JP2774467B2 - 偏波無依存型光アイソレータ装置 - Google Patents

偏波無依存型光アイソレータ装置

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JP2774467B2
JP2774467B2 JP7207185A JP20718595A JP2774467B2 JP 2774467 B2 JP2774467 B2 JP 2774467B2 JP 7207185 A JP7207185 A JP 7207185A JP 20718595 A JP20718595 A JP 20718595A JP 2774467 B2 JP2774467 B2 JP 2774467B2
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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    • G02F1/093Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect used as non-reciprocal devices, e.g. optical isolators, circulators

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを用
いた光ファイバ通信や光ディスクの入出力等において、
光学系の反射戻り光を阻止するための光アイソレータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザーを使用した偏波無依存型
光アイソレータが、光ファイバ通信や光ディスクの入出
力装置の光学系において、反射戻り光を阻止するために
多用されている。特にファイバ型光増幅器においては、
その出力の変動を防止するために、偏波無依存型光アイ
ソレータを取り付けることが要求されている。偏光ビー
ムスプリッタを用いた偏波無依存型光アイソレータは、
偏波方向が互いに直交した各偏波成分の各光路を、分離
あるいは結合させるごとにより、機能するようになって
いる(特公昭60−49297号、特公昭61−588
09号等)。
【0003】図5は、特公昭61−58809号公報で
提案されている楔型偏光ビームスプリッタを用いた偏波
無依存型光アイソレータを示す模式図である。入射側光
ファイバ26Aの端面に第一のレンズ27Aを対向さ
せ、出射側光ファイバ26Bの端面に第二のレンズ27
Bを対向させ、第1のレンズ27Aと第2のレンズ27
Bとの間に、第1の楔型偏光ビームスプリッタ28、フ
ァラデー回転子29および第2の楔型偏光ビームスプリ
ッタ30を、この順番で配置させる。
【0004】入射側光ファイバ26Aから、互いに直交
する2つの偏波成分が出射し、各偏波成分が第1のレン
ズ27Aを透過する。各偏波成分は、第1の楔型偏光ビ
ームスプリッタ28を通過する際に、偏波により異なる
屈折を受け、2つのビーム31A、31Bに分離され
る。分離された各偏波成分31A、31Bは、ファラデ
ー回転子29によって、各々偏波面の回転を受け、第2
の楔型偏光ビームスプリッタ30によって再度角度変換
を受け、平行光になる。このとき、第2の楔型偏光ビー
ムスプリッタ30から出射される各偏波成分は、方位は
一致するが、各偏波成分の位置はずれる。この平行光
は、第2のレンズ27Bによって再び集光され、出射側
光ファイバ26Bに入射する。
【0005】一方、逆方向に伝搬する戻り光は点線で示
す。戻り光を構成する、互いに直交する各偏波成分は、
第2の楔型偏光ビームスプリッタ30によって2つに分
かれ、分離した各偏波成分が、ファラデー回転子29に
よって、順方向と同じ方向に、偏波面の回転を受ける。
この結果、第1の楔型偏光ビームスプリッタ28を通過
する偏波の方位は、順方向に伝搬する偏波の方位とは9
0度異なっている。このため、順方向時の光線とは異な
り、各偏波成分は、位置と角度とにずれを生じる。各偏
波成分が第1のレンズ27Aを透過した後は、各偏波成
分が平行光となるが、光ファイバ26Aの光軸とは位置
がずれてしまうので、入射側光ファイバに結合すること
はない。
【0006】図6は、特公昭60−49297号公報に
提案されている、平行平板型偏光ビームスプリッタを用
いた偏波無依存型光アイソレータを示す模式図である。
入射側光ファイバ26Aの端面に第一のレンズ27Aを
