JP2770943B2 - 発水性で通気性である不織布地の発水性を改良する方法 - Google Patents

発水性で通気性である不織布地の発水性を改良する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改善された発水性を有する発水性、呼吸性の
不織布地に関するものである。この布地は、機械方向に
コルゲート加工され、交絡したセルローズ繊維と粗に交
絡した高分子繊維よりなり、コルゲート加工した面は主
として交絡したセルローズ繊維よりなり、コルゲート加
工した面の上に更に微細繊維をコーテイングしてある。
本発明はまたコーテイングした布地の製造方法に関す
る。この布地は特に手術着およびドレープに使用するの
に適している。 従来多くの布地が使い捨ての手術着、手術用ドレー
プ、及び医療用機材の包み布に用いられてきた。発水性
てそれ自体が殺菌性であるこれら布地が汚染に対する防
壁として殺菌状態を保持するのに用いられており、手術
着に用いる布地の場合には、着心地が良いためにはその
布地は呼吸性であり、かつ十分ドレープ性を有すること
が重要である。米国特許第4501792号は、ドレープ性及
び摩擦性が改善された呼吸性、発水性である柔らかい布
地を開示している。この布地はセルローズ繊維と高分子
繊維とよりなり、そして基本的には不連続な交絡したセ
ルローズ繊維の列と、それと交互に配列された、基本的
には不連続な軽く交絡した高分子繊維の列よりなり、そ
の列は機械方向に延びている。そしてこの布地は主とし
て交絡したセルローズ繊維よりなる面と、主として交絡
した高分子繊維よりなる面とを有し、少なくともセルロ
ーズ繊維は発水処理されている。米国特許第4501792号
に開示されたガウンの発水性は、ふつ素化合物のような
適当な発水剤で布地を処理することによつて達成され
る。ふつ素分子は布地のパルプ層と相互作用を有し、付
与したあとで高温でキユアリングすることによつてふつ
素化合物の「テール」がパルプ繊維から離れて並び、水
性液体にたいして表面エネルギーの低いバリヤーを形成
する。しかしながら、基布の多孔性が高度な発水性を達
成するための主要な因子である。基布の多孔性が大きい
程、発水性は減少する(仮に非常に優れたふつ素化合物
で処理しても同様である)。米国特許第4501792号の布
地は交絡したポリマーのコアよりなり、好ましくは、約
40重量%のポリエステルと約60重量%の、ポリエステル
コアに交絡したパルプテイシユー層よりなる。米国特許
第4501792号に開示されている布地のパルプ上層は個々
のパルプ繊維よりなり、相互に絡んで主として水素結合
によつて相互に結合し形態を保持できるような細かさの
ものである。この布地が製造される交絡工程では、布地
にパルプの少ない部分や微細な細孔を生ずる欠点があ
る。パルプ層が密で均一な部分よりも、このような欠陥
部分において水性液体が布地をより容易に通過する。従
つて、米国特許第4501792号の布地は、高度に多孔性で
はあるが発水性の程度は比較的低い。本発明により、発
水性を改善する方法が提供される。 防衛公告第17060号は、合成繊維ウエツブを紙シート
と機械的な交絡方法、流体による交絡及び/あるいは接
着することによつて一体化して二面ラミネート布地を形
成する方法を開示している。「Fabric 450 TM」という
商品名で販売されているDuPontの布地は、交互に配列し
た木材パルプと高分子繊維の列を有し、その片面上に木
材パルプの薄い層を有する高分子繊維と木材パルプ繊維
とが交絡したものである。本発明のコーテイング工程は
その発水性を改善するために用いることができる。 本発明は、希薄な濃度のパルプ/水スラリーを用いて
布地の表面上に第二のパルプ層を堆積することによつ
て、不織布の基布の多孔性を減少させて発水性を向上さ
せる方法を記載している。布地のパルプ面上に堆積した
第二のパルプ層は、交絡工程において発生したパルプが
少ない部分にある細孔をふさぐ役割を果たす。二層のパ
ルプ層を有する布地の発水性によつて、同様な未処理の
布地と比較して静水頭、落下試験、衝撃スプレーなどの
評価が改善される。 多くのパルプ層を互いに重ね合わせてパルプシートを
製造する技術は、従来から製紙工業に存在していたが、
交絡した不織布の表面上にパルプの第二層あるいは多く
の層を形成するという概念は従来技術には開示されてい
ない。 紙パルプが、最終的に材料の永久的な構成要素の一部
分を構成したり、実質的に一体化するような方法で、湿
式紙パルプの薄い層やコーテイング層を種々の布地の表
面上や内部に堆積させることによつて、パルプでコーテ
イングした布地を製造する方法は、多くの特許によつて
開示されている。その一例として米国特許第1854414号
を挙げることができる。同様な主題に関するその他の特
許としては、米国特許第3661700号、米国特許第2913365
号、米国特許第1782785号などを挙げることができる。
しかしながら、これらの特許はどれも、布地の上にパル
プ層が堆積される前に、始めに布地を横方向に伸長させ
る方法を開示していない。この工程は、目立たないが本
発明に必須の特徴である。この初期の横伸長工程によつ
て当業者によつて容易に推測されるように、布地の細孔
が拡大され、布地の内部結合は実質的に減少する。しか
しながら、本発明によれば、同様にコーテイングした横
伸長しない布地と比較して、横伸長してできあがつた布
地の内部結合力が、非常に驚くべきほどに向上されるこ
とが明らかとなつた。 本発明は、改善された発水性を有する発水性呼吸性の
不織布地を提供するものである。布地の表面は機械方向
にコルゲート加工されており、交絡したセルローズ繊維
と軽く交絡した高分子繊維よりなり、コルゲート表面は
主として交絡したセルローズ繊維よりなつている。布地
はそのコルゲート表面を微細繊維で覆われており、TAPP
I Test No.J506SU68によつて測定された内部結合力は少
なくとも5Kg/平方インチである。 本発明は、また、コーテイングされた布地を製造する
方法に関する。この方法は、布地に横張力を連続的に加
えることによつて、その横伸長していない状態における
幅の5%〜約80%に相当する幅だけ布地を伸長し、始め
に、発水剤を含有している液体で、乾燥布地重量にたい
して0〜500%のピツクアツプとなるように布地を処理
する。その後、微細繊維の水性スラリーを連続的に布地
のコルゲート表面上に堆積させるが、この微細繊維の少
なくとも70重量%は74ミクロンの対角線開口を有する20
0メツシユスクリーンを通過するものであり、スラリー
中の繊維の濃度は全スラリーの重量にたいして0.005〜1
0%であり、この工程によつて微細繊維のコーテイング
が布地表面上及び布地内部に形成され、処理された布地
の全重量にたいして、このコーテイングの重量は0.5%
〜10%であり、所望により発水剤液体を水性スラリー中
に添加して、コーテイングに発水剤を付与することもで
きる。この後、コーテイングされた布地が、好ましくは
まだ横方向に引き伸ばされている間に、コーテイングさ
れた布地から水の一部分を除去する。その後、横張力を
解放し、コーテイングされた布地を乾燥し、付与された
発水剤をキユアリングする。 できあがつた布地は次のような性質を有する。 AATCC試験No.127−1974によつて測定した静水頭は少
なくとも30cmである。 TAPPI試験No.J506SU68によつて測定した内部結合力は
少なくとも5Kg/平方インチである。 TAPPI試験No.T498に従つて測定した風合は50gより小
さい。 スプレーインパクトは1gより小である。 ここで、スプレーインパクトとは後述する耐水性の試
験である衝撃浸透試験(AATCC試験方法42−1980)にお
いて測定された浸透した水の量である。 このようにしてできた布地は、未処理布地と比較して
優れた発水性を有している。このようにしてできた布地
はまた、柔らかさ、ドレープ性、高い耐摩擦性、機械方
向の引張り強力(米国特許第450179号に開示された先行
技術のドレープと同様な)など総ての性質を保持してい
る。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 本発明による好ましいガウン用布地は、米国特許第45
01792号の第2図に示されているものであり、この特許
は引用文献としてここに引用する。この布地は、交互に
配列された交絡したセルローズ繊維の不連続な列と、軽
く交絡した高分子繊維の不連続な列よりなり、この列は
機械方向に延びており、布地は主として交絡したセルロ
ーズ繊維よりなる面と、主として交絡した高分子繊維よ
りなる他の面とを有している。 ここで参考のために示す標準的な布地は、交絡したポ
リエステルのコアよりなり、パルプテイツシユ層がこの
ポリエステルコアに交絡している。上面のパルプ層は、
互いに交差して主として水素結合によつて相互にその形
態を保持している個々の繊維および微粒子からなるもの
である。交絡工程において、標準布地には、細孔だけで
なく、パルプが少ない部分を生ずる。水性液体は、した
がつて、パルプ層が密で均一な部分におけるよりも欠陥
部分において容易に浸透する。第3図は標準布地の表面
の写真であり、個々のパルプ繊維を示しており、パルプ
テイツシユ層に細かく分散している。第4図は本発明に
したがつて処理した後の標準布地を示している。処理し
た布地は二層のパルプ層からなり、より密で均一な表面
構造を有している。第二のパルプ層が数多くの細孔とパ
ルプの少ない部分を埋めていることは注目すべきことで
ある。 標準布地(標準EFP布地という名前で良く知られてい
る)は、好ましくは第1図に示した装置を用いて処理さ
れる。本発明の好ましい工程によると、標準ガウン用布
地即ちEFPは、最初に第1図に示した繰出しスタンド10
から繰出す。この布地にパツデイング装置11で発水剤を
含浸させる。好適な発水剤の例を挙げれば、ワツクスエ
マルジヨン、ポリウレタンエマルジヨン、シリコン、ふ
つ素化合物などが挙げられ、ふつ素化合物は特に好まし
い発水剤である。本発明に用いることのできる好適な発
水剤の例としては、American Cyanamidが販売しているA
erotex 96B(これはポリウレタンエマルジヨンよりな
る)、Ciba−Geigyが販売しているPhobotex(ワツクス
エマルジヨン)、Minnesota Mining and Manufacrturin
gが販売しているFC−826(ふつ素化合物)、及びICIが
販売しているMilease F−14,Milease F−31X(ふつ素化
合物)などを挙げることができる。 以下にその他の好適な発水剤と2例の処方のリストを
示す。 本発明の未処理布地に好適な、Saharaという名で知られ
た発水仕上げ剤の例 1.1重量部のFC−842に4重量部のAstropelを加え、pHを
5〜6に調整し、水の重量にたいして乾燥固形分が2%
になるように溶液に混合する。 2.1重量部の3M FC−831に3重量部のHyad HFWを加え、p
Hを5〜6になるように調整し、水の重量にたいして固
形分が2%になるように溶液を調整する。 布地の発水性を改善する上記発水仕上げ剤は、未処理
布地の重量にたいして0.05〜25%の範囲で付与するが、
好ましい範囲は処理した布地の重量にたいして約0.2〜
0.25重量%である。 発水剤を横伸長工程に先立つて付与するのが最も好ま
しい方法であるが、しかしそれは必ずしも重要ではな
い。その理由は、発水剤は潤滑作用を有するため、この
ような発水剤処理の後では布地は横伸長しやすくなるか
らである。 発水剤を付与した後、EFP布地は横伸長フレーム12に
送られ、横方向に伸長しない状態における幅の5%〜約
80%に相当する分だけ横伸長する(しかし好ましい横伸
長は約40%である)。初期の横伸長工程の利点の一つ
は、コーテイングを布地に施した後で布地は収縮するた
め、平滑でない表面を生ずることにある。この結果、得
られる布地の摩擦的性質は高くなり、それによつて医療
用機材の包み布としての特性が改善され、包み布は容易
にはずれたりせず、また包まれたものは容易には裸の状
態にならない。更に、外科用ドレープとして用いた時
に、摩擦的性質が高いために、ドレープは最初に置かれ
た場所から容易には動かず、ドレープに接している外科
用器具などを、すべることなくしつかりと保持する。 次に、横伸長された布地は二番目のヘツドボツクス
(Fourdrinierシステム)14に送られ、ここで布地は微
細繊維の水性スラリーでコーテイングされる。この微細
繊維の少なくとも79重量%は200メツシユのスクリーン
を通過するものであり、スラリー中の繊維の濃度は全ス
ラリーの重量にたいして0.05〜10%の範囲内にある。微
細繊維のコーテイングがこのようにして布地の上及び中
に形成され、処理した布地の全重量にたいしてコーテイ
ングの重量は約0.5%〜10%である。スラリーは好まし
くは酢酸セルローズと広葉樹パルプの混合物よりなるも
のである。このスラリーには、始めにパツデイング装置
11で布地に付与されたのと同じコーテイングの重量当た
り重量%の発水剤を、繊維コーテイング上に最終的に付
与するように、十分な量の発水剤をスラリーに添加す
る。微細繊維を布地上に堆積する好ましい方法は、スラ
リーおよびFourdrinierヘツドボツクスを用いる方法で
あるが、繊維を布地上にスプレー、堰、計量流体アプリ
ケーター、あるいは静電粉体アプリケーターなどの手段
によつて適当に堆積させてもよい。 スラリーの非水性部分は好ましくは、(i)長さが70
〜100ミクロンで直径が25〜35ミクロンの精製したパル
プよりなる充填剤、(ii)長さが50〜70ミクロンで平均
直径が1〜5ミクロンのミクロフイブリル化繊維よりな
るネツトワーク剤、(iii)接着剤(好ましくはポリア
ミド)、及び(iv)発水剤よりなるものであり、充填剤
のネツトワーク剤との比は90:10〜10:90の範囲である。
好ましい充填剤、ネツトワーク剤、接着剤の重量費は3:
1:1である。 本発明プロセスの好ましい方法によれば、処理された
布地は、それがまだ横伸長状態にある間にFourdrinier
システム中で脱水される。このような方法においては、
水は布地中の細孔を容易に通過することができる。処理
の後で布地を好ましくは約1.0%〜10%の範囲で収縮さ
せる。この操作によつて殺菌環境で使用する発水性呼吸
性ドレープ及びガウンを作るのに特に有用な、しわがよ
つた非平面的な表面が形成される。 好ましくは、布地を固形分が40〜50%の状態で幅出し
フレーム12から出てくるように、バツテイング装置11に
十分な量の水を加える。Fourdrinierシステムを備えた
コーテイング装置15におけるコーテイング工程の後で、
コーテイングされた布地はエア・サクシヨンによつてそ
の固形分を約30%のレベルに落とし、ついでテンター乾
燥機17に送り込み、ここで布地を調節下に蒸発乾燥して
100%固形分0%水分の状態にする(幅出しして)。次
に布地はカレンダーニツプ18を通過し、巻取り装置19に
巻取られる。上記に説明した好ましい方法により製造さ
れた処理布地は手術着用布地として好適である。この布
地は30cmの静水頭よりも大きな発水性を有している。こ
の布地はパルプ側においてアルコール、油、表面活性剤
の水滴などを15分あるいはそれ以上の時間、はじく能力
を有している。この布地は4インチ(約10cm)グラブで
機械方向に25〜30ポンド(11.25〜13.5Kg)の強さを有
しており、また同じ4インチ(約10cm)のグラブで横方
向に16〜22ポンド(7.2〜9.9Kg)の強さを有している。
破裂強さは45〜53ポンド(20.25〜23.85Kg)である。こ
の布地のドレープ特性は、Thwing−Albert handle−O
−Meterで測定すると、機械方向で27〜40グラムであ
る。 第1図の装置を用いた上記プロセスの変更は下記のよ
うに行うことができる。 標準EFP布地を繰出し装置10から繰出す。つぎに布地
に、バツデイング装置11で水だけを含浸させる。この後
布地を、好ましくは横方向に約25%だけ横伸長機12で引
つ張る。引つ張られた布地を次の第二のヘツドボツクス
コーテイング装置15に送り込み、ここでヘツドボツクス
14から布地上にスラリーを流し酢酸セルローズと広葉樹
パルプのコーテイングを堆積させる。この方法において
は、スラリー中には十分な量の発水剤を添加し、所望の
発水剤付着量を確保し、布地とコーテイング両方に所望
量の発水剤が付与されるようにする。布地は初め40〜50
%固形分の状態でコーテイング装置15に供給され、約30
%固形分の状態でコーテイング装置15から送り出され
る。この後布地はテンター乾燥機17中で乾燥され、カレ
ンダーニツプ18を通過して巻取装置19に巻取られる。 本発明のプロセスの変更した方法を更に第2図を参照
しながら以下に説明する。 EFP布地30を繰出装置10から繰出し、水あるいは表面
活性剤を満たした含浸浴に布地を通し、水あるいは表面
活性剤を含浸させる。 布地30を横伸長装置12でその幅の約25%横方向に引つ
張る。その後、引つ張つた布地をコーテイング装置15に
送り、好ましくは酢酸セルローズと広葉樹パルプのコー
テイング材でコーテイングする。この場所ヘツドボツク
ス14から流出するスラリーには発水剤を添加しない。
(ただし本発明のプロセスの更に変更された方法によれ
ば、発水剤を実際所望により、後述するようにパツデイ
ング装置20だけでなく、ヘツドボツクス14から流出する
スラリーにも添加する)。既に説明したプロセスの場所
と同様に、布地30はコーテイング装置15には固形分が40
〜50%で送り込まれ、固形分約30%でコーテイング装置
15から送り出される。この後、コーテイングされた布地
は、横方向の張力を調節しながら、シリンダー乾燥機あ
るいはテンター乾燥機17で乾燥される。 乾燥された布地を、所望量の発水仕上げ剤を仕込んで
あるパツデイング装置20に通す。布地30を再度テンター
乾燥機で乾燥し、その後カレンダーニツプ18でニツプす
る。この含浸とニツプによつて、仕上げ剤のピツクアツ
プは約20g/平方ヤード(24g/m2)となるが、一般には6
〜100g/平方ヤード(7〜112g/m2)の範囲である。最後
に、処理された布地は巻取装置19で巻取られる。この布
地の性質は既に説明した他の方法で製造した布地の性質
と同じである。 本発明による微細繊維のコーテイングには酢酸セルロ
ーズと「Solka Floc」という商品名で知られる広葉樹パ
ルプとの混合物を用いるのが好ましい。50/50のこれら
の混合物が最も好適であることが分かつている。それ以
上のSolka Flocをコーテイングに用い混合比を大きくす
ると、コーテイングの接着性が減少する。このコーテイ
ングは、指定された色彩からのずれを殆んど起こすこと
なく、容易に乾燥することができる。更に試験した結
果、コーテイングの重量が増加すると静水頭が大きくな
ることが明らかとなつた。コーテイングの重量が50グレ
イン/平方ヤード(3.88g/m2)のレベルにおいて静水頭
は49cmである。しかしながら約50グレイン/平方ヤード
(3.88g/m2)のコーテイング重量レベルよりも大きくな
ると、コーテイングのベース布地からの剥離が始まる。
本発明に使用できる他の好適な微細繊維としては次に挙
げるようなものがある。 1.ミクロフイブリル化酢酸セルローズ 2.ミクロフイブリル化セルローズ 3.交絡繊維(EF)プロセスの排気流から取り出したミク
ロフイブリル化セルローズ 4.非常によく精製した広葉樹セルローズ 5.Solka Floc(非常によく精製した広葉樹および針葉樹
パルプ) 6.Cellufloc(非常によく精製した広葉樹および針葉樹
パルプの商品名)、特に好ましくはCellufloc P.B−55
(商品名) 7.Acetobacter xylinum(単細胞生物によつて作られた
ミクロフイブリル化繊維) 有機及び無機充填剤 有機 Eastobond(ポリエチレンのミクロペレツト) カルボキシメチルセルローズ 澱粉、その他 無機 TiO2 CaCO3 塩、その他 コーテイングの重量は5〜100グレイン/平方ヤード
(0.388〜7.76g/m2)の範囲であり、コーテイング重量
が増大すると静水頭測定値は大きくなる。しかし、コー
テイング重量を大きくすると、僅少な応力が負荷された
だけでもベース布地からの剥離が発生する。コーテイン
グ中のパルプとパルプでない材料との比率は広い範囲で
変えてもよいが、この選択は、所望の布地の特性によつ
て決めればよい。 以下にここで行つた標準試験方法の詳細を説明する。 耐水性:衝撃浸透試験(AATCC試験方法42−1980) この試験方法は耐水性あるいは発水処理性能を測定す
るために一般的に布地に適用可能な方法である。この方
法においては衝撃による水の布地への浸透に対する抵抗
を測定する。この試験によつて得た結果は布地やヤーン
の発水性や布地の構造に依存する。この試験方法によれ
ば、水を2フイート(60cm)の高さから、裏側に秤量し
た吸収材を当て、ぴんと張つた試験試料に向けてスプレ
ーする。吸収材を再度秤量して浸透した水の量を測定
し、それによつてその試料の等級を決める。 発水性:スプレー試験 この試験方法では水を調節した条件下で、ぴんと張つ
た試験試料の表面にスプレーし、濡れた部分を生じさせ
る。この操作によつて生じた濡れた部分の大きさは布地
の発水性に相対的に依存する。濡れたパターンを標準チ
ヤートの図と比較して評価を行う。 静水頭試験 AATCC 試験No.127−1974 この試験方法では、試料の裏側から水が漏れでてくる
のを観察しながら試料に与える水圧を徐々に増やす。 不織布の摩擦抵抗 ASTM 試験D−3886 この試験方法では圧力と摩擦作用を調節した条件下で
回転摩擦によつてサンプルを摩擦する。一方の摩擦ホイ
ールは試料を外側に縁の方に向かつて摩擦し、他のホイ
ールは内側に中央に向かつて摩擦する。所定の回数回転
させた後、結果と破損状態を記録する。 グラブ引つ張り強さ ASTM 試験D−1682 この試験方法は不織布の湿潤、乾燥引つ張り強力を測
定するのに適用される。この試験では布地が破断するま
で一定速度でインストロンのつまみを動かして試料を引
つ張る。破断を起こさせるのに要した力を測定する。 繊維構造体の風合(柔軟性)ASTM試験D−1388 この方法は織布及び不織布両者の柔軟性や風合を測定
する場所に適用される。この方法を行うには、布地を曲
げた時に生ずる曲げ抵抗を測定するHandel−O−Meter
を使用する。 不織布のMullen破裂試験:ASTM試験D−3786 サンプルの円形の部分にゴムのダイヤフラムを介して
圧力をかけ、その圧力を、調節された速度で徐々に上げ
ていき、材料を破壊し、材料を破壊するのに要する圧力
をボンド/平方インチで表示する。 使い捨て布地の液体保持発水性試験(ドロツプテスト) この方法は不織布の発水性の測定に適用することがで
きる。低表面張力の試験液の液滴を試験する布地の表面
にたらす。この液体の浸透を防ぐ布地の性能を標準見本
と比較して評価する。 内部結合力値試験:TAPPI試験T506 SU68 この試験は三次元的な交絡の程度の尺度を求めるため
に用いられる。布地の面にかなりの角度をなして、交絡
した繊維の部分を通過している繊維が、試験の時の剥離
に抵抗する能力を測定するのがこの試験方法である、と
されている。 本発明によるコーテイングされた布地の製造の実施例
を以下に説明する。この実施例は本発明を制限するもの
ではなく、この実施例の拡大や変更は、本発明の精神と
範囲から逸脱することなく、可能であることが実施例か
ら明らかとなる。 以下に下記実施例を実施するための好適な加工装置の
リストを示した。 1.Eganスピンドル繰出しスタンド 2.Kuster含浸ニツプパツデイング含浸装置 3.Hofstetterテンター(仕様:100〜180インチ(254〜45
7cm)、長さ20m以上) 4.Sandy Hill第二ヘツドボツクス 5.Sandy Hill fourdrinier table(仕様:吸引ボツク
ス、ブレストロール、サクシヨンなしのクーチロール、
案内システム) 6.Hofstetter乾燥機およびテンター 7.Egan二本ロールサーフエス巻取り装置 8.原料調整工程には次のような装置を用いる。 a)Beloit JonesのBaracudaパルパー、b)Sprout Wal
dronのダブルデイスク36インチ(91.44cm)リフアイナ
ー、c)Beloit Jonesのマシンチエスト−攪はん、d)
Peerlessのストツクポンプ、e)Peerlessのフアンポン
プ、f)Beloit Jonesの白水サイロ、g)Hoffmanある
いはNashのドライシール真空ポンプ、h)Beloit Jones
の白水タンク、i)Albany Engineeringのマイクロスト
レインを有するベルトシヤワーシステム。 実施例 米国特許第4501792号に説明されているタイプの、ロ
ールに巻かれた布地を繰出装置から繰出す。この布地
は、交互に配列した交絡した木材パルプ繊維の不連続な
列と、軽く交絡したポリエステル繊維の不連続な列とか
らなり、この列は機械方向に延びている。この布地は主
として交絡した木材パルプ繊維よりなる片面と、主とし
て交絡したポリエステル繊維よりなる他の面を有してい
る。布地の目付けは2.06オンス/平方ヤード(68g/m2
である。この布地は40重量%の交絡したポリエステルの
コアとこのポリエステルコアに交絡した60重量%のパル
プテイシユー層からなつている。布地を製造するのに交
絡工程を用いるが、この工程によつて布地にはパルプの
少ない部分や細孔を生じる傾向がある。 布地にパツデイング装置でフルオロカーボン発水剤の
水性懸濁液を含浸させる。水中のフルオロカーボン懸濁
液の量は懸濁液の重量にたいして約2%であり、布地に
付与される発水剤の量は布地の重量にたいして約2%で
ある。布地は同時に100%ピツクアツプにニツプされ
る。その後布地を横伸長フレームで横幅が約29%増加す
るように横伸長する。このようにして横伸長した布地の
目付けは約1.6オンス/平方ヤード(53g/m2)である。 この後、横伸長した材料を第二ヘツドボツクスを有す
るFourdrinierコーテイング装置に送る。布地は酢酸セ
ルローズと広葉樹パルプでコーテイングされる。このパ
ルプスラリーは75/25の広葉樹パルプと酢酸セルローズ
混合物よりなる。この混合物は平均繊維長さが約70ミク
ロンになるように調整してある。広葉樹パルプ部分の繊
維直径は約25ミクロンであり、酢酸セルローズの繊維直
径は約1ミクロンである。ここで用いられたスラリー
は、スラリーの重量にたいして2重量%のフルオロカー
ボン発水剤を含有しており、布地に付与される発水剤の
総量が約0.07オンス/平方ヤードになるようにする。ヘ
ツドボツクスでコーテイングした後、コーテイングされ
た布地をサクシヨンボツクスで30%固形分まで脱水す
る。この後コーテイングされた布地をテンター乾燥機に
送り蒸発乾燥する。このテンター乾燥機中で布地は固形
分100%、水分0%まで乾燥される。乾燥した後、布地
を柔軟にするためにブレーカーバー上を通し、次にキユ
アリングし完全に仕上げた状態で巻取装置に巻取る。 仕上げられた布地は下記のような性質のものであつ
た。 AATCC試験No.127−1974に従つて測定した静水頭は、
少なくとも30cm; TAPPI試験No.J506SU68に従つて測定した内部結合力
は、少なくとも5Kg/平方インチ(775g/cm2); TAPPI試験No.T498に従つて測定した風合は50gよりも
小さい; スプレーインパクトは1gより小さい。 仕上げた布地はパルプ側において、アルコール、油、
表面活性剤の液滴をはじいた状態で15分以上保持した。
4インチグラブで測定した機械方向の引つ張り強さは25
〜30ポンド(11.25〜13.5Kg)であり、同じ4インチグ
ラブで測定した横方向の引つ張り強さは16〜22ポンド
(7.2〜9.9Kg)であり、破裂強さは45〜53ポンド(20.2
5〜23.5Kg)である。この布地の風合を、Thwing−Alber
t Handle−O−Meterを用いて測定した結果、機械方向
に27〜40gであつた。 上記実施例に従つて初期に基布を横伸長して製造し
た、処理した布地と、工程中に横伸長せずにその他は同
様に処理した基布とを比較した。横伸長した基布の内部
結合力は5.8Kg/平方インチ(899g/m2)であるが、横伸
長しない基布の内部結合力は5.2Kg/平方インチ(806g/m
2)であつた。上に指摘したように、初期の横方向の伸
長工程によつて布地の細孔が拡大されるので、同様にコ
ーテイングされた比較対照の横伸長しない布地に比べ
て、この横伸長した布地の内部接着性は小さいものとな
ると当業者は予測するであろうが、実際はむしろ逆であ
り、この事実は驚くべきことである。 基布の横伸長をした場所としない場所について、その
他の試験を行つて比較したところ、横伸長しない材料の
発水性測定値及び機械方向の引つ張り強さは、横伸長し
たものよりも大きいことが明らかとなつた。しかし、横
伸長しない材料は基布、コーテイング共にその目付けが
かなり大きいので、この結果は当然予測されたものであ
り、目付け当たりに換算すると、横伸長したもののほう
が良い。 本発明の処理した布地(Saharaとして知られている)
の構成の詳細を、Saharaで処理していないが同様な、そ
れと対応する布地と比較して以下に示す。 Saharaの性能特性と標準ガウン性能特性との比較を以
下に示す。 第二表に示した上記試験は、静的シートモードで行つ
た。内部結合力は、上記において説明したように、静的
試験では5.8Kg/平方インチ(899g/cm2)である(横伸長
した材料について)。この値は、実施例にしたがつて製
造された横伸長された材料の、連続サンプルについての
動的試験によつて得た内部結合力の値、5Kg/平方インチ
(775g/cm2)とあまり違わない。しかし、連続サンプル
についての動的試験では、コーテイングの内部接着は、
横伸長した材料よりも横伸長しない材料の方が小さい。
更に横伸長しない材料の排水速度は遅く、横伸長しない
材料のポアサイズは小さいので排水は妨げられ、コーテ
イング繊維の縦方向の浸透が遅く、したがつて低摩擦に
おいて剥離を生じてしまう。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の好ましいプロセスを実施するために好
適な装置の図式的な側面図である。 第2図は本発明の好ましいプロセスを実施するために好
適な、更に変更した装置の図式的な側面図である。 第3図は米国特許第4501792号による先行技術布地のパ
ルプ層表面における繊維の形状を示す200倍の拡大写真
である。 第4図は本発明によつて布地の表面をコーテイングした
後における、第3図に示したものと同様の表面における
繊維の形状を示す200倍の拡大写真である。 10…繰出装置、11…パツデイング装置、12…横伸長機、
14…ヘツドボツクス、15…コーテイング装置、17…テイ
ンター乾燥機、18…カレンダーニツプ、19…巻取装置。
フロントページの続き (72)発明者 ロリー・ホームズ アメリカ合衆国、08540 ニユージヤー ジイ州、プリンストン、アール・デイ ー・ナンバー4、テイラー ロード 20 (72)発明者 ハーバート・エル・ウイテイカー・ジユ ニア アメリカ合衆国、ニユージヤージイ州、 テユークスバリー、ハンターズ グレ ン、ハンター サークル 30 (72)発明者 ローレン・ジヤクソン アメリカ合衆国、92672 カリフオルニ ア州、サン クレメンテ、ビスタ バリ ンダ ドライブ 629 (56)参考文献 特開 昭59−94659(JP,A) 特開 昭59−144647(JP,A) 英国特許458336(GB,B) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21H 11/00 - 27/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.布地の片面が機械方向にコルゲート加工され、交絡
    したセルローズ繊維と交絡した高分子繊維よりなり、上
    記表面は主として交絡したセルローズ繊維よりなる、発
    水性で通気性である不織布地の発水性を改良する方法で
    あって、 (a)上記布地に横伸長しない状態におけるその幅の5
    %から80%だけ横伸長するように横張力を継続的に与え
    る工程、 (b)微細繊維の水性スラリーを上記布地の上記コルゲ
    ート表面に継続的に注ぐ工程、ただし、該微細繊維の少
    なくとも70重量%は74ミクロンの対角線開口径を有する
    200メツシュのスクリーンを通過するものであり、上記
    スラリー中における繊維の濃度は、全スラリー重量にた
    いして0.005%〜10%の間にあり、このようにして微細
    繊維のコーテイング層が上記布地の上及び中に形成さ
    れ、処理された布地の全重量にたいして上記コーテイン
    グの重量は0.5%〜15%の間であり、 (c)上記コーテイングされた布地から水の一部分を除
    去する工程、及び、 (d)上記コーテイングされた布地を乾燥する工程より
    なり、上記工程中において上記布地を発水剤で処理する
    方法。 2.上記工程(a)において、横伸長される前に上記布
    地に発水剤を加え、その発水剤の量は未処理布地の重量
    にたいして0.05%〜25%の間であり、 上記工程(b)において、上記工程(a)において上記
    布地に添加したのと実質的に同じ重量%に相当する量の
    発水剤が上記繊維コーテイング上に付与されるように、
    上記スラリーに発水剤を添加し、 上記工程(c)において、微細繊維が上記布地の欠陥部
    分だけでなく細孔をも満たし、それによつて上記布地の
    静水圧を改善するように、上記布地を通して真空吸引す
    ることによつて水を除去する特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 3.上記工程(a)において、横伸長される前に上記布
    地に発水剤を含まない水溶液を加え、 上記工程(b)において、上記スラリーに発水剤を添加
    せず、 上記工程(d)の後に、最終的に布地と繊維コーテイン
    グとの合計重量の0.05〜25重量%の発水剤が上記繊維で
    コーテイングされた布地上に付与されるように、発水剤
    の水性懸濁液を乾燥された布地に付与する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4.上記工程(a)において、横伸長される前に上記布
    地に発水剤を含まない水溶液を加え、 上記工程(b)において、上記スラリーに発水剤を添加
    し、 上記工程(d)の後に、更に発水剤を添加し、布地と繊
    維コーテイングとの合計重量の0.05〜25重量%の発水剤
    が上記繊維でコーテイングされた布地上に付与されるよ
    うに発水剤の全量を調節し、再度発水剤処理した繊維で
    コーテイングされた布地を乾燥する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 5.上記工程(a)において、横伸長される前に上記布
    地に発水剤を含まない水溶液を加え、 上記工程(b)において、最終的に布地と繊維コーテイ
    ングとの合計重量にたいして発水剤の量が0.05〜25重量
    %で付与されるように、上記スラリーに発水剤を添加す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 6.上記布地が粗に交絡した高分子繊維の不連続な列
    と、それと交互に配列している、交絡したセルローズ繊
    維の不連続な列とよりなり、この列は機械方向に向いて
    延びており、上記布地はその片面は主として交絡したセ
    ルローズ繊維よりなり、他の面は主として交絡した高分
    子繊維よりなる特許請求の範囲第1項記載の方法。 7.工程(a)において上記布地を20%〜35%だけ横伸
    長し、工程(b)において堆積される微細繊維の少なく
    とも70%はミクロフイブリル繊維であり、繊維のスラリ
    ー中の濃度は全スラリー量にたいして0.06〜0.15重量%
    であり、布地上に形成されるコーテイング繊維は2〜6
    重量%である特許請求の範囲第6項記載の方法。 8.発水剤の量が未処理布地の重量にたいして2〜5重
    量%である特許請求の範囲第7項記載の方法。 9.上記スラリーが工程(b)において布地上にスプレ
    ー、堰、ヘッドボックス、計算フローアプリケーター、
    あるいは静電粉体アプリケーターによって堆積される特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 10.上記発水剤がふつ素化合物であり、上記布地を構
    成するセルローズ繊維が木材パルプ繊維であり、高分子
    繊維がポリエステル繊維よりなる特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 11.上記布地を構成するポリエステル繊維が布地の40
    重量%であり、布地を構成する該木材パルプの布地の60
    重量%である特許請求の範囲第10項記載の方法。 12.工程(b)におけるスラリーの非水部分が、
    (i)長さが70〜100ミクロン、直径が25〜35ミクロン
    の精製バルブよりなる充填剤、(ii)長さが50〜70ミク
    ロン、平均直径が1〜5ミクロンのミクロフリブリル化
    した繊維よりなるネツトワーク剤、(iii)接着剤、及
    び(iv)発水剤よりなり、充填剤のネツトワーク材に対
    する比が90:10〜10:90である特許請求の範囲第7項記載
    の方法。 13.充填剤、ネツトワーク材、接着剤の重量比が3:1:
    1であり、接着剤がポリアミドである特許請求の範囲第1
    3項記載の方法。 14.スラリーが酢酸セルローズ繊維と広葉樹パルプと
    の混合物を用いたものである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
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