JP2771560B2 - アンダーフロアー空調設備 - Google Patents

アンダーフロアー空調設備

Info

Publication number
JP2771560B2
JP2771560B2 JP63290618A JP29061888A JP2771560B2 JP 2771560 B2 JP2771560 B2 JP 2771560B2 JP 63290618 A JP63290618 A JP 63290618A JP 29061888 A JP29061888 A JP 29061888A JP 2771560 B2 JP2771560 B2 JP 2771560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pressure
outlet
floor
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63290618A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02136642A (ja
Inventor
佳明 長沢
久 半沢
雅則 似鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP63290618A priority Critical patent/JP2771560B2/ja
Publication of JPH02136642A publication Critical patent/JPH02136642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771560B2 publication Critical patent/JP2771560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二重床内の空気を室内に給気するアンダー
フロアー空調設備に関する。
〔従来の技術〕
近時、事務用のビル等では、床下に空間を形成し、こ
の空間に暖気あるいは冷気を供給し、これ等の暖気ある
いは冷気を床面に形成される吹出口から室内に噴出し、
室内の空調を行なうアンダーフロアー空調が行なわれて
いる。
このアンダーフロアー空調方式には、床面に設置した
空気吹出口にダクトを接続して給気する方式と、ダクト
を接続せず二重床内の空気を加圧し、床内と室内との静
圧差を利用して給気する方式がある。
この静圧差を利用した後者のアンダーフロアー空調方
式として第4図,第5図に示すものが知られている。
第4図は空調用吹出口101を示し、この空調用吹出口1
01は、室内に臨むスリット開口部102Aが放射状に形成さ
れた吹出部102と、吹出部102の下方に配置され吹出部10
2に連通する筒状部103とから構成されている。筒状部10
3の側面に全周に亘って多数のスリット状の空気流入口1
03Aが形成されている。
上述の如き構造の空調用吹出口101は、第5図に示す
ように、二重床の上面を構成するフロアパネル104に設
けられている。空調機105からの暖気または冷気は、二
重床内を流れ、室内の空気との静圧差により、空調用吹
出口101を介して室内に給気される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のアンダーフロアー空調方式では、空調用吹出口
101に送風ファンのような動力による駆動装置を設けな
い場合、二重床内と室内の静圧差を給気の駆動力として
利用しているものである。従って、各空調用吹出口101
から室内への給気量をそれぞれ等しく保とうとする場
合、二重床の静圧を極力均一にするように二重床内の空
気の流れをコントロールするための構築物を二重床内に
配置するとか、二重床の高さを相当大きくして空気の流
れの速度圧の影響を小さくするか、あるいは各空調用吹
出口101に圧力制御のためのダンパーを取り付ける必要
がある。
ところが、実際の建物にアンダーフロアー空調方式を
適用する場合、階高の節約や天井高の確保などの観点か
ら二重床の高さを低く抑える傾向にある。
この場合、二重床内の空調機105の送風口付近Pで
は、空気の流れが速いため動圧(速度圧)が大きく、静
圧は小さくなっている。一方、空調機105の送風口から
離れた場所Qでは、動圧は小さく静圧が大きくなってい
る。このように、二重床内の静圧は場所により大きく異
なり、それに伴い各空調用吹出口101の設置した個所に
より静圧差が相違するので各空調用吹出口101から室内
へ供給される給気量も不均一になる。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、その目的は各空調用吹出口から室内へ供給する給
気量を均一にし、バランスをとるアンダーフロアー空調
設備を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、本発明は、二重床内の空
気と室内の圧力差を利用して、二重床の上面を構成する
フロアパネルに設けた空調用吹出口を介して二重床内の
空気を室内に給気するアンダーフロアー空調設備におい
て、前気空調用吹出口を、室内に臨む開口部が形成され
た吹出部と、吹出部の下方に配置された吹出部に連通す
るとともに空気を取り入れる空気流入口を側面の一部に
設けた筒状部とから構成し、空気流入口は、二重床内の
空気の流れの向きに対して、流入する空気による全圧が
極力均一になるように向いているものである。
〔作 用〕
本発明においては、二重床内の空気は、空気流入口か
ら筒状部に流入し、吹出部の開口部から室内に流入す
る。
そして、二重床内では各空調用吹出口の設置個所での
空気の静圧が相違するのに比して、全圧(静圧と動圧の
和)の相違が比較的小さくなっており、空気流入口は、
二重床内の空気の流れの向きに対して、流入する空気に
よる全圧が極力均一になるように向いている。
従って、例えば二重床内の空気の動圧が大きく(速度
圧が大きい)静圧が小さい個所では、空気流入口は二重
床内の空気の動圧を受けるように向いており、空調用吹
出口内の空気の動圧は高く、静圧が低くなっている。
また、二重床内の空気の動圧が小さく(速度圧が小さ
い)静圧が大きい個所においても、空気流入口は空気の
流れの方向に向いており、空調用吹出口内の空気の動圧
は低く、静圧は高いが、両者を加えた全圧は他の個所と
大きく変わらないようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図は本実施例に係るアンダーフロアー空調設備の
要部を、第2図はアンダーフロアー空調設備の空調用吹
出口を、第3図は第1図,第2図に示す空調用吹出口の
二重床への配置状態を示している。
第1図,第2図において、符号1は二重床2の上面を
構成するフロアパネルを示している。
このフロアパネル1の下方には、床スラブ3が配置さ
れており、フロアパネル1と床スラブ3との間の空間が
チャンバーとされている。
フロアパネル1の形成される開口部1Aには、空調用吹
出口4の吹出部5が配置されている。この吹出部5は、
放射状に形成されたスリット開口5A,5Bと、内部がスリ
ット開口5A,5Bに連通し一定の角度で傾斜している吹出
部材6とを有している。
この吹出部5の下方には円筒状の筒状部7が配置され
ており、この筒状部7の上面は、吹出部5の吹出部材6
に連通されている。
筒状部7の側面の一部には、空気を取り入れるエルボ
型の空気流入口8が設けられ、その端面8Aは平面を構成
している。
第3図に示すように、上述の如き構造の空調用吹出口
4は二重床2の上面を構成するフロアパネル1に配置さ
れると共に、二重床2内には空調機9が設置されてい
る。空調機9から最も遠方の二重床2の区域10に位置す
る空調用吹出口4の空気流入口8(動圧が最も低い場
合)は、二重床2内の空気の流れの上流側に向いてい
る。二重床2の中央に位置する区域11に位置する空調用
吹田口4の空気流入口8も、二重床2内の空気の流れの
上流側に向いている。空調機9から最も近い二重床2の
区域12に位置する空調用吹出口4の空気流入口8(動圧
が最も高い場合)も同じく、二重床2内の空気の流れの
上流側に向いている。従って、この空気流入口8は、二
重床2内の空気の流れの向きに対して、流入する空気に
よる全圧(静圧と動圧の和)が極力均一になるように向
いている。
しかして、空調機9から送風される空気は二重床2内
を流れ、その空気は、空気流入口8から筒状部7に流入
し、吹出部5の開口部5A,5Bから室内に流入する。
そして、二重床2内では空気の静圧に比べて全圧(静
圧と動圧の和)のばらつきが比較的小さくなっており、
上述のように、空気流入口8は、二重床2内の空気の流
れの浮きに応じて、流入する空気による全圧が極力均一
になるように向いている。
従って、例えば二重床2内の空気の動圧が大きい(速
度圧が大きい)区域12では、空気流入口8は二重床2内
の空気の動圧を十分利用できるように流れの上流側を向
いており、その空調用吹出口4内の空気の動圧は高く、
静圧が低くなっている。
また、二重床2内の空気の動圧が小さい(速度圧が小
さい)区域10でも、空気流入口8は空気の流れの方向に
向いているが、空調用吹出口4内の空気の動圧は低く、
静圧が高くなっている。
従って、二重床2内では、空調機9から遠くなるに従
って空気の動圧が低くなるが、例えば動圧の大きな区域
12では大きな動圧を給気の駆動力として利用し、また動
圧の小さい区域10では静圧が高くなっていることから各
空調用吹出口4における全圧を略一定にし、従って、各
空調用吹出口4における二重床2内と室内との略一定な
全圧差を利用することができ、空調用吹出口4から室内
への給気量を一定にすることができる。
要するに、二重床2内では静圧に比べて全圧(静圧と
動圧の和)のばらつきが比較的小さいことに着目し、空
気の流れの持つ動圧と静圧とを合わせた全圧を給気の駆
動力として効果的に利用することにより各空調用吹出口
4から室内への給気量のバランスを取ることができる。
なお、本実施例においては、空気流入口8はエルボ型
に構成されているが、かかる形状に限定されることな
く、例えば、筒状部7に開口を設けただけでも良い。
また、本実施例においては、空調用吹出口4は第3図
に示すように6個所配置されているか、かかる配置に限
定されることなく、また、空調用吹出口4の数も6個に
限定されることはない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、空気流入口を、
二重床内の空気の流れの向きに対して、注入する空気に
よる全圧が極力均一になるように向ける一方、二重床内
では静圧に比べて全圧(静圧と動圧の和)のばらつきが
比較的小さいことに着目し、空気の流れの持つ動圧と静
圧とを合わせた全圧を給気の駆動力として効果的に利用
することにより、各空調用吹出口から室内への給気量の
バランスを取ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るアンダーフロアー空調設
備の要部断面図である。 第2図は同アンダーフロアー空調設備の空調用吹出口の
斜視図である。 第3図は本発明の実施例に係るアンダーフロアー空調設
備の平面全体図である。 第4図は従来におけるアンダーフロアー空調設備の空調
用吹出口の斜視図である。 第5図は従来におけるアンダーフロアー空調設備の平面
全体図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……フロアパネル 2……二重床 4……空調用吹出口 5……吹出部 7……筒状部 8……空気流入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/068 F24F 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二重床内の空気と室内の空気の圧力差を利
    用して、二重床の上面を構成するフロアパネルに設けた
    空調用吹出口を介して二重床内の空気を室内に給気する
    アンダーフロアー空調設備において、 前気空調用吹出口を、室内に臨む開口部が形成された吹
    出部と、吹出部の下方に配置され吹出部に連通するとと
    もに空気を取り入れる空気流入口を側面の一部に設けた
    筒状部とから構成し、空気流入口は、二重床内の空気の
    流れの向きに対して、流入する空気による全圧が極力均
    一になるように向いていることを特徴とするアンダーフ
    ロアー空調設備。
JP63290618A 1988-11-17 1988-11-17 アンダーフロアー空調設備 Expired - Fee Related JP2771560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63290618A JP2771560B2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 アンダーフロアー空調設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63290618A JP2771560B2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 アンダーフロアー空調設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02136642A JPH02136642A (ja) 1990-05-25
JP2771560B2 true JP2771560B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=17758324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63290618A Expired - Fee Related JP2771560B2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 アンダーフロアー空調設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2771560B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2846715B2 (ja) * 1990-07-23 1999-01-13 株式会社竹中工務店 アンダーフロアー空調用吹出装置
CA2369490C (en) * 2002-01-25 2007-05-22 Leon Prevost Vent termination receptacle with damper

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160249U (ja) * 1988-04-26 1989-11-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02136642A (ja) 1990-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4531454A (en) Air conditioning system
US3927827A (en) Method for controlling the ventilation of an air-conditioning system
US4077310A (en) Air conditioning terminal assembly
US3967780A (en) Air conditioning system
JP2771560B2 (ja) アンダーフロアー空調設備
US3744556A (en) Air distribution system
JP3040296B2 (ja) 空調用吹出し装置
JP2846715B2 (ja) アンダーフロアー空調用吹出装置
JP2846718B2 (ja) アンダーフロアー空調システム
JPH038910Y2 (ja)
JP3006684B2 (ja) 外気吹出ユニット付き空気調和機
JP2653628B2 (ja) 構造物の制振装置
JP3209311B2 (ja) 空調システム
JP3265905B2 (ja) 空調設備
JPS62127447U (ja)
JPH0719525A (ja) 床下吹出し空調装置
JP2984732B2 (ja) 空調用床吹出口における風量調節装置
JPH06213477A (ja) 空調システム
JPS6015048Y2 (ja) 室内空気調和用配風装置
JP4429678B2 (ja) 空気調和システム
JPH0849878A (ja) ビル空調システム
JPS6231795Y2 (ja)
JPH04208353A (ja) 温度調節機能付き空調エアー吹出しユニット
US3657901A (en) Air conditioning system
JP3240429B2 (ja) 空調設備

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees