電
極に印加される発光パルスの立上りまたは立下がりによ
り、EL発光層を充電し、共通電極に与えられる共通パル
ス電圧の立上がりないし立下がりにより、EL発光層へ実
際に印加される発光駆動電圧は強制的かつ同時に正負の
一定電圧より充分低い電圧に戻される。この結果、充電
発光中の全てのEL発光層は完全に同期して放電状態とな
り、大きなスパイク電圧の発生が防止される。
段より各々の駆動電極に発光パルス電圧が供給されてい
る場合、回路定数の相違により、EL発光層に実際に印加
される発光パルス電圧の立上がり及び立下がりの時期は
一致しない。ここにおいて、各々の駆動電極に印加され
た発光パルスを、共通電極に印加される共通パルス電圧
に対して逆相として一定時間遅らせると、各々の駆動電
極に印加される発光パルスの立上りまたは立下がりによ
り、EL発光層を充電し、共通電極に与えられる共通パル
ス電圧の立上がりないし立下がりにより、EL発光層へ実
際に印加される発光駆動電圧は強制的かつ同時に正負の
一定電圧より充分低い電圧に戻される。この結果、充電
発光中の全てのEL発光層は完全に同期して放電状態とな
り、大きなスパイク電圧の発生が防止される。
更に、表示変更のために発光電圧供給手段に代えて非
発光電圧供給手段を作動せしめる場合等には、上記タイ
ミング調整手段によりその作動切換は必ず上記一定時間
中に行われるから、この場合にも大きなスパイク電圧の
発生が防止される。
発光電圧供給手段を作動せしめる場合等には、上記タイ
ミング調整手段によりその作動切換は必ず上記一定時間
中に行われるから、この場合にも大きなスパイク電圧の
発生が防止される。
[実施例] 以下、第3図の装置構成図と第4図のタイムチャート
により本発明の一実施例を説明する。
により本発明の一実施例を説明する。
タイミング演算回路2は、共通パルス信号2a、発光パ
ルス信号2b、非発光パルス信号2c、および許可信号2dを
出力する。共通パルス信号2aは、第4図(1)に示す如
く、一定周期(例えば200μs)の矩形パルスであり、
発光パルス信号2bは上記共通パルス信号2aに対して一定
時間T1(例えば20μs)だけ遅れた同形逆相の矩形パル
スである(第4図(2))。非発光パルス信号2cは、上
記共通パルス信号2aと同形同相で、わずかの時間T2(例
えば2μs)だけ進んだ矩形パルスである(第4図
(3))。
ルス信号2b、非発光パルス信号2c、および許可信号2dを
出力する。共通パルス信号2aは、第4図(1)に示す如
く、一定周期(例えば200μs)の矩形パルスであり、
発光パルス信号2bは上記共通パルス信号2aに対して一定
時間T1(例えば20μs)だけ遅れた同形逆相の矩形パル
スである(第4図(2))。非発光パルス信号2cは、上
記共通パルス信号2aと同形同相で、わずかの時間T2(例
えば2μs)だけ進んだ矩形パルスである(第4図
(3))。
また、許可信号2dは上記共通パルス信号2aの立上がり
に同期して立上がり、発光パルス信号2bの立下がりに同
期して立下がる矩形パルスである(第4図(4))。
に同期して立上がり、発光パルス信号2bの立下がりに同
期して立下がる矩形パルスである(第4図(4))。
7セグメント出力データ演算回路3は公知の構成を有
し、7セグメントEL表示パネル1に所望の数字を表示す
べく7本の出力信号線にそれぞれ発光指令信号3a〜3gを
発する。これら信号3a〜3gは発光指令時に「1」レベル
(5V)となるもので、信号3aを第4図(5)に示す。
し、7セグメントEL表示パネル1に所望の数字を表示す
べく7本の出力信号線にそれぞれ発光指令信号3a〜3gを
発する。これら信号3a〜3gは発光指令時に「1」レベル
(5V)となるもので、信号3aを第4図(5)に示す。
ラッチ4は、上記許可信号2dの立上がりで上記発光指
令信号3a〜3gを取り込み、立下がりでホールドする。上
記信号3aに対するその出力信号4aを第4図(6)に示
す。上記ラッチ4の出力信号4a〜4gはデータセレクタ5
に入力し、該データセレクタ5は上記信号4a〜4gが
「1」レベルの時に上記発光パルス信号2bを各信号線に
信号5a〜5gとして出力し、上記信号4a〜4gが「0」レベ
ルの時には上記非発光パルス信号2cを各信号線に信号5a
〜5gとして出力する。上記信号4aに応じたデータセレク
タ5の出力信号を第4図(7)に示す。
令信号3a〜3gを取り込み、立下がりでホールドする。上
記信号3aに対するその出力信号4aを第4図(6)に示
す。上記ラッチ4の出力信号4a〜4gはデータセレクタ5
に入力し、該データセレクタ5は上記信号4a〜4gが
「1」レベルの時に上記発光パルス信号2bを各信号線に
信号5a〜5gとして出力し、上記信号4a〜4gが「0」レベ
ルの時には上記非発光パルス信号2cを各信号線に信号5a
〜5gとして出力する。上記信号4aに応じたデータセレク
タ5の出力信号を第4図(7)に示す。
高圧出力回路6A、6Bが設けられ、回路6Aには上記共通
パルス信号2aが入力している。この回路6aは出力段にFE
T61、62を使用した公知の構成を有し、上記共通パルス
信号2aが「1」レベルの時に正電圧+Vの共通パルス電
圧をEL表示パネル1の共通電極11に印加し、「0」レベ
ルの時に負電圧−Vの共通パルス電圧を上記共通電圧11
に印加する。このVは通常90V程度である。なお、上記E
L表示パネル1の構成は第7図で説明したものと同一で
ある。
パルス信号2aが入力している。この回路6aは出力段にFE
T61、62を使用した公知の構成を有し、上記共通パルス
信号2aが「1」レベルの時に正電圧+Vの共通パルス電
圧をEL表示パネル1の共通電極11に印加し、「0」レベ
ルの時に負電圧−Vの共通パルス電圧を上記共通電圧11
に印加する。このVは通常90V程度である。なお、上記E
L表示パネル1の構成は第7図で説明したものと同一で
ある。
高圧出力回路6Bは上記回路6Aと同様の構成を各入力信
号5a〜5gに対してそれぞれ有しており、これら信号5a〜
5gの信号レベルに応じてEL表示パネル1内の各EL発光層
の駆動電極12に、上記信号5a〜5gの信号レベルに応じて
正電圧+V、負電圧−Vが変化する発光パルス電圧ない
し非発光パルス電圧を印加する。
号5a〜5gに対してそれぞれ有しており、これら信号5a〜
5gの信号レベルに応じてEL表示パネル1内の各EL発光層
の駆動電極12に、上記信号5a〜5gの信号レベルに応じて
正電圧+V、負電圧−Vが変化する発光パルス電圧ない
し非発光パルス電圧を印加する。
かかる構成の駆動装置の作動を以下に説明する。
出力データ演算回路3より所望の数字表示をなすよう
に発光指令信号3a〜3gが発せられ、これは許可信号2dの
入力タイミングで信号4a〜4gとしてデータセレクタ5に
与えられる。データセレクタ5は、入力信号が「1」レ
ベルであれば発光パルス信号2bを、「0」レベルであれ
ば非発光パルス信号2cをそれぞれ信号5a〜5gとして高圧
出力回路6Bへ出力し、高圧出力回路6Bよりこれに応じた
正負の発光パルス電圧ないし非発光パルス電圧が各駆動
電極12に印加される。
に発光指令信号3a〜3gが発せられ、これは許可信号2dの
入力タイミングで信号4a〜4gとしてデータセレクタ5に
与えられる。データセレクタ5は、入力信号が「1」レ
ベルであれば発光パルス信号2bを、「0」レベルであれ
ば非発光パルス信号2cをそれぞれ信号5a〜5gとして高圧
出力回路6Bへ出力し、高圧出力回路6Bよりこれに応じた
正負の発光パルス電圧ないし非発光パルス電圧が各駆動
電極12に印加される。
共通電極11には共通パルス信号2aに応じた正負の共通
パルス電圧が印加されているから、結局、発光パルス信
号2bにより駆動されるEL発光層(Caのみ図示)には第4
図(8)で示す駆動電圧が印加され、非発光パルス信号
2cにより駆動されるEL発光層には第4図(9)で示す駆
動電圧が印加される。
パルス電圧が印加されているから、結局、発光パルス信
号2bにより駆動されるEL発光層(Caのみ図示)には第4
図(8)で示す駆動電圧が印加され、非発光パルス信号
2cにより駆動されるEL発光層には第4図(9)で示す駆
動電圧が印加される。
この時、発光パルス信号2bに応じて発せられる上記発
光パルス電圧の立上がり及び立下がり時点は、回路定数
の相違等により各EL発光層毎にばらつく。ところが、共
通パルス信号2Aは、高圧出力回路6A及び、Roを介して全
セグメント共通に電圧2aが印加されるので、上記一定時
間T1を高圧出力回路6Aの出力インピーダンス、Ro、およ
びCa〜Cgの静電容量の和から決まる時定数よりも十分長
い時間に設定しておくと、共通パルス信号2aに対応する
共通パルス電圧の立上がりないし立下がりにより、全て
のEL発光層において駆動電圧が0Vに戻るタイミング(第
4図(8)のA)が完全に一致せしめられる。かくし
て、発光中の各EL発光層の放電が完全に同期して行われ
ることにより、各EL発光層に過大なスパイク電圧が発生
することはない。
光パルス電圧の立上がり及び立下がり時点は、回路定数
の相違等により各EL発光層毎にばらつく。ところが、共
通パルス信号2Aは、高圧出力回路6A及び、Roを介して全
セグメント共通に電圧2aが印加されるので、上記一定時
間T1を高圧出力回路6Aの出力インピーダンス、Ro、およ
びCa〜Cgの静電容量の和から決まる時定数よりも十分長
い時間に設定しておくと、共通パルス信号2aに対応する
共通パルス電圧の立上がりないし立下がりにより、全て
のEL発光層において駆動電圧が0Vに戻るタイミング(第
4図(8)のA)が完全に一致せしめられる。かくし
て、発光中の各EL発光層の放電が完全に同期して行われ
ることにより、各EL発光層に過大なスパイク電圧が発生
することはない。
なお、非発光のEL発光層に対する駆動電圧は、共通パ
ルス信号2aの立上がり及び立下がりに同期する時間T2の
正負パルスとなる(第4図(9))が、時間T2は十分短
く、高圧出力回路6Bの出力インピーダンスRa及びCaの静
電容量による時定数でなまりがあるため、容量性のEL発
光層が充電発光することはない。
ルス信号2aの立上がり及び立下がりに同期する時間T2の
正負パルスとなる(第4図(9))が、時間T2は十分短
く、高圧出力回路6Bの出力インピーダンスRa及びCaの静
電容量による時定数でなまりがあるため、容量性のEL発
光層が充電発光することはない。
さて、表示変更によりEL発光層Caの発光を停止する場
合について説明すると、発光指令信号3aが「1」レベル
より「0」レベルになる(第4図(5)の2サイクル中
間)。このレベル変化は次の許可信号2dの入力により信
号4aに伝達され、出力5aは3サイクルの初めで発光パル
ス信号2bより非発光パルス信号2cに切換わる(第4図
(7))。これに伴い、EL発光層Caに対する駆動電圧も
3サイクルの初めで切換わる(第4図(10))。
合について説明すると、発光指令信号3aが「1」レベル
より「0」レベルになる(第4図(5)の2サイクル中
間)。このレベル変化は次の許可信号2dの入力により信
号4aに伝達され、出力5aは3サイクルの初めで発光パル
ス信号2bより非発光パルス信号2cに切換わる(第4図
(7))。これに伴い、EL発光層Caに対する駆動電圧も
3サイクルの初めで切換わる(第4図(10))。
かくして、EL発光層Caの充電発光と放電消光の切換え
は、上記許可信号2dにより必ず一定時間T1の放電開始時
に合致して行われるから、EL表示パネル1の表示変更を
行う場合に過大なスパイク電圧が発生することは防止さ
れる。
は、上記許可信号2dにより必ず一定時間T1の放電開始時
に合致して行われるから、EL表示パネル1の表示変更を
行う場合に過大なスパイク電圧が発生することは防止さ
れる。
発明者等の実験によれば、本実施例の駆動装置は、従
来装置に比して、有意差95%で、点推定値で16V程度、
区間推定値で4〜30V程度定格駆動電圧を上げることが
でき、高輝度表示が実現できる。
来装置に比して、有意差95%で、点推定値で16V程度、
区間推定値で4〜30V程度定格駆動電圧を上げることが
でき、高輝度表示が実現できる。
なお、上記実施例において、EL表示パネル1で時計表
示を行う場合等には、第5図に示す如く、クロックカウ
ンタ71の後段に通常内蔵されているラッチ72のイネーブ
ル入力に上記許可信号2dを使用すれば、ラッチを別体に
設ける必要はない。なお、図中、73はカウンタ出力を7
セグメントデータに変換する回路である。
示を行う場合等には、第5図に示す如く、クロックカウ
ンタ71の後段に通常内蔵されているラッチ72のイネーブ
ル入力に上記許可信号2dを使用すれば、ラッチを別体に
設ける必要はない。なお、図中、73はカウンタ出力を7
セグメントデータに変換する回路である。
また、本発明は第6図に示す如く、EL発光層Ca、Cbを
積層した構造の表示素子の駆動にも適用できる。すなわ
ち、上下のEL発光層Ca、Cbの間に介在する共通電極11に
共通パルス電圧を印加し、上下の各駆動電極12にそれぞ
れ発光パルス電圧ないし非発光パルス電圧を印加する。
積層した構造の表示素子の駆動にも適用できる。すなわ
ち、上下のEL発光層Ca、Cbの間に介在する共通電極11に
共通パルス電圧を印加し、上下の各駆動電極12にそれぞ
れ発光パルス電圧ないし非発光パルス電圧を印加する。
実施例では共通パルス信号、発光パルス信号共に+
V、−Vの矩形波としたが、両者の電圧に差があっても
よい。この差はEL発光層のしきい値以下にしなければな
らない。また正負の電圧は対称でなくてもよい。矩形波
でなくても、正弦波、ノコギリ波でもよい。さらに必ず
しも一定周期とする必要もない。
V、−Vの矩形波としたが、両者の電圧に差があっても
よい。この差はEL発光層のしきい値以下にしなければな
らない。また正負の電圧は対称でなくてもよい。矩形波
でなくても、正弦波、ノコギリ波でもよい。さらに必ず
しも一定周期とする必要もない。
充電発光と放電消光の切換えは、必ずしも一定時間T1
の放電開始に一致せしめる必要はなく、上記一定時間中
に行なうようにすれば良い。
の放電開始に一致せしめる必要はなく、上記一定時間中
に行なうようにすれば良い。
もちろん、本発明は上述のセグメント型に限らず、ド
ットマトリックス型EL表示パネルにも適用することがで
きる。
ットマトリックス型EL表示パネルにも適用することがで
きる。
[効果] 以上の如く、本発明になるEL発光素子の駆動装置によ
れば、発光駆動時や表示切換時に過大なスパイク電圧を
生じることはないから、定格駆動電圧を十分高くするこ
とが可能であり、高輝度の表示を実現することができ
る。
れば、発光駆動時や表示切換時に過大なスパイク電圧を
生じることはないから、定格駆動電圧を十分高くするこ
とが可能であり、高輝度の表示を実現することができ
る。
第1図および第2図は本発明のクレーム対応図、第3図
および第4図は本発明の一実施例を示し、第3図は装置
のブロック構成図、第4図はタイムチャート、第5図は
他の回路例を示す図、第6図はEL発光素子の他の構造を
示す断面図、第7図はEL発光パネルの等価回路図であ
る。 1……EL表示パネル 11……共通電極 12……駆動電極 2……タイミング演算回路 3……7セグメント出力データ演算回路 4……ラッチ 5……データセレクタ 6A、6B……高圧出力回路 Ca、Cb、Cc、Cd、Ce、Cf、Cg……EL発光層
および第4図は本発明の一実施例を示し、第3図は装置
のブロック構成図、第4図はタイムチャート、第5図は
他の回路例を示す図、第6図はEL発光素子の他の構造を
示す断面図、第7図はEL発光パネルの等価回路図であ
る。 1……EL表示パネル 11……共通電極 12……駆動電極 2……タイミング演算回路 3……7セグメント出力データ演算回路 4……ラッチ 5……データセレクタ 6A、6B……高圧出力回路 Ca、Cb、Cc、Cd、Ce、Cf、Cg……EL発光層
Claims (2)
- 【請求項1】一つ又は複数のEL発光層に設けた複数の駆
動電極と、EL発光層を挟んで上記各駆動電極に対向し一
体に導通せしめられた共通電極と、該共通電極に共通パ
ルス電圧を与える共通電圧供給手段と、上記各駆動電極
に上記共通パルス電圧と逆相で一定時間遅れた発光パル
ス電圧を供給して、上記一定時間は上記各駆動電極に対
応するEL発光層を放電せしめるとともに、残る時間で上
記各駆動電極に対応するEL発光層を充電発光せしめる発
光電圧供給手段と、該発光電圧供給手段と排他的に作動
して上記各駆動電極に上記共通パルス電圧とほぼ同相の
非発光パルス電圧を供給し、上記各駆動電極に対応する
EL発光層を放電消光せしめる非発光電圧供給手段とを具
備するEL発光素子の駆動装置。 - 【請求項2】請求項1記載のEL発光素子の駆動装置にお
いて、更に、上記発光電圧供給手段と非発光電圧供給手
段の作動切換えを、全ての発光層に電圧が印加されない
上記一定時間の間で行なうタイミング調整手段を具備す
るEL発光素子の駆動装置。
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JP1320308A JP2775941B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | El素子の駆動装置 |
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JP1320308A JP2775941B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | El素子の駆動装置 |
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ID=18120042
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