JP2772856B2 - 汚水はね返り防止型節水トイレ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洋式水洗トイレ使用時に不可避的であった俗
に言うオツリの不快を解消するためと、都市における水
不足対策さらには断水時にもその使用を可能ならしむた
めになされた。これまでたとえビデ付のトイレであって
もそのオツリは不快なものであったが、本発明はその解
消のため図面のような設計になっている。

人体の尻面１と汚水槽18の空間で汚水のはね返り防止
の役目を果たすシヤワー膜３は、シヤワー膜タンク11の
水圧を汚物センサー13と直結したコントロールバルブ14
で調節させて、噴水ノズル15により凹球面反射散水板16
に噴射されて発生する。次にこのシヤワー膜装置はトイ
レ使用中常時作動するものではないが、使用後、噴射ノ
ズル４よりコンプレッサー８等で得られた高圧霧を噴流
させるジェット水洗ペダル20とは連動するようになって
いるものとし、汚物が流れる際の臭いやジェット霧がト
イレ室内に拡散するのを防げる設計になっている。この
ようにすればより清潔で快適に従来よりはるかに少い水
量で利用できる。しかも思わぬ断水時にはコンプレッサ
ー内蔵ポンプで、風呂水等から断水時給水口10によりゴ
ムホース給水ができるようになっている。

以上のようにすれば常に清潔かつ快適で、水資源対策
上有益なうえに水道費の節約ができる。なお安楽椅子タ
イプ等で移動式にするためには、シヤワー膜発生にはポ
ンプ圧を用い大汚水槽はその底部に床状に設けてキヤス
ターを付けるのは当然であるが、汚水排出口は高圧霧を
より強く噴流させた状態で汚水が自然に流出しやすい形
状位置とするのが望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は断面図。第２図は側面図。 １）尻面、６）霧発生装置、11）シャワー膜タンク ２）便座、７）メインタンク、12）シャワー膜用パイプ ３）シャワー膜、８）コンプレッサー、13）汚物センサ
ー ４）噴霧ノズル、９）給水パイプ、14）コントロールパ
ルブ ５）高圧霧パイプ、10）断水時給水口、15）噴水ノズル 16）凹球面反射散水板、19）汚物ガイド縦て溝底（破
線） 17）汚水パイプ、20）ジェット水洗ペダル 18）汚水槽

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】人体の尻面と汚水槽との空間にシヤワー膜
   を発生させることに依りその汚水はね返りを防止すると
   同時に、シヤワー膜の遮断密閉性を利用して、便器内外
   の通気性を断った状態の便器内汚物に、あらかじめ発生
   せしめた高圧霧を噴流させるジェット水洗装置のトイ
   レ。