JP2775307B2 - 磁気共鳴診断装置のデータ収集装置 - Google Patents

磁気共鳴診断装置のデータ収集装置

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JP2775307B2
JP2775307B2 JP1196269A JP19626989A JP2775307B2 JP 2775307 B2 JP2775307 B2 JP 2775307B2 JP 1196269 A JP1196269 A JP 1196269A JP 19626989 A JP19626989 A JP 19626989A JP 2775307 B2 JP2775307 B2 JP 2775307B2
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千嘉男 手塚
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気共鳴診断装置のデータ収集装置に関
し、さらに詳しくは、磁気共鳴診断装置においてレシー
バから出力されるエコー信号データを演算処理しつつ所
定の記憶装置に収集するための装置に関する。
[従来の技術] 磁気共鳴診断装置では、エコー信号を複数回得て、各
回のエコー信号を相互に演算処理して、次にそれら演算
データに基づいて計算画像を作ることが行なわれる。
磁気共鳴診断装置のデータ収集装置とは、上記演算デ
ータを得るまでの部分を受け持つ装置であり、第4図に
示すものが従来知られている。
この従来の磁気共鳴診断装置のデータ収集装置50にお
いて、MPU53は、まず、受信コイル21によって検出され
レシーバ22から出力される1回目の第1波,第2波,第
3波…のエコー信号データを、レシーバインターフェイ
ス&コントローラ24を介して取り込み、これらを全て高
速RAM51に記憶する。次に、2回目の第1波,第2波,
第3波,…の各エコー信号データを取り込む毎に前記高
速RAM51に記憶した1回目の対応するエコー信号データ
を取り出して演算処理し、その演算データを高速RAM51
に記憶する。そして、全ての演算データを得た後、それ
らをシステムバスインターフェイス25を介して磁気ディ
スク装置や光ディスク装置の如き外部記憶装置28に転送
するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の磁気共鳴診断装置のデータ収集装置では、
1回目の第1波,第2波,第3波,…のエコー信号や全
ての演算データを高速RAM51に一旦記憶させるため、観
測する波数を増やそうとするとそれだけ高速RAM51の容
量を増加させなければならず、ハードウェアの変更が必
要となる問題点がある。
また、高速RAM51に記憶した演算データの転送が終る
までは次の測定を行なえない問題点がある。
従って、この発明の目的は、ハードウェアの変更を伴
わずに観測する波数を増やすことが出来ると共に、演算
データの転送のためのオーバヘッドを軽減した磁気共鳴
診断装置のデータ収集装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の磁気共鳴診断装置のデータ収集装置は、レ
シーバより順に出力される1回目の第1波,第2波,…
の各エコー信号データと2回目の第1波,第2波,…の
各エコー信号データの対応するものを相互に演算処理し
て得た各演算データを外部記憶装置に収集するための磁
気共鳴診断装置のデータ収集装置において、第1,第2の
各高速記憶手段と、演算制御手段と、ダイレクトメモリ
ーアクセス制御手段とを具備し、前記演算制御手段はレ
シーバより得た1回目の第1波,第2波,…の各エコー
信号データを前記第1,第2の高速記憶手段に交互に記憶
させ、前記ダイレクトメモリーアクセス制御手段は前記
第1,第2の高速記憶手段に記憶されたエコー信号データ
をその高速記憶手段に次のエコー信号データが記憶させ
られるより前に外部記憶装置に退避させると共に2回目
の第1波,第2波,…の各エコー信号データがレシーバ
より各々得られる前に対応する1回目の各エコー信号デ
ータを外部記憶手段により前記第1,第2の高速記憶手段
に交互に復帰させ、前記演算制御手段はレシーバより得
た2回目の第1波,第2波,…の各エコー信号データと
前記第1,第2の高速記憶手段に復帰させた対応する1回
目の各エコー信号データとを相互に演算処理し,得た各
演算データを対応する1回目の各エコー信号データが復
帰させられている高速記憶手段に記憶させ、前記ダイレ
クトメモリーアクセス制御手段は前記第1,第2の高速記
憶手段に記憶された各演算データをその高速記憶手段に
次のエコー信号が復帰されるより前に外部記憶手段に転
送し、これにより各演算データを外部記憶装置に収集す
ることを構成上の特徴とするものである。
[作用] この発明の磁気共鳴診断装置のデータ収集装置におい
ては、第1,第2の各高速RAMに1回目の第1波,第2
波,…の各エコー信号データを交互に記憶させるが、一
方の高速RAMに記憶させている間に他方の高速RAMに記憶
させていたエコー信号データを外部記憶装置に退避させ
る。従って、第1,第2の高速RAMはそれぞれ1波分のエ
コー信号データを記憶する容量があれば足り、観測する
波数とは無関係となる。
次に、2回目の第1波のエコー信号データを得る前に
1回目の第1波のエコー信号を一方の高速RAMに復帰さ
せ、2回目の第1波のエコー信号データが得られるとこ
れと相互演算して演算データを得て,その一方の高速RA
Mに記憶させる。この間に他方の高速RAMには1回目の第
2波のエコー信号を復帰させておく、そして一方の高速
RAMに記憶させた演算データを外部記憶装置に転送す
る。次に2回目の第2波のエコー信号が得られると、上
記と同様に相互演算して演算データを他方の高速RAMに
記憶させる。この間に一方の高速RAMには1回目の第3
波のエコー信号を復帰させておく。そして他方の高速RA
Mに記憶させた演算データを外部記憶装置に転送する。
以下、同様の繰り返しとなるが、第1,第2の高速RAMは
それぞれ1波分のエコー信号データを記憶する容量があ
れば足り、観測する波数とは無関係になる。
従って、ハウドウェアの変更の必要なく、観測する波
数を自由に増やすことが出来る。
また、演算データが得られた直後に外部記憶装置に転
送してしまうから、後でまとめて転送する場合に比べて
オーバヘッドが軽減される。
[実施例] 以下、図に示す実施例に基づきこの発明を更に詳しく
説明する。なお、これによりこの発明が限定されるもの
ではない。
第1図はこの発明の一実施例の磁気共鳴診断装置のデ
ータ収集装置10を示すブロック図であり、また、第2図
および第3図はそのデータ収集装置10の作動のタイムチ
ャートである。
第1図においてDSP3は、プログラムRAM4に記憶したプ
ログラムに基づいて作動し、システムのCPU27からシス
テムバスインターフェイス25を介してデータ収集開始の
コマンドを受け取ると、第2図(a)に概念的に示され
ている1回目の第1波のエコー信号データE1(1)を取
り込んで、第2図(b)に示すようにそのまま第1の高
速RAM1に記憶させる。次いでDMAC5を起動し、第2図
(c)に示すように、第1の高速RAM1に記憶したエコー
信号データE1(1)をメモリバス7から外部記憶装置28
に退避させる。
1回目の第2波のエコー信号データE1(2)について
は、第1の高速RAM1の代りに第2の高速RAM2を使う外は
上記作動と同様である。また、第3波以後のエコー信号
データE1(3),…についても同様である。
次に、第3図(a)(c)に示すように、2回目の第
1波のエコー信号データE2(1)を受け取る前に、DMAC
5は外部記憶装置28から第1の高速RAM1に1回目の第1
波のエコー信号データE1(1)を復帰させておく。そし
て、第3図(a)(b)に示すように、DPS3は、2回目
の第1波のエコー信号データE2(1)が得られると、そ
のエコー信号データE2(1)と前記第1の高速RAM1に復
帰させた1回目の第1波のエコー信号データE1(1)と
を演算し、得られた演算データを第1の高速RAM1に記憶
する。
一方、第3図(c)に示すように、上記演算&記憶を
行なっている間に、DMAC5は、外部記憶装置28から第2
の高速RAM2に1回目の第2波のエコー信号データE1
(2)を復帰させる。そして、第1波についての演算デ
ータが第1の高速RAM1に全て得られると、それを外部記
憶装置28に転送する。
2回目の第2波のエコー信号データE2(2)について
は、第1の高速RAM1と第2の高速RAM2とが役割を代える
外は上記作動と同様である。また、第3波以後のエコー
信号データE2(3),…についても同様である。但し、
第3図では第3波までを観測するものと仮定したため、
最後の(第3波の)演算&記憶を行なっているときには
DMAC5は休止している(破線部)。
かくして、演算データが外部記憶装置28に収集され
る。
上記データ収集装置10では、ハードウェアを変更せず
に、観測する波数を増やすことが出来る。また、DSP3と
DMAC5とを用いて処理速度を向上しているから、複数の
受信コイル,レシーバを設けても十分対応できるように
なる。
なお、上記説明では1回目と2回目の2回分のエコー
信号データを取り扱う場合について説明したが、同様に
して3回分以上のエコー信号データを取り扱うことも可
能である。
[発明の効果] この発明の磁気共鳴診断装置のデータ収集装置によれ
ば、1波分のエコー信号データを記憶しうる容量の2つ
の高速RAMを備えるだけで、観測するエコー信号の波数
を任意に増加させても対応できるようになる。
また、演算データが得られた直後に転送を行なうか
ら、転送のためのオーバヘッドが軽減されるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の磁気共鳴診断装置のデー
タ収集装置のブロック図、第2図(a)(b)(c)お
よび第3図(a)(b)(c)は第1図のデータ収集装
置の作動のタイムチャート、第4図は従来のこの種のデ
ータ収集装置の一例のブロック図である。 (符号の説明) 10…磁気共鳴診断装置のデータ収集装置 1…第1の高速RAM、2…第2の高速RAM 3…DSP、5…DMAC 28…外部記憶装置 E1(1),E1(2),E1(3)…1回目の第1波,第2
波,第3波のエコー信号データ E2(1),E2(2),E2(3)…2回目の第1波,第2
波,第3波のエコー信号データ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レシーバより順に出力される1回目の第1
    波,第2波,…の各エコー信号データと2回目の第1
    波,第2波,…の各エコー信号データの対応するものを
    相互に演算処理して得た各演算データを外部記憶装置に
    収集するための磁気共鳴診断装置のデータ収集装置にお
    いて、 第1,第2の各高速記憶手段と、演算制御手段と、ダイレ
    クトメモリーアクセス制御手段とを具備し、前記演算制
    御手段はレシーバより得た1回目の第1波,第2波,…
    の各エコー信号データを前記第1,第2の高速記憶手段に
    交互に記憶させ、前記ダイレクトメモリーアクセス制御
    手段は前記第1,第2の高速記憶手段に記憶されたエコー
    信号データをその高速記憶手段に次のエコー信号データ
    が記憶させられるより前に外部記憶装置に退避させると
    共に2回目の第1波,第2波,…の各エコー信号データ
    がレシーバより各々得られる前に対応する1回目の各エ
    コー信号データを外部記憶手段により前記第1,第2の高
    速記憶手段に交互に復帰させ、前記演算制御手段はレシ
    ーバより得た2回目の第1波,第2波,…の各エコー信
    号データと前記第1,第2の高速記憶手段に復帰させた対
    応する1回目の各エコー信号データとを相互に演算処理
    し,得た各演算データを対応する1回目の各エコー信号
    データが復帰させられている高速記憶手段に記憶させ、
    前記ダイレクトメモリーアクセス制御手段は前記第1,第
    2の高速記憶手段に記憶された各演算データをその高速
    記憶手段に次のエコー信号が復帰されるより前に外部記
    憶手段に転送し、これにより各演算データを外部記憶装
    置に収集することを特徴とする磁気共鳴診断装置のデー
    タ収集装置。
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