JP2775639B2 - 釣糸繰出量の表示装置 - Google Patents

釣糸繰出量の表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は釣糸繰出量の表示装置、詳しくは、釣用リー
ルにおけるスプールから繰出された釣糸の繰出量を測定
して表示できるようにした釣糸繰出量の表示装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、釣糸の繰出量を測定して表示できるようにした
ものは、実公昭57−57585号公報に見られるように既に
提案されている。
この従来のものは、スプールの回転数を検出する検出
器と、この検出器からの回転数信号を演算する演算部
と、この演算部で演算した釣糸繰出量を記憶する記憶部
とを備えた中央演算装置と、前記演算部で演算する前記
釣糸の現在繰出量を順次数字表示する表示部をもった表
示器とから成り、前記表示部を見ることにより釣糸の繰
出量を読取ることができるように成すと共に、釣糸の現
在繰出量が、前記記憶部で記憶した繰出量と等しくなっ
たとき前記スプールの回転を停止する停止装置を設けた
ものである。
又、本発明出願人は、先にスプールの回転数を検出す
る検出器と、この検出器からの回転数信号を演算する演
算部と、この演算部で演算した釣糸の繰出量を記憶する
記憶部とを備えた中央演算装置と、前記演算部で演算す
る前記釣糸の現在繰出量を順次表示する第1表示部と、
前記記憶部で記憶した前回繰出量を表示する第2表示部
とをもつ表示器とを備えた表示装置を発明した(特願昭
62−316850号)。
(発明が解決しようとする課題) 所が、前者の表示装置は、表示器に釣糸の現在繰出量
のみが表示されるものであるため、釣人には前記記憶部
で記憶された前回繰出量が全く分らない問題があり、
又、後者の表示装置によれば、新たに魚釣りする場合、
前回の繰出量と現在の繰出量とを比較しながら魚釣りす
ることができるのであるが、前記第2表示部に表示され
る前回の繰出量は、釣糸の繰出し、巻取りの繰り返しに
よって順次更新されることになるため、魚釣り時におい
て、例えば初期の段階で第2表示部に表示された前回繰
出量、つまり、前々回又はそれ依然の繰出量で、特に当
たりのあった適正繰出量を後で知りたい場合には、この
繰出量が更新されてしまっていて、全く分からない問題
があった。
本発明は以上の点に鑑み発明したもので、目的は、前
回の繰出量を現在の繰出量と共に表示でき、この前回繰
出量と現在繰出量とを比較しながら魚釣りすることがで
きて、しかも例えば初期の段階で当たりのあった適正繰
出量を後で知りたい場合でも、この前回の繰出量を確実
に知ることができるようにする点にある。
(課題を解決するための手段) しかして、本発明は、以上の目的を達成するために、
釣用リールの釣糸繰出量の表示装置において、前記リー
ルにおけるスプールの回転数を検出する検出器(1)
と、この検出器(1)からの回転数信号を演算する演算
部(21)と、前記演算部(21)で演算した釣糸の繰出量
を手動セット入力により記憶する第1記憶部(22)と、
前記演算部(21)で演算した釣糸の繰出量を、予め設定
した条件を満足したとき前回の記憶を自動的に更新して
記憶する第2記憶部(23)とを備えた中央演算装置
(2)とを設けると共に、前記演算部(21)で演算する
前記釣糸の現在繰出量を順次表示する第1表示部(31)
と、前記第1記憶部(22)で記憶した繰出量を表示する
第2表示部(32)と、前記第2記憶部(23)で記憶した
前回繰出量を表示する第3表示部(33)とをもった表示
器(3)とを設けたものである。
(作用) スプールを回転させて、該スプールに巻装した釣糸を
繰出す場合、前記スプールの回転数が検出器(1)によ
り検出され、この検出器(1)からの回転数信号が中央
演算装置(2)の演算部(21)で演算され、この演算部
(21)から釣糸の現在繰出量に見合う信号が第1表示部
(31)に出力され、この第1表示部(31)に現在繰出量
が順次表示されるのであり、また、第2記憶部(23)に
記憶された前回の繰出量は第3表示部(33)に表示され
るのである。従って、釣糸を繰出して魚釣りする場合、
前記第1表示部(31)に順次表示される現在繰出量を、
第3表示部(33)に表示された前回繰出量と比較しなが
ら魚釣りすることができるのである。又、手動セット入
力により第1記憶部(22)に記憶された繰出量は第2表
示部(32)に表示されるので、魚釣り時において、例え
ば初期の段階で第2表示部(32)に表示された前回の繰
出量を後で知りたい場合でも、この前回の繰出量を確実
に知ることができるのである。
(実施例) 本発明表示装置は、第1図のブロック図及び第2図の
電気系統回路図に示した如く、釣用リール(R)におけ
るスプール(S)の回転数を検出する検出器(1)と、
この検出器(1)からの回転数信号を演算する演算部
(21)と、前記演算部(21)で演算した釣糸の繰出量を
手動セット入力により記憶する第1記憶部(22)と、前
記演算部(21)で演算した釣糸の繰出量を、予め設定し
た条件を満足したとき前回の記憶を自動的に更新して記
憶する第2記憶部(23)とを備えた中央演算装置(2)
と、前記演算部(21)で演算する前記釣糸の現在繰出量
を順次表示する第1表示部(31)と、前記第1記憶部
(22)で記憶した繰出量を表示する第2表示部(32)
と、前記第2記憶部(23)で記憶した前回繰出量を表示
する第3表示部(33)とをもった表示器(3)とを備え
ているのである。
前記検出器(1)は、第10〜13図に示す如く、前記ス
プール(S)に巻装する釣糸の巻装部外周と接触して回
転するローラ(11a)をもち、前記巻装部の外径変化に
対応して、軸(13)を中心に揺動する揺動体(11)と前
記ローラ(11a)の回転と連動し、一つのマグネット(1
2a)をもった回転体(12)と、前記マグネット(12a)
と対向し、リールボディ(D)に取付ける第1及び第2
リードスイッチ(SW1)(SW2)とから成り、この各リー
ドスイッチ(SW1)(SW2)を、前記マグネット(12a)
の回転方向に変位し、かつ、前記マグネット(12a)の
通過時のオン動作域が重複する位置に直列状に設けて、
前記マグネット(12a)の1回の回転により各リードス
イッチ(SW1)(SW2)が1回オン・オフ動作し、そのオ
ン動作時、パルス信号を出力するようになっている。し
かして、前記スプール(S)の釣糸繰出方向への回転
(以下正転という)時、第12図の如く先ず第1リードス
イッチ(SW1)がオン動作してパルス信号が出力される
と共に、一定時間遅れて前記第1リードスイッチ(S
W1)のオン動作域で第2リードスイッチ(SW2)がオン
動作してパルス信号が出力され、これら各リードスイッ
チ(SW1)(SW2)のオン動作域が重複し、前記第1リー
ドスイッチ(SW1)がオフ動作した後、第2リードスイ
ッチ(SW2)がオフ動作することにより中央演算装置
(2)の演算部(21)に前記スプール(S)の回転方向
(正転)とその回転数信号が入力されるのであり、又、
前記スプール(S)の釣糸巻取方向への回転(以下逆転
という)時、第12図の如く先ず第2リードスイッチ(SW
2)がオン動作してパルス信号が出力されると共に、一
定時間遅れて前記第2リードスイッチ(SW2)のオン動
作域で第1リードスイッチ(SW1)がオン動作してパル
ス信号が出力され、これら各リードスイッチ(SW2)(S
W1)のオン動作域が重複し、前記第2リードスイッチ
(SW2)がオフ動作した後、第1リードスイッチ(SW1
がオフ動作することにより中央演算装置(2)の演算部
(21)に前記スプール(S)の回転方向(逆転)とその
回転数信号が入力されるのである。
又、前記マグネット(12a)は、前記回転体(12)の
外周部に、周面側が露出するように埋設しており、又、
前記各リードスイッチ(SW1)(SW2)は、1対のリード
片とガラスチューブとから成り、これら各リードスイッ
チ(SW1)(SW2)を、所定間隔を置いて相対向するサイ
ドフレームを備えたリールボディ(D)の前記サイドフ
レーム間に設けるハウジング(H)内に配設するのであ
って、各リードスイッチ(SW1)(SW2)間には非磁性材
から成る遮断壁(h)を設けている。又、前記揺動体
(11)は、前記リールボディ(D)における一方のサイ
ドフレームの内側に前記スプール(S)の軸心と平行な
前記軸(13)を介して枢支するのであって、前記軸(1
3)を前記サイドフレームに対し回転自由とし、該軸(1
3)に前記回転体(12)を取付けると共に、前記ローラ
(11a)の回転を、複数の連動ギヤ(14)を介して前記
軸(13)に伝達するようにしている。
又、前記中央演算装置(2)は、前記繰出量が2桁以
下の場合、前記各表示部(31)(32)(33)に小数点表
示し、3桁の場合小数点なしで表示する表示選択機能を
備えている。尚、検出器(1)は、前記回転数信号が20
シグナルで繰出量が1mになるように設定しており、従っ
て、20シグナルが前記演算部(21)に入力したとき、1m
の表示が前記表示器(3)に出力されるようになってい
る。
前記表示選択機能による表示は、前記繰出量が2桁以
下の場合、前記回転数信号が20シグナルの2分の1シグ
ナル、即ち、10シグナルに見合う0.5m単位で、又、3桁
の場合前記回転数信号が20シグナルで1m単位で次の如く
デジタル表示するのである。
1桁の場合 0m→0.0 0.5m→0.5 1m→1.0 2桁の場合 12.5m→12.5 50m→50.0 3桁の場合 101m→101 又、前記中央演算装置(2)には、手動セットスイッ
チ(SW3)と、手動リセットスイッチ(SW4)と、遮断音
を発信する発信機(4)とが接続されている。
次に、前記中央演算装置(2)内のプログラムにより
制御される表示装置の動作を第3図に示すフローチャー
トに基づいて説明する。尚、第3図において(N)は第
1表示部(31)に表示する現在繰出量、(Z)は第2表
示部(32)に表示する入力繰出量、(M)は第3表示部
(33)に表示する前回繰出量である。
スタート時、記憶されたすべての値がクリアーされて
いるので、第1表示部(31)、第2表示部(32)、第3
表示部(33)における入力繰出部(Z)、前回繰出量
(M)及び現在繰出量(N)の表示は0になっている
(ステップ102,103,104)。
この状態で、スプール(S)が釣糸繰出方向に正転し
ているか、釣糸巻取方向に逆転しているかどうか判断さ
れ(ステップ105)、正転であるとその回転数がカウン
トされる(ステップ106)。尚、ステップ(106)では、
スプール(S)が1回転するまでの間は検出器(1)か
らパルス信号が出力されないことがあるため、予め0.05
mだけ余分に加えた値を現在繰出量(N)に置換えす
る。そして、現在繰出量(N)が100m以上か否かが判定
され(ステップ107)、100m以上であれば小数点なしの
3桁で第1表示部(31)に表示され、100m未満であれば
小数点表示される(ステップ108)。
このとき、前回繰出量(M)に記憶されていれば、現
在繰出量(N)が前回繰出(M)に対し3m以内になった
か否かが判断され(ステップ109)、3mになっている
と、発信器(4)から棚取り断続音が0.2秒間発信され
(ステップ110)、前回繰出量(M)に近づいたことが
釣人に知らされる。又、1回目の魚釣時など、前回繰出
量(M)が0mの場合、ステップ(109)で3mになってい
ないと、ステップ(110)を迂回し、断続音を発信させ
ることなく次ステップ(111)へ移る。
このステップ(111)では、手動セット入力、即ち、
手動セットスイッチ(SW4)が入力されているか否かが
判断され、手動セットスイッチ(SW3)が入力されてい
ると、発信器(4)から0.2秒間連続音を発信し(ステ
ップ112)、手動セット入力されたことを釣人に知らせ
る。このとき、即ち前記手動セットスイッチ(SW3)を
入力した時点での現在繰出量(N)を入力繰出量(Z)
に置換えて、第2表示部(32)に表示することを指令す
る。(ステップ113)。次に第1表示部(31)の現在繰
出量(N)が第2表示部(32)に移される(ステップ11
5)。このとき、第2表示部(32)に移換する繰出量
(Z=N)が100m以上か否かが判断され(ステップ11
4)、100m以上であれば小数点なしの3桁で入力繰出量
(Z)が表示され、100m未満であれば小数点表示される
(ステップ115)。又、ステップ(111)で手動セットス
イッチ(SW3)を入力していなかった場合、つまり、ス
テップ(111)で、「NO」の判断が出力したときにはス
テップ(116)へ移る。
次にこのステップ(116)で10秒以内に検出器(1)
から4シグナル以上の回転数信号が中央演算装置(2)
の演算部(21)に入力されたか否か、つまり、スプール
(S)が回転しているかどうかが判断され、10秒以内に
おける釣糸の繰出量が少ないか、又は零の場合スプール
(S)の回転方向が判断され(ステップ117)、釣糸巻
取方向に逆転であると、現在繰出量(N)が第2記憶部
(23)にメモリー(A)として記憶される(ステップ11
8)。尚、こゝでは、現在繰出量(N)が第2記憶部(2
3)に、メモリー(A)として記憶されるだけで、第3
表示部(33)に表示されない。
又、前記ステップ(116)で釣糸の巻取り又は繰出し
があって、10秒以内に検出器(1)から4シグナル以上
の回転数信号が中央演算装置(2)の演算部(21)に入
力されている場合、つまり、ステップ(116)で判断が
「YES」の場合ステップ(105)へ戻る。
ステップ(117)で、スプール(S)が釣糸繰出方向
に正転している場合、ステップ(106)へ戻る。
次に以上の如くメモリー(A)を記憶した後逆転する
場合、ステップ(119)で、釣糸がスプール(S)に巻
取られることにより現在繰出量(N)が減算されるが、
0mより小さいかどうか、つまり完全に巻取っているかど
うかが判断され、0mより大きい場合には、その回転数が
カウントされる(ステップ120)。
このとき現在繰出量(N)は、ステップ(106)の場
合とは逆に、予め0.05mだけ差引いた値(N−0.05)と
するのである。そして、その回転数のカウントに応じ、
第1表示部(31)に現在繰出量(N)が減算されながら
表示される(ステップ122)。
次に、現在繰出量(N)が5mより大きいかどうか判断
され(ステップ123)、5mより小さい場合には6秒以内
に10シグナル以上の回転数信号が演算部(21)に入力さ
れているかどうか、つまり、巻取りが続いているかどう
かが判断され(ステップ124)、巻取りが終了していれ
ばステップ(125)〜(128)から成る自動リセットのル
ーチンに移る。
この自動リセットルーチンは、先ず第3表示部(33)
に繰出量(M)が表示されているか否かを判断し(ステ
ップ125)、表示されていない場合、即ち判断が「YES」
の場合、第2記憶部(23)にメモリー(A)が記憶され
ているかが判断され(ステップ126)、記憶されていれ
ば前記メモリー(A)が第3表示部(33)に、小数点又
は3桁表示の判断(ステップ128)がされた後、表示さ
れ(ステップ129)、その後、この第3表示部(33)の
表示及び前記第2表示部(32)の表示を除いてメモリー
(A)及び後記するメモリー(B)(C)及び現在繰出
量(N)はすべてクリアされる(ステップ130)。
また、ステップ(125)で第3表示部(33)に繰出量
(M)が表示されているときは前記ステップ(126)(1
27)を迂回し、また、ステップ(126)でメモリー
(A)が記憶されていないときには、後記するメモリー
(B)が第3表示部(33)に表示されることになる。
尚、以上の自動リセットルーチンにおいて、手動リセ
ットスイッチ(SW4)が入力されると、その入力時点で
最優先でステップ(130)でのクリアが実行される。
又、前記ステップ(123)において現在繰出量(N)
が5mより大きいと判断された場合、現在繰出量(N)が
8mと同じか否かが判断され(ステップ131)、同じであ
る場合(ステップ132)、発信器(4)から0.2秒間断続
音を発信し、仕掛けが舟ベリに近づいたことを釣人に知
らせ、仕掛けが釣竿に巻込まないようにする。
そして、次にスプール(S)の回転方向が判断され、
釣糸巻取方向に逆転している場合、ステップ(119)へ
戻り、繰出方向に正転している場合、つまり、巻取りか
ら繰出しに移った場合は再びステップ(106)へ戻る。
又、釣糸の繰出し後、すぐに魚が掛かって、繰出した
釣糸を巻取る場合などステップ(105)でスプール
(S)が釣糸巻取方向に逆転していると、ステップ(10
5)で逆転が判断される。そして、そのときの現在繰出
量(N)が0mより大きいかどうかが判断され(ステップ
135)、大きいとそのときの現在繰出量(N)が第2記
憶部(23)にメモリー(C)として記憶される(ステッ
プ136)。そして、このメモリー(C)の値と、前回の
記憶値、即ち、メモリー(B)とが比較され(ステップ
137)、メモリー(C)の値がメモリー(B)の値より
大きい場合、即ちB−C>0の場合、メモリー(C)の
値がメモリ(B)として記憶される(ステップ138)。
また、前記メモリー(C)の値がメモリー(B)の値
より小さい場合、ステップ(137)からステップ(119)
へ移る。即ち、すべての値がクリアされた後、最初に釣
糸を繰出す場合、メモリー(B)の値は零となっている
から、最初のメモリー(C)の値をメモリー(B)とし
て記憶するのである。
そして、前記した自動リセットを行う場合、メモリー
(A)が記憶されていなければ、前記メモリー(B)が
第3表示部(33)に表示される。
しかして、以上の制御系統流れにおいて、第4図に示
した如く、手動セットスイッチ(SW3)を入力せず、底
に当たるまで繰出し、この繰出量から釣糸を若干巻取っ
て、ステップ(116)で10秒以上静止された後、釣糸を
巻取った場合、静止時における繰出量(N)がメモリー
(A)として記憶されるのであり、巻取後の自動リセッ
トにより前記メモリー(A)が第3表示部(33)に表示
される。そして、この状態で2回目以降仕掛けを投入
し、釣糸を繰出した場合、現在繰出量(N)が前回繰出
量(M)の手前3mになったとき、発信器(4)から0.2
秒間断続音が発信され、前回繰出量(M)に使づいたこ
とが釣人に知らされる。
又、第5図の如く前回繰出量(M)に繰出した後、魚
の当たりがないので、例えば釣糸を更に繰出して棚取り
位置を変更した場合、第2記憶部(23)にメモリー
(A)が記憶されることなく、ステップ(106)へ戻
り、再びステップ(116)までの制御を繰返すのであ
る。そして、所定繰出量になって10秒以上例えば12秒静
止させると、そのときの現在繰出量(N)が第2記憶部
(23)にメモリー(A)として記憶されるのである。そ
して、釣糸の巻取後自動リセットによりメモリー(A)
として記憶された繰出量が第3表示部(33)に表示され
るのである。即ち、棚取りを複数回行った場合、最後の
棚取り位置の値が、メモリー(A)として記憶され、こ
のメモリー(A)に相当する繰出量が第3表示部(33)
に表示されるのである。
又、第6図の如く例えば海底に当たるまで繰出したと
き、手動セットスイッチ(SW3)を入力すると、発信器
(4)から0.2秒間断続音が発信された後、そのときの
現在繰出量(N)が第2表示部(32)に入力繰出量とし
て表示される。そして、前記手動セットスイッチ(S
W3)を入力後、釣糸を若干巻取って、ステップ(116)
で10秒以上静止させた後、釣糸を巻取った場合、静止時
における繰出量(N)がメモリー(A)として記憶され
るのであり、巻取後の自動リセットにより前記メモリー
(A)が第3表示部(33)に表示される。この場合、前
記静止時における繰出量(N)は、前記手動セットスイ
ッチ(SW3)の入力に影響されることなくメモリー
(A)に記憶されるのであり、又、前記第2表示部(3
2)の繰出量は、前記手動セットスイッチ(SW3)を再度
入力しない限り変更できない。
つまり、第7図の如く海底に当たつたとき、手動セッ
トスイッチ(SW3)を入力して、第2表示部(32)に入
力繰出量が表示された後、釣糸を若干巻取って、ステッ
プ(116)で10秒以上静止された後、釣糸を巻取る場
合、再度前記手動セットスイッチ(SW3)を入力する
と、第2表示部(32)の入力繰出量が変更されるのであ
る。又、再度手動セットスイッチ(SW2)を入力したと
きの前記静止時における繰出量(N)がメモリー(A)
として記憶され、巻取後の自動リセットにより前記メモ
リー(A)が第3表示部(33)に表示される。
従って、釣糸を繰出して魚釣りする場合、前記第1表
示部(31)に順次表示される現在繰出量を、第3表示部
(33)に表示された前回繰出量と比較しながら魚釣りす
ることができながら、しかも、手動セットスイッチ(SW
3)を入力することにより、所定の繰出量を第2表示部
(32)に表示して、該第2表示部(32)に残すことがで
きるので、魚釣り時において、例えば初期の段階で当た
りがあった場合の繰出量を、後において確実に知ること
ができるのである。
又、第8図の如く第5図における棚取り位置を55m位
置から65m位置に変更して、この65m位置で10秒以内に当
たりがあって釣糸を巻取ると、この65m位置での繰出量
(N)がメモリー(C)として記憶され、このメモリー
(C)の記憶値が前回の記憶値、即ちメモリー(B)と
