JP2775556B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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- JP2775556B2 JP2775556B2 JP4252710A JP25271092A JP2775556B2 JP 2775556 B2 JP2775556 B2 JP 2775556B2 JP 4252710 A JP4252710 A JP 4252710A JP 25271092 A JP25271092 A JP 25271092A JP 2775556 B2 JP2775556 B2 JP 2775556B2
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- Japan
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- conductor
- coaxial line
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として移動無線機等
で使用されるスリーブタイプのアンテナ装置に関する。
で使用されるスリーブタイプのアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のスリーブアンテナの一例を
示している。図3において、スリーブアンテナ30は、
使用する電波の波長の1/4の長さのエレメント31
と、内部導体がエレメント31と一体の同軸線路32
と、使用する電波の波長の1/4の長さを有し、エレメ
ント31の下部の同軸線路32を覆うとともに、同軸線
路32の外部導体に電気的に接続された阻止套管33と
からなる。
示している。図3において、スリーブアンテナ30は、
使用する電波の波長の1/4の長さのエレメント31
と、内部導体がエレメント31と一体の同軸線路32
と、使用する電波の波長の1/4の長さを有し、エレメ
ント31の下部の同軸線路32を覆うとともに、同軸線
路32の外部導体に電気的に接続された阻止套管33と
からなる。
【0003】図4は従来のスリーブアンテナの別の例を
示している。図4において、スリーブアンテナ40は、
使用する電波の波長の1/4の長さのエレメント41
と、内部導体がエレメント41と一体の同軸線路42
と、使用する電波の波長の1/4の長さを有し、同軸線
路42の外部導体に電気的に接続された分岐導体43と
からなる。すなわち、図3のスリーブアンテナ30にお
ける阻止套管33を棒状の分岐導体43に置き換えたも
のが図4のスリーブアンテナ40である。
示している。図4において、スリーブアンテナ40は、
使用する電波の波長の1/4の長さのエレメント41
と、内部導体がエレメント41と一体の同軸線路42
と、使用する電波の波長の1/4の長さを有し、同軸線
路42の外部導体に電気的に接続された分岐導体43と
からなる。すなわち、図3のスリーブアンテナ30にお
ける阻止套管33を棒状の分岐導体43に置き換えたも
のが図4のスリーブアンテナ40である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3に示す従来のアンテナ装置では、阻止套管33に金属
管を用いているため、低価格化に対して障害になってお
り、また軽量化が困難であるという問題があった。ま
た、図4に示す従来のアンテナ装置では、軽量化は可能
であるが、分岐導体43が構造的に不安定であり、信頼
性に欠けるという問題があった。
3に示す従来のアンテナ装置では、阻止套管33に金属
管を用いているため、低価格化に対して障害になってお
り、また軽量化が困難であるという問題があった。ま
た、図4に示す従来のアンテナ装置では、軽量化は可能
であるが、分岐導体43が構造的に不安定であり、信頼
性に欠けるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、構造上において小型軽量化が可能であ
り、かつ製作が容易で大量生産、低価格化が可能であ
り、しかも電気的に安定した性能を保つことのできるア
ンテナ装置を提供することを目的とする。
るものであり、構造上において小型軽量化が可能であ
り、かつ製作が容易で大量生産、低価格化が可能であ
り、しかも電気的に安定した性能を保つことのできるア
ンテナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、使用する電波の波長の1/4の長さのエ
レメントを内部導体と一体に備えた同軸線路と、エレメ
ントと高周波的に等価な長さを有して筐体の内側に設け
られた導体と、この導体の上端部に電気的に接続して設
けられた接触ばねとを備え、同軸線路を固定した誘電体
基板を筐体内に組み込んだ時に、接触ばねが同軸線路の
外部導体の上端部に電気的に接触するようにしたもので
ある。
成するために、使用する電波の波長の1/4の長さのエ
レメントを内部導体と一体に備えた同軸線路と、エレメ
ントと高周波的に等価な長さを有して筐体の内側に設け
られた導体と、この導体の上端部に電気的に接続して設
けられた接触ばねとを備え、同軸線路を固定した誘電体
基板を筐体内に組み込んだ時に、接触ばねが同軸線路の
