JP2771877B2 - 面体アンテナ - Google Patents

面体アンテナ

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JP2771877B2
JP2771877B2 JP1341668A JP34166889A JP2771877B2 JP 2771877 B2 JP2771877 B2 JP 2771877B2 JP 1341668 A JP1341668 A JP 1341668A JP 34166889 A JP34166889 A JP 34166889A JP 2771877 B2 JP2771877 B2 JP 2771877B2
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JP
Japan
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antenna
roof
planar
planar antenna
present
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健也 近藤
洋一 笹沼
博司 畑野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この出願の発明は、面体アンテナに関するものであ
る。さらに詳しくは、この出願の発明は、建築物の屋根
部への取付けが容易で、屋根下地に埋込むことのできる
面体アンテナに関するものである。
(従来の技術) 従来より、テレビ電波の受信機材として、アンテナが
広く用いられてきている。このアンテナについては、受
信しようとする電波の特性、周囲の電波状態等に応じた
様々な構造を有するものが、これまでに製造されてきて
いる。
たとえば第14図に例示したようなアンテナ(ア)が知
られている。
このアンテナ(ア)は、VHF受信用のものであるが、U
HF受信用のアンテナにも共通しているように、一般的
に、アンテナ(ア)は、数本の金属パイプ(イ)を組合
わせており、所望の電波を選択的に受信できるようにし
ている。
このようなアンテナ(ア)は、通常、第15図に例示し
たように、住宅等の建築物(ウ)の屋根(エ)上に設置
・固定している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第14図に例示したような従来の屋外設
置用アンテナ(ア)を住宅等の建築物(ウ)の屋根
(エ)上に設置・固定するのは、必ずしも容易でないの
が実情であった。
すなわち、アンテナ(ア)が屋根(エ)から落下する
のを防止するためには、針金線(オ)などで補強する必
要があり、アンテナ(ア)の設置作業は面倒なものであ
った。特に、傾斜のきつい屋根(エ)の場合には、アン
テナ(ア)の設置が、極めて困難となり、屋根の傾斜角
度によっては、設置することができないこともあった。
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされ
たものであり、従来のアンテナ設置についての欠点を解
消し、建築物の屋根部への取付けが容易で、しかも屋根
の傾斜角度に影響されずに設置することのできる新しい
屋根下地埋込み用の面体アンテナを提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) この出願の発明は、上記の課題を解決するものとし
て、長尺シート状の屋根下葺材の表面または裏面、ある
いは表裏面、もしくは中間層にアンテナ素子が配設さ
れ、アンテナの屋根下地への埋め込みを可能とした面体
アンテナであって、隣り合う2つのアンテナ素子の向き
が互いに直交してパターン形成されていることを特徴と
する面体アンテナを提供する。
(作用) この出願の発明の面体アンテナにおいては、長尺シー
ト状の屋根下葺材にアンテナ素子が配設されている。こ
のため、面体アンテナは、屋根下地への埋込みが可能と
なっている。アンテナ設置作業は著しく簡便となり、屋
根施工と同時に、アンテナを設置することができる。屋
根の傾斜角度に影響されずに、確実にアンテナを設置す
ることができる。また、屋根下葺材に配設された隣り合
う2つのアンテナ素子の向きが互いに直交してパターン
形成されているため、異なる電波特性を有するテレビ電
波の受信を行うことができ、受信感度の向上も図ること
ができる。さらには、このようなアンテナ素子を建築物
に連続配備することで、よりシャープなテレビ画像を得
ることができる。
(実施例) 以下、図面に沿って実施例を示し、この発明の面体ア
ンテナについてさらに詳しく説明する。
第1図は、この発明の面体アンテナの一部を示した要
部平面図である。
第1図に例示したように、この発明の面体アンテナ
(1)においては、面体(2)に金属箔、合金箔等から
なるアンテナ素子(3)を配設している。
面体(2)は、後述するような長尺シート状の屋根下
葺材である。アンテナ素子(3)の回路構成は、この第
1図に示した例に限定されず、任意の回路構成が採用さ
れる。
屋内端子側のリード線は、この面体アンテナ(1)の
アンテナ素子(3)の適宜な部位に接続し、引出すこと
ができる。
第2図および第3図は、各々、第1図に例示した面体
アンテナ(1)の構造の一例を例示したA−AおよびB
−B断面図である。
この例においては、面体(2)の表面にアンテナ素子
(3)を貼着している。
第4図および第5図は、各々、第1図に例示した面体
アンテナ(1)の構造の別の例を例示したA−Aおよび
B−B断面図である。
この例においては、アンテナ素子(3)をラミネート
フィルム(4)で上面より被覆するとともに、面体
(2)に一体成形している。ラミネートフィルム(4)
の材質についても格別の制限はなく、樹脂、プラスティ
ック等の適宜なものを用いることができる。
ラミネートフィルム(4)を用いることにより、面体
アンテナ(1)の耐食性を向上させることができる。
第6図および第7図は、各々、第1図に例示した面体
アンテナ(1)の構造のまた別の例を例示したA−Aお
よびB−B断面図である。
この例においては、アンテナ素子(3)を上下からラ
ミネートフィルム(4)でコーティングしており、この
ラミネートフィルム(4)で面体を構成し、屋根下葺材
を構成している。
第8図および第9図は、各々、第1図に例示した面体
アンテナ(1)の構造のさらにまた別の例を例示したA
−AおよびB−B断面図である。
この例においては、アンテナ素子(3)を上下からラ
ミネートフィルム(4)でコーティングし、これを面体
(2)に貼着している。
第10図および第11図は、各々、この発明の面体アンテ
ナの一部を別の例として示した要部平面図および要部断
面図である。
この例においては、面体(2)の表裏面に、互いに直
交する向きのアンテナ素子(3)(3a)を配設してい
る。もちろん、同一方向のアンテナ素子や異種の回路構
成を有するアンテナ素子を設けることも可能である。こ
の場合にも、第2図〜第9図に例示した例と同様にし
て、アンテナ素子(3)(3a)を面体(2)の表裏面に
配設することができる。
異なる電波特性を有するテレビ電波の受信や受信感度
の向上などを図ることができる。
第12図は、この発明の面体アンテナの一実施例の全体
を示した斜視図である。
この第12図に例示したように、この発明の面体アンテ
ナでは、面体は、長尺シート状の、たとえば耐水性のア
スファルト含浸シート等からなる屋根下葺材(5)とし
ている。面体アンテナは、この屋根下葺材(5)にアン
テナ素子が第2図から第11図に例示されるような形態で
配設されており、且つ、隣り合う2つのアンテナ素子
(3)および(3a)の向きが互いに直交してパターン形
成されている。
面体として屋根下葺材(5)を採用することにより、
後述するように、アンテナ設置作業を簡便とし、また、
屋根下地への埋め込みが可能となる。
また、隣り合う2つのアンテナ素子の向きが互いに直
交してパターン形成されているので、異なる電波特性を
有するテレビ電波の受信を行うことができ、受信感度の
向上も図ることができる。さらには、このようにパター
ン形成されたアンテナ素子を建築物に連続配備すること
で、テレビの画像をよりシャープなものとすることがで
きる。
第13図は、この発明の面体アンテナの住宅等の建築物
の屋根部への設置例を示した一部切欠斜視図である。
このように、この発明の面体アンテナ(1)は、建築
物(6)の屋根部(7)の野地板(8)上に設置するこ
とができ、屋根下地に埋込むことができる。従来、必要
であったアンテナ固定用の補強部材は不要となり、しか
も屋根の傾斜角度に影響されずに、確実にアンテナを設
置することが可能となる。アンテナ設置作業は著しく簡
便となり、屋根施工と同時にアンテナを設置することも
できる。
もちろんこの発明は、以上の例によって限定されるも
のではない。面体アンテナの大きさおよび設置方法、ま
た面体の種類、アンテナ素子の材質および回路構成、さ
らにはラミネートフィルムの材質等の細部については様
々な態様が可能であることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上詳しく説明した通り、この発明によって、アンテ
ナを屋根下地に埋込むことができ、アンテナ設置作業が
著しく簡便となる。屋根の傾斜角度や積雪等に影響され
ずに、アンテナを設置することができる。また、異なる
電波特性を有するテレビ電波の受信を行うことができ、
受信感度の向上も図ることができる。さらには、よりシ
ャープなテレビ画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の面体アンテナの一部を示した要部
平面図である。 第2図および第3図は、各々、第1図に例示した面体ア
ンテナの構造の一例を例示したA−AおよびB−B断面
図である。 第4図および第5図は、各々、第1図に例示した面体ア
ンテナの構造の別の例を例示したA−AおよびB−B断
面図である。 第6図および第7図は、各々、第1図に例示した面体ア
ンテナの構造のまた別の例を例示したA−AおよびB−
B断面図である。 第8図および第9図は、各々、第1図に例示した面体ア
ンテナの構造のさらにまた別の例を例示したA−Aおよ
びB−B断面図である。 第10図および第11図は、各々、この発明の面体アンテナ
の一部を別の例として示した要部平面図および要部断面
図である。 第12図は、各々、この発明の面体アンテナの一実施例の
全体を示した斜視図および断面図である。 第13図は、この発明の面体アンテナの住宅等の建築物の
屋根部への設置例を示した一部切欠斜視図である。 第14図は、従来のアンテナを例示した斜視図である。第
15図は、従来のアンテナの設置例を示した斜視図であ
る。 1……面体アンテナ、2……面体、3,3a……アンテナ素
子 4……ラミネートフィルム、5……屋根下葺材、6……
建築物 7……屋根部、8……野地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−134512(JP,A) 特開 昭56−65502(JP,A) 特開 昭52−26724(JP,A) 実開 昭63−173905(JP,U) 実開 昭63−40011(JP,U) 実開 昭61−97219(JP,U) 実開 昭64−33811(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/12 - 1/22 H01Q 1/36 - 1/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺シート状の屋根下葺材の表面または裏
    面、あるいは表裏面、もしくは中間層にアンテナ素子が
    配設され、アンテナの屋根下地への埋め込みを可能とし
    た面体アンテナであって、隣り合う2つのアンテナ素子
    の向きが互いに直交してパターン形成されていることを
    特徴とする面体アンテナ。
JP1341668A 1989-12-27 1989-12-27 面体アンテナ Expired - Lifetime JP2771877B2 (ja)

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