比較され、メモリー(C)の値がメモリー(B)の値よ
り大きいことには、メモリー(C)がメモリー(B)と
して記憶されるのであり、自動リセットにより、メモリ
ー(A)の記憶がなければ前記メモリー(B)の値が第
3表示部(33)に表示される。
又、第9図の如く釣糸を所定長さ繰出した後、10秒以
上静止される間に当たりがあって、釣糸を巻取った場
合、その繰出量(N)がメモリー(C)として記憶され
るのであり、巻取後の自動リセットにより第3表示部
(33)に表示される。
尚、以上説明した実施例では2つのリードスイッチ
(SW1)(SW2)を備えた検出器(1)を用いたが、この
検出器(1)の構造は特に制限されるものでない。しか
し、実施例の如く2つのリードスイッチを備えた構造と
することにより構造簡単で、小形にできるのである。
又、検出器(1)のマグネット(12a)は、スプール
(S)と別に設ける回転体(12)に装着したが、その他
前記回転体(12)及び揺動体(11)をなくし、前記マグ
ネット(12a)を前記スプール(S)に設けてもよい。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、リールにおけるスプールの回転
数を検出する検出器(1)と、この検出器(1)からの
回転数信号を演算する演算部(21)と、前記演算部(2
1)で演算した釣糸の繰出量を手動セット入力により記
憶する第1記憶部(22)と、前記演算部(21)で演算し
た釣糸の繰出量を、予め設定した条件を満足したとき前
回の記憶を自動的に更新して記憶する第2記憶部(23)
とを備えた中央演算装置(2)と、前記演算部(21)で
演算する前記釣糸の現在繰出量を順次表示する第1表示
部(31)と、前記第1記憶部(22)で記憶した繰出量を
表示する第2表示部(32)と、前記第2記憶部(23)で
記憶した前回繰出量を表示する第3表示部(33)とをも
った表示部(3)とを備えているから、現在繰出量を第
1表示部(31)に順次表示でき、更に前回繰出量を第3
表示部(33)に表示することができるので、釣人は前回
繰出量を記憶しなくとも第1表示部(31)の現在繰出量
を、第3表示部(33)の前回繰出量と比較しながら魚釣
りすることができるのであり、しかも、手動セット入力
により、所定の繰出量を第2表示部(32)に入力繰出量
として表示できるので、魚釣り時において、例えば初期
の段階で当たりのあった繰出量を後で知りたい場合で
も、この前回の繰出量を確実に知ることができ、非常に
便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は
電気系統回路図、第3図はフローチャート、第4図〜第
9図は動作の模式的な説明図、第10図〜第12図は検出器
のみの一例を示す説明図、第13図は釣用リールに装着し
た一例を示す断面図である。 (1)……検出器 (2)……中央演算装置 (21)……演算部 (22)……第1記憶部 (23)……第2記憶部 (3)……表示器 (31)……第1表示部 (32)……第2表示部 (33)……第3表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣用リールにおける釣糸繰出量の表示装置
    であって、前記リールにおけるスプールの回転数を検出
    する検出器(1)と、この検出器(1)からの回転数信
    号を演算する演算部(21)と、前記演算部(21)で演算
    した釣糸の繰出量を手動セット入力により記憶する第1
    記憶部(22)と、前記演算部(21)で演算した釣糸の繰
    出量を、予め設定した条件を満足したとき前回の記憶を
    自動的に更新して記憶する第2記憶部(23)とを備えた
    中央演算装置(2)と、前記演算部(21)で演算する前
    記釣糸の現在繰出量を順次表示する第1表示部(31)
    と、前記第1記憶部(22)で記憶した繰出量を表示する
    第2表示部(32)と、前記第2記憶部(23)で記憶した
    前回繰出量を表示する第3表示部(33)とをもった表示
    器(3)とを備えていることを特徴とする釣糸繰出量の
    表示装置。
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