対向させ、出射側光ファイバ26Bの端面に第二のレン
ズ27Bを対向させる。レンズ27Aとレンズ27Bと
の間に、第1の平行平板型偏光ビームスプリッタ32、
ファラデー回転子33、第2、第3の平行平板型偏光ビ
ームスプリッタ29、34が、この順番で配置されてい
る。
【0007】入射側光ファイバ26Aから、直交する2
つの偏波成分が順方向へと出射し、第1のレンズ27A
を透過し、第1の平行平板型偏光ビームスプリッタ32
を通過する際に2つに分離し、ファラデー回転子33に
よって、それぞれ偏波面の回転を受ける。次いで、直交
する2つの偏波成分は、第2、第3の平行平板型偏光ビ
ームスプリッタ29、34によって位置の交換を受け、
再結合され、第2のレンズ27Bによって再び集光さ
れ、出射側光ファイバ26Bに入射する。一方、逆方向
の戻り光の直交する偏波は、上記と同様に、平行平板型
偏光ビームスプリッタ34、29によって2つに分離
し、順方向の光と同じ偏波面となって、ファラデー回転
子33に入射する。そして、各偏波成分が、順方向と同
じ側に偏波面の回転を受ける。この結果、第1の平行平
板型偏光ビームスプリッタ32を通過する偏波の方位
は、順方向のときの偏波の方位とは90度異なるため、
順方向時の光線から見て、角度は同じであるが、位置の
ずれを生じる。この各偏波成分は、第1のレンズ27A
を通過した後は、入射側光ファイバ26Aに対して、角
度の大きな光線となるので、入射側光ファイバに結合す
ることはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の偏波無依存型光アイソレータには、次の問題があ
った。 (1)図5、図6に示したような偏波無依存型光アイソ
レータ素子を、入射側光ファイバに対して結合するため
には、入射側光ファイバから出た光を平行化する必要が
ある。また、逆方向損失を高くするため、逆方向に伝搬
してくる軸ずれ光が入射側光ファイバに再結合しないよ
うに、レンズによる位置と角度の変換が不可欠である。
また、出射側では、平行光をレンズに効率よく再結合さ
せ、損失を低くする必要がある。これらの理由から、入
射側光ファイバと光アイソレータ素子との間、出射側光
ファイバと光アイソレータ素子との間に、一対のレンズ
を設置する必要がある。
【0009】しかし、このようなレンズを含んだ光学系
の調整には、焦点距離の調整を含んだ3次元的な調整を
逐一実施する必要があり、しかもこの調整はきわめて高
精度であって、長い作業時間や熟練を必要とする。この
点を少しでも改善するため、レンズの使用を1つのみと
し、集光系を用いる例もあるが、依然として、レンズと
光ファイバーの結合という、高精度の調整工程が必要不
可欠である。
【0010】(2)図5においては、順方向で、2つの
偏波成分を一度分離するために利用する第一の楔型偏光
ビームスプリッタ28が、複屈折性を有していることか
ら、常光と異常光との出射方位が異なっており、第2の
楔型偏光ビームスプリッタ30によって、常光と異常光
との出射方位を等しくさせている。しかし、常光と異常
光との間では、第2の楔型偏光ビームスプリッタ30に
出射する位置が異なるため、出射光の方位は同じである
が、これらの偏波成分の全体を完全に結合することは困
難である。
【0011】上記した(1)、(2)の理由から、光学
系を精度良く調整し、光を再結合させなければ、光アイ
ソレータの挿入損失が大きくなり、また偏波依存性を生
じてしまう。特に、光のスポット径が小さければ小さい
ほど、より一層高精度に光軸を合わせなければ、挿入損
失が大きくなってしまう。しかし、分離した2つの偏波
を再結合させて、光ファイバのコアに整列させる光軸調
整は、一般に多大な困難を伴うし、2つの偏波の損失が
異なってしまう。従って、従来の偏波無依存型光アイソ
レータでは、偏波依存性を小さくすることが困難であっ
た。
【0012】このため、2つの偏波成分の位置のずれを
出来るだけ小さくする方法として、特開平5−2241
53号公報が開示されている。しかし、入射側光ファイ
バおよびレンズからなる光学系と、光軸位置の異なる出
射光学系のレンズとを含めて、特殊な光学系(特殊で高
価なプリズムの使用など)を付加する必要があり、ま
た、高い逆方向損失を得るため、やはりレンズによる位
置と角度との変換を利用する必要があった。
【0013】(3)図6に示すような、平行平板型偏光
ビームスプリッタ32を用いた偏波無依存型光アイソレ
ータの場合には、高い逆方向損失を達成するためには、
逆方向の出射ビーム位置を、順方向の入射位置に対して
十分に遠ざけることによって、戻り光が入射側光ファイ
バ26Aに再結合しないようにしなければならない。こ
のためには、平行平板型偏光ビームスプリッタ32の分
離幅を大きくする必要がある。この具体的方法として
は、平行平板型偏光ビームスプリッタ32のファイバ軸
方向の長さを十分にとること(特公昭60−49297
号公報)や、レンズを用いて分離幅をファイバ伝搬光M
FDの0.66倍以上とること(特開平7−43640
号公報)が提案されている。
【0014】(4)組立の際の利便性の観点からは、ア
イソレータ素子に対して垂直に入射を行うことが好まし
い。しかし、界面での反射光が生じ易いだけでなく、入
射側光ファイバの光軸と出射側光ファイバの光軸とが同
一ではなくなるため、ファイバ埋込型のアイソレータを
作製する場合、あらかじめ、各光ファイバの光軸を、上
記の光軸のずれ量の分だけ、ずらしておく必要があっ
た。
【0015】上記の各理由によって、偏波無依存型光ア
イソレータを、使用者に要求される特性(一般的に挿入
損失1dB以下、逆方向損失40dB以上)を満足した
上で作製する場合、部品点数が増えたり、組立工数が大
幅に増大し、かつ大型化し、高コスト化するという問題
があった。
【0016】本発明の課題は、偏波無依存型光アイソレ
ータにおいて、入射側光ファイバから出射した光の平行
化や出射側光ファイバへの光の再結合の効率の向上、入
射側光ファイバへの戻り光の再結合の阻止のために必要
な、レンズと光ファイバとの煩雑かつ困難な光学的結合
工程を不要とすることである。
【0017】また、本発明の課題は、順方向で、偏光ビ
ームスプリッタで分離された常光と異常光との再結合に
伴う損失を減少させ、かつこの再結合に必要な光学的結
合工程を不要とすることである。また、本発明の課題
は、光アイソレータ装置を小型化できるようにすること
である。また、本発明の課題は、入射側光ファイバと出
射側光ファイバとの光軸のずれが生じないようにするこ
とである。
【0018】また、本発明の課題は、偏波無依存型光ア
イソレータ装置を、挿入損失1dB以下、逆方向損失4
0dB以上の特性を満足した上で、部品点数や組み立て
工程数を少なくし、また装置を小型化することによっ
て、量産に適した光アイソレータ装置を提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る偏波無依存
型光アイソレータ装置は、端面のモードフィールド直径
が20〜50μm になるようにコア径の拡大処理が施さ
れている入射側光ファイバと、端面のモードフィールド
直径が20〜50μm になるようにコア径の拡大処理が
施されている出射側光ファイバと、入射側光ファイバと
出射側光ファイバとの間に設けられている光アイソレー
タ素子とを備えており、光アイソレータ素子が、入射側
光ファイバ側に位置している第一の偏光ビームスプリッ
タと、出射側光ファイバ側に位置している第二の偏光ビ
ームスプリッタと、第一の偏光ビームスプリッタと第二
の偏光ビームスプリッタとの間に設けられているファラ
デー回転子とを備えており、少なくとも前記第一の偏光
ビームスプリッタが楔型偏光ビームスプリッタであるこ
とを特徴とする。
【0020】本発明者は、コア拡大光ファイバの特性で
ある、位置方向の組立トレランスの緩和、回折効果の緩
和による低挿入損失という特徴を最大限利用した、新規
な偏波無依存型光アイソレータ装置を製造することに成
功した。即ち、コア拡大光ファイバは、開口数が低く、
位置方向の寛容度が高い一方、角度のずれに対する許容
範囲は極めて狭いし、かつ、レンズの場合のような回折
効果による挿入損失が少ないという特性を有する。
【0021】そして、入射側および出射側の光ファイバ
として、このような特性を有するコア拡大光ファイバを
使用し、光アイソレータ素子の中に楔型偏光ビームスプ
リッタを使用することで、入射側および出射側の各光フ
ァイバの間に1つもレンズを用いることなく、従来品と
比較して容易に組立可能で、同時に高い逆方向損失、低
挿入損失を備える、小型な偏波無依存型光アイソレータ
装置を提供することに成功した。
【0022】このように、本発明によれば、従来の光ア
イソレータに比べて、レンズを用いないので、部品点数
が低減でき、かつ調整工程の削減によって低コスト化が
計れる。また、楔型偏光ビームスプリッタを薄くしても
高い逆方向損失を保つことができる。
【0023】上記において、コア拡大光ファイバは、K.
Shiraishi, Y. Aizawa, and S. Kawakami, 「Beam exp
anding fiber using thermal diffusion of the dopan
t」IEEE J. Lightwave Technology, 8, 1151(1990) に
記載されているものを好ましく使用できる。また、偏光
ビームスプリッタとしては、ルチル、方解石等の複屈折
性結晶、誘電体多層膜による人工複屈折性材料からなる
ものを好適に使用でき、ファラデー回転子としては、磁
性ガーネット等のベルデ定数の大きな材料からなるもの
を好適に使用できる。
【0024】
【発明の実施形態】好適な態様においては、第一の偏光
ビームスプリッタ、第二の偏光ビームスプリッタおよび
ファラデー回転子によって生じた、順方向の常光と異常
光との光軸のずれを補正するために、平行平板型偏光ビ
ームスプリッタからなる光軸ずれ補正素子を備えること
が好ましい。これによって、順方向の光の結合効率が、
より一層向上する。
【0025】また、好適な態様においては、第一の偏光
ビームスプリッタだけでなく、第二の偏光ビームスプリ
ッタも楔形偏光ビームスプリッタであり、第一の偏光ビ
ームスプリッタと第二の偏光ビームスプリッタとが、フ
ァラデー回転子に対して互いに点対称の位置に配置され
ている。このように一対の楔型偏光ビームスプリッタを
使用することによって、入射側光ファイバと出射側光フ
ァイバとの間の光軸のずれがなくなるので、光軸合わせ
が一層容易になる。
【0026】更に、図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。図1(a)は、本発明の実施例に係る偏
波無依存型光アイソレータ装置を模式的に示す図(順方
向)であり、図1(b)は、図1(a)の装置において
逆方向に光を伝搬させたときの光の進路を示すための模
式図である。入射側光ファイバの入力側端面および出射
側光ファイバの出力側端面は、図示省略してある。図1
(a)において、入射側光ファイバ1Aのコア拡大部2
の端面8Aから出射した低開口数の光は、平行平板型偏
光ビームスプリッタ5に入射角αで入射し、2つの偏波
成分9A、9Bに分離される。2つの各偏波成分9A、
9Bは、第一の楔型偏光ビームスプリッタ6Aに入射す
る。この偏光ビームスプリッタが複屈折性結晶からなる
ことから、各偏波成分は、この複屈折性結晶内で各々の
屈折率に応じた屈折を受ける。異なる方位に変換を受け
た2つの偏波成分は、ファラデー回転子7によって、そ
れぞれ偏波面の回転を受ける。
【0027】常光と異常光が入れ替わらない状態で、各
偏波成分は、第2の楔型偏光ビームスプリッタ6Bに入
射し、ここで各偏波成分が再結合される。再結合された
光の光軸は、出射側光ファイバ1Bの光軸と同一にな
り、ファイバ1Bの端面8Bに入射する。平行平板型偏
光ビームスプリッタ5の厚さ等は、入射角αと一対の楔
型偏光ビームスプリッタ6A、6Bとによって生じる、
2つの偏波状態間の位置のずれを相殺できるように、予
め調整されている。
【0028】各偏波の分離を行う楔型偏光ビームスプリ
ッタ6Aの作用に寄与するのは、楔角θである。従っ
て、平行平板型偏光ビームスプリッタの場合とは異な
り、楔型偏光ビームスプリッタの長さを短くしても各偏
波成分の分離を確実に行うことができ、従ってアイソレ
ータ素子の長さを小さくすることができる。楔角θの値
は、特に制限されないが、10°〜40°のものが用い
られ、例えば20°前後のものが好適に用いられる。こ
れによって、偏波無依存型光アイソレータ素子4Aの全
体での挿入損失を低減させることができる。また、装置
を顕著に小型化することが可能になる。
【0029】図1(b)に示すように、出射側光ファイ
バ1Bの端面8Bから出射した低開口数の光は、第2の
楔型偏光ビームスプリッタ6Bによって、各々の屈折率
に応じた屈折を受ける。異なる方位に変換を受けた2つ
の偏波成分は、ファラデー回転子7によって、入射偏波
と同じ方向に偏波面の回転を受ける。従って、常光と異
常光とが入れ変わった状態で、各偏波成分が第1の楔型
偏光ビームスプリッタ6Aに入射する。ここでは、各偏
波成分は、更に各々の屈折率に応じた屈折を受けるの
で、1つのビームにならない。しかも、平行平板型偏光
ビームスプリッタ5によって、位置のシフトをも受け
る。
【0030】コア拡大光ファイバが有する低開口数な特
性から、たとえ位置のずれが僅かであっても、逆方向光
の進行方向は光ファイバの光軸方向とは異なっているこ
とから、再結合は困難となり、逆方向の光10A、10
Bは、入射側光ファイバ1Aには入射しない。従って、
高い逆方向損失を容易に達成できる。
【0031】なお、入射側光ファイバおよび出射側光フ
ァイバにおいて、光ファイバの光軸に対し垂直な面と、
偏光ビームスプリッタの端面とがなす角αは、反射損失
を大きくとるためには、0°よりも大きくすることが好
ましいが、垂直入射(0°)であっても、挿入損失、逆
方向損失にそれほど影響を与えるものではない。また、
回折損失は挿入損失のうちの約半分を構成しており、ま
た一対の光ファイバの各端面のギャップが増大すると、
回折損失が増大する。しかし、αを5°以下とすること
によってファイバ端面間のギャップ長の過剰な増大を防
止できる。このαが前記の上限を越えると、偏波無依存
型光アイソレータ装置としての挿入損失を1dB以下に
調整することは、困難な場合がある。
【0032】入射側および出射側の光ファイバを構成す
る、コア拡大光ファイバのモードフィールド直径(MF
D)を20μm以上とすることによって、レンズなしで
の回折に起因する挿入損失を低減でき、適切な開口数化
を図って逆方向損失を向上させることができる。また、
これを50μm以下とすることによって、過剰損失の増
大を防ぐことができる。MFDが20μm未満である
か、50μmを越えると、偏波無依存型光アイソレータ
として要求される、1dB以下の挿入損失と40dB以
上の逆方向損失とを確保することは、極めて困難であ
る。
【0033】コア拡大光ファイバにおけるコア拡大部
は、十分に長いことが好ましい。即ち、コア拡大部の屈
折率がテーパ状に分布している領域の長さが、波長の2
000倍以上であることが好ましく、これによって過剰
損失の増大を防止することができる。
【0034】図2の偏波無依存型光アイソレータ装置に
おいては、ファイバ軸ずれ補正用の平行平板型偏光ビー
ムスプリッタ5を挿入しない構成の光アイソレータ素子
4Bを使用した。入射側光ファイバ1Aの端面8Aから
出射した低開口数の光は、第一の楔型偏光ビームスプリ
ッタ6Aに入射し、2つの偏波成分に分離する。各偏波
成分は、ファラデー回転子7によって、それぞれ偏波面
の回転を受ける。
【0035】常光と異常光が入れ替わらない状態で、各
偏波成分は、第2の楔型偏光ビームスプリッタ6Bに入
射し、ここで平行光となって出射し、そのまま出射側光
ファイバ1Bの端面8Bに入射する。前記したように、
各偏波の分離を行う楔型偏光ビームスプリッタ6Aの作
用に寄与するのは、楔角θである。従って、アイソレー
タ素子の長さを小さくすることができる。
【0036】また、出射側においては、各偏波成分の方
位は、出射側光ファイバ1Bの光軸の方位と一致してお
り、このコア拡大光ファイバ1Bは、位置のズレに対す
るトレランスは大きい。しかも、前記したように、楔型
偏光ビームスプリッタ6Aの幅は小さくすることがで
き、従って各偏波成分12A、12Bの間隔も小さいの
で、コア拡大光ファイバ1Bを使用すれば、各偏波成分
の位置ずれによる挿入損失は極めて小さくすることがで
きる。
【0037】次いで、逆方向に進行する光について説明
する。出射側光ファイバ1Bから出射した低開口数の光
13は、第2の楔型偏光ビームスプリッタ6Bによっ
て、各々の屈折率に応じた屈折を受ける。2つの偏波成
分は、ファラデー回転子7によって、入射偏波と同じ方
向に偏波面の回転を受ける。従って、常光と異常光とが
入れ変わった状態で、各偏波成分が第1の楔型偏光ビー
ムスプリッタ6Aに入射する。ここでは、各偏波成分1
4A、14Bは、更に各々の屈折率に応じた屈折を受け
るので、1つのビームにならない。従って、逆方向の光
は、入射側光ファイバ1Aには入射しない。
【0038】図3の偏波無依存型光アイソレータ装置に
おいては、楔型偏光ビームスプリッタを1個のみ備えた
素子4Cを使用した。入射側光ファイバ1Aから出射し
た低開口数の光は、第一の楔型偏光ビームスプリッタ1
5に入射し、2つの偏波成分18A、18Bに分離す
る。本例のように、第一の楔型偏光ビームスプリッタの
傾斜面側が入射側光ファイバ1A側に位置している場合
には、αは、楔角θ+5゜以下とすることが好ましい。
各偏波成分18A、18Bは、ファラデー回転子16に
よって、それぞれ偏波面の回転を受ける。常光と異常光
が入れ替わらない状態で、各偏波成分は、第2の平行平
板型偏光ビームスプリッタ17に入射し、ここで平行光
となって出射し、そのまま出射側光ファイバ1Bに入射
する。前記したように、各偏波の分離を行う楔型偏光ビ
ームスプリッタ15の作用に寄与するのは、楔角θであ
る。従って、アイソレータ素子の長さを小さくすること
ができる。
【0039】出射側においては、各偏波成分18A、1
8Bの方位は、出射側光ファイバ1Bの光軸の方位とほ
ぼ一致しており、このコア拡大光ファイバ1Bは位置の
ズレに対するトレランスは大きい。また、各偏波成分1
8A、18Bの間隔も小さいので、各偏波成分の位置ず
れによる挿入損失は極めて小さくすることができる。
【0040】出射側光ファイバ1Bから出射した低開口
数の光19は、第2の平行平板型偏光ビームスプリッタ
17を透過し、各偏波成分は、ファラデー回転子16に
よって、入射偏波と同じ方向に偏波面の回転を受ける。
従って、常光と異常光とが入れ変わった状態で、各偏波
成分が第1の楔型偏光ビームスプリッタ15に入射す
る。ここでは、各偏波成分20A、20Bは、更に各々
の屈折率に応じた屈折を受けるので、1つのビームにな
らない。従って、逆方向の光は、入射側光ファイバ1A
には入射しない。
【0041】図4の偏波無依存型光アイソレータ装置に
おいては、一対の楔形偏光ビームスプリッタを使用し、
一対の楔形偏光ビームスプリッタが、ファラデー回転子
の中心面に対して互いに面対称の位置に配置されている
素子4Dを使用した。具体的には、入射側光ファイバ1
Aから出射した低開口数の光は、第一の楔型偏光ビーム
スプリッタ15に入射し、2つの偏波成分21A、21
Bに分離する。本例のように、第一の楔型偏光ビームス
プリッタの傾斜面側が入射側光ファイバ1A側に位置し
ている場合には、αは、楔角θ+5°以下とすることが
好ましい。各偏波成分は、ファラデー回転子16によっ
て、それぞれ偏波面の回転を受ける。常光と異常光が入
れ替わらない状態で、各偏波成分は、第2の楔型偏光ビ
ームスプリッタ24に入射し、ここで平行光となって出
射し、そのまま出射側光ファイバ1Bに入射する。
【0042】出射側においては、各偏波成分21A、2
1Bの方位は、出射側光ファイバ1Bの光軸の方位と一
致しており、このコア拡大光ファイバ1Bは位置のズレ
に対するトレランスは大きい。また、各偏波成分21
A、21Bの間隔も小さいので、各偏波成分の位置ずれ
による挿入損失は極めて小さくすることができる。
【0043】出射側光ファイバ1Bから出射した低開口
数の光は、第2の楔型偏光ビームスプリッタ24に入射
し、2つの偏波成分22A、22Bに分離する。各偏波
成分は、ファラデー回転子16によって、入射偏波と同
じ方向に偏波面の回転を受ける。従って、常光と異常光
とが入れ変わった状態で、各偏波成分が第1の楔型偏光
ビームスプリッタ15に入射する。ここでは、各偏波成
分22A、22Bは、入射側光ファイバ1Aには入射せ
ず、23A、23Bのように出射する。
【0044】本発明において、楔型偏光ビームスプリッ
タに誘電体多層膜型の人工複屈折材料を用いれば、更な
る小型化が計れるという利点がある。また、入射側光フ
ァイバ、出射側光ファイバ、偏光ビームスプリッタ、フ
ァラデー回転子等の各光学部品を、光学接着剤等によっ
て互いに接着することができる。また、いわゆる集積型
の装置を製造できる。この態様においては、ビーム拡大
処理をしたコア拡大光ファイバを基板に固定し、所定の
角度に切り込みを入れ、組み上げたアイソレータ素子を
切り込みに挿入する。このような集積型の装置を採用す
れば、組立工数を一層大幅に削減できる。
【0045】
【実施例】
〔実施例1〕図1(a)および(b)に示した装置を製
造した。楔型および平行平板型の各偏光ビームスプリッ
タの素材としてはルチルを用い、楔角θを19°とし
た。平行平板型偏光ビームスプリッタの厚さを170μ
mとし、45°ファラデー回転子4の素材としては磁性
ガーネット結晶を使用し、その厚さは375μmとし
た。光アイソレータ素子4Aの全体の長さを1100μ
mとした。入射側および出射側の各光ファイバのMFD
を40μmとし、反射減衰を高めるために入射角αを
2.5°とし、入射光の波長を1.55μmとした。す
べての素子には、対接着剤の無反射コーティングを施
し、紫外線硬化型の接着剤で固定した。このとき、入射
側光ファイバの光軸と出射側光ファイバの光軸とは同一
とした。
【0046】このような構成で作製された偏波無依存型
光アイソレータ装置によって、レンズを用いることな
く、低い挿入損失0.35dBと、高い逆方向損失52
dBと、十分な反射減衰量60dBとの各特性が得られ
た。
【0047】〔実施例2〕図2に示した装置を製造し
た。楔型偏光ビームスプリッタの素材としては、ルチル
を用い、楔角θを20°とした。45°ファラデー回転
子の素材としては、磁性ガーネット結晶を使用し、その
厚さは375μmとした。アイソレータ素子の全体の長
さを600μmとした。コア拡大光ファイバのMFDを
40μmとし、入射角αを0°とし、入射光の波長を
1.55μm とした。すべての素子には、対接着剤の無
反射コーティングを施し、紫外線硬化型の接着剤で固定
した。このとき、順方向光の2つの偏波光の間の距離
は、約16μmであった。
【0048】偏波依存損失を極小にすべく、2つの偏光
光軸のほぼちょうど中間に出射側光ファイバを配置する
と、入射光用ファイバ軸と出射側光ファイバ軸とは約1
1μmの位置ずれがあった。この装置は、実施例1の装
置に比べ、より部品点数が少ない。このような構成で作
製された偏波無依存型光アイソレータによって、レンズ
を用いることなく、低い挿入損失0.5dBと、高い逆
方向損損失57dBとの各特性を得た。
【0049】〔実施例3〕以上のような構成で作製され
た実施例2の偏波無依存型光アイソレータ装置におい
て、偏光ビームスプリッタとして、誘電体多層膜型の人
工複屈折材料を用いた。これは、非晶質ケイ素と酸化ケ
イ素とを、各々厚さ70nmづつ交互に2000層まで
積層させ、複屈折性を生じさせたものである。図2の構
成で、アイソレータ素子の長さは500μmであった。
この構成では、挿入損失0.3dB、逆方向損失40d
B以上の特性が得られた。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によって、小型で、高い逆方向損失、低挿入損失を有す
る偏波無依存型の光アイソレータを得ることができる。
また、従来の偏波無依存型光アイソレータに比べ、レン
ズを用いることがないので、部品点数が低減でき、また
複雑な調整工程の削減による低コスト化が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施例に係る偏波無依存型
光アイソレータ装置を示す模式図であり(順方向を示
す)、(b)は、(a)の装置において逆方向に光を伝
搬させた状態を示す模式図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る偏波無依存型光アイ
ソレータ装置を示す模式図である。
【図3】本発明の更に他の実施例に係る偏波無依存型光
アイソレータ装置を示す模式図である。
【図4】本発明の更に他の実施例に係る偏波無依存型光
アイソレータ装置を示す模式図である。
【図5】従来例に係る偏波無依存型光アイソレータ装置
を模式的に示す図である。
【図6】従来例に係る他の光アイソレータ装置を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
1A 入射側光ファイバ 1B 出射側光ファイバ 2 コア拡大部 4A、4B、4C、4D 光アイソレータ素子 5 平行平板型の偏光ビームスプリッタからなるずれ補
正素子 6A、6B、15、24 楔型の偏光ビームスプリッタ 7、16 ファラデー回転子 8A、8B 光ファイバの端面 17 平行平板型の偏光ビームスプリッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 和男 埼玉県北葛飾郡鷲宮町大字西大輪868 (72)発明者 下モ 真史 千葉県船橋市豊富町585番地 住友大阪 セメント株式会社 光電子事業部内 (56)参考文献 特開 平7−43640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面のモードフィールド直径が20〜5
    0μm になるようにコア径の拡大処理が施されている入
    射側光ファイバと、端面のモードフィールド直径が20
    〜50μm になるようにコア径の拡大処理が施されてい
    る出射側光ファイバと、前記入射側光ファイバと前記出
    射側光ファイバとの間に設けられている光アイソレータ
    素子とを備えている偏波無依存型光アイソレータ装置で
    あって、前記光アイソレータ素子が、前記入射側光ファ
    イバ側に位置している第一の偏光ビームスプリッタと、
    前記出射側光ファイバ側に位置している第二の偏光ビー
    ムスプリッタと、前記第一の偏光ビームスプリッタと前
    記第二の偏光ビームスプリッタとの間に設けられている
    ファラデー回転子とを備えており、少なくとも前記第一
    の偏光ビームスプリッタが楔型偏光ビームスプリッタで
    あることを特徴とする、偏波無依存型光アイソレータ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第一の偏光ビームスプリッタ、前記
    第二の偏光ビームスプリッタおよび前記ファラデー回転
    子によって生じた、順方向の常光と異常光との光軸のず
    れを補正するための、平行平板型偏光ビームスプリッタ
    からなる光軸ずれ補正素子を備えていることを特徴とす
    る、請求項1記載の偏波無依存型光アイソレータ装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の偏光ビームスプリッタが楔形
    偏光ビームスプリッタであり、前記第一の偏光ビームス
    プリッタと前記第二の偏光ビームスプリッタとが点対称
    の位置に配置されていることを特徴とする、請求項1ま
    たは2記載の偏波無依存型光アイソレータ装置。
  4. 【請求項4】 前記第二の偏光ビームスプリッタが楔形
    偏光ビームスプリッタであり、前記第一の偏光ビームス
    プリッタと前記第二の偏光ビームスプリッタとが、前記
    ファラデー回転子に対して互いに面対称の位置に配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1または2記載の偏
    波無依存型光アイソレータ装置。
  5. 【請求項5】 前記入射側光ファイバおよび出射側光フ
    ァイバにおいて、光ファイバの光軸に対し垂直な面と、
    前記偏光ビームスプリッタの端面とのなす角αが5°以
    下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一
    つの請求項に記載の偏波無依存型光アイソレータ装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の偏光ビームスプリッタおよび
    前記第二の偏光ビームスプリッタが誘電体多層膜型の人
    工複屈折性材料からなることを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれか一つの請求項に記載の偏波無依存型光アイ
    ソレータ装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の偏光ビームスプリッタおよび
    前記第二の偏光ビームスプリッタが複屈折性結晶からな
    ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの請
    求項に記載の偏波無依存型光アイソレータ装置。
  8. 【請求項8】 前記第一の偏光ビームスプリッタと前記
    第二の偏光ビームスプリッタとの一方が誘電体多層膜型
    の人工複屈折性材料からなり、他方が複屈折性結晶から
    なることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの
    請求項に記載の偏波無依存型光アイソレータ装置。
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