外部導体の上端部に電気的に接触するようにしたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成により、同軸線路を固定し
た誘電体基板を筐体内に組み込んだ時に、導体に接続さ
れた接触ばねが同軸線路の外部導体の上端部に電気的に
接触するので、この導体を分岐導体として機能させるこ
とができ、アンテナをスリーブアンテナとして構成する
ことができる。またこの分岐導体は、筐体内側に最初か
ら作り込んだ導体として実現することができるので、製
作が極めて容易である。さらにこの分岐導体の長さは、
筐体内側の導体の加工精度で保証されるため、電気的に
安定した性能を保ちながら、アンテナの小型軽量化およ
び低価格化を図ることができる。
た誘電体基板を筐体内に組み込んだ時に、導体に接続さ
れた接触ばねが同軸線路の外部導体の上端部に電気的に
接触するので、この導体を分岐導体として機能させるこ
とができ、アンテナをスリーブアンテナとして構成する
ことができる。またこの分岐導体は、筐体内側に最初か
ら作り込んだ導体として実現することができるので、製
作が極めて容易である。さらにこの分岐導体の長さは、
筐体内側の導体の加工精度で保証されるため、電気的に
安定した性能を保ちながら、アンテナの小型軽量化およ
び低価格化を図ることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示すも
のである。図1において、10はスリーブアンテナ全体
を示している。11は使用する電波の波長の1/4の長
さのエレメントであり、12はエレメント11を内部導
体と一体に備えた同軸線路としてのセミリジッドケーブ
ルである。13はエレメント11と高周波的に等価な長
さを有して筐体16の内側に設けられた導体である。1
4は導体13の上端部に電気的に接続されて設けられた
接触ばねである。この接触ばね14は導体13と一体で
あってもよい。15はセミリジッドケーブル12を固定
した誘電体基板である。16はスリーブアンテナ10お
よび図示されない無線送受信部を収容する樹脂製の筐体
である。
のである。図1において、10はスリーブアンテナ全体
を示している。11は使用する電波の波長の1/4の長
さのエレメントであり、12はエレメント11を内部導
体と一体に備えた同軸線路としてのセミリジッドケーブ
ルである。13はエレメント11と高周波的に等価な長
さを有して筐体16の内側に設けられた導体である。1
4は導体13の上端部に電気的に接続されて設けられた
接触ばねである。この接触ばね14は導体13と一体で
あってもよい。15はセミリジッドケーブル12を固定
した誘電体基板である。16はスリーブアンテナ10お
よび図示されない無線送受信部を収容する樹脂製の筐体
である。
【0009】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。セミリジッドケーブル12を固定した誘電体基板
15を筐体16内に組み込むと、導体13に接続された
接触ばね14がセミリジッドケーブル12の外部導体の
上端部に電気的に接触する。このため、導体13がスリ
ーブアンテナ10の分岐導体として働くので、構造が簡
単になり、信頼性が向上する。
する。セミリジッドケーブル12を固定した誘電体基板
15を筐体16内に組み込むと、導体13に接続された
接触ばね14がセミリジッドケーブル12の外部導体の
上端部に電気的に接触する。このため、導体13がスリ
ーブアンテナ10の分岐導体として働くので、構造が簡
単になり、信頼性が向上する。
【0010】図2は本発明の第2の実施例の構成を示す
ものである。図2において、20はスリーブアンテナ全
体を示している。21は使用する電波の波長の1/4の
長さのエレメントであり、22はエレメント21を内部
導体と一体に備えた同軸線路としてのセミリジッドケー
ブルである。23はエレメント21と高周波的に等価な
長さを有する導電体パターンである。24は導電体パタ
ーン23および他の回路を印刷した誘電体基板である。
導電体パターン23は、誘電体基板24上に配置された
セミリジッドケーブル22に沿って平行に配置されてお
り、その上端部は、セミリジッドケーブル22の外部導
体の上端部に電気的に接続されている。25はスリーブ
アンテナ20および図示されない無線送受信部を収容す
る樹脂製の筐体である。
ものである。図2において、20はスリーブアンテナ全
体を示している。21は使用する電波の波長の1/4の
長さのエレメントであり、22はエレメント21を内部
導体と一体に備えた同軸線路としてのセミリジッドケー
ブルである。23はエレメント21と高周波的に等価な
長さを有する導電体パターンである。24は導電体パタ
ーン23および他の回路を印刷した誘電体基板である。
導電体パターン23は、誘電体基板24上に配置された
セミリジッドケーブル22に沿って平行に配置されてお
り、その上端部は、セミリジッドケーブル22の外部導
体の上端部に電気的に接続されている。25はスリーブ
アンテナ20および図示されない無線送受信部を収容す
る樹脂製の筐体である。
【0011】次に上記第2の実施例の動作について説明
する。導電体パターン23の上端部は、誘電体基板24
上に導電体パターン23に沿って平行に配置れたセミリ
ジッドケーブル22の外部導体の上端部に電気的に接続
されているので、この導電体パターン23がスリーブア
ンテナ20の分岐導体として働く。したがって、構造が
簡単になり、信頼性が向上する。
する。導電体パターン23の上端部は、誘電体基板24
上に導電体パターン23に沿って平行に配置れたセミリ
ジッドケーブル22の外部導体の上端部に電気的に接続
されているので、この導電体パターン23がスリーブア
ンテナ20の分岐導体として働く。したがって、構造が
簡単になり、信頼性が向上する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記第1の実施例から明らか
なように、同軸線路を固定した誘電体基板を筐体内に組
み込んだ時に、導体に接続された接触ばねが同軸線路の
外部導体の上端部に電気的に接触するので、この導体が
分岐導体として働き、アンテナをスリーブアンテナとし
て構成することができる。またこの分岐導体は、筐体内
側に最初から作り込んだ導体として実現することができ
るので、製作が極めて容易である。さらにこの分岐導体
の長さは、筐体内側の導体の加工精度で保証されるた
め、電気的に安定した性能を保ちながら、アンテナの小
型軽量化および低価格化を図ることができる。
なように、同軸線路を固定した誘電体基板を筐体内に組
み込んだ時に、導体に接続された接触ばねが同軸線路の
外部導体の上端部に電気的に接触するので、この導体が
分岐導体として働き、アンテナをスリーブアンテナとし
て構成することができる。またこの分岐導体は、筐体内
側に最初から作り込んだ導体として実現することができ
るので、製作が極めて容易である。さらにこの分岐導体
の長さは、筐体内側の導体の加工精度で保証されるた
め、電気的に安定した性能を保ちながら、アンテナの小
型軽量化および低価格化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるアンテナ装置を
示す概略図
示す概略図
【図2】本発明の第2の実施例におけるアンテナ装置を
示す概略図
示す概略図
【図3】従来のアンテナ装置の一例を示す概略図
【図4】従来のアンテナ装置の他の例を示す概略図
10 スリーブアンテナ 11 エレメント 12 セミリジッドケーブル(同軸線路) 13 導体 14 接触ばね 15 誘電体基板 16 筐体 20 スリーブアンテナ 21 エレメント 22 セミリジッドケーブル(同軸線路) 23 導電体パターン 24 誘電体基板 25 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/00 - 1/52 H01Q 9/00 - 9/46
Claims (1)
- 【請求項1】 使用する電波の波長の1/4の長さのエ
レメントを内部導体と一体に備えた同軸線路と、前記エ
レメントと高周波的に等価な長さを有して筐体の内側に
設けられた導体と、前記導体の上端部に電気的に接続し
て設けられた接触ばねとを備え、前記同軸線路を固定し
た誘電体基板を前記筐体内に組み込んだ時に、前記接触
ばねが前記同軸線路の外部導体の上端部に電気的に接触
するようにしたことを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252710A JP2775556B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252710A JP2775556B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104626A JPH06104626A (ja) | 1994-04-15 |
JP2775556B2 true JP2775556B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17241175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4252710A Expired - Fee Related JP2775556B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2775556B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN202504476U (zh) * | 2012-04-26 | 2012-10-31 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 一种具有天线功能的无线手持终端保护套 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0779205B2 (ja) * | 1984-11-21 | 1995-08-23 | 東洋通信機株式会社 | アンテナ装置 |
JPH0342738Y2 (ja) * | 1986-10-13 | 1991-09-06 | ||
JPH0167816U (ja) * | 1987-10-26 | 1989-05-01 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4252710A patent/JP2775556B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06104626A (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |