JP2771974B2 - 情報記録媒体 - Google Patents
情報記録媒体Info
- Publication number
- JP2771974B2 JP2771974B2 JP61203329A JP20332986A JP2771974B2 JP 2771974 B2 JP2771974 B2 JP 2771974B2 JP 61203329 A JP61203329 A JP 61203329A JP 20332986 A JP20332986 A JP 20332986A JP 2771974 B2 JP2771974 B2 JP 2771974B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- area
- circuit
- information
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明はたとえば情報の記録あるいは再生が行われ
る光ディスクなどの情報記録媒体に関する。 (従来の技術) 近年、多量に発生する文書等の画像情報を二次元的な
光走査により光電変換し、この光電変換された画像情報
を画像記録装置に記録し、あるいはそれを必要に応じて
検索、再生し、ハードコピーあるいはソフトコピーとし
て再生出力し得る画像情報ファイル装置における画像記
録装置として最近、光ディスクが用いられている。 従来、このような光ディスク装置にあっては、スパイ
ラル状に情報を記録する光ディスクが用いられ、この光
ディスクの半径方向にリニアモータで直線移動する光学
ヘッドにより情報の記録あるいは再生が行われるように
なっている。 このような光ディスクでは、製造時にプリヘッダの読
取りにより、欠陥エリア(ブロック)を判断し、そのデ
ータをディスク上に記録しておくようになっている。こ
れにより、上記欠陥エリアを飛ばして記録が行われるよ
うになっている。また、記録を行う際、リードアフタラ
イトを行ない、訂正を行っても読み取りが行えない場
合、その読取りが行えないエリア(ブロック)が欠陥エ
リアと判断し、別のブロックを代替ブロックとし、この
代替ブロックに上記欠陥エリアへの記録情報を記録する
ようになっている。そして、上記欠陥エリアを欠陥管理
エリアに記録するようになっている。 ところが、上記のような光ディスクでは、製造時の欠
陥エリアに対しては記録を行わず、記録時の欠陥エリア
に対してはホストコンピュータの管理する別なエリアに
記録を再度行うようになっている。このため、ユーザ記
録エリアの実際の記録容量が減少してしまうようになっ
ていた。 また、代替エリアが固定されず、各ホストコンピュー
タに管理されていたため、ディスクごとの互換性がなか
った。 (発明が解決しようとする問題点) 上記のようにユーザ記録エリアの実際の記録容量が減
少してしまうという欠点を除去するもので、ユーザ記録
エリアの実際の記録容量を減少させることなく使用する
ことができ、さらに製造時の欠陥エリアおよび記録時の
欠陥エリアに対する代替処理等を管理する代替処理用記
録エリアについて、互換性が保てるようにできる情報記
録媒体を提供することにある。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の情報記録媒体は、ユーザにより使用される
ユーザ記録エリアと、このユーザ記録エリアにおける欠
陥エリアへの記録情報を代替記録する代替エリアと、ユ
ーザ記録エリアにおける製造時の初期欠陥に対する代替
エリアを示す初期欠陥代替エリア情報とユーザ記録エリ
アにおける記録時の欠陥に対する代替エリアを示す記録
時欠陥代替エリア情報とからなる欠陥管理情報を記録す
る管理情報エリアとから構成され、ドーナツ型の記録部
内の内周部に、上記代替エリアと上記管理情報エリアと
が隣接して設けられ、上記代替エリアと上記管理情報エ
リアとからなる代替処理用記録エリアに隣接し、かつ上
記代替処理用記録エリアよりも上記ドーナツ型の記録部
内の外周側に、上記ユーザ記録エリアが設けられ、さら
に、上記管理情報エリアは、同一の欠陥管理情報を記録
する、互いに隣接した第1及び第2のエリアに分割して
設けられるものである。 (作用) この発明は、ユーザにより使用されるユーザ記録エリ
アとは別に、ユーザ記録エリアにおける欠陥エリアへの
記録情報を代替記録する代替エリアと、ユーザ記録エリ
アにおける製造時の初期欠陥に対する代替エリアを示す
初期欠陥代替エリア情報とユーザ記録エリアにおける記
録時の欠陥に対する代替エリアを示す記録時欠陥代替エ
リア情報とからなる欠陥管理情報を記録する管理情報エ
リアとを設け、ドーナツ型の記録部内の内周部に、上記
代替エリアと上記管理情報エリアとが隣接して設けら
れ、上記代替エリアと上記管理情報エリアとからなる代
替処理用記録エリアに隣接し、かつ上記代替処理用記録
エリアよりも上記ドーナツ型の記録部内の外周側に、上
記ユーザ記録エリアが設けられ、さらに、上記管理情報
エリアは、同一の欠陥管理情報を記録する、互いに隣接
した第1及び第2のエリアに分割して設けられるように
したものである。 (実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。 第6図はこの発明のデイスクが用いられる光ディスク
装置の概略構成を示すものである。すなわち、光ディス
ク(ディスク)1は半径方向のピッチが一定のスパイラ
ル状あるいは同心円状の情報記憶部を有しモータ4によ
り回転駆動される。 上記光ディスク1は、第7図に示すように、たとえば
ガラスあるいはプラスチックスなどで円形に形成された
基板の表面にテルルあるいはビスマスなどの金属被膜層
つまり記録膜1aがドーナツ形にコーティングされてお
り、その金属被膜層の中心部近傍には切欠部つまり基準
位置マーク11が設けられている。 また、上記光ディスク1上は、第7図に示すように、
基準位置マーク11を「0」として「0〜255」の256セク
タに分割されている。上記光ディスク1上には可変長の
情報が複数のブロックにわたって記録されるようになっ
ており、光ディスク1上に36000トラックに30万のブロ
ックが形成されるようになっている。 なお、上記光ディスク1における1ブロックのセクタ
数はたとえば内側で40セクタになり、外側では20セクタ
になるようになっている。上記ブロックの開始位置に
は、ブロック番号、トラック番号などからなるブロック
ヘッダAがたとえば光ディスク1の製造時に記録される
ようになっている。また、上記光ディスク1における各
ブロックがセクタの切換位置で終了しない場合、ブロッ
クギャップを設け、各ブロックが必ずセクタの切換位置
から始まるようになっている。 また、光ディスク1は、第1図および第2図に示すよ
うに、記録膜(記録部)1aの最内周に欠陥管理情報が記
録されるとともに、代替エリアから構成される、たとえ
ば1000トラック分の代替処理用エリア(代替処理用記録
エリア)aが設けられ、これ以外にユーザにより使用さ
れる記録領域としてのユーザエリア(ユーザ記録エリ
ア)bが設けられている。 上記代替処理用エリアaは、第3図に示すように、4K
バイトごとの新、旧の欠陥管理情報fが記録される管理
情報エリア(正)c、この管理情報エリアcと同一の情
報が記録される管理情報エリア(幅)d、および代替ブ
ロック(代替エリア)が用意されている代替ブロック用
エリアeによって構成されている。上記代替ブロックと
は、製造時、あるいは記録時におけるユーザエリアb内
の欠陥ブロック(欠陥エリア)に対する代替で用いるブ
ロックのことである。 上記管理情報エリアc(、d)は、第4図に示すよう
に、4Kバイトごとの新、旧の欠陥管理情報(エラー管理
情報)fが記録されるようになっている。すなわち、記
録時欠陥代替エリア情報が更新された欠陥管理情報が記
録されるようになっている。ここで、同じ情報が2つ書
かれており、上記欠陥管理情報の信頼性を向上させてい
る。 上記欠陥管理情報fは、第5図に示すように、初期欠
陥代替エリア情報gと記録時欠陥代替エリア情報hとか
らなっている。上記初期欠陥代替エリア情報gとは、製
造時の欠陥、つまり製造時に、記録が行えないブロック
(欠陥エリア)に対する代りの代替ブロック(代替エリ
ア)を指定する情報であり、たとえばプリヘッダの読取
りを行ない、そのプリヘッダの読取りが行えないブロッ
ク番号(欠陥エリア)に対する代替のブロック番号(代
替エリア)を記憶しているものである。 上記記録時欠陥代替エリア情報hとは、記録を行った
際に見つけた欠陥、つまり記録時に、正しい記録が行え
ないブロック(欠陥エリア)に対する代りの代替ブロッ
ク(代替エリア)を指定する情報であり、たとえば記録
した情報の再生を行ない(リードアフタライト後)、正
しく再生できたか否かで正しく記録が行われたかを判断
し、正しく記録が行えないブロック番号(欠陥エリア)
に対する代替のブロック番号(代替エリア)を記憶して
いるものである。すなわち、実際に書いてみないと分ら
ないエリアに対する他のエリアへの書込みを指定する情
報である。 上記光ディスク1の下側には、第6図に示すように、
情報の記録、再生を行うための光学ヘッド5が設けられ
ている。この光学ヘッド5は可動部6と固定部8とで構
成される直流リニアモータ3の可動部6に固定されてお
り、可動部6の移動により光ディスク1の半径方向つま
り図示a,b方向にリニアに移動される。9は前記可動部
6の位置を検出する検出器であり、これらはいわゆる重
ね格子形検出方式によって可動部6すなわち光学ヘッド
5の移動量に応じて2種類の位相の異なった(この位相
関係は方向によって変わる)検出信号を出力する。 一方、リニアモータ3に固定された光学ヘッド5は、
半導体レーザ、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、
対物レンズ、対物レンズを光ディスク1の方向に駆動す
るフォーカス駆動コイル、対物レンズを光ディスク1の
半径方向に駆動するトラッキング駆動コイル光ディスク
1上にレーザビーム光が焦点を結んでいるか否かを検出
する一対のフォトディテクタを有する焦点合致検出器お
よび情報トラック上をトラッキングしているかを検出す
る一対のフォトディテクタを有するトラッキング検出器
から構成されている。 各フォトディテクタからは、対応する処理回路へ検知
信号が出力され、各駆動回路からは各駆動コイルおよび
半導体レーザに所定の電圧が印加される。 制御回路20は、外部装置つまりホストコンピュータ
(図示しない)からの信号に応じて装置全体を制御する
ものである。リニアモータ駆動回路14は、上記制御回路
20から供給される目標位置信号、検出器9の出力信号に
応じてリニアモータ3を駆動するものである。 一方、回転モータ駆動回路10はモータ4からの回転ク
ロックに応じて速度を判定し、上記制御回路20からの設
定速度に速度制御を行うものである。フォーカスサーボ
回路11は前記光学ヘッド5内の検出器からの検出信号に
応じて、光学ヘッド5内の対物レンズの焦点を調節する
ものであり、フォーカス引込み回路16によってフォーカ
ッシングを働かせていない状態から働かせる状態に変更
する際に正確にフォーカッシングを行わせるようになっ
ている。 トラッキングサーボ回路12は前記光学ヘッド5内の検
出器からの検出信号に応じて、光学ヘッド5内の対物レ
ンズを通して発せられるビーム光がトラックの中央とな
るように対物レンズを光ディスク1の半径方向に移動せ
しめるものである。また、トラッキングサーボ回路12は
サーボ動作を一時停止しトラックジャンプパルス発生回
路17からのトラックジャンプパルスに応じてトラックジ
ャンプ駆動パルスを発して対物レンズを移動させ、1ト
ラック分ビーム光を移動せしめることができるものであ
る。 また、ピット信号波形整形回路13は、上記光学ヘッド
5内の検出器からの検出信号を波形整形するものであ
る。2値化回路18は、上記ピット信号波形整形回路13か
らの波形整形信号を2値化するものである。 基準クロック発生器41は、基準クロックを発生するも
のである。可変クロック発生回路19は、上記基準クロッ
ク発生器41から供給される基準クロックを上記制御回路
20から供給されるクロック速度情報に応じた周波数(時
間幅)のクロック信号(基準信号)を発生するものであ
る。すなわち、光学ヘッド5の位置が光ディスク1の外
側方向へ移動するのに対応してクロック信号の周波数が
高く(時間幅が短く)なるようになっている。 また、再生同期クロック抽出回路23は、上記制御回路
20からの制御信号が供給された場合に、上記可変クロッ
ク発生回路19から供給されるクロック信号に応じて、上
記2値化回路18から供給されるデータから各ブロックの
ブロックヘッダAの最初に記録されている再生同期クロ
ックを抽出するものである。 復調回路22は、上記可変クロック発生回路19からのク
ロック信号に応じて、上記再生同期クロック抽出回路23
からの再生同期クロックにつづいて2値化回路18から供
給されるデータを復調するものである。シリアル−パラ
レル変換回路25は、上記復調回路22から供給される再生
信号を上記可変クロック発生回路19からのクロック信号
に応じてシリアルデータからパラレルデータに変換する
ものである。 ヘッダ弁別回路26は、上記復調回路22から供給される
再生信号を上記可変クロック発生回路19からのクロック
信号に応じて、ヘッダデータのみを弁別するものであ
る。記録再生ヘッダレジスタ29は、上記制御回路20から
供給されるアクセスするヘッダデータが記憶されるもの
である。 ヘッダ比較器28は、上記記録再生ヘッダレジスタ29に
記憶されたヘッダデータと上記ヘッダ弁別回路26から供
給されるヘッダデータとが一致するかを比較し、一致
時、一致信号を出力するものである。 また、パラレル−シリアル変換回路24は、後述する記
録再生スイッチング回路27から供給される再生信号を上
記可変クロック発生回路19からのクロック信号に応じて
パラレルデータからシリアルデータに変換するものであ
る。 変調回路21は、上記パラレル−シリアル変換回路24か
ら供給されるデータを上記可変クロック発生回路19から
のクロック信号に応じて変調するものである。レーザ駆
動回路15は、上記変調回路21から供給される変調信号に
応じて光学ヘッド5内の半導体レーザ(図示しない)を
駆動制御することにより、データの記録を行うものであ
る。 記録再生スイッチング回路27は、上記制御回路20から
の再生制御信号に応じて、上記ヘッダ比較器28から一致
信号が供給された際、つまりヘッダデータに続く再生デ
ータを記録再生データバッファ30に出力するものであ
る。 また、上記記録再生スイッチング回路27は、上記制御
回路20からの記録制御信号に応じて、上記記録再生デー
タバッファ30から供給されるヘッダデータに続く記録デ
ータを上記パラレル/シリアル変換回路24に出力するも
のである。 上記記録再生データバッファ30は、上記記録再生スイ
ッチング回路27からの再生データを記憶し、また記録再
生データ転送回路32からの記録データを記憶するもので
ある。誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31は、上記記
録再生データバッファ30に記憶される記録データにたと
えばリードソロモン法による誤り訂正コードを付加し、
また上記記録再生データバッファ30に記憶される再生デ
ータの誤り訂正を行うものである。 上記誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31は、記録時
のリードアフタライトの場合は弱訂正能力で訂正を行う
ことにより、厳しいチェックを行ない、再生時は通常の
エラー訂正能力で訂正を行うようになっている。 上記弱訂正能力とは、エラー訂正できるエラーの大き
さを、通常再生する時よりも小さくしたものである。上
記誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31におけるクロス
インターリブを用いた訂正方法については、特願昭59−
15501号に詳細に説明してあるのでここでは省略する。 上記記録再生データ転送回路32は、上記記録再生デー
タバッファ30から供給される再生データを外部インター
フェイス回路33を介して上記ホストコンピュータ(図示
しない)に転送し、上記ホストコンピュータから外部イ
ンターフェイス回路33を介して供給される記録データを
上記記録再生データバッファ30に出力するものである。 また、記憶回路としてのROM42は、第8図に示すよう
に、256トラックごとの光ディスク1のクロック速度情
報と、このクロック速度における1ブロックのセクタ数
と、上記速度における256トラック内の最初のブロック
の番号とそのブロックの開始セクタとが対応した変換テ
ーブルを記憶しているものである。 また、上記制御回路20は、上記ホストコンピュータか
ら外部インターフェイス回路33を介して供給される記録
あるいは再生する位置つまりアクセスする位置のブロッ
ク番号が供給された際、そのブロック番号に応じたアク
セス位置をROM42から読出し、上記クロック信号の周波
数を一定にした状態でリニアモータ3、光学ヘッド5に
よるアクセスを行うようになっている。上記クロック速
度情報、アクセス位置の読出し(算出)については特願
昭59−32825号に詳細に説明してあるのでここでは省略
する。 また、上記制御回路20は、装置への光ディスク1の設
定時(オープン時)、光ディスク1の管理情報エリアc
(、d)から読出した最新の欠陥管理情報をメモリバッ
ファ43に記憶するものであり、また装置から光ディスク
1を取り外す際(クローズ時)、あるいは欠陥管理情報
が更新された際、メモリバッファ43に記憶されている欠
陥管理情報を最新の情報として光ディスク1の管理情報
エリアc、dの最新の未記録エリアに記録するものであ
る。 上記メモリバッファ43はデータの最小記録単位の整数
倍の容量、たとえば1ブロックと同じ4Kバイトとなって
おり、第9図に示すように、欠陥管理情報としての初期
欠陥代替エリア情報と記録時欠陥代替エリア情報とが記
憶されるようになっている。 次に、このような構成において、動作を説明する。ま
ず、光ディスク1をこの装置に設定する(オープン
時)。すると、制御回路20は、まず、モータ4を駆動
し、光ディスク1を一定速度で回転する。ついで、制御
回路20は、管理情報エリアcに対応するブロック番号に
応じたクロック速度情報およびアクセス位置つまりトラ
ック番号と開始セクタ番号とをROM42から読出す。 これにより、制御回路20は上記クロック速度情報を可
変クロック発生回路19に出力する。すると、可変クロッ
ク発生回路19は基準クロック発生器41からの基準クロッ
クを用いて、制御回路20から供給されるクロック速度情
報に応じた周波数(時間幅)のクロック信号を発生し、
変調回路21、復調回路22、再生同期クロック抽出回路2
3、パラレル−シリアル変換回路24、シリアル−パラレ
ル変換回路25、ヘッダ弁別回路26へ供給する。 また、上記トラック番号により、制御回路20はそのト
ラック番号をスケール値に変換し、このスケール値と位
置検出器9の出力により検出される位置とが一致するま
でリニアモータドライバ14を駆動することにより、光学
ヘッド5を移動せしめる。ついで、光学ヘッド5の移動
が終了すると、光学ヘッド5内の検出器からの検出信号
は、波形整形回路13で波形整形され、2値化回路18で2
値化され復調回路22および再生同期クロック抽出回路23
に供給される。すると、再生同期クロック抽出回路23
は、供給されるデータからブロックヘッダAの最初に記
録されている再生同期クロックを抽出し、復調回路22に
出力する。 これにより、復調回路22は、再生同期クロックとこれ
に続けて2値化回路18から供給される読取信号とを復調
し、シリアル−パラレル変換回路25を介して記録再生ス
イッチング回路27に出力するとともに、ヘッダ弁別回路
26に供給する。そして、ヘッダ弁別回路26はヘッダデー
タだけを弁別して制御回路20およびヘッダ比較器28に出
力する。 これにより、制御回路20は、ヘッダデータから光学ヘ
ッド5が対応しているトラックを判断し、このトラック
と目的のトラックとを比較する。この比較の結果、制御
回路20は数10トラック以上離れている場合、上記リニア
モータ3により再び光学ヘッド5を移動し、数10トラッ
ク以内の場合、トラックジャンプにより光学ヘッド5を
対応するトラック数分移動する。 そして、目的のトラックに光学ヘッド5が対応した
際、ヘッダ弁別回路26はヘッダデータだけを弁別してヘ
ッダ比較器28に出力する。またこのとき、目的のつまり
管理情報エリアcに対応するブロックのヘッダデータが
制御回路20によりあらかじめヘッダレジスタ29に記憶さ
れ、このヘッダレジスタ29のヘッダデータはヘッダ比較
器28に供給されている。これにより、ヘッダ比較器28は
それらのヘッダデータが一致した際、一致信号を記録再
生スイッチング回路27に出力する。すると、記録再生ス
イッチング回路27は、ヘッダデータに続いて供給される
再生データを記録再生データバッアファ30に出力する。 この記録再生データバッファ30の再生データは誤り訂
正コード付加/誤り訂正回路31により誤り訂正が行われ
た後、制御回路20に供給される。これにより、管理情報
エリアc、dの4Kバイトごとの欠陥管理情報fが順次制
御回路20に供給される。 そして、制御回路20は管理情報エリアc、dから最新
の欠陥管理情報fを読出し、メモリバッファ43に記憶す
る。この最新の欠陥管理情報fの読出しは、5つの連続
した空き領域の手前にある欠陥管理情報fを最新の情報
として読出すようになっている。また、管理情報エリア
c、dから読み出した最新の欠陥管理情報fを比較する
ことにより、データの信頼性の確認を行っている。 次に、上記のようにして最新の欠陥管理情報がメモリ
バッファ43に記憶された状態において、ホストコンピュ
ータ(図示しない)から外部インターフェイス回路33を
介して記録を行う(アクセスする)ブロック番号が制御
回路20に供給されたとする。すると、制御回路20はその
ブロック番号が、メモリバッアファ43の初期欠陥代替エ
リア情報gに含まれているか、つまり初期欠陥エリアで
あるかをチェックする。このチェックの結果、初期欠陥
エリアでない場合、ホストコンピュータからのブロック
番号を記録するブロックとする。また、上記チェックの
結果、初期欠陥エリアの場合、初期欠陥代替エリア情報
gにより読出した代替ブロックを記録するブロックとす
る。 そして、制御回路20はROM42の変換テーブルを用いて
目的とするブロック(ホストコンピュータからのブロッ
ク番号、あるいは代替ブロック)のトラック、開始セク
タおよびクロック速度情報を算出する。すると、制御回
路20は、そのクロック速度情報を可変クロック発生回路
19へ出力する。これにより、可変クロック発生回路19は
基準クロック発生器41からの基準クロックを用いて、制
御回路20から供給されるクロック速度情報に応じた周波
数のクロック信号を発生し、変調回路21、復調回路22、
再生同期クロック抽出回路23、パラレル−シリアル変換
回路24、シリアル−パラレル変換回路25、ヘッダ弁別回
路26へ供給する。 また、上記トラック番号により、制御回路20は上述し
た代替処理用エリアにアクセスする場合と同様に動作し
て、目的のブロックのトラックに光学ヘッド5のビーム
光を対応させる。 このとき、記録データはホストコンピュータから外部
インターフェイス回路33および記録再生データ転送回路
32を介して記録再生データバッファ30に記憶されてい
る。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27により記
録再生データバッファ30の記録データがパラレル−シリ
アル変換回路24へ供給される。このパラレル−シリアル
変換回路24でシリアルデータに変換された記録データは
変調回路21でMFM変調が行われ、レーザ駆動回路15に供
給される。これにより、レーザ駆動回路15は、供給され
る変調信号に応じて光学ヘッド5内の半導体レーザ(図
示しない)を駆動することにより、データの記録を行
う。 この記録後、リードアフタライトを行う。つまり、上
記記録を行ったブロックの読取りを行う。すなわち、制
御回路20は、上記記録の場合と同様に、目的のブロック
のトラックに光学ヘッド5のレーザビームを対応させ
る。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27によりシ
リアル−パラレル変換回路25からの再生データが記録再
生データバッファ30へ供給される。この記録再生データ
バッファ30に記憶された再生データは、誤り訂正コード
付加/誤り訂正回路31で弱訂正能力による誤り訂正が行
われる。この結果、訂正エラー(欠陥)が生じなかった
場合、制御回路20は記録処理を終了する。 また上記の結果、訂正エラー(欠陥)が生じた場合、
制御回路20は記録時欠陥代替エリア情報により次に用い
る代替ブロックを判断し、その代替ブロックに上記記録
データを再度記録する。この記録を行った後、上記同様
にリードアフタライトを行ない、訂正エラー(欠陥)が
生じなかった場合、制御回路20は欠陥ブロックに対応す
る代替ブロックでメモリバッファ43内の記録時欠陥代替
エリア情報を更新し、さらにこのメモリバッファ43の情
報を、管理情報エリアc、dに記録する。また、訂正エ
ラー(欠陥)が生じた場合、制御回路20は別な代替ブロ
ックに上記記録データを再び記録して、以後上記同様に
動作する。 また、他のブロックへデータを記録する場合も上記同
様に行えるようになっている。この場合、上記ブロック
位置が外周側に位置するのにしたがって、クロック信号
の周波数を高くした状態でデータの記録が行われる。 なお、上記記録時の動作は第10図に示すようになって
いる。 また、ホストコンピュータ(図示しない)から外部イ
ンターフェイス回路33を介して再生を行う(アクセスす
る)ブロック番号が制御回路20に供給されたとする。 すると、制御回路20はそのブロック番号が、メモリバ
ッファ43の初期欠陥代替エリア情報gに含まれている
か、つまり初期欠陥エリアであるかをチェックする。こ
のチェックの結果、初期欠陥エリアでない場合、ホスト
コンピュータからのブロック番号を再生するブロックと
する。また、上記チェックの結果、初期欠陥エリアの場
合、初期欠陥代替エリア情報gにより読出した代替ブロ
ックを再生するブロックとする。 そして、上記記録の場合と同様に、そのブロック(ホ
ストコンピュータからのブロック番号、あるいは代替ブ
ロック)に対応するクロック速度情報を読出し、このク
ロック速度情報に応じた周波数のクロック信号を、変調
回路21、復調回路22、再生同期クロック抽出回路23、パ
ラレル−シリアル変換回路24、シリアル−パラレル変換
回路25、ヘッダ弁別回路26へ供給する。 また、上記記録の場合と同様に、目的のブロックのト
ラックに光学ヘッド5のレーザビームを対応させる。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27によりシ
リアル−パラレル変換回路25からの再生データが記録再
生データバッファ30へ供給される。この記録再生データ
バッファ30に記憶された再生データは、誤り訂正コード
付加/誤り訂正回路31で通常のエラー訂正能力により誤
り訂正が行われる。この結果、訂正エラー(欠陥)が生
じなかった場合、制御回路20は再生データを記録再生デ
ータ転送回路33および外部インターフェイス回路33を介
してホストコンピュータに転送し、再生処理を終了す
る。 また上記の結果、訂正エラー(欠陥)が生じた場合、
制御回路20はメモリバッファ43内の記録時欠陥代替エリ
ア情報から上記欠陥ブロックに対応する代替ブロックを
読出し、その代替ブロックの記録データを、上記同様に
通常のエラー訂正能力で訂正を行なって再生する。そし
て、制御回路20はその代替ブロックからの再生データを
記録再生データ転送回路33および外部インターフェイス
回路33を介してホストコンピュータに転送し、再生処理
を終了する。 また、別のブロックのデータを再生する場合も上記同
様に行えるようになっている。この場合、上記ブロック
位置が外周側に位置するのにしたがって、クロック信号
の周波数を高くした状態でデータの再生が行われる。 なお、上記再生時の動作は第11図に示すようになって
いる。 また、光ディスク1を取り外す際(クローズ時)、あ
るいは欠陥管理情報が更新される際、制御回路20はメモ
リバッファ43に記憶されている欠陥管理情報を最新の情
報として光ディスク1の管理情報エリアc、dの最初の
未記録エリアに記録する。 上記したように、ユーザエリアにおける欠陥ブロック
に対しての代替ブロックを、ユーザエリアとは異なるエ
リアに記録するようにしたので、ユーザエリアの実際の
記録容量を減少させることなく、使用することができ、
さらに管理情報エリアと代替ブロック用エリアの位置が
光ディスク上で固定されているため、ディスク間に互換
性がある。 なお、前記実施例では、情報記録媒体として光ディス
クを用いた場合について説明したが、これに限らず、磁
気ディスク、フロッピーディスク、レーザカードなどで
あっても良い。 [発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザ記録エ
リアの実際の記録容量を減少させることなく使用するこ
とができ、さらに製造時の欠陥エリアおよび記録時の欠
陥エリアに対する代替処理等を管理する代替処理用記録
エリアについて、互換性が保てるようにできる情報記録
媒体を提供できる。
る光ディスクなどの情報記録媒体に関する。 (従来の技術) 近年、多量に発生する文書等の画像情報を二次元的な
光走査により光電変換し、この光電変換された画像情報
を画像記録装置に記録し、あるいはそれを必要に応じて
検索、再生し、ハードコピーあるいはソフトコピーとし
て再生出力し得る画像情報ファイル装置における画像記
録装置として最近、光ディスクが用いられている。 従来、このような光ディスク装置にあっては、スパイ
ラル状に情報を記録する光ディスクが用いられ、この光
ディスクの半径方向にリニアモータで直線移動する光学
ヘッドにより情報の記録あるいは再生が行われるように
なっている。 このような光ディスクでは、製造時にプリヘッダの読
取りにより、欠陥エリア(ブロック)を判断し、そのデ
ータをディスク上に記録しておくようになっている。こ
れにより、上記欠陥エリアを飛ばして記録が行われるよ
うになっている。また、記録を行う際、リードアフタラ
イトを行ない、訂正を行っても読み取りが行えない場
合、その読取りが行えないエリア(ブロック)が欠陥エ
リアと判断し、別のブロックを代替ブロックとし、この
代替ブロックに上記欠陥エリアへの記録情報を記録する
ようになっている。そして、上記欠陥エリアを欠陥管理
エリアに記録するようになっている。 ところが、上記のような光ディスクでは、製造時の欠
陥エリアに対しては記録を行わず、記録時の欠陥エリア
に対してはホストコンピュータの管理する別なエリアに
記録を再度行うようになっている。このため、ユーザ記
録エリアの実際の記録容量が減少してしまうようになっ
ていた。 また、代替エリアが固定されず、各ホストコンピュー
タに管理されていたため、ディスクごとの互換性がなか
った。 (発明が解決しようとする問題点) 上記のようにユーザ記録エリアの実際の記録容量が減
少してしまうという欠点を除去するもので、ユーザ記録
エリアの実際の記録容量を減少させることなく使用する
ことができ、さらに製造時の欠陥エリアおよび記録時の
欠陥エリアに対する代替処理等を管理する代替処理用記
録エリアについて、互換性が保てるようにできる情報記
録媒体を提供することにある。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の情報記録媒体は、ユーザにより使用される
ユーザ記録エリアと、このユーザ記録エリアにおける欠
陥エリアへの記録情報を代替記録する代替エリアと、ユ
ーザ記録エリアにおける製造時の初期欠陥に対する代替
エリアを示す初期欠陥代替エリア情報とユーザ記録エリ
アにおける記録時の欠陥に対する代替エリアを示す記録
時欠陥代替エリア情報とからなる欠陥管理情報を記録す
る管理情報エリアとから構成され、ドーナツ型の記録部
内の内周部に、上記代替エリアと上記管理情報エリアと
が隣接して設けられ、上記代替エリアと上記管理情報エ
リアとからなる代替処理用記録エリアに隣接し、かつ上
記代替処理用記録エリアよりも上記ドーナツ型の記録部
内の外周側に、上記ユーザ記録エリアが設けられ、さら
に、上記管理情報エリアは、同一の欠陥管理情報を記録
する、互いに隣接した第1及び第2のエリアに分割して
設けられるものである。 (作用) この発明は、ユーザにより使用されるユーザ記録エリ
アとは別に、ユーザ記録エリアにおける欠陥エリアへの
記録情報を代替記録する代替エリアと、ユーザ記録エリ
アにおける製造時の初期欠陥に対する代替エリアを示す
初期欠陥代替エリア情報とユーザ記録エリアにおける記
録時の欠陥に対する代替エリアを示す記録時欠陥代替エ
リア情報とからなる欠陥管理情報を記録する管理情報エ
リアとを設け、ドーナツ型の記録部内の内周部に、上記
代替エリアと上記管理情報エリアとが隣接して設けら
れ、上記代替エリアと上記管理情報エリアとからなる代
替処理用記録エリアに隣接し、かつ上記代替処理用記録
エリアよりも上記ドーナツ型の記録部内の外周側に、上
記ユーザ記録エリアが設けられ、さらに、上記管理情報
エリアは、同一の欠陥管理情報を記録する、互いに隣接
した第1及び第2のエリアに分割して設けられるように
したものである。 (実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。 第6図はこの発明のデイスクが用いられる光ディスク
装置の概略構成を示すものである。すなわち、光ディス
ク(ディスク)1は半径方向のピッチが一定のスパイラ
ル状あるいは同心円状の情報記憶部を有しモータ4によ
り回転駆動される。 上記光ディスク1は、第7図に示すように、たとえば
ガラスあるいはプラスチックスなどで円形に形成された
基板の表面にテルルあるいはビスマスなどの金属被膜層
つまり記録膜1aがドーナツ形にコーティングされてお
り、その金属被膜層の中心部近傍には切欠部つまり基準
位置マーク11が設けられている。 また、上記光ディスク1上は、第7図に示すように、
基準位置マーク11を「0」として「0〜255」の256セク
タに分割されている。上記光ディスク1上には可変長の
情報が複数のブロックにわたって記録されるようになっ
ており、光ディスク1上に36000トラックに30万のブロ
ックが形成されるようになっている。 なお、上記光ディスク1における1ブロックのセクタ
数はたとえば内側で40セクタになり、外側では20セクタ
になるようになっている。上記ブロックの開始位置に
は、ブロック番号、トラック番号などからなるブロック
ヘッダAがたとえば光ディスク1の製造時に記録される
ようになっている。また、上記光ディスク1における各
ブロックがセクタの切換位置で終了しない場合、ブロッ
クギャップを設け、各ブロックが必ずセクタの切換位置
から始まるようになっている。 また、光ディスク1は、第1図および第2図に示すよ
うに、記録膜(記録部)1aの最内周に欠陥管理情報が記
録されるとともに、代替エリアから構成される、たとえ
ば1000トラック分の代替処理用エリア(代替処理用記録
エリア)aが設けられ、これ以外にユーザにより使用さ
れる記録領域としてのユーザエリア(ユーザ記録エリ
ア)bが設けられている。 上記代替処理用エリアaは、第3図に示すように、4K
バイトごとの新、旧の欠陥管理情報fが記録される管理
情報エリア(正)c、この管理情報エリアcと同一の情
報が記録される管理情報エリア(幅)d、および代替ブ
ロック(代替エリア)が用意されている代替ブロック用
エリアeによって構成されている。上記代替ブロックと
は、製造時、あるいは記録時におけるユーザエリアb内
の欠陥ブロック(欠陥エリア)に対する代替で用いるブ
ロックのことである。 上記管理情報エリアc(、d)は、第4図に示すよう
に、4Kバイトごとの新、旧の欠陥管理情報(エラー管理
情報)fが記録されるようになっている。すなわち、記
録時欠陥代替エリア情報が更新された欠陥管理情報が記
録されるようになっている。ここで、同じ情報が2つ書
かれており、上記欠陥管理情報の信頼性を向上させてい
る。 上記欠陥管理情報fは、第5図に示すように、初期欠
陥代替エリア情報gと記録時欠陥代替エリア情報hとか
らなっている。上記初期欠陥代替エリア情報gとは、製
造時の欠陥、つまり製造時に、記録が行えないブロック
(欠陥エリア)に対する代りの代替ブロック(代替エリ
ア)を指定する情報であり、たとえばプリヘッダの読取
りを行ない、そのプリヘッダの読取りが行えないブロッ
ク番号(欠陥エリア)に対する代替のブロック番号(代
替エリア)を記憶しているものである。 上記記録時欠陥代替エリア情報hとは、記録を行った
際に見つけた欠陥、つまり記録時に、正しい記録が行え
ないブロック(欠陥エリア)に対する代りの代替ブロッ
ク(代替エリア)を指定する情報であり、たとえば記録
した情報の再生を行ない(リードアフタライト後)、正
しく再生できたか否かで正しく記録が行われたかを判断
し、正しく記録が行えないブロック番号(欠陥エリア)
に対する代替のブロック番号(代替エリア)を記憶して
いるものである。すなわち、実際に書いてみないと分ら
ないエリアに対する他のエリアへの書込みを指定する情
報である。 上記光ディスク1の下側には、第6図に示すように、
情報の記録、再生を行うための光学ヘッド5が設けられ
ている。この光学ヘッド5は可動部6と固定部8とで構
成される直流リニアモータ3の可動部6に固定されてお
り、可動部6の移動により光ディスク1の半径方向つま
り図示a,b方向にリニアに移動される。9は前記可動部
6の位置を検出する検出器であり、これらはいわゆる重
ね格子形検出方式によって可動部6すなわち光学ヘッド
5の移動量に応じて2種類の位相の異なった(この位相
関係は方向によって変わる)検出信号を出力する。 一方、リニアモータ3に固定された光学ヘッド5は、
半導体レーザ、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、
対物レンズ、対物レンズを光ディスク1の方向に駆動す
るフォーカス駆動コイル、対物レンズを光ディスク1の
半径方向に駆動するトラッキング駆動コイル光ディスク
1上にレーザビーム光が焦点を結んでいるか否かを検出
する一対のフォトディテクタを有する焦点合致検出器お
よび情報トラック上をトラッキングしているかを検出す
る一対のフォトディテクタを有するトラッキング検出器
から構成されている。 各フォトディテクタからは、対応する処理回路へ検知
信号が出力され、各駆動回路からは各駆動コイルおよび
半導体レーザに所定の電圧が印加される。 制御回路20は、外部装置つまりホストコンピュータ
(図示しない)からの信号に応じて装置全体を制御する
ものである。リニアモータ駆動回路14は、上記制御回路
20から供給される目標位置信号、検出器9の出力信号に
応じてリニアモータ3を駆動するものである。 一方、回転モータ駆動回路10はモータ4からの回転ク
ロックに応じて速度を判定し、上記制御回路20からの設
定速度に速度制御を行うものである。フォーカスサーボ
回路11は前記光学ヘッド5内の検出器からの検出信号に
応じて、光学ヘッド5内の対物レンズの焦点を調節する
ものであり、フォーカス引込み回路16によってフォーカ
ッシングを働かせていない状態から働かせる状態に変更
する際に正確にフォーカッシングを行わせるようになっ
ている。 トラッキングサーボ回路12は前記光学ヘッド5内の検
出器からの検出信号に応じて、光学ヘッド5内の対物レ
ンズを通して発せられるビーム光がトラックの中央とな
るように対物レンズを光ディスク1の半径方向に移動せ
しめるものである。また、トラッキングサーボ回路12は
サーボ動作を一時停止しトラックジャンプパルス発生回
路17からのトラックジャンプパルスに応じてトラックジ
ャンプ駆動パルスを発して対物レンズを移動させ、1ト
ラック分ビーム光を移動せしめることができるものであ
る。 また、ピット信号波形整形回路13は、上記光学ヘッド
5内の検出器からの検出信号を波形整形するものであ
る。2値化回路18は、上記ピット信号波形整形回路13か
らの波形整形信号を2値化するものである。 基準クロック発生器41は、基準クロックを発生するも
のである。可変クロック発生回路19は、上記基準クロッ
ク発生器41から供給される基準クロックを上記制御回路
20から供給されるクロック速度情報に応じた周波数(時
間幅)のクロック信号(基準信号)を発生するものであ
る。すなわち、光学ヘッド5の位置が光ディスク1の外
側方向へ移動するのに対応してクロック信号の周波数が
高く(時間幅が短く)なるようになっている。 また、再生同期クロック抽出回路23は、上記制御回路
20からの制御信号が供給された場合に、上記可変クロッ
ク発生回路19から供給されるクロック信号に応じて、上
記2値化回路18から供給されるデータから各ブロックの
ブロックヘッダAの最初に記録されている再生同期クロ
ックを抽出するものである。 復調回路22は、上記可変クロック発生回路19からのク
ロック信号に応じて、上記再生同期クロック抽出回路23
からの再生同期クロックにつづいて2値化回路18から供
給されるデータを復調するものである。シリアル−パラ
レル変換回路25は、上記復調回路22から供給される再生
信号を上記可変クロック発生回路19からのクロック信号
に応じてシリアルデータからパラレルデータに変換する
ものである。 ヘッダ弁別回路26は、上記復調回路22から供給される
再生信号を上記可変クロック発生回路19からのクロック
信号に応じて、ヘッダデータのみを弁別するものであ
る。記録再生ヘッダレジスタ29は、上記制御回路20から
供給されるアクセスするヘッダデータが記憶されるもの
である。 ヘッダ比較器28は、上記記録再生ヘッダレジスタ29に
記憶されたヘッダデータと上記ヘッダ弁別回路26から供
給されるヘッダデータとが一致するかを比較し、一致
時、一致信号を出力するものである。 また、パラレル−シリアル変換回路24は、後述する記
録再生スイッチング回路27から供給される再生信号を上
記可変クロック発生回路19からのクロック信号に応じて
パラレルデータからシリアルデータに変換するものであ
る。 変調回路21は、上記パラレル−シリアル変換回路24か
ら供給されるデータを上記可変クロック発生回路19から
のクロック信号に応じて変調するものである。レーザ駆
動回路15は、上記変調回路21から供給される変調信号に
応じて光学ヘッド5内の半導体レーザ(図示しない)を
駆動制御することにより、データの記録を行うものであ
る。 記録再生スイッチング回路27は、上記制御回路20から
の再生制御信号に応じて、上記ヘッダ比較器28から一致
信号が供給された際、つまりヘッダデータに続く再生デ
ータを記録再生データバッファ30に出力するものであ
る。 また、上記記録再生スイッチング回路27は、上記制御
回路20からの記録制御信号に応じて、上記記録再生デー
タバッファ30から供給されるヘッダデータに続く記録デ
ータを上記パラレル/シリアル変換回路24に出力するも
のである。 上記記録再生データバッファ30は、上記記録再生スイ
ッチング回路27からの再生データを記憶し、また記録再
生データ転送回路32からの記録データを記憶するもので
ある。誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31は、上記記
録再生データバッファ30に記憶される記録データにたと
えばリードソロモン法による誤り訂正コードを付加し、
また上記記録再生データバッファ30に記憶される再生デ
ータの誤り訂正を行うものである。 上記誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31は、記録時
のリードアフタライトの場合は弱訂正能力で訂正を行う
ことにより、厳しいチェックを行ない、再生時は通常の
エラー訂正能力で訂正を行うようになっている。 上記弱訂正能力とは、エラー訂正できるエラーの大き
さを、通常再生する時よりも小さくしたものである。上
記誤り訂正コード付加/誤り訂正回路31におけるクロス
インターリブを用いた訂正方法については、特願昭59−
15501号に詳細に説明してあるのでここでは省略する。 上記記録再生データ転送回路32は、上記記録再生デー
タバッファ30から供給される再生データを外部インター
フェイス回路33を介して上記ホストコンピュータ(図示
しない)に転送し、上記ホストコンピュータから外部イ
ンターフェイス回路33を介して供給される記録データを
上記記録再生データバッファ30に出力するものである。 また、記憶回路としてのROM42は、第8図に示すよう
に、256トラックごとの光ディスク1のクロック速度情
報と、このクロック速度における1ブロックのセクタ数
と、上記速度における256トラック内の最初のブロック
の番号とそのブロックの開始セクタとが対応した変換テ
ーブルを記憶しているものである。 また、上記制御回路20は、上記ホストコンピュータか
ら外部インターフェイス回路33を介して供給される記録
あるいは再生する位置つまりアクセスする位置のブロッ
ク番号が供給された際、そのブロック番号に応じたアク
セス位置をROM42から読出し、上記クロック信号の周波
数を一定にした状態でリニアモータ3、光学ヘッド5に
よるアクセスを行うようになっている。上記クロック速
度情報、アクセス位置の読出し(算出)については特願
昭59−32825号に詳細に説明してあるのでここでは省略
する。 また、上記制御回路20は、装置への光ディスク1の設
定時(オープン時)、光ディスク1の管理情報エリアc
(、d)から読出した最新の欠陥管理情報をメモリバッ
ファ43に記憶するものであり、また装置から光ディスク
1を取り外す際(クローズ時)、あるいは欠陥管理情報
が更新された際、メモリバッファ43に記憶されている欠
陥管理情報を最新の情報として光ディスク1の管理情報
エリアc、dの最新の未記録エリアに記録するものであ
る。 上記メモリバッファ43はデータの最小記録単位の整数
倍の容量、たとえば1ブロックと同じ4Kバイトとなって
おり、第9図に示すように、欠陥管理情報としての初期
欠陥代替エリア情報と記録時欠陥代替エリア情報とが記
憶されるようになっている。 次に、このような構成において、動作を説明する。ま
ず、光ディスク1をこの装置に設定する(オープン
時)。すると、制御回路20は、まず、モータ4を駆動
し、光ディスク1を一定速度で回転する。ついで、制御
回路20は、管理情報エリアcに対応するブロック番号に
応じたクロック速度情報およびアクセス位置つまりトラ
ック番号と開始セクタ番号とをROM42から読出す。 これにより、制御回路20は上記クロック速度情報を可
変クロック発生回路19に出力する。すると、可変クロッ
ク発生回路19は基準クロック発生器41からの基準クロッ
クを用いて、制御回路20から供給されるクロック速度情
報に応じた周波数(時間幅)のクロック信号を発生し、
変調回路21、復調回路22、再生同期クロック抽出回路2
3、パラレル−シリアル変換回路24、シリアル−パラレ
ル変換回路25、ヘッダ弁別回路26へ供給する。 また、上記トラック番号により、制御回路20はそのト
ラック番号をスケール値に変換し、このスケール値と位
置検出器9の出力により検出される位置とが一致するま
でリニアモータドライバ14を駆動することにより、光学
ヘッド5を移動せしめる。ついで、光学ヘッド5の移動
が終了すると、光学ヘッド5内の検出器からの検出信号
は、波形整形回路13で波形整形され、2値化回路18で2
値化され復調回路22および再生同期クロック抽出回路23
に供給される。すると、再生同期クロック抽出回路23
は、供給されるデータからブロックヘッダAの最初に記
録されている再生同期クロックを抽出し、復調回路22に
出力する。 これにより、復調回路22は、再生同期クロックとこれ
に続けて2値化回路18から供給される読取信号とを復調
し、シリアル−パラレル変換回路25を介して記録再生ス
イッチング回路27に出力するとともに、ヘッダ弁別回路
26に供給する。そして、ヘッダ弁別回路26はヘッダデー
タだけを弁別して制御回路20およびヘッダ比較器28に出
力する。 これにより、制御回路20は、ヘッダデータから光学ヘ
ッド5が対応しているトラックを判断し、このトラック
と目的のトラックとを比較する。この比較の結果、制御
回路20は数10トラック以上離れている場合、上記リニア
モータ3により再び光学ヘッド5を移動し、数10トラッ
ク以内の場合、トラックジャンプにより光学ヘッド5を
対応するトラック数分移動する。 そして、目的のトラックに光学ヘッド5が対応した
際、ヘッダ弁別回路26はヘッダデータだけを弁別してヘ
ッダ比較器28に出力する。またこのとき、目的のつまり
管理情報エリアcに対応するブロックのヘッダデータが
制御回路20によりあらかじめヘッダレジスタ29に記憶さ
れ、このヘッダレジスタ29のヘッダデータはヘッダ比較
器28に供給されている。これにより、ヘッダ比較器28は
それらのヘッダデータが一致した際、一致信号を記録再
生スイッチング回路27に出力する。すると、記録再生ス
イッチング回路27は、ヘッダデータに続いて供給される
再生データを記録再生データバッアファ30に出力する。 この記録再生データバッファ30の再生データは誤り訂
正コード付加/誤り訂正回路31により誤り訂正が行われ
た後、制御回路20に供給される。これにより、管理情報
エリアc、dの4Kバイトごとの欠陥管理情報fが順次制
御回路20に供給される。 そして、制御回路20は管理情報エリアc、dから最新
の欠陥管理情報fを読出し、メモリバッファ43に記憶す
る。この最新の欠陥管理情報fの読出しは、5つの連続
した空き領域の手前にある欠陥管理情報fを最新の情報
として読出すようになっている。また、管理情報エリア
c、dから読み出した最新の欠陥管理情報fを比較する
ことにより、データの信頼性の確認を行っている。 次に、上記のようにして最新の欠陥管理情報がメモリ
バッファ43に記憶された状態において、ホストコンピュ
ータ(図示しない)から外部インターフェイス回路33を
介して記録を行う(アクセスする)ブロック番号が制御
回路20に供給されたとする。すると、制御回路20はその
ブロック番号が、メモリバッアファ43の初期欠陥代替エ
リア情報gに含まれているか、つまり初期欠陥エリアで
あるかをチェックする。このチェックの結果、初期欠陥
エリアでない場合、ホストコンピュータからのブロック
番号を記録するブロックとする。また、上記チェックの
結果、初期欠陥エリアの場合、初期欠陥代替エリア情報
gにより読出した代替ブロックを記録するブロックとす
る。 そして、制御回路20はROM42の変換テーブルを用いて
目的とするブロック(ホストコンピュータからのブロッ
ク番号、あるいは代替ブロック)のトラック、開始セク
タおよびクロック速度情報を算出する。すると、制御回
路20は、そのクロック速度情報を可変クロック発生回路
19へ出力する。これにより、可変クロック発生回路19は
基準クロック発生器41からの基準クロックを用いて、制
御回路20から供給されるクロック速度情報に応じた周波
数のクロック信号を発生し、変調回路21、復調回路22、
再生同期クロック抽出回路23、パラレル−シリアル変換
回路24、シリアル−パラレル変換回路25、ヘッダ弁別回
路26へ供給する。 また、上記トラック番号により、制御回路20は上述し
た代替処理用エリアにアクセスする場合と同様に動作し
て、目的のブロックのトラックに光学ヘッド5のビーム
光を対応させる。 このとき、記録データはホストコンピュータから外部
インターフェイス回路33および記録再生データ転送回路
32を介して記録再生データバッファ30に記憶されてい
る。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27により記
録再生データバッファ30の記録データがパラレル−シリ
アル変換回路24へ供給される。このパラレル−シリアル
変換回路24でシリアルデータに変換された記録データは
変調回路21でMFM変調が行われ、レーザ駆動回路15に供
給される。これにより、レーザ駆動回路15は、供給され
る変調信号に応じて光学ヘッド5内の半導体レーザ(図
示しない)を駆動することにより、データの記録を行
う。 この記録後、リードアフタライトを行う。つまり、上
記記録を行ったブロックの読取りを行う。すなわち、制
御回路20は、上記記録の場合と同様に、目的のブロック
のトラックに光学ヘッド5のレーザビームを対応させ
る。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27によりシ
リアル−パラレル変換回路25からの再生データが記録再
生データバッファ30へ供給される。この記録再生データ
バッファ30に記憶された再生データは、誤り訂正コード
付加/誤り訂正回路31で弱訂正能力による誤り訂正が行
われる。この結果、訂正エラー(欠陥)が生じなかった
場合、制御回路20は記録処理を終了する。 また上記の結果、訂正エラー(欠陥)が生じた場合、
制御回路20は記録時欠陥代替エリア情報により次に用い
る代替ブロックを判断し、その代替ブロックに上記記録
データを再度記録する。この記録を行った後、上記同様
にリードアフタライトを行ない、訂正エラー(欠陥)が
生じなかった場合、制御回路20は欠陥ブロックに対応す
る代替ブロックでメモリバッファ43内の記録時欠陥代替
エリア情報を更新し、さらにこのメモリバッファ43の情
報を、管理情報エリアc、dに記録する。また、訂正エ
ラー(欠陥)が生じた場合、制御回路20は別な代替ブロ
ックに上記記録データを再び記録して、以後上記同様に
動作する。 また、他のブロックへデータを記録する場合も上記同
様に行えるようになっている。この場合、上記ブロック
位置が外周側に位置するのにしたがって、クロック信号
の周波数を高くした状態でデータの記録が行われる。 なお、上記記録時の動作は第10図に示すようになって
いる。 また、ホストコンピュータ(図示しない)から外部イ
ンターフェイス回路33を介して再生を行う(アクセスす
る)ブロック番号が制御回路20に供給されたとする。 すると、制御回路20はそのブロック番号が、メモリバ
ッファ43の初期欠陥代替エリア情報gに含まれている
か、つまり初期欠陥エリアであるかをチェックする。こ
のチェックの結果、初期欠陥エリアでない場合、ホスト
コンピュータからのブロック番号を再生するブロックと
する。また、上記チェックの結果、初期欠陥エリアの場
合、初期欠陥代替エリア情報gにより読出した代替ブロ
ックを再生するブロックとする。 そして、上記記録の場合と同様に、そのブロック(ホ
ストコンピュータからのブロック番号、あるいは代替ブ
ロック)に対応するクロック速度情報を読出し、このク
ロック速度情報に応じた周波数のクロック信号を、変調
回路21、復調回路22、再生同期クロック抽出回路23、パ
ラレル−シリアル変換回路24、シリアル−パラレル変換
回路25、ヘッダ弁別回路26へ供給する。 また、上記記録の場合と同様に、目的のブロックのト
ラックに光学ヘッド5のレーザビームを対応させる。 そして、上記目的のブロックのブロックヘッダの一致
信号がヘッダ比較器28から記録再生スイッチング回路27
へ供給された際、記録再生スイッチング回路27によりシ
リアル−パラレル変換回路25からの再生データが記録再
生データバッファ30へ供給される。この記録再生データ
バッファ30に記憶された再生データは、誤り訂正コード
付加/誤り訂正回路31で通常のエラー訂正能力により誤
り訂正が行われる。この結果、訂正エラー(欠陥)が生
じなかった場合、制御回路20は再生データを記録再生デ
ータ転送回路33および外部インターフェイス回路33を介
してホストコンピュータに転送し、再生処理を終了す
る。 また上記の結果、訂正エラー(欠陥)が生じた場合、
制御回路20はメモリバッファ43内の記録時欠陥代替エリ
ア情報から上記欠陥ブロックに対応する代替ブロックを
読出し、その代替ブロックの記録データを、上記同様に
通常のエラー訂正能力で訂正を行なって再生する。そし
て、制御回路20はその代替ブロックからの再生データを
記録再生データ転送回路33および外部インターフェイス
回路33を介してホストコンピュータに転送し、再生処理
を終了する。 また、別のブロックのデータを再生する場合も上記同
様に行えるようになっている。この場合、上記ブロック
位置が外周側に位置するのにしたがって、クロック信号
の周波数を高くした状態でデータの再生が行われる。 なお、上記再生時の動作は第11図に示すようになって
いる。 また、光ディスク1を取り外す際(クローズ時)、あ
るいは欠陥管理情報が更新される際、制御回路20はメモ
リバッファ43に記憶されている欠陥管理情報を最新の情
報として光ディスク1の管理情報エリアc、dの最初の
未記録エリアに記録する。 上記したように、ユーザエリアにおける欠陥ブロック
に対しての代替ブロックを、ユーザエリアとは異なるエ
リアに記録するようにしたので、ユーザエリアの実際の
記録容量を減少させることなく、使用することができ、
さらに管理情報エリアと代替ブロック用エリアの位置が
光ディスク上で固定されているため、ディスク間に互換
性がある。 なお、前記実施例では、情報記録媒体として光ディス
クを用いた場合について説明したが、これに限らず、磁
気ディスク、フロッピーディスク、レーザカードなどで
あっても良い。 [発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザ記録エ
リアの実際の記録容量を減少させることなく使用するこ
とができ、さらに製造時の欠陥エリアおよび記録時の欠
陥エリアに対する代替処理等を管理する代替処理用記録
エリアについて、互換性が保てるようにできる情報記録
媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はディ
スクの構成を示す平面図、第2図は代替処理用エリアと
ユーザエリアとを説明するための平面図、第3図は代替
処理用エリアの構成を説明するための平面図、第4図は
管理情報エリアの記録例を示す図、第5図は欠陥管理情
報の記録例を説明するための図、第6図は光ディスク装
置の構成を概略的に示す図、第7図は光ディスクの構成
を示す図、第8図は変換テーブルの記憶例を示す図、第
9図はメモリバッファの記憶例を説明するための図、第
10図は記録動作を説明するためのフローチャート、第11
図は再生動作を説明するためのフローチャートである。 1……光ディスク(情報記録媒体)、1a……記録膜、a
……代替処理用エリア(代替処理用記録エリア)、b…
…ユーザエリア(ユーザ記録エリア)、c、d……管理
情報エリア、e……代替ブロック用エリア、f……欠陥
管理情報、g……初期欠陥代替エリア情報、h……記録
時欠陥代替エリア情報。
スクの構成を示す平面図、第2図は代替処理用エリアと
ユーザエリアとを説明するための平面図、第3図は代替
処理用エリアの構成を説明するための平面図、第4図は
管理情報エリアの記録例を示す図、第5図は欠陥管理情
報の記録例を説明するための図、第6図は光ディスク装
置の構成を概略的に示す図、第7図は光ディスクの構成
を示す図、第8図は変換テーブルの記憶例を示す図、第
9図はメモリバッファの記憶例を説明するための図、第
10図は記録動作を説明するためのフローチャート、第11
図は再生動作を説明するためのフローチャートである。 1……光ディスク(情報記録媒体)、1a……記録膜、a
……代替処理用エリア(代替処理用記録エリア)、b…
…ユーザエリア(ユーザ記録エリア)、c、d……管理
情報エリア、e……代替ブロック用エリア、f……欠陥
管理情報、g……初期欠陥代替エリア情報、h……記録
時欠陥代替エリア情報。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ユーザにより使用されるユーザ記録エリアと、 このユーザ記録エリアにおける欠陥エリアへの記録情報
を代替記録する代替エリアと、 ユーザ記録エリアにおける製造時の初期欠陥に対する代
替エリアを示す初期欠陥代替エリア情報とユーザ記録エ
リアにおける記録時の欠陥に対する代替エリアを示す記
録時欠陥代替エリア情報とからなる欠陥管理情報を記録
する管理情報エリアと、 を具備し、 ドーナツ型の記録部内の内周部に、上記代替エリアと上
記管理情報エリアとが隣接して設けられ、 上記代替エリアと上記管理情報エリアとからなる代替処
理用記録エリアに隣接し、かつ上記代替処理用記録エリ
アよりも上記ドーナツ型の記録部内の外周側に、上記ユ
ーザ記録エリアが設けられ、 さらに、上記管理情報エリアは、同一の欠陥管理情報を
記録する、互いに隣接した第1及び第2のエリアに分割
して設けられた ことを特徴とする情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203329A JP2771974B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203329A JP2771974B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 情報記録媒体 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32184996A Division JP2774793B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 情報記録再生方法 |
JP32184896A Division JPH09190679A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 情報記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6358670A JPS6358670A (ja) | 1988-03-14 |
JP2771974B2 true JP2771974B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16472206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61203329A Expired - Lifetime JP2771974B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2771974B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3528179B2 (ja) * | 1992-07-31 | 2004-05-17 | ソニー株式会社 | 記録装置及び記録方法 |
US7020385B2 (en) | 2000-03-13 | 2006-03-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for information recording and apparatus therefor |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6074020A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-26 | Toshiba Corp | 記憶装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP61203329A patent/JP2771974B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6358670A (ja) | 1988-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2590071B2 (ja) | 情報処理装置 | |
EP0628952B1 (en) | Optical disk, and information recording/reproduction apparatus | |
US6373816B1 (en) | Optical disk fabricating method, optical disk, and optical disk apparatus | |
JPS6280865A (ja) | デイスク装置 | |
CA2002601C (en) | Disk-shaped recording medium for recording and/or reproducing data thereon | |
KR100221111B1 (ko) | 데이타 기록재생 방법과 그에 대한 장치 | |
JP2774793B2 (ja) | 情報記録再生方法 | |
JPH06295443A (ja) | 光記録媒体およびその記録再生装置 | |
JP2771974B2 (ja) | 情報記録媒体 | |
JP2746874B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP2746873B2 (ja) | 情報処理装置 | |
US20020051631A1 (en) | Read-only optical disk, optical-disk playback apparatus, and optical-disk playback method | |
JPH09190679A (ja) | 情報記録媒体 | |
JP2532906B2 (ja) | 情報記録媒体円盤の記録再生方法 | |
JP3551494B2 (ja) | データ記録方法及びその装置、データ再生方法及びその装置、データ記録再生方法並びに記録媒体 | |
JP2714373B2 (ja) | 情報処理装置 | |
TW303463B (ja) | ||
JP3908347B2 (ja) | 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 | |
CA2242161C (en) | Optical disk, and information recording/reproduction apparatus | |
JP2850478B2 (ja) | ディスク記録装置及びディスク再生装置 | |
JPH09185464A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2695188B2 (ja) | 記録型光情報記録媒体、光情報記録媒体記録装置、および原盤カッティング装置 | |
JP2007059059A (ja) | ディスク状記録媒体、データ生成方法および装置、並びに再生方法および装置 | |
JP4348873B2 (ja) | 光ディスク | |
JPH0773519A (ja) | 光磁気記録媒体及びこれを用いた光磁気記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |