JP2770854B2 - 直流再生回路 - Google Patents
直流再生回路Info
- Publication number
- JP2770854B2 JP2770854B2 JP8090956A JP9095696A JP2770854B2 JP 2770854 B2 JP2770854 B2 JP 2770854B2 JP 8090956 A JP8090956 A JP 8090956A JP 9095696 A JP9095696 A JP 9095696A JP 2770854 B2 JP2770854 B2 JP 2770854B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- signal
- line
- circuit
- muse signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
変換する際に、所定の直流レベルに保つように構成した
直流再生回路に関し、特に、MUSE方式のハイビジョ
ン信号受信装置におけるMUSE信号の直流再生回路に
関する。
帯域圧縮したMUSE信号は、ハイビジョンと同じ11
25本の走査線をもち、1ラインが16.2MHzのサ
ンブリングクロックによる480の標本点からなり、こ
の標本点のうち水平同期信号に11点を割り当ててい
る。同期信号には、16.2MHzのクロックで4クロ
ック間隔で反転するような信号を含むフレームパルス
と、図2に示すように、ライン毎に立ち上がりと立ち下
がりが反転するような水平同期信号がある。水平同期信
号は正極同期信号であり、その中点は水平基準位相点と
呼ばれる。
ールド毎の特定ライン、即ち、第563ラインと第11
25ラインには、MUSE信号のクランブレベルの規定
値(8ビットにA/D変換したときに、128/256
の量子化レベルを与える値)を示すクランプレベル信号
が重畳されている。よって、受信側では、このクランプ
レベルに基づいてクランプ電位を演算し、水平同期信号
部分を所定時間、所定のクランプ電位にキーイングする
ことにより、直流再生を行うことが多い。
2.4MHzのクロックレートで位相を設定することが
可能であり、クランプパルスのセンターが、水平基準位
相点をキーイングする位置に最も近づくように設定して
いる。
を示すブロック図である。図3を参照して、従来の直流
再生回路において、入力端子Siには、帯域制限された
MUSE信号が入力される。符号56は、クランプパル
ス信号に基づいて水平同期を所定時間、所定電位に固定
するクランプ回路である。クランプ回路56は、コンデ
ンサ52と、抵抗53と、スイッチ54と、電圧源55
とを備えている。バッファ回路51を通ったMUSE信
号は、クランプパルス信号Cpの指示にしたがって水平
同期信号中の一定期間スイッチ54が閉じ、クランプ電
位を設定する電圧源55にクランプ電位Vcとして充電
される。
り、A/D変換器58でディジタル信号に変換される。
ディジタル信号に変換されたMUSE信号は、タイミン
グ発生回路60、クランプレベル検出回路61に入力さ
れる。
ルス信号やデコード処理に必要となる各種タイミング信
号を発生する。
E信号の第563ラインおよび第1125ラインに重畳
されているクランプレベル期間の信号レベルから、入力
信号のクランプレベルを演算し、減算器62でMUSE
信号のクランプレベルの規定値との差分をとる。この差
分値に応じてクランプ電位Vcを制御し、直流再生回路
が実現される。そして、ディジタル信号に変換されたM
USE信号は、通常のデコード処理が行われる。
下がり波形をもつMUSE信号の同期信号をキードクラ
ンプ方式により直流再生する場合に、クランプパルスの
センターの位置が水平同期信号の水平基準位相点からず
れていたときには、クランプ回路に与えるクランプ電位
は、立ち上がり波形をもつ場合と立ち下がり波形をもつ
場合とで、違う値になる。
準位相点をキーイングするように設定した場合にも、ス
イッチング時のグリッジノイズなどの影響により、立ち
上がり波形をもつ信号をクランプした場合と立ち下がり
波形をもつ信号をクランプした場合とで、クランプ電位
が違う値になることがある。
2」(合志清一、苗村昌秀、山口孝一)によると、MU
SE信号のクランプレベルを含む奇数ラインは、正規の
レベルからずれていても無彩色のレベルに対して同様に
ずれることになり影響は少ないが、偶数ラインに対して
は、クランプレベルの誤差が無彩色レベルとの誤差にな
り、誤差による影響が大きく現れることになることが示
されている。また、MUSE信号は、その奇数ラインに
R−Y信号が割り当てられており、偶数ラインにB−Y
信号が割り当てられているため、B−Y信号に大きく影
響を与えることになる。
Y信号、B−Y信号は、マトリクス変換される。この際
のマトリクス係数は、以下の数式1の通りである。
響を与え、特に、暗部ではその影響を強く受ける。
相のずれやクランプ回路の特性により起こる、色彩が正
確に再生されないという画質の劣化を防止できる直流再
生回路を提供することである。
E信号を直流再生する直流再生回路において、クランプ
後、ディジタル変換したMUSE信号の奇数ラインと偶
数ラインとの間のクランプレベルの差分値を検出し、こ
の差分値に基づいて両ライン間のクランプ電位の差をな
くす手段を有することを特徴とする直流再生回路が得ら
れる。
再生する直流再生回路において、前記MUSE信号の水
平同期信号を所定時間、所定電位に固定するクランプ手
段と、クランプされたMUSE信号をアナログ/ディジ
タル変換するA/D変換手段と、ディジタル変換された
MUSE信号の奇数ラインおよび偶数ラインのクランプ
レベルをそれぞれ検出する2つのクランプレベル検出手
段と、奇数ラインおよび偶数ラインの前記クランプレベ
ルの差分値を検出する減算器と、前記差分値を偶数ライ
ンのMUSE信号に加算する加算器とを有することを特
徴とする直流再生回路が得られる。
段からのMUSE信号の奇数ラインと前記加算器からの
MUSE信号の偶数ラインとを交互に切り替える切換手
段を有することを特徴とする前記直流再生回路が得られ
る。
実施の一形態による直流再生回路を説明する。
を示すブロック図である。図1を参照して、本直流再生
回路は、MUSE信号を直流再生する直流再生回路にお
いて、クランプ後、ディジタル変換したMUSE信号の
奇数ラインおよび偶数ラインそれぞれのクランプレベル
を検出して両ライン間のクランプ電位の差をなくす手段
を有している。即ち、本回路は、MUSE信号の水平同
期信号を所定時間、所定電位に固定するクランプ回路6
と、クランプ回路6によりクランプされたMUSE信号
をアナログ/ディジタル変換するA/D変換器8と、A
/D変換器8によりディジタル変換されたMUSE信号
の奇数ラインおよび偶数ラインのクランプレベルをそれ
ぞれ検出するクランプレベル検出回路11および偶数ラ
インクランプレベル検出回路9と、奇数ラインおよび偶
数ラインのクランプレベルの差分値を検出する減算器1
3と、減算器13により得られたクランプレベルの差分
値を偶数ラインのMUSE信号に加算する加算器15と
を有している。
て、本回路をさらに詳しく説明する。
E信号が入力される。Siに入力された信号は、バッフ
ァ1を通りクランプ回路6に入力される。クランプ回路
6は、クランプパルス信号に基づいて水平同期を所定時
間、所定電位に固定する回路であり、コンデンサ2と、
抵抗3と、スイッチ4と、電圧源5とを備えている。ク
ランプ回路6では、クランプパルス信号Cpの指示にし
たがって水平同期信号中の一定期間スイッチ4が閉じ、
クランプ電位を設定する電圧源5にクランプ電位Vcと
して充電される。
は、アンプ7を通り、A/D変換回路8によりアナログ
信号からディジタル信号に変換される。ディジタル信号
に変換されたMUSE信号は、偶数ラインクランプレベ
ル検出回路9、タイミング発生回路10、クランプレベ
ル検出回路11、およびスイッチ14に入力される。
の第563ラインと第1125ラインに重畳されている
クランプレベル期間の情報をクランプレベル検出回路1
1へ送信し、また、MUSE信号の偶数ラインであるこ
との情報と水平基準位相点であることの情報を偶数ライ
ンクランプレベル検出回路9へ送信し、さらに、偶数ラ
インと奇数ラインを切り替えるためにスイッチ14およ
びスイッチ16へその情報を送信する。また、キードク
ランプを行うためのクランプパルス信号Cpを発生し、
クランプ回路6におけるスイッチ4へ出力する。
偶数ラインのクランプレベルを検出する。例えば、図2
におけるサンプルNo.4、6、8のレベルをそれぞれ
a、b、cとすると、以下に示す数式2により、偶数ラ
インのクランプレベル得ることができる。
プレベル検出の要素として選んだ理由は、他のサンプリ
ングポイントが、映像信号の影響やクランプ時のグリッ
ジノイズの影響を受けやすいためである。
信号の第525ラインと第1125ラインに重畳されて
いるクランプレベル信号から、クランプレベルを演算す
る。このとき、このクランプレベルは奇数ラインである
ため、奇数ラインのクランプレべルを演算することにな
る。クランプレベル検出回路11で演算したクランプレ
ベルは、減算器12および減算器13に送出される。
(8ビットにA/D変換したときに128/256)か
ら、演算したクランプレベルを減算し、その差分値がゼ
ロになるようにクランプ電位Vcを制御する。
回路11で演算された奇数ラインのクランプレベルから
偶数ラインクランプレベル検出回路9で演算された偶数
ラインのクランプレベルを減算し、奇数ラインと偶数ラ
インとの間に生じるクランプ電位の差を演算する。
ラインを選択しているときには、図中上側に閉じ、奇数
ラインを選択しているときには、図中下側に閉じるよう
にしている。ここで、偶数ラインのMUSE信号に減算
器13で得られた奇数ラインと偶数ラインとの間のクラ
ンプ電位の差を加算器15で加算し、奇数ラインと偶数
ラインとのクランプ電位を等しくする。
ル変換したMUSE信号の奇数ラインおよび偶数ライン
それぞれのクランプレベルを検出して両ライン間のクラ
ンプ電位の差をなくす手段を有しており、正極同期信号
をもつMUSE信号の偶数ラインと奇数ラインとの間に
生じるクランプ電位の誤差を無くすことができるため、
クランプパルス信号の位相のずれやクランプ回路の特性
により起こる、主に、色再現性の不具合として現れる画
質の劣化を防止することができる。
成を示すブロック図である。
ある。
ク図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 MUSE信号を直流再生する直流再生回
路において、クランプ後、ディジタル変換したMUSE
信号の奇数ラインと偶数ラインとの間のクランプレベル
の差分値を検出し、この差分値に基づいて両ライン間の
クランプ電位の差をなくす手段を有することを特徴とす
る直流再生回路。 - 【請求項2】 MUSE信号を直流再生する直流再生回
路において、前記MUSE信号の水平同期信号を所定時
間、所定電位に固定するクランプ手段と、クランプされ
たMUSE信号をアナログ/ディジタル変換するA/D
変換手段と、ディジタル変換されたMUSE信号の奇数
ラインおよび偶数ラインのクランプレベルをそれぞれ検
出する2つのクランプレベル検出手段と、奇数ラインお
よび偶数ラインの前記クランプレベルの差分値を検出す
る減算器と、前記差分値を偶数ラインのMUSE信号に
加算する加算器とを有することを特徴とする直流再生回
路。 - 【請求項3】 前記A/D変換手段からのMUSE信号
の奇数ラインと前記加算器からのMUSE信号の偶数ラ
インとを交互に切り替える切換手段を有することを特徴
とする請求項2に記載の直流再生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090956A JP2770854B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 直流再生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090956A JP2770854B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 直流再生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284599A JPH09284599A (ja) | 1997-10-31 |
JP2770854B2 true JP2770854B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=14012948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090956A Expired - Fee Related JP2770854B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 直流再生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770854B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP8090956A patent/JP2770854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09284599A (ja) | 1997-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2770854B2 (ja) | 直流再生回路 | |
US5241370A (en) | Methods and apparatus for reducing the color noise of a television signal using a limiter with transfer function | |
JP2741940B2 (ja) | ディジタルコンバーゼンス補正装置 | |
JP2785339B2 (ja) | クランプ回路 | |
EP0421428B1 (en) | Sampled video signal generating device for improving deviation based on difference of circuit characteristics among channels | |
JP2599448B2 (ja) | Muse受像機のクランプレベル検出回路 | |
JP3338188B2 (ja) | スーパーインポーズ回路 | |
JPH07274038A (ja) | クランプ回路 | |
JPH0884273A (ja) | クランプ制御回路 | |
JP2531616B2 (ja) | 画像信号記録装置 | |
JP2975623B2 (ja) | カラーコンポーネント信号変換装置 | |
JPH04117095A (ja) | ブランキングレベル設定回路 | |
JPH07203485A (ja) | 映像信号用a/d変換装置 | |
JPS63117571A (ja) | テレビジョン信号の波形歪検出方式及び受信装置 | |
JP2692128B2 (ja) | 画像処理回路 | |
JPH01293076A (ja) | クランプ付a/d変換器 | |
JPS6118277A (ja) | ダビング装置及びダビング信号形成方法 | |
JPH03292065A (ja) | 直流レベル補正装置 | |
JPH06292146A (ja) | テレビジョン信号処理回路 | |
JPH08204991A (ja) | フレーム同期信号検出回路 | |
JPH01303987A (ja) | 遅延誤差補正装置 | |
JPS62190998A (ja) | 複合カラ−映像信号のデイジタル記録再生装置 | |
JPH04314285A (ja) | デジタルテレビジョン信号の誤り修整回路 | |
JPH05122652A (ja) | 映像信号記録再生装置 | |
JPS61203792A (ja) | 映像信号処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980318 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |