JP2772680B2 - 高強度水硬性物質 - Google Patents
高強度水硬性物質Info
- Publication number
- JP2772680B2 JP2772680B2 JP1209603A JP20960389A JP2772680B2 JP 2772680 B2 JP2772680 B2 JP 2772680B2 JP 1209603 A JP1209603 A JP 1209603A JP 20960389 A JP20960389 A JP 20960389A JP 2772680 B2 JP2772680 B2 JP 2772680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- hydraulic substance
- cement
- weight
- high strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高強度水硬性物質に関する。
セメント等の水硬性物質の強度を増す場合、従来にあ
ってはシリカヒューム等のシリカ微粉や高性能減水剤を
添加することで目的を達成していた。
ってはシリカヒューム等のシリカ微粉や高性能減水剤を
添加することで目的を達成していた。
しかしながら、上述のシリカ微粉は添加量がある程度
多くないと増強効果が得られず、添加量が増えた分セメ
ントの流動性も同時に低下してしまう。そのため、従来
にあっては水を多量に添加してセメントの流動性を保持
し、作業効率を低下させないようにしているが、コンク
リートの強度を保つためには減水剤も多量に使用しなけ
ればならないといった問題があった。
多くないと増強効果が得られず、添加量が増えた分セメ
ントの流動性も同時に低下してしまう。そのため、従来
にあっては水を多量に添加してセメントの流動性を保持
し、作業効率を低下させないようにしているが、コンク
リートの強度を保つためには減水剤も多量に使用しなけ
ればならないといった問題があった。
そこで、本発明の技術的課題は、水硬性物質に対する
増強剤の添加量を少なくしても所定の強度向上が図れる
ようにすると共に、水および減水剤の添加量も同時に少
なくする点にある。
増強剤の添加量を少なくしても所定の強度向上が図れる
ようにすると共に、水および減水剤の添加量も同時に少
なくする点にある。
本発明は上記技術的課題を解決するために、水硬性物
質100重量部に対して、金属シリコン粉末0.01重量部以
上が添加混合されてなる高強度水硬性物質を手段として
いる。
質100重量部に対して、金属シリコン粉末0.01重量部以
上が添加混合されてなる高強度水硬性物質を手段として
いる。
ここで水硬性物質とは普通セメント、早強セメント、
超早強セメント、及び中庸熱セメントから選ばれたうち
の少なくとも一種である。
超早強セメント、及び中庸熱セメントから選ばれたうち
の少なくとも一種である。
また、金属シリコン粉末とはその一部又は全部が、フ
ェロシリコン、金属シリコンとアルミニウムとの合金な
ど金属シリコンを含む合金から選ばれたうちの少なくと
も一種である。
ェロシリコン、金属シリコンとアルミニウムとの合金な
ど金属シリコンを含む合金から選ばれたうちの少なくと
も一種である。
また、金属シリコン粉末の添加量は、水硬性物質100
重量部に対して0.01重量部以上で増強効果があり、30重
量部で最大の効果を有する。
重量部に対して0.01重量部以上で増強効果があり、30重
量部で最大の効果を有する。
上記金属シリコン粉末は疎水性であるため、水硬性物
質と混合した場合、一定の流動性を確保するのに必要と
なる水の量が水硬性物質単独の場合より少なくて済み、
従来のように高性能減水剤を多量に使用する必要がなく
なる。
質と混合した場合、一定の流動性を確保するのに必要と
なる水の量が水硬性物質単独の場合より少なくて済み、
従来のように高性能減水剤を多量に使用する必要がなく
なる。
このように、本発明では水硬性物質に金属シリコン粉
末を添加し均一に混合することにより、金属シリコンが
水硬性物質の刺激を受けてシリカとなり、このシリカが
水硬性物質の硬化後における水の抜けた部分を補充して
緻密な構造を形成し高強度化していく。
末を添加し均一に混合することにより、金属シリコンが
水硬性物質の刺激を受けてシリカとなり、このシリカが
水硬性物質の硬化後における水の抜けた部分を補充して
緻密な構造を形成し高強度化していく。
水硬性物質に普通セメントを用い、これに金属シリコ
ン粉末(99%シリコンを600メッシュに粉砕したもの)
を種々の割合で添加したのちJISモルタルを成形し、各
成形体の圧縮強度及び曲げ強度を比較した。
ン粉末(99%シリコンを600メッシュに粉砕したもの)
を種々の割合で添加したのちJISモルタルを成形し、各
成形体の圧縮強度及び曲げ強度を比較した。
JISモルタルの成形条件を表−1に、強度試験の結果
を表−2にそれぞれ示す。
を表−2にそれぞれ示す。
この試験結果から、普通セメントだけの場合と、これ
に金属シリコン粉末を添加した場合とを比較すると、圧
縮強度及び曲げ強度とも添加した方が強度が大きくなっ
ている。また、金属シリコン粉末の添加量の違いによる
強度の比較では、30重量%までは圧縮強度及び曲げ強度
とも次第に大きくなり、40重量%になると強度がやや低
下する。
に金属シリコン粉末を添加した場合とを比較すると、圧
縮強度及び曲げ強度とも添加した方が強度が大きくなっ
ている。また、金属シリコン粉末の添加量の違いによる
強度の比較では、30重量%までは圧縮強度及び曲げ強度
とも次第に大きくなり、40重量%になると強度がやや低
下する。
以上説明したように、本発明に係る高強度水硬性物質
によれば、金属シリコン粉末を添加混合することによ
り、セメントなどの水硬性物質の強度向上が図られると
ともに、水の添加量を増やさなくても流動性が得られる
ので、従来のように減水剤を多量に使用する必要がない
といった効果がある。
によれば、金属シリコン粉末を添加混合することによ
り、セメントなどの水硬性物質の強度向上が図られると
ともに、水の添加量を増やさなくても流動性が得られる
ので、従来のように減水剤を多量に使用する必要がない
といった効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】普通セメント、早強セメント、超早強セメ
ント、中庸熱セメントから選ばれたうちの少なくとも一
種からなる水硬性物質100重量部に対して、金属シリコ
ン粉末0.01重量部以上が添加混合されてなることを特徴
とする高強度水硬性物質。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209603A JP2772680B2 (ja) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | 高強度水硬性物質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209603A JP2772680B2 (ja) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | 高強度水硬性物質 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375251A JPH0375251A (ja) | 1991-03-29 |
JP2772680B2 true JP2772680B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16575547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1209603A Expired - Fee Related JP2772680B2 (ja) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | 高強度水硬性物質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772680B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4415550A1 (de) * | 1994-05-03 | 1995-11-09 | Hm Betonfertigteilwerk Hans Ma | Betonfertigteil, sowie Vorrichtung und Verfahren zu seiner Herstellung |
JPH0948652A (ja) * | 1995-08-01 | 1997-02-18 | 邦明 ▲高▼松 | 石膏部材 |
ITVR20020048U1 (it) * | 2002-07-22 | 2004-01-22 | Stone Italiana S R L | Materiale agglomerato con inserti in silicio riciclato. |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60200873A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-11 | 住友金属鉱山株式会社 | Alcの製造方法 |
-
1989
- 1989-08-15 JP JP1209603A patent/JP2772680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375251A (ja) | 1991-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3099166B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
JP2772680B2 (ja) | 高強度水硬性物質 | |
JPH0753595B2 (ja) | コンクリ−ト等の製造方法 | |
JP2618366B2 (ja) | 水硬性硬化体の製造方法 | |
JP3565062B2 (ja) | 製鋼スラグを用いた硬化体 | |
JP3319346B2 (ja) | 製鋼系スラグを用いた水硬性組成物 | |
JPH0558688A (ja) | モルタル・コンクリートの施工方法 | |
JPH11147746A (ja) | スランプロスを低減したセメント組成物 | |
JPH0780698B2 (ja) | 低発熱性混合セメント | |
JP3226482B2 (ja) | 硬化促進剤含有低熱セメント組成物硬化体の長期強度低下を防止する方法 | |
JPH10130043A (ja) | 重量モルタル | |
JP2803406B2 (ja) | モルタル・コンクリート用骨材 | |
JPH1029849A (ja) | 高流動コンクリート | |
JPH09286651A (ja) | セメントの硬化調整方法 | |
JP7090978B2 (ja) | 水硬性組成物 | |
JP2002068817A (ja) | 軽量コンクリート組成物 | |
JPH0625013B2 (ja) | 低収縮性高強度水硬性組成物 | |
JPS59111955A (ja) | 膨張性セメント組成物 | |
JPH06114824A (ja) | 超高強度コンクリートの調製方法及び超微粉混合物 | |
JPH03159944A (ja) | 中性子遮蔽コンクリートの施工方法 | |
JPH0657617B2 (ja) | 高強度セメント硬化体 | |
JP3084935B2 (ja) | 鉄筋ネジ節継手用無機質グラウト材 | |
JPH0558700A (ja) | モルタル・コンクリートの製造方法 | |
JPS6253468B2 (ja) | ||
JPH0757706B2 (ja) | 高強度セメント組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |